JPH11121121A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH11121121A
JPH11121121A JP9281792A JP28179297A JPH11121121A JP H11121121 A JPH11121121 A JP H11121121A JP 9281792 A JP9281792 A JP 9281792A JP 28179297 A JP28179297 A JP 28179297A JP H11121121 A JPH11121121 A JP H11121121A
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JP9281792A
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Hisahiro Ono
久博 小野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接触子間の距離を比較的大きくとれ、高周波信
号のクロストークや接触抵抗の増加が少ないコネクタを
提供する。 【解決手段】基台20に矩形環状の凸部21が形成さ
れ、凸部21の内外周面に4列の接触子22が配列され
る。凸部21の各側壁の内外に配列された各2列の接触
子22は、接触子22の配列方向において、一方の列の
隣接する各一対の接触子22の間に他方の列の接触子2
2が位置するように千鳥状に配列される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の接触子を
基台に列設したコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、2枚のプリント基板に実装さ
れた回路間を電気的に接続するとともに、両プリント基
板を機械的に結合するコネクタが提供されている。図
7、図8に示すものは、差込側のコネクタ(以下、ヘッ
ダという)であって相手側部材としての受け側のコネク
タ(以下、ソケットという)とともに用いることによっ
て回路間を電気的に接続する。すなわち、各プリント基
板にヘッダとソケットとをそれぞれ実装し、ヘッダとソ
ケットとを結合すれば、回路間が電気的に接続され、か
つ両プリント基板が機械的に結合される。図7、図8に
示すヘッダは、中央部に断面矩形状の凸部21を備えた
絶縁材料よりなる基台20と、凸部21の両側面に長手
方向に沿って配列された複数個の接触子22とを備え
る。各接触子22は基台20の背面に沿って配置されて
いる端子片23と連続一体に形成され、端子片23はプ
リント基板に表面実装される。ヘッダの相手側部材とな
るソケットは、凸部21が挿入される凹溝を備え、凹溝
の内周面に各接触子22と接触する接触子が配列された
構造を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示さ
れているように、従来のコネクタでは各列の接触子22
が一直線上に配列されているものであるから、基台20
の寸法を変えずに接触子22の個数を増やしたり、接触
子22の個数を増やさない場合でも基台20の長手方向
の寸法を小さくしたりすると、各列に配列されている接
触子22のピッが小さくなる。このように接触子22の
ピッチが小さくなると、隣接する接触子22間の容量成
分が大きくなって高周波信号を扱う際にはクロストーク
が増加するという問題が生じる。また、接触子22のピ
ッチが小さくなると、ヘッダとソケットとの接触子同士
の接触面積が小さくなって接触抵抗が増加したり、ヘッ
ダとソケットとの位置ずれによる接触不良が生じやすく
なったりするという問題もある。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、接触子の個数を増加させたり基台を
小型化したりしても接触子間の距離を比較的大きくとる
ことができるようにし、高周波信号のクロストークや接
触抵抗の増加がなく、位置ずれによる接触不良の生じに
くいコネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、各列
に複数個ずつの接触子を設けて2列ずつ組にして偶数列
の接触子を配列し、接触子の列設方向においては組にな
る2列のうちの一列で隣合う各一対の接触子間に他列の
接触子が位置するように組になる2列の接触子が千鳥状
に配列されているものである。この構成によれば、組に
なる2列では接触子が千鳥状に配列されていることによ
って、組になる2列で従来構成の1列分の接触子を設け
ているとすれば、各列の接触子のピッチを従来構成の2
倍にとることができ、接触子間のピッチが大きくなるこ
とで、クロストークが発生しにくくなり、また接触子の
相手側部材に対する接触面積を広くして接触抵抗を低減
することができ、さらには、相手側部材に対する接触面
積が広いから相手側部材との位置ずれに対する余裕が大
きくなり、接触不良の生じる可能性が低くなる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、各接触子が相手側部材に弾接するようにばね付勢さ
れるとともに、相手側部材に向かって突出する接触部を
備え、相手側部材との結合時における各接触子の接触部
と相手側部材との接触時点に複数段階の時間差を設けて
いるものである。この構成によれば、相手側部材との結
合時に相手側部材に対してすべての接触子が同時に接触
圧を作用させるのではなく、接触圧の作用する時点に時
間差があるから、相手側部材と結合する際に要する力の
ピーク値を低減して比較的小さい力で結合することがで
きる。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、組になる2列のうちの各一列の接触子の接触部が相
手側部材に同時に接触し、互いに他列の接触子の接触部
が相手側部材を結合する方向において異なる位置に配置
されているものである。この構成によれば、組になる各
列の接触子の接触部の形成位置を異ならせるだけの簡単
な構成で相手側部材との結合時に要する力を低減するこ
とができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、4列の接触子が配列され、内側2列の接触子に設け
た接触部は相手側部材が結合されるときに外側2列の接
触子に設けた接触部よりも遅れて相手側部材に接触する
ように各列の接触子の接触部が設けられているものであ
る。この構成によれば、外側2列の接触子の接触部が内
側2列の接触子の接触部よりも先に相手側部材に接触す
るから、相手側部材には内向きに押し合う力が作用する
ことになり、相手側部材の結合時にぐらつきが生じにく
く、相手側部材の位置を安定させて結合することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1、図2にヘッダ2を示し、図3、図
4にソケット1を示す。ヘッダ2は、合成樹脂よりなる
絶縁材料の基台20を備える。基台20の一面には矩形
環状の凸部21が突設される。凸部21の長手方向の両
側壁には、それぞれ外側面と内側面とに沿って複数の接
触子22が列設される。各接触子22は凸部21の内外
側面に形成した分離溝25にそれぞれ収納されるが、各
接触子22は凸部21の内外側面から微小寸法だけ突出
する。接触子22は電気伝導率の高い金属によって基台
20の他面に沿って配設された端子片23と連続一体に
形成されている。端子片23は中間部に屈曲部を有し端
子片23の先端部が基台20から離れている。したがっ
て、ヘッダ2をプリント基板P2に表面実装する際にプ
リント基板P2と基台20との間には隙間を形成するこ
とができ、一部の端子片23を基台20とプリント基板
P2との間に位置させた状態で、端子片23をプリント
基板P2に半田接続することができる。ここに、凸部2
1の先端部には全周に亙って先細にする導入部24が形
成されている。
【0010】ところで、凸部21の各側壁の外側面と内
側面とに配列された接触子22は、図1に示すように、
千鳥状に配列されている。ここで、千鳥状とは基台20
の長手方向において、内外各列のうちの一列で隣合う各
一対の接触子22の間に他列の接触子22が位置するこ
とを意味する。このような配列を採用することによっ
て、各一列において隣合う接触子22のピッチを比較的
大きくとりながらも、2列分では半分のピッチで接触子
22を配列することができ、多数の接触子22を設ける
ことができるのである。また、各接触子22に連続一体
に設けた端子片23は、一方の列の接触子22に連続す
る端子片23が他方の列の接触子23に連続する端子片
23の間に位置する形で千鳥状に配列される。さらに、
凸部21の外側面に配置した接触子22に連続する端子
片23は基台20の側方に突出し、凸部21の内側面に
配置した接触子22に連続する端子片23は基台20の
側方に突出しないように寸法が設定されている。このよ
うな寸法関係を採用するとともに、上述のように端子片
23が中間部に屈曲部を有しており、しかも接触子22
よりも端子片23は幅狭であるから、隣合う端子片23
の間は比較的大きな距離を確保することができクロスト
ークが増加することはなく、端子片23においてプリン
ト基板P2に半田接続する部位の距離を比較的大きくと
ることができ、いわゆる半田ブリッジの形成による端子
片23間の短絡の可能性を低減することができる。
【0011】一方、ソケット1はヘッダ2の基台20と
外周寸法がほぼ等しくなるように形成された合成樹脂よ
りなる絶縁材料の基台10を有している。基台10には
ヘッダ2に形成した矩形環状の凸部21が挿入される環
状の凹溝11が形成されている。凹溝11の開口部には
凸部21の先端部に形成された導入部24を案内するよ
うに開口側ほど開口幅を広げるように傾斜した導入部1
4が形成されている。また、凹溝11の内周面にはヘッ
ダ2の凸部21に配列された接触子22に接触可能な複
数の接触子12が配列されている。ここで、各接触子1
2は凹溝11の周面に形成した分離溝15にそれぞれ収
納される。各接触子12は、図4に示すように、分離溝
15の中で凹溝11の開口とは逆向きに開放された略U
字状に形成され、一方の脚には分離溝15から突出する
接触部16が突設されている。したがって、接触部16
にヘッダ2の接触子22が当接すると、端子片13a,
13bが撓んで接触部16をヘッダ2の接触子22に弾
接させる。他方の脚には基台10の背面に沿って配設さ
れる端子片13a,13bが連続一体に形成される。つ
まり、接触子12と端子片13a,13bとは電気伝導
率の高い金属によって連続一体に形成されている。
【0012】凹溝11の内側2列の接触子12に連続す
る端子片13aと、外側2列の接触子12に連続する端
子片13bとは異なる形状に形成されている。ただし、
どちらの端子片13a,13bの先端部も基台10から
離れており、ソケット1をプリント基板P1に表面実装
する際には、プリント基板P1と基台10との間に隙間
を形成することができ、端子片13aを基台10とプリ
ント基板P1との間に位置させた状態で、端子片13a
をプリント基板P1に半田接続することができるように
なっている。また、端子片13aと端子片13bとは端
子片13a,13bの配列方向と直交する面内で互いに
重複しないように配置される。
【0013】ところで、凹溝11の内側2列の接触子1
2と外側2列の接触子12とは、図3に示すように、千
鳥状に配列されている。つまり、ヘッダ2と同様に、基
台10の長手方向において、内外各列のうちの一方で隣
合う各一対の接触子12の間に他方の接触子12が位置
するように配置されている。このような配列を採用する
ことによって、各列において隣合う接触子12のピッチ
を比較的大きくとりながらも、2列分では半分のピッチ
で接触子12を配列することができ、多数の接触子12
を設けることができる。また、各接触子12に連続一体
に設けた端子片13についても、一方の列の接触子12
に連続する端子片13aが他方の列の接触子13に連続
する端子片13bの間に位置する形で千鳥状に配列され
る。
【0014】さらに、端子片13aは基台10の側方に
突出せず、端子片13bは基台10の側方に突出するよ
うに寸法が設定されている。このような寸法関係で端子
片13a,13bの配列方向と直交する面内で端子片1
3aと端子片13bとを互いに重複させないように配置
し、端子片13a,13bを接触子12よりも幅狭とし
ていることにより、隣合う端子片13a,13bの間は
比較的大きな距離を確保することができクロストークが
増加することはない。また、端子片13a,13bにお
いてプリント基板P1に半田接続する部位の距離を比較
的大きくとることができ、いわゆる半田ブリッジの形成
による端子片13a,13b間の短絡の可能性を低減す
ることができる。
【0015】しかして、ソケット1とヘッダ2とをそれ
ぞれプリント基板P1,P2に表面実装し、ソケット1
の凹溝11にヘッダ2の凸部12を挿入すれば、ソケッ
ト1の接触子12に設けた接触部16にヘッダ2の接触
子22が当接して接触子12が撓み、この撓みによって
接触部16が接触子22に押し付けられ、接触子12と
接触子22との間に接触圧が作用する。ここで、接触子
12および接触子22はそれぞれ従来構成に比較すると
ピッチを大きくとることができるから、ソケット1とヘ
ッダ2との位置ずれに対する余裕があり、位置ずれによ
る接触不良が生じる可能性が少なくなる。また、互いの
接触子12,22の接触面積が比較的大きいから接触抵
抗の増加も抑制することができる。
【0016】基台10,20の長手方向の寸法が従来構
成と等しく、かつ接触子12,22の個数が従来構成と
等しいとすれば、本実施形態のほうが各列の接触子1
2,22のピッチを従来構成よりも大きくとることがで
き、また、端子片13a,13b,23間の距離を大き
くとることができるから、クロストークが少なく、半田
ブリッジが形成されにくくなる。
【0017】(実施形態2)本実施形態では、図5に示
すように、ソケット1に用いる接触子12および端子片
13a,13bを実施形態1と異なる形状のものにして
いる。つまり、本実施形態では、接触子12と端子片1
3a,13bとの一体物に固定片17を付加したもので
あり、接触子12もU字状には形成せず、接触子12の
先端部に接触部16を突設してある。固定片17は中間
部に固定爪18を突設した形状に形成され、基台10に
形成した固定溝19に固定片17を圧入すると、固定爪
18が固定溝19の内周面に係止されて、接触子12お
よび端子片13a,13bが基台10に固定される。こ
のような形状の接触子12、端子片13a,13b、固
定片17は板金を打ち抜き、曲げ加工を施すことなく形
成することが可能である。接触子12は分離溝15の中
で可撓となるように配置されており、実施形態1と同様
に接触子12の撓みによって接触子22との間の接触圧
を作用させることができるようにしてある。他の構成お
よび動作は実施形態1と同様である。
【0018】(実施形態3)本実施形態は、図6に示す
ように、実施形態1のソケット1の接触子12における
接触部16の位置を変更したものである。すなわち、内
側2列の接触子12の接触部16を外側2列の接触子1
2の接触部よりも図6における下側に位置させてある。
このような構成を採用すると、ソケット1の凹溝11に
ヘッダ2の凸部21を差し込む際に、挿入力がピークに
達する時点を2段階に分散させることができ、挿入力の
ピーク値を低減することができる。
【0019】つまり、実施形態1のように接触部16の
位置がすべての接触子12で等しい構成で接触子12の
個数が多くなると、挿入力のピーク値が大きくなるか
ら、ソケット1にヘッダ2を結合する際にプリント基板
P1,P2が撓むことがあり、プリント基板P1,P2
が撓むとソケット1やヘッダ2とプリント基板P1,P
2との半田接続部にクラックが生じるなどの不都合が生
じる可能性がある。これに対して、本実施形態の構成で
は挿入力のピーク時点を分散させるから、ピーク値を小
さくすることが可能であり、上述のような不都合を回避
することができる。しかも、内側2列の接触子12の接
触部16を外側2列の接触子12の接触部16よりも下
方に位置させているから、ヘッダ2を内向きに押し合う
ことになり、ヘッダ2をソケット1に対してぐらつきな
く挿入することが可能になる。
【0020】このように挿入力のピーク値を低減するこ
とにより、接触子12の個数が多い場合でもプリント基
板P1,P2を撓ませることなくソケット1とヘッダ2
とを結合することが可能になる。さらに、挿入力を低減
するには、ソケット1にヘッダ2を結合する際に挿入力
がピークになる時点に複数段階の時間差を持たせればよ
いから、結合部16の位置関係は上述のものに限定され
るものではないが、各列の接触子12については同じ位
置に接触部16を設けることで製造が容易になる。他の
構成および動作は実施形態1と同様である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、各列に複数個ずつの
接触子を設けて2列ずつ組にして偶数列の接触子を配列
し、接触子の列設方向においては組になる2列のうちの
一列で隣合う各一対の接触子間に他列の接触子が位置す
るように組になる2列の接触子が千鳥状に配列されてい
るものであり、組になる2列で従来構成の1列分の接触
子を設けているとすれば、各列の接触子のピッチを従来
構成の2倍にとることができ、接触子間のピッチが大き
くなることで、クロストークが発生しにくくなり、また
接触子の相手側部材に対する接触面積を広くして接触抵
抗を低減することができ、さらには、相手側部材に対す
る接触面積が広いから相手側部材との位置ずれに対する
余裕が大きくなり、接触不良の生じる可能性が低くなる
という利点がある。
【0022】請求項2の発明のように、各接触子が相手
側部材に弾接するようにばね付勢されるとともに、相手
側部材に向かって突出する接触部を備え、相手側部材と
の結合時における各接触子の接触部と相手側部材との接
触時点に複数段階の時間差を設けているものでは、相手
側部材との結合時に相手側部材に対してすべての接触子
が同時に接触圧を作用させるのではなく、接触圧の作用
する時点に時間差があるから、相手側部材と結合する際
に要する力のピーク値を低減して比較的小さい力で結合
することができるという利点がある。
【0023】請求項3の発明のように、組になる2列の
うちの各一列の接触子の接触部が相手側部材に同時に接
触し、互いに他列の接触子の接触部が相手側部材を結合
する方向において異なる位置に配置されているものであ
る。この構成によれば、組になる各列の接触子の接触部
の形成位置を異ならせるだけの簡単な構成で相手側部材
との結合時に要する力を低減することができるという利
点がある。
【0024】請求項4の発明のように、4列の接触子が
配列され、内側2列の接触子に設けた接触部は相手側部
材が結合されるときに外側2列の接触子に設けた接触部
よりも遅れて相手側部材に接触するように各列の接触子
の接触部が設けられているものでは、外側2列の接触子
の接触部が内側2列の接触子の接触部より先に相手側部
材に接触するから、相手側部材には内向きに押し合う力
が作用することになり、相手側部材の結合時にぐらつき
が生じにくく、相手側部材の位置を安定させて結合する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に用いるヘッダを示す一部
切欠した平面図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】同上に用いるソケットを示す一部切欠した平面
図である。
【図4】図3におけるY−Y線断面図である。
【図5】本発明の実施形態2に用いるソケットを示す断
面図である。
【図6】本発明の実施形態3に用いるソケットを示す断
面図である。
【図7】従来例を示す平面図である。
【図8】図7のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
1 ソケット 2 ヘッダ 10 基台 11 凹溝 12 接触子 13a,13b 端子片 16 接触部 20 基台 21 凹溝 22 接触子 23 端子片 26 接触部
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示さ
れているように、従来のコネクタでは各列の接触子22
が一直線上に配列されているものであるから、基台20
の寸法を変えずに接触子22の個数を増やしたり、接触
子22の個数を増やさない場合でも基台20の長手方向
の寸法を小さくしたりすると、各列に配列されている接
触子22のピッが小さくなる。このように接触子22
のピッチが小さくなると、隣接する接触子22間の容量
成分が大きくなって高周波信号を扱う際にはクロストー
クが増加するという問題が生じる。また、接触子22の
ピッチが小さくなると、ヘッダとソケットとの接触子同
士の接触面積が小さくなって接触抵抗が増加したり、ヘ
ッダとソケットとの位置ずれによる接触不良が生じやす
くなったりするという問題もある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】 (実施形態1)図1、図2にヘッダ2を示し、図3、図
4にソケット1を示す。ヘッダ2は、合成樹脂よりなる
絶縁材料の基台20を備える。基台20の一面には矩形
環状の凸部21が突設される。凸部21の長手方向の両
側壁には、それぞれ外側面と内側面とに沿って複数の接
触子22が列設される。各接触子22は凸部21の内外
側面に形成した分離溝25にそれぞれ収納される。接触
22は電気伝導率の高い金属によって基台20の他面
に沿って配設された端子片23と連続一体に形成されて
いる。端子片23は中間部に屈曲部を有し端子片23の
先端部が基台20から離れている。したがって、ヘッダ
2をプリント基板P2に表面実装する際にプリント基板
P2と基台20との間には隙間を形成することができ、
一部の端子片23を基台20とプリント基板P2との間
に位置させた状態で、端子片23をプリント基板P2に
半田接続することができる。ここに、凸部21の先端部
には全周に亙って先細にする導入部24が形成されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】一方、ソケット1はヘッダ2の基台20と
外周寸法がほぼ等しくなるように形成された合成樹脂よ
りなる絶縁材料の基台10を有している。基台10には
ヘッダ2に形成した矩形環状の凸部21が挿入される環
状の凹溝11が形成されている。凹溝11の開口部には
凸部21の先端部に形成された導入部24を案内するよ
うに開口部ほど開口幅を広げるように傾斜した導入部1
4が形成されている。また、凹溝11の内周面にはヘッ
ダ2の凸部21に配列された接触子22に接触可能な複
数の接触子12が配列されている。ここで、各接触子1
2は凹溝11の周面に形成した分離溝15にそれぞれ収
納される。各接触子12は、図4に示すように、分離溝
15の中で凹溝11の開口とは逆向きに開放された略U
字状に形成され、一方の脚には分離溝15から突出する
接触部16が突設されている。したがって、接触部16
にヘッダ2の接触子22が当接すると、接触子12が撓
んで接触部16をヘッダ2の接触子22に弾接させる。
他方の脚には基台10の背面に沿って配設される端子片
13a,13bが連続一体に形成される。つまり、接触
子12と端子片13a,13bとは電気伝導率の高い金
属によって連続一体に形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ところで、凹溝11の内側2列の接触子1
2と外側2列の接触子12とは、図3に示すように、千
鳥状に配列されている。つまり、ヘッダ2と同様に、基
台10の長手方向において、内外各列のうちの一方で隣
合う各一対の接触子12の間に他方の接触子12が位置
するように配置されている。このような配列を採用する
ことによって、各列において隣合う接触子12のピッチ
を比較的大きくとりながらも、2列分では半分のピッチ
で接触子12を配列することができ、多数の接触子12
を設けることができる。また、各接触子12に連続一体
に設けた端子片13a,13bについても、一方の列の
接触子12に連続する端子片13aが他方の列の接触子
12に連続する端子片13bの間に位置する形で千鳥状
に配列される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各列に複数個ずつの接触子を設けて2列
    ずつ組にして偶数列の接触子を配列し、接触子の列設方
    向においては組になる2列のうちの一列で隣合う各一対
    の接触子間に他列の接触子が位置するように組になる2
    列の接触子が千鳥状に配列されていることを特徴とする
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 各接触子は相手側部材に弾接するように
    ばね付勢されるとともに、相手側部材に向かって突出す
    る接触部を備え、相手側部材との結合時における各接触
    子の接触部と相手側部材との接触時点に複数段階の時間
    差を設けていることを特徴とする請求項1記載のコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 組になる2列のうちの各一列の接触子の
    接触部は相手側部材に同時に接触し、互いに他列の接触
    子の接触部は相手側部材を結合する方向において異なる
    位置に配置されていることを特徴とする請求項2記載の
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 4列の接触子が配列され、内側2列の接
    触子に設けた接触部は相手側部材が結合されるときに外
    側2列の接触子に設けた接触部よりも遅れて相手側部材
    に接触するように各列の接触子の接触部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010037881A (ko) * 1999-10-20 2001-05-15 구자홍 인텔리전트 파워 모듈 구조체
KR100825696B1 (ko) 2005-10-07 2008-04-29 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 고주파 신호의 전송에 적합한 전기 커넥터
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