JPH11125078A - 換気通風可変手段を備えた出入口戸 - Google Patents

換気通風可変手段を備えた出入口戸

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Publication number
JPH11125078A
JPH11125078A JP28993397A JP28993397A JPH11125078A JP H11125078 A JPH11125078 A JP H11125078A JP 28993397 A JP28993397 A JP 28993397A JP 28993397 A JP28993397 A JP 28993397A JP H11125078 A JPH11125078 A JP H11125078A
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JP
Japan
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ventilation
plate
door
opening
fuse
Prior art date
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Pending
Application number
JP28993397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Obata
政雄 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出入口戸の扉本体に設けた換気通風可変手段
の通風量調整板を防火遮蔽板に兼用させて、耐火性能を
損なうことなく居室側への新鮮な空気の取入と換気とを
可能とする。 【解決手段】 出入口戸の扉本体1の開口部外側に設け
たガラリ又は多孔板等による通風カバーと、開口部内側
に設けた通風板14と、通風板14の内側面に沿って可
動する通風量調整板15とを設ける。通風板14に設け
た操作孔16を通して通風量調整板15に操作子17を
取り付ける。通風量調整板15に長孔21を操作孔16
と同方向に穿設する。長孔21に貫挿し作動部材22を
ヒューズ24を介して扉本体側に固定する。ヒューズ2
4と反対の本体側とにわたりばね部材25を張設する。
ばね部材の引張力により開放状態の通風量調整板15を
ヒューズ溶断時に強制的に閉鎖位置に可動して空気の流
出入を遮断する。開口部5の最内側に防虫網26を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅や事務所等
の建物の出入口、特に集合住宅の玄関出入口等に採用さ
れる換気通風可変手段を備えたに出入口戸に関するもの
である。
【0002】集合住宅の玄関出入口戸の殆どは、法的な
規制を受けて片開戸であり、必ず耐火性能や防犯性能な
どの機能を持ち合わせていなければならず、火災が発生
すれば戸は閉じられて、炎や煙を遮断する耐火性能が保
証されなければならない。
【0003】このような常時閉鎖的な機能が求められた
玄関出入口戸を備えた住宅でも、高温多湿の気候条件、
特に夏の蒸し暑い日には、人工的な冷風、場所によって
は過剰なくらいに肌寒く感じるクーラーの送風よりも、
居室のなかを通り抜ける自然な風により涼を求めたくな
るものであり、隣戸界が隔壁で閉鎖された風通しの悪い
集合住宅の居住者にとってはなおさらのことである。な
かにはドアーチェーンやドアロックを掛けたまま、扉の
下にくさび等を噛ませて半開き状態で風通しをよくして
いる居住者もいるが、これとても仮設的なものに過ぎな
い。
【0004】この発明は、上記事情から考えられたもの
であって、その目的は、出入口戸の扉本体の開口部に設
けた換気通風可変手段の通風量調整板を、防火遮蔽板に
兼用することによって、保証された耐火性能と防犯機能
を損なうことなく、居室側への新鮮な空気の取入と換気
を可能とする新たな換気通風可変手段を備えた出入口戸
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、出入口戸の扉本体の開口部外側に設けたガラリ又は
多孔板等による通風カバーと、開口部内側に設けた通風
板と、その通風板の内側面に沿って可動自在に開口部内
に設けた通風量調整板と、通風板の周辺部に設けた側縁
に並行な操作孔を通して外部から通風量調整板に取付け
た操作子とからなり、その両板を互いに重合位置する多
数の通風穴を有する穴明き鋼板により形成するととも
に、少なくとも上記通風量調整板に所要長さの長孔を上
記操作孔と同方向に穿設し、その長孔に貫挿した軸又は
片状の作動部材をヒューズを介して扉本体側に固定する
一方、該ヒューズと反対の扉本体側とにわたりばね部材
を張設し、そのばね部材の引張力により開放状態の通風
量調整板をヒューズ溶断時に強制的に閉鎖位置に可動し
て、空気の流出入を遮断する構成からなるというもので
あり、また上記開口部の最内側に防虫網を有するもので
ある。さらにまた上記開口部は、扉本体に設けた脱出口
と同形で脱出口内に軸設して収容した開閉自在な副扉の
枠体をもって形成され、その開口部内に上記換気通風可
変手段が設けられている、というものでもある。
【0006】このような構成では、作動部材が通風量調
整板に貫挿されていても、長孔により通風量調整板を開
閉いずれの方向にも操作子をもって移動できるので、通
風板と通風量調整板に穿設した通風穴の重なり具合を調
整して、通風量を任意に加減することができる。したが
って、この換気通風可変装置を組込んだ出入口戸では、
新鮮な空気が扉本体を通って居室側に入り込むようにな
り、自然に換気が行えることになる。
【0007】また通風量調整板が開放位置にあるとき、
火災発生により出入口戸の周辺温度が上昇してヒューズ
が溶けると、作動部材の固定が解除されると同時に、作
動部材がばね部材の引張力によりばね方向に引っ張ら
れ、長孔端面に接して通風量調整板を閉鎖位置まで可動
し、これにより両板の通風穴が交互に位置して閉ざさ
れ、煙や炎が自動的に遮断されるようになる。さらにま
た構成としては、通風量調整板が防火遮蔽板を兼ねるの
で、防火遮蔽板が省略でき、その分だけ開口部又はや副
扉の枠体内の構造が簡素化されて安価に製造できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図中1は集合住宅の玄関出入口の
鋼製の扉本体で、片側をドアヒンジ2により出入口枠の
一部をなす扉枠3に取付けて、出入口に開閉自在に取付
けた通常構造のものからなり、その扉本体1と扉枠3の
召し合い部分4の隙間はできるだけ小さく形成されてい
る。
【0009】上記扉本体1の下部中央の面内には長方形
の開口部5が設けてあり、その開口部5に同一形状の換
気通風可変手段11が組込まれている。
【0010】この換気通風可変手段11は、上記開口部
5の外側の通風カバー12と、両側を開口部両側の内縁
材13に止着して、開口部5の内側に設けた通風板14
と、その通風板14の内側面に沿って横方向に可動自在
に、上下端を通風板14の上下縁内側に屈曲形成したU
状形の受け縁14aに収めて、開口部内に設けた通風量
調整板15とを備え、通風板14の下辺部には長孔によ
る操作孔16が下縁に並行に穿設してあり、その操作孔
16を通して通風量調整板15に操作子17が取付けて
ある。
【0011】上記通風板14と通風量調整板15は、互
いに重合位置する多数の縦長の通風穴18,19を、穴
幅よりも若干大きめの間隔を開けて穿設した穴明き鋼板
からなり、両板の下辺部の同一位置には上記間隔と略同
一寸法の長孔20,21が上記操作孔16と同方向に穿
設してある。
【0012】この長孔20,21には遮断用の作動部材
22が挿通してある。この作動部材22は外端部と通風
板14に突設したピン23とにわたり配設したヒューズ
24を介して扉本体側に固定され、また内端部にはコイ
ルスプリングのばね部材25がヒューズ24とは反対の
扉本体内側の内縁材13とにわたり張設してある。この
ばね部材25により作動部材22には引張力が常時作用
し、ヒューズ24が溶断したときに、作動部材22が長
孔21の端面に接して通風量調整板15を、その端縁が
内縁材13に当たって止まる閉鎖位置まで可動する。
【0013】また開口部5の最内側には、通風板14を
被覆するように防虫網26が縁材27に張設して着脱自
在に嵌着してあり、これにより通気穴18,19が開放
状態にあっても、屋外から虫が侵入しないようにしてあ
る。
【0014】図2及び図3に示す実施形態は、通風カバ
ー12としてガラリを採用したものであり、通風カバー
12の最下部に生じた空間部を上記ばね部材25の張設
スペースとしている。また作動部材22には軸部材を採
用するとともに、通風板14の外側にガイド板28を設
け、そのガイド板28の内外面に作動部材22を植え付
けてガイド板28により自立安定させ、外側の軸部材に
ヒューズ24を取り付け、また内側の軸部材に上記ばね
部材24を係止している。
【0015】図6及び図7に示す実施形態は、通風カバ
ー12として多孔鋼板(パンチングタイプ)を採用し、
作動部材22には折曲片を採用して上記ガイド板28を
省略したものである。この作動部材22は通風量調整板
15の内側面に当接した縦片22aの前後側面を交互に
折曲して、外片22bと内片22cに形成するととも
に、縦片22aの下部を接地用の足片22dに形成した
ものからなり、その外片22bを通風板14と通風量調
整板15の長孔20,21に貫挿してヒューズ24を取
り付け、また内片22cに上記ばね部材25を掛け止め
してなる。
【0016】図8及び図9に示す実施形態は、上記開口
部5を、扉本体1に設けた脱出口6と同形で脱出内に収
容した開閉自在な副扉7の枠体8をもって形成し、その
開口部5の内部に上記換気通風可変手段11を設けたも
のからなり、上記ヒューズ24及びばね部材25の一端
は枠体側に固定してある。また副扉7は通風板14を居
住側として、枠体8が開口部5の受け縁のガスケット材
29に当たるところまで押し入られ、支軸30により開
閉自在に脱出口6に収容されている。
【0017】上記構成の換気通風可変手段11では、上
記操作子17により通風量調整板15を横に移動し、通
風穴18,19の重なりによる開き具合を調整すること
により、通風量を加減することができる。この際には作
動部材22が通風量調整板15を貫通していても、長孔
21により作動部材22が移動の障害となることはな
く、調整に応じた風量の空気が扉本体1を通って居室側
に入り、換気が自然に行える。
【0018】また火災発生により出入口戸の周辺温度上
昇するとヒューズ24が溶けて、作動部材22の固定が
解除されることから、通風量調整板15が開放位置にあ
るときは、ばね部材25により作動部材22が引っ張ら
れて長孔端面に接し、通風量調整板15を押圧して閉鎖
位置まで可動する。このため重なり合っていた通風穴2
0,21が交互に位置して板面に隠れ、閉鎖状態となっ
て通風量調整板15は即座に煙や炎の流れを遮断する防
火遮蔽板として機能する。したがって、火災時における
人為的な閉鎖は不要となり、留守中でも確実に作動して
安全機能を発揮し、また二重の鋼板によって防犯機能を
も維持する。
【0019】なお上記実施形態は、通風量調整板15を
横方向に移動して通風量の調整を行う構成よりなるが、
ヒューズ24とばね部材25を上下に配置することによ
って縦方向に構成することも可能であり、そのような場
合の通風穴20,21は横長となる。また操作子17に
はねじ部材を採用して、適度な締付け力により通風量調
整板15の自重による移動を防止し、その締付け力より
もばね部材の引張力を強く設定することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる換気通風可変手段を備えた
建物の出入口戸の外部立面図である。
【図2】 換気通風可変手段の縦断側面図である。
【図3】 換気通風可変手段の下部平断面図である。
【図4】 通気板と通風量調整板の開放時における立面
図である。
【図5】 通気板と通風量調整板の開放時における立面
図である。
【図6】 他の実施形態の縦断側面図である。
【図7】 同上の下部平断面図である。
【図8】 副扉に換気通風可変手段を採用した場合の建
物の出入口戸の外部立面図である。
【図9】 同上の換気通風可変手段の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 扉本体 5 開口部 6 扉本体の脱出口 7 副扉 8 副扉の枠体 11 換気通風可変手段 12 通気カバー 14 通風板 15 通風量調整板 16 操作孔 17 操作子 18,19 通風穴 20,21 長孔 22 作動部材 23 ピン 24 ヒューズ 25 ばね部材 26 防虫網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口戸の扉本体の開口部外側に設けた
    ガラリ又は多孔板等による通風カバーと、開口部内側に
    設けた通風板と、その通風板の内側面に沿って可動自在
    に開口部内に設けた通風量調整板と、通風板の周辺部に
    設けた側縁に並行な操作孔を通して外部から通風量調整
    板に取付けた操作子とからなり、その両板を互いに重合
    位置する多数の通風穴を有する穴明き鋼板により形成す
    るとともに、少なくとも上記通風量調整板に所要長さの
    長孔を上記操作孔と同方向に穿設し、その長孔に貫挿し
    た軸又は片状の作動部材をヒューズを介して扉本体側に
    固定する一方、該ヒューズと反対の扉本体側とにわたり
    ばね部材を張設し、そのばね部材の引張力により開放状
    態の通風量調整板をヒューズ溶断時に強制的に閉鎖位置
    に可動して、空気の流出入を遮断する構成からなること
    を特徴とする換気通風可変手段を備えた出入口戸。
  2. 【請求項2】 上記開口部の最内側に防虫網を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の換気通風可変手段を備え
    た出入口戸。
  3. 【請求項3】 上記開口部は、扉本体に設けた脱出口と
    同形で脱出口内に軸設して収容した開閉自在な副扉の枠
    体をもって形成され、その開口部内に上記換気通風可変
    手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    換気通風可変手段を備えた出入口戸。
JP28993397A 1997-10-22 1997-10-22 換気通風可変手段を備えた出入口戸 Pending JPH11125078A (ja)

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JP28993397A JPH11125078A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 換気通風可変手段を備えた出入口戸

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JP28993397A JPH11125078A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 換気通風可変手段を備えた出入口戸

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JPH11125078A true JPH11125078A (ja) 1999-05-11

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JP28993397A Pending JPH11125078A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 換気通風可変手段を備えた出入口戸

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089317A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Toyota Home Kk 通気調整装置、それを備えた建物及び集合住宅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302