JPH11121300A - 分極性電極及びその製造方法 - Google Patents

分極性電極及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11121300A
JPH11121300A JP9284787A JP28478797A JPH11121300A JP H11121300 A JPH11121300 A JP H11121300A JP 9284787 A JP9284787 A JP 9284787A JP 28478797 A JP28478797 A JP 28478797A JP H11121300 A JPH11121300 A JP H11121300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
resin
polarizable electrode
thermosetting resin
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9284787A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukari Kibi
ゆかり 吉備
Takayuki Saito
貴之 齋藤
Shinobu Takagi
忍 高木
Takasumi Shimizu
孝純 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
NEC Corp
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd, NEC Corp filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP9284787A priority Critical patent/JPH11121300A/ja
Priority to KR1019980043533A priority patent/KR100277444B1/ko
Publication of JPH11121300A publication Critical patent/JPH11121300A/ja
Priority to US09/927,533 priority patent/US6702963B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/22Electrodes
    • H01G11/30Electrodes characterised by their material
    • H01G11/32Carbon-based
    • H01G11/34Carbon-based characterised by carbonisation or activation of carbon
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/84Processes for the manufacture of hybrid or EDL capacitors, or components thereof
    • H01G11/86Processes for the manufacture of hybrid or EDL capacitors, or components thereof specially adapted for electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/96Carbon-based electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量かつ低温特性に優れた電気二重層コン
デンサに適した分極性電極を提供する。 【解決手段】 活性炭と炭素の複合材料である活性炭/
炭素複合材料よりなる分極性電極1であって、前記活性
炭が活性炭粉末あるいは活性炭繊維よりなり、前記炭素
が熱硬化性樹脂を炭化することにより生成されたもので
あり、かつ前記活性炭/炭素複合材料の密度が0.70
から0.85g/cm3 であり、前記活性炭/炭素複合
材料の厚みが0.7から3.0cmであることを特徴と
する分極性電極。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気二重層コンデン
サの電極及びその製造方法に関し、さらに詳しくは屋外
での太陽光発電システムの蓄電素子に好適に用いられる
ための電気二重層コンデンサの電極及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気二重層コンデンサは、低抵抗で大容
量のコンデンサである。電池のように化学反応を伴わな
いため、充放電の繰り返しによる劣化が極めて小さく、
メンテナンスフリーの蓄電素子として使用できる。ま
た、構成材料に重金属などの有害物質を含まないため、
環境に対しても無害である。このような特徴を生かし
て、電気二重層コンデンサはメモリーバックアップ用部
品として、広く用いられている。電池または商用交流電
源を直流に変換した電源と並列に電気二重層コンデンサ
を接続し、電源の瞬断時に電気二重層コンデンサに蓄積
された電荷により種々の部品のバックアップするという
形で使用されている。このようなメモリーバックアップ
用途に使われている電気二重層コンデンサの容量は、高
々2〜3F程度である。ところが、近年、容量が飛躍的
に大きい電気二重層コンデンサが開発されている。
【0003】特許第2054380号(特開平4−28
8361号)には、活性炭粉末とフェノール樹脂粉末の
混合物を成形し、さらに不活性ガス中900℃程度で熱
処理を行うことでフェノール樹脂が炭化され、その結果
得られる活性炭と炭素の複合体である分極性電極が示さ
れている。この分極性電極を用いることによって、47
0Fの大容量電気二重層コンデンサが得られると報告さ
れている。
【0004】また、特許2052267号(特開昭63
−226019号)にも、活性炭粉末あるいは活性炭繊
維とフェノール樹脂との混合物を不活性ガス雰囲気下で
加熱して得られる分極性電極が示されている。近年開発
されたこれらの電気二重層コンデンサは、非常に容量が
大きいため、これまでのメモリーバックアップだけでは
なく、装置全体のバックアップやモーター駆動など、バ
ッテリーの代替あるいは補助する部品として期待される
ようになってきている。特に、近年電気自動車やハイブ
リッド自動車の電源としての要求から、大電流特性に優
れたパワー用途向けの開発が進んでいる。パワー用途向
けには、大電流放電の妨げとなる活性炭/炭素複合体電
極内部での電解液の抵抗を下げるための工夫が必要であ
る。
【0005】特開平7−99141号(特願平5−25
7405号)、特開平7−201677号(特願平5−
333994号)には、電極内部に適度な細孔を形成す
ることで、大電流特性を改善する方法が示されている。
これらのパワー用途向けの活性炭/炭素複合体電極は、
大電流特性に優れる反面、体積当たりの容量は30〜4
0F/cm3 と小さい。
【0006】一方、現在人類の生活を支えている化石資
源エネルギーは、有限であるだけでなく、環境への影響
も非常に深刻な問題となっている。そこで、クリーンで
無限な太陽エネルギーが注目されている。この太陽エネ
ルギーを利用する太陽光発電システムは、太陽電池で発
電したエネルギーを、鉛蓄電池などに蓄えて利用する。
【0007】このような太陽光発電システムの中でも、
夜間の照明灯や標識灯のように、昼間に太陽光で発電し
た電気エネルギーを鉛蓄電池等に貯めておき、夜間にこ
の貯めておいた電気エネルギーで照明灯や標識灯を点灯
させるというシステムが注目されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】太陽電池と組み合わせ
て、夜間照明灯や標識灯の点灯などを行う場合、蓄電素
子は必ず1日1回の充放電を行わなければならない。そ
のため、鉛蓄電池を蓄電素子として使用した場合、繰り
返し充放電による劣化が大きい鉛蓄電池は1〜2年で交
換しなければならないという問題がある。また、鉛蓄電
池の場合は、それ自体が公害の原因になるという問題も
ある。そこで、電気二重層コンデンサを鉛蓄電池の代わ
りに用いることが検討されている。電気二重層コンデン
サは、蓄積できるエネルギーは鉛蓄電池に比べると小さ
いが、繰り返し充放電による劣化がないため、メンテナ
ンスフリーで使えるというメリットがある。
【0009】しかし、電気二重層コンデンサを太陽電池
と組み合わせて、夜間の照明灯や標識灯の点灯などを行
う場合、いくつかの課題がある。一つは、1回の充電で
1晩中照明灯あるいは標識灯を点灯するのに充分なエネ
ルギーを蓄えなければならない。要求される具体的なエ
ネルギー密度は、照明設備全体の規模と設置スペースに
もよるが、鉛蓄電池の1/10程度は満足する必要があ
ると考えられる。前記パワー用途向けに開発されている
電気二重層コンデンサのエネルギー密度は、鉛蓄電池の
1/20くらいなので、本目的では、パワー用途向けの
約2倍に向上させなければならない。また、このような
照明灯や標識灯は屋外に設置されるため、温度環境が厳
しく、寒冷地の夜間では−20℃以下になる可能性があ
る。そのような環境下でも使用できるためには、低温特
性にも優れている必要がある。また、分極性電極の製造
方法としては、より簡便で生産性に優れた方法が求めら
れる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、活性炭と炭素の複合材料である活性炭/炭素複合
材料よりなる分極性電極であって、前記活性炭が活性炭
粉末よりなり、前記炭素が熱硬化性樹脂を炭化すること
により生成されたものであり、かつ前記活性炭/炭素複
合材料の密度が0.70から0.85g/cm3 であ
り、前記活性炭/炭素複合材料の厚みが0.7から3.
0cmであることを特徴とする分極性電極が得られる。
【0011】本発明の第2の態様によれば、前記第1の
態様による分極性電極において、前記熱硬化性樹脂が、
フェノール樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、アリルジグリコールカーボネート樹
脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリウレタンのグループから選択された少なくとも
1つの樹脂であることを特徴とする分極性電極が得られ
る。
【0012】本発明の第3の態様によれば、前記第1の
態様による分極性電極において、前記活性炭粉末の充填
密度をDとすると、前記活性炭粉末と前記熱硬化性樹脂
とを合わせた重量に対する活性炭粉末の重量比Rが R=(0.80〜1.00)D+(0.24〜0.3
9) で表されることを特徴とする分極性電極が得られる。
【0013】本発明の第4の態様によれば、前記第1の
態様による分極性電極を製造する方法において、活性炭
粉末と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る混合工
程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る成形工
程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理すること
により前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を分極性
電極として得る熱処理工程とを含む分極性電極の製造方
法であって、前記成形工程が0.1から8.0tonf
/cm2 の圧力での加圧成形で行われることを特徴とす
る分極性電極の製造方法が得られる。
【0014】本発明の第5の態様によれば、前記第1の
態様による分極性電極を製造する方法において、活性炭
粉末と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る混合工
程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る成形工
程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理すること
により前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を分極性
電極として得る熱処理工程を含む分極性電極の製造方法
であって、前記混合工程は、活性炭粉末と、熱硬化性樹
脂と、前記活性炭粉末と前記熱硬化性樹脂とを合わせた
重量に対して30から60重量%の熱可塑性樹脂バイン
ダーとを混合して混合粉体を得るものであり、前記成形
工程が押し出し成形で行われることを特徴とする分極性
電極の製造方法が得られる。
【0015】本発明の第6の態様によれば、活性炭と炭
素の複合材料である活性炭/炭素複合材料よりなる分極
性電極であって、前記活性炭が活性炭繊維よりなり、前
記炭素が熱硬化性樹脂を炭化することにより生成された
ものであり、かつ前記活性炭/炭素複合材料の密度が
0.70から0.85g/cm3 であり、前記活性炭/
炭素複合材料の厚みが0.7から3.0cmであること
を特徴とする分極性電極が得られる。
【0016】本発明の第7の態様によれば、前記第6の
態様による分極性電極において、前記熱硬化性樹脂が、
フェノール樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、アリルジグリコールカーボネート樹
脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリウレタンのグループから選択された少なくとも
1つの樹脂であることを特徴とする分極性電極が得られ
る。
【0017】本発明の第8の態様によれば、前記第6の
態様による分極性電極において、前記活性炭繊維の充填
密度をDとすると、前記活性炭繊維と前記熱硬化性樹脂
とを合わせた重量に対する活性炭繊維の重量比Rが R=(0.80〜1.00)D+(0.24〜0.3
9) で表されることを特徴とする分極性電極が得られる。
【0018】本発明の第9の態様によれば、前記第6の
態様による分極性電極を製造する方法において、活性炭
繊維と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る混合工
程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る成形工
程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理すること
により前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を分極性
電極として得る熱処理工程とを含む分極性電極の製造方
法であって、前記成形工程が0.1から8.0tonf
/cm2 の圧力での加圧成形で行われることを特徴とす
る分極性電極の製造方法が得られる。
【0019】本発明の第10の態様によれば、前記第6
の態様による分極性電極を製造する方法において、活性
炭繊維と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る混合
工程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る成形
工程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理するこ
とにより前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を分極
性電極として得る熱処理工程を含む分極性電極の製造方
法であって、前記混合工程は、活性炭繊維と、熱硬化性
樹脂と、前記活性炭繊維と前記熱硬化性樹脂とを合わせ
た重量に対して30から60重量%の熱可塑性樹脂バイ
ンダーとを混合して混合粉体を得るものであり、前記成
形工程が押し出し成形で行われることを特徴とする分極
性電極の製造方法が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0021】まず、本発明の原理について説明する。
【0022】活性炭粉末あるいは活性炭繊維を熱硬化性
樹脂で成形し、熱処理することで熱硬化性樹脂を炭化し
て得られる活性炭/炭素複合体を分極性電極に用い、エ
ネルギー密度を極限まで上げる方法の一つは、活性炭の
充填量を上げることである。その方法として、原料中の
活性炭の混合比を上げることと、電極密度を上げること
の二つが考えられる。しかし、活性炭の混合比が増加す
ると、成形密度が下がる傾向があるため、活性炭の混合
比の増加に伴って、容量が単調に上がるわけではない。
活性炭の混合量に対して、容量はピークを持つ。一方、
活性炭の混合比が同じで、電極密度を上げていくと、常
温での容量は単調に増加する。しかし、活性炭/炭素複
合体電極の密度が高くなると、活性炭/炭素複合体電極
内部の空隙が小さくなるため、電解液の抵抗の影響を受
けて、低温での容量が低下する。また、活性炭/炭素複
合体電極の厚みも低温特性に大きく影響する。さらに、
活性炭/炭素複合体の密度は、原料の活性炭の粉末とし
ての充填密度が大きく影響する。それらの関係は、活性
炭の粉末充填密度をD、活性炭混合比をRとすると、以
下の式で表される。
【0023】R=(0.80〜1.00)D+(0.2
4〜0.39) そのため、活性炭/炭素複合体は常温でのエネルギー密
度と、低温でのエネルギー密度がともに最も高くなる密
度0.70〜0.85g/cm3 、厚み3cm以下が最
適であり、そのときの活性炭の粉末充填密度をDと活性
炭混合比Rは、前記の式で表される関係にある。
【0024】また、前記密度の活性炭/炭素複合体を得
るためには、プレス成形法の場合には、圧力は0.7〜
8.0tonf/cm2 であり、押し出し成形法の場合
には、押し出しバインダーの添加量は30〜60重量%
が適している。
【0025】次に本発明の第1の実施例について説明す
る。
【0026】活性炭粉末とフェノール樹脂粉末とを合わ
せた重量に対する活性炭粉末の重量比が、0.4、0.
5、0.6、0.7、0.8、0.9となるそれぞれの
混合粉に、重量比が1.5のアセトンを加えて混練す
る。活性炭粉末は、粉末での充填密度が0.32、0.
45、0.57g/cm3 である3種類をそれぞれ用い
る。フェノール樹脂は、粉末状のフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂を用いる。得られた混練物を、真空乾燥機
を用いて真空中50℃で3時間程度乾燥することにより
残存する溶剤を除去し、アトライタにより粉砕する。得
られた粉砕粉を2.0tonf/cm2 の圧力で、面積
10cm×10cm、厚さ0.6、0.7、0.8、
1.0、3.0、4.0cmのそれぞれの寸法で冷間加
圧成形する。得られた成形体を、電気炉中、窒素ガス雰
囲気下で900℃で2時間熱処理をする。その結果、フ
ェノール樹脂が炭化されて活性炭/炭素複合体が得られ
る。
【0027】こうして得られた活性炭/炭素複合体を用
いて作製した電気二重層コンデンサについて、図1を用
いて説明する。図1はこの電気二重層コンデンサの断面
の構造を示し、上で得られた活性炭/炭素複合体を分極
性電極1とする。まず、それぞれの分極性電極1を電解
液として用いる30重量%の硫酸水溶液に浸し、真空中
で2時間含浸を行う。その後、作製条件の等しい1対の
分極性電極1を水溶液から取り出し、間にポリプロピレ
ン製のセパレータ2を挟んで対向させる。さらに両側か
らブチルゴム製の導電性シートを圧着し、集電体3とす
る。この時、両側の集電体3が接触しないように、ポリ
カーボネイト製ガスケット4を分極性電極1の周囲に配
置する。次に、1対のポリカーボネイト製支持体5を集
電体3の両側に配置し、この支持体5とガスケット4と
で集電体3を挟み込む。さらにガスケット4及び支持体
5の周囲にエポキシ樹脂を塗り込むことにより、電解液
を封止する。次に、端子取り出しのためのステンレス製
の端子板6を両側から集電体3に圧着する。さらに固定
のため4隅に穴の開いた1対のポリカーボネイト製の固
定板7で挟み、4ヶ所ボルト・ナット8で固定する。こ
のようにして本発明の分極性電極を用いた電気二重層コ
ンデンサを得る。得られたコンデンサに、−20℃と2
5℃において、それぞれ0.9Vで4時間定電圧充電
後、0.45Vまで0.1Aで定電流放電を行う。その
際の放電時間から容量を求める。
【0028】本実施例で得られた活性炭/炭素複合体電
極と電気二重層コンデンサの特性について説明する。ま
ず図2に、充填密度の異なる3種類の活性炭粉末それぞ
れについて、成形時の圧力が2tonf/cm2 の場合
の活性炭/炭素複合材料の密度を、活性炭粉末の混合比
に対してプロットする。図2に示されるように、活性炭
粉末の混合量が同じでも、活性炭粉末の粉末としての充
填密度が大きいほど、活性炭/炭素複合材料の密度も大
きくなる。また、活性炭の混合量が増加すると、活性炭
/炭素複合材料の密度は低下する。
【0029】図3に、本実施例で得られた活性炭/炭素
複合体電極を用いた電気二重層コンデンサの容量を、活
性炭/炭素複合体電極の密度に対してプロットする。図
3に示すように、25℃における容量は活性炭/炭素複
合体電極の密度に対してピークを持つ。また、その容量
は体積当たりで約50F/cm3 の値である。−20℃
においても同様の傾向であるが、密度が0.85g/c
3 以上では、容量が急激に減少する。また、密度が
0.70g/cm3 以下では、容量が低下するととも
に、強度も著しく低下する。以上の結果より、本目的に
適した活性炭/炭素複合体電極の密度は、0.70〜
0.85g/cm3 である。
【0030】また図4に、活性炭/炭素複合体電極の密
度が0.70g/cm3 と0.85g/cm3 になる時
の活性炭の粉末としての充填密度と活性炭混合比の関係
をプロットした。密度が0.70〜0.85g/cm3
の間に入るような活性炭の粉末としての充填密度と活性
炭の混合比の範囲は、図4に斜線で示した部分である。
活性炭の粉末充填密度をD、活性炭混合比をRとする
と、斜線の部分は以下の式で表される。
【0031】R=(0.80〜1.00)D+(0.2
4〜0.39) 次に図5に、本実施例の電気二重層コンデンサの25℃
における容量を、活性炭/炭素複合体電極の厚みに対し
てプロットする。また図6に、本実施例の電気二重層コ
ンデンサの−20℃における容量を、活性炭/炭素複合
体電極の厚みに対してプロットする。図5に示すよう
に、25℃では電極の厚みの増加に伴って容量は増加す
るが、図6に示すように、−20℃では厚みが大きくな
ると、電解液の抵抗の影響のために容量が低下する。密
度が低い場合は、厚みの影響は小さいが、3.0cm以
上では低温での容量は急激に低下する。また、厚みが
0.6cmの活性炭/炭素複合体電極は、非常に強度が
弱いため、電気二重層コンデンサに組み立てることが不
可能であった。
【0032】以上の結果より、屋外での太陽光発電シス
テムのような、大容量でかつ低温特性も確保するために
は、活性炭/炭素複合体電極の密度は0.70〜0.8
5g/cm3 、厚さは0.7〜3.0cmが適してい
る。また、原料の活性炭混合比Rは、活性炭の粉末充填
密度Dに対して、以下の式に従うことが適している。
【0033】R=(0.80〜1.00)D+(0.2
4〜0.39) なお本実施例では、熱硬化性樹脂としてフェノール樹脂
を用いているが、フラン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、アリルジグリコールカーボネート樹
脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリウレタンのうち少なくとも1種類の樹脂を用い
ても同様の結果が得られる。
【0034】また本実施例では、活性炭として活性炭粉
末を用いているが活性炭として活性炭繊維を用いても同
様の結果が得られる。
【0035】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。
【0036】粉末の充填密度が0.32g/cm3
0.57g/cm3 である活性炭粉末それぞれとフェノ
ール樹脂粉末を合わせた重量1に対して、活性炭の重量
比を0.7とし、さらにアセトン1.5を加えて混練す
る。フェノール樹脂は、粉末状のフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂を用いる。得られた混練物を真空乾燥機を
用いて真空中50℃で3時間程度乾燥することにより残
存する溶剤を除去し、アトライタにより粉砕する。得ら
れた混合粉をそれぞれ0.05、0.1、1.0、2.
0、6.0、10.0tonf/cm2 の圧力で、面積
10cm×10cm、厚み0.8cmの寸法で冷間加圧
成形する。得られた成形体を電気炉で窒素ガス雰囲気中
900℃で2時間熱処理することにより、フェノール樹
脂が炭化されて活性炭/炭素複合体が得られる。
【0037】本実施例で得られた活性炭/炭素複合体電
極の密度を図7に示す。図7に示すように、プレス圧力
によって活性炭/炭素複合体電極の密度を制御できる。
第1の実施例より、本目的に適した活性炭/炭素複合体
電極の密度は0.70〜0.85g/cm3 の範囲であ
る。図7に、活性炭/炭素複合体電極の密度がこの範囲
に入る部分を斜線で示す。また、プレス圧力が0.05
tonf/cm2 の場合は、形状が保持できないほども
ろくなった。従って、この斜線部分の範囲で成形できる
圧力は、0.1〜8.0tonf/cm2 である。
【0038】なお本実施例では、熱硬化性樹脂としてフ
ェノール樹脂を用いているが、フラン樹脂、ユリア樹
脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アリルジグリコール
カーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタンのうち少なくとも1
種類の樹脂を用いても同様の結果が得られる。
【0039】また本実施例では、活性炭として活性炭粉
末を用いているが活性炭として活性炭繊維を用いても同
様の結果が得られる。
【0040】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0041】粉末の充填密度が0.32g/cm3
0.57g/cm3 である活性炭粉末それぞれとフェノ
ール樹脂粉末を合わせた重量1に対して、活性炭の重量
比を0.7とし、さらにアセトン0.3を加えて混練す
る。フェノール樹脂は、粉末状のフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂を用いる。得られた混練物を真空乾燥機を
用いて真空中50℃で3時間程度乾燥することにより残
存する溶剤を除去し、アトライタにより粉砕する。得ら
れた粉砕粉100重量%に対して、押し出しバインダー
として、20、30、40、50、60、70、の割合
でメチルセルロースを混合し、総量100重量%に対し
て40重量%の水を添加混合した後、混練機を用いて粘
度状態になるまで混練する。
【0042】得られた混練物を用いて、押し出し成形機
により幅10cm×厚み0.8cmで連続的に押し出し
成形する。得られた成形物を105℃において2時間乾
燥し、長さ10cmに分割する。この成形体を電気炉で
窒素ガス雰囲気中900℃で2時間熱処理することによ
り、フェノール樹脂が炭化されて活性炭/炭素複合体が
得られる。
【0043】本実施例で得られた活性炭/炭素複合体電
極の密度を図8に示す。図8に示すように、押し出しバ
インダーの添加量によって、活性炭/炭素複合体電極の
密度を制御できる。第1の実施例より、本目的に適した
活性炭/炭素複合体電極の密度は0.70〜0.85g
/cm3 の範囲である。図8に、活性炭/炭素複合体電
極の密度がこの範囲に入る部分を斜線で示す。この斜線
部分の範囲で成形できる押し出しバインダーの添加量は
30〜60重量%である。
【0044】なお本実施例では、熱硬化性樹脂としてフ
ェノール樹脂を用いているが、フラン樹脂、ユリア樹
脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アリルジグリコール
カーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタンのうち少なくとも1
種類の樹脂を用いても同様の結果が得られる。
【0045】また本実施例では、活性炭として活性炭粉
末を用いているが活性炭として活性炭繊維を用いても同
様の結果が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、大容量か
つ低温特性に優れた電気二重層コンデンサに適した活性
炭/炭素複合体の密度と厚みの関係を見いだした。さら
に、原料活性炭の混合量と活性炭の粉末充填密度の関係
を見いだした。また、プレス成形時の圧力あるいは押し
出し成形時の押し出しバインダーの添加量を制御するこ
とで、大容量かつ低温特性に優れた電気二重層コンデン
サに適した活性炭/炭素複合体電極を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の活性炭/炭素複合体を分極性電極に用
いた電気二重層コンデンサの断面図である。
【図2】本発明の活性炭/炭素複合体電極の電極密度と
活性炭/フェノール樹脂の混合比の関係の説明図であ
る。
【図3】本発明の活性炭/炭素複合体を分極性電極に用
いた電気二重層コンデンサの容量と活性炭/炭素複合体
電極の電極密度の関係の説明図である。
【図4】本発明の活性炭混合比と原料活性炭粉末の充填
密度の関係の説明図である。
【図5】本発明の25℃における活性炭/炭素複合体を
分極性電極に用いた電気二重層コンデンサの容量と活性
炭/炭素複合体電極の厚さの関係の説明図である。
【図6】本発明の−20℃における活性炭/炭素複合体
を分極性電極に用いた電気二重層コンデンサの容量と活
性炭/炭素複合体電極の厚さの関係の説明図である。
【図7】本発明の活性炭/炭素複合体電極の電極密度と
プレス圧力の関係の説明図である。
【図8】本発明の活性炭/炭素複合体電極の電極密度と
押し出しバインダー添加量の関係の説明図である。
【符号の説明】
1 分極性電極 2 セパレータ 3 集電体 4 ガスケット 5 支持体 6 端子板 7 固定板 8 ボルト・ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 忍 愛知県丹羽郡大口町余野三丁目496番地 (72)発明者 清水 孝純 愛知県一宮市大字高田字北門37番地

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭と炭素の複合材料である活性炭/
    炭素複合材料よりなる分極性電極であって、前記活性炭
    が活性炭粉末よりなり、前記炭素が熱硬化性樹脂を炭化
    することにより生成されたものであり、かつ前記活性炭
    /炭素複合材料の密度が0.70から0.85g/cm
    3 であり、前記活性炭/炭素複合材料の厚みが0.7か
    ら3.0cmであることを特徴とする分極性電極。
  2. 【請求項2】 前記熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、
    フラン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹
    脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹
    脂、アリルジグリコールカーボネート樹脂、エポキシ樹
    脂、ビニルエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタ
    ンのグループから選択された少なくとも1つの樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1記載の分極性電極。
  3. 【請求項3】 前記活性炭粉末の充填密度をDとする
    と、前記活性炭粉末と前記熱硬化性樹脂とを合わせた重
    量に対する活性炭粉末の重量比Rが R=(0.80〜1.00)D+(0.24〜0.3
    9) で表されることを特徴とする請求項1記載の分極性電
    極。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の分極性電極を製造する方
    法において、 活性炭粉末と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る
    混合工程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る
    成形工程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理す
    ることにより前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を
    分極性電極として得る熱処理工程とを含む分極性電極の
    製造方法であって、 前記成形工程が0.1から8.0tonf/cm2 の圧
    力での加圧成形で行われることを特徴とする分極性電極
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の分極性電極を製造する方
    法において、 活性炭粉末と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る
    混合工程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る
    成形工程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理す
    ることにより前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を
    分極性電極として得る熱処理工程を含む分極性電極の製
    造方法であって、 前記混合工程は、活性炭粉末と、熱硬化性樹脂と、前記
    活性炭粉末と前記熱硬化性樹脂とを合わせた重量に対し
    て30から60重量%の熱可塑性樹脂バインダーとを混
    合して混合粉体を得るものであり、 前記成形工程が押し出し成形で行われることを特徴とす
    る分極性電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 活性炭と炭素の複合材料である活性炭/
    炭素複合材料よりなる分極性電極であって、前記活性炭
    が活性炭繊維よりなり、前記炭素が熱硬化性樹脂を炭化
    することにより生成されたものであり、かつ前記活性炭
    /炭素複合材料の密度が0.70から0.85g/cm
    3 であり、前記活性炭/炭素複合材料の厚みが0.7か
    ら3.0cmであることを特徴とする分極性電極。
  7. 【請求項7】 前記熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、
    フラン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹
    脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹
    脂、アリルジグリコールカーボネート樹脂、エポキシ樹
    脂、ビニルエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタ
    ンのグループから選択された少なくとも1つの樹脂であ
    ることを特徴とする請求項6記載の分極性電極。
  8. 【請求項8】 前記活性炭繊維の充填密度をDとする
    と、前記活性炭繊維と前記熱硬化性樹脂とを合わせた重
    量に対する活性炭繊維の重量比Rが R=(0.80〜1.00)D+(0.24〜0.3
    9) で表されることを特徴とする請求項6記載の分極性電
    極。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の分極性電極を製造する方
    法において、 活性炭繊維と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る
    混合工程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る
    成形工程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理す
    ることにより前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を
    分極性電極として得る熱処理工程とを含む分極性電極の
    製造方法であって、 前記成形工程が0.1から8.0tonf/cm2 の圧
    力での加圧成形で行われることを特徴とする分極性電極
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の分極性電極を製造する
    方法において、 活性炭繊維と熱硬化性樹脂とを混合して混合粉体を得る
    混合工程と、この混合粉体から所定形状の成形体を得る
    成形工程と、この成形体を非酸化性雰囲気中で熱処理す
    ることにより前記熱硬化性樹脂を炭化して活性炭電極を
    分極性電極として得る熱処理工程を含む分極性電極の製
    造方法であって、 前記混合工程は、活性炭繊維と、熱硬化性樹脂と、前記
    活性炭繊維と前記熱硬化性樹脂とを合わせた重量に対し
    て30から60重量%の熱可塑性樹脂バインダーとを混
    合して混合粉体を得るものであり、 前記成形工程が押し出し成形で行われることを特徴とす
    る分極性電極の製造方法。
JP9284787A 1997-10-17 1997-10-17 分極性電極及びその製造方法 Pending JPH11121300A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9284787A JPH11121300A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 分極性電極及びその製造方法
KR1019980043533A KR100277444B1 (ko) 1997-10-17 1998-10-17 전기 이중층 캐패시터에 사용하기 위한 분극 가능 전극으로서적합한 활성탄/탄소 혼합물 전극 및 그 제조 방법
US09/927,533 US6702963B2 (en) 1997-10-17 2001-08-13 Method of producing a polarizable electrode

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9284787A JPH11121300A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 分極性電極及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11121300A true JPH11121300A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17683024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9284787A Pending JPH11121300A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 分極性電極及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6702963B2 (ja)
JP (1) JPH11121300A (ja)
KR (1) KR100277444B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376729B1 (ko) * 2000-06-23 2003-03-19 (주)씨에프텍 전기화학 캐패시터용 전극 및 그 제조 방법
JP2007505490A (ja) * 2003-09-11 2007-03-08 本田技研工業株式会社 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法
JP2016081741A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 トヨタ自動車株式会社 二次電池の測定装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6787494B2 (en) * 2001-01-31 2004-09-07 Japan Envirochemicals, Ltd. Molded product of activated carbon and a method for production thereof
KR100575654B1 (ko) * 2004-05-18 2006-05-03 엘지전자 주식회사 나노 기술이 적용된 탄소 섬유 음이온 발생장치
FR2886045B1 (fr) * 2005-05-23 2007-07-13 Ceca Sa Sa Electrode pour systemes de stockage d'energie, son procede de fabrication et systeme de stockage d'energie la comprenant
ES2414930T3 (es) 2005-06-24 2013-07-23 Universal Supercapacitors Llc. Electrodo y colector de corriente para condensador electroquímico que tiene doble capa eléctrica y condensador electroquímico de doble capa eléctrica formado con los mismos
WO2007001199A1 (en) 2005-06-24 2007-01-04 Universal Supercapacitors Llc Heterogeneous electrochemical supercapacitor and method of manufacture
WO2007001201A1 (en) * 2005-06-24 2007-01-04 Universal Supercapacitors Llc Current collector for double electric layer electrochemical capacitors and method of manufacture thereof
JP4894282B2 (ja) * 2005-08-26 2012-03-14 パナソニック株式会社 電気二重層キャパシタ
JP4594987B2 (ja) * 2005-09-22 2010-12-08 本田技研工業株式会社 分極性電極および電気二重層キャパシタ
RU2483383C2 (ru) 2006-11-27 2013-05-27 ЮНИВЕРСАЛ СУПЕРКАПАСИТОРЗ ЭлЭлСи Электрод для использования в электрохимическом конденсаторе с двойным электрическим слоем (варианты)
KR101366806B1 (ko) * 2007-07-18 2014-02-24 전북대학교산학협력단 전기 흡착 탈이온 장치용 전극, 그 제조방법 및 이를구비한 전기 흡착 탈이온 장치
CN101383231B (zh) * 2008-10-24 2011-04-06 南开大学 以单层石墨材料为电极材料的超级电容器
US8252716B2 (en) * 2008-11-04 2012-08-28 Corning Incorporated Process for making porous activated carbon
JP5643328B2 (ja) * 2009-11-23 2014-12-17 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation 多孔質物品の製造方法
US20110149473A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Eilertsen Thor E Energy storage in edlcs by utilizing a dielectric layer
KR20130024123A (ko) * 2011-08-30 2013-03-08 삼성전기주식회사 전극, 및 이를 포함하는 전기 화학 캐패시터
KR20180138564A (ko) 2016-05-20 2018-12-31 에이브이엑스 코포레이션 고온용 울트라커패시터
CN106128803A (zh) * 2016-08-31 2016-11-16 福建火炬电子科技股份有限公司 扣式电极的制备方法和具有该扣式电极的元器件及制备方法
US11830672B2 (en) 2016-11-23 2023-11-28 KYOCERA AVX Components Corporation Ultracapacitor for use in a solder reflow process

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0770448B2 (ja) 1987-03-13 1995-07-31 松下電器産業株式会社 分極性電極の製造法
JPH0791449B2 (ja) 1990-03-23 1995-10-04 日本電気株式会社 活性炭/ポリアセン系材料複合体とその製造方法、及び電気二重層コンデンサとその複合部品
JP2778425B2 (ja) 1993-04-20 1998-07-23 日本電気株式会社 分極性電極とその製造方法及びそれを用いた電気二重層コンデンサ
JP3335218B2 (ja) 1993-05-24 2002-10-15 日清紡績株式会社 ガラス状炭素−活性炭複合材料、その製造方法及び該ガラス状炭素−活性炭複合材料による電気二重層コンデンサ用分極性電極
US5838531A (en) * 1993-06-12 1998-11-17 Nisshinbo Industries, Inc. Polarizable electrode for electric double-layer capacitor, and electric double-layer capacitor using polarizable electrode
JP2993343B2 (ja) 1993-12-28 1999-12-20 日本電気株式会社 分極性電極およびその製造方法
US5654059A (en) 1994-08-05 1997-08-05 Amoco Corporation Fiber-reinforced carbon and graphite articles and method for the production thereof
JPH0936004A (ja) 1995-07-17 1997-02-07 Nec Corp 活性炭電極の製造方法および電気二重層コンデンサ
JPH09293648A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nec Corp 分極性電極の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376729B1 (ko) * 2000-06-23 2003-03-19 (주)씨에프텍 전기화학 캐패시터용 전극 및 그 제조 방법
JP2007505490A (ja) * 2003-09-11 2007-03-08 本田技研工業株式会社 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法
JP2016081741A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 トヨタ自動車株式会社 二次電池の測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR19990037175A (ko) 1999-05-25
US6702963B2 (en) 2004-03-09
KR100277444B1 (ko) 2001-02-01
US20020027305A1 (en) 2002-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11121300A (ja) 分極性電極及びその製造方法
US5973912A (en) Polarizable electrode
US7443650B2 (en) Electrode and current collector for electrochemical capacitor having double electric layer and double electric layer electrochemical capacitor formed therewith
US6442015B1 (en) Electrochemical capacitors
US5786981A (en) Basic cell for an electric double layer capacitor
JP2001185459A (ja) 電気化学キャパシタ
CN1518752A (zh) 电双层电容
US20170092440A1 (en) Ultracapacitor with improved aging performance
US6320740B1 (en) Method for manufacturing a polarized electrode for an electric double-layer capacitor
KR102000658B1 (ko) 레독스 흐름 전지용 전극의 제조 방법 및 레독스 흐름 전지
US20110188171A1 (en) Electric double layer capacitor and method of manufacturing the same
JP2006279003A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2778425B2 (ja) 分極性電極とその製造方法及びそれを用いた電気二重層コンデンサ
KR20030058315A (ko) 폴리피롤을 이용한 슈퍼커패시터용 분극성 복합전극 및 그제조 방법
JP2003209029A (ja) 耐電圧を向上させた電気二重層キャパシタ
JP2001130905A (ja) 固形状活性炭質構造体およびその製造方法並びに電気二重層コンデンサ用分極性電極
KR20150059985A (ko) 레독스 흐름 전지용 전극의 제조 방법 및 레독스 흐름 전지
JPH0936004A (ja) 活性炭電極の製造方法および電気二重層コンデンサ
KR100432486B1 (ko) 탄소 나노 튜브를 이용한 고출력 수퍼 커패시터의 전극제조 방법 및 이를 이용한 수퍼 커패시터
JP2000315527A (ja) 非水電気化学キャパシタ
JP2005311392A (ja) 分極性電極
JPH0426304A (ja) 電気自動車
KR20030058318A (ko) 폴리피롤을 함유한 분극성 복합전극을 이용한 슈퍼커패시터
KR20220146153A (ko) 고신뢰성 초고용량 커패시터 및 그의 제조 방법
KR20100086742A (ko) 슈퍼커패시터 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020918