JPH11125349A - 真空弁及び台所排水装置 - Google Patents

真空弁及び台所排水装置

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JPH11125349A
JPH11125349A JP28685997A JP28685997A JPH11125349A JP H11125349 A JPH11125349 A JP H11125349A JP 28685997 A JP28685997 A JP 28685997A JP 28685997 A JP28685997 A JP 28685997A JP H11125349 A JPH11125349 A JP H11125349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vacuum
valve element
vacuum valve
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP28685997A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Kaneko
順也 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体とスリーブとの間への異物の噛み込みが
防止され、弁体が常にスムーズにストロークする真空弁
及びそれを用いた台所排水装置を提供する。 【解決手段】 吸気ポート39からバルブヘッド26内
に負圧が導入されるとピストン31が上昇し、弁体24
がシート部23から離れて開弁する。バルブヘッド26
内に大気圧が導入されると、リターンスプリング38に
よって弁体24が着座する。環状体41を設けているた
め、弁体24のストローク速度が小さいときでも弁体2
4の上側に異物が入り込むことが無い。環状体41が上
昇し、環状体41の内部空間がメンブレン34によって
封じられた状態になったとしても、開口42を介して環
状体41内がバルブボディ20内に常に連通する。従っ
て、バルブヘッド26内に大気圧が導入された場合、リ
ターンスプリング38の付勢力によって弁体24がスム
ーズに着座方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空弁と、それを用
いた台所排水装置とに関するものである。詳しくは、生
ゴミ等の異物による動作障害を解消するよう改良された
真空弁及び台所排水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真空排水システムは、周知の通り排水を
真空排水管を介して吸引排水するようにしたものであ
る。図3はこの真空排水システムがマンション等の建物
に適用された流路構成図であり、台所のシンク1やトイ
レ2、浴室等から生じた排水が真空弁4を有した接続配
管3から排水横枝管5、及び縦排水管6を介して集水タ
ンク7に流入する。この集水タンク7には真空ポンプ9
が設けられ、該タンク7内を減圧している。この集水タ
ンク7内の汚水は排水ポンプ8を介して排水桝等へ送ら
れる。
【0003】図2は、この接続配管3付近の構成図であ
り、この場合シンク1にディスポーザ(生ゴミ破砕機)
10が設けられ、接続配管3はこのディスポーザ10の
排出口11に接続されている。接続配管3の真空弁4よ
りも上流側は真空弁4よりも若干低レベルとなるように
引き回されており、この低レベルの箇所から立ち上がる
ように給気管12と真空弁コントローラ14とが設けら
れている。給気管12の途中には逆止弁13が設けられ
ている。
【0004】真空弁コントローラ14は、チューブ15
を介して真空弁14よりも下流側の接続配管3に接続さ
れると共に、チューブ16を介して真空弁4のヘッド部
に接続されている。
【0005】このチューブ16は、前記給気管12から
のチューブ19と共に、チューブ17及び絞り弁18を
介して大気に連通している。
【0006】真空弁コントローラ13の下部14aに侵
入する水位が高くなると、真空弁コントローラ14が開
弁しチューブ15,16が導通され、真空弁4のヘッド
部に負圧が導入されて真空弁4が開弁し、真空弁4より
も上流側の接続配管3内に溜っていた排水が排水横枝管
5に吸い出され、集水タンク7へ排出される。この後、
真空弁コントローラ14の下部14a内の水位が低下し
たことにより真空弁コントローラ14がチューブ15,
16の連通を遮断し、真空弁4のヘッド部にはチューブ
17,16を介して大気圧が導入され、真空弁4が閉弁
状態に復帰する。
【0007】図4はこの真空弁4の従来例を示す断面図
であり、バルブボディ20の流入口21と流出口22と
の間にシート部23が設けられ、弁体24が該シート部
23に接離可能とされている。バルブボディ20は、斜
交方向に延出するスリーブ25を一体に備えており、こ
のスリーブ25に同軸状にバルブヘッド26が上ジョイ
ント27及び下ジョイント28並びにビス29を介して
連結されている。
【0008】なお、上ジョイント27はビス30によっ
てバルブヘッド26に留め付けられており、下ジョイン
トはスリーブ25に対し掛止されている。上ジョイント
27及び下ジョイント28は各々に設けられたフランジ
部27a,28aを対峙させており、該フランジ部27
a,28a同士を連結するようにビス29がねじ込まれ
ている。
【0009】このバルブヘッド26内はメンブレン34
によってバルブボディ20内と隔絶されている。このメ
ンブレン34のロッド支持部37にロッド32が挿通さ
れ、気密に取り付けられている。
【0010】バルブヘッド26内にはピストン31が配
置され、ロッド32を介して前記弁体24に連結されて
いる。なお、ロッド32の先端部には弁体24を挟むよ
うに上サポート35と下サポート34とが装着され、ロ
ッド32の先端に刻設された雄ねじにナット36をねじ
込むことにより弁体24がロッド32に固着される。
【0011】このピストン31はリターンスプリング3
8によって弁体24がシート部23に着座する方向に付
勢されている。バルブヘッド26には前記チューブ16
が接続される吸気ポート39が設けられている。
【0012】この吸気ポート39を介してバルブヘッド
26内のピストン31のヘッドエンド側にチューブ16
を介して負圧が伝達されると、ピストン31が引き上げ
られ、弁体24がシート部23から離れて開弁する。逆
に、バルブヘッド26内に吸気ポート39を介して大気
圧が導入されると、リターンスプリング38の押圧力に
より弁体24がシート部23に着座し、閉弁する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
真空弁4にあっては、弁体24の上側に異物Dが入り込
み易い。とくに、弁体24のストローク速度が小さい
と、排水流に伴って流れてきた異物Dが弁体24の上側
に入り込み易い。そして、弁体24とスリーブ25の間
にこの異物Dが噛み込むと、弁体24がスムーズに動か
なくなる。なお、図3のようにディスポーザが設けられ
ていると、魚骨や根菜類等の硬い野菜の破片が流れてく
るため、これらの硬い異物Dが弁体24とスリーブ25
との間に噛み込まれ易い。
【0014】このような異物噛み込みにより弁体24が
スムーズに動かなくなると、シンク1の排水口から空気
が長時間継続して吸い込まれるようになり、大きな空気
吸込音が長時間継続し、シンク周辺の騒音がひどくな
る。また、集水タンク7内への大気流入量が増大し、汚
水収集に支障が生じたり、真空ポンプ9の負荷が徒に増
大する。
【0015】本発明はこのような問題点を解決し、弁体
とスリーブとの間への異物の噛み込みが防止され、弁体
が常にスムーズにストロークする真空弁及びそれを用い
た台所排水装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の真空弁は、バル
ブボディ内に設けられた弁シート部に対し、負圧によっ
てストロークする弁体が接離可能とされている真空弁に
おいて、該弁体の周縁部から弁シート部と反対側に立ち
上がる環状壁を設けたことを特徴とするものである。
【0017】このように環状壁を設けることにより、弁
体とスリーブとの間への異物の噛み込みが防止され、弁
体が常にスムーズにストロークするようになる。
【0018】この環状壁に開口を設けるか、この環状壁
を通気性材料にて構成し、環状体内側に負圧がこもるこ
とを防止することにより、弁体がきわめてスムーズにス
トロークするようになる。
【0019】本発明の真空弁は、台所のディスポーザを
有するシンクからの排水を排出するラインに設けた場合
に効果的である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して実施の形態
について説明する。図1(a)は実施の形態に係る真空
弁の断面図であり、図4と同様の部分の断面を示してい
る。図1(b)は弁体24と環状体41を示す斜視図で
ある。なお、図1において図4と同一部材には同一符号
が付されている。
【0021】この実施の形態の真空弁40あっては、弁
体24に環状体41が取り付けられている。この環状体
41はカップ形状のものであり、底面部41bが弁体2
4と重ね合わされ、上サポート35及び下サポート34
に挟まれ、ナット36の締め込みにより該環状体41が
ロッド32に固定されている。
【0022】この環状体41の周壁部41aはこの弁体
24の周縁部からシート部23と反対方向に立ち上がる
環状壁となっている。この周壁部41aには、環状体4
1の内外を連通する開口42が設けられている。この実
施の形態にあっては、開口42は周方向等分位置に複数
個(この実施の形態では4個)設けられており、弁体2
4がロッド32の軸心回りに回転しても環状体41内が
いずれかの開口42を介して常にバルブボディ20内と
十分に連通しうるようになっている。
【0023】この実施の形態にあっては、スリーブ25
の内周面に沿ってインナーレース(すき間埋材)50が
設けられており、環状体41の外周面とスリーブ25の
内周面との間に余分なすき間を生じさせないようにして
いる。
【0024】このように構成された真空弁40において
も、吸気ポート39からバルブヘッド26内に負圧が導
入されるとピストン31が上昇し、弁体24がシート部
23から離れて開弁する。バルブヘッド26内に大気圧
が導入されると、リターンスプリング38によって弁体
24が着座する。
【0025】この実施の形態においては、環状体41を
設けているため、弁体24のストローク速度が小さいと
きでも弁体24の上側に異物が入り込むことが無く、弁
体24とスリーブ25との間への異物の噛み込みが防止
され、弁体24が常にスムーズにストロークするように
なる。
【0026】また、この環状体41に開口24が設けら
れているため、弁体24の開弁に伴って環状体41が上
昇し、環状体41の内部空間がメンブレン34によって
封じられた状態になったとしても、開口42を介して環
状体41内がバルブボディ20内に常に連通する。従っ
て、バルブヘッド26内に大気圧が導入された場合、リ
ターンスプリング38の付勢力によって環状体41及び
弁体24がスムーズに着座方向に移動する。なお、仮
に、この開口42が無いと、環状体41内に負圧がこも
り、環状体41がメンブレン34から離れるのに大きな
力を要するようになり、弁体24がスムーズに閉弁しな
いおそれが生じる。
【0027】また、この実施の形態にあっては、インナ
ーレース50を設け、環状体41の周囲に余分なすき間
を生じさせないようにしているので、これによっても弁
体24がスムーズにストロークするようになる。
【0028】図示の実施の形態にあっては円形の開口4
2が設けられているが、この開口42は楕円形、角形、
スリット状など各種形状のものとしうる。また、この開
口は図のようにくり抜き形状のものに限られず、環状体
41の縁部から切り込み形状に設けられたV形、U形な
どのノッチ状のものであっても良い。
【0029】本発明では、環状壁を通気性材料(例えば
スポンジや網などゴミを通さず空気を通す材料)にて構
成しても良い。この通気性材料よりなる環状壁には上記
開口を設けても良く、設けなくても良い。このように通
気性材料にて環状壁を構成した場合でも、環状壁の内側
に負圧がこもることが防止され、弁体の着座動作がスム
ーズになる。
【0030】なお、この環状壁がスポンジなど可撓性を
有する材料にて構成されている場合、弁開時に環状壁が
メンブレン34に当たっても環状壁が撓むようになるた
め、環状壁の高さを大きくとることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、次のような優れた効果
が奏される。
【0032】 閉弁状態の弁体の上側に異物が入り込
むことが環状壁によって防止され、弁体がスムーズにス
トロークするようになる。
【0033】 インナーレースを設けることなどによ
り環状壁とスリーブとの間に余分なすき間を生じさせな
いことにより、異物噛み込みが防止され、弁体がさらに
スムーズにストロークするようになる。
【0034】 環状壁に開口を設けたり、環状壁を通
気性材料にて構成し、環状壁内外を常時連通させること
により、環状壁の内側に負圧がこもることが防止され、
弁体の着座動作がスムーズになる。
【0035】 弁体の着座がスムーズになるため、真
空流路に漏入する大気がきわめて少なくなり、集水タン
クの真空ポンプの運転時間を短くすることができる。
【0036】 同様に、シンクの排水口等に空気が長
時間強力に吸い込まれることが防止され、排水動作時の
騒音を低く、また短時間化することができる。
【0037】 汚水を十分に吸引排出した後、直ちに
弁体を閉弁させるように真空弁コントローラをセットす
ることができ、1回の真空弁開放動作に伴う排水量を多
くできる。また、排水貯留量を多くすることができる。
【0038】 ディスポーザから排出される比較的大
きく硬質なゴミ等も噛み込むことなくスムーズに排出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は実施の形態に係る真空弁の断面図、
(b)図は弁体付近の斜視図である。
【図2】真空弁の設置状態を示す側面図である。
【図3】真空排水システム図である。
【図4】従来の真空弁の断面図である。
【符号の説明】
1 シンク 4,40 真空弁 10 ディスポーザ 20 バルブボディ 21 流入口 22 流出口 23 シート部 24 弁体 25 スリーブ 26 バルブヘッド 31 ピストン 32 ロッド 38 リターンスプリング 41 環状体 41a 周壁部(環状壁) 42 開口 50 インナーレース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディ内に設けられた弁シート部
    に対し、負圧によってストロークする弁体が接離可能と
    されている真空弁において、該弁体の周縁部から弁シー
    ト部と反対側に立ち上がる環状壁を設けたことを特徴と
    する真空弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記環状壁に環状壁
    の内外を連通する開口を設けたことを特徴とする真空
    弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記環状壁が
    通気性材料にて構成されていることを特徴とする真空
    弁。
  4. 【請求項4】 台所流し台のシンクの排水口に設けられ
    たディスポーザと、該ディスポーザの排出口に接続され
    た真空排水管と、該真空排水管に設けられた真空弁とを
    有する台所排水装置であって、該真空弁が請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載の真空弁であることを特徴と
    する台所排水装置。
JP28685997A 1997-10-20 1997-10-20 真空弁及び台所排水装置 Pending JPH11125349A (ja)

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JP28685997A JPH11125349A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 真空弁及び台所排水装置

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JP28685997A JPH11125349A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 真空弁及び台所排水装置

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JPH11125349A true JPH11125349A (ja) 1999-05-11

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ID=17709958

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JP28685997A Pending JPH11125349A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 真空弁及び台所排水装置

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JP (1) JPH11125349A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108755874A (zh) * 2018-05-26 2018-11-06 永春县裕顺工业设计有限公司 一种地漏疏通用曲形管道内部污水去除装置

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