JPH11126415A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH11126415A
JPH11126415A JP29258697A JP29258697A JPH11126415A JP H11126415 A JPH11126415 A JP H11126415A JP 29258697 A JP29258697 A JP 29258697A JP 29258697 A JP29258697 A JP 29258697A JP H11126415 A JPH11126415 A JP H11126415A
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JP
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disk
disk motor
servo circuit
motor
rotation
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JP29258697A
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English (en)
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Takayuki Kobayashi
孝之 小林
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクコマンドの受信完了とともにディス
クモータを慣性回転又は準慣性回転状態に切り替え、無
駄な電流消費を避けて節電する。 【解決手段】 データの読み書きに関係なくディスクモ
ータ3を回転させ続けるのではなく、アクセス終了後に
はディスクモータ3の駆動を停止することで、ディスク
モータ3に対して無駄な駆動電流を給電するといったこ
とはなくなる。また、慣性回転を停止してスタンバイ状
態に至ったときは、ディスクモータ3を回転制御するサ
ーボ回路4に対する電源の供給を断つことで、停止した
ディスクモータ3には不要となったサーボ回路4を給電
対象から除外することができ、ディスクモータ3やサー
ボ回路4に対して真に必要とする場合にだけ給電するこ
とによって節電効果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクアクセス
コマンドの受信完了後にディスクモータを慣性回転又は
準慣性回転させ、無駄な電流消費を避けて節電するよう
にした光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、CD−ROM等の光ディスクを
再生する従来の光ディスク装置の一例を示すブロック構
成図である。同図に示す光ディスク装置1は、パーソナ
ルコンピュータに周辺機器として接続されるものであ
り、例えばラップトップ型或いはノート型パーソナルコ
ンピュータといった充電式バッテリを電源とする携帯型
パーソナルコンピュータへの組み込みを意図して設計さ
れたものである。一般に、ラップトップ型パーソナルコ
ンピュータは、一回の充電で使用できる時間に制約があ
るため、低電流消費型の回路設計が重視される。
【0003】光ディスク装置1は、光ディスク2を回転
駆動するディスクモータ3をサーボ回路4が要求速度に
応じた回転速度でもって回転制御するとともに、サーボ
回路4が、光ディスク2の信号記録面を走査する光ピッ
クアップ5をシーク制御或いは姿勢制御する。光ピック
アップ5が読み取ったデータは、データデコーダ6に供
給され、ここでデコード処理を受けた後、インタフェー
ス部7を介してコンピュータ本体内のプロセッサ(図示
せず)等に供給される。CPU8は、サーボ回路4やデ
ータデコーダ6を制御する光ディスク装置1専用のプロ
セッサであり、光ディスク装置1内の他の構成要素など
と同じく、充電式バッテリからなる電源9から動作電源
を給電されて動作する。CPU8へは、インタフェース
部7を介して本体側プロセッサからコマンド或いはデー
タ転送要求が伝えられる。コマンド或いはデータ転送要
求を受信したCPU8は、サーボ回路4に対してサーボ
指令を発するため、サーボ指令を受けてサーボ回路4が
ディスクモータ制御信号を供給してディスクモータ3を
起動する。
【0004】ラップトップ型やノート型といった携帯型
パーソナルコンピュータは、充電式バッテリによる長時
間動作を保証するため、低消費電流化が重要な設計ファ
クタであることは既に触れた通りである。このため、従
来の光ディスク装置1は、本体側プロセッサからコマン
ドを受信してディスクモータ3を起動して所要のアクセ
スを行った後、本体側プロセッサからの後続コマンドが
途切れたときは、アクセス完了後から例えば10秒間程
度が経過するまでは、次のコマンド受信に備えてディス
クモータ3を回転させ続けるものの、その後はディスク
モータ3の駆動を停止して電流消費を抑制していた。
【0005】具体的には、例えば図4に示したように、
ステップ(201)においてディスクアクセス動作を行
い、続くステップ(202)において、CPU8が内蔵
するタイマについて計時初期化を行うとともに、計時動
作を開示する。計時動作開始後は、ステップ(103)
において、本体側プロセッサからの次のアクセスの有無
を判断する。ここで、次のアクセスがなされた場合は、
ステップ(201)に戻るが、次のアクセスがなされな
かった場合は、続く判断ステップ(204)において、
内蔵タイマに設定された所定時間、例えば10秒が経過
したか否かが判断される。そこで、所定時間が経過しな
いうちは、ステップ(203)への戻りが選択される
が、所定時間が経過したことが判ると、ステップ(20
5)において、ディスクモータ3の駆動を中断する。従
って、ディスクアクセスがなされた後、10秒以内に次
のディスクアクセス要求がなされない場合は、ディスク
モータ3は通電を断たれて停止状態へと至る。ディスク
モータ3に対する駆動が中断した後は、判断ステップ
(206)において、次のアクセスの有無を判断し、ア
クセスがあった場合にだけ、続くステップ(207)に
おいてディスクモータ3の駆動を再開する。駆動再開後
にアクセス可能な状態に至ったことが判ると、判断ステ
ップ(208)からステップ(201)へと戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、従来の
光ディスク装置1は、本体側プロセッサからのコマンド
に対する即応性を高めるため、ディスクモータ3の頻繁
な起動/停止の繰り返しを避けることを意図して設計さ
れており、コマンド処理が終了した後、パーソナルコン
ピュータからのコマンドが10秒以上途切れたときは、
自動的にディスクモータ3の駆動を中断してスタンバイ
状態に移行させる構成とされていた。しかしながら、コ
マンドと次のコマンドの間或いはコマンド処理終了後の
一定時間については、ただ単に次のコマンドに備える目
的でディスク回転状態を維持しており、この場合のディ
スクモータ3の回転はデータの読み取りとは直接に関係
しないものであった。すなわち、データ読み取りが行わ
れないにも拘わらずディスクモータ3に駆動電流を給電
し続けるために、その間に給電される駆動電流は全て無
駄に消費されてしまうことになり、低消費電流化に逆行
するといった課題を抱えるものであった。
【0007】また、ごく一般的な使用環境を想定した場
合、光ディスク2からデータを読み取るデータ読み取り
期間と、光ディスク2が停止していてデータの読み取り
を行っていないスタンバイ期間とを比較したときに、前
者の期間は比較にならないほど短いのが普通である。換
言すれば、パーソナルコンピュータ等に組み込まれた光
ディスク装置の場合、その大半はスタンバイ期間である
といってもよい。しかしながら、従来の光ディスク装置
1は、光ディスク2が停止していてデータの読み取りを
行っていないスタンバイ状態にあっても、サーボ回路4
に対して電源を供給し続ける構成であり、ディスク停止
後には一旦役割を終えるサーボ回路4に対して供給され
る電源が、サーボ回路4の起動遅れを排除する働きを除
けば電力を無駄に消費する点で無意味に近いといっても
過言でないものであった。
【0008】一方また、光ディスク2を装置外に取り出
すイジェクト操作の応答性を速めるため、ディスクスタ
ンバイ状態に至る過程で光ディスク2の回転を強制的に
停止させるブレーキ機構をディスク回転駆動系に組み込
んだ光ディスク装置が知られている。しかしながら、こ
の種の光ディスク装置は、ブレーキ制御により光ディス
ク2が停止するまで光ピックアップやサーボ回路或いは
データデコーダ等に電源を供給しておき、光ディスク2
が完全に停止した後で電源供給を断つような構成であっ
た。一般に、CAV(等角速度)記録方式の光ディスク
の場合、光ピックアップの半径方向走査位置に応じて線
速度が異なるものの、PLLによる位相ロック制御の働
きで線速度に応じた信号の読み取りが可能であり、許容
下限を越える回転速度であれば線速度を可変させても信
号を読み出すことができるようになっている。従って、
ディスクアクセスコマンドを受信完了した後で仮にディ
スクモータを慣性回転状態に移行させた場合を想定した
ときに、慣性回転に伴う減速度がほぼ一定でかつ信号読
み取りが可能な速度以上である期間については、ディス
クアクセスが可能であるにも拘わらず、ディスクモータ
をデレーキ機構により強制的に停止させてしまう方法で
は、制動過程での減速度の割合が余りにも急激であるた
めに、光ディスクからの読み取り精度を保証することが
できず、従って制動期間中のディスクアクセスは実質的
に不可能であり、このため僅かな時間を置いて発された
後続のディスクアクセスコマンドに対する即応性に欠け
るといった課題を抱えるものであった。
【0009】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、ディスクアクセスコマンドの受信完了後にディスク
モータを慣性回転又は準慣性回転させ、無駄な電流消費
を避けて節電することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光ディスクを回転駆動するディスクモー
タと、該ディスクモータを回転制御するサーボ回路と、
ディスクアクセスコマンドの受信完了を受けて前記サー
ボ回路に作用し、前記ディスクモータの駆動を停止又は
抑制し、該ディスクモータを慣性回転もしくは準慣性回
転状態とする節電手段を具備することを特徴とするもの
である。
【0011】また、前記節電手段が、ディスクアクセス
コマンドの受信完了を受けて前記サーボ回路に作用し、
前記ディスクモータに供給する駆動電流を断ち、該ディ
スクモータを慣性回転させること、或いは前記節電手段
が、ディスクアクセスコマンドの受信完了を受けて前記
サーボ回路に作用し、前記ディスクモータを小電流駆動
又は間欠駆動に切り替え、減速度をほぼ一定に保ちなが
ら準慣性回転させること、さらには前記節電手段が、前
記ディスクモータを慣性回転もしくは準慣性回転状態と
している最中に、該ディスクモータの回転速度が所定の
回転速度を下回ったときに、少なくとも前記サーボ回路
に対する電源の供給は遮断することを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1,
2を参照して説明する。図1は、本発明の光ディスク装
置の一実施形態を示すブロック構成図、図2は、図1に
示したCPUの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【0013】図1に示す光ディスク装置11は、CPU
12の動作ソフトウェアに改良を施し、低消費電流化を
促進したものである。CPU12は、ディスクアクセス
コマンドを受信完了した後でサーボ回路4に作用してデ
ィスクモータ3の駆動を停止せしめ、かつまたディスク
モータ3の慣性回転が停止したスタンバイ状態におい
て、サーボ回路4に対する電源の供給を遮断する働きを
する。本実施形態では、外部からのディスクアクセスコ
マンドを受信してサーボ回路4を制御するCPU12
と、サーボ回路4と電源9の間に接続され、CPU12
により開閉制御されるスイッチ13とが節電手段を構成
している。
【0014】すなわち、本体側プロセッサからのコマン
ドを受信し、サーボ回路4を介してディスクモータ3を
起動したCPU12は、データ転送等のコマンド処理が
終了するのと同時にサーボ回路4に対しディスクモータ
停止信号を出力する。これにより、ディスクモータ3に
対する駆動電流の給電は直ちに停止し、ディスクモータ
3をただ慣性によって回転する状態へと移行する。慣性
回転中はディスクモータ3による電流消費はあり得ない
ため、電流消費が抑制される。なお、慣性回転は時間の
経過とともに回転速度が低下するため、できる限り長期
間に亙ってサーボ回路4による同期外れを招かぬよう、
サーボ回路4にはキャプチャレンジの広いDSPを採用
することが望ましい。
【0015】なお、光ディスク2が慣性回転している最
中に次のコマンド処理を行う場合は、速やかにディスク
モータ停止信号は解除され、CPU12が発するディス
クモータ制御信号によりディスクモータ3は正規の回転
に復帰する。また、光ディスク2の慣性回転は、ディス
クブレーキ(図示せず)により強制停止させることもで
き、慣性回転を停止したディスクモータ3はスタンバイ
状態へと移行する。このスタンバイ状態では、光ディス
ク2の再生は行われないため、ディスクモータ3を回転
制御するサーボ回路4は動作させる必要がない。そこ
で、スタンバイ状態を検出したCPU12は、スイッチ
3に対し閉成指令を発する。これにより、サーボ回路4
と電源9の間は遮断され、電流消費はさらに抑制され
る。
【0016】以下、上記の節電動作について、図2に示
したフローチャートを参照して説明する。まず、図2の
ステップ(101)においてディスクアクセス動作が行
われる。さらに、ディスクアクセス動作の完了を受け
て、続くステップ(102)において、ディスクモータ
3の駆動が中断する。すなわち、コマンド待機状態への
移行と同時にディスクモータ3への給電を停止し、節電
を図ることができる。次に、ステップ(103)におい
て、本体側プロセッサからの次のアクセスの有無が判断
される。ここで、次のアクセスがなされた場合は、ステ
ップ(104)においてアクセスが可能であるか否か、
すなわちディスクモータ3が光ピックアップ5によるデ
ータの読み取りを可能とする速度で慣性回転しているか
どうかが判断される。ここで、アクセス可能であること
が判ると、ステップ(105)においてディスクアクセ
スが開始され、ステップ(106)においてディスクモ
ータ3の駆動を再開した後、ステップ(101)へと戻
る。ただし、慣性回転速度によっては、ディスクモータ
の駆動を再開するステップ(106)を経ずに、直ちに
ディスクアクセスに着手することも可能である。或いは
また、データ量が多いか又はアクセスするアドレスが掛
け離れていて光ピックアップ5の移動に時間がかかる場
合だけ、ステップ(106)を実行し、データ量が少な
い場合は、線速度ほぼ一定の条件を守り、慣性回転中の
ディスクにそのままアクセスするようにしてもよい。
【0017】ただし、判断ステップ(104)において
アクセスできないこと、すなわちディスクモータ3が光
ピックアップ5によるデータの読み取りを可能とする速
度で慣性回転していないことが判った場合は、ステップ
(107)においてディスクモータ3の駆動を再開し、
続く判断ステップ(108)においてアクセス可能状態
に至ったことが判明した後、ステップ(109)におい
てディスクアクセスを開始する。ディスクアクセスを開
始した後は、ステップ(101)へと戻る。
【0018】一方また、前記判断ステップ(103)に
おいて、本体側プロセッサからの次のアクセスがなされ
ていないことが判った場合は、続く判断ステップ(11
0)においてアクセス可能であるか否かが判断され、ア
クセス可能である限り、ステップ(103)への戻りが
繰り返される。すなわち、ディスクモータ3がデータの
読み取りを可能にする回転速度で回転している間はアク
セスが可能であり、この回転速度以下になったときにア
クセス不能とされる。
【0019】また、判断ステップ(110)においてア
クセスできないことが判った場合、すなわちディスクモ
ータ3が慣性回転を停止していることが判った場合は、
続くステップ(111)においてスイッチ13を開成
し、サーボ回路4に対する電源9の供給を断つ。これに
より、ディスクモータ3が回転を停止した上に、さらに
サーボ回路4に対する給電も停止し、光ディスク装置1
1は、CPU12とデータデコーダ6とインタフェース
部7だけが作動する最小電力消費状態となる。さらに、
続く判断ステップ(112)では、次のアクセスの有無
を判断し、次のアクセスがあるまで同じ判断を繰り返し
実行する。そして、アクセスがなされた場合は、ステッ
プ(113)において、スイッチ13を閉成してサーボ
回路4に電源を供給するとともに、ディスクアクセスを
再開する。すなわち、サーボ回路4からディスクモータ
3に対して所定の駆動電流を通電せしめ、所定速度でデ
ィスクモータ3を回転駆動する。
【0020】このように、上記ディスク装置11によれ
ば、ディスクアクセスコマンドの受信完了後に、サーボ
回路4に作用してディスクモータ3の駆動を停止せしめ
る構成としたから、ディスクアクセスコマンドに備えて
アクセス終了後も10秒程度回転状態を維持させていた
従来装置1のように、データの読み書きに関係なくディ
スクモータ3を回転させ続けるのではなく、アクセス終
了後にはディスクモータ3の駆動を停止することで、デ
ィスクモータ3に対して無駄な駆動電流を給電するとい
ったことはなくなる。また、慣性回転を停止してスタン
バイ状態に至ったときは、ディスクモータ3を回転制御
するサーボ回路4に対する電源の供給を断つことで、停
止したディスクモータ3には不要となったサーボ回路4
を給電対象から除外することができ、ディスクモータ3
やサーボ回路4に対して真に必要とする場合にだけ給電
することによって節電効果を高めることができる。この
ため、低消費電流化が大きな設計ファクタを占める充電
式電源を用いるラップトップ型パーソナルコンピュータ
等に適用して効果大であり、コンピュータの動作可能時
間を延長して携帯時の動作保証時間を拡大することがで
きる。
【0021】なお、上記実施形態では、ディスクアクセ
スコマンドの受信完了を受けてディスクモータ3に供給
する駆動電流を断ち、ディスクモータ3を慣性回転させ
る構成としたが、例えば図2のステップ(102)にお
いて、ディスクアクセスコマンドの受信完了を受けてデ
ィスクモータ3を小電流駆動又は間欠駆動に切り替え、
減速度をほぼ一定に保ちながら準慣性回転させる構成と
することもできる。この場合、駆動電流を一切必要とし
ない慣性回転ほどの節電効果を得られないが、アクセス
終了後も10秒程度そのままの回転状態を維持させてい
た従来装置よりは駆動電流消費を抑制することができ
る。しかも純粋な慣性回転と異なり、減速度をふらつか
せることなくほぼ一定に保って減速させることで、周期
変動するような線速度の乱れに起因するデータ読み取り
精度の劣化を防止することができ、ディスクアクセスコ
マンドの受信完了後もディスクアクセスが可能な速度で
もって準慣性回転している間は、次にディスクアクセス
コマンドを受信したときに、直ちに正確なディスクアク
セスが可能であり、徒にデータ転送レートを低下させる
といった不都合を排除し、迅速な応答が可能である。
【0022】また、前記実施態様においては、ディスク
モータ3が慣性回転を停止した後でサーボ回路4に対す
る電源の供給を断つ構成としたが、ディスクモータ3を
慣性回転或いは準慣性回転状態としている最中に、ディ
スクモータ3の回転速度が所定の回転速度Vsを下回っ
たときに、サーボ回路4に対する電源の供給を遮断する
ようにすることもでき、光ディスク2の読み取りを可能
にする速度以下ではサーボ回路4をその制御負担から解
放することに実害がないことに着目した電流消費抑制が
可能である。
【0023】なお、上記各実施形態において、コンピュ
ータ本体側から光ディスク装置11全体の電源を落とす
コマンドが発された場合は、ディスクモータ3の回転を
完全に停止させ、コマンドレスポンスが必要な場合は、
回転停止後にCPU12からACK信号を返信させる構
成とするとよい。また、コマンド送信後に数秒以内をも
って強制的に電源を落とす命令体系であれば、装置全体
の電源遮断コマンドを受信したCPU12は、受信と同
時にディスクモータ3の回転を停止させる構成とすると
よい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスクアクセスコマンドの受信を終えた後のコマンド
待機状態にあっては、ディスクモータの駆動を停止又は
抑制し、ディスクモータを慣性回転もしくは準慣性回転
状態とする構成としたから、ディスクアクセスコマンド
に備えてアクセス終了後も10秒程度そのままの回転状
態を維持させていた従来装置のように、データの読み書
きに関係なくディスクモータを回転させ続ける必要はな
く、駆動電流を一切必要としない慣性回転或いは若干の
駆動電流を供給し続ける準慣性回転への切り替えに伴
い、ディスクモータにて消費する駆動電流を減らすこと
ができ、これにより低消費電流化が大きな設計ファクタ
を占める充電式電源を用いるラップトップ型パーソナル
コンピュータ等に適用して効果大であり、コンピュータ
の動作可能時間を延長して携帯時の動作保証時間を拡大
することができる等の優れた効果を奏する。
【0025】また、節電手段が、ディスクアクセスコマ
ンドの受信完了を受けてサーボ回路に作用し、ディスク
モータに供給する駆動電流を断ち、ディスクモータを慣
性回転させるようにしたから、ディスクアクセスコマン
ドに備えデータの読み書きに関係なくディスクモータを
回転させ続けるといった無駄を排し、ディスクアクセス
コマンドの受信完了とともに駆動電流を一切必要としな
い慣性回転に切り替え、低消費電流化を徹底することが
できる等の優れた効果を奏する。
【0026】さらにまた、節電手段が、ディスクアクセ
スコマンドの受信完了を受けて前記サーボ回路に作用
し、前記ディスクモータを小電流駆動又は間欠駆動に切
り替え、減速度をほぼ一定に保ちながら準慣性回転させ
るようにしたから、駆動電流を一切必要としない慣性回
転ほどの節電効果を得られないが、アクセス終了後も1
0秒程度そのままの回転状態を維持させていた従来装置
よりは駆動電流消費を抑制することができ、しかも純粋
な慣性回転と異なり、減速度をふらつかせることなくほ
ぼ一定に保って減速させるため、周期変動するような線
速度の乱れに起因するデータ読み取り精度の劣化を防止
することができ、ディスクアクセスコマンドの受信完了
後もディスクアクセスが可能な速度でもって準慣性回転
している間は、次にディスクアクセスコマンドを受信し
たときに、直ちに正確なディスクアクセスが可能である
ため、徒にデータ転送レートを低下させるといった不都
合を排除し、迅速な応答が可能である等の効果を奏す
る。
【0027】さらに、節電手段が、ディスクモータを慣
性回転もしくは準慣性回転状態としている最中に、ディ
スクモータの回転速度が所定の回転速度を下回ったとき
に、少なくともサーボ回路に対する電源の供給は遮断す
るようにしたから、ディスクモータが慣性回転もしくは
準慣性回転を停止してスタンバイ状態に至る前に、実質
的な読み書きが保証できない回転速度にまで低下した段
階でサーボ回路に対する電源の供給を断つことで、サー
ボ回路を給電対象から除外することができ、ディスクモ
ータやサーボ回路に対して真に必要とする場合にだけ給
電することによって節電効果を高めることができる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示したCPUの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】従来の光ディスク装置の一例を示すブロック図
である。
【図4】図3に示したCPUの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 ディスクモータ 4 サーボ回路 5 光ピックアップ 6 データデコーダ 7 インタフェース部 9 電源 11 光ディスク装置 12 CPU 13 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを回転駆動するディスクモー
    タと、該ディスクモータを回転制御するサーボ回路と、
    ディスクアクセスコマンドの受信完了を受けて前記サー
    ボ回路に作用し、前記ディスクモータの駆動を停止又は
    抑制し、該ディスクモータを慣性回転もしくは準慣性回
    転させる節電手段を具備することを特徴とする光ディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 前記節電手段は、ディスクアクセスコマ
    ンドの受信完了を受けて前記サーボ回路に作用し、前記
    ディスクモータに供給する駆動電流を断ち、該ディスク
    モータを慣性回転させることを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記節電手段は、ディスクアクセスコマ
    ンドの受信完了を受けて前記サーボ回路に作用し、前記
    ディスクモータを小電流駆動又は間欠駆動に切り替え、
    減速度をほぼ一定に保ちながら準慣性回転させることを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記節電手段は、前記ディスクモータを
    慣性回転もしくは準慣性回転状態としている最中に、該
    ディスクモータの回転速度が所定の回転速度を下回った
    ときに、少なくとも前記サーボ回路に対する電源の供給
    は遮断することを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    装置。
JP29258697A 1997-10-24 1997-10-24 光ディスク装置 Pending JPH11126415A (ja)

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