JPH1112737A - 電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法 - Google Patents

電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法

Info

Publication number
JPH1112737A
JPH1112737A JP9165902A JP16590297A JPH1112737A JP H1112737 A JPH1112737 A JP H1112737A JP 9165902 A JP9165902 A JP 9165902A JP 16590297 A JP16590297 A JP 16590297A JP H1112737 A JPH1112737 A JP H1112737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vapor
vapor deposition
raw material
electrochemical
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9165902A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Takeuchi
伸二 竹内
Junichi Fujita
淳一 藤田
Namiko Kaneda
波子 兼田
Mikiyuki Ono
幹幸 小野
Masataka Mochizuki
正孝 望月
Masakatsu Nagata
雅克 永田
Tsutomu Iwazawa
力 岩澤
Michio Takaoka
道雄 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Fujikura Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Kansai Electric Power Co Inc filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP9165902A priority Critical patent/JPH1112737A/ja
Publication of JPH1112737A publication Critical patent/JPH1112737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気極支持管の内周面に各部で均一な組成の
固体電解質を成膜する。 【解決手段】 この電気化学蒸着装置は、気化室37にお
いて高温雰囲気で蒸着原料粉末を気化させ、この原料蒸
気25を気化室37から反応室21の蒸着基体23の内部に原料
蒸気供給管38を通じて導入して電気化学蒸着を実行す
る。この原料蒸気供給管38を通じて原料蒸気25を蒸着基
体23の内部に導入する際、原料蒸気は原料蒸気供給管の
管壁全体に形成されている多数の放出孔71を通して蒸着
基体の内部に放出されることになって蒸着基体の内部の
上下各部でほぼ均一な蒸気濃度にして電気化学蒸着が可
能となり、結果的に蒸着基体の内周面全体に渡り、組成
一定の固体電解質膜68を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学蒸着装置
及びそれを用いた固体電解質成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体電解質型燃料電池の研究、開
発が鋭意に行われている。この固体電解質型燃料電池に
は平板方式と円筒方式とがあり、さらに円筒方式には縦
縞方式と横縞方式とがある。そして特に、円筒縦縞の固
体電解質型燃料電池は図4〜図6に示すような構造であ
る。単電池106は図4に示すように、内側から順に多
孔質ランタンマンガネート系酸化物(LaMnOx)の
空気極支持管101、イットリア安定化ジルコニア(Y
SZ)製の固体電解質102、ニッケル又はニッケル合
金とYSZとのサーメット製の燃料極103の積層構造
にして、外周面の一部にインタコネクタ104を燃料極
103から絶縁し、かつ内部の空気極支持管101に接
続する形で配置している。
【0003】そしてこの単電池106は、図5に示すよ
うにニッケルフェルト107によって直並列接続してバ
ンドル108を構成し、これを複数体つないでモジュー
ルとして発電設備に組み込んで使用する。発電の際には
図6に示すように、各単電池106の外側に燃料ガス1
09を流し、内側に空気110を流し込む方法をとる。
すなわち、各単電池106の開口側端部から導管111
によって空気を内部に供給すると、単電池106の閉塞
端部側で空気の流れが反転し、発電部112で外側を流
れる燃料ガス109と並行する流れとなり、後述する反
応によって発電に寄与する。なお、発電に消費されなか
った余剰燃料ガス109aは燃焼室113で余剰空気1
10aと混合して燃され、空気110の予熱に使われ
る。
【0004】固体電解質型燃料電池の発電作用について
説明すると、各単電池106の外側を流れる天然ガス、
メタン、石炭ガス化ガスなどの燃料ガス109は燃料極
103の多孔質の管壁を通じて固体電解質と接触し、高
温度条件下、通常、650℃〜1000℃の条件下で、
次式の改質反応を起こす。
【0005】
【化1】 この改質反応で発生する水素に対して、固体電解質10
2を介して対極する空気極支持管101と燃料極103
との部分で次の化2式の発電反応を起こし、遊離した電
子を集電することによって発電力を得る。
【0006】
【化2】 つまり、燃料極103においては化2(a)式に示すよ
うに、改質反応で生成された水素が、固体電解質102
から供給される酸化物イオンと反応して水蒸気と電子を
生成する。そして燃料極103で生成された電子がニッ
ケルフェルト107を経て陰極121から外部回路に回
り、陽極122とインタコネクタ104を経て空気極支
持管101に到達すると、この空気極支持管101にお
いて、化2(b)式に示すように空気110中の酸素と
反応して酸化物イオンを生成し、これが固体電解質10
2に放出され、燃料極103側に到達して化2(a)式
の反応に供されるのである。
【0007】このような発電機構の燃料電池において、
燃料電池電極基体を構成する空気極支持管101、固体
電解質102及び燃料極103の部分は次にようにして
形成している。まず空気極支持管101となるランタン
マンガネート系の多孔質の基体に対して電気化学蒸着
法、つまり、CVD(Chemical Vapor Deposition )−
EVD(Electrocheical Vapor Deposition )法を用い
て薄く、かつ緻密なYSZ膜を固体電解質102として
形成し、さらにこの外側にニッケル、ニッケル合金ある
いはニッケルジルコニアサーメットの粉末をスラリーコ
ートし、同じように電気化学蒸着法を施して多孔質の燃
料極103を成膜し、あるいは溶射法を用いて成膜する
のである。そして固体電解質102の成膜を行う電気化
学蒸着装置としては、図7に示す構造のものが使用され
ている。
【0008】この従来の電気化学蒸着装置は、塩化イッ
トリウムYCl3 、塩化ジルコニウムZrCl4 の原料
微粉末をパウダーフィーダ(MPF)31,32に貯溜
しておき、マスフローコントローラ(MFC)33,3
4によって所定の流量でアルゴンキャリアガス35を供
給することによってキャリアガス35に原料微粉末が混
入した原料蒸気を配管36を通じて気化室37に供給
し、この気化室37でヒータ22の加熱によって気化
し、原料蒸気25にして反応室21内に原料蒸気供給管
38を通じて供給する構造である。
【0009】そして反応室21内を真空に近い状態、約
1Torrにして、かつヒータ22によって約1000
〜1200℃の温度条件下で、空気極支持管となる多孔
質のLSM基体23の外側には酸素O2 、水蒸気H2
の混合酸化ガス24を導入し、内側にはYSZ膜の原料
となるイットリウム、ジルコニウムの塩化物YCl3
ZrCl4 の蒸気25をキャリアガスであるアルゴン
(Ar)ガスに混入して原料蒸気供給管38の下端放出
孔から供給する。
【0010】これによって図8(a)に示すように、最
初は基体23の多数の孔27を通ってくる酸化ガス24
と原料蒸気25とが化3式に示す反応をして図8(b)
に示すようにYSZ膜28を基体23の表面に生成し、
徐々に基体23の多数の孔27を閉塞していく。これが
CVD段階である。
【0011】
【化3】 このCVD段階が終了すると、原料蒸気25と酸化ガス
24とは直接に反応することはなくなり、酸化ガス24
からの酸素がYSZ面上で還元されてYSZ膜28中を
酸化物イオンO2-として拡散し、化4式に示す反応を原
料塩化物蒸気と行うEVD段階へ進み、同図(c)に示
すようにYSZ膜28が成長する。
【0012】
【化4】 こうして電気化学蒸着法によって固体電解質膜102と
してYSZ膜28を成膜した後は、さらに上述した燃料
極103をスラリーコーティングした後に電気化学蒸着
法によって形成し燃料電池を作製することになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造の電気化学蒸着装置では、図9に示すように原料蒸
気供給管38が延長されて長くなり、原料蒸気25は原
料蒸気供給管38の内部を通過して下端放出孔のみから
放出され、原料蒸気25は蒸発した順に成膜に使用され
るために空気極支持管の下部内周面に気化しやすい原料
が成膜されやすく、結果的に空気極支持管の内周面の上
下で組成がずれ、内周面全体で一定組成の固体電解質膜
を成膜することが困難である問題点があった。
【0014】本発明はこのような技術的な課題を解決す
るために発明されたもので、基体の内周面全体に組成一
定の固体電解質膜を成膜することができる電気化学蒸着
装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電気化
学蒸着装置は、蒸着原料粉末を高温雰囲気で気化させる
気化室と、円管状の蒸着基体を内部に収容し、かつ前記
気化室で気化された蒸着原料蒸気を原料蒸気供給管を通
じて前記蒸着基体の内部に導入し、かつ前記蒸着基体の
外部に酸化ガスを導入して、前記蒸着基体の内周面に電
気化学蒸着膜を形成する反応室とを備え、前記原料蒸気
供給管の管壁に前記蒸着原料蒸気を一定放出量、一定放
出濃度で放出するように分布態様と孔径とが調整された
多数の放出孔を形成したものである。
【0016】請求項1の発明の電気化学蒸着装置では、
気化室において高温雰囲気で蒸着原料粉末を気化させ、
この原料蒸気を気化室から反応室の蒸着基体の内部に原
料蒸気供給管を通じて導入して電気化学蒸着を実行す
る。この原料蒸気供給管を通じて原料蒸気を蒸着基体の
内部に導入する際、原料蒸気は原料蒸気供給管の全長に
多数形成されている放出孔を通して蒸着基体の内部に放
出されることになって蒸着基体の内部の上下各部で均一
な蒸気濃度にして電気化学蒸着が可能となり、結果的に
蒸着基体の内周面全体に渡り、組成一定の固体電解質膜
を形成することができる。
【0017】請求項2の発明の電気化学蒸着装置は、蒸
着原料粉末を希釈剤と混合した混合液を貯溜する混合液
貯溜部と、前記混合液貯溜部から導出する前記混合液か
ら前記希釈剤を高温雰囲気で蒸発分解させると共に、前
記蒸着原料粉末を気化させる気化室と、円管状の蒸着基
体を内部に収容し、かつ前記気化室で気化された蒸着原
料蒸気を原料蒸気供給管を通じて前記蒸着基体の内部に
導入し、かつ前記蒸着基体の外部に酸化ガスを導入し
て、前記蒸着基体の内周面に電気化学蒸着膜を形成する
反応室とを備え、前記原料蒸気供給管の管壁に前記蒸着
原料蒸気を一定放出量、一定放出濃度で放出するように
分布態様と孔径とが調整された多数の放出孔を形成した
ものである。
【0018】請求項2の発明の電気化学蒸着装置では、
混合液貯溜部に蒸着原料粉末を希釈剤と混合した混合液
を貯溜しておき、蒸着に際しては、気化室においてまず
混合液貯溜部から導出する混合液から希釈剤を高温雰囲
気で蒸発分解させると共に、蒸着原料粉末を気化させ、
不活性ガスと混合し、この原料蒸気を気化室から反応室
に原料蒸気供給管を通じて導入し、蒸着基体の内周面に
電気化学蒸着を実行する。
【0019】このため、電気化学蒸着を実施する前の準
備段階では蒸着原料粉末を希釈剤と混合した混合液状態
で取り扱うことができ、吸湿しないように注意する必要
が無くなって取り扱いが容易となり、技術者の負担が軽
減し、また供給原料の定量が正確に行える。そしてこれ
と共に、請求項1の発明と同様に蒸着基体の内部の上下
各部でほぼ均一な蒸気濃度にして電気化学蒸着が可能と
なり、結果的に蒸着基体の内周面全体に渡り、組成一定
の固体電解質膜を形成することができる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1または2の電
気化学蒸着装置において、前記原料蒸気供給管に焼結多
孔質管を用いたものであり、これにより、蒸着基体の内
部の上下各部で均一な蒸気濃度にして蒸着原料蒸気を放
出することができ、結果的に蒸着基体の内周面全体に渡
り、組成一定の固体電解質膜を形成することができる。
【0021】請求項4の発明の固体電解質成膜方法は、
請求項1または3の電気化学蒸着装置を用いて、塩化イ
ットリウム粉末、塩化ジルコニウム粉末それぞれを所定
の割合、所定の流量で前記気化室に導入して高温雰囲気
で気化させて蒸着原料蒸気を生成し、この蒸着原料蒸気
を前記反応室の前記原料蒸気供給管に導入して前記蒸着
基体の内周面に電気化学蒸着膜を形成するものである。
【0022】請求項4の発明の固体電解質成膜方法で
は、請求項1または3の電気化学蒸着装置を用いて蒸着
基体の内周面に固体電解質膜を成膜するので、蒸着基体
の内周面全体に渡り、組成一定の固体電解質膜を形成す
ることができる。
【0023】請求項5の発明の固体電解質成膜方法は、
請求項2または3の電気化学蒸着装置を用いて、塩化イ
ットリウム粉末、塩化ジルコニウム粉末それぞれを希釈
剤と混合した混合液を前記混合液貯溜部に用意し、前記
塩化イットリウム混合液、塩化ジルコニウム混合液それ
ぞれを所定の割合、所定の流量で前記気化室に導入して
前記希釈剤を高温雰囲気で蒸発分解させると共に、前記
蒸着原料粉末を気化させて蒸着原料蒸気を生成し、この
蒸着原料蒸気を前記反応室の前記原料蒸気供給管に導入
して前記蒸着基体の内周面に電気化学蒸着膜を形成する
ものである。
【0024】請求項5の発明の固体電解質成膜方法で
は、請求項2または3の電気化学蒸着装置を用いるの
で、基体に蒸着させる固体電解質原料が混合液の状態に
して取り扱いやすく、それだけ固体電解質の成膜作業が
容易であり、また蒸着基体の内周面全体に渡り、組成一
定の固体電解質膜を形成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
電気化学蒸着装置を示しており、図7に示した従来例の
装置の構造とほぼ共通するが、原料蒸気供給管38が図
2に示す構造である点に特徴を有する。すなわち、原料
蒸気供給管38の管壁の上下各部に、そこから放出され
る原料蒸気25の放出量、放出濃度が一定になるように
分布態様、孔径が調整された多数の放出孔71が形成さ
れている。そして図1に示すように、反応室21の上部
の配管36との接続部に形成されている気化室37にこ
の原料供給管38を接続してある。
【0026】この図1に示した電気化学蒸着装置による
固体電解質成膜は次の手順による。塩化イットリウムY
Cl3 、塩化ジルコニウムZrCl4 の原料微粉末をパ
ウダーフィーダ(MPF)31,32に貯溜しておき、
マスフローコントローラ(MFC)33,34によって
所定の流量でアルゴンキャリアガス35を供給すること
によってキャリアガス35に原料微粉末が混入した原料
蒸気を配管36を通じて気化室37に供給し、この気化
室37でヒータ22の加熱によって気化し、原料蒸気2
5にして反応室21内に原料蒸気供給管38を通じて供
給する。
【0027】反応室21内は真空に近い状態、約1To
rrにして、かつヒータ22によって約1000〜12
00℃の温度条件下で、空気極支持管となる多孔質のL
SM基体23の外側には酸素O2 、水蒸気H2 Oの混合
酸化ガス24を導入し、内側にはYSZ膜の原料となる
イットリウム、ジルコニウムの塩化物YCl3 ,ZrC
4 の蒸気25をキャリアガスであるアルゴン(Ar)
ガスに混入して原料蒸気供給管38の下端放出孔から供
給する。
【0028】これによって、図8に示したCVD−EV
D作用により、気体23の内側面に固体電解質膜として
YSZ膜28が成膜される。そしてこの実施の形態の場
合、基体23の中心部に挿入した原料蒸気供給管38に
下端放出孔だけでなく、管壁の全体に多数の放出孔71
を形成しているので、気化室37から供給される原料蒸
気25を各放出孔71を通して基体23の内部の上下各
部にほぼ均一な濃度で供給することができ、結果的に基
体23の内周面の各部に一定組成の固体電解質膜28を
形成することができる。
【0029】なお、上記の実施の形態において原料蒸気
供給管38に形成する放出孔71の分布形態、孔径の調
整は装置の仕様によって大きく異なるものであり、原料
蒸気供給管38の上下各所にほぼ一定の放出量、一定の
濃度で原料蒸気25が放出できるように実験的に決定す
るものである。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態の電気化
学蒸着装置について、図3に基づいて説明する。この第
2の実施の形態の電気化学蒸着装置は原料液貯溜部5
1,52を備え、原料微粉末である塩化イットリウムY
Cl3 と塩化ジルコニウムZrCl4 それぞれを希釈剤
としてのエタノールによって希釈して混合液にしてここ
に一時的に貯溜する。この原料液貯溜部51,52に貯
溜される原料液はマスフローコントローラ(MFC)5
3,54それぞれによって一定時間に一定量を排出する
ように制御する。
【0031】反応室55の上流側に気化室56が設置し
てある。この気化室56は、反応室55の部分よりも高
い温度に加熱する気化用ヒータ57を備えていて、気化
室56にマスフローコントローラ53,54によって単
位時間当たり一定量ずつ送込まれてくる原料液を不活性
ガスであるアルゴンガス中で1000〜1200℃の温
度に加熱して希釈剤であるエタノールを蒸発分解させ、
さらに原料微粉末を気化させる。
【0032】反応室55の外側にはヒータ61が設置さ
れ、反応室55の内部には、固体電解質を内周面に成膜
するために空気極支持管をなす基体63が取り付けら
れ、さらに基体63内に原料蒸気供給管67が挿入され
ていて、気化室56から原料蒸気65がこの原料蒸気供
給管67を通じて基体63内に供給され、また反応室5
5内の基体63の外側に水蒸気及び酸素の混合酸化ガス
66が供給されるようになっている。
【0033】原料蒸気供給管67は図2に示した第1の
実施の形態と同様の構造であり、下端が開口していると
共に、管壁の全体に多数の放出孔71が形成されてい
る。
【0034】この第2の実施の形態の電気化学蒸着装置
による固体電解質膜成膜方法は、次の手順による。塩化
イットリウムYCl3 と塩化ジルコニウムZrCl4
の微粉末それぞれを適当な量のエタノールと混合して原
料混合液を作成してこれらを原料液貯溜部51,52そ
れぞれに貯溜させる。塩化イットリウムと塩化ジルコニ
ウムとの重量比は1:5程度である。
【0035】気化室56は気化用ヒータ57によって原
料微粉末が完全に気化する温度である1000〜120
0℃の温度に加熱しておく。反応室55は真空に近い圧
力、1Torr程度まで低下させ、さらにヒータ61に
よって1000〜1200℃の温度まで加熱する。そし
て水蒸気と酸素の混合酸化ガス66を0.4〜0.7m
m/minの流量で反応室55内の基体63の外側に供
給する。
【0036】こうした予備工程の後、原料液貯溜部5
1,52に貯溜されている原料液に対して、マスフロー
コントローラ53,54によってアルゴンガスを所定の
流量で供給して気化室56にこれらの原料液を所定流
量、たとえば、両方の原料液の供給量がその中に含まれ
ている原料粉末の重量に換算して両方の合計で50g/
hr程度となる流量で供給し、ここで希釈剤であるエタ
ノールを蒸発分解させると共に、残った塩化イットリウ
ム、塩化ジルコニウム微粉末それぞれを完全に気化させ
る。そして、キャリアガスであるアルゴンガスと共に原
料蒸気65を気化室56から反応室55の基体63内へ
原料蒸気供給管67を通じて供給する。原料蒸気供給管
67に供給される原料蒸気65は、上下各位置の蒸気放
出孔71,71,…と下端放出孔から基体63内におい
て放出される。
【0037】この手順を所定時間、たとえば5時間継続
することにより、従来例で説明したように、基体63の
内周面にCVD−EVD作用によってYSZの緻密な固
体電解質膜68が成膜される。そしてこの実施の形態に
よれば、基体63の中心部に挿入した原料蒸気供給管6
7の管壁の全体に多数の放出孔71を形成しているの
で、気化室56から供給される原料蒸気65を各放出孔
71を通して基体63の内部の上下各部にほぼ均一な濃
度で供給することができ、結果的に基体63の内周面の
各部に一定組成の固体電解質膜68を形成することがで
きる。
【0038】なお、上記のいずれの実施の形態において
も、原料蒸気供給管38,67として、内部に供給され
る蒸着原料蒸気を全面からほぼ均一な放出量、放出濃度
で放出することができる多孔質焼結管を用いることがで
きる。
【0039】
【実施例】
<実施例1>図1に示した電気化学蒸着装置を用いて固
体電解質膜の成膜を行った。そのために、外径12mm
φ、内径9mmφ、長さ100cm、アルミナ製の原料
蒸気供給管38の管壁に多数の放出孔71(平均孔径5
mmφ程度)をほぼ均一に分布するように形成し、この
原料蒸気供給管38を気化室37の下部に接続した。そ
して空気極支持管をなす基体23のLSM管(外径21
mmφ、内径17mmφ、長さ50cm)を反応室21
内に取り付け、その中心部に上記原料蒸気供給管38を
挿入し、気化室37と反応室21を1Torr程度まで
真空にし、ヒータ22によって両室を共に1200℃に
設定し、さらに反応室21の基体23の外側に水蒸気/
酸素の酸化ガス24を0.5ml/minの流量で供給
しておいた。
【0040】そしてマスフローコントローラ(MFC)
33,34によって塩化イットリウム、塩化ジルコニウ
ムそれぞれの微粉末を1:5の重量割合で、かつ原料粉
末重量に換算して両方で50g/hr程度となる流量で
気化室81に供給し、気化室81でヒータ82によって
1200℃程度に加熱して気化させ、原料蒸気25にし
て原料蒸気供給管67を通じて反応室21の基体23内
に供給し、5時間の電気化学蒸着により、50μmのY
SZ固体電解質膜28を成膜した。
【0041】このYSZ固体電解質膜の組織状態はCV
D−EVD法特有の緻密なものであり、しかも基体内周
面の上下各部でほぼ均一な組成であった。
【0042】<実施例2>図3に示した電気化学蒸着装
置を用いてYSZ固体電解質膜の成膜を行った。そのた
めに、実施例1と同じ仕様の原料蒸気供給管67を用
い、気化室56の下部に接続した。そして空気極支持管
をなす基体63のLSM管(外径21mmφ、内径17
mmφ、長さ50cm)を反応室55内に取り付け、そ
の中心部に上記原料蒸気供給管67を挿入し、気化室5
6と反応室55を1Torr程度まで真空にし、ヒータ
57,61によって両室を共に1200℃に設定し、さ
らに反応室55の基体63の外側に水蒸気/酸素の酸化
ガス66を0.5ml/minの流量で供給しておい
た。
【0043】そして塩化イットリウム、塩化ジルコニウ
ムそれぞれの微粉末をエタノールと重量比で1:1に混
合した原料液を1:5の割合で、かつ原料粉末重量に換
算して両方で50g/hr程度となる流量で気化室56
に供給した。気化室56には別に、0.8ml/min
程度でキャリアガスアルゴンArを供給しておいた。
【0044】これによって気化室56で1200℃の高
温に加熱された原料液からエタノールが蒸発分解し、さ
らに原料微粉末が完全に気化して原料蒸気供給管67を
通じて反応室55の基体63内に供給され、約5時間の
電気化学蒸着により、約50μmのYSZ固体電解質膜
68を成膜することができた。
【0045】このYSZ固体電解質膜の組織状態はCV
D−EVD法特有の緻密なものであり、しかも基体内周
面の上下各部でほぼ均一な組成であった。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
気化室において高温雰囲気で蒸着原料粉末を気化させ、
この原料蒸気を気化室から反応室の蒸着基体の内部に原
料蒸気供給管を通じて導入する際、原料蒸気は原料蒸気
供給管の管壁全体に形成されている多数の放出孔を通し
て蒸着基体の内部に放出されることになって蒸着基体の
内部の上下各部でほぼ均一な蒸気濃度にして電気化学蒸
着が可能であり、結果的に蒸着基体の内周面全体に渡
り、組成一定の固体電解質膜を形成することができる。
【0047】請求項2の発明によれば、混合液貯溜部に
蒸着原料粉末を希釈剤と混合した混合液を貯溜してお
き、蒸着に際しては、気化室においてまず混合液貯溜部
から導出する混合液から希釈剤を高温雰囲気で蒸発分解
させると共に、蒸着原料粉末を気化させ、不活性ガスと
混合し、この原料蒸気を気化室から反応室に原料蒸気供
給管を通じて導入し、蒸着基体の内周面に電気化学蒸着
を実行するので、電気化学蒸着を実施する前の準備段階
では蒸着原料粉末を希釈剤と混合した混合液状態で取り
扱うことができ、吸湿しないように注意する必要が無く
なって取り扱いが容易となり、供給原料の定量が正確に
行え、また、請求項1の発明と同様に蒸着基体の内部の
上下各部でほぼ均一な蒸気濃度にして電気化学蒸着が可
能であり、結果的に蒸着基体の内周面全体に渡り、組成
一定の固体電解質膜を形成することができる。
【0048】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明において、原料蒸気供給管に焼結多孔質管を用
いたので、蒸着基体の内部の上下各部で均一な蒸気濃度
にして蒸着原料蒸気を放出することができ、結果的に蒸
着基体の内周面全体に渡り、組成一定の固体電解質膜を
形成することができる。
【0049】請求項4の発明によれば、請求項1または
3の電気化学蒸着装置を用いて蒸着基体の内周面に固体
電解質膜を成膜するので、蒸着基体の内周面全体に渡
り、組成一定の固体電解質膜を形成することができる。
【0050】請求項5の発明によれば、請求項2または
3の電気化学蒸着装置を用いるので、基体に蒸着させる
固体電解質原料が混合液の状態にして取り扱いやすく、
それだけ固体電解質の成膜作業が容易であり、また蒸着
基体の内周面全体に渡り、組成一定の固体電解質膜を形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気化学蒸着装置の1つの実施の形態
を示す概略系統図。
【図2】上記実施の形態で用いる原料蒸気供給管の斜視
図。
【図3】本発明の電気化学蒸着装置の他の実施の形態を
示す概略系統図。
【図4】一般的な円筒縦縞の固体電解質型燃料電池の単
電池構造を示す断面図。
【図5】上記の一般的な固体電解質型燃料電池バンドル
の構造を示す断面図。
【図6】上記の一般的な固体電解質型燃料電池の発電動
作を示す説明図。
【図7】従来の電気化学蒸着装置の概略系統図。
【図8】一般的な電気化学蒸着作用を示す説明図。
【図9】従来の電気化学蒸着装置に用いられている原料
蒸気供給管の斜視図。
【符号の説明】
21 反応室 22 ヒータ 23 基体 24 酸化ガス 25 原料蒸気 28 固体電解質 37 気化室 38 原料供給管 51,52 原料液貯溜部 53,54 マスフローコントローラ 55 反応室 56 気化室 57 ヒータ 61 ヒータ 63 基体 65 原料蒸気 66 酸化ガス 67 原料蒸気供給管 68 固体電解質膜 71 放出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼田 波子 東京都江東区木場1ー5ー1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 小野 幹幸 東京都江東区木場1ー5ー1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 望月 正孝 東京都江東区木場1ー5ー1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 永田 雅克 東京都江東区木場1ー5ー1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 岩澤 力 東京都江東区木場1ー5ー1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 高岡 道雄 東京都江東区木場1ー5ー1 株式会社フ ジクラ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着原料粉末を高温雰囲気で気化させる
    気化室と、 円管状の蒸着基体を内部に収容し、かつ前記気化室で気
    化された蒸着原料蒸気を原料蒸気供給管を通じて前記蒸
    着基体の内部に導入し、かつ前記蒸着基体の外部に酸化
    ガスを導入して、前記蒸着基体の内周面に電気化学蒸着
    膜を形成する反応室とを備え、 前記原料蒸気供給管の管壁に前記蒸着原料蒸気を一定放
    出量、一定放出濃度で放出するように分布態様と孔径と
    が調整された多数の放出孔を形成したことを特徴とする
    電気化学蒸着装置。
  2. 【請求項2】 蒸着原料粉末を希釈剤と混合した混合液
    を貯溜する混合液貯溜部と、 前記混合液貯溜部から導出する前記混合液から前記希釈
    剤を高温雰囲気で蒸発分解させると共に、前記蒸着原料
    粉末を気化させる気化室と、 円管状の蒸着基体を内部に収容し、かつ前記気化室で気
    化された蒸着原料蒸気を原料蒸気供給管を通じて前記蒸
    着基体の内部に導入し、かつ前記蒸着基体の外部に酸化
    ガスを導入して、前記蒸着基体の内周面に電気化学蒸着
    膜を形成する反応室とを備え、 前記原料蒸気供給管の管壁に前記蒸着原料蒸気を一定放
    出量、一定放出濃度で放出するように分布態様と孔径と
    が調整された多数の放出孔を形成したことを特徴とする
    電気化学蒸着装置。
  3. 【請求項3】 前記原料蒸気供給管に焼結多孔質管を用
    いたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気化学
    蒸着装置。
  4. 【請求項4】 塩化イットリウム粉末、塩化ジルコニウ
    ム粉末それぞれを所定の割合、所定の流量で前記気化室
    に導入して高温雰囲気で気化させて蒸着原料蒸気を生成
    し、 この蒸着原料蒸気を前記反応室の前記原料蒸気供給管に
    導入して前記蒸着基体の内周面に電気化学蒸着膜を形成
    することを特徴とする請求項1または3に記載の電気化
    学蒸着装置を用いた固体電解質成膜方法。
  5. 【請求項5】 塩化イットリウム粉末、塩化ジルコニウ
    ム粉末それぞれを希釈剤と混合した混合液を前記混合液
    貯溜部に用意し、 前記塩化イットリウム混合液、塩化ジルコニウム混合液
    それぞれを所定の割合、所定の流量で前記気化室に導入
    して前記希釈剤を高温雰囲気で蒸発分解させると共に、
    前記蒸着原料粉末を気化させて蒸着原料蒸気を生成し、 この蒸着原料蒸気を前記反応室の前記原料蒸気供給管に
    導入して前記蒸着基体の内周面に電気化学蒸着膜を形成
    することを特徴とする請求項2または3に記載の電気化
    学蒸着装置を用いた固体電解質成膜方法。
JP9165902A 1997-06-23 1997-06-23 電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法 Pending JPH1112737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9165902A JPH1112737A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9165902A JPH1112737A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1112737A true JPH1112737A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15821173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9165902A Pending JPH1112737A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1112737A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1114882A2 (en) * 1999-12-30 2001-07-11 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for depositing an electroless solution
WO2004085723A1 (ja) * 2003-03-07 2004-10-07 Yamanashi Tlo Co., Ltd. 延伸された芯鞘型フィラメント
CN116590689A (zh) * 2023-05-08 2023-08-15 韶山汇达新材料有限公司 一种细长金属管内孔中SiC-ZrC复合涂层的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1114882A2 (en) * 1999-12-30 2001-07-11 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for depositing an electroless solution
EP1114882A3 (en) * 1999-12-30 2002-07-24 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for depositing an electroless solution
WO2004085723A1 (ja) * 2003-03-07 2004-10-07 Yamanashi Tlo Co., Ltd. 延伸された芯鞘型フィラメント
CN116590689A (zh) * 2023-05-08 2023-08-15 韶山汇达新材料有限公司 一种细长金属管内孔中SiC-ZrC复合涂层的制备方法
CN116590689B (zh) * 2023-05-08 2023-12-01 韶山汇达新材料有限公司 一种细长金属管内孔中SiC-ZrC复合涂层的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7303834B2 (en) Catalytic coatings and fuel cell electrodes and membrane electrode assemblies made therefrom
US5085742A (en) Solid oxide electrochemical cell fabrication process
US5080689A (en) Method of bonding an interconnection layer on an electrode of an electrochemical cell
US5391440A (en) Method of forming a leak proof plasma sprayed interconnection layer on an electrode of an electrochemical cell
US6787264B2 (en) Method for manufacturing fuel cells, and articles made therewith
US8309272B2 (en) Solid oxide cell
US5989634A (en) Process of manufacturing solid oxygen ion conducting oxide layers
JPH1112737A (ja) 電気化学蒸着装置およびそれを用いた固体電解質成膜方法
JP3616243B2 (ja) 電気化学蒸着装置及びそれを用いた固体電解質の成膜方法
JP3423874B2 (ja) 固体電解質の成膜方法
JPH10312816A (ja) 電気化学蒸着装置及びそれを用いた固体電解質型燃料電池の固体電解質成膜方法
KR102467992B1 (ko) 전기화학반응장치의 운전 중 전해질 결함을 치유하는 방법 및 이에 따른 전기화학반응장치
EP0510584B1 (en) Method of producing interconnectors for solid oxide electrolyte fuel cells
JPH08293310A (ja) 固体電解質膜の製造方法
Sasaki et al. Reaction mechanism of electrochemical‐vapor deposition of yttria‐stabilized zirconia film
JPH11323557A (ja) 電気化学蒸着用原料気化装置、電気化学蒸着装置及びそれを用いた固体電解質成膜方法
JPH11162499A (ja) 固体電解質型燃料電池
JP3131077B2 (ja) 金属酸化物膜の製法
JP3152803B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セルの製造方法
EP1749321B1 (en) System and method for forming a membrane electrode assembly for fuel cells
JP3924199B2 (ja) 燃料電池の製造方法
JPH07316819A (ja) 金属酸化物膜の製法
JPH0718451A (ja) 多孔質基板上に酸化物膜を作成する方法および装置
JP3758818B2 (ja) 固体電解質の成膜方法、燃料極の成膜方法及び固体電解質と燃料極との成膜方法
JPH09263961A (ja) ランタンクロマイト緻密薄膜の形成方法