JPH11122821A - 同期発電機の単独運転検出装置及び同期発電機の単独運転検出方法 - Google Patents

同期発電機の単独運転検出装置及び同期発電機の単独運転検出方法

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JPH11122821A
JPH11122821A JP9277497A JP27749797A JPH11122821A JP H11122821 A JPH11122821 A JP H11122821A JP 9277497 A JP9277497 A JP 9277497A JP 27749797 A JP27749797 A JP 27749797A JP H11122821 A JPH11122821 A JP H11122821A
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amplitude
synchronous generator
frequency component
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JP9277497A
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Masaharu Ishiguro
正治 石黒
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用交流電力系統に発生電力逆潮流する同期
発電機の単独運転状態を需要家の負荷変動に影響される
ことなく確実に検出する。 【解決手段】 周波数検出器31は、動揺状態にある出
力電圧信号SOUTの周波数を検出し、周波数検出信号SF
RQを出力し、動揺振幅検出器32は、周波数検出信号S
FRQに含まれる動揺信号と同一の周波数成分を有する信
号である同一周波数成分信号を抽出し、同一周波数成分
信号の振幅を検出する。比較器34は、動揺振幅検出器
32により検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め
定めた基準振幅に基づいて同期発電機が単独運転状態に
あるか否かを判別するので、商用電力系統の周波数変動
や電圧変動に影響されず、確実に同期発電機の単独運転
を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期発電機の単独
運転検出装置および同期発電機の単独運転検出方法に係
り、特に同期発電機を有する自家用発電設備から商用交
流電力系統へ余剰電力を逆潮流する際に同期発電機が単
独運転状態に有るか否かを検出するための同期発電機の
単独運転検出装置および同期発電機の単独運転検出方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】第1従来例 図10に特開平8−172724号公報に開示されてい
る同期発電機の単独運転検出装置を示す。
【0003】同期発電機70の単独運転検出装置は、商
用交流電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機70
及びこの同期発電機の出力電圧が予め定める値になるよ
うに界磁電流を調整する自動電圧調整器71が設けられ
た発電装置において、同期発電機70の発電電圧を検出
する電圧検出ユニット72と、予め定める周波数を有し
かつ予め定める振幅を有する動揺信号を発生して、自動
電圧調整器71に与え、自動電圧調整器71によって動
揺信号に対応して界磁電流を変化させる動揺信号発生ユ
ニット73と、同期発電機70の出力周波数の変動を周
波数検出ユニット77により検出し、その変動が可変設
定される弁別レベル以上であるとき、同期発電機70の
単独運転であると判断し、スイッチ78,79の開閉制
御を行うレベル弁別ユニット74と、電力検出ユニット
75の出力に応答し、検出電力が大きくなるにつれてレ
ベル弁別ユニット74の弁別レベルを大きく設定する弁
別レベル設定ユニット76と、を含むように構成されて
いる。
【0004】次に動作を説明する。商用交流電力系統8
1において、例えば、変電所の送り出し遮断器82が閉
じている状態では、同期発電機70は非単独運転状態と
なる。この場合において、自動電圧調整器71に与えら
れる動揺信号によって、同期発電機70の発電電力のう
ち無効電力は変動するが、出力電圧はほぼ一定のままで
ある。一方、変電所の送り出し遮断器が開放されて同期
発電機70が単独運転状態になると、同期発電機70に
よって発電される電力のうち自動電圧調整器71に与え
られる動揺信号によって発生する無効電力はほとんど変
化せず、出力電圧が変動することとなる。
【0005】出力電圧変動は同期発電機70が電力を供
給している負荷80の消費電力変動を生じることとな
り、結果的に周波数変動が生じることとなる。ところ
で、出力電圧の変動が周波数変動に影響を与える度合い
は、負荷80の大小に応じて変化する。従って、弁別レ
ベル設定ユニット76は、電力検出ユニット75が検出
した同期発電機70の発電電力が大きくなるにつれて同
期発電機70の出力電圧の周波数の変動をレベル弁別す
るための弁別レベルを大きく設定する。
【0006】また、電力検出ユニット75が検出した同
期発電機70の発電電力が大きくなるにつれて弁別レベ
ルを小さく設定する。従って、商用交流電力系統81の
変電所の送り出し遮断器82が開放した場合、同期発電
機70の負荷11が小さく、比較的小さい周波数変動幅
であっても小さい弁別レベルを用いることにより単独運
転を検出することができる。
【0007】第2従来例 図11に特開平8−172725号公報に開示されてい
る同期発電機の単独運転検出装置を示す。図11におい
て、図8と同様の部分には同一の符号を付す。同期発電
機70の単独運転検出装置は、商用交流電力系統に発生
電力を逆潮流する同期発電機70及びこの同期発電機7
0の出力電圧が予め定める値になるように界磁電流を調
整する自動電圧調整器85が設けられた発電装置におい
て、同期発電機70によって発生される無効電力を検出
する無効電力検出ユニット86と、同期発電機70の出
力電圧を検出する電圧検出ユニット72と、予め定める
振幅を有する動揺信号を発生して自動電圧調整器85に
よって動揺信号に対応して界磁電流を変化させる動揺信
号発生ユニット73と、無効電力検出ユニット86の出
力に応答し、無効電力の変動が第1設定ユニット90に
より設定されている第1弁別レベル未満であることをレ
ベル弁別する第1レベル弁別ユニット87と、電圧検出
ユニット92の出力に応答し、出力電圧の変動が第2設
定ユニット93により設定されている第2弁別レベル以
上であることレベル弁別する第2レベル弁別ユニット8
8と、第1レベル弁別ユニット87及び第2レベル弁別
ユニット88の出力に応答し、検出された無効電力が第
1弁別レベル未満であって、かつ検出された出力電圧が
第2弁別レベル以上であるとき、同期発電機70の単独
運転であると判断し、駆動ユニット94を介してスイッ
チ78,79の開閉制御を行う判断ユニット89と、を
含むように構成されている。
【0008】次に動作を説明する。商用交流電力系統1
において、例えば、変電所の送り出し遮断器が閉じてい
る状態では、同期発電機70は非単独運転状態となる。
この場合において、自動電圧調整器85に与えられる動
揺信号によって、同期発電機70の発電電力のうち無効
電力は変動するが、出力電圧はほぼ一定のままである。
一方、変電所の送り出し遮断器が開放されて同期発電機
70が単独運転状態になると、同期発電機70によって
発電される電力のうち自動電圧調整器85に与えられる
動揺信号によって発生する無効電力はほとんど変化せ
ず、出力電圧が変動することとなる。
【0009】出力電圧変動は同期発電機70が電力を供
給している負荷80の消費電力変動を生じることとな
り、結果的に周波数変動が生じることとなる。ところ
で、出力電圧の変動が周波数変動に影響を与える度合い
は、負荷80の大小に応じて変化する。
【0010】商用交流電力系統81から変電所の送り出
し遮断器82が閉じている状態で配電線を経て同期発電
機70が接続されており、同期発電機70から商用交流
電力系統81側に電力を逆潮流することができる状態で
は、無効電力検出ユニット86によって検出される同期
機発電機70からの無効電力の変動は動揺信号と同一周
期で変動し、その無効電力の変動幅は大きく、従って、
その無効電力の変動は第1レベル弁別ユニット87の第
1弁別レベル以上であり、また電圧検出ユニット92に
よって検出される同期発電機70の出力電圧の変動幅
は、商用交流電力系統81の容量が大きいので小さい。
【0011】商用交流電力系統81の変電所の送り出し
遮断器82が遮断されている状態では、同期発電機70
によって発生される無効電力の変動が小さくなって第1
弁別レベル未満となり、また、出力電圧は、動揺信号と
同一周期で大きな変動幅となり、その出力電圧の変動は
第2弁別レベル以上となる。このようにして無効電力の
変動が小さくなり、出力電圧の変動が大きくなるという
二つの現象が生じることにより、判断ユニット89は、
同期発電機70が単独運転状態にあると判断することが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】商用電力系統の周波数
は需要家の負荷変動に影響され絶えず変動しているた
め、上記第1従来例の同期発電機の単独運転検出装置に
おいては、負荷変動に伴う周波数変動に基づいて単独運
転状態として誤検出してしまうという問題点があった。
また、商用電力系統の電圧は、需要家の負荷変動に影響
され絶えず変動し、これに基づいて無効電力も絶えず変
動しているため、上記第2従来例の同期発電機の単独運
転検出装置においても、負荷変動に伴う電圧変動及び無
効電力変動に基づいて単独運転状態として誤検出してし
まうという問題点があった。そこで、本発明の目的は、
商用交流電力系統に発生電力逆潮流する同期発電機の単
独運転状態を需要家の負荷変動に影響されることなく確
実に検出することが可能な同期発電機の単独運転検出装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
出力電圧が予め定める値になるように界磁電流を調整す
る自動電圧調整器が接続され、商用交流電力系統に発生
電力を逆潮流する同期発電機の単独運転状態を検出する
同期発電機の単独運転検出装置において、前記自動電圧
調整器に予め定めた周波数を有する動揺信号を出力する
ことにより前記同期発電機の出力電圧信号の電圧である
前記出力電圧を動揺させる動揺信号生成手段と、前記出
力電圧信号の周波数を検出し、周波数検出信号を出力す
る周波数検出手段と、前記周波数検出信号に基づいて前
記周波数検出信号に含まれる前記動揺信号と同一の周波
数成分を有する信号である同一周波数成分信号を抽出
し、前記同一周波数成分信号の振幅を検出する振幅検出
手段と、前記検出した同一周波数成分信号の振幅及び予
め定めた基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運転
状態にあるか否かを判別する判別手段と、を備えて構成
する。
【0014】請求項1記載の発明によれば、動揺信号生
成手段は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する
動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧信
号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、周波数検
出手段は、出力電圧信号の周波数を検出し、周波数検出
信号を振幅検出手段に出力する。振幅検出手段は、周波
数検出信号に基づいて周波数検出信号に含まれる動揺信
号と同一の周波数成分を有する信号である同一周波数成
分信号を抽出し、同一周波数成分信号の振幅を検出す
る。
【0015】これらの結果、判別手段は、振幅検出手段
により検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め定め
た基準振幅に基づいて同期発電機が単独運転状態にある
か否かを判別する。請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記振幅検出手段は、前記周波数検
出信号から前記動揺信号と同一の周波数成分を有する同
一成分信号を抽出する同一成分信号抽出手段と、前記同
一成分信号の全波整流を行って全波整流信号を出力する
整流手段と、前記全波整流信号の低域成分を通過させる
ことにより前記同一周波数成分信号の振幅を検出するロ
ウパスフィルタ手段と、を備えて構成する。
【0016】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、振幅検出手段の同一成分信号
抽出手段は、周波数検出信号から動揺信号と同一の周波
数成分を有する同一成分信号を抽出し、整流手段に出力
する。整流手段は、同一成分信号の全波整流を行って全
波整流信号をロウパスフィルタ手段に出力する。
【0017】ロウパスフィルタ手段は、全波整流信号の
低域成分を通過させることにより同一周波数成分信号の
振幅を検出する。請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記振幅検出手段は、前記周波数検出
信号のフーリエ変換を行うことにより前記同一周波数成
分信号の振幅を検出するフーリエ変換検出手段を備えて
構成する。
【0018】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、振幅検出手段のフーリエ変換
検出手段は、周波数検出信号のフーリエ変換を行うこと
により同一周波数成分信号の振幅を検出する。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記判別手段
は、前記検出した同一周波数成分信号の振幅が予め定め
た基準振幅よりも大きい場合に、前記同期発電機は単独
運転状態にあると判別するように構成する。
【0020】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
判別手段は、検出した同一周波数成分信号の振幅が予め
定めた基準振幅よりも大きい場合に、同期発電機は単独
運転状態にあると判別する。
【0021】請求項5記載の発明は、出力電圧が予め定
める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整器
が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流する
同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単独
運転検出装置において、前記自動電圧調整器に予め定め
た周波数を有する動揺信号を出力することにより前記同
期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を動
揺させる動揺信号生成手段と、前記同期発電機の出力電
圧及び出力電流に基づいて無効電力を検出し、無効電力
検出信号を出力する無効電力検出手段と、前記無効電力
検出信号に基づいて前記無効電力検出信号に含まれる前
記動揺信号と同一の周波数成分を有する信号である同一
周波数成分信号を抽出し、前記同一周波数成分信号の振
幅を検出する振幅検出手段と、前記検出した同一周波数
成分信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づいて前記
同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別する判別
手段と、を備えて構成する。
【0022】請求項5記載の発明によれば、動揺信号生
成手段は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する
動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧信
号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、無効電力
検出手段は、同期発電機の出力電圧及び出力電流に基づ
いて無効電力を検出し、無効電力検出信号を振幅検出手
段に出力する。振幅検出手段は、無効電力検出信号に基
づいて前記無効電力検出信号に含まれる動揺信号と同一
の周波数成分を有する信号である同一周波数成分信号を
抽出し、同一周波数成分信号の振幅を検出する。判別手
段は、検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め定め
た基準振幅に基づいて同期発電機が単独運転状態にある
か否かを判別する。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記振幅検出手段は、前記無効電力検出信
号から前記動揺信号と同一の周波数成分を有する同一成
分信号を抽出する同一成分信号抽出手段と、前記同一成
分信号の全波整流を行って全波整流信号を出力する整流
手段と、前記全波整流信号の低域成分を通過させること
により前記同一周波数成分信号の振幅を検出するロウパ
スフィルタ手段と、を備えて構成する。
【0024】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、振幅検出手段の同一成分信号
抽出手段は、無効電力検出信号から動揺信号と同一の周
波数成分を有する同一成分信号を抽出する。整流手段
は、同一成分信号抽出手段により抽出した同一成分信号
の全波整流を行って全波整流信号をロウパスフィルタ手
段に出力する。ロウパスフィルタ手段は、全波整流信号
の低域成分を通過させることにより同一周波数成分信号
の振幅を検出する。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記振幅検出手段は、前記無効電力検出信
号のフーリエ変換を行うことにより前記同一周波数成分
信号の振幅を検出するフーリエ変換検出手段を備えて構
成する。請求項7記載の発明によれば、請求項5記載の
発明の作用に加えて、振幅検出手段のフーリエ変換検出
手段は、無効電力検出信号のフーリエ変換を行うことに
より同一周波数成分信号の振幅を検出する。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項5ないし請
求項7のいずれかに記載の発明において、前記判別手段
は、前記検出した同一周波数成分信号の振幅が予め定め
た基準振幅よりも小さい場合に、前記同期発電機は単独
運転状態にあると判別する。請求項8記載の発明によれ
ば、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の発明の
作用に加えて、判別手段は、検出した同一周波数成分信
号の振幅が予め定めた基準振幅よりも小さい場合に、同
期発電機は単独運転状態にあると判別する。
【0027】請求項9記載の発明は、出力電圧が予め定
める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整器
が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流する
同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単独
運転検出装置において、前記自動電圧調整器に予め定め
た周波数を有する動揺信号を出力することにより前記同
期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を動
揺させる動揺信号生成手段と、前記界磁電流を検出し、
界磁電流検出信号を出力する界磁電流検出手段と、前記
界磁電流検出信号から前記動揺信号と同一の周波数成分
を有する同一周波数成分信号の振幅を検出する振幅検出
手段と、前記検出した同一周波数成分信号の振幅及び予
め定めた基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運転
状態にあるか否かを判別する判別手段と、を備えて構成
する。
【0028】請求項9記載の発明によれば、動揺信号生
成手段は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する
動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧信
号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、界磁電圧
検出手段は、自動電圧調整器の出力に基づいて界磁電流
を検出し、界磁電流検出信号を振幅検出手段に出力す
る。振幅検出手段は、界磁電流検出信号から動揺信号と
同一の周波数成分を有する同一周波数成分信号の振幅を
検出する。
【0029】これらの結果、判別手段は、検出した同一
周波数成分信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づい
て同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別する。
請求項10記載の発明は、請求項5記載の発明におい
て、前記振幅検出手段は、前記界磁電流検出信号から前
記動揺信号と同一の周波数成分を有する同一成分信号を
抽出する同一成分信号抽出手段と、前記同一成分信号の
全波整流を行って全波整流信号を出力する整流手段と、
前記全波整流信号の低域成分を通過させることにより前
記同一周波数成分信号の振幅を検出するロウパスフィル
タ手段と、を備えて構成する。
【0030】請求項10記載の発明によれば、請求項5
記載の発明の作用に加えて、振幅検出手段の同一成分信
号抽出手段は、界磁電流検出信号から動揺信号と同一の
周波数成分を有する同一成分信号を抽出し、整流手段に
出力する。整流手段は、同一成分信号の全波整流を行っ
て全波整流信号をロウパスフィルタ手段に出力する。こ
れらによりロウパスフィルタ手段は、全波整流信号の低
域成分を通過させることにより同一周波数成分信号の振
幅を検出する。
【0031】請求項11記載の発明は、請求項5記載の
発明において、前記振幅検出手段は、前記界磁電流検出
信号のフーリエ変換を行うことにより前記同一周波数成
分信号の振幅を検出するフーリエ変換検出手段を備えて
構成する。請求項11記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、振幅検出手段野フーリエ変換
検出手段は、界磁電流検出信号のフーリエ変換を行うこ
とにより同一周波数成分信号の振幅を検出する。
【0032】請求項12記載の発明は、請求項5ないし
請求項7のいずれかに記載の発明において、前記判別手
段は、前記検出した同一周波数成分信号の振幅が予め定
めた基準振幅よりも小さい場合に、前記同期発電機は単
独運転状態にあると判別するように構成する。請求項1
2記載の発明によれば、請求項5ないし請求項7のいず
れかに記載の発明の作用に加えて、判別手段は、検出し
た同一周波数成分信号の振幅が予め定めた基準振幅より
も小さい場合に、同期発電機は単独運転状態にあると判
別する。
【0033】請求項13記載の発明は、出力電圧が予め
定める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整
器が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流す
る同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単
独運転検出装置において、前記自動電圧調整器に予め定
めた周波数を有する動揺信号を出力することにより前記
同期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を
動揺させる動揺信号生成手段と、前記界磁電流に比例す
る界磁電圧を検出し、界磁電圧検出信号を出力する界磁
電圧検出手段と、前記界磁電圧検出信号から前記動揺信
号と同一の周波数成分を有する同一周波数成分信号の振
幅を検出する振幅検出手段と、前記検出した同一周波数
成分信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づいて前記
同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別する判別
手段と、を備えて構成する。
【0034】請求項13記載の発明によれば、動揺信号
生成手段は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有す
る動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧
信号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、界磁電
圧検出手段は、自動電圧調整器の出力に基づいて界磁電
流に比例する界磁電圧を検出し、界磁電圧検出信号を振
幅検出手段に出力する。振幅検出手段は、界磁電圧検出
信号から動揺信号と同一の周波数成分を有する同一周波
数成分信号の振幅を検出する。
【0035】これらの結果、判別手段は、検出した同一
周波数成分信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づい
て同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別する。
【0036】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記振幅検出手段は、前記界磁電圧検
出信号から前記動揺信号と同一の周波数成分を有する同
一成分信号を抽出する同一成分信号抽出手段と、前記同
一成分信号の全波整流を行って全波整流信号を出力する
整流手段と、前記全波整流信号の低域成分を通過させる
ことにより前記同一周波数成分信号の振幅を検出するロ
ウパスフィルタ手段と、を備えて構成する。
【0037】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明の作用に加えて、振幅検出手段の同一成分
信号抽出手段は、界磁電圧検出信号から動揺信号と同一
の周波数成分を有する同一成分信号を抽出し、整流手段
に出力する。整流手段は、同一成分信号の全波整流を行
って全波整流信号をロウパスフィルタ手段に出力する。
これらによりロウパスフィルタ手段は、全波整流信号の
低域成分を通過させることにより同一周波数成分信号の
振幅を検出する。
【0038】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記振幅検出手段は、前記界磁電圧検
出信号のフーリエ変換を行うことにより前記同一周波数
成分信号の振幅を検出するフーリエ変換検出手段を備え
て構成する。請求項15記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明の作用に加えて、振幅検出手段野フーリエ
変換検出手段は、界磁電圧検出信号のフーリエ変換を行
うことにより同一周波数成分信号の振幅を検出する。
【0039】請求項16記載の発明は、請求項13ない
し請求項15のいずれかに記載の発明において、前記判
別手段は、前記検出した同一周波数成分信号の振幅が予
め定めた基準振幅よりも小さい場合に、前記同期発電機
は単独運転状態にあると判別するように構成する。請求
項16記載の発明によれば、請求項13ないし請求項1
5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、判別手段
は、検出した同一周波数成分信号の振幅が予め定めた基
準振幅よりも小さい場合に、同期発電機は単独運転状態
にあると判別する。
【0040】請求項17記載の発明は、出力電圧が予め
定める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整
器が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流す
る同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単
独運転検出方法において、前記自動電圧調整器に予め定
めた周波数を有する動揺信号を出力することにより前記
同期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を
動揺させる出力電圧動揺工程と、前記出力電圧信号の周
波数を検出する周波数検出工程と、前記検出した出力電
圧信号の周波数に基づいて、前記出力電圧信号に含まれ
る前記動揺信号と同一の周波数成分を抽出し、当該周波
数成分の信号の振幅を検出する振幅検出工程と、前記検
出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づいて前
記同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別する判
別工程と、を備えて構成する。
【0041】請求項17記載の発明によれば、出力電圧
動揺工程は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有す
る動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧
信号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、周波数
検出工程は、出力電圧信号の周波数を検出する。振幅検
出工程は、周波数検出工程において検出した出力電圧信
号の周波数に基づいて、出力電圧信号に含まれる動揺信
号と同一の周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号
の振幅を検出する。判別工程は、振幅検出工程において
検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づいて
同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別する。
【0042】請求項18記載の発明は、出力電圧が予め
定める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整
器が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流す
る同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単
独運転検出方法において、前記自動電圧調整器に予め定
めた周波数を有する動揺信号を出力することにより前記
同期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を
動揺させる出力電圧動揺工程と、前記同期発電機の出力
電圧及び出力電流に基づいて無効電力を検出する無効電
力検出工程と、前記検出した無効電力に対応する無効電
力信号に含まれる前記動揺信号と同一の周波数成分を抽
出し、当該周波数成分の信号の振幅を検出する振幅検出
工程と、前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振
幅に基づいて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否
かを判別する判別工程と、を備えて構成する。
【0043】請求項18記載の発明によれば、出力電圧
動揺工程は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有す
る動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧
信号の電圧である前記出力電圧を動揺させる。一方、無
効電力検出工程は、同期発電機の出力電圧及び出力電流
に基づいて無効電力を検出する。振幅検出工程は、無効
電力検出工程において検出した無効電力に対応する無効
電力信号に含まれる前記動揺信号と同一の周波数成分を
抽出し、当該周波数成分の信号の振幅を検出する。判別
工程は、振幅検出工程において検出した信号の振幅及び
予め定めた基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運
転状態にあるか否かを判別する。
【0044】請求項19記載の発明は、出力電圧が予め
定める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整
器が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流す
る同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単
独運転検出方法において、前記自動電圧調整器に予め定
めた周波数を有する動揺信号を出力することにより前記
同期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を
動揺させる出力電圧動揺工程と、前記界磁電流を検出す
る界磁電流検出工程と、前記検出した界磁電流に基づい
て、前記界磁電流の変動周波数成分から前記出力電圧信
号に含まれる前記動揺信号と同一の周波数成分を抽出
し、当該周波数成分の信号の振幅を検出する振幅検出工
程と、前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅
に基づいて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否か
を判別する判別工程と、を備えて構成する。
【0045】請求項19記載の発明によれば、出力電圧
動揺工程は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有す
る動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧
信号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、界磁電
流検出工程は、自動電圧調整器の出力に基づいて界磁電
流を検出する。振幅検出工程は、界磁電流検出工程にお
いて、検出した界磁電流に基づいて、界磁電流の変動周
波数成分から出力電圧信号に含まれる動揺信号と同一の
周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号の振幅を検
出する。判別工程は、振幅検出工程において検出した信
号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づいて同期発電機
が単独運転状態にあるか否かを判別する。
【0046】請求項20記載の発明は、出力電圧が予め
定める値になるように界磁電流を調整する自動電圧調整
器が接続され、商用交流電力系統に発生電力を逆潮流す
る同期発電機の単独運転状態を検出する同期発電機の単
独運転検出方法において、前記自動電圧調整器に予め定
めた周波数を有する動揺信号を出力することにより前記
同期発電機の出力電圧信号の電圧である前記出力電圧を
動揺させる出力電圧動揺工程と、界磁電圧を検出する界
磁電圧検出工程と、前記検出した界磁電圧に基づいて、
前記界磁電圧の変動周波数成分から前記出力電圧信号に
含まれる前記動揺信号と同一の周波数成分を抽出し、当
該周波数成分の信号の振幅を検出する振幅検出工程と、
前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づ
いて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別
する判別工程と、を備えて構成する。
【0047】請求項20記載の発明によれば、出力電圧
動揺工程は、自動電圧調整器に予め定めた周波数を有す
る動揺信号を出力することにより同期発電機の出力電圧
信号の電圧である出力電圧を動揺させる。一方、界磁電
圧検出工程は、自動電圧調整器の出力に基づいて界磁電
圧を検出する。振幅検出工程は、界磁電圧検出工程にお
いて、検出した界磁電圧に基づいて、界磁電圧の変動周
波数成分から出力電圧信号に含まれる動揺信号と同一の
周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号の振幅を検
出する。判別工程は、振幅検出工程において検出した信
号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づいて同期発電機
が単独運転状態にあるか否かを判別する。
【0048】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。第1実施形態 図1に第1実施形態の同期発電機の単独運転検出装置を
含む発電システムの概要構成ブロック図を示す。発電シ
ステム10は、大別すると、石炭、石油、ガス等のエネ
ルギーを機械エネルギーに変換し、駆動力を生成する原
動機11と、原動機11により駆動されるとともに、そ
の回転軸の回転速度によって発生交流の周波数が定まる
同期発電機12と、遮断制御信号SOFFに基づいて同期
発電機12を商用電力系統13から電気的に遮断するた
めの遮断器14と、同期発電機12の出力電圧信号SOU
Tの電圧VOUTを検出するとともに、検出した同期発電機
12の出力電圧VOUT及び後述の動揺信号SVIBに基づい
て同期発電機12の出力電圧VOUTが予め定める値にな
るように界磁電流を調整するための自動電圧調整器(A
VR)15と、動揺信号SVIBを出力するとともに、同
期発電機12の出力電圧信号SOUTに基づいて同期発電
機12が単独運転を行っているか否かを判別し、同期発
電機12の単独運転時に遮断制御信号SOFFにより遮断
器14を遮断する単独運転検出装置16と、を備えて構
成されている。
【0049】自動電圧調整器15は、基準電圧VREFが
設定され、設定された基準電圧VREFに相当する基準電
圧信号SVREFを出力する基準電圧設定器20と、出力電
圧信号SOUTの電圧VOUTに比例する電圧VOUT1を有する
検出電圧信号SOUT1を生成し出力する電圧検出器21
と、動揺信号SVIBの電圧VVIB及び基準電圧信号SVREF
の電圧VREFを加算した加算電圧から検出した検出電圧
信号SOUT1の電圧VOUT1を減算して、電圧VADD(=VR
EF+VVIB−VOUT1)を有する加算結果信号SADDを出力
する加算器22と、加算結果信号SADDの電圧VADDを増
幅して偏差増幅信号ASADDを出力する偏差増幅器23
と、偏差増幅信号ASADDの電力増幅を行い同期発電機
12の出力電圧VOUTが予め定める値になるように界磁
電流を調整する電力増幅器24を備えて構成されてい
る。
【0050】単独運転検出装置16は、予め定めた周波
数を有する動揺信号SVIBを出力する動揺信号発生器3
0と、同期発電機12の出力電圧信号SOUTの周波数を
検出して周波数検出信号SFRQを出力する周波数検出器
31と、周波数検出信号SFRQから動揺信号SVIBと同じ
周波数成分を有する信号の振幅を検出して当該検出した
振幅に相当する電圧VPPを有する振幅検出信号SPPを出
力する動揺振幅検出器32と、予め定めた所定の振幅に
相当する電圧VPREFを有する基準振幅信号SPREFを出力
する基準振幅設定器33と、振幅検出信号SPPの電圧V
PPと基準振幅信号SPREFの電圧VPREFを比較することに
より、振幅検出信号SPPに対応する動揺信号SVIBと同
じ周波数成分を有する信号の振幅が基準振幅信号SPREF
に対応する振幅よりも大きい場合、すなわち、出力電圧
の変動が大きい場合に同期発電機12は単独運転を行っ
ていると判別して遮断器14を遮断すべく遮断制御信号
SOFFを出力する比較器34と、を備えて構成されてい
る。
【0051】図2に動揺振幅検出器32の詳細構成例を
二つ示す。動揺振幅検出器32の第1の構成例は、図2
(a)に示すように、周波数検出器31より入力された
周波数検出信号SFRQのうち、動揺信号SVIBと同じ周波
数成分に相当する所定周波数帯域成分のみを通過させ、
バンドパス信号SBPを出力するバンドパスフィルタ32
Aと、バンドパス信号SBPの全波整流を行い、絶対値信
号SABSを出力する絶対値検出器32Bと、絶対値信号
SABSの低域周波数成分のみを通過させ周波数検出信号
SFRQに含まれる動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有す
る信号の振幅に相当する電圧VPPを有する振幅検出信号
SPPを出力するロウパスフィルタ32Cと、を備えて構
成されている。
【0052】次に動揺振幅検出器32の第1の構成例の
動作について説明する。バンドパスフィルタ32Aは、
周波数検出器31より入力された周波数検出信号SFRQ
のうち、動揺信号SVIBと同じ周波数成分に相当する所
定周波数帯域成分のみを通過させ、動揺信号SVIBと同
じ周波数成分を有するバンドパス信号SBPを絶対値検出
器32Bに出力する。絶対値検出器32Bは、バンドパ
ス信号SBPの全波整流を行い、絶対値信号SABSをロウ
パスフィルタ32Cに出力する。
【0053】これによりロウパスフィルタ32Cは、動
揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅に比
例する絶対値信号SABSの低域周波数成分のみを通過さ
せ、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振
幅に相当する電圧VPPを有する振幅検出信号SPPを比較
器34に出力することとなる。一方、動揺振幅検出器3
2の第2の構成例は、図2(b)に示すように、周波数
検出信号SFRQのフーリエ変換を行い、動揺信号SVIBと
同じ周波数成分を有する信号の振幅に相当する電圧VPP
を有する振幅検出信号SPPを出力するフーリエ変換器3
2Dにより構成している。図2(b)においては、図示
の簡略化のため、 a=SFRQ A=SPP として、変換式を表している。
【0054】次に動揺振幅検出器32の第2の構成例の
動作について説明する。まず、(2)式及び(3)式に
基づいて、動揺信号SVIBの周期T(図3参照)で周波
数検出信号SFRQを区間積分し、余弦波成分Ax及び正弦
波成分Ayを求める。次に(1)式に基づいて、余弦波
成分Ax及び正弦波成分Ayから動揺信号SVIBと同じ周
波数成分を有する信号の振幅に相当する電圧VPPを有す
る振幅検出信号SPPを求め、比較器34に出力すること
となる。
【0055】次に発電システム10の動作説明に先立
ち、動揺信号SVIBについて説明する。図3に動揺信号
発生器から出力される動揺信号の一例を示す。図3
(a)は、正弦波形を有する動揺信号SVIBの一例、図
3(b)は、矩形波形を有する動揺信号SVIBの一例、
図3(c)は三角波形を有する動揺信号SVIBの一例を
示す。
【0056】動揺信号SVIBは、これらの波形に限定さ
れるものではなく、周期Tが同一、すなわち、周波数1
/Tを有する周期関数であれば、いかなる波形を有する
ものでもかまわず、同様の効果を得ることが可能であ
る。続いて発電システム10の動作について説明する。
初期状態において、遮断器14は非遮断状態にあるもの
とする。同期発電機12は、原動機11により駆動さ
れ、出力電圧信号SOUTを出力する。 これにより、自
動電圧調整器15の電圧検出器21は、出力電圧信号S
OUTの電圧VOUTに比例する電圧VOUT1を有する検出電圧
信号SOUT1を生成し加算器22に出力する。
【0057】また、基準電圧設定器20は、設定された
基準電圧VREFに相当する基準電圧信号SVREFを加算器
22に出力する。一方、単独運転検出装置16の動揺信
号発生器30は、予め定めた周波数を有する動揺信号S
VIBを加算器22に出力する。これらにより、加算器2
2は、動揺信号SVIBの電圧VVIB及び基準電圧信号SVR
EFの電圧VREFを加算した加算電圧から検出した検出電
圧信号SOUT1の電圧VOUT1を減算して、電圧VADD(=
VREF+VVIB−VOUT1)を有する加算結果信号SADDを
偏差増幅器23に出力する。
【0058】偏差増幅器23は、加算結果信号SADDの
電圧VADDを増幅して偏差増幅信号ASADDを電力増幅器
24に出力する。この結果、電力増幅器24は、偏差増
幅信号ASADDの電力増幅を行い同期発電機12の出力
電圧VOUTが予め定める値になるように界磁電流を調整
し、同期発電機12の出力電圧VOUTは一定の電圧とな
るように制御されることとなる。
【0059】これらの動作と並行して、単独運転検出装
置16の周波数検出器31は、同期発電機12の出力電
圧信号SOUTの周波数を検出して周波数検出信号SFRQを
動揺振幅検出器32に出力する。動揺振幅検出器32
は、図2に示した構成により、周波数検出信号SFRQか
ら動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅
を検出して当該検出した振幅に相当する電圧VPPを有す
る振幅検出信号SPPを比較器34に出力する。また、基
準振幅設定器33は、予め定めた所定の振幅に相当する
電圧VPREFを有する基準振幅信号SPREFを比較器34に
出力する。
【0060】これらの結果、比較器34は、振幅検出信
号SPPの電圧VPPと基準振幅信号SPREFの電圧VPREFを
比較し、振幅検出信号SPPに対応する動揺信号SVIBと
同じ周波数成分を有する信号の振幅が基準振幅信号SPR
EFに対応する振幅よりも大きい場合に同期発電機12は
単独運転を行っていると判別する。そして、遮断器14
を遮断すべく遮断制御信号SOFFを出力し、同期発電機
12を商用電力系統13から電気的に遮断することとな
り、作業のために変電所の送り出し遮断器が開状態にあ
るような場合においても、同期発電機12の発電した電
力が逆潮流されるのを確実に防止できるとともに、再び
送り出し遮断器が閉状態となった場合に、電力潮流が非
同期状態であることに起因する付合わせの可能性を防止
することができる。
【0061】以上の説明のように、本第1実施形態によ
れば、同期発電機12の出力電圧信号SOUTの周波数成
分に基づいて、動揺信号SVIBと同じ周波数成分野周波
数変動に基づいて同期発電機12の単独運転状態を検出
しているため、商用電力系統13の周波数変動や、電圧
変動に影響されることなく、確実に同期発電機12の単
独運転状態を検出することができる。
【0062】第2実施形態 図4に第2実施形態の同期発電機の単独運転検出装置を
含む発電システムの概要構成ブロック図を示す。図4に
おいて、図1の第1実施形態と同様な部分には同一の符
号を付す。発電システム60は、大別すると、石炭、石
油、ガス等のエネルギーを機械エネルギーに変換し、駆
動力を生成する原動機11と、原動機11により駆動さ
れるとともに、その回転軸の回転速度によって発生交流
の周波数が定まる同期発電機12と、遮断制御信号SOF
Fに基づいて同期発電機12を商用電力系統13から電
気的に遮断するための遮断器14と、同期発電機12の
出力電圧信号SOUTの電圧VOUTを検出するとともに、検
出した同期発電機12の出力電圧VOUT及び後述の動揺
信号SVIBに基づいて同期発電機12の出力電圧VOUTが
予め定める値になるように界磁電流を調整するための自
動電圧調整器(AVR)15と、動揺信号SVIBを出力
するとともに、同期発電機12の出力電圧信号SOUT及
び出力電流信号SIOUTに基づいて同期発電機12が単独
運転を行っているか否かを判別し、同期発電機12の単
独運転時に遮断制御信号SOFFにより遮断器14を遮断
する単独運転検出装置61と、を備えて構成されてい
る。
【0063】自動電圧調整器15は、図1の第1実施形
態と同一であるので、その詳細な説明は省略する。単独
運転検出装置61は、予め定めた周波数を有する動揺信
号SVIBを出力する動揺信号発生器30と、同期発電機
12の出力電圧信号SOUTの電圧VOUT及び出力電流信号
SIOUTの電流IOUTに基づいて無効電力検出信号SREAC
を出力する無効電力検出器62と、無効電力検出信号S
REACから動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号
の振幅を検出して当該検出した振幅に相当する電圧VPP
0を有する振幅検出信号SPP0を出力する動揺振幅検出器
63と、予め定めた所定の振幅に相当する電圧VPREF0
を有する基準振幅信号SPREF0を出力する基準振幅設定
器64と、振幅検出信号SPP0の電圧VPP0と基準振幅信
号SPREF0の電圧VPREF0を比較することにより、振幅検
出信号SPP0に対応する動揺信号SVIBと同じ周波数成分
を有する信号の振幅が基準振幅信号SPREF0に対応する
振幅よりも小さい場合、すなわち、無効電力が小さい場
合に同期発電機12は単独運転を行っていると判別して
遮断器14を遮断すべく遮断制御信号SOFFを出力する
比較器65と、を備えて構成されている。
【0064】図5に動揺振幅検出器63の詳細構成例を
二つ示す。動揺振幅検出器63の第1の構成例は、図5
(a)に示すように、周波数検出器31より入力された
無効電力検出信号SREACのうち、動揺信号SVIBと同じ
周波数成分に相当する所定周波数帯域成分のみを通過さ
せ、バンドパス信号SBP0を出力するバンドパスフィル
63Aと、バンドパス信号SBP0の全波整流を行い、絶
対値信号SABS0を出力する絶対値検出器63Bと、絶対
値信号SABS0の低域周波数成分のみを通過させ無効電力
検出信号SREACに含まれる動揺信号SVIBと同じ周波数
成分を有する信号の振幅に相当する電圧VPP0を有する
振幅検出信号SPP0を出力するロウパスフィルタ63C
と、を備えて構成されている。
【0065】次に動揺振幅検出器63の第1の構成例の
動作について説明する。バンドパスフィルタ63Aは、
無効電力検出器62より入力された無効電力検出信号S
REACのうち、動揺信号SVIBと同じ周波数成分に相当す
る所定周波数帯域成分のみを通過させ、動揺信号SVIB
と同じ周波数成分を有するバンドパス信号SBP0を絶対
値検出器63Bに出力する。絶対値検出器63Bは、バ
ンドパス信号SBP0の全波整流を行い、絶対値信号SABS
0をロウパスフィルタ63Cに出力する。
【0066】これによりロウパスフィルタ63Cは、動
揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅に比
例する絶対値信号SABS0の低域周波数成分のみを通過さ
せ、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振
幅に相当する電圧VPP0を有する振幅検出信号SPP0を比
較器65に出力することとなる。一方、動揺振幅検出器
63の第2の構成例は、図5(b)に示すように、無効
電力検出信号SREACのフーリエ変換を行い、動揺信号S
VIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅に相当する電
圧VPP0を有する振幅検出信号SPP0を出力するフーリエ
変換器63Dにより構成している。図5(b)において
は、図示の簡略化のため、 a=SREAC A=SPP0 として、変換式を表している。
【0067】次に動揺振幅検出器63の第2の構成例の
動作について説明する。まず、(2)式及び(3)式に
基づいて、動揺信号SVIBの周期T(図3参照)で無効
電力検出信号SREACを区間積分し、余弦波成分Ax及び
正弦波成分Ayを求める。
【0068】次に(1)式に基づいて、余弦波成分Ax
及び正弦波成分Ayから動揺信号SVIBと同じ周波数成分
を有する信号の振幅に相当する電圧VPP0を有する振幅
検出信号SPP0を求め、比較器65に出力することとな
る。続いて発電システム60の動作について説明する。
初期状態において、遮断器14は非遮断状態にあるもの
とする。同期発電機12は、原動機11により駆動さ
れ、出力電圧信号SOUTを出力する。 これにより、自
動電圧調整器15の電圧検出器21は、出力電圧信号S
OUTの電圧VOUTに比例する電圧VOUT1を有する検出電圧
信号SOUT1を生成し加算器22に出力する。
【0069】また、基準電圧設定器20は、設定された
基準電圧VREFに相当する基準電圧信号SVREFを加算器
22に出力する。一方、単独運転検出装置61の動揺信
号発生器30は、予め定めた周波数を有する動揺信号S
VIBを加算器22に出力する。
【0070】これらにより、加算器22は、動揺信号S
VIBの電圧VVIB及び基準電圧信号SVREFの電圧VREFを
加算した加算電圧から検出した検出電圧信号SOUT1の電
圧VOUT1を減算して、電圧VADD(=VREF+VVIB−VO
UT1)を有する加算結果信号SADDを偏差増幅器23に出
力する。偏差増幅器23は、加算結果信号SADDの電圧
VADDを増幅して偏差増幅信号ASADDを電力増幅器24
に出力する。
【0071】この結果、電力増幅器24は、偏差増幅信
号ASADDの電力増幅を行い同期発電機12の出力電圧
VOUTが予め定める値になるように界磁電流を調整し、
同期発電機12の出力電圧VOUTは一定の電圧となるよ
うに制御されることとなる。これらの動作と並行して、
単独運転検出装置61の無効電力検出器62は、同期発
電機12の出力電圧信号SOUTの電圧VOUT及び出力電流
信号SIOUTの電流IOUTに基づいて無効電力を検出し、
無効電力検出信号SREACを動揺振幅検出器63に出力す
る。
【0072】動揺振幅検出器63は、図5に示した構成
により、無効電力検出信号SREACから動揺信号SVIBと
同じ周波数成分を有する信号の振幅を検出して当該検出
した振幅に相当する電圧VPP0を有する振幅検出信号SP
P0を比較器65に出力する。また、基準振幅設定器64
は、予め定めた所定の振幅に相当する電圧VPREF0
を有する基準振幅信号SPREF0を比較器65に出力
する。
【0073】これらの結果、比較器65は、振幅検出信
号SPP0の電圧VPP0と基準振幅信号SPREF0の電圧VPRE
F0を比較し、振幅検出信号SPP0に対応する動揺信号SV
IBと同じ周波数成分を有する信号の振幅が基準振幅信号
SPREF0に対応する振幅よりも小さい場合、すなわち、
無効電力が小さい場合に同期発電機12は単独運転を行
っていると判別する。
【0074】そして、遮断器14を遮断すべく遮断制御
信号SOFFを出力し、同期発電機12を商用電力系統1
3から電気的に遮断することとなり、作業のために変電
所の送り出し遮断器が開状態にあるような場合において
も、同期発電機12の発電した電力が逆潮流されるのを
確実に防止できるとともに、再び送り出し遮断器が閉状
態となった場合に、電力潮流が非同期状態であることに
起因する付合わせの可能性を防止することができる。
【0075】以上の説明のように、本第2実施形態によ
れば、同期発電機12の無効電力に基づいて同期発電機
12の単独運転状態を検出しているため、商用電力系統
13の周波数変動や、電圧変動に影響されることなく、
確実に同期発電機12の単独運転状態を検出することが
できる。
【0076】第3実施形態 図6に第3実施形態の同期発電機の単独運転検出装置を
含む発電システムの概要構成ブロック図を示す。図6に
おいて、図1の第1実施形態と同様な部分には同一の符
号を付す。発電システム40は、大別すると、石炭、石
油、ガス等のエネルギーを機械エネルギーに変換し、駆
動力を生成する原動機11と、原動機11により駆動さ
れるとともに、その回転軸の回転速度によって発生交流
の周波数が定まる同期発電機12と、遮断制御信号SOF
Fに基づいて同期発電機12を商用電力系統13から電
気的に遮断するための遮断器14と、同期発電機12の
出力電圧信号SOUTの電圧VOUTを検出するととも
に、検出した同期発電機12の出力電圧VOUT及び後述
の動揺信号SVIBに基づいて同期発電機12の出力電圧
VOUTが予め定める値になるように界磁電流を調整する
ための自動電圧調整器(AVR)15と、動揺信号SVI
Bを出力するとともに、同期発電機12の界磁電流信号
SIMAGに基づいて同期発電機12が単独運転を行ってい
るか否かを判別し、同期発電機12の単独運転時に遮断
制御信号SOFFにより遮断器14を遮断する単独運転検
出装置41と、を備えて構成されている。
【0077】自動電圧調整器15は、図1の第1実施形
態と同一であるので、その詳細な説明は省略する。単独
運転検出装置41は、予め定めた周波数を有する動揺信
号SVIBを出力する動揺信号発生器30と、自動電圧調
整器15の出力である界磁電流IMAGに対応する界磁電
流信号SIMAGから動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有
する信号の振幅を検出して当該検出した振幅に相当する
電圧VPP1を有する振幅検出信号SPP1を出力する動揺振
幅検出器43と、予め定めた界磁電流信号SIMAGの所定
の振幅に相当する電圧VPREF1を有する基準振幅信号SP
REF1を出力する基準振幅設定器44と、振幅検出信号S
PP1の電圧VPP1と基準振幅信号SPREF1の電圧VPREF1を
比較することにより、振幅検出信号SPP1に対応する動
揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅が基
準振幅信号SPREF1に対応する振幅よりも小さい場合、
すなわち、無効電力の変動が小さい場合に同期発電機1
2は単独運転を行っていると判別して遮断器14を遮断
すべく遮断制御信号SOFF1を出力する比較器45と、を
備えて構成されている。
【0078】図7に動揺振幅検出器43の詳細構成例を
二つ示す。動揺振幅検出器43の第1の構成例は、図7
(a)に示すように、界磁電流信号SIMAGのうち、動揺
信号SVIBと同じ周波数成分に相当する所定周波数帯域
成分のみを通過させ、バンドパス信号SBP1を出力する
バンドパスフィルタ43Aと、バンドパス信号SBP1の
全波整流を行い、絶対値信号SABS1を出力する絶対値検
出器43Bと、絶対値信号SABS1の低域周波数成分のみ
を通過させ界磁電流信号SIMAGに含まれる動揺信号SVI
Bと同じ周波数成分を有する信号の振幅に相当する電圧
VPP1を有する振幅検出信号SPP1を出力するロウパスフ
ィルタ43Cと、を備えて構成されている。
【0079】次に動揺振幅検出器43の第1の構成例の
動作について説明する。バンドパスフィルタ43Aは、
界磁電流信号SIMAGのうち、動揺信号SVIBと同じ周波
数成分に相当する所定周波数帯域成分のみを通過させ、
動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有するバンドパス信
号SBP1を絶対値検出器43Bに出力する。絶対値検出
器43Bは、バンドパス信号SBP1の全波整流を行い、
絶対値信号SABS1をロウパスフィルタ43Cに出力す
る。
【0080】これによりロウパスフィルタ43Cは、動
揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅に比
例する絶対値信号SABS1の低域周波数成分のみを通過さ
せ、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振
幅に相当する電圧VPP1を有する振幅検出信号SPP1を比
較器45に出力することとなる。
【0081】一方、動揺振幅検出器43の第2の構成例
は、図7(b)に示すように、界磁電流信号SIMAGのフ
ーリエ変換を行い、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を
有する信号の振幅に相当する電圧VPP1を有する振幅検
出信号SPP1を出力するフーリエ変換器43Dにより構
成している。図7(b)においては、図示の簡略化のた
め、 a=SIMAG A=SPP1 として、変換式を表している。
【0082】次に動揺振幅検出器43の第2の構成例の
動作について説明する。まず、フーリエ変換器43D
は、図7(b)中の(2)式及び(3)式に基づいて、
動揺信号SVIBの周期T(図3参照)で界磁電流信号SI
MAGを区間積分し、余弦波成分Ax及び正弦波成分Ayを
求める。次に(1)式に基づいて、余弦波成分Ax及び
正弦波成分Ayから動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有
する信号の振幅に相当する電圧VPP1を有する振幅検出
信号SPP1を求め、比較器45に出力することとなる。
【0083】続いて発電システム40の動作について説
明する。初期状態において、遮断器14は非遮断状態に
あるものとする。同期発電機12は、原動機11により
駆動され、出力電圧信号SOUTを出力する。 これによ
り、自動電圧調整器15の電圧検出器21は、出力電圧
信号SOUTの電圧VOUTに比例する電圧VOUT1を有する検
出電圧信号SOUT1を生成し加算器22に出力する。
【0084】また、基準電圧設定器20は、設定された
基準電圧VREFに相当する基準電圧信号SVREFを加算器
22に出力する。一方、単独運転検出装置41の動揺信
号発生器30は、予め定めた周波数を有する動揺信号S
VIBを加算器22に出力する。
【0085】これらにより、加算器22は、動揺信号S
VIBの電圧VVIB及び基準電圧信号SVREFの電圧VREFを
加算した加算電圧から検出した検出電圧信号SOUT1の電
圧VOUT1を減算して、電圧VADD(=VREF+VVIB−VO
UT1)を有する加算結果信号SADDを偏差増幅器23に出
力する。
【0086】偏差増幅器23は、加算結果信号SADDの
電圧VADDを増幅して偏差増幅信号ASADDを電力増幅器
24に出力する。この結果、電力増幅器24は、偏差増
幅信号ASADDの電力増幅を行い同期発電機12の出力
電圧VOUTが予め定める値になるように界磁電流を調整
し、同期発電機12の出力電圧VOUTは一定の電圧とな
るように制御されることとなる。これらの動作と並行し
て、単独運転検出装置41の動揺振幅検出器43は、図
5に示した構成により、界磁電流信号SIMAGから動揺信
号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅を検出し
て当該検出した振幅に相当する電圧VPP1を有する振幅
検出信号SPP1を比較器45に出力する。また、基準振
幅設定器44は、予め定めた所定の振幅に相当する電圧
VPREF1を有する基準振幅信号SPREF1を比較器45に出
力する。
【0087】これらの結果、比較器45は、振幅検出信
号SPP1の電圧VPP1と基準振幅信号SPREF1の電圧VPRE
F1を比較し、振幅検出信号SPP1に対応する動揺信号SV
IBと同じ周波数成分を有する信号の振幅が基準振幅信号
SPREFに対応する振幅よりも小さい場合に同期発電機1
2は単独運転を行っていると判別する。そして、遮断器
14を遮断すべく遮断制御信号SOFF1を出力し、同期発
電機12を商用電力系統13から電気的に遮断すること
となり、作業のために変電所の送り出し遮断器が開状態
にあるような場合においても、同期発電機12の発電し
た電力が逆潮流されるのを確実に防止できるとともに、
再び送り出し遮断器が閉状態となった場合に、電力潮流
が非同期状態であることに起因する付合わせの可能性を
防止することができる。
【0088】以上の説明のように、本第3実施形態によ
れば、自動電圧調整器15の界磁電流IMAGに基づい
て、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する界磁電流
変動に基づいて同期発電機12の単独運転状態を検出し
ているため、商用電力系統13の周波数変動や、電圧変
動に影響されることなく、確実に同期発電機12の単独
運転状態を検出することができる。また、図11に示し
た第2従来例のように、無効電力検出器を設ける必要も
なく、装置構成を簡略化することができる。
【0089】第4実施形態 図8に第4実施形態の同期発電機の単独運転検出装置を
含む発電システムの概要構成ブロック図を示す。図8に
おいて、図6の第3実施形態と同様な部分には同一の符
号を付す。発電システム50は、大別すると、石炭、石
油、ガス等のエネルギーを機械エネルギーに変換し、駆
動力を生成する原動機11と、原動機11により駆動さ
れるとともに、その回転軸の回転速度によって発生交流
の周波数が定まる同期発電機12と、遮断制御信号SOF
Fに基づいて同期発電機12を商用電力系統13から電
気的に遮断するための遮断器14と、同期発電機12の
出力電圧信号SOUTの電圧VOUTを検出するとともに、検
出した同期発電機12の出力電圧VOUT及び後述の動揺
信号SVIBに基づいて同期発電機12の出力電圧VOUTが
予め定める値になるように界磁電流を調整するための自
動電圧調整器(AVR)15と、動揺信号SVIBを出力
するとともに、同期発電機12の界磁電圧信号SVMAGに
基づいて同期発電機12が単独運転を行っているか否か
を判別し、同期発電機12の単独運転時に遮断制御信号
SOFFにより遮断器14を遮断する単独運転検出装置4
1Aと、を備えて構成されている。
【0090】自動電圧調整器15は、図1の第1実施形
態と同一であるので、その詳細な説明は省略する。単独
運転検出装置41Aは、予め定めた周波数を有する動揺
信号SVIBを出力する動揺信号発生器30と、自動電圧
調整器15の出力である界磁電圧VMAGに対応する界磁
電圧信号SVMAGから動揺信号SVIBと同じ周波数成分を
有する信号の振幅を検出して当該検出した振幅に相当す
る電圧VPP2を有する振幅検出信号SPP2を出力する動揺
振幅検出器46と、予め定めた界磁電圧信号SVMAGの所
定の振幅に相当する電圧VPREF2を有する基準振幅信号
SPREF2を出力する基準振幅設定器47と、振幅検出信
号SPP2の電圧VPP2と基準振幅信号SPREF2の電圧VPRE
F2を比較することにより、振幅検出信号SPP2に対応す
る動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅
が基準振幅信号SPRE1Fに対応する振幅よりも小さい場
合、すなわち、無効電力の変動が小さい場合に同期発電
機12は単独運転を行っていると判別して遮断器14を
遮断すべく遮断制御信号SOFF1を出力する比較器48
と、を備えて構成されている。
【0091】図9に動揺振幅検出器46の詳細構成例を
二つ示す。動揺振幅検出器46の第1の構成例は、図9
(a)に示すように、界磁電圧信号SVMAGのうち、動揺
信号SVIBと同じ周波数成分に相当する所定周波数帯域
成分のみを通過させ、バンドパス信号SBP2を出力する
バンドパスフィルタ46Aと、バンドパス信号SBP2の
全波整流を行い、絶対値信号SABS2を出力する絶対値検
出器46Bと、絶対値信号SABS2の低域周波数成分のみ
を通過させ界磁電圧信号SVMAGに含まれる動揺信号SVI
Bと同じ周波数成分を有する信号の振幅に相当する電圧
VPP2を有する振幅検出信号SPP2を出力するロウパスフ
ィルタ46Cと、を備えて構成されている。
【0092】次に動揺振幅検出器46の第1の構成例の
動作について説明する。バンドパスフィルタ46Aは、
界磁電圧信号SVMAGのうち、動揺信号SVIBと同じ周波
数成分に相当する所定周波数帯域成分のみを通過させ、
動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有するバンドパス信
号SBP2を絶対値検出器46Bに出力する。絶対値検出
器46Bは、バンドパス信号SBP2の全波整流を行い、
絶対値信号SABS2をロウパスフィルタ46Cに出力す
る。
【0093】これによりロウパスフィルタ46Cは、動
揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振幅に比
例する絶対値信号SABS2の低域周波数成分のみを通過さ
せ、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を有する信号の振
幅に相当する電圧VPP2を有する振幅検出信号SPP2を比
較器48に出力することとなる。一方、動揺振幅検出器
46の第2の構成例は、図9(b)に示すように、界磁
電圧信号SVMAGのフーリエ変換を行い、動揺信号SVIB
と同じ周波数成分を有する信号の振幅に相当する電圧V
PP2を有する振幅検出信号SPP2を出力するフーリエ変換
器46Dにより構成している。
【0094】図9(b)においては、図示の簡略化のた
め、 a=SVMAG A=SPP2 として、変換式を表している。次に動揺振幅検出器46
の第2の構成例の動作について説明する。まず、フーリ
エ変換器46Dは、図9(b)中の(2)式及び(3)
式に基づいて、動揺信号SVIBの周期T(図3参照)で
界磁電圧信号SVMAGを区間積分し、余弦波成分Ax及び
正弦波成分Ayを求める。
【0095】次に(1)式に基づいて、余弦波成分Ax
及び正弦波成分Ayから動揺信号SVIBと同じ周波数成分
を有する信号の振幅に相当する電圧VPP2を有する振幅
検出信号SPP2を求め、比較器48に出力することとな
る。続いて発電システム50の動作について説明する。
初期状態において、遮断器14は非遮断状態にあるもの
とする。同期発電機12は、原動機11により駆動さ
れ、出力電圧信号SOUTを出力する。 これにより、自
動電圧調整器15の電圧検出器21は、出力電圧信号S
OUTの電圧VOUTに比例する電圧VOUT1を有する検出電圧
信号SOUT1を生成し加算器22に出力する。
【0096】また、基準電圧設定器20は、設定された
基準電圧VREFに相当する基準電圧信号SVREFを加算器
22に出力する。一方、単独運転検出装置41Aの動揺
信号発生器30は、予め定めた周波数を有する動揺信号
SVIBを加算器22に出力する。これらにより、加算器
22は、動揺信号SVIBの電圧VVIB及び基準電圧信号S
VREFの電圧VREFを加算した加算電圧から検出した検出
電圧信号SOUT1の電圧VOUT1を減算して、電圧VADD
(=VREF+VVIB−VOUT1)を有する加算結果信号SAD
Dを偏差増幅器23に出力する。
【0097】偏差増幅器23は、加算結果信号SADDの
電圧VADDを増幅して偏差増幅信号ASADDを電力増幅器
24に出力する。この結果、電力増幅器24は、偏差増
幅信号ASADDの電力増幅を行い同期発電機12の出力
電圧VOUTが予め定める値になるように界磁電流を調整
し、同期発電機12の出力電圧VOUTは一定の電圧とな
るように制御されることとなる。
【0098】これらの動作と並行して、単独運転検出装
置41Aの動揺振幅検出器46は、図9に示した構成に
より、界磁電圧信号SVMAGから動揺信号SVIBと同じ周
波数成分を有する信号の振幅を検出して当該検出した振
幅に相当する電圧VPP2を有する振幅検出信号SPP2を比
較器48に出力する。また、基準振幅設定器47は、予
め定めた所定の振幅に相当する電圧VPREF2を有する基
準振幅信号SPREF2を比較器48に出力する。
【0099】これらの結果、比較器48は、振幅検出信
号SPP2の電圧VPP2と基準振幅信号SPREF2の電圧VPRE
F2を比較し、振幅検出信号SPP2に対応する動揺信号SV
IBと同じ周波数成分を有する信号の振幅が基準振幅信号
SPREFに対応する振幅よりも小さい場合に同期発電機1
2は単独運転を行っていると判別する。そして、遮断器
14を遮断すべく遮断制御信号SOFF1を出力し、同期発
電機12を商用電力系統13から電気的に遮断すること
となり、作業のために変電所の送り出し遮断器が開状態
にあるような場合においても、同期発電機12の発電し
た電力が逆潮流されるのを確実に防止できるとともに、
再び送り出し遮断器が閉状態となった場合に、電力潮流
が非同期状態であることに起因する付合わせの可能性を
防止することができる。
【0100】以上の説明のように、本第4実施形態によ
れば、自動電圧調整器15の界磁電流に比例する界磁電
圧VMAGに基づいて、動揺信号SVIBと同じ周波数成分を
有する界磁電圧変動に基づいて同期発電機12の単独運
転状態を検出しているため、商用電力系統13の周波数
変動や、電圧変動に影響されることなく、確実に同期発
電機12の単独運転状態を検出することができる。ま
た、図11に示した第2従来例のように、無効電力検出
器を設ける必要もなく、装置構成を簡略化することがで
きる。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、周波数検
出信号に含まれる動揺信号と同一の周波数成分を有する
信号である同一周波数成分信号の振幅に基づいて同期発
電機が単独運転状態にあるか否かを判別するので、商用
電力系統の周波数変動や電圧変動に影響されず、確実に
同期発電機の単独運転を検出することができる。請求項
2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加
えて、振幅検出手段の同一成分信号抽出手段は、周波数
検出信号から動揺信号と同一の周波数成分を有する同一
成分信号を抽出し、整流手段に出力し、整流手段は、同
一成分信号の全波整流を行って全波整流信号をロウパス
フィルタ手段に出力し、ロウパスフィルタ手段は、全波
整流信号の低域成分を通過させることにより同一周波数
成分信号の振幅を検出するので、簡易な構成で、同一周
波数成分の振幅を確実に検出して、より確実に同期発電
機の単独運転を検出することができる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、周波数検出信号のフーリエ変
換により同一周波数成分信号の振幅を検出するので、簡
易な構成で、かつ、仕様変更も容易であるとともに、確
実かつ最適な構成で同期発電機の単独運転を検出するこ
とができる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
判別手段は、検出した同一周波数成分信号の振幅が予め
定めた基準振幅よりも大きい場合に、同期発電機は単独
運転状態にあると判別するので、単独運転状態であるか
否かの判別が容易で、確実に単独運転状態を判別するこ
とができる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、無効電力検
出信号に含まれる動揺信号と同一の周波数成分を有する
信号である同一周波数成分信号の振幅に基づいて同期発
電機が単独運転状態にあるか否かを判別するので、簡易
な構成で、確実に同期発電機の単独運転を検出すること
ができる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、振幅検出手段の同一成分信号
抽出手段は、無効電力検出信号から動揺信号と同一の周
波数成分を有する同一成分信号を抽出し、整流手段は、
同一成分信号抽出手段により抽出した同一成分信号の全
波整流を行ない、ロウパスフィルタ手段は、前記全波整
流信号の低域成分を通過させることにより同一周波数成
分信号の振幅を検出するので、簡易な構成で、同一周波
数成分の振幅を確実に検出して、より確実に同期発電機
の単独運転を検出することができる。
【0106】請求項7記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、振幅検出手段のフーリエ変換
検出手段は、無効電力検出信号のフーリエ変換により同
一周波数成分信号の振幅を検出するので、簡易な構成
で、かつ、仕様変更も容易であるとともに、確実かつ最
適な構成で同期発電機の単独運転を検出することができ
る。
【0107】請求項8記載の発明によれば、請求項5な
いし請求項7のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
判別手段は、検出した同一周波数成分信号の振幅が予め
定めた基準振幅よりも小さい場合に、同期発電機は単独
運転状態にあると判別するので、単独運転状態であるか
否かの判別が容易で、確実に単独運転状態を判別するこ
とができる。
【0108】請求項9記載の発明によれば、界磁電流検
出信号に含まれる動揺信号と同一の周波数成分を有する
同一周波数成分信号の振幅に基づいて同期発電機が単独
運転状態にあるか否かを判別するので、周波数検出回路
や無効電力検出回路等を設けることなく簡易な構成で、
確実に同期発電機の単独運転を検出することができる。
【0109】請求項10記載の発明によれば、請求項5
記載の発明の効果に加えて、同一成分信号抽出手段は、
界磁電流検出信号から動揺信号と同一の周波数成分を有
する同一成分信号を抽出し、整流手段は、同一成分信号
の全波整流を行ない、ロウパスフィルタ手段は、全波整
流信号の低域成分を通過させることにより同一周波数成
分信号の振幅を検出するので、簡易な構成で、同一周波
数成分の振幅を確実に検出して、より確実に同期発電機
の単独運転を検出することができる。
【0110】請求項11記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の効果に加えて、界磁電流検出信号のフーリ
エ変換により同一周波数成分信号の振幅を検出するの
で、簡易な構成で、かつ、仕様変更も容易であるととも
に、確実かつ最適な構成で同期発電機の単独運転を検出
することができる。
【0111】請求項12記載の発明によれば、請求項9
ないし請求項11のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、判別手段は、検出した同一周波数成分信号の振幅が
予め定めた基準振幅よりも小さい場合に、同期発電機は
単独運転状態にあると判別するので、単独運転状態であ
るか否かの判別が容易で、確実に単独運転状態を判別す
ることができる。
【0112】請求項13記載の発明によれば、界磁電圧
検出信号に含まれる動揺信号と同一の周波数成分を有す
る同一周波数成分信号の振幅に基づいて同期発電機が単
独運転状態にあるか否かを判別するので、周波数検出回
路や無効電力検出回路等を設けることなく簡易な構成
で、確実に同期発電機の単独運転を検出することができ
る。
【0113】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明の効果に加えて、同一成分信号抽出手段
は、界磁電圧検出信号から動揺信号と同一の周波数成分
を有する同一成分信号を抽出し、整流手段は、同一成分
信号の全波整流を行ない、ロウパスフィルタ手段は、全
波整流信号の低域成分を通過させることにより同一周波
数成分信号の振幅を検出するので、簡易な構成で、同一
周波数成分の振幅を確実に検出して、より確実に同期発
電機の単独運転を検出することができる。
【0114】請求項15記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明の効果に加えて、界磁電圧検出信号のフー
リエ変換により同一周波数成分信号の振幅を検出するの
で、簡易な構成で、かつ、仕様変更も容易であるととも
に、確実かつ最適な構成で同期発電機の単独運転を検出
することができる。
【0115】請求項16記載の発明によれば、請求項1
3ないし請求項15のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、判別手段は、検出した同一周波数成分信号の振幅
が予め定めた基準振幅よりも小さい場合に、同期発電機
は単独運転状態にあると判別するので、判断が容易で確
実に単独運転状態を判別することができる。
【0116】請求項17記載の発明によれば、周波数検
出信号に含まれる動揺信号と同一の周波数成分を有する
信号である同一周波数成分の振幅に基づいて同期発電機
が単独運転状態にあるか否かを判別するので、商用電力
系統の周波数変動や電圧変動に影響されず、確実に同期
発電機の単独運転を検出することができる。
【0117】請求項18記載の発明によれば、無効電力
信号に含まれる動揺信号と同一の周波数成分を抽出し、
当該周波数成分の信号の振幅に基づいて同期発電機が単
独運転状態にあるか否かを判別する商用電力系統の周波
数変動や電圧変動に影響されず、確実に同期発電機の単
独運転を検出することができる。
【0118】請求項19記載の発明によれば、界磁電流
の変動周波数成分から出力電圧信号に含まれる動揺信号
と同一の周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号の
振幅に基づいて同期発電機が単独運転状態にあるか否か
を判別するので、商用電力系統の周波数変動や電圧変動
に影響されず、確実に同期発電機の単独運転を検出する
ことができる。
【0119】請求項20記載の発明によれば、界磁電圧
の変動周波数成分から出力電圧信号に含まれる動揺信号
と同一の周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号の
振幅に基づいて同期発電機が単独運転状態にあるか否か
を判別するので、商用電力系統の周波数変動や電圧変動
に影響されず、確実に同期発電機の単独運転を検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の発電システムの概要構成ブロ
ック図である。
【図2】 第1実施形態の動揺振幅検出器の詳細構成ブ
ロック図である。
【図3】 動揺信号の一例を説明する図である。
【図4】 第2実施形態の発電システムの概要構成ブロ
ック図である。
【図5】 第2実施形態の動揺振幅検出器の詳細構成ブ
ロック図である。
【図6】 第3実施形態の発電システムの概要構成ブロ
ック図である。
【図7】 第3実施形態の動揺振幅検出器の詳細構成ブ
ロック図である。
【図8】 第4実施形態の発電システムの概要構成ブロ
ック図である。
【図9】 第4実施形態の動揺振幅検出器の詳細構成ブ
ロック図である。
【図10】 第1従来例の説明図である。
【図11】 第2従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 発電システム 11 原動機 12 同期発電機 13 商用電力系統 14 遮断器 15 自動電圧調整器(AVR) 16、41、41A、61 単独運転検出装置 30 動揺信号発生器 31 周波数検出器 32、43、46、63 動揺振幅検出器 32A、43A、46A、63A バンドパスフィルタ 32B、43B、46B、63B 絶対値検出器 32C、43C、46C、63C ロウパスフィルタ 32D、43D、46D、63D フーリエ変換器 33、44、47、64 基準振幅設定器 34、45、48、65 比較器 SOUT 出力電圧信号 SIMAG 界磁電流信号 SVMAG 界磁電圧信号 SVIB 動揺信号 SOFF 遮断制御信号 SFRQ 周波数検出信号 SREAC 無効電力検出信号 SPP、SPP0、SPP1、SPP2 振幅検出信号 SPREF、SPREF0、SPREF1、SPREF2 基準振幅信号 SBP、SBP0、SBP1、SBP2 バンドパス信号

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧が予め定める値になるように界
    磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交流
    電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運転
    状態を検出する同期発電機の単独運転検出装置におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる動揺信号生成手
    段と、 前記出力電圧信号の周波数を検出し、周波数検出信号を
    出力する周波数検出手段と、 前記周波数検出信号に基づいて前記周波数検出信号に含
    まれる前記動揺信号と同一の周波数成分を有する信号で
    ある同一周波数成分信号を抽出し、前記同一周波数成分
    信号の振幅を検出する振幅検出手段と、 前記検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め定めた
    基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運転状態にあ
    るか否かを判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同期発電機の単独運転検
    出装置において、 前記振幅検出手段は、前記周波数検出信号から前記動揺
    信号と同一の周波数成分を有する同一成分信号を抽出す
    る同一成分信号抽出手段と、 前記同一成分信号の全波整流を行って全波整流信号を出
    力する整流手段と、 前記全波整流信号の低域成分を通過させることにより前
    記同一周波数成分信号の振幅を検出するロウパスフィル
    タ手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の同期発電機の単独運転検
    出装置において、 前記振幅検出手段は、前記周波数検出信号のフーリエ変
    換を行うことにより前記同一周波数成分信号の振幅を検
    出するフーリエ変換検出手段を備えていることを特徴と
    する同期発電機の単独運転検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の同期発電機の単独運転検出装置において、 前記判別手段は、前記検出した同一周波数成分信号の振
    幅が予め定めた基準振幅よりも大きい場合に、前記同期
    発電機は単独運転状態にあると判別することを特徴とす
    る同期発電機の単独運転検出装置。
  5. 【請求項5】 出力電圧が予め定める値になるように界
    磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交流
    電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運転
    状態を検出する同期発電機の単独運転検出装置におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる動揺信号生成手
    段と、 前記同期発電機の出力電圧及び出力電流に基づいて無効
    電力を検出し、無効電力検出信号を出力する無効電力検
    出手段と、 前記無効電力検出信号に基づいて前記無効電力検出信号
    に含まれる前記動揺信号と同一の周波数成分を有する信
    号である同一周波数成分信号を抽出し、前記同一周波数
    成分信号の振幅を検出する振幅検出手段と、 前記検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め定めた
    基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運転状態にあ
    るか否かを判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の同期発電機の単独運転検
    出装置において、 前記振幅検出手段は、前記無効電力検出信号から前記動
    揺信号と同一の周波数成分を有する同一成分信号を抽出
    する同一成分信号抽出手段と、 前記同一成分信号の全波整流を行って全波整流信号を出
    力する整流手段と、 前記全波整流信号の低域成分を通過させることにより前
    記同一周波数成分信号の振幅を検出するロウパスフィル
    タ手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の同期発電機の単独運転検
    出装置において、 前記振幅検出手段は、前記無効電力検出信号のフーリエ
    変換を行うことにより前記同一周波数成分信号の振幅を
    検出するフーリエ変換検出手段を備えていることを特徴
    とする同期発電機の単独運転検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の同期発電機の単独運転検出装置において、 前記判別手段は、前記検出した同一周波数成分信号の振
    幅が予め定めた基準振幅よりも小さい場合に、前記同期
    発電機は単独運転状態にあると判別することを特徴とす
    る同期発電機の単独運転検出装置。
  9. 【請求項9】 出力電圧が予め定める値になるように界
    磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交流
    電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運転
    状態を検出する同期発電機の単独運転検出装置におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる動揺信号生成手
    段と、 前記界磁電流を検出し、界磁電流検出信号を出力する界
    磁電流検出手段と、 前記界磁電流検出信号から前記動揺信号と同一の周波数
    成分を有する同一周波数成分信号の振幅を検出する振幅
    検出手段と、 前記検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め定めた
    基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運転状態にあ
    るか否かを判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の同期発電機の単独運転
    検出装置において、 前記振幅検出手段は、前記界磁電流検出信号から前記動
    揺信号と同一の周波数成分を有する同一成分信号を抽出
    する同一成分信号抽出手段と、 前記同一成分信号の全波整流を行って全波整流信号を出
    力する整流手段と、 前記全波整流信号の低域成分を通過させることにより前
    記同一周波数成分信号の振幅を検出するロウパスフィル
    タ手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の同期発電機の単独運転
    検出装置において、 前記振幅検出手段は、前記界磁電流検出信号のフーリエ
    変換を行うことにより前記同一周波数成分信号の振幅を
    検出するフーリエ変換検出手段を備えていることを特徴
    とする同期発電機の単独運転検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    に記載の同期発電機の単独運転検出装置において、 前記判別手段は、前記検出した同一周波数成分信号の振
    幅が予め定めた基準振幅よりも小さい場合に、前記同期
    発電機は単独運転状態にあると判別することを特徴とす
    る同期発電機の単独運転検出装置。
  13. 【請求項13】 出力電圧が予め定める値になるように
    界磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交
    流電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運
    転状態を検出する同期発電機の単独運転検出装置におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる動揺信号生成手
    段と、 前記界磁電流に対応する界磁電圧を検出し、界磁電圧検
    出信号を出力する界磁電圧検出手段と、 前記界磁電圧検出信号から前記動揺信号と同一の周波数
    成分を有する同一周波数成分信号の振幅を検出する振幅
    検出手段と、 前記検出した同一周波数成分信号の振幅及び予め定めた
    基準振幅に基づいて前記同期発電機が単独運転状態にあ
    るか否かを判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の同期発電機の単独運
    転検出装置において、 前記振幅検出手段は、前記界磁電圧検出信号から前記動
    揺信号と同一の周波数成分を有する同一成分信号を抽出
    する同一成分信号抽出手段と、 前記同一成分信号の全波整流を行って全波整流信号を出
    力する整流手段と、 前記全波整流信号の低域成分を通過させることにより前
    記同一周波数成分信号の振幅を検出するロウパスフィル
    タ手段と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の同期発電機の単独運
    転検出装置において、 前記振幅検出手段は、前記界磁電流検出信号のフーリエ
    変換を行うことにより前記同一周波数成分信号の振幅を
    検出するフーリエ変換検出手段を備えていることを特徴
    とする同期発電機の単独運転検出装置。
  16. 【請求項16】 請求項13ないし請求項15のいずれ
    かに記載の同期発電機の単独運転検出装置において、 前記判別手段は、前記検出した同一周波数成分信号の振
    幅が予め定めた基準振幅よりも小さい場合に、前記同期
    発電機は単独運転状態にあると判別することを特徴とす
    る同期発電機の単独運転検出装置。
  17. 【請求項17】 出力電圧が予め定める値になるように
    界磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交
    流電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運
    転状態を検出する同期発電機の単独運転検出方法におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる出力電圧動揺工
    程と、 前記出力電圧信号の周波数を検出する周波数検出工程
    と、 前記検出した出力電圧信号の周波数に基づいて、前記出
    力電圧信号に含まれる前記動揺信号と同一の周波数成分
    を抽出し、当該周波数成分の信号の振幅を検出する振幅
    検出工程と、 前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づ
    いて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別
    する判別工程と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出方
    法。
  18. 【請求項18】 出力電圧が予め定める値になるように
    界磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交
    流電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運
    転状態を検出する同期発電機の単独運転検出方法におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる出力電圧動揺工
    程と、 前記同期発電機の出力電圧及び出力電流に基づいて無効
    電力を検出する無効電力検出工程と、 前記検出した無効電力に対応する無効電力信号に含まれ
    る前記動揺信号と同一の周波数成分を抽出し、当該周波
    数成分の信号の振幅を検出する振幅検出工程と、 前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づ
    いて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別
    する判別工程と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出方
    法。
  19. 【請求項19】 出力電圧が予め定める値になるように
    界磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交
    流電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運
    転状態を検出する同期発電機の単独運転検出方法におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる出力電圧動揺工
    程と、 前記界磁電流を検出する界磁電流検出工程と、 前記検出した界磁電流に基づいて、前記界磁電流の変動
    周波数成分から前記出力電圧信号に含まれる前記動揺信
    号と同一の周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号
    の振幅を検出する振幅検出工程と、 前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づ
    いて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別
    する判別工程と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出方
    法。
  20. 【請求項20】 出力電圧が予め定める値になるように
    界磁電流を調整する自動電圧調整器が接続され、商用交
    流電力系統に発生電力を逆潮流する同期発電機の単独運
    転状態を検出する同期発電機の単独運転検出方法におい
    て、 前記自動電圧調整器に予め定めた周波数を有する動揺信
    号を出力することにより前記同期発電機の出力電圧信号
    の電圧である前記出力電圧を動揺させる出力電圧動揺工
    程と、 界磁電圧を検出する界磁電圧検出工程と、 前記検出した界磁電圧に基づいて、前記界磁電圧の変動
    周波数成分から前記出力電圧信号に含まれる前記動揺信
    号と同一の周波数成分を抽出し、当該周波数成分の信号
    の振幅を検出する振幅検出工程と、 前記検出した信号の振幅及び予め定めた基準振幅に基づ
    いて前記同期発電機が単独運転状態にあるか否かを判別
    する判別工程と、 を備えたことを特徴とする同期発電機の単独運転検出方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252127A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 同期発電機用単独運転検出装置
WO2007119855A1 (ja) * 2006-04-13 2007-10-25 Hitachi, Ltd. 電力変換装置およびその制御方法
JP2013099230A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Daihen Corp 系統連系インバータ装置の単独運転検出装置

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