JPH11123682A - 移動ロボットの停止位置検出システム - Google Patents

移動ロボットの停止位置検出システム

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Publication number
JPH11123682A
JPH11123682A JP28845597A JP28845597A JPH11123682A JP H11123682 A JPH11123682 A JP H11123682A JP 28845597 A JP28845597 A JP 28845597A JP 28845597 A JP28845597 A JP 28845597A JP H11123682 A JPH11123682 A JP H11123682A
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JP
Japan
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marker
stop position
visual
guided vehicle
automatic guided
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Application number
JP28845597A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Terada
宏幸 寺田
Satoshi Nakamoto
敏 中本
Yutaka Inoue
裕 井上
Yuji Kawaguchi
裕司 川口
Tadashi Ichikawa
忠 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚センサによるマーカの位置検出精度が低
下してしまうことを防止する。 【解決手段】 作業台8上のマーカ体10は通常におい
ては隠蔽部材17により隠蔽されているので、マーカ体
10が汚れてしまうことはない。無人搬送車1が教示位
置に停止したときは、隠蔽部材17が移動するので、隠
蔽部材17により隠蔽されていたマーカ体10が露出す
るようになる。そこで、多軸ロボット2に取付けられた
視覚センサ5は作業台8上のマーカ体10のマーカ14
a,14bの画像を複数回取込み、それを平均値化する
ことによりマーカ14a,14bの位置を算出すると共
に、マーカ14a,14bの中点位置に基づいてワーク
9の位置を算出する。従って、多軸ロボット2は、マー
カ14a,14bの中点位置に基づいてワーク9を確実
にチャッキングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人搬送車を所定
の停止位置に停止させ、当該無人搬送車に搭載されたロ
ボットに取付けられた視覚手段により静止部位に設定さ
れた視覚領域内に位置するマーカの位置を検出し、その
マーカの位置に基づいて無人搬送車の停止位置を検出す
る移動ロボットの停止位置検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動ロボットを用いた生産シ
ステムが提案されている。この移動ロボットは無人搬送
車にロボットを搭載してなり、無人搬送車により作業台
への走行・停止を行ってから、無人搬送車に搭載された
ロボットにより作業台にセットされたワークをチャッキ
ングして搬送するようになっている。
【0003】ところで、無人搬送車の停止位置精度は通
常±10mm程度のばらつきを有する。そこで、移動ロ
ボットの作業精度を向上するために作業台側に停止位置
検出用のマーカを設け、ロボットに装着された視覚セン
サにより当該マーカの位置を検出し、移動ロボットの停
止位置のずれ量を求め、ロボット作業の座標ポイントを
補正する方法が採用されている。
【0004】この場合、マーカとして例えばランプを採
用したときは、マーカとしての精度を向上させるため
に、ランプ全体をカバーで隠蔽すると共に、そのカバー
においてランプの上方となる所定領域に透孔を形成する
ようにしてる。従って、視覚センサがカバーの透孔を通
じてランプを視認することにより、透孔の中心位置をマ
ーカの位置として認識することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マーカ
を含む視覚領域は作業台に設けられていることから汚れ
易く、視覚センサによるマーカの位置検出精度が低下し
てしまう虞がある。また、マーカをカバーで隠蔽する構
成の場合は、カバーの透孔の周縁部の肉厚が大きいこと
から、視覚センサがマーカを斜めに視認したときは、視
覚したマーカの中心位置が透孔の中心位置からずれてし
まうので、視覚センサによるマーカの位置検出精度が低
下してしまう。また、視覚センサは、マーカの位置を1
回の画像取込みにより求めることから、視覚センサの分
解能が低い場合には、マーカの位置検出精度が低下して
しまう。さらには、視覚センサの光学系が汚れてしまっ
た場合にも、マーカの読取りに支障を生じて位置検出精
度が低下してしまう。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、静止部位に設定されたマーカの検出位
置に基づいて移動ロボットの停止位置を検出する場合
に、視覚センサによるマーカの位置検出精度が低下して
しまうことを防止できる移動ロボットの停止位置検出シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、マーカを含む視覚領域は通常においては隠蔽部材に
より隠蔽されているので、視覚領域が汚れてしまうこと
はない。
【0008】さて、無人搬送車が所定の停止位置に停止
すると、無人搬送車に搭載されたロボットに取付けられ
た視覚手段はマーカを視認しようする。ここで、解除手
段は、視覚手段がマーカを視認する際は隠蔽部材による
視覚領域に対する隠蔽状態を解除するので、視覚手段
は、汚れが付着していない視覚領域内に位置するマーカ
の位置を精度よく検出することができる。
【0009】請求項2の発明によれば、マーカは透孔部
材により隠蔽されており、その透孔部材に形成された透
孔を通じて上方を臨んでいる。従って、視覚手段は、透
孔を通じてマーカを視認することにより、透孔の中心位
置をマーカの位置として検出する。
【0010】ここで、透孔の内周縁部はエッジ状に形成
されているので、視覚手段が斜め方向から透孔を通じて
マーカを視認した場合であっても、透孔の中心位置がマ
ーカの検出位置となり、マーカの視認精度が低下してし
まうことはない。
【0011】請求項3の発明によれば、透孔部材の表面
は無光沢処理されているので、視覚手段は、透孔を通じ
て上方を臨むマーカを高いコントラストで視認すること
ができる。
【0012】請求項4の発明によれば、隠蔽部材による
隠蔽空間部の空気圧力は圧力手段により高められている
ので、塵埃などが隠蔽空間部に位置する視覚領域に付着
することを防止できる。
【0013】請求項5の発明によれば、演算手段は、視
覚手段によるマーカの画像データの取込みを複数回実行
し、その平均値に基づいてマーカの位置を算出するの
で、視覚手段の分解能以上の分解能でもって位置検出を
行うことができ、マーカの視認精度を高めることができ
る。
【0014】請求項6の発明によれば、視覚手段の光学
系の前面には透光性保護部材が脱着可能に設けられてい
るので、塵埃により透光部材が汚れた場合は、透光部材
を脱着して洗浄或いは交換することによりマーカの視認
精度が低下してしまうことを防止できる。
【0015】
【請求項7】 マーカは発光体でコントラストが高いの
で、視覚手段は、マーカの視認精度を高めることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。図1は移動ロボットの全体を示す斜
視図である。この図1において、無人搬送車1は、床面
に付設された誘導線に沿って走行すると共に、予め教示
された教示位置で停止するようなっている。無人搬送車
1上には多軸ロボット2が搭載されており、この多軸ロ
ボット2は予め教示された位置及び姿勢に制御されるこ
とにより所定の動作を実行するようになっている。
【0017】多軸ロボット2は複数のアーム3を備え、
そのアーム先端部3aにはハンド部4が設けられてい
る。また、アーム先端部3aには視覚センサ5(視覚手
段に相当)が取付けられており、アーム先端部3aの位
置及び姿勢に応じて視覚センサ5の位置及び姿勢が変化
するようになっている。
【0018】ここで、視覚センサ5のレンズ(光学系に
相当)の前面は透光性保護部材6(図2参照)が脱着可
能に取付けられている。この透光性保護部材6は、塵埃
などから視覚センサ5のレンズを保護するために設けら
れている。また、無人搬送車1の前面には光通信器7が
設けられている。
【0019】一方、地上側には作業台8(静止部位に相
当)が固定されており、その作業台8上の所定位置に形
成された凹部にワーク9が挿入されている。ここで、作
業台8上の所定位置にはマーカ体10が設けられてお
り、それらのマーカ体10とワーク9とが常に一定の位
置関係となっている。
【0020】この場合、作業台8上に設けられたマーカ
体10は、無人搬送車1が作業台8に対して所定の教示
位置に停止した状態で視覚センサ5がそれを画像として
取り込むことが可能な位置に設定されている。
【0021】図3はマーカ体10の平面を示し、図4は
マーカ体10の部分断面を示している。これらの図3及
び図4において、マーカ体10において、平板状の取付
ステー11は作業台8に固定されており、その取付ステ
ー11に円筒状のボス部12が2個固定されている。取
付ステー11の下面にはソケット13が固定されてお
り、そのソケット13に装着されたランプ14(発光
体)がボス部12内に位置している。
【0022】ボス部12の上面には透孔部材15が装着
されている。この透孔部材15は例えば黒色のABS樹
脂により成形されており、その上面はシボ加工が施され
ている。この透孔部材15はボス部12に対して嵌合状
態で載置されているだけであるので、透孔部材15をボ
ス部12から脱着することによりランプ14を容易に交
換することができる。
【0023】ここで、透孔部材15において、ランプ1
4の上方となる部位には透孔16が形成されており、そ
の透孔16を通じてランプ14が上方を臨んでいる。こ
の場合、透孔16の内周縁部は図4に示すようにエッジ
状に形成されており、ランプ14において斯様な内周縁
部がエッジ形状の透孔16を通じて上方を臨んだ部位が
マーカ14a,14bに設定されている。
【0024】一方、上記構成のマーカ体10に対応して
隠蔽部材17が設けられている。即ち、隠蔽部材17は
コ字状をなし、エアシリンダ18によりレール19上を
スライド可能に設けられている。この場合、通常におい
ては図5に示すように隠蔽部材17はエアシリンダ18
によりマーカ体10を隠蔽する位置に移動していると共
に、エアシリンダ18に対する空気の供給に応じて図6
に示すようにマーカ体10を露出する位置に移動するよ
うになっている。
【0025】作業台8の上面においてマーカ体10の外
周には微小なノズル20(加圧手段に相当)(図6参
照)が多数形成されており、そのノズル20から空気が
噴出している。従って、隠蔽部材17によりマーカ体1
0が隠蔽された状態では、ノズル20から噴出した空気
により隠蔽部材17内の圧力が高められている。
【0026】また、作業台8の前面には光通信器21が
設けられていると共に背面には制御装置22が設けられ
ており、無人搬送車1が所定の教示位置に停止した状態
で制御装置22は無人搬送車1の光通信器7と情報の授
受を行い、エアシリンダ18に対する空気の供給を制御
するようになっている。
【0027】図7は移動ロボットの電気的構成を概略的
に示している。この図7において、多軸ロボット2はロ
ボット制御装置23(解除手段に相当)により制御され
る。視覚センサ5はシャッタ機能を有するもので、画像
処理装置24(演算手段に相当)からトリガーが与えら
れたタイミングで撮像信号を当該画像処理装置24に出
力する。
【0028】画像処理装置24(演算手段に相当)は、
視覚センサ5からの撮像信号に基づいて画像処理を施す
ことにより、後述するようにアーム先端部3a、ひいて
は視覚センサ5の位置ずれによる認識ずれ量を認識す
る。ティーチペンダント25は、ロボット制御装置23
に対して多軸ロボット2の動作を予め教示するためのも
のである。
【0029】一方、多軸ロボット2は、ロボット制御装
置23からの指令に応じて複数のサーボモータ(図示せ
ず)により複数のアーム3を動作させることによりアー
ム先端部3aの位置及び姿勢を制御するようになってい
る。この場合、各アーム3の位置はエンコーダ(図示せ
ず)により検出するようになっている。また、ロボット
制御装置23は、光通信器7を通じて作業台8側の制御
装置22と情報の授受を行うようになっている。
【0030】次に、上記構成の作用を多軸ロボット2の
動作を示す図3のフローチャート及び幾何学的位置関係
を示す図4を参照して説明する。まず、教示時において
は、無人搬送車1を作業台8に対して所定の教示位置に
停止させる。このとき、多軸ロボット2のアーム先端部
3aを所定位置に制御すると共にアーム先端部3aが真
下を向くように制御する。つまり、視覚センサ5が真下
を撮像するようように制御するもので、その撮像範囲
(視覚領域に相当)に作業台8に設けられたマーカ体1
0(このときは隠蔽部材17を移動してマーカ体10を
露出しておく)が位置するようになる。
【0031】ここで、視覚センサ5は、教示時において
は図8に示す教示時ロボット座標系(X,Y)を有して
おり、その教示時ロボット座標系(X,Y)における視
野が矢印Pで示す範囲に設定されていると共に、その範
囲内にマーカ体10に設けられた2つのマーカ14a,
14bが位置している。
【0032】さて、教示時においては、図3に示すよう
にワーク9の座標位置(it ,jt)を教示してから、
マーカ体10に設けられた2つのマーカ14a,14b
の基準位置(Xat,Yat)、(Xbt,Ybt)を視覚セン
サ5により検出してその位置を算出する。
【0033】ここで、画像処理装置24は、視覚センサ
5によりマーカ14a,14bの位置を算出するとき
は、マーカ14a,14bの画像データを繰返して取込
み、これを平均値化処理する。
【0034】続いて、2つのマーカ14a,14b間の
中点14cの座標位置を求め、その中点14cからワー
ク9までのベクトルAtを算出する。つまり、マーカ1
4a,14bの位置(Xat,Yat)、(Xbt,Ybt)に
基づいて、それらの中点14c(Xct,Yct)の位置は
((Xat+Xbt)/2、(Yat+Ybt)/2)と算出さ
れるので、この中点14cの位置とワーク9の中心位置
(it,jt)との差から、ベクトルAtは(i−
((Xat+Xbt)/2)、j−((Yat+Ybt)/2)
と算出することができる。
【0035】要するに、マーカ14a,14bの中点1
4cからベクトルAtだけ変位した位置にワーク9が存
在することになる。以上の動作により教示時における必
要データを取得することができる。
【0036】次に、実際に無人搬送車1が走行した後、
停止したときの処理方法について説明する。まず、ロボ
ット制御装置23は作業台8側に対して光通信器7を通
じて隠蔽部材17を開く命令を送信する。すると、作業
台8側の制御装置22がエアシリンダ18により隠蔽部
材17を移動するので、それまで隠蔽部材17により隠
蔽されていたマーカ体10が露出するようになる。この
とき、作業台8側の制御装置22は、光通信器21を通
じて隠蔽部材17を開けたことをロボット制御装置23
に通知する。
【0037】これにより、ロボット制御装置23は、多
軸ロボット2のアーム先端部3aを教示時と同じ位置及
び姿勢に制御した状態で、視覚センサ5によりマーカ1
4a,14bの位置を算出する。つまり、このときの視
覚センサ5の停止時ロボット座標系(U,V)における
マーカ14a,14bの位置(Xas,Yas)、(Xbs,
Ybs)を視覚センサ5により算出する(図8参照)。こ
こから、停止時ロボット座標系におけるマーカ14a,
14bの中点14c(Xcs,Ycs)の位置は((Xas+
Xbs)/2、((Yas+Ybs)/2)と算出することが
できる。
【0038】ここで、画像処理装置24は、視覚センサ
5によりマーカ14a,14bの位置を算出するとき
は、マーカ14a,14bの画像データを繰返して取込
み、これを平均値化処理する。
【0039】以上のようにしてロボット制御装置23が
マーカ14a,14bの中点14cの位置を算出したと
きは、光通信器7を通じて隠蔽部材17を閉鎖すること
を指示する。すると、作業台8側の制御装置22は、隠
蔽部材17によりマーカ体10が隠蔽されるようにエア
シリンダ18を駆動する。
【0040】これにより、隠蔽部材17によりマーカ体
10が隠蔽されるので、作業台8側の制御装置22は、
光通信器21を通じて隠蔽部材17を閉鎖したことをロ
ボット制御装置23に通知する。
【0041】すると、ロボット制御装置23は、次のよ
うに位置ずれを検出してからワークに対して所定の作業
を実施する。即ち、ベクトルAtを停止時ロボット座標
系(U−V)でのベクトル値に変換するため、教示時、
停止時のマーカ14a,14bの座標値から教示時、停
止時各座標の角度ずれ量θを算出し、これに基づく回転
行列を教示時ベクトルAtに乗ずることによりベクトル
Asを求める。これにマーカ14a,14bの中点14
cの位置データに加算することにより、停止時のワーク
9の位置を算出する。従って、ロボット制御装置23
は、求めたワーク9の位置に対してハンドリング動作す
ることにより当該ワーク9を正しくハンドリングするこ
とができる。
【0042】上記構成のものによれば、マーカ体10を
通常においては隠蔽部材17により隠蔽すると共に、無
人搬送車1が教示位置に停車したときに隠蔽部材17に
より隠蔽されたマーカ体10を露出させた状態でマーカ
14a,14bを視覚センサ5で位置検出するようにし
たので、作業台8が汚れる環境下であっても、マーカ体
10ひいてはマーカ14a,14bが汚れてしまうこと
を防止できる。従って、作業台8上にマーカ14a,1
4bが常に露出している構成に比較して、視覚センサ5
による視認性が低下してしまうことを防止でき、結果的
に、多軸ロボット2によりワーク9に対して正しくハン
ドリングすることできる。
【0043】この場合、隠蔽部材17の内部の圧力をノ
ズル20からの空気の噴出により高めているので、隠蔽
部材17の閉鎖時に隠蔽空間部にミストなどの侵入を防
止でき、マーカ体10への汚れの付着による視認低下を
防止することができる。
【0044】また、マーカ体10の上面に位置する透孔
部材15は黒色樹脂で且つシボ加工が施されているの
で、マーカ14a,14bのコントラストが明瞭とな
り、マーカ14a,14bの位置検出精度を高めること
ができる。
【0045】しかも、透孔部材15の透孔16の内周縁
部はエッジ状に形成されているので、視覚センサ5がマ
ーカ14a,14bを斜め方向から視認した場合であっ
ても、マーカ14a,14bの中心位置が透孔16の中
心位置からずれてしまうことはない。従って、視覚セン
サ5の撮影姿勢が変化した場合であっても、視覚センサ
5によるマーカ14a,14bの視認位置が変化してし
まうことはないので、マーカ14a,14bの位置に基
づいて無人搬送車1の停止位置、ひいてはワーク9の位
置を確実に算出することができる。
【0046】また、視覚センサ5によりマーカ14a,
14bの位置を検出する際に、視覚センサ5によりマー
カ14a,14bの画像データの取込みを複数回実行
し、その平均値に基づいてマーカ14a,14bの位置
を決定するようにしたので、マーカ14a,14bの画
像データを1回だけ取込む場合と違って、マーカ14
a,14bの位置検出精度を高めることができる。
【0047】さらに、視覚センサ5の前面には透光性保
護部材6が脱着可能に装着されているので、その透光性
保護部材6を定期的に洗浄、交換することにより、レン
ズの清浄度を容易に維持することができる。
【0048】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。隠蔽部
材17を多軸ロボット2により移動するようにしてもよ
い。ロボット制御装置23と作業台8側との通信を無線
により行うようにしてもよい。ランプ14に代えて、平
面発光部材を用いるようにしてもよい。マーカとして
は、作業台8上に蛍光塗料を塗装するようにしてもよ
い。この場合、蛍光塗料を紫外線を照射することにより
自発発光させるのが望ましい。
【0049】無人搬送車1に搭載するロボットとして
は、XYテーブル或いはピックアンドプレース、さらに
はこれらを併用したものであってもよい。マーカ14
a,14bの中点14cを基準としてワーク9までのベ
クトルAtを求めるのに代えて、マーカ14a,14b
の何れか一方を基準としてベクトルAtを求めるように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における全体構成を示す斜視
【図2】視覚センサの斜視図
【図3】マーカ体の破断平面図
【図4】マーカ体の破断側面図
【図5】隠蔽部材により閉鎖された状態で示すマーカ体
の斜視図
【図6】隠蔽部材により開放された状態で示す図5相当
【図7】移動ロボットの電気的構成を示す概略図
【図8】各座標系の関係を示す図
【符号の説明】 1は無人搬送車、2は多軸ロボット、5は視覚センサ
(視覚手段)、6は透光性保護部材、14はランプ(発
光体)、14a,14bはマーカ、15は透孔部材、1
7は隠蔽部材、20はノズル(加圧手段)、23はロボ
ット制御装置(解除手段)、24は画像処理装置(演算
手段)である。
フロントページの続き (72)発明者 川口 裕司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 市川 忠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人搬送車を所定の停止位置に停止さ
    せ、当該無人搬送車に搭載されたロボットに取付けられ
    た視覚手段により静止部位に設定された視覚領域内に位
    置するマーカの位置を検出し、そのマーカの位置に基づ
    いて無人搬送車の停止位置を検出する移動ロボットの停
    止位置検出システムにおいて、 前記視覚手段が前記マーカを視覚する際の視覚領域を隠
    蔽する隠蔽部材と、 前記視覚手段が前記マーカを視覚するときは前記隠蔽部
    材による視覚領域に対する隠蔽状態を解除する解除手段
    とを備えたことを特徴とする移動ロボットの停止位置検
    出システム。
  2. 【請求項2】 無人搬送車を所定の停止位置に停止さ
    せ、当該無人搬送車に搭載されたロボットに取付けられ
    た視覚手段により静止部位に設定された視覚領域内に位
    置するマーカの位置を検出し、そのマーカの位置に基づ
    いて無人搬送車の停止位置を検出する移動ロボットの停
    止位置検出システムにおいて、 前記視覚手段が前記マーカを視認する際の視覚領域を隠
    蔽するように設けられ、前記マーカの上方部分に対応し
    て内周縁部がエッジ状に形成された透孔を有する透孔部
    材と、 この透孔部材を隠蔽する隠蔽部材と、 この隠蔽部材による前記透孔部材に対する隠蔽状態を解
    除する解除手段とを備えたことを特徴とする移動ロボッ
    トの停止位置検出システム。
  3. 【請求項3】 前記透孔部材は、表面が無光沢処理され
    ていることを特徴とする請求項2記載の移動ロボットの
    停止位置検出システム。
  4. 【請求項4】 前記隠蔽部材による隠蔽空間部の空気圧
    力を高める加圧手段を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至3の何れかに記載の移動ロボットの停止位置検出シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 無人搬送車を所定の停止位置に停止さ
    せ、当該無人搬送車に搭載されたロボットに取付けられ
    た視覚手段により静止部位に設定された視覚領域内に位
    置するマーカの位置を検出し、そのマーカの位置に基づ
    いて無人搬送車の停止位置を検出する演算手段を備えた
    移動ロボットの停止位置検出システムにおいて、 前記演算手段は、前記視覚手段による前記マーカの画像
    取込みを複数回実行し、その平均値に基づいて前記マー
    カの位置を算出することを特徴とする移動ロボットの停
    止位置検出システム。
  6. 【請求項6】 無人搬送車を所定の停止位置に停止さ
    せ、当該無人搬送車に搭載されたロボットに取付けられ
    た視覚手段により静止部位に設定された視覚領域内に位
    置するマーカの位置を検出し、そのマーカの位置に基づ
    いて無人搬送車の停止位置を検出する移動ロボットの停
    止位置検出システムにおいて、 前記視覚手段は、光学系の前面に脱着可能な透光性保護
    部材を備えて構成されていることを特徴とする移動ロボ
    ットの停止位置検出システム。
  7. 【請求項7】 前記マーカは発光体であることを特徴と
    する請求項1乃至6の何れかに記載の移動ロボットの停
    止位置検出システム。
JP28845597A 1997-10-21 1997-10-21 移動ロボットの停止位置検出システム Pending JPH11123682A (ja)

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