JPH11119443A - レジストパタンの形成方法 - Google Patents

レジストパタンの形成方法

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JPH11119443A
JPH11119443A JP9280783A JP28078397A JPH11119443A JP H11119443 A JPH11119443 A JP H11119443A JP 9280783 A JP9280783 A JP 9280783A JP 28078397 A JP28078397 A JP 28078397A JP H11119443 A JPH11119443 A JP H11119443A
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Japan
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exposure
resist
resist pattern
pattern
baking
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Application number
JP9280783A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Furukawa
貴光 古川
Ryoichi Aoyama
亮一 青山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ArF光(波長198nm)等の短波長光に
頼らないレジストパタンの微細化手法を実現する。 【解決手段】 先ず、被加工膜10の上にポジレジスト
12を塗布する。次に、所定のマスク14を用いてポジ
レジストの露光を行う。マスクを介してポジレジストを
露光することにより、マスクのパタンをポジレジストに
転写する。次に、ポジレジストを現像して仮レジストパ
タン12aを形成する。マスクの開口部分bに対応した
仮レジストパタンの位置にはホールパタン16aが形成
される。現像後、仮レジストパタンのベークを行う。こ
のベークにより仮レジストパタンを変形させ、レジスト
パタン12bを形成する。本来、レジストに対するベー
クは残留溶媒および残留水分の除去を目的として行う
が、この形成例では上記目的の通常のベークよりも高い
温度でベークを行う。このように、通常よりも高い温度
でベークを行うことによって仮レジストパタンの寸法を
縮小させる。この結果、ホールパタンの口径は縮小し、
新規のホールパタン16bが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造工程
のホトリソグラフィ工程におけるレジストパタンの形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造においては、素子や配線のパ
タン形成方法としてホトリソグラフィ技術が一般的に用
いられている。ホトリソグラフィは、基板上に塗布した
ホトレジストに対してステッパ等の露光装置を用いてパ
ターニングを行うものである。近年のLSIの高集積化
および微細化に伴い、より微細なレジストパタンを形成
することが要求されている。このため、レジストパタン
を形成するための露光光として、水銀ランプのi線(波
長365nm)に代わってKrFエキシマレーザのディ
ープUV(紫外)光(波長248nm)が適用され始め
てきている。これにより、より微細なレジストパタンの
形成が可能になってきている。
【0003】但し、従来のi線用レジストは248nm
の光波長付近では高い感度を有していない。従って、デ
ィープUV光の波長領域で高い感度を有する専用のレジ
ストを用いなければならない。現在、ディープUV波長
領域で比較的高感度を有するレジストとして化学増幅型
ポジレジストが市販されている。このタイプのレジスト
の感度の優位性は今後も変わらず、従ってレジストの主
流になってゆくと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今後も
更なるパタンの微細化の要求がなされ、いずれは上述の
KrFエキシマレーザおよび化学増幅型ポジレジストを
用いたパタン形成方法にも限界がくると予想される。ま
た、ArF光(波長198nm)等の短波長光を用いた
露光技術は、現在のところ実用化のめどが立っていな
い。従って、このような露光光の短波長化に頼らない
で、新しくレジストパタンの微細化手法を検討する必要
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明のレジ
ストパタンの形成方法によれば、被加工膜の上にレジス
トを塗布する工程と、所定のマスクを用いてレジストの
露光を行う工程と、レジストを現像して仮レジストパタ
ンを形成する工程と、残留溶媒および残留水分の除去を
目的とした通常のベークよりも高い温度で現像後のベー
クを行うことにより仮レジストパタンを変形させ、レジ
ストパタンを形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0006】このように、現像後にベークを行うことに
よって、仮レジストパタンを変形させることができる。
これは、耐熱性に乏しいレジストが熱を受けてだれるか
らである(この現象を熱フローと称する。)。例えば、
レジストに形成されたホールパタンでは、ホール周辺の
レジスト部分がホール内に溶け込んで、ホールの口径が
縮小する。このように、ベークによって仮レジストパタ
ンのパタン寸法を縮小させることができる。しかも、こ
のパタン寸法の縮小は各部分で均一に生じるのでパタン
(形状)に依存しない。
【0007】また、パタン寸法の縮小量は、ベークの温
度で制御することができる。上述したように、現像後の
ベークは、残留溶媒および残留水分の除去を目的とした
通常のベークよりも高い温度で行うと良い。
【0008】例えば、東京応化工業株式会社製の化学増
幅型ポジレジストTDUR−P7(商品名)に対して
は、通常のベークを90℃程度で行うのが一般的であ
る。しかし、パタン寸法の縮小を目的とする場合には、
現像後のベークを120℃〜130℃の範囲の温度で行
うのが好適である。
【0009】また、この発明のレジストパタンの形成方
法によれば、被加工膜の上にポジレジストを塗布する工
程と、所定のマスクを用いてポジレジストの第1回目の
露光を行う工程と、現像を行ってポジレジストの感光部
分を除去し、仮レジストパタンを形成する工程と、仮レ
ジストパタンを不完全に感光させる第2回目の露光を行
う工程と、ベークを行って仮レジストパタンを変形さ
せ、レジストパタンを形成する工程とを含むことを特徴
とする。
【0010】このように、第1回目の露光後の未感光部
分すなわち仮レジストパタンに対して第2回目の露光を
行う。この第2回目の露光では、適当な波長の光で適当
な露光量の全面露光を行うようにすると仮レジストパタ
ンの耐熱性が向上する。従って、ベークの温度の変化に
対する仮レジストパタンの寸法縮小量が小さくなる。よ
って、第2回目の露光とベークとによりパタンの寸法縮
小量を制御できる。
【0011】また、この発明のレジストパタンの形成方
法において、好ましくは、第2回目の露光を、現像後の
ベークの実行時に行うのが良い。
【0012】このようにすると、第2回目の露光がベー
ク時間内に終了するので、スループットが低下しない。
【0013】また、この発明のレジストパタンの形成方
法によれば、被加工膜の上にポジレジストを塗布する工
程と、所定のマスクを用いてポジレジストの第1回目の
露光を行う工程と、現像を行ってポジレジストの感光部
分を除去し、仮レジストパタンを形成する工程と、残留
溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベークよ
りも高い温度で第1回目のベークを行って、仮レジスト
パタンを変形させ、レジストパタンを形成する工程と、
レジストパタンを完全に感光させる第2回目の露光を行
う工程と、残留溶媒および残留水分の除去を目的とした
第2回目のベークを行う工程とを含むことを特徴とす
る。
【0014】このように、第1回目のベークをパタンの
寸法縮小を目的として行い、続いて第2回目の露光を行
う。この第2回目の露光では、第1回目のベークにより
形成されたレジストパタンを完全に感光させるので、こ
の後に行う第2回目のベークではパタンの変形が生じな
い。すなわち、この第2回目のベークでは、レジストパ
タン中に含まれる残留溶媒および残留水分の除去が図れ
る。このように、パタンの寸法縮小量は、第1回目のベ
ークの温度および時間により制御することができる。
【0015】また、この発明のレジストパタンの形成方
法によれば、被加工膜の上にポジレジストを塗布する工
程と、所定のマスクを用いてポジレジストの第1回目の
露光を行う工程と、現像を行ってポジレジストの感光部
分を除去し、仮レジストパタンを形成する工程と、残留
溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベークよ
りも高い温度でベークを行って、仮レジストパタンを変
形させる工程とを含み、ベークの実行中に仮レジストパ
タンを完全に感光させる第2回目の露光を行うことによ
り、当該仮レジストパタンの変形を抑止して、レジスト
パタンを形成することを特徴とする。
【0016】このように、ベークの途中で第2回目の露
光を行うことにより仮レジストパタンを完全に感光させ
る。従って、仮レジストパタンの寸法縮小量を、ベーク
温度と、ベーク開始から第2回目の露光を行うまでの時
間とにより制御できる。また、第2回目の露光後は、レ
ジストパタン中に含まれる残留溶媒および残留水分の除
去を目的として継続的にベークを行うことができる。従
って、スループットが低下しない。
【0017】また、この発明のレジストパタンの形成方
法によれば、被加工膜の上にポジレジストを塗布する工
程と、所定のマスクを用いてポジレジストの第1回目の
露光を行う工程と、現像を行ってポジレジストの感光部
分を除去し、仮レジストパタンを形成する工程と、残留
溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベークよ
りも高い温度でベークを行って、仮レジストパタンを変
形させる工程とを含み、ベークの実行中に、仮レジスト
パタンを不完全に感光させる第2回目の露光を行い、さ
らに仮レジストパタンを完全に感光させる第3回目の露
光を行うことにより、当該仮レジストパタンの変形を抑
止して、レジストパタンを形成することを特徴とする。
【0018】このように、ベークの途中で第2回目の露
光を行うことにより仮レジストパタンを不完全に感光さ
せる。この結果、仮レジストパタンの耐熱性が向上す
る。続いて、ベークの実行中に第3回目の露光を行うこ
とにより仮レジストパタンを完全に感光させる。従っ
て、仮レジストパタンの寸法縮小量を、ベーク温度と、
第2回目の露光における露光量と、ベーク開始から第3
回目の露光を行うまでの時間とにより制御できる。ま
た、第3回目の露光後は、レジストパタン中に含まれる
残留溶媒および残留水分の除去を目的として継続的にベ
ークを行うことができる。従って、スループットが低下
しない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。尚、図は、この発明が理解
できる程度に形状等を概略的に示してあるに過ぎない。
また、以下に記載する数値条件や材料等は単なる一例に
過ぎない。従って、この発明は、この実施の形態に何ら
限定されることがない。
【0020】[第1の実施の形態]この実施の形態で
は、レジストパタンの第1形成方法につき説明する。図
1は、レジストパタンの第1形成方法の説明に供する断
面図である。この方法では、先ず、被加工膜10の上に
ポジレジスト12を塗布する(図1(A))。被加工膜
10は、レジストパタンを用いたエッチングによりパタ
ーニングを行う膜である。このレジストパタンはポジレ
ジスト12を加工して形成する。ポジレジスト12とし
ては、化学増幅型ポジレジスト(東京応化工業株式会社
製のTDUR−P7)を用いている。ポジレジスト12
は、回転塗布法によって被加工膜10の上面に塗布して
形成する。この例では、10000Å(オングストロー
ム)の膜厚のポジレジスト12を形成している。
【0021】次に、所定のマスク14を用いてポジレジ
スト12の露光を行う(図1(B))。マスク14を介
してポジレジスト12を露光することにより、マスク1
4のパタンをポジレジスト12に転写する。この実施の
形態では、この露光をKrFエキシマレーザ光aを用い
て行う。つまり、マスク14の開口部分bを通して、ポ
ジレジスト12に248nmの波長のレーザ光を照射す
る。この結果、レーザ光で照射されたポジレジスト12
の部分が感光する。よって、ポジレジスト12には、マ
スク14のパタンを反映した潜像が未感光部分として形
成される。尚、ポジレジスト12とマスク14との位置
関係等は、各種の露光方式に応じて適当に設定すればよ
い。
【0022】次に、ポジレジスト12を現像して仮レジ
ストパタン12aを形成する(図1(C))。現像液と
してはTMAH水溶液等のアルカリ水溶液を用いてい
る。この現像液に露光の終了した被加工膜10を浸漬さ
せて、ポジレジスト12の感光部分を選択的に溶解して
除去する。すると、ポジレジスト12の潜像に対応した
パタンが被加工膜10上に残存するので、所定のパタン
の仮レジストパタン12aが得られる。図1(C)に示
すように、マスク14の開口部分bに対応した仮レジス
トパタン12aの位置にホールパタン16aが形成され
る。
【0023】現像後、仮レジストパタン12aのベーク
を行う。このベークにより仮レジストパタン12aを変
形させ、レジストパタン12bを形成する(図1
(D))。本来ならば、レジストに対するベークは、残
留溶媒および残留水分の除去を目的として行う。しか
し、この実施の形態では、上記目的の通常のベークより
も高い温度でベークを行う。このように、通常よりも高
い温度でベークを行うことによって仮レジストパタン1
2aの寸法を縮小させる。つまり、ホールパタン16a
の口径を縮小させて新規のホールパタン16bを形成す
る。
【0024】図2は、パタン寸法のベーク時間依存性を
模式的に示すグラフである。横軸に時間を取り、縦軸に
寸法を取って示してある。図中、時間t0はベーク開始
時間であり、時間t1はベーク終了時間である。また、
図2に示す線分a、b、cおよびdの各々は、それぞれ
ベーク温度を異ならせたときのパタン寸法値(ホールパ
タン16b(16a)の口径値)の時間変化を示してい
る。線分aは、通常のベーク温度を設定した場合の寸法
変化を示す。また、線分b、cおよびdは、通常のベー
ク温度よりも温度を高く設定した場合の寸法変化を示
す。尚、線分b、cおよびdは、この順序でベーク温度
を高く設定した場合に相当する。例えば、通常のベーク
時のベーク温度を90℃とするとき、この実施の形態で
は、120℃や125℃や130℃の温度でベークを行
う。この場合、線分aは90℃のときの寸法変化を示
し、線分bは120℃のときの寸法変化を示し、線分c
は125℃のときの寸法変化を示し、線分dは130℃
のときの寸法変化を示す。図2に示すように、ベーク実
行中は時間の経過とともにパタン寸法が縮小する。そし
て、各線分の対比から明らかなように、ベーク温度の高
い方がパタン寸法の縮小率が大きい。
【0025】図3は、パタン寸法のベーク温度依存性を
示すグラフである。横軸にベーク温度(℃単位)を取
り、80℃〜130℃の範囲を10℃ごとに目盛って示
してある。また、縦軸にパタン寸法(μm単位)を取
り、0.15μm〜0.3μmの範囲を0.05μmご
とに目盛って示してある。グラフ中には、測定したホー
ルパタン16bの口径を、ベーク温度に対応させて、白
丸記号で示してある。尚、ベーク時間(すなわち(t1
−t0)の時間に相当する。)は60秒とした。
【0026】また、図4は、測定したホールパタン16
bの口径値を示す表である。表の1行目には、ベーク温
度およびベーク時間を記載してある。そして、表の2行
目には、対応する測定値をμm単位で記載してある。す
なわち、「90℃60s」(すなわちベーク温度が90
℃、ベーク時間が60秒である。)のときに口径値が
0.269μm、「120℃60s」(すなわちベーク
温度が120℃、ベーク時間が60秒である。)のとき
に口径値が0.245μm、および「125℃60s」
(すなわちベーク温度が125℃、ベーク時間が60秒
である。)のときに口径値が0.174μmである。
【0027】従って、図3および図4から明らかなよう
に、ベーク温度の高い方がパタン寸法の縮小化の速度が
大きい。この現像後のベークは、例えば120℃〜13
0℃の範囲の温度で行うのが好適である。
【0028】以上説明したように、パタン寸法の縮小量
は、ベーク温度によって制御することができる。また、
この寸法縮小量は、現像後のホールパタン16aの形状
には依存しない。すなわち、ホールパタン16bのパタ
ン寸法の縮小量は、マスク14のパタン寸法に依存しな
い。
【0029】図5は、マスク寸法とパタン寸法との関係
を示すグラフである。横軸にはマスク寸法(μm単位)
を取り、0.2μm〜0.5μmの範囲を0.05μm
ごとに目盛って示してある。このマスク寸法は、図1
(B)に示すマスク14の開口部分bの口径の値であ
る。縦軸にはパタン寸法(μm単位)を取り、0μm〜
0.6μmの範囲を0.1μmごとに目盛って示してあ
る。測定したパタン寸法は、図1(D)に示すホールパ
タン16bの口径の値である。
【0030】また、マスク寸法とパタン寸法との関係
を、異なるベーク温度に対してそれぞれ求めている。図
中、白丸記号はベーク温度を90℃としたときの測定結
果である。各白丸記号を線分aによって互いに結合して
表してある。また、四角記号はベーク温度を120℃と
したときの測定結果である。各四角記号を線分bによっ
て互いに結合して表してある。また、三角記号はベーク
温度を125℃としたときの測定結果である。各三角記
号を線分cによって互いに結合して表してある。また、
逆三角記号はベーク温度を130℃としたときの測定結
果である。各逆三角記号を線分dによって互いに結合し
て表してある。尚、各ベークのベーク時間は共に60秒
である。
【0031】図6は、測定したホールパタン16bの口
径値を示す表である。表の1行目には、ベーク温度およ
びベーク時間を記載してある。また、表の1列目には、
マスク寸法値(μm単位)を記載してある。そして、表
の2行目以降および2列目以降の対応する各欄に、パタ
ン寸法の測定値をそれぞれμm単位で記載してある。
【0032】従って、図5および図6に示すように、パ
タン寸法とマスク寸法とは、ほぼ正比例の関係にあるこ
とが分かる。しかも、ベーク温度によらず、マスク寸法
に対するパタン寸法の変化率がほぼ一定となる。よっ
て、パタン寸法の縮小量は、若干のマスク寸法の違いに
は依存しない。
【0033】また、パタン寸法の縮小量は、露光条件の
違いなどに対してもあまり依存しない。例えば、パタン
寸法は、露光時のフォーカス(露光光の焦点とレジスト
との間の距離)に対する依存度が小さい。図7は、フォ
ーカスとパタン寸法との関係を示すグラフである。横軸
にはフォーカス(μm単位)を取り、−0.5μm〜1
μmの範囲を0.5μmごとに目盛って示してある。ま
た、縦軸にはパタン寸法(μm単位)を取り、0μm〜
0.3μmの範囲を0.05μmごとに目盛って示して
ある。
【0034】また、フォーカスとパタン寸法との関係
を、異なるベーク温度に対してそれぞれ求めている。図
7中、白丸記号はベーク温度を90℃としたときの測定
結果である。各白丸記号を線分aによって互いに結合し
て表してある。また、四角記号はベーク温度を120℃
としたときの測定結果である。各四角記号を線分bによ
って互いに結合して表してある。また、三角記号はベー
ク温度を125℃としたときの測定結果である。各三角
記号を線分cによって互いに結合して表してある。尚、
各ベークのベーク時間は共に60秒である。
【0035】また、図8は、測定したホールパタン16
bの口径値を示す表である。表の1行目には、ベーク温
度およびベーク時間を記載してある。また、表の1列目
には、フォーカス値(μm単位)を記載してある。そし
て、表の2行目以降および2列目以降の対応する各欄
に、パタン寸法の測定値をそれぞれμm単位で記載して
ある。
【0036】従って、図7および図8に示すように、パ
タン寸法はフォーカスの変化に対してほぼ一定である。
つまり、フォーカスの違いによるパタン寸法の変化は小
さい。よって、この実施の形態の方法によれば、従来プ
ロセスでのフォーカスや露光量に対するマージンを損な
うことなく、パタン寸法を縮小させることができる。し
かも、この実施の形態の方法では、従来プロセスに対し
てベーク温度の設定を変更するだけであるから、装置構
成を変更する必要がない。よって、スループットが低下
しない。
【0037】[第2の実施の形態]次に、レジストパタ
ンの第2形成方法につき説明する。この第2形成方法の
工程につき、図1(A)〜(C)および図9を参照して
説明する。図9は、第2形成方法の説明に供する断面図
である。
【0038】先ず、被加工膜10の上にポジレジスト1
2を塗布する(図1(A))。次に、所定のマスク14
を用いてポジレジスト12の第1回目の露光を行う(図
1(B))。次に、現像を行ってポジレジスト12の感
光部分を除去し、仮レジストパタン12aを形成する
(図1(C))。ポジレジスト12にはホールパタン1
6aが形成される。
【0039】続いて、この実施の形態では、仮レジスト
パタン12aを不完全に感光させるための第2回目の露
光を行う(図9(A))。例えば、通常のディープUV
一括露光機を用いて、仮レジストパタン12aを完全に
感光させないように適当な波長および露光量を設定し
て、全面露光を行う。この形成例では、この全面露光
は、中心波長365nmの波長の光aを照射して行って
いる。このように、不完全感光させると、仮レジストパ
タン12aの耐熱性を向上させることができる。
【0040】次に、第1形成方法のときと同様に、ベー
クを行って仮レジストパタン12aを変形させ、レジス
トパタン12bを形成する(図9(B))。このベーク
により、ホールパタン16aのパタン寸法(口径)が縮
小して、新たなホールパタン16bが得られる。但し、
上述した第2回目の露光工程において仮レジストパタン
12aを不完全に感光させてあるので、第1形成方法の
場合と比べるとパタン寸法の縮小量が小さい。
【0041】図10は、パタン寸法のベーク時間依存性
を示すグラフである。横軸に時間を取り、縦軸に寸法を
取って示している。図10に示す線分a、b、cおよび
dは、それぞれ図2に示した線分a、b、cおよびdに
対応している。図10に示すように、第2回目の露光
は、ベーク開始時間t0よりも前の時間t2に開始さ
せ、同じくベーク開始時間t0よりも前の時間t3に終
了させる。第1形成方法と第2形成方法との違いは、こ
の第2回目の露光の有無である。そして、この第2形成
方法によれば、図2と図10との対比から明らかなよう
に、パタン寸法の時間に対する変化の率が小さくなる。
従って、より高い精度で寸法縮小量を制御することがで
きる。
【0042】次に、実際の測定結果を図11および図1
2に示す。図11は、寸法縮小量のベーク温度依存性を
示すグラフである。横軸にベーク温度(℃単位)を取
り、120℃〜130℃の範囲を5℃ごとに目盛って示
してある。また、縦軸には寸法縮小量(μm単位)を取
っている。この寸法縮小量は、90℃の温度でベークし
たときのパタン寸法を基準にして表した量である。寸法
縮小量は、0μm〜0.2μmの範囲を0.05μmご
とに目盛って示してある。
【0043】図11には、第2回目の露光を行った場合
の寸法縮小量の測定結果と、第2回目の露光を行わなか
った場合の寸法縮小量の測定結果とを示してある。図
中、白丸記号は第2回目の露光を行わなかった場合の測
定結果である。各白丸記号を線分aによって互いに結合
して表してある。また、四角記号は第2回目の露光を行
った場合の測定結果である。各四角記号を線分bによっ
て互いに結合して表してある。
【0044】図12は、測定したホールパタン16bの
口径値を示す表である。表の1行目にはベーク温度を記
載してある。また、表の1列目には第2回目の露光の有
無を記載してある。そして、表の2行目以降および2列
目以降の対応する各欄に、寸法縮小量の測定値をそれぞ
れμm単位で記載してある。
【0045】図11および図12に示すように、第2回
目の露光を行った場合の方が露光を行わない場合に比べ
て、ベーク温度の変化に対する寸法縮小量の変化が小さ
い。このように、第2回目の露光を行うことによってレ
ジストの耐熱性が適度に向上するので、ベーク温度の変
化に対して寸法縮小量が緩やかに変化する。
【0046】次に、図13および図14を参照して、パ
タン寸法の露光量に対する変化につき説明する。図13
は、パタン寸法(ホールパタン16bの口径)の露光量
依存性を示すグラフである。横軸に露光量(mJ/cm
2 単位)を取り、0mJ/cm2 〜500mJ/cm2
の範囲を100mJ/cm2 ごとに目盛って示してあ
る。また、縦軸にはパタン寸法(μm単位)を取り、0
μm〜0.3μmの範囲を0.05μmごとに目盛って
示してある。パタン寸法の測定値はグラフ中に白丸記号
で示し、各白丸記号を線分aによって結合して示してあ
る。
【0047】また、図14は、測定したホールパタン1
6bの口径値を示す表である。表の1行目には、露光量
をmJ/cm2 単位で記載してある。そして、表の2行
目の対応する各欄に、パタン寸法の測定値をそれぞれμ
m単位で記載してある。
【0048】尚、図13および図14に示す測定結果
は、125℃の温度で60秒間のベークを行った場合の
ものである。図13および図14に示すように、露光量
の増加に従いパタン寸法が増加する。つまり、露光量を
多くするほど寸法縮小量を小さくすることができる。
【0049】以上説明したように、第2形成方法によれ
ば、現像後のベークのベーク温度および第2回目の露光
の露光量により寸法縮小量を制御できる。しかも、上述
した第1形成方法と同様に、従来プロセスでの露光量お
よびフォーカスに対するマージンを損なうことなく、ホ
ールパタン寸法を縮小させることができる。
【0050】[第3の実施の形態]次に、レジストパタ
ンの第3形成方法につき説明する。第3形成方法と第2
形成方法とを対比すると、この第3形成方法では、上述
した第2回目の露光を現像後のベークの実行時に行う点
に特色がある。
【0051】先ず、被加工膜10の上にポジレジスト1
2を塗布する(図1(A))。続いて、所定のマスク1
4を用いてポジレジスト12の第1回目の露光を行う
(図1(B))。次に、現像を行ってポジレジスト12
の感光部分を除去し、仮レジストパタン12aを形成す
る(図1(C))。
【0052】次に、ベーク手段が内蔵された露光装置
(多目的光ユニット)を用いて、ベークを行いながら露
光を行う。この実施の形態では、ベーク開始の直後に仮
レジストパタン12aの露光を行う。この露光は、第2
の実施の形態で説明した第2回目の露光に相当する。従
って、このベーク中に行う露光では、仮レジストパタン
12aを不完全に感光させる。そして、この露光によ
り、仮レジストパタン12aの耐熱性を適度に向上させ
る。
【0053】図15は、パタン寸法のベーク時間依存性
を示すグラフである。横軸に時間を取り、縦軸に寸法を
取って示している。図15に示す線分a、b、cおよび
dは、それぞれ図2に示した線分a、b、cおよびdに
対応している。このグラフに示すように、第2回目の露
光は、ベーク開始時間t0と同一の時間に開始させる。
また、第2回目の露光は、ベーク終了時間t1よりも前
の時間t2に終了させる。このように、ベーク工程中に
露光を開始させてベーク工程中に露光を終了させるの
で、スループットが低下しない。
【0054】[第4の実施の形態]次に、レジストパタ
ンの第4形成方法につき、図16を参照して説明する。
図16は、レジストパタンの第4形成方法の説明に供す
る断面図である。尚、途中までは第1形成方法と実質的
に同じ工程を含むので、最初に、この工程につき図1を
参照して簡単に説明する。
【0055】先ず、被加工膜10の上にポジレジスト1
2を塗布する(図1(A))。続いて、所定のマスク1
4を用いてポジレジスト12の第1回目の露光を行う
(図1(B))。次に、現像を行ってポジレジスト12
の感光部分を除去し、仮レジストパタン12aを形成す
る(図1(C)および図16(A))。よって、ポジレ
ジスト12にホールパタン16aが形成される。
【0056】そして、残留溶媒および残留水分の除去を
目的とした通常のベークよりも高い温度で第1回目のベ
ークを行って、仮レジストパタン12aを変形させ、レ
ジストパタン12bを形成する(図16(B))。この
ベークを例えば120℃程度で行う。このベークによ
り、耐熱性に乏しい仮レジストパタン12aは熱フロー
を生じて形状が変化する。そして、ホールパタン16a
のパタン寸法(口径)が縮小して、新たなホールパタン
16bが形成される。
【0057】次に、レジストパタン12bを完全に感光
させる第2回目の露光を行う(図16(C))。すなわ
ち、ディープUV一括露光機を用いて、レジストを完全
に感光させる十分な露光量のディープUV光をレジスト
パタン12bに照射する。このように全面露光を行うこ
とにより、レジストパタン12bの耐熱性を向上させ
る。
【0058】そして、残留溶媒および残留水分の除去を
目的とした第2回目のベークを行う(図16(D))。
このベーク工程では、この時点で既にレジストパタン1
2bが十分な耐熱性を有しているために熱フローが生じ
ない。従って、第1回目のベーク工程では不十分であっ
た残留溶媒および残留水分の除去が行える。
【0059】図17は、パタン寸法のベーク時間依存性
を示すグラフである。横軸に時間を取り、縦軸に寸法を
取って示している。図17に示す線分a、bおよびc
は、それぞれ図2に示した線分a、bおよびcに対応し
ている。この図17に示すように、第1回目のベークを
時間t0に開始させ、t1の時間に終了させる。続い
て、時間t2に第2回目の露光を開始して、この露光を
時間t3まで行う。そして、最後に、第2回目のベーク
をt4およびt5の時間内に行う。
【0060】従って、この形成方法では、レジストパタ
ンの寸法縮小量を、第1回目のベーク温度および第1回
目のベーク時間(t1−t0)により制御できる。そし
て、寸法縮小量は、現像後のホールパタン寸法や、第1
回目の露光の条件のバラツキにより生じる若干のホール
パタンの形状差などには依存しない。よって、従来プロ
セスでの露光量およびフォーカスに対するマージンを損
なうことなく、ホールパタンの寸法を縮小させることが
できる。
【0061】尚、レジストパタン12bは第2回目の露
光によって耐熱性が大幅に向上するので、第2回目のベ
ークを第1回目のベークと同じベーク温度で行っても形
状が変化しない。従って、第1回目のベークと第2回目
のベークとを同じベークプレートを用いて行うことがで
き、追加のベークプレートを必要としない。
【0062】[第5の実施の形態]次に、レジストパタ
ンの第5形成方法につき説明する。第5形成方法では、
現像後のベーク時に第2回目の露光を行う。この第2回
目の露光では、仮レジストパタンを完全に感光させるこ
とにより、仮レジストパタンの変形をストップさせる。
この第5形成方法につき、図1および図18を参照して
説明する。
【0063】先ず、被加工膜10の上にポジレジスト1
2を塗布する(図1(A))。続いて、所定のマスク1
4を用いてポジレジスト12の第1回目の露光を行う
(図1(B))。次に、現像を行ってポジレジスト12
の感光部分を除去し、仮レジストパタン12aを形成す
る(図1(C))。よって、ポジレジスト12にホール
パタン16aが形成される。
【0064】次に、ベーク手段が内蔵された露光装置
(多目的光ユニット)を用いて、ベークを行いながら露
光を行う。このベークは、残留溶媒および残留水分の除
去を目的とした通常のベークよりも高い温度で行い、仮
レジストパタン12aを変形させる。そして、適当な時
間だけベークを行った後に仮レジストパタン12aの露
光を行う。この露光は、第4の実施の形態で説明した第
2回目の露光に相当する。従って、このベーク中に行う
露光では、仮レジストパタン12aを完全に感光させ
る。そして、この露光により、仮レジストパタン12a
の耐熱性を向上させて、ベークによる変形を抑止する。
【0065】図18は、パタン寸法のベーク時間依存性
を示すグラフである。横軸に時間を取り、縦軸に寸法を
取って示している。図18に示す線分a、bおよびc
は、それぞれ図2に示した線分a、bおよびcに対応し
ている。
【0066】図18に示すように、現像後のベークは時
間t0のときに開始させる。すると、通常ベーク時より
も温度を高く設定した場合(図18の線分bおよびcの
場合)には、時間の経過とともにパタン寸法が減少して
ゆく(但し、図18に示すようにパタン寸法が直線的に
低下してゆくとは限らない。)。続いて、時間t1のと
きに第2回目の露光を開始させる。この露光は時間t2
まで継続して行う。この露光により、パタン寸法の減少
が止まり、所定のレジストパタン12b従ってホールパ
タン16bが得られる(図1(D)参照。但し、図18
に示すように、露光の開始と同時にパタン寸法の縮小が
止まるわけではない。)。その後も、ベークは継続して
行い、適当な時間t3のときに終了させる。
【0067】このように、第5形成方法では、パタン寸
法の縮小量を、現像後のベークの温度と、ベークを開始
してから露光を開始するまでの時間(t1−t0)とで
制御することができる。また、露光時の露光量は時間
(t2−t1)などを調節することによって制御するこ
とができる。また、露光終了後のベークにより、レジス
トパタン12b中に含まれる残留溶媒および残留水分を
完全に除去することができる。尚、第2回目の露光は、
ベーク工程中に開始させてベーク工程中に終了させるの
で、スループットが低下しない。
【0068】[第6の実施の形態]次に、レジストパタ
ンの第6形成方法につき説明する。この第6形成方法で
は、現像後のベーク実行中に2回の露光を行う。初めの
露光では仮レジストパタン12aを不完全に感光させ
て、ベークによるパタン寸法の縮小の速さを適度なもの
とすることを図る。また、次の露光では仮レジストパタ
ン12aを完全に感光させて、ベークによるパタン寸法
の縮小を止める。
【0069】先ず、被加工膜10の上にポジレジスト1
2を塗布する(図1(A))。続いて、所定のマスク1
4を用いてポジレジスト12の第1回目の露光を行う
(図1(B))。次に、現像を行ってポジレジスト12
の感光部分を除去し、仮レジストパタン12aを形成す
る(図1(C))。
【0070】次に、ベーク手段が内蔵された露光装置
(多目的光ユニット)を用いて、ベークを行いながら露
光を行う。この実施の形態では、ベーク開始の直後に仮
レジストパタン12aの露光を行う。この露光は、第2
の実施の形態で説明した第2回目の露光に相当する。従
って、このベーク中に行う露光では、仮レジストパタン
12aを不完全に感光させる。そして、この露光によ
り、仮レジストパタン12aの耐熱性を適度に向上させ
る。
【0071】次に、適当な時間だけベークを継続的に行
った後、仮レジストパタン12aを完全に感光させるた
めの第3回目の露光を行う。この結果、仮レジストパタ
ン12aの変形が止まり、レジストパタン12bが得ら
れる。この第3回目の露光も第2回目の露光と同様の多
目的光ユニットを用いて行う。この第3回目の露光は、
第5の実施の形態で説明した第2回目の露光に相当す
る。
【0072】図19は、パタン寸法のベーク時間依存性
を示すグラフである。横軸に時間を取り、縦軸に寸法を
取って示している。図19に示す線分a、bおよびc
は、それぞれ図2に示した線分a、bおよびcに対応し
ている。
【0073】図19に示すように、第2回目の露光は、
ベーク開始時間t0と同一の時間に開始させて、t1の
時間に終了させる。続いて、時間t2のときに第3回目
の露光を開始させる。この露光は時間t3まで継続して
行う。この露光により、パタン寸法の減少が止まり、所
定のレジストパタン12b従ってホールパタン16bが
得られる(図1(D))。その後も、ベークは継続して
行い、適当な時間t4のときに終了させる。
【0074】このように、第6形成方法では、パタン寸
法の縮小量を、現像後のベークの温度と、ベークを開始
してから第3回目の露光を開始するまでの時間(t2−
t0)と、第2回目の露光時の露光量とで制御できる。
また、露光終了後のベークにより、レジストパタン12
b中に含まれる残留溶媒および残留水分を完全に除去す
ることができる。尚、第2回目および第3回目の露光は
ベーク工程中に開始させてベーク工程中に終了させるの
で、スループットが低下しない。
【0075】
【発明の効果】この発明のレジストパタンの形成方法に
よれば、残留溶媒および残留水分の除去を目的とした通
常のベークよりも高い温度で現像後のベークを行うこと
により仮レジストパタンを変形させ、レジストパタンを
形成する。従って、従来よりも微細なレジストパタン
を、ArF光などの短波長光を用いずに、従来のKrF
光および化学増幅型レジストを用いて形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジストパタンの第1形成方法の説明に供する
図である。
【図2】パタン寸法のベーク時間依存性を示す図であ
る。
【図3】パタン寸法のベーク温度依存性を示す図であ
る。
【図4】パタン寸法のベーク温度依存性を示す図であ
る。
【図5】マスク寸法とパタン寸法との関係を示す図であ
る。
【図6】マスク寸法とパタン寸法との関係を示す図であ
る。
【図7】フォーカスとパタン寸法との関係を示す図であ
る。
【図8】フォーカスとパタン寸法との関係を示す図であ
る。
【図9】レジストパタンの第2形成方法の説明に供する
図である。
【図10】パタン寸法のベーク時間依存性を示す図であ
る。
【図11】寸法縮小量のベーク温度依存性を示す図であ
る。
【図12】寸法縮小量のベーク温度依存性を示す図であ
る。
【図13】パタン寸法の露光量依存性を示す図である。
【図14】パタン寸法の露光量依存性を示す図である。
【図15】パタン寸法のベーク時間依存性を示す図であ
る。
【図16】レジストパタンの第4形成方法の説明に供す
る図である。
【図17】パタン寸法のベーク時間依存性を示す図であ
る。
【図18】パタン寸法のベーク時間依存性を示す図であ
る。
【図19】パタン寸法のベーク時間依存性を示す図であ
る。
【符号の説明】
10:被加工膜 12:ポジレジスト 12a:仮レジストパタン 12b:レジストパタン 14:マスク 16a,16b:ホールパタン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工膜の上にレジストを塗布する工程
    と、 所定のマスクを用いて前記レジストの露光を行う工程
    と、 前記レジストを現像して仮レジストパタンを形成する工
    程と、 残留溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベー
    クよりも高い温度で現像後のベークを行うことにより前
    記仮レジストパタンを変形させ、レジストパタンを形成
    する工程とを含むことを特徴とするレジストパタンの形
    成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレジストパタンの形成
    方法において、 前記現像後のベークは、120℃〜130℃の範囲の温
    度で行うことを特徴とするレジストパタンの形成方法。
  3. 【請求項3】 被加工膜の上にポジレジストを塗布する
    工程と、 所定のマスクを用いて前記ポジレジストの第1回目の露
    光を行う工程と、 現像を行って前記ポジレジストの感光部分を除去し、仮
    レジストパタンを形成する工程と、 前記仮レジストパタンを不完全に感光させる第2回目の
    露光を行う工程と、 ベークを行って前記仮レジストパタンを変形させ、レジ
    ストパタンを形成する工程とを含むことを特徴とするレ
    ジストパタンの形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレジストパタンの形成
    方法において、 前記第2回目の露光を、前記現像後のベークの実行時に
    行うことを特徴とするレジストパタンの形成方法。
  5. 【請求項5】 被加工膜の上にポジレジストを塗布する
    工程と、 所定のマスクを用いて前記ポジレジストの第1回目の露
    光を行う工程と、 現像を行って前記ポジレジストの感光部分を除去し、仮
    レジストパタンを形成する工程と、 残留溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベー
    クよりも高い温度で第1回目のベークを行って、前記仮
    レジストパタンを変形させ、レジストパタンを形成する
    工程と、 前記レジストパタンを完全に感光させる第2回目の露光
    を行う工程と、 残留溶媒および残留水分の除去を目的とした第2回目の
    ベークを行う工程とを含むことを特徴とするレジストパ
    タンの形成方法。
  6. 【請求項6】 被加工膜の上にポジレジストを塗布する
    工程と、 所定のマスクを用いて前記ポジレジストの第1回目の露
    光を行う工程と、 現像を行って前記ポジレジストの感光部分を除去し、仮
    レジストパタンを形成する工程と、 残留溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベー
    クよりも高い温度でベークを行って、前記仮レジストパ
    タンを変形させる工程とを含み、 前記ベークの実行中に前記仮レジストパタンを完全に感
    光させる第2回目の露光を行うことにより、当該仮レジ
    ストパタンの変形を抑止して、レジストパタンを形成す
    ることを特徴とするレジストパタンの形成方法。
  7. 【請求項7】 被加工膜の上にポジレジストを塗布する
    工程と、 所定のマスクを用いて前記ポジレジストの第1回目の露
    光を行う工程と、 現像を行って前記ポジレジストの感光部分を除去し、仮
    レジストパタンを形成する工程と、 残留溶媒および残留水分の除去を目的とした通常のベー
    クよりも高い温度でベークを行って、前記仮レジストパ
    タンを変形させる工程とを含み、 前記ベークの実行中に、前記仮レジストパタンを不完全
    に感光させる第2回目の露光を行い、さらに前記仮レジ
    ストパタンを完全に感光させる第3回目の露光を行うこ
    とにより、当該仮レジストパタンの変形を抑止して、レ
    ジストパタンを形成することを特徴とするレジストパタ
    ンの形成方法。
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