JPH1111646A - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

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JPH1111646A
JPH1111646A JP18575797A JP18575797A JPH1111646A JP H1111646 A JPH1111646 A JP H1111646A JP 18575797 A JP18575797 A JP 18575797A JP 18575797 A JP18575797 A JP 18575797A JP H1111646 A JPH1111646 A JP H1111646A
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Takamasa Okazaki
剛政 岡崎
Yukihiro Yamamoto
幸宏 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送コンベヤにより連続的に搬送される物品を
グルーピングして供給する場合に、よりスムーズなグル
ーピング作用が得られ、係合手段の係合時における物品
の転倒が少なく、設置スペースを縮小し得る物品供給装
置を提供する。 【解決手段】垂直方向に循環しながら搬送コンベヤ2,
3に沿って走行し得るように配設されたチェーン12,
13,22,23等からなる循環走行機構に、搬送コン
ベヤ2,3により搬送される物品に係合し得るように回
動可能に構成された複数の可動係合部材7,8を設け、
それらの可動係合部材7,8を前記物品に係合する係合
状態に回動するとともに、可動係合部材7,8が搬送コ
ンベヤ2,3の搬送路を離れて逆方向に走行する際は非
係合状態に回動する回動アーム19、溝カム20に誘導
されるカムフォロア21等からなる作動機構を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送コンベヤ上を
連続的に搬送される容器などの物品を循環走行機構に設
けられた係合手段を用いて所定のグループにグルーピン
グして供給する場合に好適な物品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送コンベヤ上を所定列数で連続的に搬
送される物品を所定のグループにグルーピングして下流
側に供給するための技術手段として、搬送コンベヤの搬
送速度と異なる速度で走行するチェーン等の循環走行機
構に物品に係合し得る係合部材を設け、その係合部材に
よって物品の搬送速度を循環走行機構の速度に規制する
ことにより、物品を所定のグループにグルーピングする
技術手段が従来から知られている。例えば、水平方向に
循環する循環走行機構を用いて係合部材により搬送中の
物品をグルーピングするもの(特公昭56−27408
号公報、実公平5−44334号公報)や、垂直方向に
循環する循環走行機構を用いてグルーピングするもの
(実公平7−18653号公報)が知られている。ま
た、搬送速度規制用の手段としてそれぞれ独立して駆動
可能な2組のチェーンからなる循環走行機構を使用し、
各々のチェーンに設けられた係合部材相互間の間隔を調
整することにより、グルーピングされるグループの態様
を変えられるように構成した物品の供給装置も開示され
ている(前記実公平7−18653号公報)。
【0003】ところで、前者の水平方向に循環する循環
走行機構を用いてグルーピングするものは、その循環走
行機構自体の設置スペースが大きくとられるという欠点
があった。また、後者の垂直方向に循環する循環走行機
構を用いたものは、係合用のフィンガが下方から突出し
て搬送中の物品の下部に係合する形態を採用していたた
め、その係合時における物品の安定性が悪く、転倒を引
き起す原因になりやすいといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の事情に鑑みてなされたもので、搬送コンベヤに
より連続的に搬送される物品を所定のグループにグルー
ピングして供給する場合に、よりスムーズなグルーピン
グ作用が得られ、係合手段の係合時における物品の転倒
などの支障が少なく、しかも装置の設置スペースを縮小
し得る物品供給装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、垂直方向に循環しながら搬送コンベヤの搬
送路に沿って走行し得るように配設された循環走行機構
に、搬送中の物品に係合して同物品を前記循環走行機構
の走行速度に規制し得るように複数の可動係合部材を回
動可能に設け、それらの可動係合部材をその作動機構に
より前記搬送コンベヤ上を搬送中の前記物品に係合し得
るように係合状態に回動するとともに、同可動係合部材
が前記搬送コンベヤの搬送路を離れて逆方向に走行する
際は非係合状態に回動するという技術手段を採用した。
なお、前記可動係合部材を搬送コンベヤ相互間の間を走
行するように配設するとともに、前記可動係合部材を両
側の各搬送コンベヤ上を搬送中の物品に係合し得るよう
に両側に回動するように構成することにより、可動係合
部材の走行スペースを共用することができる。また、同
じ搬送コンベヤに対して少なくとも2組の循環走行機構
を配設し、それらの循環走行機構のそれぞれに前記可動
係合部材を回動可能に設けるとともに、各循環走行機構
に対して速度制御可能な独立した駆動手段をそれぞれ接
続し、それらの駆動手段を介してそれぞれの循環走行機
構に設けられた各可動係合部材の走行状態を相対的に制
御し得るように構成することができる。さらに、前記可
動係合部材によりグルーピングされた物品を取出すため
の取出し手段を備え、それぞれの前記駆動手段を、他方
の循環走行機構に設けられた可動係合部材が物品に係合
可能な状態に至るまでは、当該循環走行機構の走行速度
を前記搬送コンベヤの搬送速度以下の第1規制速度にな
るように制御し、その後は下流側の取出し位置まで、前
記第1規制速度より速く、かつ前記搬送コンベヤの搬送
速度以下の第2規制速度になるように制御するととも
に、取出し位置において所定時間停止するように制御
し、その停止中に前記取出し手段を介して物品を搬送コ
ンベヤから取出すように構成することも可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る物品供給装置は、搬
送コンベヤ上を連続的に搬送される容器などの物品を所
定個数からなるグループにグルーピングして間欠的に取
出して箱詰するケーサなどに好適である。搬送コンベヤ
としては、その搬送面と物品との間で相対的に摺動可能
なタイプの搬送手段であれば広く適用が可能である。ま
た、前記循環走行機構は、スプロケットに支持されて循
環走行するチェーンなど、垂直方向に循環しながら部分
的に搬送コンベヤの搬送路に沿って平行に走行し得るも
のであればよい。なお、循環走行機構の設置部位は、搬
送コンベヤの搬送面より下方に組込むのが一般的である
が、上方へ設置する場合にも本発明の適用が可能であ
る。また、搬送コンベヤの数が1列の場合でも複数列の
場合でも適用することができる。搬送コンベヤが複数列
の場合には、可動係合部材をそれらの搬送コンベヤ相互
間の間を走行するように配設するとともに、可動係合部
材を両側に回動して双方の搬送コンベヤ上の物品に係合
できるように構成することにより、可動係合部材の走行
スペースを共用でき、省スペースを図ることができる。
【0007】そして、1列でも複数列の場合でも同じ搬
送コンベヤに対して1組の前記循環走行機構が設置され
た場合には、その循環走行機構に設けられた可動係合部
材相互間に挿入された搬送コンベヤ上の物品は、その搬
送コンベヤの搬送速度以下に設定された循環走行機構の
走行速度に減速規制される。それと同時に、先行する可
動係合部材との間に先に挿入された物品は前方の可動係
合部材から解放され、それ以後搬送コンベヤの搬送速度
で搬送される。その結果、可動係合部材相互間に挿入さ
れた前記物品との間に間隔が形成され、グルーピングが
なされることになる。このような形態で順次グルーピン
グして下流側に供給する場合にも、本発明を適用すれ
ば、循環走行機構の垂直方向の設置により設置スペース
の縮小を図り、可動係合部材の回動による物品との係合
により係合時における物品の転倒等の減少を図ることが
できる。
【0008】また、同じ搬送コンベヤに対して前記循環
走行機構を少なくとも2組設置した場合には、それらの
循環走行機構に設けられた各可動係合部材を相対的に制
御することによりグループ状態を調整することができ
る。例えば、それぞれの循環走行機構に設けられた可動
係合部材を交互に配列し、いずれか一方の循環走行機構
に設けられた可動係合部材が搬送コンベヤ上の物品に係
合した後、その後方の他方の循環走行機構に設けられた
可動係合部材が搬送コンベヤ上の物品に係合するまでの
間隔を調整することにより、それらの可動係合部材相互
間に挿入される1グループの物品の数を簡便に調整する
ことができる。なお、この場合には、他方の循環走行機
構に設けられた可動係合部材に後方の物品が係合するま
では、当該循環走行機構の走行速度を搬送コンベヤの搬
送速度以下の第1規制速度に制御するとともに、その係
合後は、前記第1規制速度より速く、かつ前記搬送コン
ベヤの搬送速度以下の第2規制速度に制御し、その動作
タイミングや第1規制速度と第2規制速度との差を具体
的に選定することにより、各可動係合部材相互間の間隔
を調整することになる。
【0009】さらに、グルーピングされた物品を取出し
手段を介して取出す場合には、搬送コンベヤ上の物品が
当該可動係合部材に係合して同搬送コンベヤの搬送速度
以下の第1規制速度に減速された後、後方の物品が他方
の循環走行機構に設けられた可動係合部材に係合ないし
的確に係合し得る状態に至った場合には、当該循環走行
機構を、その取出し位置まで前記第1規制速度より速
く、かつ前記搬送コンベヤの搬送速度以下の第2規制速
度に制御する。これによって、他方の循環走行機構に設
けられた後方の可動係合部材に係合して第1規制速度に
減速された後方の物品との間により大きな間隔を形成し
て停止時間をかせぐ。そして、その先方の可動係合部材
が取出し位置に到達した時点で所定時間停止し、その停
止中に取出し動作を間欠的に行うことになる。なお、そ
の場合、前記第2規制速度は、必ずしも常に一定速度で
ある必要はなく、徐々に増速し、しかる後、徐々に減速
して停止するように制御してもよい。要はグルーピング
が可能で、かつ取出し動作に必要な停止時間がとれる形
態のものであればよい。なお、取出し手段としては、上
方から物品を取出すタイプのものでも、搬送コンベヤの
搬送方向に対して直角方向に押出すタイプのものでもよ
い。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明の一実施例のレイアウトの概略
を示した概略平面図である。図示のように、本実施例
は、本発明に係る物品供給装置1を2列の搬送コンベヤ
2,3相互間に設置した場合を示したものである。上流
側から搬送コンベヤ2,3より連続的に搬送される容器
等の物品4,5は、先ず物品供給装置1へ入る手前でロ
ータリストッパ6等の間隔形成手段により所定の間隔に
調整される。しかる後、それらの物品4,5相互間に形
成された間隙部に、後述の2組の循環走行機構にそれぞ
れ回動可能に設けられた可動係合部材7,8あるいは
9,10が搬送コンベヤ2,3と同方向に走行しながら
両側に回動して挿入され、物品4,5の前面に当接して
同物品4,5の速度をそれぞれの循環走行機構の走行速
度に規制する。これにより、本実施例では、図示のよう
に3個ずつの小グループにグルーピングされ、更にそれ
らの3個ずつの小グループが3グループずつ大グループ
として取扱われるように構成されている。そして、その
3個ずつ3グループが1組の大グループとしてグルーピ
ングされた物品4,5を作業用ロボット等を用いた適宜
の物品取出し装置11により取出して例えば箱詰め作業
などを行うことになる。なお、前記可動係合部材7〜1
0の回転動作を所定個数通過後の物品4,5相互間の間
隙部に合わせるための動作タイミングは、前記ロータリ
ストッパ6から得られる検出信号を用いて行うことがで
きるが、別にセンサを設けてもよい。
【0011】図2〜図4は前記物品供給装置1の要部を
例示したもので、図2はその縦断面図、図3は図2中に
指示したA−A断面図、図4は図3の部分拡大図であ
る。図示のように、一方の組の可動係合部材7,8は、
垂直方向に循環する第1循環走行機構を構成する一対の
チェーン12,13間に支持された走行板14にベアリ
ング等により回転自在に支持された回転軸15,16に
固着されている。それらの回転軸15,16はギヤ1
7,18を介して互いに逆回転するように連結されてお
り、これにより可動係合部材7,8が両側に開閉するよ
うに互い逆方向に回動されるように構成されている。さ
らに、回転軸15の下部には、回動アーム19が固着さ
れており、その先端部に溝カム20に誘導されるカムフ
ォロア21が付設されている。その溝カム20は、図2
に示したように上方部分と下方部分とでは軌道が変位し
ており、その変位によって前記可動係合部材7,8を回
動させるように構成されている。すなわち、可動係合部
材7,8が上方を走行する場合には、所定のタイミング
で搬送コンベヤ2,3上を搬送中の物品4,5に係合し
得るように係合状態、すなわち図2に示したように両側
に開いた状態に回動し、他方、搬送コンベヤ2,3の搬
送路を離れて、その下方を逆方向に走行する際には、走
行方向に沿った非係合状態に回動されるように構成され
ている。そして、以上の溝カム20、カムフォロア2
1、回動アーム19及びギヤ17,18によって、可動
係合部材7,8を回動するための第1作動機構が構成さ
れている。
【0012】また、他方の組の可動係合部材9,10
は、第2循環走行機構を構成する一対のチェーン22,
23側に設けられ、前記可動係合部材7,8と同方向に
走行するように構成されている。図4の部分拡大図に示
したように、その第2循環走行機構を構成するチェーン
22,23は、第1循環走行機構を構成する前記チェー
ン12,13の外側に配設されており、それらのチェー
ン22,23間には走行板24が支持され、その走行板
24に対して回転軸25,26がベアリング等を介して
回転自在に支持されている。また、それらの回転軸2
5,26は、ギヤ27,28を介して互いに逆回転する
ように連結されているとともに、その一方の回転軸25
の下部には回動アーム29が固着され、前記溝カム20
に誘導されるカムフォロア30を介して回動されるよう
に構成されている。すなわち、この可動係合部材9,1
0も前述の可動係合部材7,8と同じ前記溝カム20に
誘導されて同様の回転動作を行うことになる。そして、
それらの溝カム20、カムフォロア30、回動アーム2
9及びギヤ27,28によって、可動係合部材9,10
を回動するための第2作動機構が構成されている。
【0013】そして、第1循環走行機構を構成する前記
チェーン12,13は、図4に示すように駆動軸31に
固着された駆動スプロケット32,33を介して循環駆
動されるように構成されている。また、第2循環走行機
構を構成する前記チェーン22,23は、駆動軸31に
回転自在に支持され、別の駆動軸34に対してそれぞれ
ギヤ35,36あるいは37,38を介して連結された
駆動スプロケット39,40を介して前記第1循環走行
機構と同方向に循環駆動されるように構成されている。
それらの駆動軸31,34には、それぞれ図示しない別
個の駆動手段が接続されており、それぞれ独立して駆動
制御できるように構成されている。なお、図中、41は
物品のガイド部材、42は搬送コンベヤのガイド部材、
43,44はチェーンのガイド部材である。
【0014】次に、図5の動作説明図を用いて前記実施
例の具体的な動作に関して順を追って説明する。図示の
ように、本実施例においては、前記第1循環走行機構側
に設けられた可動係合部材7,8は、それぞれa〜c及
びd〜fからなる3個ずつの2組の可動係合部材から構
成されている。同様に、前記第2循環走行機構側に設け
られた可動係合部材9,10は、それぞれg〜i及びj
〜lからなる3個ずつの2組の可動係合部材から構成さ
れている。そして、これらのa〜c及びd〜fからなる
可動係合部材と、g〜i及びj〜lからなる可動係合部
材とは、前述のように別個の駆動手段により独立して駆
動制御されるように構成されている。
【0015】作動状態Aは、可動係合部材a〜cが取出
し位置に到達した状態を示したもので、こちらの可動係
合部材a〜c及びd〜fに関しては、作動状態Cの物品
4,5の取出し作業が終了するまでの間は同位置に停止
されることになる。これに対して、他方の可動係合部材
g〜i及びj〜lの方は、その間に、図示のように可動
係合部材gが取出し位置の後方に接近する位置まで移動
する。この場合、可動係合部材g〜i及びj〜lの走行
速度は、前記搬送コンベヤ2,3の搬送速度より小さい
第1規制速度に設定され、図示のように可動係合部材g
〜iが物品4,5の前面に当接してブレーキをかけた状
態で搬送される。そして、作動状態Bから作動状態Cの
間においては、可動係合部材iが前述のように溝カム2
0に誘導されて回動し、前記ロータリストッパ6等の間
隔形成手段により物品4,5の相互間に形成された間隙
部に挿入されることになる。
【0016】作動状態D及びEは、前述の物品4,5の
取出し作業が終了した以後の動作を示したものである。
作動状態Dにおいては、可動係合部材a〜c及びd〜f
の方も走行が開始され、作動状態Eは、その間に可動係
合部材d,eが回動して物品4,5の相互間に挿入され
た状態を示している。同時に、反対側の可動係合部材
a,bは、搬送コンベヤ2,3の搬送路から離れて下方
に移動し、その間に前記溝カム20に誘導されて回動し
て走行方向に沿った非係合状態の向きに変更される。な
お、この作動状態D及びEにおいて次の可動係合部材d
が所定の物品4,5の相互間に挿入して的確に係合し得
る状態に至った後においては、他方の可動係合部材g〜
i及びj〜lの方は、適宜のタイミングで物品4,5を
取出し位置に速く移動して取出し作業時間を作るため、
搬送コンベヤ2,3の搬送速度と同速あるいはそれに近
い速めの第2規制速度に制御する。その結果、作動状態
Eで示したように可動係合部材jが可動係合部材fの後
方へ接近するようになる。しかる後、今度は可動係合部
材a〜c及びd〜fと、可動係合部材g〜i及びj〜l
との相対関係が入れ替った状態、すなわち可動係合部材
g〜iが取出し位置に到達した状態の作動状態Aに復帰
し、以上の動作を順次繰返すことになる。そして、以上
の動作を4回繰返すと、当初の動作状態に復帰すること
になる。
【0017】以上のように、本実施例においては、第1
循環走行機構側に設けられた可動係合部材7,8を構成
するa〜c及びd〜fからなる可動係合部材と、第2循
環走行機構側に設けられた可動係合部材9,10を構成
するg〜i及びj〜lからなる可動係合部材との走行状
態を相対的に制御することにより、搬送コンベヤ2,3
上を連続的に搬送される物品4,5に対してグルーピン
グ動作を繰返しながら、同時にその間に、間欠的に取出
し作業を継続することが可能になる。なお、第1循環走
行機構に設けられた可動係合部材a〜c及びd〜fと第
2循環走行機構に設けられた可動係合部材g〜i及びj
〜lとの相対的な前後関係が前述の一連の動作毎に変化
するため、それに応じて各駆動手段に対する制御パター
ンを交互に入れ替えて実行することになる。
【0018】なお、以上の実施例では、2組の循環走行
機構を備える本物品供給装置1を2列の搬送コンベヤ
2,3相互間に配設した場合に関して説明したが、1列
の場合にも同様に適用できる。また、更に多列の搬送コ
ンベヤを有する場合には、1列おきに設置することがで
きる。なお、本発明は、前述のように搬送コンベヤ上を
搬送される物品を単純にグルーピングするだけの場合に
も適用が可能である。また、可動係合部材の形状や設置
数、設置間隔などは、物品の形状、グループの態様等と
の関係を考慮しながら自由に設定することができる。さ
らに、循環走行機構の走行速度に関する前記第1規制速
度及び第2規制速度は、自由に設定し得るとともに、そ
のような速度差を設けない形態も可能である。要する
に、循環走行機構を垂直方向に循環するように設置し、
その循環走行機構に設けられた可動係合部材が搬送コン
ベヤ上を搬送中の物品に沿って走行しながら回動するこ
とによって物品相互間に挿入されて物品に係合し、さら
に搬送路から離れて搬送コンベヤと逆方向に走行する際
には前記可動係合部材が再度回動して非係合状態で走行
するものであれば、循環走行機構の垂直方向の設置によ
り設置スペースを縮小し得るとともに、可動係合部材の
回動による物品との係合によって係合時における物品の
転倒等を減少させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)循環走行機構として垂直方向に循環する方式を採
用するとともに、物品との係合手段として回動可能な可
動係合部材を採用して、搬送コンベヤ上を搬送中の物品
に対して回動しながら係合するように構成したので、装
置の設置スペースを縮小し得るとともに、係合時におけ
る物品の転倒を大幅に減少させることができる。 (2)可動係合部材が搬送コンベヤ相互間の間を走行
し、両側に回動して双方の搬送コンベヤ上を搬送中の物
品に係合し得るように構成すれば、その可動係合部材の
走行スペースが共用でき、省スペースを図ることができ
る。 (3)同じ搬送コンベヤに対して循環走行機構を少なく
とも2組設置し、それらの循環走行機構に設けられた各
可動係合部材を相対的に制御し得るように構成すること
によりグループ状態を簡便に調整することができる。 (4)さらに、前記各循環走行機構に設けられた各可動
係合部材の相対的制御によりグルーピング及び停止動作
を行うように構成することによって、搬送コンベヤを介
して連続的に搬送される物品をその停止中に間欠的に取
出すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のレイアウトを示した概略平
面図である。
【図2】 本発明の実施例の要部を示した縦断面図であ
る。
【図3】 同実施例の図2中に指示したA−A断面図で
ある。
【図4】 図3の部分拡大図である。
【図5】 同実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1…物品供給装置、2,3…搬送コンベヤ、4,5…物
品、6…ロータリストッパ、7〜10…可動係合部材、
11…物品取出し装置、12,13…チェーン、14…
走行板、15,16…回転軸、17,18…ギヤ、19
…回動アーム、20…溝カム、21…カムフォロア、2
2,23…チェーン、24…走行板、25,26…回転
軸、27,28…ギヤ、29…回動アーム、30…カム
フォロア、31…駆動軸、32,33…駆動スプロケッ
ト、34…駆動軸、35〜38…ギヤ、39,40…駆
動スプロケット、41…物品のガイド部材、42…搬送
コンベヤのガイド部材、43,44…チェーンのガイド
部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を連続的に搬送する搬送コンベヤ
    と、垂直方向に循環しながら前記搬送コンベヤの搬送路
    に沿って走行し得るように配設された循環走行機構と、
    その循環走行機構に設けられ、前記搬送コンベヤにより
    搬送される物品に係合して同物品を前記循環走行機構の
    走行速度に規制し得るように回動可能に構成された複数
    の可動係合部材と、それらの可動係合部材を前記搬送コ
    ンベヤ上を搬送中の前記物品に係合し得るように係合状
    態に回動するとともに、同可動係合部材が前記搬送コン
    ベヤの搬送路を離れて逆方向に走行する際は非係合状態
    に回動する作動機構とを備えたことを特徴とする物品供
    給装置。
  2. 【請求項2】 前記可動係合部材を搬送コンベヤ相互間
    の間を走行するように配設するとともに、前記可動係合
    部材を両側の各搬送コンベヤ上を搬送中の物品に係合し
    得るように両側に回動するように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の物品供給装置。
  3. 【請求項3】 同じ搬送コンベヤに対して少なくとも2
    組の循環走行機構を配設し、それらの循環走行機構のそ
    れぞれに前記可動係合部材を回動可能に設けるととも
    に、各循環走行機構に対して速度制御可能な独立した駆
    動手段をそれぞれ接続し、それらの駆動手段を介してそ
    れぞれの循環走行機構に設けられた各可動係合部材の走
    行状態を相対的に制御し得るように構成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の物品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記可動係合部材によりグルーピングさ
    れた物品を取出す取出し手段を備え、それぞれの前記駆
    動手段を、他方の循環走行機構に設けられた可動係合部
    材が物品に係合可能な状態に至るまでは、当該循環走行
    機構の走行速度を前記搬送コンベヤの搬送速度以下の第
    1規制速度になるように制御し、その後は下流側の取出
    し位置まで、前記第1規制速度より速く、かつ前記搬送
    コンベヤの搬送速度以下の第2規制速度になるように制
    御するとともに、取出し位置において所定時間停止する
    ように制御し、その停止中に前記取出し手段を介して物
    品を搬送コンベヤから取出すことを特徴とする請求項3
    記載の物品供給装置。
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