JPH11117877A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH11117877A
JPH11117877A JP28560997A JP28560997A JPH11117877A JP H11117877 A JPH11117877 A JP H11117877A JP 28560997 A JP28560997 A JP 28560997A JP 28560997 A JP28560997 A JP 28560997A JP H11117877 A JPH11117877 A JP H11117877A
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JP
Japan
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shaft
main shaft
movable scroll
bush
scroll
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JP28560997A
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Hayao Takahashi
赴夫 高橋
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油による潤滑性がよく、スラッジの発生を低
減すること。 【解決手段】 主軸14の主軸大径部141には前記主
軸14に対して偏心した位置にかつ前記主軸大径部14
1の端面から副軸部141bがのびており、該副軸部1
41bには前記主軸14に対して偏心した円板状のブッ
シュ127が取り付けられており、前記副軸部141b
には軸方向にかつ前記軸穴127aの底面に対向する位
置に形成した軸切り欠き部141eと、前記ブッシュ1
27の端面に形成した座ぐり部141fとを有し、前記
軸切り欠き部141eと座ぐり部141fとが連通され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動スクロール部
材と固定スクロール部材とによって形成される流体ポケ
ットの容積を変化させつつ移動させ、これによって流体
の圧縮を行うスクロール型圧縮機に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール型圧縮機では、固定
スクロール部材及び可動スクロール部材を備えており、
さらに、主軸の回転に応じて可動スクロール部材に旋回
運動を与える駆動機構を備えている。そして、主軸の回
転に応じて可動スクロール部材と固定スクロール部材と
によって形成される流体ポケットの容積を変化させつつ
移動させ、これによって流体(冷媒)の圧縮を行ってい
る。
【0003】このようなスクロール型圧縮機において、
圧縮容量が可変のスクロール型圧縮機が知られており、
この可変容量圧縮機では、固定スクロール部材の底板に
複数対のバイパス孔を形成して、このバイパス孔を開閉
制御することによって、冷媒ガスの一部を流体ポケット
から吸入室に戻し、これによって、圧縮容量を変化させ
ている。
【0004】図3乃至図5は、従来技術におけるスクロ
ール型圧縮機の断面構造を示している。この圧縮機は、
フロントエンドプレート(フロントハウジング)11
と、これに配置されたカップ状部分(リヤーケーシン
グ)12とによる圧縮機ハウジング10とを有してい
る。フロントエンドプレート11は、その中央部にハウ
ジング10の中心線上に中心を有する貫通孔101を有
し、その中にベアリング13を介して主軸14を支持し
ている。これによって、主軸14の軸心は、ハウジング
10の中心軸線と一致することとなる。
【0005】主軸13の内端側には主軸大径部141が
形成されており、この主軸大径部141はベアリング1
3によって回転可能に支持されている。主軸大径部14
1には、主軸14に対して偏心した位置にかつ主軸大径
部141の端面141aから副軸部141bがのびてい
る。副軸部141bには主軸14に対して偏心した円板
状のブッシュ127が取り付けられている。副軸部14
1bはブッシュ127に形成されている軸穴(主軸14
に対して偏心している位置にある)127aに挿通され
て結合されている。
【0006】また、副軸部141bは主軸大径部141
の端面141aと、この端面141aに所定間隔をもっ
て対向している後面との間に位置し軸穴127aよりも
大きな径寸法の軸フランジ部141cと、副軸部141
bの先端部の周面にに形成されている環状の溝部141
dとを有している。溝部141dにはスナップリング3
5が嵌め合わされている。このスナップリング35は副
軸部141bがブッシュ127から引き抜かれるのを阻
止する役目を果たしている。
【0007】さらに、副軸部141bには軸方向にかつ
軸穴127aの底面に対向する位置に軸切り欠き部14
1eが形成されている。この軸切り欠き部141eは軸
穴127aへ油を供給して軸穴127aと副軸部141
bとの間で潤滑性をよくする役目を果たす。
【0008】ハウジング10は、その前端面の主軸14
の外周を取り巻くように前方に突出したスリーブ部15
を有し、スリーブ部15内にはシャフトシール16が配
置されている。スリーブ部15の外周上には電磁クラッ
チ装置17が配設されている。電磁クラッチ装置17
は、外部駆動源よりの回転運動をVベルト(図示せず)
を介してプーリ71に伝達し、さらに励磁コイル72へ
の通電制御によってプーリ71から主軸14への回転運
動の伝達を制御している。
【0009】フロントエンドプレート11の後端面には
軸方向に突出した円筒状の突起部42が形成されてお
り、カップ状部分12の開口内周面が、突起部42の外
周面に接合し、この接合面は突起部42の外周面に配設
したOリング18によってシールされている。
【0010】また、カップ状部分12はボルト23等に
よって固定スクロール部材20に固定されている。な
お、図3においてスリーブ部15はフロントエンドプレ
ート11とは別体に形成されているため、ボルト等によ
って固定されているとともに接合面はOリング19によ
ってシールされている。
【0011】フロントエンドプレート11によって開口
部を閉塞されたカップ状部分12内には固定スクロール
部材20、可動スクロール部材21、可動スクロール部
材駆動機構及び回転阻止機構22が配設されている。
【0012】ここで、固定スクロール部材20は、板体
201と板体201の一面上に形成された渦巻体202
及び渦巻体202とは反対側の板体201上に設けた脚
部203とにより構成されている。脚部203はその先
端面がカップ状部分12の内面に接触した状態でカップ
状部分12の底部121の外方からこれを貫通するよう
にして脚部203に螺入されたボルト23によってカッ
プ状部分12内に固定されている。
【0013】また、板体201の外周上にカップ状部分
12の内壁面との間をシールするOリング124を配設
することによってカップ状部分12内を吸入室125と
吐出室126とに仕切っている。さらに、板体201の
中央部には、スクロール部材21間の中央部に形成され
た高圧密閉空間と吐出室126とを連通するバイパス孔
204が穿設されている。
【0014】可動スクロール部材21は吸入室125側
に配設された板体211と、板体211の一面上に形成
された渦巻体212とにより構成されている。可動スク
ロール部材21の渦巻体212は固定スクロール部材2
0の渦巻体202と180度の角度ずれを持つとともに
渦巻体212の中心が固定スクロール部材20の渦巻体
202の渦巻中心より所定の距離だけ離れるようにして
噛み合わされている。これによって両渦巻体間に線接触
部が形成され、密閉空間を形成することが可能となる。
【0015】一方、可動スクロール部材21の板体21
1は、渦巻体212とは反対の面に環状のボス213を
有している。ボス213中には、円板状のブッシュ12
7がニードルベアリング128を介して回転可能に嵌合
されている。ブッシュ127にはこれと一体で半径方向
にのびているバランスウエート271が備えられてい
る。
【0016】また、可動スクロール部材21は、可動ス
クロール部材駆動機構及び回転阻止機構22と連結され
ており、主軸14の回転によって半径の円軌道上を公転
運動する。この結果、両渦巻体間に形成された線接触部
は渦巻体の面に沿って移動するため流体の圧縮動作が行
われる。
【0017】したがって、外部流体回路からフロントエ
ンドプレート11の外周上に設けた吸入ポート135を
通ってハウジング10内の吸入室125に流入した流体
は、両渦巻体の外終端部から流体ポケット中に取り込ま
れ、圧縮された流体は両渦巻体の中心部の流体ポケット
からバイパス孔204を通って吐出室126へ送り出さ
れる。さらに、吐出室126からハウジング10上に設
けた吐出ポート136を介して外部流体回路へ流出する
こととなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のおける圧縮機では、軸穴127aと副軸部141b
との間のクリアランスが小さいために潤滑性が悪いとい
う問題がある。
【0019】また、副軸部141bの軸切り欠き部14
1eの前方にスナップリング35が位置しているため、
軸穴127aと副軸部141bとの間への油が侵入する
のを邪魔していることから潤滑性が悪いという問題があ
る。
【0020】また、軸穴と副軸部との金属間の磨耗粉や
油の劣化物(スラッジ)の発生があり、このスラッジが
多い場合には、他の機構の摺動面の異常磨耗や耐久性が
低下するという問題がなくなる。
【0021】本発明の課題は、軸穴と副軸部との間への
油を円滑に行い、油による潤滑性を向上するスクロール
型圧縮機を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、吸入室
及び吐出室を有する圧縮機ハウジングと、該圧縮機ハウ
ジング内に配設され第1の板体及び該第1の板体上に形
成された固定渦巻体を備える固定スクロール部材と、前
記圧縮機ハウジング内に配設され第2の板体及び該第2
の板体上に形成された可動渦巻体を備える可動スクロー
ル部材と、前記圧縮機ハウジング内に配設され前記可動
スクロール部材を駆動させる主軸と含み、前記可動スク
ロール部材を旋回運動させて前記固定渦巻体と前記可動
渦巻体との間に形成される流体ポケットの容積を変化さ
せつつ中心部に移動させて前記吸入室から前記流体ポケ
ットに取り込まれた流体を圧縮して前記吐出室に吐出す
るようにしたスクロール型圧縮機において、前記第2の
板体は前記可動渦巻体とは反対の面に環状のボスを有
し、該ボス中には円板状のブッシュが回転可能に嵌合さ
れており、前記主軸の内端側に主軸大径部を有し、該主
軸大径部は前記ベアリングによって回転可能に前記圧縮
機ハウジングに支持されており、前記主軸大径部には前
記主軸に対して偏心した位置にかつ前記主軸大径部の端
面から副軸部がのびており、前記ブッシュは前記主軸に
対して偏心するように前記副軸部に取り付けられてお
り、前記副軸部は前記ブッシュに形成されている軸穴に
挿通されて結合されており、前記副軸部には軸方向にか
つ前記軸穴に対向する位置と前記ブッシュの端面とに連
通している連通手段が形成されている特徴とするスクロ
ール型圧縮機が得られる。
【0023】また、本発明によれば、吸入室及び吐出室
を有する圧縮機ハウジングと、該圧縮機ハウジング内に
配設され第1の板体及び該第1の板体上に形成された固
定渦巻体を備える固定スクロール部材と、前記圧縮機ハ
ウジング内に配設され第2の板体及び該第2の板体上に
形成された可動渦巻体を備える可動スクロール部材と、
前記圧縮機ハウジング内に配設され前記可動スクロール
部材を駆動させる主軸と含み、前記可動スクロール部材
を旋回運動させて前記固定渦巻体と前記可動渦巻体との
間に形成される流体ポケットの容積を変化させつつ中心
部に移動させて前記吸入室から前記流体ポケットに取り
込まれた流体を圧縮して前記吐出室に吐出するようにし
たスクロール型圧縮機において、前記第2の板体は前記
可動渦巻体とは反対の面に環状のボスを有し、該ボス中
には円板状のブッシュが回転可能に嵌合されており、前
記主軸の内端側に主軸大径部を有し、該主軸大径部は前
記ベアリングによって回転可能に前記圧縮機ハウジング
に支持されており、前記主軸大径部には前記主軸に対し
て偏心した位置にかつ前記主軸大径部の端面から副軸部
がのびており、前記ブッシュは前記主軸に対して偏心す
るように前記副軸部に取り付けられており、前記副軸部
は前記ブッシュに形成されている軸穴に挿通されて結合
されており、前記副軸部の先端部の周面にはスナップリ
ングを嵌め合わせた環状の溝部が形成されており、前記
副軸部には軸方向にかつ前記軸穴の底面に対向する位置
に形成した軸切り欠き部と、前記ブッシュの端面に形成
した座ぐり部とを有し、前記軸切り欠き部と座ぐり部と
が連通されていることを特徴とするスクロール型圧縮機
が得られる。
【0024】
【作用】本発明によると、副軸部141bには軸方向に
かつ軸穴の底面に対向する位置に軸切り欠き部が形成さ
れており、ブッシュの端面、即ち、副軸部が突出して溝
部によってスナップリングが嵌め合わされている面に
は、座ぐり部が形成されているので、この軸切り欠き部
141e及び座ぐり部は軸穴へ油を供給して軸穴と副軸
部との間で油によって潤滑性をよくする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスクロール型圧縮
機の一実施の形態例について図面を参照して説明する。
なお、スクロール型圧縮機の一実施の形態例では、全体
構成が図3に示したスクロール型圧縮機の構成と同様な
ものであることから、同じ部分の全体構成についての説
明は省略する。また、図3乃至図5によって説明した従
来技術と同じ部分には同じ符号を付して説明する。
【0026】図1及び図2を参照して、一実施の形態例
におけるスクロール型圧縮機は、可動スクロール部材2
1の板体211において、渦巻体212とは反対の面に
環状のボス213を有している。
【0027】ボス213中には、円板状のブッシュ12
7がニードルベアリング128を介して回転可能に嵌合
されている。主軸14の内端側に主軸大径部141を有
している。この主軸大径部141はベアリング13によ
って回転可能に支持されている。主軸大径部141に
は、主軸14に対して偏心した位置にかつ主軸大径部1
41の端面141aから副軸部141bがのびている。
副軸部141bには主軸14に対して偏心した円板状の
ブッシュ127が取り付けられている。副軸部141b
はブッシュ127に形成されている軸穴(主軸14に対
して偏心している位置にある)127aに挿通されて結
合されている。
【0028】また、副軸部141bは主軸大径部141
の端面141aと、この端面141aに所定間隔をもっ
て対向している後面との間に位置し軸穴127aよりも
大きな径寸法の軸フランジ部141cと、副軸部141
bの先端部の周面にに形成されている環状の溝部141
dとを有している。溝部141dにはスナップリング3
5が嵌め合わされている。
【0029】軸フランジ部141cは、主軸大径部14
1の端面141aへブッシュ127が移動するのを阻止
している。スナップリング35は副軸部141bがブッ
シュ127から引き抜き方向へ移動するのを阻止する役
目を果たしている。
【0030】副軸部141bには軸方向にかつ軸穴12
7aに対向する位置とブッシュ127の端面とに連通し
ている連通手段が形成されている。連通手段は、軸穴1
27aに対向する軸切り欠き部141eと、ブッシュ1
27の端面に形成されている座ぐり部141fとによっ
て構成されている。
【0031】軸切り欠き部141eは、副軸部141b
の軸方向にかつ軸穴127aの底面に対向する位置に形
成されている。座ぐり部141fは、ブッシュ127の
端面、即ち、副軸部141bが突出して溝部141dに
よってスナップリング35が嵌め合わされている面に形
成されている。軸切り欠き部141eと座ぐり部141
fとは互いに連通されている。この軸切り欠き部141
e及び座ぐり部141fは軸穴127aへ油を供給して
軸穴127aと副軸部141bとの間で潤滑性をよくす
る役目を果たす。
【0032】今、可動スクロール部材21の板体211
において、渦巻体212とは反対の面に環状のボス21
3には油が供給されている。油は軸切り欠き部141e
及び座ぐり部141fに供給され、この油経路によって
軸切り欠き部141eの奥部へ油が侵入する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクロー
ル型圧縮機によれば、可動スクロール部材の板体におい
て、渦巻体とは反対の面に環状のボスには油が供給され
て、油は軸切り欠き部及び座ぐり部に供給され、この油
が軸切り欠き部の奥部へ侵入するので、軸穴と副軸部と
の間に油が行き渡ることから、潤滑性が向上する。
【0034】したがって、軸穴と副軸部との金属間の磨
耗粉や油の劣化物(スラッジ)の発生を低減することが
できる。
【0035】また、スラッジが多い場合には、このスラ
ッジが異物であることから、他の摺動面の以上磨耗や耐
久性が低下するが、軸穴と副軸部との間に油が行き渡る
ことからこのような問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクロール型圧縮機の一実施の形
態例における要部を示す正面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】本発明及び従来技術のスクロール型圧縮機の全
体構成を示す縦断面図である。
【図4】従来技術のスクロール型圧縮機の要部を示す正
面図である。
【図5】図4のV-V 線断面図である。
【符号の説明】
10 圧縮機ハウジング 11 フロントエンドプレート 12 カップ状部分 14 主軸 35 スナップリング 127 ブッシュ 127a 軸穴 141 主軸大径部 141b 副軸部 141c 軸フランジ 141e 軸切り欠き部 141f 座ぐり部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入室及び吐出室を有する圧縮機ハウジ
    ングと、該圧縮機ハウジング内に配設され第1の板体及
    び該第1の板体上に形成された固定渦巻体を備える固定
    スクロール部材と、前記圧縮機ハウジング内に配設され
    第2の板体及び該第2の板体上に形成された可動渦巻体
    を備える可動スクロール部材と、前記圧縮機ハウジング
    内に配設され前記可動スクロール部材を駆動させる主軸
    と含み、前記可動スクロール部材を旋回運動させて前記
    固定渦巻体と前記可動渦巻体との間に形成される流体ポ
    ケットの容積を変化させつつ中心部に移動させて前記吸
    入室から前記流体ポケットに取り込まれた流体を圧縮し
    て前記吐出室に吐出するようにしたスクロール型圧縮機
    において、 前記第2の板体は前記可動渦巻体とは反対の面に環状の
    ボスを有し、該ボス中には円板状のブッシュが回転可能
    に嵌合されており、前記主軸の内端側に主軸大径部を有
    し、該主軸大径部は前記ベアリングによって回転可能に
    前記圧縮機ハウジングに支持されており、前記主軸大径
    部には前記主軸に対して偏心した位置にかつ前記主軸大
    径部の端面から副軸部がのびており、前記ブッシュは前
    記主軸に対して偏心するように前記副軸部に取り付けら
    れており、前記副軸部は前記ブッシュに形成されている
    軸穴に挿通されて結合されており、前記副軸部には軸方
    向にかつ前記軸穴に対向する位置と前記ブッシュの端面
    とに連通している連通手段が形成されている特徴とする
    スクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 吸入室及び吐出室を有する圧縮機ハウジ
    ングと、該圧縮機ハウジング内に配設され第1の板体及
    び該第1の板体上に形成された固定渦巻体を備える固定
    スクロール部材と、前記圧縮機ハウジング内に配設され
    第2の板体及び該第2の板体上に形成された可動渦巻体
    を備える可動スクロール部材と、前記圧縮機ハウジング
    内に配設され前記可動スクロール部材を駆動させる主軸
    と含み、前記可動スクロール部材を旋回運動させて前記
    固定渦巻体と前記可動渦巻体との間に形成される流体ポ
    ケットの容積を変化させつつ中心部に移動させて前記吸
    入室から前記流体ポケットに取り込まれた流体を圧縮し
    て前記吐出室に吐出するようにしたスクロール型圧縮機
    において、 前記第2の板体は前記可動渦巻体とは反対の面に環状の
    ボスを有し、該ボス中には円板状のブッシュが回転可能
    に嵌合されており、前記主軸の内端側に主軸大径部を有
    し、該主軸大径部は前記ベアリングによって回転可能に
    前記圧縮機ハウジングに支持されており、前記主軸大径
    部には前記主軸に対して偏心した位置にかつ前記主軸大
    径部の端面から副軸部がのびており、前記ブッシュは前
    記主軸に対して偏心するように前記副軸部に取り付けら
    れており、前記副軸部は前記ブッシュに形成されている
    軸穴に挿通されて結合されており、前記副軸部の先端部
    の周面にはスナップリングを嵌め合わせた環状の溝部が
    形成されており、前記副軸部には軸方向にかつ前記軸穴
    の底面に対向する位置に形成した軸切り欠き部と、前記
    ブッシュの端面に形成した座ぐり部とを有し、前記軸切
    り欠き部と座ぐり部とが連通されていることを特徴とす
    るスクロール型圧縮機。
JP28560997A 1997-10-17 1997-10-17 スクロール型圧縮機 Pending JPH11117877A (ja)

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