JPH11126023A - 被着体 - Google Patents

被着体

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JPH11126023A
JPH11126023A JP9306425A JP30642597A JPH11126023A JP H11126023 A JPH11126023 A JP H11126023A JP 9306425 A JP9306425 A JP 9306425A JP 30642597 A JP30642597 A JP 30642597A JP H11126023 A JPH11126023 A JP H11126023A
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TEIKOKU INK SEIZO KK
Teikoku Printing Inks Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好みの写真や絵柄等の掲示が可能な繰り返し
貼着することができる被着体を提供する。 【解決手段】 被着体1を、シート状に形成された白色
の基材2と、基材2の表面に積層されたアンダーコート
層3と、アンダーコート層3上に積層された受理層4
と、基材2の裏面に積層された貼着層5とにより構成
し、貼着層5を剥離紙7によって剥離自在に被覆する。
アンダーコート層3は、基材2と受理層4との接着力を
向上させるものであり、受理層4は、インクジェット式
プリンターから出力されるインキを受理して定着させる
層である。貼着層5は、被着体1を対象物へ剥離自在に
貼着する粘弾性体からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返し貼着する
ことができる被着体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内装飾として壁面にアクセント
を付ける際には、ポスター等を取り付けることがある。
また、机にアクセントを付けるために、写真等を机上に
載置することもある。
【0003】前記ポスターは、写真や絵柄等が印刷され
た印刷物からなり、画鋲や貼着テープによって壁面に固
定されていた。また、前記写真においては、写真立てに
入れられた状態で机上に配設されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ポ
スターにあっては、画鋲や貼着テープによって壁面に固
定されるため、画鋲により固定された場合には、ポスタ
ーに穴が空いてしまう。このため、ポスターの貼付位置
の変更を繰り返し行うと、変更の度に画鋲の穴が増加し
てしまい、ポスターの縁部が破れてしまう恐れがある。
また、貼着テープにより固定した場合には、前記ポスタ
ーより貼着テープを剥離する際に苦労を要するととも
に、貼着テープを剥離する際に、ポスターを破いてしま
うこともあった。そして、前記ポスターにおいては、好
みの写真や絵柄が印刷されたポスターを捜し出さなけれ
ばならないという問題点があった。
【0005】一方、机上に写真を配設する場合には、写
真を収容した状態で立てかける写真立てが必要不可欠と
なるとともに、該写真立てが、限られた机上スペースを
占有してしまうといった問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、好みの写真や絵柄等の掲示が可能
であって、壁面や机上に繰り返し貼着することができる
被着体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の請求項1の被着体にあっては、基材の表面に、
インキを受理して定着させる受理層を形成するととも
に、前記基材の裏面に、当該基材を対象物へ剥離自在に
貼着する粘弾性体からなる貼着部を形成した。
【0008】すなわち、基材の表面には、インキを受理
して定着させる受理層が形成されているので、当該基材
へのインキによる印刷が可能となる。これにより、イン
クジェット式プリンターから出力されるインキを受理し
て定着させることができるので、インクジェット式プリ
ンターを用いることによって、各基材の表面には、任意
の写真、絵柄、文字などの印刷が施される。そして、こ
の被着体を使用する際には、基材の裏面に形成された粘
弾性体(粘性と弾性とを兼ね備えた物質)からなる貼着
部を、窓ガラスや机上等の対象物に密着させる。する
と、任意の印刷が施された被着体は、前記対象物に剥離
自在に貼着された状態で固定される。
【0009】また、請求項2の被着体においては、前記
基材を単色に着色した。
【0010】すなわち、前記印刷が施されるとともに、
対象物に貼着される前記基材は、単色に着色されている
ので、前記印刷の背景色を設定することができるととも
に、机の色や模様の浮き出しや、窓ガラス裏面からの光
による前記印刷への影響が防止される。
【0011】さらに、請求項3の被着体では、UV硬化
性モノマー及び/又はUV硬化性オリゴマーを含有する
インキを定着させて前記受理層を形成した。
【0012】すなわち、前記受理層を形成するインキは
紫外線硬化型であり、該インキの前記基材表面への定着
時間が短縮化される。また、紫外線硬化型のインキを用
いて前記受理層を形成することにより、プラスチック製
の基材への密着性が高められる。さらに、紫外線硬化型
のインキにより前記受理層を形成することにより、当該
受理層の耐擦過性が高められる。
【0013】加えて、請求項4の被着体にあっては、前
記貼着部を、前記粘弾性体が環状に形成されてなる複数
の吸盤部により構成した。
【0014】この場合、粘弾性体からなる吸盤部が窓ガ
ラスや机上等の対象物に密着された状態において、環状
の吸盤部に包囲された領域には密室が形成され、この吸
盤部が形成された被着体には、前記密室による吸引力が
生じる。このため、前記被着体は、前記吸盤部を形成す
る粘弾性体の粘着力と、前記吸盤部に包囲された領域に
おける密室に生じる吸引力とによって対象物に固定され
る。また、この被着体が対象物より移動される際には、
被着体の縁部がめくり上げられ、前記吸盤部が前記対象
物より剥離される。このとき、前記吸盤部により包囲さ
れた領域には、空気が通流されるので、前記密室により
生じていた前記吸引力は消失される。そして、この吸盤
部は前記粘弾性体が環状に形成されてなることから、被
着体の裏面に前記粘弾性体が面一に形成された場合と比
較して、前記粘弾性体を形成する材料費の削減が行われ
る。
【0015】また、請求項5の被着体では、前記基材
は、細かな凹凸からなる凹凸面を表面に有している。
【0016】これにより、被着体の表面にも細かな凹凸
が形成され、これを摩擦面として利用することができる
ので、この被着体を机上に貼着固定することにより、マ
ウスマットとしての使用が可能となる。
【0017】さらに、請求項6の被着体では、前記基材
と前記受理層との間に、ビーズを含有したインキが定着
されてなる凹凸層を形成した。
【0018】すなわち、前記被着体の表面には、ビーズ
を含有した凹凸層が形成されるので、前記基材表面の耐
擦傷性が高められる。そして、前記凹凸層が形成された
被着体の表面を摩擦面として利用することができるの
で、この被着体を机上に貼着固定することにより、請求
項5の場合と同様に、マウスマットとしての使用が可能
となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
を図面にしたがって説明する。図1は、本実施の形態に
係る被着体1を示すものであり、該被着体1は、写真、
絵柄、文字等を表面に印刷して、窓ガラスや机上に貼着
するものである。
【0020】この被着体1は、図2にも示すように、塩
化ビニール、ポリエステル、ポリカーボネイト、PP、
あるいは、ウレタンにより長方形のシート状に形成され
た白色の基材2と、該基材2の表面側に積層されたアン
ダーコート層3と、該アンダーコート層3上に積層され
た受理層4と、前記基材2の裏面側に積層された貼着部
としての貼着層5とにより構成されている。該貼着層5
は、前記基材2の角部6を除く全面に均一に形成されて
おり、この貼着層5は、剥離紙7によって剥離自在に覆
われている。そして、前記被着体1は、インクジェット
式プリンターによって印刷可能な厚み寸法に設定されて
いる。
【0021】前記アンダーコート層3は、前記基材2と
前記受理層4との接着力を向上させるものであり、基材
2の表面に樹脂組成物を含有した紫外線硬化型のアンカ
ーインキがスクリーン印刷された後、紫外線により硬化
されて形成されている。前記アンカーインキは、次に示
す成分が各々の割合で混合されてなる。
【0022】 着色剤(体質顔料を含む)・・・・・・・・・・・・ 0.0〜40.0% ビニール樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12.0〜20.0% ウレタン系ジアクリレート・・・・・・・・・・・・ 18.0〜30.0% エーテル系ジアクリレート・・・・・・・・・・・・ 18.0〜30.0% ビニール系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・ 12.0〜20.0% ここで用いるアンカーインキは、紫外線硬化型のみなら
ず、加熱乾燥型のアンカーインキ、すなわち、次に示す
成分が各々の割合で混合されてなるインキをも用いるこ
とができる。
【0023】 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.0〜10.0% エステル系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% 芳香族炭化水素系溶剤・・・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% 着色顔料(体質顔料を含む)・・・・・・・・・・・ 5.0〜50.0% アクリルウレタン系樹脂・・・・・・・・・・・・・ 20.0〜45.0% 添加剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.0〜 3.0% 次に、前記アンダーコート層3上に設けられた前記受理
層4は、インクジェット式プリンターから出力されるイ
ンキを受理して定着させる層であり、受理インキが定着
されて形成されている。すなわち、この受理層4は、前
記アンダーコート層3上に水溶性・親水性樹脂を含有し
た受理インキがスクリーン印刷された後、加熱乾燥され
形成されており、前記受理インキは、次に示す成分が各
々の割合で混合されてなる。
【0024】 マット剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% 多価アルコール・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% 添加剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50.0〜70.0% これらからなる受理インキは、多価アルコールを遅乾溶
剤として用いており、水のみを溶剤として用いた場合と
比較して、乾燥速度を押えることができ、印刷の際のス
クリーン上での固化や、目詰まり等の不具合を防止して
いる。また、溶剤として前記多価アルコールを用いるこ
とにより、水との混合を容易にしている。そして、前記
受理インキに、水溶性・親水性樹脂であるポリビニルア
ルコールを混合するとともに、これをマトリックス樹脂
化して受理層4を形成することにより、該受理層4にお
ける水性インキ、具体的には、インクジェット式プリン
タのインキの吸収力を向上させるとともに、インキの滲
みを防止している。
【0025】なお、前記各インキを塗布する工程におい
ては、前記アンカーインキ及び前記受理インキをスクリ
ーン印刷した場合について説明したが、例えば、ロール
コーター、あるいは、ナイフコーターなどによって塗工
する印刷方法により行っても良い。また、受理インキに
おいては、多価アルコールを遅乾溶剤として用いたが、
この他にエーテル、エステル類を用いても良い。
【0026】また、前記紫外線硬化型のアンカーインキ
においては、紫外線硬化型の樹脂組成物としてビニール
系モノマー、ウレタン系ジアクリレート、エーテル系ジ
アクリレートを使用したが、これらの他、紫外線硬化性
反応基を有する樹脂等、前記基材2と前記受理層4との
接着力を向上させる働きを有したものであれば良い。そ
して、加熱乾燥型のアンカーインキにおいて、加熱乾燥
型の樹脂組成物としてアクリルウレタン系樹脂を用いた
場合について説明したが、他のポリ塩化ビニル系樹脂
や、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ジアセテート系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂等、前述と同様に前記基材2と前
記受理層4との接着力を向上させる働きを有したもので
あれば良い。
【0027】さらに、前記受理インキでは、水溶性・親
水性樹脂としてポリビニルアルコールを用いた場合を例
に挙げて説明したが、例えば、カゼイン、澱粉等の天然
樹脂やカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルイミダゾ
ール、ポリエチレンオキサイド、ポリアミド等の合成樹
脂を使用しても良い。
【0028】加えて、前記受理インキを塗工する工程に
おいては、受理インキに水溶性・親水性樹脂を混合させ
て前記受理層4を形成したが、受理インキに親水性体質
顔料、具体的には、合成シリカ粉末、軽質炭酸カルシウ
ム、アルミナシリケート、天然または合成ゼオライト、
カオリンクレー、ケイソウ土、二酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム等を混合して前記受理層4を形成しても良
く、この場合においては、カラーインキを用いて受理層
4に印刷を施した際に、カラーインキの発色性を向上さ
せることができる。
【0029】一方、前記貼着層5は、前記被着体1を対
象物へ剥離自在に貼着する粘弾性体(粘性と弾性とを兼
ね備えた物質)からなり、当該貼着層5は、紫外線硬化
型の貼着インキがスクリーン印刷により均一塗布された
後、紫外線が照射され、定着されて形成されている。
【0030】すなわち、貼着インキは、次に示す成分が
各々の割合で混合されてなる。
【0031】 ウレタン系オリゴマー・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% エポキシ系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜15.0% エステル系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% アセトフェノン系光開始剤・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% アシルホォスフィンオキサイド・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% エラストマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.0〜10.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 1.0〜 3.0% 重合禁止剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.1% なお、前記貼着インキの塗布工程においては、前記基材
2に、直接紫外線硬化型の貼着インキを塗布して、前記
貼着層5を形成したが、基材2と貼着層5との密着性を
強固にするために、基材2の材質と塗布される貼着イン
キとの関係に応じて、基材2に予めアンダーコート層を
設け、このアンダーコート層上に塗布インキを塗布し
て、前記貼着層5を形成しても良い。
【0032】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、前記被着体1の表面には、インキを受理して定着さ
せる受理層4が形成されているので、被着体1を形成す
る基材2へのインキによる印刷が可能となる。そして、
この被着体1は、インクジェット式プリンターによって
印刷可能な厚み寸法に設定されているとともに、インク
ジェット式プリンターから出力されるインキを受理して
定着させることができるので、インクジェット式プリン
ターを用いることにより、各被着体1の表面に、任意の
写真、絵柄、文字などのカラー印刷を低コストにて施す
ことができる。また、カラー印刷が施され、対象物に貼
着される前記被着体1は、白色の基材2により形成され
ているので、貼着される対象物の色や模様の浮き出し
や、窓ガラス裏面からの光によるカラー印刷への影響を
防止することができるとともに、前記カラー印刷の発色
性を高めることができる。そして、この被着体1を使用
する際には、基材2の裏面に均一に形成された粘弾性体
からなる貼着部5を、窓ガラスや机上等の対象物に密着
させることにより、該対象物に剥離自在に貼着した状態
で固定することができる。
【0033】したがって、パソコン等で編集した好みの
写真や絵柄を前記基材2の表面に印刷し、例えば、窓ガ
ラスや冷蔵庫の壁面に貼着することにより、好みの印刷
が施された前記被着体1を、ポスターやステッカーとし
て掲示することができる。また、パソコン等により作成
した絵柄や文字を印刷することによって、ラベルや表示
板として使用することもできる。よって、小ロット掲示
物の製作に適している。また、表面に写真が印刷された
被着体1を、前記貼着部5により机上に密着させた状態
で固定することができるので、従来のように、写真を収
容するとともに配設スペースを要した写真立てが不要と
なり、机上の有効利用を図ることができる。さらに、複
数の被着体1において、それぞれの表面の印刷を、異な
るものに設定することができるので、自分が作成した被
着体と他人が作成した被着体との差別化を図ることがで
きる。
【0034】一方、前記被着体1の基材2がプラスチッ
クにより形成されている場合、この基材2に、水溶性・
親水性樹脂を含有した受理インキを直接印刷して前記受
理層4を形成することは難しい。しかし、本実施の形態
にかかる被着体1にあっては、基材2の表面に、樹脂組
成物を含有したアンカーインキを印刷してアンダーコー
ト層3を形成した後、このアンダーコート層3上に前記
受理層4を形成しているので、受理層4を前記基材2上
に安定した状態で形成することができるとともに、この
受理層4の前記基材2への密着性を高めることができ
る。
【0035】また、前記アンダーコート層3及び前記受
理層4は、印刷技術を用いて形成されており、所定の位
置に正確にかつ、面一に形成されている。このため、プ
リンターによる印刷に適した凹凸の無い受理層4を、正
確な位置に形成することができる。そして、この受理層
4は、水性インキ、すなわち、インクジェット式プリン
ターから出力されるインキをも、受理して定着させるこ
とができるので、写真や絵柄等を、インクジェット式プ
リンターによって印刷することができる。特に、インク
ジェット式プリンターによって印刷する際には、インキ
を印刷面に噴出させて印刷を行うため、噴出ヘッドと印
刷面との距離を一定に保つ必要がある。このような条件
においても、前記受理層4は、前述したように、面一に
形成されていることから、インクジェット式プリンター
による印刷に適している。
【0036】なお、インクジェット式プリンターは、イ
ンキを噴出させて印刷するので、印刷用ヘッドが印刷面
に接触することがなく、また、インキを定着させるため
に印刷物を加熱する事も無い。このため、薄肉で熱に弱
いシート状の基材2への印刷に適しており、基材2への
印刷をインクジェット式プリンターにて行うことが望ま
しい。
【0037】他方、前記被着体1は、粘弾性体からなる
貼着部5によって対象物に剥離自在に貼着されることか
ら、対象物への貼着・剥離を繰り返し行うことができ
る。よって、被着体1を固定する画鋲や粘着テープが不
要となるとともに、剥離後において対象物に残存する粘
着糊の除去作業等が不要となる。そして、被着体1を画
鋲により固定した場合のように、被着体1への画鋲によ
る穴あきを防止することができるとともに、被着体1を
貼着テープにより固定した場合のように、粘着テープの
剥離作業も不要となる。これにより、被着体1の破損を
未然に防止することができる。
【0038】また、前記貼着層5を形成する貼着インキ
も、印刷技術を用いて塗布されるので、正確な位置に面
一に形成することができる。このため、貼着層5が面一
に形成されていない場合と比較して、対象物への密着性
を高めることができる。さらに、前記貼着インキはスク
リーン印刷により塗布されるので、他の印刷方法により
塗布した場合と比較して、厚肉に塗布することができ、
これにより前記貼着層5を厚肉に形成することができ
る。この場合には、この貼着層5を押圧することによ
り、前記貼着層5の対象物への密着性を高めることがで
きる。このように、前記貼着層5による粘着力を高める
ことができるので、被着体1の固定力を向上させること
ができる。さらに、この貼着層5は、被着体1の角部6
を除く部位に形成されているので、前記被着体1を対象
物より剥がす際には、前記角部6より被着体1をめくり
上げ、被着体1を対象物から容易に剥離することができ
る。
【0039】そして、前記被着体1には、前記貼着層5
を覆う剥離紙7が剥離自在に設けられているので、例え
ば、この被着体1をビニール袋に収容して出荷する際に
は、被着体1に設けられた貼着層5のビニール袋への不
用意な貼着を防止することができる。よって、出荷作業
の効率化を図ることができる。
【0040】なお、本実施の形態においては、前記貼着
層5を形成する貼着インキをスクリーン印刷した場合に
ついて説明したが、例えば、グラビア印刷やフレキソ印
刷などの他の印刷方法、あるいは、ロールコーターを用
いた印刷方法により、前記貼着インキを塗布しても良
く、この場合には、前記貼着インキに、エステル系モノ
マー又はエーテル系モノマーを添加し、塗布インキの粘
性率を0.1〜10%にする。これにより、基材2への
貼着インキの塗布を高速に行うことができるので、貼着
層5を有した被着体1を短時間にて大量に生産すること
ができ、被着体1の製造コストの低減化を図ることがで
きる。
【0041】また、本実施の形態では、紫外線硬化型の
貼着インキを塗布した後、この貼着インキを紫外線によ
り定着させて前記貼着層5を形成したが、可塑剤を含有
した溶剤型の貼着インキを塗布した後、この貼着インキ
を熱乾燥させて軟質化された貼着層5を形成しても良
い。この溶剤型の貼着インキは、具体的には、次に示す
成分が各々の割合で混合されてなる。
【0042】 熱可塑性樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% ケント系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% 芳香族系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜10.0% ジオクチルフタレートに代表される可塑剤等・・・・・ 15.0〜40.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 0.5〜 3.0% この場合、軟質化された貼着層5を、対象物に押圧する
ことにより、密着性を高めることができるので、被着体
1の対象物への固定力を、さらに高めることができる。
【0043】また、溶剤型の貼着インキを、グラビア印
刷やフレキソ印刷などの他の印刷方法、あるいは、ロー
ルコーターを用いた印刷方法により、被着体1の基材2
に塗布する際には、前述した溶剤型の塗布インキに、ケ
ント系または芳香族系を添加して、貼着インキの粘性率
を0.1〜10%にする。これらの印刷方法により溶剤
型の貼着インキを塗布した場合においても、前述と同様
に、基材2への貼着インキの塗布を高速に行うことがで
き、被着体1の製造コストの低減化を図ることができ
る。
【0044】さらに、パット印刷、オフセット印刷(凸
オフセット印刷、ウエットオフセット印刷)、凸版印刷
によって塗布インキを塗布しても良く、また塗布後にエ
ンボスロール成形加工も可能であり、さらには、水性型
の塗布インキを用いることもできる。
【0045】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態にかかる
被着体11の模式断面図が示されている。この被着体1
1を、第1の実施の形態と異なる部分のみ説明する。
【0046】すなわち、この被着体11は、シート状に
形成された白色の基材12と、該基材12の表面に直接
積層された受理層13と、前記基材12の裏面に積層さ
れた貼着部としての貼着層14とにより構成されてい
る。該貼着層14は、前記基材12の角部15を除く全
面に均一に形成されており、この貼着層14は、剥離紙
16によって剥離自在に覆われている。
【0047】前記受理層13は、インクジェット式プリ
ンターから出力されるインキを受理して定着させる層で
あり、UV硬化性モノマー及び/又はUV硬化性オリゴ
マーを含有する紫外線硬化型受理インキがスクリーン印
刷された後、定着されて形成されている。すなわち、こ
の受理層13を形成する紫外線硬化型受理インキは、第
1の実施の形態で用いた受理インキにおいて、水溶性・
親水性樹脂であるポリビニルアルコールの他に、UV硬
化性モノマー及び/又はオリゴマーを含有してなり、こ
れらUV硬化性モノマー及び/又はオリゴマーは、前記
ポリビニルアルコールを1としたとき、1〜10の割合
で混合されている。つまり、ポリビニルアルコールを
(A)、UV硬化性モノマー及び/又はオリゴマーを
(B)としたとき、 (A):(B)=1:1〜10 となるように構成されている。
【0048】そして、水溶性・親水性樹脂であるポリビ
ニルアルコールと、UV硬化性モノマー及び/又はオリ
ゴマーとを含有した紫外線硬化型受理インキを、マトリ
ックス樹脂化して受理層13を形成することにより、該
受理層13における水性インキ、具体的には、インクジ
ェット式プリンタのインキの吸収力を向上させるととも
に、インキの滲みを防止している。
【0049】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、被着体11には、インキを受理して定着させる受理
層13が形成されているので、インクジェット式プリン
ターを用いることにより、被着体11に写真、絵柄、文
字等の印刷を施すことができるとともに、裏面に形成さ
れた貼着層14により、対象物に貼着固定することがで
きる。よって、第1の実施の形態と同様に効果を得るこ
とができる。
【0050】また、前記受理層13は、UV硬化性モノ
マー及び/又はUV硬化性オリゴマーを含有した紫外線
硬化型受理インキによって形成されているので、紫外線
硬化型受理インキを乾燥させる際に、紫外線を当てるこ
とにより、乾燥時間の短縮化を図ることができる。これ
により、被着体11の生産効率を向上させることができ
る。
【0051】さらに、紫外線硬化型受理インキを用いて
受理層13を形成することにより、紫外線硬化型以外の
受理インキを用いて受理層13を形成した場合と比較し
て、受理層13のプラスチック製の基材12への密着性
を容易に高めることができる。このため、第1の実施の
形態で示したように、受理層13と基材12との間に、
予めアンダーコート層を設ける必要がなくなる。加え
て、紫外線硬化型の受理層13を用いることにより、当
該受理層13の耐擦過性を高めることができるので、イ
ンキを受理する機能を備えた受理層13の表面を、保護
層により被覆する必要が無くなる。このように、生産効
率を高めるとともに、前記アンダーコート層や前記保護
層を削減することにより、トータル的な生産コストを押
えることができる。
【0052】なお、第1及び第2実施の形態にあって
は、インクジェット式プリンターを用いて被着体1,1
1に写真や絵柄等の印刷を施した場合についてのみ説明
したが、これに限定されるものではなく、例えば、熱転
写型のプリンターによって印刷を施しても良い。
【0053】また、第1及び第2の実施の形態において
は、白色の基材2,12を用いることにより前記印刷の
背景色を設定した場合を例に挙げて説明したが、無色透
明の基材を使用した場合には、該基材の表面あるいは裏
面に、着色層を積層し、前記背景色を設定することがで
きる。
【0054】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態を図面にしたがって説明する。図4は、本
実施の形態にかかる被着体の一使用例であるマウスマッ
ト21を示す模式断面図であり、第2の実施の形態と異
なる部分のみ説明する。
【0055】すなわち、このマウスマット21は、シー
ト状に形成された白色の基材22と、該基材22の表面
に積層された凹凸層23と、該凹凸層23上に積層され
た受理層24と、前記基材22の裏面に積層された貼着
部としての貼着層25とにより構成されている。該貼着
層25は、前記基材22の角部26を除く全面に均一に
形成されており、この貼着層25は、剥離紙27によっ
て剥離自在に覆われている。
【0056】前記凹凸層23は、前記基材22の全面
に、ビーズを含有した紫外線硬化型のビーズ含有インキ
がスクリーン印刷により均一塗布された後、紫外線が照
射され、定着されて形成されており、当該凹凸層23上
に積層された前記受理層24には、マウスの底部に設け
られた球体に接するとともに、マウスが操作された際に
前記球体を回転せる摩擦面28が、前記ビーズの凹凸に
より形成されている。
【0057】すなわち、このビーズ含有インキは、次に
示す成分が各々の割合で混合されてなる。
【0058】 ウレタンビーズ ・・・・・・・・・・・・・・・ 20.00〜25.00% ウレタン系アクリレート ・・・・・・・・・・・ 25.00〜30.00% ポリエステル系アクリレートー ・・・・・・・・ 10.00〜15.00% 脂肪族単官能モノマー ・・・・・・・・・・・・ 35.00〜40.00% アセトフェノン系光開始剤 ・・・・・・・・・・ 2.00〜 5.00% シリコンオイル ・・・・・・・・・・・・・・・ 1.00〜 2.00% 重合禁止剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.05〜 0.10% 無機系抗菌剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.00〜 3.00% 以上の構成からなる本実施の形態において、マウスマッ
ト21には、インキを受理して定着させる受理層24が
形成されているので、インクジェット式プリンターを用
いることにより、マウスマット21に写真、絵柄、文字
等の好みの印刷を施すことができ、オリジナルのマウス
マット21を容易に製作することができる。これによ
り、複数のマウスマット21において、それぞれの表面
の印刷を異なるものに設定することができるので、自分
が使用するマウスマット21と、他人が使用するマウス
マット21との区別化及び差別化を図ることができる。
【0059】また、本実施の形態におけるマウスマット
21にあっては、その裏面に設けられた貼着部25を机
上に貼着した状態で固定することができるので、摩擦抵
抗が非常に小さく滑らかな机上に敷いた場合であって
も、従来のマウスマットのように、マウスを移動操作し
た際に、マウスマット21が滑って移動してしまうこと
はない。よって、マウスの移動量を正確にパソコンに伝
達することができる。
【0060】そして、本実施の形態のマウスマット21
においては、シート状の基材22に粘弾性体からなる貼
着層25を形成することにより、マウスマット21を机
へ固定することができるので、従来のように、硬質塩化
ビニールからなる基材に肉厚の発砲ウレタンを設けるこ
となく、マウスマット21を製造することができる。さ
らに、マウスマット21を形成する基材22にビーズを
含有するインキを塗布して定着させるだけで、マウスマ
ット21の表面に前記摩擦面28を形成することができ
るので、基材に型押しをして表面にエンボスを形成しな
ければならなかった従来と比較して、基材22を予め肉
厚に形成する必要が無くなる。これらにより、マウスマ
ット21を薄肉に形成することができるので、マウスと
併用するキーボードの一部がマウスマット21上に載置
された場合であっても、キーボードの傾きを防止するこ
とができ、キーボードが傾くことによって生じる得るキ
ーボードへの入力ミスを未然に防止することができる。
【0061】一方、ビーズを含有した凹凸層23からな
る前記摩擦面28によって、マウスが摺接される前記基
材22の表面の耐擦傷性を高めることができるので、前
記基材22を傷から守ることができる。したがって、傷
に強いマウスマット21を形成することができる。ま
た、前記凹凸層23は、無機系抗菌剤を含有したビーズ
含有インキにより形成されているので、抗菌性の摩擦面
28を形成することができる。このため、前記ビーズに
よって凹凸が形成されるとともに、マウス操作時に手が
触れやすく、汚れや菌の付着条件が揃った前記摩擦面2
8の衛生を保つことができる。
【0062】なお、本実施の形態にあっては、ビーズを
含有したビーズ含有インキを印刷して基材22の表面に
凹凸層23を形成した場合を例に挙げて説明したが、例
えば、前記基材22の表面をサウンドブラストによる加
工を施し、細かな凹凸からなる凹凸面が表面に形成され
た基材22を用いることにより、前記ビーズ含有インキ
を印刷して前記凹凸層23を形成する行程を削減するこ
とも可能である。
【0063】(第4の実施の形態)図5は、本発明の第
4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態にかかる
被着体の一使用例であるマウスマット31の模式断面図
が示されている。このマウスマット31を、第3の実施
の形態と異なる部分のみ説明する。
【0064】すなわち、このマウスマット31は、シー
ト状に形成された無色透明の基材32と、該基材32の
表面に積層された白色の着色層33と、該着色層33上
に積層された凹凸層34と、該凹凸層34上に積層され
た受理層35と、前記基材32の裏面に積層された貼着
部としての貼着層36とにより構成されている。該貼着
層36は、前記基材32の角部37を除く全面に均一に
形成されており、この貼着層36は、剥離紙38によっ
て剥離自在に覆われている。
【0065】前記着色層33は、前記基材32の全面
に、白色の着色インキがスクリーン印刷により均一塗布
された後、定着されて形成されており、これにより、前
記基材32は白色に着色されている。
【0066】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、無色透明の基材32の表面側には、白色の着色層3
3が設けられており、この着色層33によってマウスマ
ット31表面に施される印刷の背景色を設定することが
できる。特に、本実施の形態にあっては、前記基材32
が白色に着色されているので、前記印刷の発色性を高め
ることができる。また、基材32の表面と裏面との透過
が阻止されることから、机の色や模様の浮き出しよる前
記印刷への影響を防止することができる。これにより、
一般的に使用される既存の透明フィルムの使用が可能と
なり、低コスト化を図ることができる。
【0067】なお、本実施の形態にあっては、着色層3
3が基材の32の表面に積層された場合を例に挙げて説
明したが、裏面に積層された場合であっても同様の効果
を得ることができる。また、着色層33の色は、白色に
限定されるものではない。
【0068】(第5の実施の形態)図6は、本発明の第
5の実施の形態を示す図であり、本実施の形態にかかる
被着体の一使用例であるマウスマット41の底面が示さ
れている。このマウスマットを、第3の実施の形態と異
なる部分のみ説明する。なお、図6においては、第3の
実施の形態で示した剥離紙を剥離した状態が示されてい
る。
【0069】すなわち、マウスマット41の基材42の
底面には、前述した粘弾性体からなる貼着部43が格子
状に形成されている。この粘着部43は、前記基材42
の底面に前述した貼着インキを塗布する塗布工程と、前
記塗布インキを定着させる定着工程を経て形成されてい
る。前記塗布工程は、前記基材42の角部44を除く底
面の部位に、前述した紫外線硬化型、溶剤型、あるい
は、水性型の貼着インキを、グラビア印刷、フレキソ印
刷、パット印刷、オフセット印刷(凸オフセット印刷、
ウエットオフセット印刷)、凸版印刷などの印刷方法、
あるいは、ロールコーターやエンボスロールを用いた印
刷方法により、格子状に塗布する工程であり、前記定着
工程は、この貼着インキを、紫外線照射、あるいは、熱
乾燥により定着させる工程である。
【0070】以上の構成からなる本実施例において、前
記貼着インキが塗布されたマウスマット41の底面に
は、粘弾性体からなる粘着部43が格子状に形成される
ので、第1の実施例と同様に、この粘着部43の粘着力
によって、マウスマット43を机上に貼付した状態で剥
離自在に固定することができる。したがって、第3の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。また、前記
貼着インキを格子状に塗布して、格子状の粘着部43を
形成したので、前記貼着インキを角部44を除く全面に
均一に塗布した場合と比較して、貼着インキの使用量を
削減することができる。これよって、安価なマウスマッ
ト41を提供することができる。
【0071】(第6の実施の形態)図7は、第6の実施
の形態を示すものであり、第3の実施の形態と異なる部
分のみ説明する。
【0072】すなわち、本実施の形態にかかる被着体の
一使用例であるマウスマット51には、基材52の裏面
における角部53を除く部位に、前述した粘弾性体から
なる複数の貼着部54,・・・が網点状に形成されてお
り、各貼着部54,・・・には、剥離紙55が剥離自在
に貼着されている。この貼着部54,・・・は、前述し
た紫外線硬化型、溶剤型、あるいは、水性型の貼着イン
キが、前述したスクリーン印刷、グラビア印刷、フレキ
ソ印刷、パット印刷、オフセット印刷(凸オフセット印
刷、ウエットオフセット印刷)、凸版印刷などの印刷方
法、あるいは、ロールコーターやエンボスロールを用い
た印刷方法により、点状塗布された後、紫外線照射、あ
るいは、熱乾燥により定着され、形成されている。
【0073】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、前記貼着インキが塗布された基材52の裏面には、
粘弾性体からなる貼着部54,・・・が網点状に形成さ
れるので、第3の実施の形態と同様に、この貼着部5
4,・・・の粘着力によって、マウスマット51を机上
に貼付した状態で剥離自在に固定することができる。よ
って、第3の実施の形態と同様に効果を得ることができ
る。
【0074】また、貼着インキを点状塗布して網点状の
貼着部54,・・・を形成したので、粘弾性体が面一に
形成された場合と比較して、机からの剥離を容易に行う
ことができるとともに、貼着インキを、角部53を除く
全面に均一塗布した場合と比較して、貼着インキの使用
量を削減することができる。これよって、マウスマット
51を安価にて提供することができる。
【0075】(第7の実施の形態)図8は、第7の実施
の形態を示すものであり、第3の実施の形態と異なる部
分のみ説明する。
【0076】すなわち、本実施の形態にかかる被着体の
一使用例であるマウスマット61には、基材62の裏面
における角部63を除く部位に貼着部64が形成されて
おり、該貼着部64,・・・には、剥離紙65が剥離自
在に貼着されている。前記貼着部64は、前述した粘弾
性体が円形の環状に形成されてなる複数の吸盤部66,
・・・と、各吸盤部66,・・・を連結する前記粘弾性
体からなる複数の連結部67,・・・とからなり、この
貼着部64は、前述した紫外線硬化型、溶剤型、あるい
は、水性型の塗布インキが、前述したスクリーン印刷、
グラビア印刷、フレキソ印刷、パット印刷、オフセット
印刷(凸オフセット印刷、ウエットオフセット印刷)、
凸版印刷などの印刷方法、あるいは、ロールコーターや
エンボスロールを用いた印刷方法により塗布された後、
紫外線照射、あるいは、熱乾燥により定着され、形成さ
れている。
【0077】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、マウスマット61を机上に敷設した際には、このマ
ウスマット61を、粘弾性体からなる貼着部64の粘着
力と、前記各吸盤部66,・・・が机に密着された状態
において形成される前記吸盤部66,・・・に包囲され
た密室M,・・・の吸引力とによって机に固定すること
ができるので、粘弾性体を面一に形成した場合と比較し
て前記粘弾性体を形成する材料費を削減することができ
るとともに、第6の実施の形態のように粘弾性体を網点
状に形成した場合と比較して、固定力を高めることがで
きる。したがって、優れた固定性を有するマウスマット
61を安価に提供することができる。
【0078】一方、このマウスマット61を、前記角部
63よりめくり上げ、前記貼着部64を机より剥離する
際には、前記各吸盤部66,・・・により包囲された密
室M,・・・に空気を通流させることにより、各密室
M,・・・により生じていた前記吸引力を消失させるこ
とができる。このため、前記粘弾性体が面一に形成され
ている場合と比較して、机からの剥離を容易に行うこと
ができる。
【0079】なお、本実施の形態においては、粘弾性体
を円形環状に形成してなる吸盤部66,・・・を基材6
2に形成したものを例に挙げて説明したが、この吸盤部
66,・・・の形状は円形環状に限定されるものではな
い。
【0080】(第8の実施の形態)以下、本発明の第8
の実施の形態を図面にしたがって説明する。図9は、第
3の実施の形態と同様に形成されたマウスマット71の
裏面を示す図であり、第3の実施の形態と異なる部分に
ついてのみ説明する。なお、図9においては、第3の実
施の形態で示した剥離紙を剥離した状態が示されてい
る。
【0081】すなわち、本実施の形態にかかる被着体の
一使用例であるマウスマット71には、該マウスマット
71を形成する基材72の裏面における角部73及び周
縁部74を除く部位に貼着部75が形成されている。該
貼着部75は、前述した粘弾性体によりローマ字状
(T,E,I,K,O,K,U)に形成された識別部7
6,・・・が、マウスマット71に対して横並びに配列
されてなる識別群77と、該識別群77を構成する前記
各識別部76,・・・の並び方向に延在するとともに、
それぞれの識別部76,・・・に接した状態で、前記識
別群77を挟む上下の位置に延設された前記粘弾性体か
らなる延設部78,・・・とにより形成されている。前
記識別群77は、前記識別部76,・・・の並び方向に
離間して複数設けられているとともに、当該識別群7
7,・・・の並び方向に平行して複数並設されており、
上下に隣接する識別群77,・・・の間には、前記延設
部78,・・・が形成されている。
【0082】これにより、単一の識別群77を構成する
隣接した識別部76,・・・の間には、隣接する識別部
76,・・・と両識別部76,76に接した前記延在部
78,78とにより包囲された包囲領域Hを有してなる
吸盤部81,・・・が形成されており、横方向に離間し
て設けられた隣接する識別群77,77の間にも同様
に、隣接する識別群77,77と両識別群77,77に
接した前記延在部78,78とにより包囲された包囲領
域Hを有してなる吸盤部82が形成されている。
【0083】なお、これらからなる貼着部75は、前述
した紫外線硬化型、溶剤型、あるいは、水性型の塗布イ
ンキが、前述したスクリーン印刷、グラビア印刷、フレ
キソ印刷、パット印刷、オフセット印刷(凸オフセット
印刷、ウエットオフセット印刷)、凸版印刷などの印刷
方法、あるいは、ロールコーターやエンボスロールを用
いた印刷方法により塗布された後、紫外線照射、あるい
は、熱乾燥により定着され、形成されている。
【0084】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、マウスマット71を机上に敷設した際には、このマ
ウスマット71を、粘弾性体からなる貼着部75の粘着
力と、吸盤部81,・・・、82,・・・が机に密着さ
れた状態において形成される前記吸盤部81,・・・、
82,・・・に包囲された包囲領域H,・・・の吸引力
とによって机に固定することができるので、第7の実施
の形態と同様に、粘弾性体を面一に形成した場合と比較
して、前記粘弾性体を形成する材料費を削減することが
できるとともに、第6の実施の形態のように粘弾性体を
網点状に形成した場合と比較して、固定力を高めること
ができる。したがって、優れた固定性を有するマウスマ
ット71を安価に提供することができる。
【0085】一方、このマウスマット71を、前記角部
73よりめくり上げ、前記貼着部75を机より剥離する
際には、前記各吸盤部81,・・・、82,・・・によ
り包囲された包囲領域H,・・・に空気を通流させるこ
とにより、各包囲領域H,・・・により生じていた前記
吸引力を消失させることができる。このため、前記粘弾
性体が面一に形成されている場合と比較して、机からの
剥離を容易に行うことができる。
【0086】そして、前記マウスマット71の裏面に形
成された貼着部75は、ローマ字状に形成された識別部
76,・・・が配列されてなる識別群77と、該識別群
77を構成する前記各識別部76,・・・の並び方向に
延在するとともに、前記識別群77を挟む上下の位置に
延設された延設部78,・・・とにより形成されている
ので、前記識別群77によって例えば社名を形成するこ
とにより、他のマウスマットとの差別化や、宣伝効果を
得ることができる。また、上下に平行して並設された識
別群77,・・・の間には、各識別群77,・・・を区
分するように、その並び方向に延在する前記延設部7
8,・・・が設けられているので、各々の識別群77,
・・・を構成する各識別部76,・・・の並び方向を明
確に表示することができる。したがって、社名などの識
別群77を構成する横方向に配列された識別部76,・
・・が、上下に配列されていると誤認識されてしまうこ
とによる不具合を未然に防止することができる。
【0087】なお、本実施の形態においては、前記識別
部76,・・・をローマ字によって構成したものを例に
挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例
えば、漢字や平仮名やカタカナなどの文字、数字、記
号、図柄など、他との差別化及び区別化を図れるもので
あれば良い。さらに、これらからなる識別部76,・・
・に着色することにより、さらなる差別化及び宣伝効果
を得ることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の被着体にあっては、基材表面へのインキによる印刷が
可能であるとともに、インクジェット式プリンターを用
いることによって、基材の表面に、任意の写真、絵柄、
文字などのカラー印刷を低コストにて施すことができ
る。そして、この被着体を使用する際には、基材の裏面
に形成された粘弾性体からなる貼着部を、窓ガラスや机
上等の対象物に密着させることにより、該対象物に剥離
自在に貼着した状態で固定することができる。
【0089】したがって、パソコン等で編集した好みの
写真や絵柄を前記基材の表面に印刷し、例えば、窓ガラ
スや冷蔵庫の壁面に貼着することにより、好みの印刷が
施された前記被着体を、ポスターやステッカーとして掲
示することができる。また、パソコン等により作成した
絵柄や文字を印刷することによって、ラベルや表示板と
して使用することもできる。よって、小ロット掲示物の
製作に適している。また、表面に写真が印刷された被着
体を、前記貼着部により机上に密着させた状態で固定す
ることができるので、従来のように、写真を収容すると
ともに配設スペースを要した写真立てが不要となり、机
上の有効利用を図ることができる。そして、複数の被着
体において、それぞれの表面の印刷を、異なるものに設
定することができるので、自分が作成した被着体と他人
が作成した被着体との差別化を図ることができる。
【0090】一方、前記被着体は、粘弾性体からなる貼
着部によって対象物に剥離自在に貼着されることから、
対象物への貼着・剥離を繰り返し行うことができる。よ
って、被着体を固定する画鋲や粘着テープが不要となる
とともに、剥離後において対象物に残存する粘着糊の除
去作業等が不要となる。そして、被着体を画鋲により固
定した場合のように、被着体への画鋲による穴あきを防
止することができるとともに、被着体を貼着テープによ
り固定した場合のように、粘着テープの剥離作業も不要
となる。これにより、被着体の破損を未然に防止するこ
とができる。
【0091】また、請求項2の被着体においては、前記
印刷が施されるとともに、対象物に貼着される前記基材
が、単色に着色されているので、前記印刷の背景色を設
定することができるとともに、机の色や模様の浮き出し
や、窓ガラス裏面からの光による前記印刷への影響を防
止することができる。特に、前記基材を白色で着色する
ことによって、前記印刷の発色性を高めることができ
る。
【0092】さらに、請求項3の被着体では、UV硬化
性モノマー及び/又はUV硬化性オリゴマーを含有する
インキを定着させて前記受理層を形成することによっ
て、該受理層を形成する際の定着時間の短縮化を図るこ
とができるので、被着体の生産効率を向上させることが
できる。そして、紫外線硬化型のインキを用いて受理層
を形成することにより、紫外線硬化型以外のインキによ
り受理層を形成した場合と比較して、プラスチック製の
被着体への密着性を容易に高めることができる。これに
より、受理層と被着体との間に、予めアンダーコート層
を設ける必要がなくなる。また、紫外線硬化型のインキ
により受理層を形成することによって、該受理層の耐擦
過性を高めることができるので、インキを受理する機能
を備えた受理層の表面を、保護層により被覆する必要が
無くなる。このように、生産効率を高めるとともに、前
記アンダーコートや保護層を削減することにより、トー
タル的な生産コストを押えることができる。
【0093】加えて、請求項4の被着体にあっては、前
記貼着部を、前記粘弾性体が環状に形成されてなる複数
の吸盤部により構成することによって、吸盤部が対象物
に密着された状態において、前記基材を、前記吸盤部を
形成する粘弾性体の粘着力と、前記吸盤部に包囲された
領域における密室の吸引力とによって対象物に固定する
ことができる。このため、粘弾性体を面一に形成した場
合と比較して、前記粘弾性体を形成する材料費を削減す
ることができるとともに、粘弾性体を網点状に形成した
場合と比較して、固定力を高めることができる。したが
って、優れた固定性を有する被着体を安価に提供するこ
とができる。一方、この被着体の縁部をめくり上げ、前
記吸盤部を対象物より剥離する際には、前記吸盤部によ
り包囲された領域に空気を通流させることにより、前記
密室により生じていた前記吸引力を消失させることがで
きる。よって、前記粘弾性体が面一に形成されている場
合と比較して、対象物からの剥離を容易に行うことがで
きる。
【0094】また、請求項5の被着体では、細かな凹凸
からなる凹凸面を表面に有した基材を用いることによ
り、被着体の表面にも細かな凹凸が形成されるので、好
みの印刷が施された被着体の表面を摩擦面として利用す
ることができる。このため、前記被着体を机上に貼着固
定することにより、マウスマットとしての使用が可能と
なる。また、前記被着体からなるマウスマットは、その
裏面に設けられた貼着部が机上に貼着された状態で固定
されることから、マウス操作時におけるマウスマットの
移動防止効果を有効に活用することができる。さらに、
シート体の裏面に前記貼着部を形成することにより、被
着体からなるマウスマットを机上へ固定することができ
るので、硬質塩化ビニールからなるマット本体に肉厚の
発砲ウレタンを設けることなく、薄肉のマウスマットを
形成することができる。これにより、マウスと併用する
キーボードの一部がマウスマット上に載置された場合で
あっても、キーボードの傾きを防止することができ、キ
ーボードが傾くことによって生じるキーボードへの入力
ミスを未然に防止することができる。
【0095】さらに、請求項6の被着体では、前記基材
と前記受理層との間に、ビーズを含有したインキが定着
されてなる凹凸層が形成されており、好みの印刷が施さ
れた被着体の表面を摩擦面として利用することができ
る。このため、前記被着体を机上に貼着固定することに
より、マウスマットとしての使用が可能となり、請求項
5と同様の効果を得ることができる。加えて、前記基材
の表面には、ビーズを含有するインキが定着されてなる
凹凸層が形成されており、その表面の耐擦傷性が高めら
れているので、マウスが操作される基材の表面を傷から
守ることができる。
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同実施の形態の断面を示す模式図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す模式断面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す模式断面図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す模式断面図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施の形態の底面を示す斜視図
である。
【図7】本発明の第6の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の第7の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の第8の実施の形態の底面を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 被着体 2 基材 4 受理層 5 貼着層(貼着部) 11 被着体 12 基材 13 受理層 14 貼着層(貼着部) 21 マウスマット(被着体) 22 基材 23 凹凸層 24 受理層 25 貼着層(貼着部) 31 マウスマット(被着体) 32 基材 33 着色層 34 凹凸層 35 受理層 36 貼着層(貼着部) 41 マウスマット(被着体) 42 基材 43 貼着部 51 マウスマット(被着体) 52 基材 54 貼着部 61 マウスマット(被着体) 62 基材 64 貼着部 66 吸盤部 71 マウスマット(被着体) 72 基材 75 貼着部 76 識別部 77 識別群 78 縁設部 81 吸盤部 82 吸盤部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に、インキを受理して定着さ
    せる受理層を形成するとともに、前記基材の裏面に、当
    該基材を対象物へ剥離自在に貼着する粘弾性体からなる
    貼着部を形成したことを特徴とする被着体。
  2. 【請求項2】 前記基材を単色に着色したことを特徴と
    する請求項1記載の被着体。
  3. 【請求項3】 UV硬化性モノマー及び/又はUV硬化
    性オリゴマーを含有するインキを定着させて前記受理層
    を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の被着
    体。
  4. 【請求項4】 前記貼着部を、前記粘弾性体が環状に形
    成されてなる複数の吸盤部により構成したことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の被着体。
  5. 【請求項5】 前記基材は、細かな凹凸からなる凹凸面
    を表面に有していることを特徴とする請求項1から4に
    いずれか記載の記載の被着体。
  6. 【請求項6】 前記基材と前記受理層との間に、ビーズ
    を含有したインキが定着されてなる凹凸層を形成したこ
    とを特徴とした請求項1から4にいずれか記載の記載の
    被着体。
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