JPH11118004A - プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3 - Google Patents
プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3Info
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- JPH11118004A JPH11118004A JP9315778A JP31577897A JPH11118004A JP H11118004 A JPH11118004 A JP H11118004A JP 9315778 A JP9315778 A JP 9315778A JP 31577897 A JP31577897 A JP 31577897A JP H11118004 A JPH11118004 A JP H11118004A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 プラネタリーギヤ構成での出力側のあらゆる
回転域でも,出力側からの入力側入力方向駆動の停止を
自力で図り,遊星ギヤ支持枠の入力逆方向駆動で出力側
各回転域での差動を自動で得,円滑な全自動無段変速を
得る. 【解決手段】 大小一体のピニオンギヤ4a,4bの小
のギヤ4aを直接或いはピニオンギヤ3を介してサンギ
ヤ2と,大のギヤ4bを直接或いはピニオンギヤ3を介
してリングギヤ5と噛み合わせ,サンギヤ2或いはリン
グギヤ5のいずれか片方をシャーシに固定してのこり片
方を入力側とするギヤ構成で,入力側としたギヤを駆動
しシャーシに固定したギヤとも噛み合う大小一体のピニ
オンギヤ4a,4bとピニオンギヤ3の入力逆方向の公
転駆動と出力側遊星ギヤ支持枠6の入力逆方向駆動で差
動を得,大小一体のピニオンギヤ4a,4bによる入力
側の入力方向駆動を自力制御して出力側遊星ギヤ支持枠
6を無段階で可変駆動する.
回転域でも,出力側からの入力側入力方向駆動の停止を
自力で図り,遊星ギヤ支持枠の入力逆方向駆動で出力側
各回転域での差動を自動で得,円滑な全自動無段変速を
得る. 【解決手段】 大小一体のピニオンギヤ4a,4bの小
のギヤ4aを直接或いはピニオンギヤ3を介してサンギ
ヤ2と,大のギヤ4bを直接或いはピニオンギヤ3を介
してリングギヤ5と噛み合わせ,サンギヤ2或いはリン
グギヤ5のいずれか片方をシャーシに固定してのこり片
方を入力側とするギヤ構成で,入力側としたギヤを駆動
しシャーシに固定したギヤとも噛み合う大小一体のピニ
オンギヤ4a,4bとピニオンギヤ3の入力逆方向の公
転駆動と出力側遊星ギヤ支持枠6の入力逆方向駆動で差
動を得,大小一体のピニオンギヤ4a,4bによる入力
側の入力方向駆動を自力制御して出力側遊星ギヤ支持枠
6を無段階で可変駆動する.
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,プラネタリーギヤ
構成での,出力側回転に連動した入力側入力方向駆動を
自力制御する機構,並びに遊星ギヤ支持枠の入力逆方向
駆動による差動機構とによる全自動無段変速装置に関す
る.
構成での,出力側回転に連動した入力側入力方向駆動を
自力制御する機構,並びに遊星ギヤ支持枠の入力逆方向
駆動による差動機構とによる全自動無段変速装置に関す
る.
【0002】
【従来の技術】従来のプラネタリーギヤ構成での無段変
速装置においては,各ギヤをロックしたりフリーにして
出力側をギヤアップした駆動である.
速装置においては,各ギヤをロックしたりフリーにして
出力側をギヤアップした駆動である.
【0003】従来のプラネタリーギヤ構成での無段変速
装置等にあっては,出力側と入力側とが常にギヤで連結
しているため,出力側回転力による入力側の入力方向の
駆動は避けられず,入力側回転数の二乗に相当するギヤ
比を持って出力側の連続可変駆動を行わなければならな
いという問題点があった.
装置等にあっては,出力側と入力側とが常にギヤで連結
しているため,出力側回転力による入力側の入力方向の
駆動は避けられず,入力側回転数の二乗に相当するギヤ
比を持って出力側の連続可変駆動を行わなければならな
いという問題点があった.
【0004】本発明は,出力側のあらゆる回転域でも出
力側からの入力側入力方向への駆動の停止状態を自力で
得る目的と同時に,入力逆方向に遊星ギヤ支持枠の自転
駆動を図ることで可変する差動を得る目的としており,
これらによりプラネタリーギヤ構成での全自動無段変速
を提供することを目的としている.
力側からの入力側入力方向への駆動の停止状態を自力で
得る目的と同時に,入力逆方向に遊星ギヤ支持枠の自転
駆動を図ることで可変する差動を得る目的としており,
これらによりプラネタリーギヤ構成での全自動無段変速
を提供することを目的としている.
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,先の特願平9−88610号のプラネタリーギヤで
の自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動
制御装置並びに該装置の自力連結駆動方法,並びに,平
成9年9月29日出願の整理番号MN0048−H09
でのプラネタリーギヤでの自動無段変速を得る出力側か
らの入力側入力方向駆動自力制御装置その2においての
ギヤ構成を本発明では遊星ギヤ支持枠を出力側にして,
先出願ギヤ構成より部材点数の削減を図り,リングギヤ
或いはサンギヤのシャーシ固定を図ることで,のこる片
方が入力側になるギヤ構成にしたもので,大小一体のピ
ニオンギヤのギヤ比構成を変更しピニオンギヤ1つを加
えて2個1組で遊星ギヤに見立てて,3組を出力側遊星
ギヤ支持枠に備えることで自力で入力側としたギヤの出
力側からの入力方向の駆動制御を図るものである.
に,先の特願平9−88610号のプラネタリーギヤで
の自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動
制御装置並びに該装置の自力連結駆動方法,並びに,平
成9年9月29日出願の整理番号MN0048−H09
でのプラネタリーギヤでの自動無段変速を得る出力側か
らの入力側入力方向駆動自力制御装置その2においての
ギヤ構成を本発明では遊星ギヤ支持枠を出力側にして,
先出願ギヤ構成より部材点数の削減を図り,リングギヤ
或いはサンギヤのシャーシ固定を図ることで,のこる片
方が入力側になるギヤ構成にしたもので,大小一体のピ
ニオンギヤのギヤ比構成を変更しピニオンギヤ1つを加
えて2個1組で遊星ギヤに見立てて,3組を出力側遊星
ギヤ支持枠に備えることで自力で入力側としたギヤの出
力側からの入力方向の駆動制御を図るものである.
【0006】上記リングギヤと噛み合わせる大小一体の
ピニオンギヤのギヤ比構成の変更してリングギヤと大小
一体のピニオンギヤの大のギヤと噛み合わせ,サンギヤ
との連結を図るピニオンギヤを加えて小のギヤと噛み合
わせたピニオンギヤ2個1組(或いは,大小一体のピニ
オンギヤの大のギヤとピニオンギヤと噛み合わせて,リ
ングギヤとピニオンギヤ,サンギヤと小のギヤ,とを噛
み合わせる手段でもよい)でプラネタリーギヤ構成での
遊星ギヤに見立てて,3組を遊星ギヤ支持枠で支持して
備えたものである.
ピニオンギヤのギヤ比構成の変更してリングギヤと大小
一体のピニオンギヤの大のギヤと噛み合わせ,サンギヤ
との連結を図るピニオンギヤを加えて小のギヤと噛み合
わせたピニオンギヤ2個1組(或いは,大小一体のピニ
オンギヤの大のギヤとピニオンギヤと噛み合わせて,リ
ングギヤとピニオンギヤ,サンギヤと小のギヤ,とを噛
み合わせる手段でもよい)でプラネタリーギヤ構成での
遊星ギヤに見立てて,3組を遊星ギヤ支持枠で支持して
備えたものである.
【0007】上記大小一体のピニオンギヤのギヤ比の構
成は,大のギヤ数(直径或いは円周)とシャーシ固定ガ
イドリングギヤのギヤ数(直径或いは円周)との比率
と,小のギヤ数(直径或いは円周)と入力側サンギヤの
ギヤ数(直径或いは円周)との比率とが同じ割合のギヤ
比で双方一体で構成するもので,このことで,入力OF
F時での出力側遊星ギヤ支持枠回転において,リングギ
ヤがシャーシに固定された構成では,リングギヤを軌道
に大のギヤが公転一周したとき,リングギヤのギヤ数
(円周)を大のギヤが自転することで一体の小のギヤも
同じ回数自転する,これによる小のギヤの回転した分の
ギヤ数(円周)が入力側としたサンギヤのギヤ数(円
周)と同じであることと,小のギヤと噛み合うピニオン
ギヤを介した入力側サンギヤへのギヤ駆動が基本的にシ
ャーシに固定したリングギヤにそって自転して公転する
メカニズムとにより,駆動停止状態の入力側サンギヤの
外周にそって自転して公転する動きとなって小のギヤに
よる入力方向への入力側サンギヤ駆動が働らかない,
成は,大のギヤ数(直径或いは円周)とシャーシ固定ガ
イドリングギヤのギヤ数(直径或いは円周)との比率
と,小のギヤ数(直径或いは円周)と入力側サンギヤの
ギヤ数(直径或いは円周)との比率とが同じ割合のギヤ
比で双方一体で構成するもので,このことで,入力OF
F時での出力側遊星ギヤ支持枠回転において,リングギ
ヤがシャーシに固定された構成では,リングギヤを軌道
に大のギヤが公転一周したとき,リングギヤのギヤ数
(円周)を大のギヤが自転することで一体の小のギヤも
同じ回数自転する,これによる小のギヤの回転した分の
ギヤ数(円周)が入力側としたサンギヤのギヤ数(円
周)と同じであることと,小のギヤと噛み合うピニオン
ギヤを介した入力側サンギヤへのギヤ駆動が基本的にシ
ャーシに固定したリングギヤにそって自転して公転する
メカニズムとにより,駆動停止状態の入力側サンギヤの
外周にそって自転して公転する動きとなって小のギヤに
よる入力方向への入力側サンギヤ駆動が働らかない,
【0008】そして,サンギヤをシャーシに固定した構
成では,サンギヤを軌道にピニオンギヤと噛み合う小の
ギヤの公転一周において,サンギヤのギヤ数(円周)を
小のギヤが自転することで一体の大のギヤも同じ回数自
転する,これによる大のギヤの回転した分のギヤ数(円
周)が入力側としたリングギヤのギヤ数(円周)と同じ
であることで,入力側リングギヤにそって自転して公転
する動きにより大のギヤによる入力方向への入力側リン
グギヤ駆動が働らかない,これにより入力側の入力方向
への駆動が制御された形で入力側回転停止状態を得るこ
とができる.
成では,サンギヤを軌道にピニオンギヤと噛み合う小の
ギヤの公転一周において,サンギヤのギヤ数(円周)を
小のギヤが自転することで一体の大のギヤも同じ回数自
転する,これによる大のギヤの回転した分のギヤ数(円
周)が入力側としたリングギヤのギヤ数(円周)と同じ
であることで,入力側リングギヤにそって自転して公転
する動きにより大のギヤによる入力方向への入力側リン
グギヤ駆動が働らかない,これにより入力側の入力方向
への駆動が制御された形で入力側回転停止状態を得るこ
とができる.
【0009】そして,上記大小一体のピニオンギヤのギ
ヤ比構成に対し,小のギヤ数を少なくした場合では入力
側は入力逆方向に駆動され,小のギヤ数を多くした場合
では入力側は入力方向に駆動される,このギヤ構成の特
性により入出力間での差動が働くことが明らかであり,
出力側時間単位での各回転域で駆動される遊星ギヤ支持
枠の入力と逆方向公転する回転数分の差動幅を持って入
力駆動力を加えると入力側ギヤに噛み合って入力と逆方
向に自転するピニオンギヤに入力逆方向の公転駆動力が
加わり,各ピニオンギヤを支持した出力側の遊星ギヤ支
持枠をさらに可変増速できるものである.
ヤ比構成に対し,小のギヤ数を少なくした場合では入力
側は入力逆方向に駆動され,小のギヤ数を多くした場合
では入力側は入力方向に駆動される,このギヤ構成の特
性により入出力間での差動が働くことが明らかであり,
出力側時間単位での各回転域で駆動される遊星ギヤ支持
枠の入力と逆方向公転する回転数分の差動幅を持って入
力駆動力を加えると入力側ギヤに噛み合って入力と逆方
向に自転するピニオンギヤに入力逆方向の公転駆動力が
加わり,各ピニオンギヤを支持した出力側の遊星ギヤ支
持枠をさらに可変増速できるものである.
【0010】このように,プラネタリーギヤ構成でのギ
ヤ連結駆動間に差動を起こして出力側遊星ギヤ支持枠か
らの各回転域での回転数分の差動幅を自動的に発生する
ことで出力側の回転速度に応じたギヤ比の無段階な変更
が自動的に得られるとともに,入力側での入力方向駆動
制御機構の働きと遊星ギヤ支持枠への入力逆方向駆動と
を加えることで一定した回転数での入力駆動を実現する
全自動無段変速装置となり,使用目的に適合した各ギヤ
のギヤ比を持って構成することで実用的で円滑なトルク
移動を行う全自動無段変速を得る装置とすることができ
るものである.
ヤ連結駆動間に差動を起こして出力側遊星ギヤ支持枠か
らの各回転域での回転数分の差動幅を自動的に発生する
ことで出力側の回転速度に応じたギヤ比の無段階な変更
が自動的に得られるとともに,入力側での入力方向駆動
制御機構の働きと遊星ギヤ支持枠への入力逆方向駆動と
を加えることで一定した回転数での入力駆動を実現する
全自動無段変速装置となり,使用目的に適合した各ギヤ
のギヤ比を持って構成することで実用的で円滑なトルク
移動を行う全自動無段変速を得る装置とすることができ
るものである.
【0011】上記構成による出力側から出力する可変回
転数は入力回転数よりもかなり増速されて取り出される
ため,入力駆動力を減速して入力側に入れるとともに,
出力側回転を減速して駆動軸に伝える減速手段を図るこ
とが効果的な変速の立ち上がりが得られる.
転数は入力回転数よりもかなり増速されて取り出される
ため,入力駆動力を減速して入力側に入れるとともに,
出力側回転を減速して駆動軸に伝える減速手段を図るこ
とが効果的な変速の立ち上がりが得られる.
【0012】
【発明の実施の状態】図1において,まず3のピニオン
ギヤと,4aと4bで一体のピニオンギヤの小のギヤ4
aとが噛み合う2個1組でプラネタリーギヤ構成での遊
星ギヤにみたてて,該2個1組を各ギヤ軸8で6の遊星
ギヤ支持枠に備えたものであり,1は2のサンギヤと一
体のサンギヤ軸,2はサンギヤ,3は2のサンギヤと噛
み合うピニオンギヤ,4aと4bは一体のピニオンギヤ
で4aがピニオンギヤ3と噛み小のギヤで4bが大のギ
ヤ,5はリングギヤ,6は2個1組のピニオンギヤを3
組備えた遊星ギヤ支持枠,7は6の遊星ギヤ支持枠と一
体のギヤである.
ギヤと,4aと4bで一体のピニオンギヤの小のギヤ4
aとが噛み合う2個1組でプラネタリーギヤ構成での遊
星ギヤにみたてて,該2個1組を各ギヤ軸8で6の遊星
ギヤ支持枠に備えたものであり,1は2のサンギヤと一
体のサンギヤ軸,2はサンギヤ,3は2のサンギヤと噛
み合うピニオンギヤ,4aと4bは一体のピニオンギヤ
で4aがピニオンギヤ3と噛み小のギヤで4bが大のギ
ヤ,5はリングギヤ,6は2個1組のピニオンギヤを3
組備えた遊星ギヤ支持枠,7は6の遊星ギヤ支持枠と一
体のギヤである.
【0013】図1で示した実施例では,5のリングギヤ
をシャーシに固定し,2のサンギヤを入力側としたもの
で,2のサンギヤと一体のサンギヤ軸1に矢印の入力方
向駆動力を入力してサンギヤ2を駆動し,噛み合うピニ
オンギヤ3を矢印の入力逆方向に,噛み合う小のギヤ4
a一体の大のギヤ4bを入力方向に駆動する,この回転
によりシャーシに固定したリングギヤ5と噛み合う一体
のピニオンギヤ4a,4bのリングギヤ5軌道にサンギ
ヤ軸1中心に入力逆方向の公転駆動が始まる,この公転
駆動力によりピニオンギヤ3と,一体のピニオンギヤ4
a,4bと,これらピニオンギヤの各ギヤ軸8を支持し
た出力側遊星ギヤ支持枠6とが一体でサンギヤ軸1を中
心に矢印の入力逆方に駆動する,そして動力を遊星ギヤ
支持枠6と一体の出力側駆動ギヤ7で他のギヤに伝える
構成にした図である.
をシャーシに固定し,2のサンギヤを入力側としたもの
で,2のサンギヤと一体のサンギヤ軸1に矢印の入力方
向駆動力を入力してサンギヤ2を駆動し,噛み合うピニ
オンギヤ3を矢印の入力逆方向に,噛み合う小のギヤ4
a一体の大のギヤ4bを入力方向に駆動する,この回転
によりシャーシに固定したリングギヤ5と噛み合う一体
のピニオンギヤ4a,4bのリングギヤ5軌道にサンギ
ヤ軸1中心に入力逆方向の公転駆動が始まる,この公転
駆動力によりピニオンギヤ3と,一体のピニオンギヤ4
a,4bと,これらピニオンギヤの各ギヤ軸8を支持し
た出力側遊星ギヤ支持枠6とが一体でサンギヤ軸1を中
心に矢印の入力逆方に駆動する,そして動力を遊星ギヤ
支持枠6と一体の出力側駆動ギヤ7で他のギヤに伝える
構成にした図である.
【0014】図2で示した実施例では,2のサンギヤを
シャーシに固定し,5のリングギヤを入力側としたもの
で,5のリングギヤに矢印の入力方向駆動力を入力して
リングギヤ5を駆動し,噛み合う大のギヤ4b一体の矢
印の入力逆方向に,噛み合うピニオンギヤ3を入力方向
に駆動する,この回転によりシャーシに固定したサンギ
ヤ2の外周を軌道にピニオンギヤ3の入力逆方向の公転
駆動が始まる,この公転駆動力によりピニオンギヤ3
と,一体のピニオンギヤ4a,4bとこれらピニオンギ
ヤの各ギヤ軸8を支持した出力側遊星ギヤ支持枠6とが
一体でサンギヤ軸1を中心に矢印の入力逆方に駆動す
る,そして動力を遊星ギヤ支持枠6と一体の出力側駆動
ギヤ7で他のギヤに伝える構成にした図である.
シャーシに固定し,5のリングギヤを入力側としたもの
で,5のリングギヤに矢印の入力方向駆動力を入力して
リングギヤ5を駆動し,噛み合う大のギヤ4b一体の矢
印の入力逆方向に,噛み合うピニオンギヤ3を入力方向
に駆動する,この回転によりシャーシに固定したサンギ
ヤ2の外周を軌道にピニオンギヤ3の入力逆方向の公転
駆動が始まる,この公転駆動力によりピニオンギヤ3
と,一体のピニオンギヤ4a,4bとこれらピニオンギ
ヤの各ギヤ軸8を支持した出力側遊星ギヤ支持枠6とが
一体でサンギヤ軸1を中心に矢印の入力逆方に駆動す
る,そして動力を遊星ギヤ支持枠6と一体の出力側駆動
ギヤ7で他のギヤに伝える構成にした図である.
【0015】図1,2で示した実施例での,大小一体の
ピニオンギヤは,大のギヤ4bのギヤ数(直径或いは円
周)とリングギヤ5のギヤ数(直径或いは円周)とを比
較した比率と,小のギヤ4aのギヤ数(直径或いは円
周)とサンギヤ2のギヤ数(直径或いは円周)とを比較
した比率とが同じ比率で構成されているものである.
ピニオンギヤは,大のギヤ4bのギヤ数(直径或いは円
周)とリングギヤ5のギヤ数(直径或いは円周)とを比
較した比率と,小のギヤ4aのギヤ数(直径或いは円
周)とサンギヤ2のギヤ数(直径或いは円周)とを比較
した比率とが同じ比率で構成されているものである.
【0016】
【発明の効果】本発明は,以上説明したように構成され
ているので,以下に記載されるような効果を奏する.
ているので,以下に記載されるような効果を奏する.
【0017】大小一体のピニオンギヤと1つのピニオン
ギヤとの2個1組を遊星ギヤに見立てて遊星ギヤ支持枠
に持たせ,大小一体のピニオンギヤの大のギヤ側がリン
グギヤと,小のギヤ側がサンギヤと直接或いはピニオン
ギヤを介して連結する構成で,リングギヤ或いはサンギ
ヤのいずれか片方をシャーシに固定し片方を入力側とす
ることで,しャーシに固定された側のギヤを軌道に各ピ
ニオンギヤの入力逆方向の公転駆動を実現し遊星ギヤ支
持枠の入力逆方向駆動を行い,プラネタリーギヤ構成で
得る差動幅を出力側各回転域で自動的に変更する働きを
得ることができる.
ギヤとの2個1組を遊星ギヤに見立てて遊星ギヤ支持枠
に持たせ,大小一体のピニオンギヤの大のギヤ側がリン
グギヤと,小のギヤ側がサンギヤと直接或いはピニオン
ギヤを介して連結する構成で,リングギヤ或いはサンギ
ヤのいずれか片方をシャーシに固定し片方を入力側とす
ることで,しャーシに固定された側のギヤを軌道に各ピ
ニオンギヤの入力逆方向の公転駆動を実現し遊星ギヤ支
持枠の入力逆方向駆動を行い,プラネタリーギヤ構成で
得る差動幅を出力側各回転域で自動的に変更する働きを
得ることができる.
【0018】そして,大小一体のピニオンギヤのギヤ構
成を大のギヤ数(直径或いは円周)とリングギヤのギヤ
数(直径或いは円周)との比率と,小のギヤ数(直径或
いは円周)とサンギヤのギヤ数(直径或いは円周)との
比率を同じ比率で構成したことで,入力側入力停止状態
での出力側からの入力側ギヤの入力方向の駆動が停止し
た状態を得ることができる.
成を大のギヤ数(直径或いは円周)とリングギヤのギヤ
数(直径或いは円周)との比率と,小のギヤ数(直径或
いは円周)とサンギヤのギヤ数(直径或いは円周)との
比率を同じ比率で構成したことで,入力側入力停止状態
での出力側からの入力側ギヤの入力方向の駆動が停止し
た状態を得ることができる.
【0019】そして,出力側時間単位での各回転域で駆
動される遊星ギヤ支持枠回転数で可変する差動に,入力
側のギヤによる噛み合うピニオンギヤにキックする形で
入力逆方向公転駆動を加えることができる,これによ
り,各ピニオンギヤを支持した出力側遊星ギヤ支持枠を
さらに可変増速できるものである.
動される遊星ギヤ支持枠回転数で可変する差動に,入力
側のギヤによる噛み合うピニオンギヤにキックする形で
入力逆方向公転駆動を加えることができる,これによ
り,各ピニオンギヤを支持した出力側遊星ギヤ支持枠を
さらに可変増速できるものである.
【0020】そして,プラネタリーギヤ構成でのギヤ連
結駆動間に差動が働き,出力側では各回転域での差動幅
を自動的に発生させることで出力側の回転速度に応じた
ギヤ比の無段階な変更を自動で行わせることができ,入
力側では入力方向駆動制御機構の働きと入力逆方向公転
駆動とが加わり,一定した入力駆動を実現する全自動無
段変速装置となり,使用目的に適合した各ギヤのギヤ比
を持って構成することで,実用的で円滑なトルク移動を
行う全自動無段変速駆動を行うことができる.
結駆動間に差動が働き,出力側では各回転域での差動幅
を自動的に発生させることで出力側の回転速度に応じた
ギヤ比の無段階な変更を自動で行わせることができ,入
力側では入力方向駆動制御機構の働きと入力逆方向公転
駆動とが加わり,一定した入力駆動を実現する全自動無
段変速装置となり,使用目的に適合した各ギヤのギヤ比
を持って構成することで,実用的で円滑なトルク移動を
行う全自動無段変速駆動を行うことができる.
【0021】そしてプラネタリーギヤ構成に,大小一体
の変速ピニオンギヤと1つのピニオンギヤ2個1組を遊
星ギヤに見立てて遊星ギヤ支持枠に持たせた単純なギヤ
連結構成により軽量でコンパクトな全自動無段変速装置
である.
の変速ピニオンギヤと1つのピニオンギヤ2個1組を遊
星ギヤに見立てて遊星ギヤ支持枠に持たせた単純なギヤ
連結構成により軽量でコンパクトな全自動無段変速装置
である.
【図1】プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出
力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3の一
部断面とした斜面図で,リングギヤのシャーシ固定を図
ってサンギヤを入力側とした図である.
力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3の一
部断面とした斜面図で,リングギヤのシャーシ固定を図
ってサンギヤを入力側とした図である.
【図2】プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出
力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3の一
部断面とした斜面図で,サンギヤのシャーシ固定を図っ
てリングギヤを入力側とした図である.
力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3の一
部断面とした斜面図で,サンギヤのシャーシ固定を図っ
てリングギヤを入力側とした図である.
1 サンギヤ軸 2 サンギヤ 3 ピニオンギヤ 4a 小のギヤ(大小一体のピニオンギヤ) 4b 大のギヤ(大小一体のピニオンギヤ) 5 リングギヤ 6 遊星ギヤ支持枠 7 ギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 プラネタリーギヤ構成での遊星ギヤに見
立てるピニオンギヤ(3)と大小一体のピニオンギヤ
(4a,4b)と噛み合わせた2個1組で3組を出力側
遊星ギヤ支持枠(6)で支持して該大小一体のピニオン
ギヤ(4a,4b)の小のギヤ(4a)を直接或いはピ
ニオンギヤ(3)を介してサンギヤ(2)と,大のギヤ
(4b)を直接或いはピニオンギヤ(3)を介してリン
グギヤ(5)と噛み合わせ,サンギヤ(2)或いはリン
グギヤ(5)のいずれか片方をシャーシに固定してのこ
り片方を入力側とするギヤ構成で,入力側としたギヤを
駆動してシャーシに固定したギヤとも噛み合う大小一体
のピニオンギヤ(4a,4b)とピニオンギヤ(3)の
入力逆方向の公転駆動を図り,出力側遊星ギヤ支持枠
(6)の入力逆方向に駆動して差動を得,大小一体のピ
ニオンギヤ(4a,4b)のギヤ比の差で出力側からの
入力側入力方向駆動を自力制御して出力側遊星ギヤ支持
枠(6)を無段階で可変駆動するプラネタリーギヤでの
全自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動
自力制御装置その3.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9315778A JPH11118004A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9315778A JPH11118004A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11118004A true JPH11118004A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=18069445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9315778A Pending JPH11118004A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | プラネタリーギヤでの全自動無段変速を得る出力側からの入力側入力方向駆動自力制御装置その3 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11118004A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104315091A (zh) * | 2009-09-09 | 2015-01-28 | 吴志强 | 一种复合行星传动的无级变速器 |
CN104315092A (zh) * | 2009-09-09 | 2015-01-28 | 吴志强 | 一种复合型无级变速器 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP9315778A patent/JPH11118004A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104315091A (zh) * | 2009-09-09 | 2015-01-28 | 吴志强 | 一种复合行星传动的无级变速器 |
CN104315092A (zh) * | 2009-09-09 | 2015-01-28 | 吴志强 | 一种复合型无级变速器 |
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