JPH11125172A - 地熱流体を使用する発電装置及び方法 - Google Patents

地熱流体を使用する発電装置及び方法

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JPH11125172A
JPH11125172A JP10229762A JP22976298A JPH11125172A JP H11125172 A JPH11125172 A JP H11125172A JP 10229762 A JP10229762 A JP 10229762A JP 22976298 A JP22976298 A JP 22976298A JP H11125172 A JPH11125172 A JP H11125172A
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condensate
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JP10229762A
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English (en)
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Kuraigaa Zuvi
クライガー ズヴィ
Kapuran Uri
カプラン ウリ
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Ormat Industries Ltd
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Ormat Industries Ltd
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Publication date
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    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G7/00Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
    • F03G7/04Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using pressure differences or thermal differences occurring in nature
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 地熱流体に存在する比較的高温の蒸気と
塩水の効率的使用により全体的な効率が比較的高くな
る、同じ利用可能な熱を使用するための新しい改良され
た装置と方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 高圧蒸気と塩水の混合物である地熱流体
を使用する発電装置であって、地熱流体を塩水の流れと
蒸気の流れとに分離する分離器と、熱のなくなった蒸気
を生成させる蒸気タービンと、気化した有機流体の流れ
及び蒸気凝縮物の流れを生成させる蒸気凝縮器と、過熱
された有機蒸気の流れ及び冷却された塩水の流れを生成
させ過熱器と、熱のなくなった有機流体を生成させる有
機蒸気タービンと、有機凝縮物を生成させる有機蒸気凝
縮器と、予熱された有機流体の流れ及び冷却された蒸気
凝縮物の流れを生成させる予熱器と、予熱された有機流
体を供給する手段と、集合した流れを生成させる手段と
を含む装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の属する技術分野】本発明は地熱流体を使用す
る発電装置及び方法、特に、かなりの量の熱が地熱流体
に存在する塩水から分離された地熱蒸気の地熱流体を使
用する発電装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている多くの地熱源では、
生産ウェルを出る地熱流体中の蒸気は塩水から分離さ
れ、発電のために蒸気タービンで膨張させられる。その
塩水は比較的熱量が少ないので、単に捨てられることが
多い。しかしながら、特定の地域で生産される蒸気と塩
水の相対的な量は、分離を行う温度によって決まる。
【0003】最近、塩水中に存在する熱が、バイナリー
・サイクルを用いることによって発電に利用されてきて
いる。そのバイナリー・サイクルでは、例えば、地熱流
体中の蒸気は蒸気タービンで使われ、地熱流体中の排気
蒸気と塩水は、発電用蒸気タービンで膨張させられる有
機流体を蒸発させるための熱を供給するのに使われる。
また、塩水中の熱は、単に、そのバイナリー動力サイク
ルを動かす作動流体を予熱するために使用されているこ
とが多い。
【0004】バイナリー・サイクル・システムについて
は、1969年出版のTimarit VFIで、V.
K.Jonnson他が「フレオン蒸気サイクルの使用
による地熱発電プラントの最適化」という表題の下で再
検討している。その中には、塩水と蒸気の混合物から成
る地熱流体を使用するための多くの手順が記載されてい
る。この論文で提案されている案4は、塩水から蒸気を
分離し、その蒸気を蒸気タービンに直接通すことを明ら
かにしている。このタービンから排出された蒸気は、フ
レオンで冷却した蒸気凝縮器中で少し減圧状態で凝縮す
る。その熱せられたフレオンをフレオン・タービンに通
す前に、蒸気凝縮器からのそのフレオンを加熱する最初
の熱交換器に、塩水を直接通す。このタービンから排出
されるフレオンは周囲の冷却水を使って凝縮される。最
初の熱交換器からの廃塩水を、蒸気凝縮器からの蒸気凝
縮物と一緒にして混合物とし、その混合物を第二の熱交
換機に通して、凝縮したフレオンを前記蒸気凝縮器に供
給して再循環させる前に予熱する。そして、その第二の
熱交換器からの冷却された前記混合物は廃棄される。
【0005】案4の蒸気凝縮器は少し減圧状態で作動
し、そして熱交換器の配列によって利用できる熱の比較
的効率的な使用が可能になるが、塩水が効率的に使われ
ていないので、この案の実際の全体的効率は高くはな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、地熱流体に存
在する比較的高温の蒸気と塩水の効率的使用により全体
的な効率が比較的高くなる、同じ利用可能な熱を使用す
るための新しい改良された装置と方法を提供することが
本発明の一つの目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明による地熱流体
を使用する発電装置は、高圧蒸気と塩水の混合物である
地熱流体を使用する発電装置であって、地熱流体を、塩
水の流れと蒸気の流れとに分離する分離器と、高圧蒸気
流を膨張させることによって、発電機を動かして発電
し、そして熱のなくなった蒸気を生成させるための発電
機に取り付けられた蒸気タービンと、気化した有機流体
の流れ及び蒸気凝縮物の流れを生成させるために、有機
流体の供給の流れ及び熱のなくなった蒸気に応答する蒸
気凝縮器と、過熱された有機蒸気の流れ及び冷却された
塩水の流れを生成させるために、塩水の流れ及び前記気
化した有機流体の流れに応答する過熱器と、過熱させら
れた有機蒸気を膨張させることによって発電機を動かし
て発電し、そして熱のなくなった有機流体を生成させる
ための、発電機に取り付けられた有機蒸気タービンと、
熱のなくなった有機流体を凝縮させて有機凝縮物を生成
させるための有機蒸気凝縮器と、予熱された有機流体の
流れ及び冷却された蒸気凝縮物の流れを生成させるため
の、蒸気凝縮物及び前記有機凝縮物に応答する予熱器
と、予熱された有機流体を前記蒸気凝縮器へ供給するた
めの手段と、冷却された塩水の流れを、冷却された蒸気
凝縮物の流れと組み合わせて、集合した流れを生成させ
る手段とを含むことを特徴とする。
【0008】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電装置は、他の熱のなくなった有機流体と加熱された
有機流体とを生成させるために、熱のなくなった有機流
体及び前記有機凝縮物に応答する蓄熱器、加熱された有
機流体を前記予熱器に供給する手段及び、他の熱のなく
なった有機流体を凝縮器に供給する手段を含むことを特
徴とする。
【0009】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電装置は、集合した流れを地中に注入するための手段
を含む装置を特徴とする。
【0010】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電装置は、蒸気タービン及び前記有機蒸気タービンが
同一の発電機に取り付けられている装置を特徴とする。
【0011】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電装置は、蒸気タービンが大気圧を超える圧力で低圧
蒸気を生成させる背圧タービンであることを特徴とす
る。
【0012】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電方法は、高圧の蒸気と塩水の混合物である地熱流体
を使用する発電方法であって、地熱流体を塩水の流れと
蒸気の流れに分離し、発電及び低圧蒸気を生成させるた
めに、高圧蒸気の流れを膨張させ、気化した有機流体の
流れ及び蒸気凝縮物の流れを生成させるために、低圧蒸
気を、供給された有機流体の流れを用いて凝縮させ、過
熱された有機蒸気の流れ及び冷却された塩水の流れを生
成させるために、気化した有機流体の流れを、塩水の流
れに含まれている熱を使って過熱させ、発電し及び低圧
有機蒸気を生成させるために、過熱された有機蒸気を膨
張させ、加熱された有機流体凝縮物の流れ及び冷却され
た低圧有機蒸気の流れを生成させるために、低圧有機蒸
気の中の熱を有機凝縮物に移し、冷却された低圧有機蒸
気の流れを凝縮させて、有機凝縮物を生成し、供給され
た有機流体の流れ及び冷却された蒸気凝縮物の流れを生
成させるために、加熱された有機流体凝縮物の流れを予
熱することからなることを特徴とする。
【0013】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電方法は、冷却された塩水の流れを前記冷却された蒸
気凝縮物の流れと一緒にして、集合した流れを形成する
ことを含むことを特徴とする。
【0014】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電方法は、集合した流れを地中に注入することを含む
ことを特徴とする。
【0015】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電方法は、蒸気流を蒸気タービン中で膨張させ、そし
て過熱された有機蒸気を有機蒸気タービン中で膨張さ
せ、しかも両方のタービンがの発電機に取り付けられて
いることを特徴とする。
【0016】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電方法は、低圧蒸気の圧力が大気圧を超えることを特
徴とする。
【0017】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電装置は、高圧の蒸気と塩水の混合物である地熱流体
を使用する発電装置であって、地熱流体を塩水の流れと
蒸気の流れに分離する分離器と、高圧蒸気の流れを膨張
させることによって前記発電機を動かして発電し、そし
て熱のなくなった蒸気を生成させるために、発電機に取
り付けられた蒸気タービンと、有機流体を気化させて、
気化した有機流体の流れ及び蒸気凝縮物の流れを生成さ
せるために、有機流体を供給され、しかも熱のなくなっ
た蒸気に応答する蒸気凝縮器と、気化した有機流体の流
れを過熱させて、過熱した有機蒸気の流れ及び熱のなく
なった塩水の流れを生成させるために、塩水の流れに応
答する第一の過熱器と、過熱した有機蒸気を膨張させる
ことによって最後に述べた発電機を動かして発電し、そ
して熱のなくなった有機流体の流れを生成させるため
に、発電機に取り付けられた第一の有機蒸気タービン
と、熱のなくなった有機流体の流れを過熱させて、再過
熱された有機蒸気の流れ及び他の熱のなくなった塩水の
流れを生成させるために、前記熱のなくなった塩水の流
れに応答する第二の過熱器と、再過熱された有機蒸気の
流れを膨張させることによって最後に述べた発電機を動
かして発電し、そして他の熱のなくなった有機流体の流
れを生成させるために、発電機に取り付けられた第二の
有機蒸気タービンと、加熱された有機流体の凝縮物及び
もう一つ別の熱のなくなった有機流体を生成させるため
に、他の熱のなくなった有機流体及び有機流体の凝縮物
に応答する蓄熱器と、もう一つ別の熱を失った有機流体
を凝縮させて、前記有機流体凝縮物を生じさせるための
有機蒸気凝縮器と、予熱された有機流体の流れ及び他の
冷却された蒸気凝縮物の流れを生成させるために、前記
蒸気凝縮物及び前記加熱された有機流体凝縮物に応答す
る予熱器と、予熱された有機流体の流れを前記蒸気凝縮
器に供給するための手段と、他の熱のなくなった塩水の
流れを前記他の冷却された蒸気凝縮物の流れと一緒にし
て、集合した流れを形成させるための手段とを含むこと
を特徴とする。
【0018】さらに本願発明による地熱流体を使用する
発電装置は、唯一の発電機が、第一及び第二の有機蒸気
タービンに取り付けられていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】高圧の蒸気と塩水の混合物である
地熱流体を使用して発電するための本発明による装置
は、地熱流体を蒸気の流れと塩水の流れに分離する分離
器を含んでいる。発電機に取り付けられている蒸気ター
ビンが蒸気を膨張させ、発電機を動かして発電し、同時
に熱のなくなった蒸気を生成させる。有機流体を供給さ
れた蒸気凝縮器は、その熱のなくなった蒸気を凝縮させ
て、気化した有機流体の流れと蒸気凝縮物の流れを生成
させる。その気化した有機流体は、その塩水の流れに応
答する過熱器に供給され、そこでその気化した有機流体
は過熱され、過熱した有機蒸気の流れと冷却した塩水の
流れが生成される。発電機に取り付けられている有機蒸
気タービンはその過熱した有機蒸気を膨張させ、発電機
を動かして発電し、同時に熱のなくなった有機流体を生
成させる。有機蒸気凝縮器は、その熱のなくなった有機
流体を凝縮させて有機凝縮物を生成させる。その有機凝
縮物は、蒸気凝縮物に応答する予熱器に供給される。そ
の予熱器で、その有機凝縮物は予熱され、その蒸気凝縮
器に供給される予熱された有機流体の流れと冷却された
蒸気凝縮物の流れを生成させる。
【0020】本発明は、有機蒸気凝縮器によって生成し
た有機凝縮物を加熱するために、有機蒸気タービンによ
って生成した熱のなくなった有機流体に応答する蓄熱器
を提供する。その蓄熱器は、凝縮器に供給される他の熱
のなくなった有機流体、及び予熱器に供給される加熱さ
れた有機流体凝縮物を生成させる。有機蒸気タービンか
ら排出される熱のなくなった有機蒸気(そのタービンに
供給される蒸気よりも温度及び圧力が低いけれども)
は、高く過熱されるだろうから、蓄熱器は、この熱が有
機蒸気凝縮器用の冷却剤へ向かうのを阻止する代わり
に、この過熱度をいくらか回収するのに役立つ。冷却さ
れた塩水の流れは、冷却された蒸気凝縮物の流れと一緒
にされて、無機物を析出させにくい希釈された冷却塩水
の集合した流れを生成する。
【0021】また、本発明に従って有機作動流体を過熱
することにより、伝えられた熱の一部を、有機蒸気ター
ビンにおける蒸気の膨張によって、より多くの電力を発
生させるのに使うことができる。さらに、蓄熱器を使用
すると、比較的高温度で塩水から過熱器中の有機蒸気に
実際に伝えられた熱の残りのかなりの量を、比較的低温
度で有機流体凝縮器を出る有機流体凝縮物を加熱するの
に利用することができる。
【0022】本発明の他の実施例において、二段階の、
高圧モジュール及び低圧モジュール有機ランキン・サイ
クル・タービンが使用できる。この実施例においては、
低圧モジュール・タービンの前のみならず高圧モジュー
ル・タービンの前でも、過熱を便利に実施できる。
【0023】そのうえに、冷却した塩水と冷却した蒸気
凝縮物の集合した流れを再注入ウェルに供給し、地中に
注入することができる。予熱機で生成した冷却された蒸
気凝縮物は、蓄熱器が存在するために、蓄熱器なしで生
成した凝縮物よりも温かくなり、その結果、希釈された
冷却塩水の集合した流れもまた温かくなり、したがっ
て、その希釈された冷却塩水を運ぶ配管中で無機物の析
出を抑制するのに役立つ。
【0024】さて、その図面によれば、図1の参照数字
10は、生産ウェル14によって生産される導管12中
の地熱流体を使って発電するための、本発明の一つの実
施例による装置を示す。導管12中の地熱流体は、かな
りの量の熱が蒸気中で得られる高圧の蒸気と塩水の混合
物から成っている。
【0025】装置10は、導管12中の地熱流体を、塩
水の流れ18と高圧蒸気の流れ20に分離するためのセ
パレーター、すなわち、分離器16を含んでいる。発電
機24に取り付けられている蒸気タービン22は、流れ
20を受け入れ、その高圧蒸気を膨張させることによっ
て、発電機を動かして発電し、そしてタービンの排気管
26の中に熱のなくなった蒸気を生成させる。好ましく
は蒸気側で大気圧を超える圧力で運転している蒸気凝縮
器28は、導管30に有機流体を供給し、熱のなくなっ
た蒸気に応答して、その有機流体を蒸発させ、気化した
有機流体の流れ32と蒸気凝縮物の流れ34を生成させ
る。
【0026】過熱器36は、塩水の流れ18に応答し
て、気化した有機流体の流れ32を過熱し、過熱された
有機蒸気の流れ38と冷却された塩水の流れ40を生成
させる。流れ38は、発電機、好ましくは発電機24に
取り付けられた有機蒸気タービン42(タービン42は
別の発電機につなぐこともできるが)に使われる。それ
は、過熱された有機蒸気を膨張させることによって、発
電機を動かして発電し、そしてタービン42の排気管4
4に熱のなくなった有機流体を生成させるためである。
【0027】排気管44の流体は、有機蒸気の凝縮器4
6に用いられ、前記熱のなくなった有機流体を凝縮さ
せ、導管48に有機凝縮物を生成させる。循環ポンプ4
9は導管48の中の有機凝縮物を予熱器50に送る。そ
の予熱器は蒸気凝縮物の流れ34に応答して、前記有機
凝縮物を予熱し、蒸気凝縮器28に供給される予熱され
た有機流体の流れ30と冷却された蒸気の凝縮物の流れ
52を生成させる。手段54は冷却された塩水の流れ5
2を冷却された蒸気凝縮物の流れ40と一緒にして、集
合した流れ56を形成する役をする。好ましくは、集合
した流れ56を、再注入ウェル58を通して地中に注入
する。
【0028】大部分の有機流体、特に、好ましい有機流
体であるペンタン用のT−S線図が傾斜したベル形の性
状をしているので、タービン42でのその有機流体の膨
張は加熱領域で起こることになる。そして、タービン4
2の排気管44が相当過熱されることになり、凝縮器4
6用の冷却剤の中に入るのが阻止され、それ故に利用さ
れないという結果になる。こうした理由から、排気管4
4におけるその過熱度の一部を回収するために、蓄熱器
60をタービン42の排気管と凝縮器46の間に挿入す
る。
【0029】蓄熱器60は、排気管44の中の熱のなく
なった有機流体中の相当量の過熱度を、導管48中の有
機凝縮物へ、その凝縮物が導管64の予熱器50に供給
される前に移す。導管62中の他の熱のなくなった有機
流体は凝縮器46に供給される。
【0030】ここで、図2によれば、参照数字10A
は、図1を参照して説明した前記実施例と似ている本発
明の他の実施例を示す。実施例10Aにおいては、高圧
タービン・モジュール42A及び低圧タービン・モジュ
ール42Bが、米国特許第5,531,073号(その
開示は、ここに引用して取り込まれている)に示されて
いるのと類似の方法で、気化した有機流体を膨張させる
のに使用される。これらのタービンは普通は低速度、例
えば、1500或いは1800RPMで動く。
【0031】好ましくは、過熱器36Aと36Bは、気
化した有機流体を過熱して高圧タービン・モジュール4
2Aと低圧タービン・モジュール42Bにそれぞれ入る
ように装備されている。過熱器36Aは、塩水の入力の
流れ18と気化した有機流体の入力の流れ32に応答し
て、高圧タービン・モジュール42Aに供給される過熱
された有機流体の出力の流れ38Aと、熱のなくなった
塩水の出力の流れ39を生成させる。過熱器36Bは、
熱のなくなった塩水の入力の流れ39と高圧タービン4
2Aから排出された熱のなくなった有機蒸気の入力の流
れ44に応答して、低圧タービン・モジュール42Bに
供給される過熱された有機蒸気の出力の流れ38Bとさ
らに熱のなくなった塩水の出力の流れ40を生成させ
る。
【0032】好ましくは、普通の発電機43はタービン
42Aと42Bの間に挿入して取り付けられ、別の発電
機24Aが蒸気タービン22にのみ取り付けられる。さ
らに、ある条件下では、過熱器36Bだけが使用され
る。
【0033】2流体発電装置システムにおいて、蒸気凝
縮器28の蒸気側を、大気圧を超える圧力で運転するこ
とによって、同システムの全ての構成部分が大気圧を超
える圧力で動く。このことが、高真空条件で運転する必
要がなく、低温地域の長所を利用することを可能にする
だけでなく、例えば、凝縮器28の蒸気側から不凝縮性
ガスの抜き取りを容易にするだろう。
【0034】本発明の方法及び装置によって与えられる
長所と改善された成果は、本発明の好ましい実施例の前
述の説明で明らかである。本明細書の特許請求の範囲に
記述されている本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく、様々な変更や修正がなされる可能性がある。
【0035】
【発明の効果】本発明に従って有機作動流体を過熱する
ことにより、伝えられた熱の一部を、有機蒸気タービン
における蒸気の膨張によって、より多くの電力を発生さ
せるのに使うことができる。
【0036】さらに本願発明では、蓄熱器を使用するこ
とにより、比較的高温度で塩水から過熱器中の有機蒸気
に実際に伝えられた熱の残りのかなりの量を、比較的低
温度で有機流体凝縮器を出る有機流体凝縮物を加熱する
ことができる。
【0037】さらに本願発明では、二段階の高圧モジュ
ール及び低圧モジュール有機ランキン・サイクル・ター
ビンが使用することにより、低圧モジュール・タービン
の前のみならず、高圧モジュール・タービンの前でも過
熱を便利に実施できる。
【0038】さらに本願発明では、冷却した塩水と冷却
した蒸気凝縮物の集合した流れを再注入ウェルに供給
し、地中に注入するため、予熱機で生成した冷却された
蒸気凝縮物は、蓄熱器が存在するために、蓄熱器なしで
生成した凝縮物よりも温かくなり、その結果、希釈され
た冷却塩水の集合した流れもまた温かくなり、したがっ
て、その希釈された冷却塩水を運ぶ配管中で無機物の析
出を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例による装置のブロック図
である。
【図2】本発明の他の実施例による装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
10,10A 地熱流体を使用する発電装置 14 生産ウェル 16 分離器 22 蒸気タービン 24,24A 発電機 28 蒸気凝縮器 36,36A,36B 過熱器 42,42A,42B タービン 46 凝縮器 49 循環ポンプ 50 予熱器 58 再注入ウェル 60 蓄熱器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧蒸気と塩水の混合物である地熱流体
    を使用する発電装置であって、 a)前記地熱流体を、塩水の流れと蒸気の流れとに分離
    する分離器と、 b)前記高圧蒸気流を膨張させることによって、前記発
    電機を動かして発電し、そして熱のなくなった蒸気を生
    成させるための発電機に取り付けられた蒸気タービン
    と、 c)気化した有機流体の流れ及び蒸気凝縮物の流れを生
    成させるために、有機流体の供給の流れ及び前記熱のな
    くなった蒸気に応答する蒸気凝縮器と、 d)過熱された有機蒸気の流れ及び冷却された塩水の流
    れを生成させるために、前記塩水の流れ及び前記気化し
    た有機流体の流れに応答する過熱器と、 e)前記過熱させられた有機蒸気を膨張させることによ
    って前記発電機を動かして発電し、そして熱のなくなっ
    た有機流体を生成させるための、発電機に取り付けられ
    た有機蒸気タービンと、 f)前記熱のなくなった有機流体を凝縮させて有機凝縮
    物を生成させるための有機蒸気凝縮器と、 g)予熱された有機流体の流れ及び冷却された蒸気凝縮
    物の流れを生成させるための、前記蒸気凝縮物及び前記
    有機凝縮物に応答する予熱器と、 h)前記予熱された有機流体を前記蒸気凝縮器へ供給す
    るための手段と、 i)前記冷却された塩水の流れを、前記冷却された蒸気
    凝縮物の流れと組み合わせて、集合した流れを生成させ
    る手段とを含む装置。
  2. 【請求項2】 さらに熱のなくなった有機流体と加熱さ
    れた有機流体とを生成させるために、 前記熱のなくなった有機流体及び前記有機凝縮物に応答
    する蓄熱器、 前記加熱された有機流体を前記予熱器に供給する手段及
    び、 前記のさらに熱のなくなった有機流体を前記凝縮器に供
    給する手段を含む請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記集合した流れを地中に注入するため
    の手段を含む請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸気タービン及び前記有機蒸気ター
    ビンが同一の発電機に取り付けられている請求項1に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 前記蒸気タービンは、大気圧を超える圧
    力で低圧蒸気を生成させる背圧タービンである請求項1
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】 高圧の蒸気と塩水の混合物である地熱流
    体を使用する発電方法であって、 a)前記地熱流体を塩水の流れと蒸気の流れに分離し、 b)発電及び低圧蒸気を生成させるために、前記高圧蒸
    気の流れを膨張させ、 c)気化した有機流体の流れ及び蒸気凝縮物の流れを生
    成させるために、前記低圧蒸気を、供給された有機流体
    の流れを用いて凝縮させ、 d)過熱された有機蒸気の流れ及び冷却された塩水の流
    れを生成させるために、前記気化した有機流体の流れ
    を、前記塩水の流れに含まれている熱を使って過熱さ
    せ、 e)発電し及び低圧有機蒸気を生成させるために、前記
    過熱された有機蒸気を膨張させ、 f)加熱された有機流体凝縮物の流れ及び冷却された低
    圧有機蒸気の流れを生成させるために、前記低圧有機蒸
    気の中の熱を有機凝縮物に移し、 g)前記冷却された低圧有機蒸気の流れを凝縮させて、
    前記有機凝縮物を生成し、 h)供給された前記有機流体の流れ及び冷却された蒸気
    凝縮物の流れを生成させるために、前記加熱された有機
    流体凝縮物の流れを予熱することからなる方法。
  7. 【請求項7】 前記冷却された塩水の流れを前記冷却さ
    れた蒸気凝縮物の流れと一緒にして、集合した流れを形
    成することを含む請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記集合した流れを地中に注入することを
    含む請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記蒸気流を蒸気タービン中で膨張させ、
    そして前記過熱された有機蒸気を有機蒸気タービン中で
    膨張させ、しかも両方のタービンがの発電機に取り付け
    られている請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記低圧蒸気の圧力が大気圧を超える請
    求項6に記載の方法。
  11. 【請求項11】高圧の蒸気と塩水の混合物である地熱流
    体を使用する発電装置であって、 a)前記地熱流体を塩水の流れと蒸気の流れに分離する
    分離器と、b)前記高圧蒸気の流れを膨張させることに
    よって前記発電機を動かして発電し、そして熱のなくな
    った蒸気を生成させるために、発電機に取り付けられた
    蒸気タービンと、 c)有機流体を気化させて、気化した有機流体の流れ及
    び蒸気凝縮物の流れを生成させるために、有機流体が供
    給され、しかも前記熱のなくなった蒸気に応答する蒸気
    凝縮器と、 d)前記気化した有機流体の流れを過熱させて、過熱し
    た有機蒸気の流れ及び熱のなくなった塩水の流れを生成
    させるために、前記塩水の流れに応答する第一の過熱器
    と、 e)前記過熱した有機蒸気を膨張させることによって最
    後に述べた発電機を動かして発電し、そして熱のなくな
    った有機流体の流れを生成させるために、発電機に取り
    付けられた第一の有機蒸気タービンと、 f)前記熱のなくなった有機流体の流れを過熱させて、
    再過熱された有機蒸気の流れ及び他の熱のなくなった塩
    水の流れを生成させるために、前記熱のなくなった塩水
    の流れに応答する第二の過熱器と、 g)前記再過熱された有機蒸気の流れを膨張させること
    によって最後に述べた発電機を動かして発電し、そして
    他の熱のなくなった有機流体の流れを生成させるため
    に、発電機に取り付けられた第二の有機蒸気タービン
    と、 h)加熱された有機流体の凝縮物及びもう一つ別の熱の
    なくなった有機流体を生成させるために、前記他の熱の
    なくなった有機流体及び有機流体の凝縮物に応答する蓄
    熱器と、 i)前記もう一つ別の熱を失った有機流体を凝縮させ
    て、前記有機流体凝縮物を生じさせるための有機蒸気凝
    縮器と、 j)予熱された有機流体の流れ及び他の冷却された蒸気
    凝縮物の流れを生成させるために、前記蒸気凝縮物及び
    前記加熱された有機流体凝縮物に応答する予熱器と、 k)前記予熱された有機流体の流れを前記蒸気凝縮器に
    供給するための手段と、 l)前記他の熱のなくなった塩水の流れを前記他の冷却
    された蒸気凝縮物の流れと一緒にして、集合した流れを
    形成させるための手段とを含む装置。
  12. 【請求項12】唯一の発電機が、前記第一及び第二の有
    機蒸気タービンに取り付けられている、請求項11に記
    載の装置。
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