JPH11118158A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JPH11118158A JPH11118158A JP29348997A JP29348997A JPH11118158A JP H11118158 A JPH11118158 A JP H11118158A JP 29348997 A JP29348997 A JP 29348997A JP 29348997 A JP29348997 A JP 29348997A JP H11118158 A JPH11118158 A JP H11118158A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating chamber
- ceramic
- heating
- heat
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱室から外部への放熱を防止しつつ、且つ
加熱室内の温度分布を均一にして、被加熱物を包み込む
ように均一に加熱することのできる、加熱調理器を提供
することを目的とする。 【解決手段】 加熱室４の内壁の少なくとも四面が、結
晶化ガラスなどのセラミック７よりなっている。
加熱室内の温度分布を均一にして、被加熱物を包み込む
ように均一に加熱することのできる、加熱調理器を提供
することを目的とする。 【解決手段】 加熱室４の内壁の少なくとも四面が、結
晶化ガラスなどのセラミック７よりなっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気オーブンやオ
ーブンレンジなどの、加熱調理器に関するものである。
ーブンレンジなどの、加熱調理器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の加熱調理器は、外側に箱状の金属
製の外装体があり、その外装体の内部に金属製の加熱室
が形成されており、当該加熱室の内面は手入れが容易な
ように、耐熱塗装やフッ素コーティングが施されてい
る。
製の外装体があり、その外装体の内部に金属製の加熱室
が形成されており、当該加熱室の内面は手入れが容易な
ように、耐熱塗装やフッ素コーティングが施されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な加熱調理器では、加熱室に金属が用いられているた
め、熱伝導が良好であって加熱室内の温度分布は均一と
なりやすいが、その反面外部への放熱も大きく、エネル
ギーロスが生じやすい。また加熱室からの放熱により外
装体の温度が高くなり、危険である。
な加熱調理器では、加熱室に金属が用いられているた
め、熱伝導が良好であって加熱室内の温度分布は均一と
なりやすいが、その反面外部への放熱も大きく、エネル
ギーロスが生じやすい。また加熱室からの放熱により外
装体の温度が高くなり、危険である。
【０００４】実開平５−７９３０５号公報には、外装体
と加熱室との間に断熱成型体を設け、空気断熱層を形成
することが示されているが、このものでは外装体の温度
上昇を抑制することはできるが、加熱室内の温度分布が
不均一となりがちであり、被加熱物を包み込むように加
熱することができない。
と加熱室との間に断熱成型体を設け、空気断熱層を形成
することが示されているが、このものでは外装体の温度
上昇を抑制することはできるが、加熱室内の温度分布が
不均一となりがちであり、被加熱物を包み込むように加
熱することができない。
【０００５】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、加熱室から外部への放熱を防止しつつ、且つ加
熱室内の温度分布を均一にして、被加熱物を包み込むよ
うに均一に加熱することのできる、加熱調理器を提供す
ることを目的とするものである。
あって、加熱室から外部への放熱を防止しつつ、且つ加
熱室内の温度分布を均一にして、被加熱物を包み込むよ
うに均一に加熱することのできる、加熱調理器を提供す
ることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、加熱室
の内壁の少なくとも四面が、セラミックよりなることを
特徴とするものである。
の内壁の少なくとも四面が、セラミックよりなることを
特徴とするものである。
【０００７】本発明においては、前記加熱室の最外部が
金属板よりなり、その内側にセラミックの板材で形成さ
れた断熱壁を形成し、当該断熱壁を内側から押さえ金具
で前記金属板に固定し、前記押さえ金具の一部を加熱室
内に露出せしめたものとすることが好ましい。
金属板よりなり、その内側にセラミックの板材で形成さ
れた断熱壁を形成し、当該断熱壁を内側から押さえ金具
で前記金属板に固定し、前記押さえ金具の一部を加熱室
内に露出せしめたものとすることが好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の加熱調理器とし
てのオーブンレンジ１を示すものであって、その外装体
２の前面にはコントロールパネル３が形成されており、
外装体２の前面に開いた加熱室４内にはヒーター５及び
回転皿６が設けられ、上下左右の内壁面には、セラミッ
ク板７が張り付けられている。
てのオーブンレンジ１を示すものであって、その外装体
２の前面にはコントロールパネル３が形成されており、
外装体２の前面に開いた加熱室４内にはヒーター５及び
回転皿６が設けられ、上下左右の内壁面には、セラミッ
ク板７が張り付けられている。
【０００９】セラミック板７としては、結晶化ガラスな
どを使用することができる。またその他アルミナなどを
焼結した各種のセラミックを使用することもでき、断熱
性のためには多孔質のものが好ましい。
どを使用することができる。またその他アルミナなどを
焼結した各種のセラミックを使用することもでき、断熱
性のためには多孔質のものが好ましい。
【００１０】図２は加熱室４へのセラミック板７の取り
付け構造を示すものであって、加熱室４の最外部に金属
板よりなる枠体８があり、外装体２の内側に取り付けら
れている。そしてその枠体８の内側にセラミック板７を
組み合わせてなる断熱壁９が嵌合され、該断熱壁９はそ
の内側から押さえ金具１０で枠体８に固定されており、
その押さえ金具１０の一部が加熱室４内に露出してい
る。
付け構造を示すものであって、加熱室４の最外部に金属
板よりなる枠体８があり、外装体２の内側に取り付けら
れている。そしてその枠体８の内側にセラミック板７を
組み合わせてなる断熱壁９が嵌合され、該断熱壁９はそ
の内側から押さえ金具１０で枠体８に固定されており、
その押さえ金具１０の一部が加熱室４内に露出してい
る。
【００１１】
【作用】本発明においては、加熱室の内面がセラミック
よりなっており、セラミックは金属に比べて熱伝導度が
小さいので、加熱室が加熱されても外部への熱の放散が
少なく、エネルギーロスが小さくなると共に、外装体の
温度が過度に高くなることがなく安全である。また別途
断熱材を取り付ける必要がないので、構造が簡単で製造
工程も簡単なものとなる。
よりなっており、セラミックは金属に比べて熱伝導度が
小さいので、加熱室が加熱されても外部への熱の放散が
少なく、エネルギーロスが小さくなると共に、外装体の
温度が過度に高くなることがなく安全である。また別途
断熱材を取り付ける必要がないので、構造が簡単で製造
工程も簡単なものとなる。
【００１２】またセラミックは熱容量が大きいために、
加熱されたときに加熱室内に赤外線を放射し、加熱室内
の温度分布を均一にすると共に、被加熱物を全体に包み
込むように加熱して調理することができる。
加熱されたときに加熱室内に赤外線を放射し、加熱室内
の温度分布を均一にすると共に、被加熱物を全体に包み
込むように加熱して調理することができる。
【００１３】また請求項２のように押さえ金具の一部を
加熱室内に露出させることにより、セラミックからの赤
外線の放射と、押さえ金具による反射とにより、加熱室
内をより均一に加熱することができる。
加熱室内に露出させることにより、セラミックからの赤
外線の放射と、押さえ金具による反射とにより、加熱室
内をより均一に加熱することができる。
【００１４】
【発明の効果】従って本発明によれば、セラミックの断
熱性により、エネルギーロスが少なくまた外装体が過度
に熱くなることがないので、火傷などの傷害を生じるこ
とがなく、安全である。
熱性により、エネルギーロスが少なくまた外装体が過度
に熱くなることがないので、火傷などの傷害を生じるこ
とがなく、安全である。
【００１５】またセラミックが熱を蓄積して赤外線を放
射するので、加熱室内の被加熱物を包み込むように、均
一に加熱調理することができる。
射するので、加熱室内の被加熱物を包み込むように、均
一に加熱調理することができる。
【００１６】
【実施例】市販のオーブンレンジの加熱室の上下左右の
内面に、セラミックとしての結晶化ガラス板（板厚４m
m）をセットした場合とセットしない場合とで、加熱時
の状況を測定した。
内面に、セラミックとしての結晶化ガラス板（板厚４m
m）をセットした場合とセットしない場合とで、加熱時
の状況を測定した。
【００１７】１．内外面温度 オーブンレンジの庫内を２５０℃に設定して加熱し、平
衡状態に達したとき、オーブンレンジの上部、下部及び
側部において、加熱室の内面温度及び外装体の外面温度
を測定した。
衡状態に達したとき、オーブンレンジの上部、下部及び
側部において、加熱室の内面温度及び外装体の外面温度
を測定した。
【００１８】２．消費電力量 オーブンレンジの庫内温度を２５０℃及び１８０℃に設
定して加熱し、１時間温度調節したときの消費電力量を
測定した。
定して加熱し、１時間温度調節したときの消費電力量を
測定した。
【００１９】３．温度の立上り オーブンレンジを２５０℃及び１８０℃に設定して、常
温から加熱を開始したとき、庫内温度が設定温度に到達
するまでの時間を測定した。
温から加熱を開始したとき、庫内温度が設定温度に到達
するまでの時間を測定した。
【００２０】測定結果を表１に示す。
【００２１】
【表１】
【００２２】表１からも明らかなように、本発明によれ
ばセラミックを設けない場合に比べて、加熱の平衡状態
において、加熱室の内面温度が高いにも拘らず外面温度
が低く、断熱性を有していることが判る。また消費電力
も本発明の方が少なくなっており、省エネルギー効果が
ある。
ばセラミックを設けない場合に比べて、加熱の平衡状態
において、加熱室の内面温度が高いにも拘らず外面温度
が低く、断熱性を有していることが判る。また消費電力
も本発明の方が少なくなっており、省エネルギー効果が
ある。
【００２３】ただし、セラミックの熱容量が大きいため
に、温度の立上りに要する時間が若干長くなっている
が、その程度は小さく、加熱状態における消費電力量の
低減により十分に補われている。
に、温度の立上りに要する時間が若干長くなっている
が、その程度は小さく、加熱状態における消費電力量の
低減により十分に補われている。
【図１】 本発明の一例としてのオーブンレンジの正面
図
図
【図２】 図１のオーブンレンジの加熱室の分解斜視図
１ オーブンレンジ ４ 加熱室 ７ セラミック板 ９ 断熱壁 １０ 押さえ金具
Claims (2)
- 【請求項１】 加熱室（４）の内壁の少なくとも四面
が、セラミック（７）よりなることを特徴とする、加熱
調理器 - 【請求項２】 加熱室（４）の最外部が金属板よりなっ
ており、その内側にセラミック（７）の板材で形成され
た断熱壁（９）を形成し、当該断熱壁（９）を内側から
押さえ金具（１０）で前記金属板に固定し、前記押さえ
金具（１０）の一部を加熱室（４）内に露出せしめたこ
とを特徴とする、請求項１に記載の加熱調理器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29348997A JPH11118158A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29348997A JPH11118158A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11118158A true JPH11118158A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17795407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29348997A Pending JPH11118158A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11118158A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007315697A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
| JP2008014620A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
| JP2008256238A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
| JP2008275224A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
| GB2607268A (en) * | 2021-04-13 | 2022-12-07 | Uk Innovations Group Ltd | Stone-lined oven |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP29348997A patent/JPH11118158A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007315697A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
| JP2008014620A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
| JP2008256238A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
| KR100886300B1 (ko) | 2007-04-03 | 2009-03-04 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 가열 조리기 |
| JP2008275224A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
| GB2607268A (en) * | 2021-04-13 | 2022-12-07 | Uk Innovations Group Ltd | Stone-lined oven |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041115 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050621 |