JPH11118155A - 加熱調理器及び情報端末機器 - Google Patents

加熱調理器及び情報端末機器

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JPH11118155A
JPH11118155A JP28640597A JP28640597A JPH11118155A JP H11118155 A JPH11118155 A JP H11118155A JP 28640597 A JP28640597 A JP 28640597A JP 28640597 A JP28640597 A JP 28640597A JP H11118155 A JPH11118155 A JP H11118155A
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JP
Japan
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cooking
unit
information terminal
heating
image
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JP28640597A
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English (en)
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Yoshikazu Kamii
美和 神井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理器の庫内の状態を加熱調理器から離
れた場所にあっても容易に確認でき、さらにその場所で
加熱時間の延長等の設定を簡単に行うことができる加熱
調理器及び情報端末機器を提供する。 【解決手段】 加熱調理器1は庫内に配置される調理対
象物に加熱処理を施す処理手段12を有する。さらに加
熱調理器1は、前記庫内の状態を撮影するための撮像手
段10と、撮像手段10で撮影された画像を送信する通
信手段17とを備えている。一方、情報端末機器2は表
示手段19でこの画像を表示する。使用者はこの画像を
見ながら操作手段20を操作して設定を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品等の調理対象物
に加熱、解凍、オーブン、グリル、トースター等の様々
な加熱処理を行う加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の加熱調理器は前面に設けられてい
る扉部分が一部ガラスで構成されており、扉を閉じた状
態でもガラス越しに庫内の状態を視認できるので、使用
者は庫内を覗き込むことにより調理状況の確認をするこ
とができる。そして、必要に応じて加熱処理の時間の延
長等の設定をすることができる。
【0003】直接庫内を覗き込まなくても加熱調理器か
ら離れた場所で調理の進行状況を確認することができる
ものとして、従来では特開昭63−183319号公報
に記載されるように、加熱調理器に内蔵されるマイクロ
コンピュータから現在時刻及び調理の内容や過程を映像
出力信号として送信し、その信号をテレビ等の受像器で
受信するものがあった。しかし、マイクロコンピュータ
からの時刻や調理の内容や過程を見ただけでは、直接覗
き込んで見た場合と同等の確認をすることができなかっ
た。
【0004】また、加熱調理器の一例として従来の電子
レンジでは、特開平6−257756号公報に記載され
るように、撮像手段を備え、これによって調理対象物の
形状、大きさ、表面温度分布等を検出して、加熱状態が
均一となるように自動的に電磁波分布を調整するものが
あったが、この場合には、調理の制御が自動で行われて
いたので、調理結果に対して使用者に不満が残る場合が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、前者の
場合(特開昭63−183319号公報)では、調理時
間や過程等だけを確認するのでは、判断として実際に覗
き込むのに及ばなかった。一方、後者の場合(特開平6
−257756号公報)では、自動制御で確かに均一に
加熱は行えるのだが、調理中に加熱時間の延長や加熱力
の変更等の設定が行えないので、場合によっては調理結
果に不満が残ることがあった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、加熱
調理器の庫内の調理状況を加熱調理器から離れた場所に
あっても容易に確認でき、その場所で加熱時間の延長等
の設定を簡単に行うことができる加熱調理器及び情報端
末機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、庫内に配置される調理対象物に加熱処理
を施す処理手段を有する加熱調理器において、前記庫内
の状態を撮影するための撮像手段と、前記撮像手段で撮
影された画像を送信する送信手段とを備えるようにして
いる。
【0008】このような構成によると、加熱調理器は調
理対象物をマグネトロン等の処理手段で加熱処理する。
この調理対象物の調理中に加熱調理器は庫内の状態を撮
像手段で撮影し、これによって得られた画像を送信手段
から情報端末機器等に送信する。これにより、使用者は
加熱調理器から離れた場所であってもこの情報端末機器
等で調理対象物の加熱状況を画像で確認することができ
る。また、加熱調理器は上記情報端末機器から加熱時間
の延長等の設定信号を受信できるようにすると、使用者
は加熱調理器と離れた場所で加熱処理の設定ができる。
【0009】また、本発明では上記構成において、さら
に前記庫内の初期画像を記憶する記憶手段と、前記加熱
処理後において前記調理対象物が前記庫内に残っていな
い時に前記撮像手段による撮影で得られた画像を前記初
期画像と比較する判断手段と、前記画像が一致しない場
合には警告を報知する手段とを備えるようにしている。
【0010】このような構成では、使用開始時のように
汚れのない状態のときに庫内を撮影を行い、その画像を
初期画像として記憶手段に記憶しておく。その後、加熱
調理器は加熱調理後に調理対象物が取り去られた時に庫
内の状態を撮影して前記初期画像と比較する。両方の画
像が一致しない場合には加熱調理器は庫内に汚れが付着
したと判断し、この汚れによる発火、発煙等の危険を防
止するため警告の報知をする。
【0011】また、本発明では、上記構成の加熱調理器
と双方向に通信することが可能な情報端末機器であっ
て、該加熱調理器から送られてくる画像を表示する表示
手段と、該加熱調理器に設定信号を送るための操作手段
とを備えるようにしている。
【0012】このような構成によると、情報端末機器は
加熱調理器から送られてくる画像や情報を液晶画面等の
表示手段で表示する。これにより、使用者は加熱調理器
と離れた場所でも庫内の状態を確認することができ、ま
た、操作手段を操作することによって加熱時間の延長等
の設定を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について説明
する。図1は本実施形態に係る加熱調理器1及び情報端
末機器2の外観を示す図である。加熱調理器1は前面部
に扉3と、調理の進行状況を表示し且つ調理内容の設定
を行うための操作手段4と、情報端末機器2と通信を行
う通信手段5とを備えている。
【0014】尚、図1では示していないが加熱調理器1
の内部に庫内の状態を撮影するための撮像手段が備え付
けられている。扉3は一部がガラス製であり、閉じた状
態でも使用者は庫内を視認することができる。また、通
信手段5は、庫内の状態を撮影した画像等を送信する送
信手段及び情報端末機器2からの設定信号を受信する受
信手段から成る。
【0015】一方、情報端末機器2は、液晶画面等の表
示手段6と、加熱調理器1を操作するための固定操作手
段7とを備え、側面には加熱調理器1と双方向に通信す
ることができる通信手段8を備えている。表示手段6は
加熱調理器1から送られてくる画像等を表示する。ま
た、表示手段6では、調理に関する情報だけでなく、加
熱調理器1からの情報であれば現在時刻等どんな情報や
画像でも表示してよい。固定操作手段7は後述するよう
にキースイッチである。尚、情報端末機器2は加熱調理
器1に対応して固有に設けられるのでなく、通信方式等
のインターフェースがとれていれば特に制限はなく代替
使用できる。
【0016】次に、図2は加熱調理器1と情報端末機器
2の構成を模式的に示したブロック図である。加熱調理
器1には、以下説明する各種手段を制御するための制御
手段16が設けられている。また、撮像手段10は庫内
の状態を撮影して画像とするもので、例えばCCDカメ
ラやMOSカメラである。
【0017】検知手段11は庫内の調理対象物の調理状
況等を検知するための各種センサ及びその検知回路から
成り、各種センサには重量センサ、温度センサ、湿度セ
ンサ、色センサ、形状センサ等がある。負荷処理手段1
2は制御手段16の制御によって調理対象物に加熱処理
等を施すもので、加熱を直接的に行うものには、例えば
マグネトロン、直火ヒーター、コンベクションヒーター
がある。また、調理対象物を載せて回転させるターンテ
ーブルや換気用のファン等も負荷処理手段12に含まれ
る。
【0018】操作手段13は図1における扉3の開閉を
検知する回路や操作手段4等であり、調理の設定や動作
に必要な情報を入力するところである。記憶手段15は
撮像手段10で撮影された画像や様々な加熱制御シーケ
ンス等を記憶するものである。
【0019】演算手段14は検知手段11からの情報及
び操作手段13での設定に基づいて記憶手段15に記憶
されている加熱制御シーケンス等から最適な加熱制御シ
ーケンスを演算で求め、制御手段16にその結果を伝え
るものである。その結果に含まれる情報には例えば調理
終了までの残り時間のように加熱処理の進行状況を表す
情報もある。
【0020】通信手段17は送信手段と受信手段を有
し、情報端末機器2と双方向に通信を行うものである。
通信手段17は撮像手段10で撮影された画像、検知手
段11で検知された情報及び演算手段14で得られた結
果等を情報端末機器2に送信し、逆に情報端末機器2か
らの設定信号を受信する。通信方式にはIrDA(Infr
ared Data Association)やSS(Spectrum Spread)無
線等が利用される。
【0021】一方の情報端末機器2には、情報端末機器
2の全体を制御する制御手段23が設けられている。ま
た、表示手段19は加熱調理器1から送られてくる画
像、調理の残り時間、及び記憶手段21で記憶されてい
る料理レシピデータ等を表示する。表示手段19は例え
ば液晶画面の場合、LCD(Liquid Crystal Display)
パネルとLCD駆動回路とLCD用バックライト等から
成っている。
【0022】操作手段20は加熱時間の延長等の設定を
行うところであり、例えば図1における固定操作手段7
や表示手段6に表示された擬似操作部である。擬似操作
部については後述する。記憶手段21は、調理の進行状
況に応じて表示手段19に画面表示する料理レシピデー
タや操作手段20での設定の内容や加熱調理器1から送
られてくる調理の進行状況を表す情報等を記憶しておく
ものである。
【0023】演算手段22は加熱調理器1から送信され
る画像又は調理の進行状況を表す情報と操作手段20で
設定された内容に基づいて設定信号を生成し、表示手段
19に表示させる料理レシピデータを選び出すものであ
る。また、通信手段24は加熱調理器1と通信を行うも
のであり、加熱調理器1から画像等の受信をし、逆に情
報端末機器2で加熱時間の延長等を表す設定信号の送信
をする。
【0024】図3は加熱中の加熱調理器1と情報端末機
器2の調理中での動作を示す図である。加熱調理を行う
とき、使用者はまず扉3を開けて調理対象物43をター
ンテーブル26に載置して扉3を閉じる。そして、操作
手段4を操作して加熱の強さ等の設定をし、加熱運転処
理を開始させる。調理対象物43は例えばマグネトロン
(図示せず)で加熱される。
【0025】このとき、庫内の状態は庫内に設置されて
いる撮像手段25で撮影され、その撮影された画像は通
信手段5から情報端末機器2の通信手段8へ無線で送信
される。情報端末機器2では、加熱調理器1からの画像
を表示手段6に表示する。図3ではターンテーブル28
と調理対象物27が図示されている。
【0026】これにより、使用者は加熱調理器1と離れ
た場所でも情報端末機器2を用いて庫内の状態を画像と
して見ることができるので調理の進行状況の確認をする
ことができる。尚、加熱調理の種類として、オーブン料
理や解凍といった加熱調理器1で運転可能なモードのす
べてにおいて情報端末機器2で画像表示は可能である。
【0027】図4は情報端末機器2の固定操作手段7の
近辺を拡大した図である。固定操作手段7は加熱処理設
定のために操作される。固定操作手段7において、キー
スイッチ29は加熱調理器の運転をオン/オフするため
のスイッチであり、スイッチ29を押すことにより、加
熱調理器1(図1等参照)が運転中の場合には運転が停
止し、逆に停止中の場合には自動加熱運転がスタートす
る。自動加熱運転は使用者によって設定された加熱制御
シーケンスに従って加熱調理器1が行う加熱処理であ
る。
【0028】キースイッチ30は時間延長スイッチであ
り、スイッチ30を押すごとに例えば10秒ずつ加熱調
理器1の運転時間が延長される。キースイッチ31は加
熱調理器1でのオーブン料理運転中に庫内温度を上げる
ものである。一方、キースイッチ32は加熱調理器での
オーブン料理運転中に庫内温度を下げるものである。
【0029】使用者は加熱調理器1と離れた場所であっ
ても表示手段6で庫内の状態を確認しながらスイッチ2
9〜32で操作を行うことができる。情報端末機器2は
直ちに設定信号を送信して運転の停止等を行う。尚、固
定操作手段7には上述のキースイッチだけでなく、情報
端末機器2自体の電源オン/オフスイッチや表示手段6
での表示を切り替えるスイッチ等が設けられていてもよ
い。情報端末機器2は加熱調理器1とは関係なく独自に
使用する場合があるからである。
【0030】図5は情報端末機器2の表示手段6の表示
の一例を示す図である。尚、図5において図3と同一部
分については同一符号を付している。この例では表示手
段6に擬似操作部33が表示され、加熱調理器1の操作
手段4と同様の配置となるようにしている。表示手段6
では、例えば表示画面表面に透明電極から成るタッチパ
ネルが形成され、擬似操作部33の表面を押すことによ
り、加熱調理器1の操作手段4と同様の操作が可能とな
っている。尚、擬似操作部33は、図2のブロック図で
は操作手段20に該当する。
【0031】したがって、加熱開始前の設定だけでなく
調理加熱中においても操作手段4と同様の操作が可能で
ある。表示手段6には擬似操作部33だけでなく例えば
料理情報やキースイッチの操作内容の表示、操作方法、
加熱調理器1の検知手段11(図2参照)で得られた情
報等を示すためのガイダンス部34を表示してもよい。
また、調理中では切り替えスイッチ(図示せず)によっ
て図3に示す画像表示と図5に示す擬似操作部33を含
む表示とを切り替えるようにしてもよい。
【0032】図6は情報端末機器2(図1等参照)の画
面表示の別例を示す図である。表示手段6は、前述のよ
うに例えば表面に当面電極から成るタッチパネルが形成
されており、料理レシピデータや調理内容の説明等を表
示するためのガイダンス部35と、加熱調理器1(図1
等参照)で撮影された画像を表示する庫内画像部36
と、設定用の擬似操作部37とを表示している。
【0033】ガイダンス部35は通常は加熱調理器1か
らの調理の進行状況を表す情報に基づいて情報端末機器
2(図2参照)で記憶手段21に記憶されているデータ
から演算手段22で適切なデータを選び出して表示する
ものであるが、「前」スイッチ47又は「後」スイッチ
48を押すことにより前後にスクロールすることができ
る。したがって、使用者は前に表示されたデータの内容
やこの後に表示される内容を見ることができる。
【0034】図6ではケーキを焼く場合を例にして図示
している。このときの加熱制御シーケンスに基づく自動
運転では、調理手順としてケーキの上部に焼き色がつい
てくると、調理対象物の上部に位置する上ヒーターの加
熱力を弱める制御が行われる。このとき、ガイダンス部
35にも現在の制御内容及びこれから行う制御内容につ
いての表示を行い、そして、庫内画像部36に加熱調理
器1(図1等参照)からのターンテーブル45に置かれ
たケーキ46の画像を表示する。
【0035】擬似操作部37では「上ヒーター温度16
0℃」というように設定対象の内容を表示する。そし
て、温度を上げるためのスイッチ39と、温度を下げる
ためのスイッチ40を表示する。また、加熱運転をオン
/オフするためのスイッチ41も画面表示する。
【0036】これにより、画面表示を見ながら使用者が
例えば「もう少し焼き色をつけたい」と思えば、上ボタ
ン39を押して前記上ヒーターの加熱力を強めることが
できる。逆に「十分に焼き色がついている」と思えば、
下スイッチ40を押して上ヒータの加熱力を弱めるた
り、運転を終了させたりすることができる。
【0037】他の調理例として、トーストの上にチーズ
をのせてレンジ加熱した場合では、擬似操作部37に停
止スイッチと時間延長スイッチを表示し、これらを操作
することによりチーズのとけ具合に応じて加熱時間を調
節することができる。
【0038】このように、擬似操作部37では自由にス
イッチ等の配置を決めることができるので、調理の進行
に応じた設定を簡単に行うことができる。このように擬
似操作部37は、操作しやすく便利である。また、ガイ
ダンス部35には調理の下ごしらえの情報を表示しても
よいし、調理途中で「混ぜる」や「加える」等の指示を
与える料理レシピの内容を表示してもよい。
【0039】図7は、表示手段6のさらに別の表示例を
示したものである。図7において図6と同一部分につい
ては同一符号を付して説明を省略する。表示手段6はガ
イダンス部35、庫内画像部36及び擬似操作部37に
加えて加熱調理器1(図1等参照)から送られてくる調
理の残り時間42を表示している。これにより、加熱調
理器1と離れた場所で調理終了までの残り時間を確認す
ることができ、また、時間延長のスイッチ30(図4参
照)を押すことにより調理時間の延長を加熱調理器1に
指示することができる。
【0040】尚、ガイダンス部35、庫内画像部36及
び擬似操作部37の全てが画面に表示されていない場合
でも調理中であれば残り時間42の表示を行ってもよ
い。また、情報端末機器2を加熱調理の確認以外の目的
で使用している場合であっても、調理の残り時間42の
表示を行ってもよい。このとき、表示手段6の小さなス
ペースでも十分に用をなすので特に問題はない。これに
より、使用者は加熱調理器1の庫内を直接覗き込まなく
てもよいので、料理等の作業に時間を効率的に使用する
ことができる。
【0041】図8は加熱調理器1(図1等参照)で安全
性の向上のために実行される制御のフローチャートであ
る。まずステップS1では、初期画像Aが記憶手段15
(図2参照)に記憶されているか否かを判断する。初期
画像が記憶されていないとき(A=0)、ステップS2
に進み、加熱調理器1の最初の運転後に調理対象物が残
っていないときに撮像手段10で撮影し、これによって
得られた画像を初期画像Aとして記憶手段15に記憶し
ておく。それから、ステップS3に進む。
【0042】ステップS1で初期画像Aが存在するとき
直接ステップS3に進む。ステップS3では、加熱調理
器1の運転が終了したかどうかの判断をする。運転が終
了していない場合にはそのまま処理をリターンする。一
方、運転が終了している場合には、ステップS4に進
み、調理対象物の残っていないときに撮像手段10で庫
内の状態を撮影して取込画像Bを得る。次に、ステップ
S5では、演算手段14(図2参照)によって初期画像
Aと取込画像Bとの比較が行われる。
【0043】両方の画像を比較した結果、画像が一致し
ているとき(A=B)、庫内は汚れていないと判断さ
れ、処理がリターンされる。一方、一致しないとき、庫
内に汚れが付着したものと判断し、ステップS6にて操
作手段4や表示手段6で使用者に対して警告の報知を行
う。庫内に汚れが付着していると加熱処理によってそこ
で異常な発熱が生じ、発火や発煙の危険があるため、こ
れを報知して汚れの除去を使用者に求めるものである。
【0044】以上説明したように、使用者は加熱調理器
1(図1参照)の扉3のガラス部から直接庫内を覗き込
まなくても、離れた場所で情報端末機器2を用いて調理
の進行状況の確認をとることができる。そして、その状
況を見ながら情報端末機器2を操作して加熱時間の変更
等も可能である。擬似操作部33(図5参照)で操作手
段4と同様のスイッチの配置となるような表示したり、
擬似操作部37(図6参照)で料理レシピデータに対応
して必要な設定を行えるように表示を変更したりするこ
とができるのでとても使いやすい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用者は庫内の状態を撮影した画像を加熱調理器と離れた
場所で見ることができる。しかも加熱調理の進行状況等
に応じてその場で動作の変更等の設定もできるので、使
用者個人の好みに応じて加熱の加減を調整することがで
きる。
【0046】また、擬似操作部を使用することによって
操作性が向上しており、使いやすくなっている。また、
料理レシピデータに基づき調理の進行状況に対応してタ
イミングを逃さず適当なところで必要な設定をすること
ができるので、調理の失敗を防止する効果がある。ま
た、情報端末機器では加熱の残り時間の表示をしている
ので、これにより調理等の作業効率の向上を図ることが
できる。また、加熱調理器では庫内の汚れによる発火や
発煙等の危険性を自動的に発見して報知を行うので安全
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る加熱調理器及び情報端末機器の
一実施形態の外観を示す図。
【図2】 その加熱調理器及び情報端末機器のブロック
図。
【図3】 その加熱調理器及び情報端末機器の調理時の
様子を示す図。
【図4】 その情報端末機器の固定操作部の近辺を拡大
した図。
【図5】 その加熱調理器及び情報端末機器の調理時の
様子を示す図。
【図6】 その情報端末機器の表示手段の画面表示の一
例を示す図。
【図7】 その画面表示の別の例を示す図。
【図8】 その加熱調理器の制御の一部を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 加熱調理器 2 情報端末機器 3 扉 4 操作手段 5 通信手段 6 表示手段 7 固定操作手段 8 通信手段 10 撮像手段 11 検知手段 12 負荷処理手段 13 操作手段 14 演算手段 15 記憶手段 16 制御手段 17 通信手段 19 表示手段 20 操作手段 21 記憶手段 22 演算手段 23 制御手段 24 通信手段 33 擬似操作部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内に配置される調理対象物に加熱処理
    を施す処理手段を有する加熱調理器において、 前記庫内の状態を撮影するための撮像手段と、前記撮像
    手段で撮影された画像を送信する送信手段とを備えたこ
    とを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は前記加熱処理の進行状況
    を表す情報を送信することを特徴とする請求項1に記載
    の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 外部から与えられる前記加熱処理の設定
    信号を受信する受信手段と、前記設定信号に基づいて前
    記処理手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記庫内の初期画像を記憶する記憶手段
    と、前記加熱処理後において前記調理対象物が前記庫内
    に残っていない時に前記撮像手段による撮影で得られた
    画像を前記初期画像と比較する判断手段と、前記画像が
    一致しない場合には警告の報知をする手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の加熱調理器と双方向に
    通信することが可能な情報端末機器であって、該加熱調
    理器から送られてくる画像を表示する表示手段と、該加
    熱調理器に設定信号を送るための操作手段とを備えたこ
    とを特徴とする情報端末機器。
  6. 【請求項6】 前記操作手段の少なくとも一部は前記表
    示手段に表示され且つその表示手段で操作する擬似操作
    部となっていることを特徴とする請求項5に記載の情報
    端末機器。
  7. 【請求項7】 料理レシピデータを記憶する記憶手段
    と、上記加熱調理器から送られてくる画像又は加熱処理
    の進行状況を表す情報に基づいて前記記憶手段から前記
    表示手段に表示するデータを選び出すとともに前記擬似
    操作部に所定の表示を行う演算手段とを備えたことを特
    徴とする請求項6に記載の情報端末機器。
  8. 【請求項8】 前記加熱処理の設定信号を受信する受信
    手段と、前記設定信号に基づいて前記処理手段を制御す
    る制御手段とを備えた請求項2に記載の加熱調理器と双
    方向に通信可能な情報端末機器であって、該加熱調理器
    から送られてくる画像を表示する表示手段と、該加熱調
    理器に設定信号を送るための操作手段とを備え、前記表
    示手段では前記加熱調理器から送られてくる情報に基づ
    いて調理の残り時間の表示をすることを特徴とする情報
    端末機器。
JP28640597A 1997-10-20 1997-10-20 加熱調理器及び情報端末機器 Pending JPH11118155A (ja)

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