JPH11121083A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JPH11121083A
JPH11121083A JP28356897A JP28356897A JPH11121083A JP H11121083 A JPH11121083 A JP H11121083A JP 28356897 A JP28356897 A JP 28356897A JP 28356897 A JP28356897 A JP 28356897A JP H11121083 A JPH11121083 A JP H11121083A
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JP
Japan
Prior art keywords
connector
plug
receptacle
terminal
side connector
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP28356897A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Toukosono
誠 東小薗
Masanori Kuwabara
正紀 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ同士の挿入作業の容易化を図ると共
に、必要なシール性を確保することができる防水コネク
タを提供する。 【解決手段】 ケーブル11の一端部に接続された雄端
子13を覆って装着されたPVCよりなるレセクタプル
側コネクタ10と、他のケーブル21の一端部に接続さ
れた雌端子23を覆って装着されたPVCよりなるプラ
グ側コネクタ20とが対になる構造とされている。レセ
クタプル側コネクタ10の材質硬度が50〜70度とさ
れ、プラグ側コネクタ20の材質硬度が75度以上とさ
れている。レセクタプル側コネクタ10の挿入孔部15
内にプラグ側コネクタ20の挿入突部20bを押込挿入
することによって、雄端子13と雌端子23とが接続さ
れると共に、挿入孔部15のテーパシール面15aと挿
入突部20bのテーパシール面25aとでシールされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用太陽光発電
システムの太陽電池モジュールの配線等の屋外配線に適
した防水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光発電システムのように、太
陽光のエネルギーを電力に変換するシステムが注目され
つつあり、それに使用される太陽電池モジュール相互間
の配線接続用の防水コネクタとして、ケーブルの一端部
に接続された雄端子を覆って、モールド成形されたPV
C(ポリ塩化ビニル)からなる可撓性を有するレセクタ
プル側コネクタと、対応する別のケーブルの一端部に接
続された雌端子を覆って、モールド成形されたPVCか
らなる可撓性を有するプラグ側コネクタとの対からなる
構造のものがあった。
【0003】そして、レセクタプル側コネクタの挿入孔
部内周面には、その軸心方向に沿って開放端側に向けて
漸次拡径するテーパシール面が形成され、対応するプラ
グ側コネクタの挿入突部外周面には、その軸心方向に沿
って挿入端側に向けて漸次縮径するテーパシール面が形
成されていた。
【0004】また、挿入孔部側のテーパシール面のテー
パ角より、挿入突部側のテーパシール面のテーパ角の方
が大きく構成されていた。
【0005】そして、レセクタプル側コネクタの挿入孔
部内にプラグ側コネクタの挿入突部を押込挿入すること
によって、前記雄端子と雌端子とが接続されると共に、
挿入孔部側のテーパシール面に対する挿入突部側のテー
パシール面の前記押込挿入による弾性変形により両テー
パシール面が互いに密着し、電気用品取締法で定められ
ているIPX7レベルのシール性が確保される構造とさ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の防水コネクタの構造によれば、レセクタプル側コネ
クタおよびプラグ側コネクタの双方の材質硬度が70度
(JIS K 6253、タイプAデュロメータ硬さ試
験 以下同じ)の柔軟性を有する軟質のPVCを採用し
ていたため、レセクタプル側コネクタに対するプラグ側
コネクタの押込挿入に際して、レセクタプル側コネクタ
のテーパシール面側とプラグ側コネクタのテーパシール
面側との双方が同じように弾性変形するため、挿入抵抗
が大きくなり、挿入作業が円滑に行えないという欠点が
あった。
【0007】そこで、本発明の課題は、コネクタ同士の
挿入作業の容易化を図ると共に、必要なシール性を確保
することができる防水コネクタを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、ケーブルの一端部に接続された接続端
子を覆って、合成樹脂よりなるレセクタプル側コネクタ
が装着され、他のケーブルの一端部に接続されると共に
前記接続端子に接続自在な被接続端子を覆って、前記レ
セクタプル側コネクタに接続自在な合成樹脂よりなるプ
ラグ側コネクタが装着され、前記レセクタプル側コネク
タの挿入孔部内に前記プラグ側コネクタの挿入突部を押
込挿入することによって、前記接続端子と被接続端子と
が接続されると共に、挿入孔部内周面側と挿入突部外周
面側とでシールされる防水コネクタにおいて、前記レセ
クタプル側コネクタと前記プラグ側コネクタのいずれか
一方が軟質の合成樹脂からなり、他方がより材質硬度の
硬い合成樹脂よりなる点にある。
【0009】また、前記レセクタプル側コネクタの材質
硬度が50〜70度とされ、前記プラグ側コネクタの材
質硬度が75度以上とされた構造としてもよい。
【0010】さらに、前記レセクタプル側コネクタおよ
び前記プラグ側コネクタがそれぞれPVCにより形成さ
れてなる構造としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明すると、図1または図2において、1は太
陽電池モジュール相互間の配線接続等に使用される防水
コネクタ示しており、ケーブル11の一端部に設けられ
たレセクタプル側コネクタ10と、対応する他のケーブ
ル21の一端部に設けられたプラグ側コネクタ20との
対からなる構造とされている。
【0012】前記ケーブル11は中心部の心線部11a
とその外周を被覆するPVCからなる絶縁被覆部11b
とからなり、ケーブル11の一端部より突出状とされた
心線部11aに接続端子としての雄端子13が接続され
ている。
【0013】前記レセクタプル側コネクタ10は、材質
硬度が50〜70度の軟質のPVCからなり、ケーブル
11の端部および雄端子13を覆ってモールド成形され
ている。即ち、レセクタプル側コネクタ10は、心線部
11aと雄端子13との接続部分および絶縁被覆部11
b端部を密着状に覆うコネクタ基部10aと、雄端子1
3の円柱状の接続部13a外周面に対し、所定間隔を有
して囲繞するように覆うコネクタ連結部10bとから構
成されている。
【0014】また、コネクタ連結部10bには、その軸
心方向に沿った挿入孔部15が形成されており、前記接
続部13aに対応する位置の挿入孔部15内周面は、開
放端側に向けてその軸心方向に沿って漸次拡径するテー
パシール面15aとされている。さらに、このテーパシ
ール面15aに続く開放端側の挿入孔部15内周面は、
同様に開放端側に向けてより大きなテーパ角で漸次拡径
する案内面15bとされている。
【0015】前記ケーブル21も同様に、中心部の心線
部21aとその外周を被覆するPVCからなる絶縁被覆
部21bとからなり、ケーブル21の一端部より突出状
とされた心線部21aに被接続端子としての雌端子23
が接続されており、雄端子13の接続部13aが嵌入さ
れて電気的に接続自在な円筒状の接続部23aを有して
いる。
【0016】前記プラグ側コネクタ20は、材質硬度が
75度以上の硬質のPVCからなり、ケーブル21の端
部および雌端子23を覆ってモールド成形されている。
即ち、プラグ側コネクタ20は、心線部21aと雌端子
23との接続部分および絶縁被覆部21b端部を密着状
に覆うコネクタ基部20aと、雌端子23の筒状の接続
部23a外周を密着状に覆うと共に前記挿入孔部15内
に押込挿入されるコネクタ連結部10bとしての挿入突
部20bとから構成されている。
【0017】そして、挿入突部20bの外周面は、挿入
端側に向けてその軸心方向に沿って漸次縮径するテーパ
シール面25aとされている。また、テーパシール面2
5aのコネクタ基部20a側寄りには、前記案内面15
b内周面に摺接する案内突条25bが周方向環状に形成
されている。
【0018】そして、挿入孔部15の底部側内径と挿入
突部20bの挿入端部側外径とが略同一に形成されると
共に、挿入孔部15側のテーパシール面15aのテーパ
角より、挿入突部25側のテーパシール面25aのテー
パ角の方が大きく構成されている。例えば、本実施形態
によれば、レセクタプル側コネクタ10のテーパシール
面15aのテーパ角は1度とされ、他方のプラグ側コネ
クタ20のテーパシール面25aのテーパ角は2度とさ
れている。
【0019】本実施形態は以上のように構成されてお
り、レセクタプル側コネクタ10の挿入孔部15内にプ
ラグ側コネクタ20の挿入突部20bを押込挿入すれ
ば、雄端子13の接続部13aが雌端子23の接続部2
3a内に嵌合して雄端子13と雌端子23とが互いに接
続されると共に、レセクタプル側コネクタ10のテーパ
シール面15aに対するプラグ側コネクタ20のテーパ
シール面25aの押込挿入による弾性変形により両テー
パシール面15a、25aが互いに密着されて、液密状
にシールされる。また、この際、各案内突条25bと案
内面15b相互間の摺接部分においてもシールが施され
る。
【0020】そして、レセクタプル側コネクタ10のテ
ーパシール面15aに対するプラグ側コネクタ20のテ
ーパシール面25aの押込挿入に際して、プラグ側コネ
クタ20が硬質のPVCよりなり、レセクタプル側コネ
クタ10が軟質のPVCよりなる構成であり、主に軟質
である一方のレセクタプル側コネクタ10のテーパシー
ル面15a側が弾性変形して順次挿入されていく構造と
なり、挿入抵抗があまり大きくならず、挿入作業が容易
に行える。
【0021】例えば、レセクタプル側コネクタおよびプ
ラグ側コネクタの双方の材質硬度が70度の軟質のPV
Cからなる従来の防水コネクタによれば、押込挿入時の
挿入力が11.5kgfであったが、レセクタプル側コ
ネクタ10の材質硬度が70度でプラグ側コネクタ20
の材質硬度75度とされた本防水コネクタ1によれば、
押込挿入時の挿入力が5kgf以下となり、しかもIP
X7レベルのシール性が確保できた。
【0022】なお、レセクタプル側コネクタ10を軟質
のPVCとし、プラグ側コネクタ20を硬質のPVCと
した構造を示しているが、PVCに限られず、その他の
合成樹脂を使用してもよく、さらには、レセクタプル側
コネクタ10をプラグ側コネクタ20より材質硬度の硬
い合成樹脂とし、プラグ側コネクタ20を可撓性を有す
る軟質の合成樹脂としてもよい。
【0023】また、レセクタプル側コネクタ10に雄端
子13を配置し、プラグ側コネクタ20に雌端子23を
配置した構造を示しているが、レセクタプル側コネクタ
10に雌端子23を配置し、プラグ側コネクタ20に雄
端子13を配置する構造であってもよい。
【0024】さらに、太陽電池モジュール相互間の配線
接続用に利用した防水コネクタ1を示しているが、他の
分野における防水コネクタに利用してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の防水コネクタに
よれば、レセクタプル側コネクタとプラグ側コネクタの
いずれか一方が軟質の合成樹脂からなり、他方がより材
質硬度の硬い合成樹脂よりなるものであり、レセクタプ
ル側コネクタの挿入孔部内にプラグ側コネクタの挿入突
部を押込挿入するに際して、主に材質硬度の柔らかい軟
質側のコネクタが弾性変形して順次挿入されていく構造
となり、挿入抵抗があまり大きくならず、挿入作業が容
易に行えると共に、必要なシール性が確保できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す分解断面図である。
【図2】同取付状態の断面図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタ 10 レセクタプル側コネクタ 10a コネクタ基部 10b コネクタ連結部 11 ケーブル 13 雄端子 15 挿入孔部 15a テーパシール面 20 プラグ側コネクタ 20a コネクタ基部 20b 挿入突部 21 ケーブル 23 雌端子 25a テーパシール面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの一端部に接続された接続端子
    を覆って、合成樹脂よりなるレセクタプル側コネクタが
    装着され、他のケーブルの一端部に接続されると共に前
    記接続端子に接続自在な被接続端子を覆って、前記レセ
    クタプル側コネクタに接続自在な合成樹脂よりなるプラ
    グ側コネクタが装着され、前記レセクタプル側コネクタ
    の挿入孔部内に前記プラグ側コネクタの挿入突部を押込
    挿入することによって、前記接続端子と被接続端子とが
    接続されると共に、挿入孔部内周面側と挿入突部外周面
    側とでシールされる防水コネクタにおいて、 前記レセクタプル側コネクタと前記プラグ側コネクタの
    いずれか一方が軟質の合成樹脂からなり、他方がより材
    質硬度の硬い合成樹脂よりなることを特徴とする防水コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記レセクタプル側コネクタの材質硬度
    が50〜70度とされ、前記プラグ側コネクタの材質硬
    度が75度以上とされたことを特徴とする請求項1記載
    の防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記レセクタプル側コネクタおよび前記
    プラグ側コネクタがそれぞれPVCにより形成されてな
    ることを特徴とする請求項2記載の防水コネクタ。
JP28356897A 1997-10-16 1997-10-16 防水コネクタ Abandoned JPH11121083A (ja)

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JP28356897A JPH11121083A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 防水コネクタ

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JP28356897A JPH11121083A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 防水コネクタ

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JPH11121083A true JPH11121083A (ja) 1999-04-30

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ID=17667219

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JP28356897A Abandoned JPH11121083A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 防水コネクタ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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A762 Written abandonment of application

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Effective date: 20050128