JPH11115284A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

Info

Publication number
JPH11115284A
JPH11115284A JP9288768A JP28876897A JPH11115284A JP H11115284 A JPH11115284 A JP H11115284A JP 9288768 A JP9288768 A JP 9288768A JP 28876897 A JP28876897 A JP 28876897A JP H11115284 A JPH11115284 A JP H11115284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
processing
printing
printing apparatus
interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9288768A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Doi
純 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9288768A priority Critical patent/JPH11115284A/ja
Publication of JPH11115284A publication Critical patent/JPH11115284A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷装置において、印刷データ処理中には、定
期的な処理の間隔を伸ばして処理効率をあげる。 【解決手段】ホストからのデータ受信が終了したといっ
た状態の変化があると、その変化をステップS900で
判定して、データ受信の終了であれば、タイマにより定
期的に呼び出される、操作パネルの監視や、プリンタエ
ンジンの監視や、受信バッファへ取り込まれたデータ量
の監視等の処理の間隔をステップS901〜ステップS
905で伸ばして、データ受信後に行われるデータ解
析,イメージ展開といった処理に割く時間を多くし、印
刷処理の効率を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば上位装置か
らの印刷情報を出力する印刷装置及びその制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置では、印刷処理の始めか
ら終りまでの全ての段階、すなわち上位装置から印刷デ
ータを受信し、それを解析・変換した後、印刷部(エン
ジン)へ転送し記録媒体に転写するまでの間、どの段階
を実行している最中であっても、適当な間隔で動作させ
る必要がある処理は、タイマ等を用いた時間管理手段に
より時間を管理し、一定の時間間隔で動作させるように
制御していた。
【0003】また、従来の印刷装置では、電源遮断の指
示があってから電源が完全に遮断される迄に、一定の処
理と時間を要する印刷手段、例えば現像ユニットの温度
が一定以下に下がるまでは電源を遮断出来ない印刷手段
を有する場合は、電源遮断の指示があっても、装置全体
の制御および上位装置から供給される文字情報などを解
析する制御手段では、そのことを意識しないで(無視し
て)、処理を継続するように制御していた。
【0004】また、このような印刷装置では、電源遮断
の指示があってからは、上位装置から転送されてくる印
刷情報を受け取らなかったり、受け取っても解析や展開
は実行しない様に制御していた。また、印刷装置に対し
て電源遮断の指示があったことを示す情報を上位装置へ
転送するのは、その指示があった直後1回だけであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で印刷処理のある段階を実行している最中において
は、絶えず一定の時間間隔で動作させていた処理の中で
も、ある処理については、一定間隔で動作させる必要性
があまり高くなく、かえって、同時に実行されているそ
の他の処理の実行時間を奪うだけであって、印刷処理全
体から見ると無駄な動きをしている場合があるという第
1の問題点があった。
【0006】また、上記従来例で印刷中の印刷データを
電源の遮断により全て消去したい場合や、印刷中に何ら
かの障害が発生し、電源を遮断しなければ、障害から復
帰出来ない場合、電源遮断の指示を与えてから一定時間
経過しなければ、電源の再投入を実行できず、時間がか
かり効率が悪いという第2の問題点があった。
【0007】また、電源遮断の指示があった後も電源が
完全に遮断される迄の間は、印刷装置全体の制御及び上
位装置からの印刷データを解析、展開する制御手段は通
常と同様に動作出来るにも関わらず、印刷のための処理
は全く行なわないようになっているので印刷データの処
理効率が悪いという第3の問題点があった。
【0008】また、上位装置から見ると、印刷装置に対
して電源遮断の指示があったことだけは分かるが、完全
に電源が遮断されるまでの時間やそこに至る経過はわか
らないという第4の問題点もあった。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、一定間隔で動作させる必要のある処理の動作間隔
を、印刷装置の処理状態に応じて変更することにより、
印刷処理全体の効率を高くした印刷装置及びその制御方
法を提供することを第1の目的とする。
【0010】また、電源スイッチから電源遮断の指示が
あってから、電源が完全に遮断される迄に、一定の処理
と時間を要する印刷手段である場合であっても、電源遮
断の指示があった後に(前記一定の処理と時間が経過す
る前に)、再度電源スイッチが操作され、電源の投入が
指示されれば、即座に通常の電源投入と同様の処理が実
行され、印刷処理全体の効率を高くすることが可能とな
る印刷装置及びその制御方法を提供することを第2の目
的とする。
【0011】また、電源スイッチから電源遮断の指示が
あってから、電源が完全に遮断される迄に、印刷データ
の解析や展開を実行でき、それを記憶しておくことで、
印刷処理全体の効率を高くする印刷装置及びその制御方
法を提供することを第3の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成からなる。
【0013】複数の処理を動作させて印刷部により印刷
を実行する印刷装置であって、所定の時間間隔で所定の
定期処理を起動させる処理手段と、前記複数の処理の状
態に応じて前記定期処理の間隔を変化させる間隔制御手
段とを備える。
【0014】あるいは、電源の投入/遮断の指示を行う
電源スイッチと、電源遮断の指示があってから電源が完
全に遮断される迄に一定時間を要する印刷手段とを持つ
印刷装置であって、電源の遮断が指示されてから、電源
が完全に遮断される迄の間に、再度電源の投入の指示を
監視する監視手段と、電源投入の指示が検出された場合
は、前記印刷手段の電源遮断の為の処理や時間が終了す
る前であっても、電源投入処理を実行する手段とを備え
る。
【0015】あるいは、複数の処理を動作させて印刷部
により印刷を実行する印刷装置の制御方法であって、所
定の時間間隔で起動される所定の定期処理を起動させる
工程と、、前記複数の処理の状態に応じて前記定期処理
の間隔を変化させる間隔制御工程とを備える。
【0016】あるいは、電源の投入/遮断の指示を行う
電源スイッチと、電源遮断の指示があってから電源が完
全に遮断される迄に一定時間を要する印刷工程とを持つ
印刷装置の制御方法であって、電源の遮断が指示されて
から、電源が完全に遮断される迄の間に、再度電源の投
入の指示を監視する監視工程と、電源投入の指示が検出
された場合は、前記印刷工程の電源遮断の為の処理や時
間が終了する前であっても、電源投入処理を実行する工
程とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]発明の実施の形態の構成を説明す
る前に、本実施の形態を通用するに好適なレーザービー
ムプリンタ(以下「LBP」と記述)の構成について図
1を参照しながら説明する。
【0018】尚、本実施の形態を適用するプリンタは、
LBPに限られるものではなく、インクジェット方式な
ど、他のプリント方式のプリンタでも良い。 <プリンタの構造>図1は、LBPの内部構造を示す断
面図で、このLBPは不図示のデータ源から文字パター
ンの登録や定型書式(フォームデータ)などの登録が行
える。同図において、LBP本体1000は、外部に接
続されている上位装置(ホストコンピュータ等)から供
給される文字情報(文字コード)やフォーム情報あるい
はマクロ命令などを入力して記憶するとともに、それら
の情報に従って対応する文字パターンやフォームパター
ンなどを作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成す
る。操作パネル1012は、操作のためのスイッチおよ
びLED表示器などが配されている。プリンタ制御ユニ
ット1001は、LBP1000全体の制御およびホス
トコンピュータから供給される文字情報などを解析す
る。この制御ユニット1001は、主に文字情報を対応
する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライ
バ1002に出力する。レーザドライバ1002は半導
体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力さ
れたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射
されるレーザ光1004をオンオフ切り替えする。
【0019】レーザ1004は回転多面鏡1005で左
右方向に振られ静電ドラム1006上を走査する。これ
により、静電ドラム1006上には文字パターンの静電
潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1006周
囲の現像ユニット1007により現像された後、記録紙
に転送される。この記録紙にはカットシートを用い、カ
ットシート記録紙はLBP1000に装着した用紙カセ
ット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬
送ローラ1010と1011とにより装置内に取り込ま
れて、静電ドラム1006に供給される。 <プリンタシステムの構成>図2は本発明の実施の形態
である、印刷装置としてLBPを、上位装置としてホス
トコンピュータを用いた印刷システムのブロック図であ
る。ここでは、印刷装置としてレーザビームプリンタ
(図1)を例にして説明する。なお、本発明の機能が実
行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機
器からなるシステムであっても、LAN等のネットワー
クを介して処理が行われるシステムであっても本発明を
適用できる。
【0020】図2において、ホストコンピュータ300
0は、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバ
イスをCPU1が総括的に制御する。また、このROM
3のプログラム用ROMには、CPU1の制御プログラ
ム等を記憶し、ROM3のフォント用ROMには上記文
書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、RO
M3のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に使用
する各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主
メモリ,ワークエリア等として機能する。キーボードコ
ントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポ
インティングデバイスからのキー入力を制御する。CR
Tコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ
(CRT)10の表示を制御する。メモリコントローラ
(MC)7は、ブートプログラム,種々のアプリケーシ
ョン,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル
等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディ
スク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御す
る。プリンタコントローラ(PRTC)8は、所定の双
方向性インタフェース(インタフェース)21を介して
プリンタ1000に接続されて、プリンタ1000との
通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばR
AM2上に設定された表示情報RAMへのアウトライン
フォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、印刷さ
れる画像をそのままCRT10上で表示するWYSIW
YG機能を可能としている。また、CPU1は、CRT
10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマン
ドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々
のデータ処理を実行する。
【0021】プリンタ1000において、プリンタCP
U12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶され
た制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された
制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続さ
れる各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印
刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(エ
ンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
CPU12の内部(または図示しない外部)にタイマー
などの時間管理手段も持っている。また、このROM1
3のプログラムROMには、実施の形態のフローチャー
トで示されるようなCPU12の制御プログラム等を記
憶しても良い。ROM13のフォント用ROMには上記
出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記
憶し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスク
等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホスト
コンピュータ上で利用される情報等を記憶している。C
PU12は入力部18を介してホストコンピュータとの
通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホ
ストコンピュータ3000に通知可能に構成されてい
る。RAM19は、CPU12の主メモリ、ワークエリ
ア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに
接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張す
ることができるように構成されている。なお、RAM1
9は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVR
AM等に用いられる。前述したハードディスク(H
D)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコント
ローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部
メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデ
ータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等
を記憶する。また、操作パネル18には、操作のための
スイッチおよびLED表示器等が配されている。また、
前述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以
上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカー
ド,言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログ
ラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成
されていても良い。さらに、図示しないNVRAMを有
し、操作パネル1012からのプリンタモード設定情報
を記憶するようにしても良い。
【0022】また、プリンタ1000は、電源部23か
ら電力を供給されており、電源スイッチ22が操作され
て、電源の供給・遮断がおこなわれる。遮断の際には、
直ちに電源供給が止められるのではなく、その前に後述
する所定の電源遮断処理が行われる。
【0023】図13は、印刷データの流れから見た印刷
装置内部の機能上のブロック図である。ホストコンピュ
ータ3000から転送されてきた印刷データは、入力部
18を経由して受信バッファ1300へ蓄積される。そ
の後受信バッファ1300より解析部1301へ受け渡
され、解析後、展開部1302へ転送される。展開部1
302が、展開用メモリ1303へ印刷データを展開し
終ると、転写部1304が印刷部I/Fを経由して、印
刷部ヘデータを転送し、記録媒体へ記録する。尚、展開
用メモリ1303はRAM19の一部であっても良い。 <印刷手順>次に、本実施の形態を適用するに好適なL
BPの基本的な印刷動作の内部処理の流れについて、図
3に示すフローチャート及び図4に示すタイミングチャ
ートにしたがって説明する。
【0024】処理は図3、図4に示すように、電源投入
後は、印刷装置は通常アイドル状態になっているが(ス
テップS300)、ホストコンピュータから印刷データ
が転送されてくるとデータ受信状態(ステップS30
2)になる。状態が変化すると共に、変化が起こったこ
とを、状態管理処理へ通知する(ステップS301)。
状態管理処理については後述する。受信バッファ130
0にデータが溜ったことがわかると、印刷データを受信
しつつ、解析部1301により受信した印刷データを解
析し、印刷部で扱えるデータに展開部1302により展
開する(ステップS304)。ここでも状態が変化する
ので、その変化を状態管理処理へ通知する(ステップS
303)。
【0025】印刷データの受信と解析、展開が進み(ス
テップS304)、印刷データの終了を示すデータ(ま
たは1ページの終了を示すデータ)を解析した場合も同
様に状態の変化を状態管理処理へ通知する(ステップS
305)。展開処理(ステップS306)が終了する
と、そのデータを印刷部へ転送し、記録媒体へ転写する
が(ステップS308)、ここでも状態の変化が状態管
理処理へ通知される(ステップS307)。1ページ分
のデータであれば1ページの転写が終了した後、状態の
変化を通知(ステップS309)しつつ再びアイドル状
態になる。
【0026】印刷データが2ページ分以上ある場合に
は、図4に示すデータ受信状態と解析、展開状態の例に
限らず、それぞれの処理が同時に(並行して)動作する
場合もあるが、本実施の形態ではその例を示さない。そ
の様な状態であっても本発明による効果は変わるもので
はないからである。
【0027】この様な動作を繰り返し印刷を実行するわ
けであるが、その他にもタイマなどの時間管理手段によ
って、一定時間間隔で動作する処理も存在する。データ
受信バッファの監視(図5)や、操作パネル上のスイッ
チの監視(図6)や、印刷部がどの様な状態になってい
るかの監視をする処理(図7)などである。これらの処
理では、タイマの満了により定期的に割込が発生して、
図5乃至図7の手順で処理が実行される。
【0028】図5では、タイマにより処理が起動される
と、受信バッファのデータの量が増えたか判定して(ス
テップS500)、増えていれば増加したデータを解析
部1301にわたす(ステップS501)。これが終わ
れば、再びタイマを設定して処理を終了する。図6で
は、タイマにより処理が起動されると、操作パネルのス
イッチが押されたか判定して(ステップS600)、押
されていれば押されたスイッチに対応する処理を実行す
る(ステップS601)。図7では、タイマにより処理
が起動されると、印刷部の状態が正常か判定して(ステ
ップS700)、正常でなければその状態に応じた処理
を施す(ステップS701)。
【0029】印刷装置がアイドル状態(ステップS30
0)の時は、特別に優先順位の高い処理は存在しないの
で、どの処理がどれだけ動作してもそれほど影響はな
い。ただ、アイドル状態では操作パネルを操作される可
能性が高いので、スイッチの監視(ステップS600〜
601)はある程度頻繁に行なう必要がある。
【0030】次に、ホストコンピュータから印刷データ
が転送され、印刷データの受信状態(ステップS30
2)になる。図示しないが、印字データはハードウェア
により自動的に受信され、受信バッファに一定量溜る
と、割り込みが発生しその割り込みによりデータが溜っ
たことを知ることが出来るようになっている。但し一定
量溜るまでは割り込みが発生しないので、ホストコンピ
ュータからの転送速度が遅いと、待ち時間が多くなり効
率的ではない。そこで一定時間間隔ごとに、受信バッフ
ァを監視し、前回監視した時から受信データが増えてい
ないか調べ(ステップS500)、増えた分のデータを
印刷データを解析する処理へ受け渡す(ステップS50
1)。また、上記受信バッファに一定量溜ることにより
発生する割り込み処理では、一定時間間隔の受信バッフ
ァの監視処理で記憶しておく(比較用の)受信バッファ
のデータも更新するようになっているので、一定時間間
隔の受信バッファの監視では、前回との比較だけすれば
良い。
【0031】ホストコンピュータから転送された受信デ
ータが解析処理へ受け渡されると、解析、展開の処理状
態になる(始めは受信と並行して)(ステップS30
4)。処理が進み、1ページ分の解析、展開が終了する
と、展開したデータを順次印刷部へ転送する転写処理状
態(ステップS308)になる。
【0032】展開したデータの中には直接印刷部へ転送
しても転写出来ないデータもあるので、図示しないハー
ドウェアで印刷部の転写可能なデータへ変換する場合も
ある。
【0033】印刷部で印刷データの転写が開始される
と、場合によっては様々な障害が発生することがある
(紙詰まりなど)。この障害を監視するための処理(ス
テップS700〜701)も一定時間間隔で動作してい
る。
【0034】これら一定時間間隔で動作させている処理
とその他の連続した処理の動作状況を示すタイミングチ
ャートが図8である。図の中の時間A、B、Cが時間管
理手段によって管理される各処理(本例では3個)が動
作する間隔である。また、各処理が同時期に実行させる
ことがあり得るが、それぞれの処理にはあらかじめ優先
順位が付けられていて、それに従い順次実行される。図
8において、その他の処理は1つしか図示していない
が、複数のその他の処理がそれぞれの条件によって順次
動作している場合が多い。 <状態管理処理の手順>図3のフローチャートに示すよ
うに、始めアイドル状態であった印刷装置は、ホストコ
ンピュータからの印刷データを受信することにより、印
刷処理が開始される。処理が、データ受信状態(ステッ
プS302)、受信した印刷データを解析、展開する状
態(ステップS304)、へと進み、さらに印刷データ
の終了を示すデータ(または1ページの終了を示すデー
タ)を解析したあとの状態(ステップS306)にな
る。各状態から別の状態への変化は、状態管理処理(図
9)に逐次通知されている。状態管理処理では、通知さ
れた状態を判別し(ステップS900)、各々の状態に
応じて、タイマなどの時間管理手段の設定を変更する
(ステップS901〜S906)。ステップS901〜
S905は、図3のステップS309,S301,S3
03,S305,S307で通知される状態変化に対応
した処理である。
【0035】以下は印刷データの受信が終った後の状態
(ステップS305で通知される)に応じた設定変更
(ステップS904)である。
【0036】この状態は、印刷データの受信が終り、解
析と展開に専念する必要がある状態なので、なるべくそ
の処理に多くの時間を割り当てるため、受信バッファの
監視、操作パネルスイッチの監視、印刷部のステータス
の監視など、一定時間間隔で動作している処理の動作間
隔が広くなるようにする。
【0037】上記変更をかけた場合の各処理動作状況を
示すタイミングチャートが図10である。時間A、B、
CがそれぞれA+α、B+β、C+γと設定変更され
る。通常の処理(図8)に比較して、一定時間に占める
その他の処理の動作時間、すなわち印刷データの解析、
展開処理の割合が増えているのがわかる。
【0038】その後さらに処理が進み、転写も終了する
と再びアイドル状態(ステップS300)に戻ることに
なるが、その状態へ移行する前に、状態管理処理のステ
ップS901にて、時間管理手段の設定を元に戻す。
【0039】なお、これ以外の状態では次のようにす
る。
【0040】ステップS902では、データ受信以外特
に処理がないため、監視間隔はアイドル時と同じにして
タイマの時間設定を行う。ステップS903では、デー
タ受信,解析,展開と、多くの処理を並列に行うが、デ
ータの受信を行わねばならないため、受信バッファの監
視間隔を変えずに、操作パネルの監視間隔をB+βに、
印刷部の監視間隔をC+γに伸ばす。ステップS905
では、受信バッファの監視間隔をA+αに、操作パネル
の監視間隔をB+βに変え、印刷部の監視間隔を変えず
にタイマを設定する。[第2の実施の形態]第1の実施
の形態では、印刷データの解析処理において印刷データ
の終了を示すデータが解析されたことによる状態の変化
にともなって、時間管理手段を使い一定時間間隔で動作
している処理の動作間隔を変化させたが、図5の処理の
代わりに図11のフローチャートの様に処理することに
よっても同様な効果が得られる。
【0041】ホストコンピュータからの印刷データの受
信を開始した後(図3ステップS302の状態になった
後)の、一定時間間隔で動作する、受信バッファを監視
している処理において、タイマが満了したなら受信バッ
ファを調べ(ステップS1100)、そのデータ量が前
回調べた時と同じだった場合、カウンタを増やす(ステ
ップS1102)。カウンタの値が一定数に達したか調
べ(ステップS1103)、一定数に達していた場合
は、ホストコンピュータからの印刷データの転送が終了
(又は、一旦終了)したと判断し、時間管理手投の設定
を、第1の実施の形態の図8の様に変化させる(ステッ
プS1104)。一定回数受信バッファのデータ量が増
加しないということは、一定時間、ホストコンピュータ
から印刷データが転送されなかったということである。
そのため、受信バッファを監視する間隔を伸ばしても問
題はない。時間管理手投の設定を変化させた後は、カウ
ンタをクリアし処理を終了する(ステップS110
5)。
【0042】このようにすることで、受信処理中でも、
受信バッファを監視する間隔を伸ばすことができ、他の
処理を迅速に行うことができる。
【0043】また、第1の実施の形態において、印刷デ
ータの受信状態(ステップS302)になったことが状
態管理処理へ通知されたと同時に、時間管理手段の別の
タイマBを使い、一定時間後に通知するように設定す
る。すなわち図12のように、図9のステップS902
を、ステップS1200に置き換える。ステップS12
00ではタイマBを用いて所定時間を設定し、タイマB
から通知があったことを条件に、上記第1の実施の形態
に示す様な、時間管理手段の設定の変化を行っても同様
な効果が得られる。
【0044】また、第1の実施の形態において、ホスト
コンピュータからの印刷データの受信を開始した後(図
3ステップS302の状態になった後)、受信バッファ
を監視している処理で、受信開始時から継続して受信デ
ータの量を記憶しておき、受信データの総量が一定の値
を越えた場合は、第1の実施の形態に示す様な、時間管
理手段の設定の変更を行なうことによっても同様な効果
が得られる。 [第3の実施の形態]以下、図14及び図15のフロー
チャートを参照して第3の実施の形態を詳細に説明す
る。本実施形態の装置は、第1,第2の実施の形態と同
じく、図1,図2及び図13に示された通りである。 <印刷制御手順>電源スイッチ22から電源投入の指示
があると、図示しない電源部から制御ユニット1001
へ電源が供給される。するとROM13或は外部メモリ
14に記憶された制御プログラムに従ってCPU12も
処理を開始する。図14はその処理を示している。
【0045】まずCPU内部、RAM19、ROM1
3、その他制御ユニットの各部、及びLBP1000の
各部に対し初期化処理を実行する(ステップS140
0)。初期化が終了すると、印刷データを受けとれる、
印刷可能な状態(以下オンライン状態)になり、印刷の
ための処理またはその他の処理へ移行する。印刷データ
以外のデータ入力があるか判定し(ステップS140
1)、あればステップS1404で入力に応じたその他
の処理を行う。なければ通常ホストコンピュータ300
0からの印刷データを待ち(ステップS1402)、印
刷データが入力されれば、そのデータに従った印刷を実
行する(ステップS1403)。その他の処理(ステッ
プS1404)とは、例えば操作パネル1012を操作
して、プリンタ内部の設定を変更したりする処理のこと
である。 <電源遮断処理>図15は電源の遮断が行われた際の手
順である。電源スイッチ22はどんな時でも操作可能で
あり、いつでも電源を遮断する(遮断の指示を出す)こ
とができる。故に、電源スイッチ22の状態は頻繁に監
視され(または、操作された事により割り込み処理を起
動し)、電源の遮断を指示された場合は、その時にプリ
ンタが行なっていた処理の種類に関係なく、現在行なっ
ている処理の中断を実行する(ステップS1500)。
次に、プリンタがオンライン状態か、そうでない状態
(以下オフライン状態)かに関わらず、プリンタをオフ
ライン状態にする(ステップS1501)。印刷部17
が電源遮断の処理を実行するために印刷が出来ないから
である。次に、再度電源スイッチ22から電源投入の指
示があるかを監視する(ステップS1502)。電源の
再投入の指示がなければそのまま完全に電源が遮断され
るまで、特別な処理は実行しない。ここで電源の再投入
の指示がされれば、電源投入時と同じか、電源の再投入
専用の初期化処理をするために準備を行なう(ステップ
S1503)。準備が終了した後、前記どちらかの初期
化処理を実行するために、ステップS1400(図3)
へ移行し処理を実行する。 <障害発生時の処理>電源投入後、処理のどの段階であ
っても、様々な障害(印刷したいフォントデータがフォ
ントROM13に無い等)が発生する場合があるが、中
でも、LBP内部だけで解決出来ない障害も時には発生
する。その様な障害が発生し、そこから復帰するには、
電源スイッチ22を操作して電源を一旦遮断し、その後
もう一度電源を投入する必要がある(電源の再投入)。
【0046】上記電源の再投入を実行しなければ復帰出
来ない障害が発生した場合は、まずその様な障害が発生
したことを示す表示を、操作パネル1012へ何らかの
形で表示する(ステップS1600)。次に障害の種類
に依らず、プリンタ内部で動作している様々な処理を停
止状態にしておく(ステップS1601)。障害の種類
に依っては、プリンタ内部の障害が発生したのとは別の
箇所(例えばプリンタの設定情報)が破壊されたりして
しまうからである。プリンタ内部処理を停止状態にした
後、電源スイッチの状態を監視する(ステップS160
2)。操作パネル1012へ、電源の再投入を実行しな
ければ復帰出来ない障害が発生したことを表示してある
ので、電源スイッチは操作され、電源遮断状態になるは
ずである。通常ならばこのまま一定の時間を電源遮断処
理に費やした後、電源が完全に遮断されるまで待つだけ
であるが、本実施の形態では、遮断状態になった後今度
は、電源スイッチが投入状態になるか監視する(ステッ
プS1603)。電源スイッチを監視し、スイッチが電
源投入状態になったことがわかると、電源投入時と同様
な初期化処理をするための準備を行なう(ステップS1
604)。準備が終了した後、電源投入時と同様な初期
化処理を実行するために、ステップS1400へ移行し
処理を実行する。
【0047】以上のようにして電源遮断処理中に、電源
の再投入を監視して、再投入された場合には直ちに電源
投入の処理へと移行することで、迅速に再立ち上げを行
うことができる。 [第4の実施の形態]第3の実施の形態において、電源
の遮断指示があった後、完全に電源が遮断されるまでの
間に電源の再投入が電源スイッチ22によって指示され
た場合に、再投入をそのまま実行するかを、あらかじめ
(電源遮断の指示を実行する前に)ホストコンピュータ
3000からのコマンドや、繰作パネル1012の操作
に依り、上記再投入の処理を実行するかしないか決定し
ておくことも出来る。本実施例では図17によりその手
順を説明する。
【0048】電源の遮断を指示されてから、電源の再投
入の指示がされる迄は上記実施の形態1と同様であるが
(ステップS1700〜S1702)、本実施の形態で
は、その後の処理を継続するかそのままでいるかを、ホ
ストコンピュータ3000からのコマンドや、操作パネ
ル1012の操作によりあらかじめ入力されている決定
事項から判断する(ステップS1703)。電源の再投
入の処理を継続する様に決定されていれば、次の処理
(ステップS1704)へ進む(処理を継続する)。継
続しないよう決定されていれば、そのまま再立ち上げは
行わず、いったん電源を遮断する。
【0049】このようにすることで、電源遮断中の再立
ち上げを行うか否かを、ユーザが指定することができ
る。 [第5の実施の形態]以下、図18〜図20のフローチ
ャートを参照して本発明の実施の形態を詳細に説明す
る。本実施形態の装置は、第1,第2の実施の形態と同
じく、図1,図2及び図13に示された通りである。本
実施形態の印刷装置では、電源スイッチから電源遮断の
指示があってから、電源が完全に遮断される迄は、記録
媒体への画像の転写は出来ないが、印刷データの解析や
展開を実行できるため、それを記憶しておき印刷処理全
体の効率を高くする。 <電源投入時の処理>図18は電源投入時の処理であ
る。
【0050】電源スイッチ22から電源投入の指示があ
ると、図示しない電源部から制御ユニット1001へ電
源が供給される。するとROM13或は、外部メモリ1
4に記憶された制御プログラムに従ってCPU12も処
理を開始する、まずCPU内部、RAM19、ROM1
3、その他制御ユニットの各部、及びLBP1000の
各部に対し初期化処理を実行する(ステップS180
0)。初期化が終了すると、印刷データを受けとれる、
印刷可能な状態(以下オンライン状態)になり、ステッ
プS1801で判定した受信データの種類に応じて、印
刷のための処理またはその他の処理へ移行する(ステッ
プS1802またはS1807)。その他の処理(ステ
ップS1807)とは、例えば操作パネル1012を操
作して、プリンタ内部の設定を変更したりする処理のこ
とである。通常ホストコンピュータ3000からの印刷
データを待ち(ステップS1802)、印刷データが入
力されれば、そのデータを、解析し(ステップS180
3)、印刷部17で扱うことが可能なデータ形式へ展開
する(ステップS1804)。印刷データを解析した結
果が排紙命令であった場合は(ステップS1805)、
印刷部I/F16を経由し印刷部17へ展開したデータ
を転送し、記録媒体へ転写する(ステップS180
6)。 <電源遮断時の処理>また、図19は電源遮断時の処理
である。電源スイッチ22はどんな時でも操作可能であ
り、いつでも電源を遮断する(遮断の指示を出す)こと
ができる、故に、電源スイッチ22の状態は頻繁に監視
されている(または、操作された事により割り込み処理
を起動するようになっている)。
【0051】電源遮断の指示がなされると、処理は図1
8へ移行する。まず電源が完全に遮断されるまでの時間
から、制御ユニット1001が動作可能な時間を求め、
その時間になったら、タイマなどの時間管理手段により
割り込みが発生するよう設定する(ステップS190
0)。電源遮断の指示から完全な遮断までにかかる時間
は、印刷部17の特性からあらかじめ分かっているので
(又は決められているので)、完全な遮断までに制御ユ
ニット1001が動作可能な時間はそれから計算出来
る。
【0052】次に、電源遮断の指示がされた時、転写中
であったかを確認する(ステップS1901)、電源遮
断の指示があると、それ以降印刷部17は、遮断の為の
処理を開始するので印刷媒体への転写処理は中断される
ことになる。転写中ならばそのデータを外部メモリ14
ヘセーブする(ステップS1906)。転写中でない場
合はホストコンピュータ3000からの印刷データの有
無を調べ(ステップS1902)、印刷データがあれば
解析処理(ステップS1903)、展開処理(ステップ
S1904)へ移行する。印刷データが排紙命令なら
ば、印刷部17が印刷に利用出来ないので、これらの処
理を停止して(ステップS1905)、タイマによる割
り込みを待つ。そうでなければ解析、展開処理を繰り返
す。
【0053】電源が完全に遮断される前に(直前)、ス
テップS1900でタイマに設定した割り込みが発生す
る。割り込みにより、図20の処理が起動される。
【0054】図20において、起動された処理により、
制御ユニット1001の内部に残っている展開済みのデ
ータを外部メモリ14へセーブする(ステップS200
0)、また、外部メモリにデータがセーブされているこ
とを示すフラグも立てておく(ステップS2001)。
フラグをセーブするのは外部メモリ又は図示されていな
い不揮発性のNVRAMである。さらに、セーブされた
データが排紙命令迄を解析した完成されたデータなの
か、ページの途中までしか展開していないデータなのか
を示す情報も前記フラグと同様にセーブする(ステップ
S2002)。セーブが終了した後は何も処理を実行し
ないで、電源が完全に遮断されるのを待つ(ステップS
2003)。
【0055】以上のようにして、電源スイッチから電源
遮断の指示があってから、電源が完全に遮断される迄
に、記録媒体に転写出来ないまでも、印刷データの解析
や展開を実行でき、それを記憶しておくことで、印刷処
理全体の効率を高くすることが可能となる。
【0056】なお、本実施の形態では、展開が終了した
データのみ外部メモリ14ヘセーブしていたが、ホスト
コンピュータ3000から受信した印刷データを、逐次
セーブしても同様の効果が得られる。
【0057】また、外部メモリ14の代わりに、入力部
18を介してホストコンピュータ3000へデータを転
送しセーブしても同様の効果が得られる。
【0058】また、外部メモリ14の代わりに、図示し
ないLAN等のネットワークで接続された、別の印刷装
置へ付し、セーブしようとしたデータを転送し、そこで
続きの処理を実行しても、同様の効果が得られる。
【0059】また、LAN等のネットワークに接続され
ている他の印刷装置へ転送し、処理の続きを代行しても
らうこともできる。
【0060】[第6の実施の形態]第6の実施の形態
は、第5の実施の形態における図19を図21のように
置換した例である。
【0061】図21において、電源遮断の指示があった
時、電源が完全に遮断されるまでの時間から制御ユニッ
ト1001が動作可能な時間を求め、その時間になった
ら、タイマーなどの時間管理手段により割り込みが発生
するよう設定する(ステップS2100)。次に定期的
(例えば30秒間隔)に割り込みが発生する様にタイマ
Bを設定する(ステップS2101)。この間隔は、前
記ステップS2100で設定した時間より短ければ、あ
らかじめ決定しておいても、ホストコンピュータ300
0からの命令で設定しても、操作パネル1012から設
定してもかまわない。
【0062】2つの割り込み用のタイマを設定したあと
は、第5の実施の形態と同様に、ホストコンピュータ3
000からのデータを解析、展開する(ステップS21
02)。もちろん記録媒体への転写は実行できない。
【0063】図22は、ステップS2101で設定した
タイマBにより発生する定期的な割り込みで起動される
処理である。図22において、この割り込みが発生した
回数と、前に求めた電源が完全に遮断されるまでに制御
ユニット1001が動作可能な時間から計算し、あとど
のくらい制御ユニット1001が動作可能か求める(ス
テップS2200)。ここで求めた値を入力部18を介
してホストコンピュータ3000へ転送する(ステップ
S2201)。
【0064】また、電源が完全に遮断される前に(直
前)、ステップS2200でタイマーに設定した割り込
みが発生するが、その場合の処理は図20の通りであ
る。
【0065】このようにホストコンピュータに対して印
刷装置がデータを受信・解析・展開できる残り時間を知
らせることで、ホストコンピュータが印刷装置に対して
無駄なデータ送信を行うことを防止できる。
【0066】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0067】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0068】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0069】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0070】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0071】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定間隔で動作させる必要のある処理の動作間隔を、印
刷装置の処理状態に応じて変更することにより、印刷処
理全体の効率を高くすることが可能となる。
【0073】また、電源スイッチから電源遮断の指示が
あってから、電源が完全に遮断される迄に、一定の処理
と時間を要する印刷手段である場合であっても、電源遮
断の指示があった後に(前記一定の処理と時間が経過す
る前に)、再度電源スイッチが操作され、電源の投入が
指示されれば、即座に通常の電源投入と同様の処理が実
行され、障害の復帰などで時間がかかり効率が悪かった
印刷処理全体の効率を高くすることが可能となる。
【0074】また、電源スイッチから電源遮断の指示が
あってから、電源が完全に遮断される迄に、印刷データ
の解析や展開を実行でき、それを記憶しておくことで、
印刷処理全体の効率を高くすることが可能となる。さら
に、上位装置は印刷装置の電源が完全に遮断されるまで
の時間を定期的に検知することができるので、無駄な印
刷データを印刷装置へ転送しないで済む。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザビームプリンタの側断面図である。
【図2】印刷装置及び上位装置のブロック図である。
【図3】第1の実施の形態における印刷装置による印刷
制御手順のフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態における印刷装置の内部状態
の遷移を示すタイムチャートである。
【図5】一定時間間隔で起動される処理のフローチャー
トである。
【図6】一定時間間隔で起動される処理のフローチャー
トである。
【図7】一定時間間隔で起動される処理のフローチャー
トである。
【図8】第1の実施の形態における印刷装置の内部処理
に割り当てられる時間の配分を示すタイムチャートであ
る。
【図9】第1の実施の形態における印刷装置の処理状態
管理手順のフローチャートである。
【図10】第1の実施の形態における時間管理手段へ対
する変更処理を実行した後の印刷装置の内部処理に割り
当てられる時間の配分を示すタイムチャートである。
【図11】第2の実施の形態における一定時間間隔で起
動される処理を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態における印刷装置の処理状
態管理を示すフローチャートである。
【図13】印刷データの流れから見た印刷装置内部のブ
ロック図である。
【図14】第3の実施の形態における電源投入処理手順
のフローチャートである。
【図15】第3の実施の形態における電源遮断手順のフ
ローチャートである。
【図16】第3の実施の形態における障害発生時の手順
のフローチャートである。
【図17】第4の実施の形態における電源遮断手順のフ
ローチャートである。
【図18】第5の実施の形態における電源投入手順のフ
ローチャートである。
【図19】第5の実施の形態における電源遮断手順のフ
ローチャートである。
【図20】第5の実施の形態における電源遮断手順のフ
ローチャートである。
【図21】第6の実施の形態における電源遮断手順のフ
ローチャートである。
【図22】第6の実施の形態における電源遮断手順のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムバス 5 KBC 6 CRTC 7 MC 8 PRTC 9 KB 10 CRT 11 外部メモリ 12 CPU 13 ROM 14 外部メモリ 15 システムバス 16 印刷部インターフェース 17 印刷部 18 入力部 19 RAM 20 MC 22 電源スイッチ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理を動作させて印刷部により印
    刷を実行する印刷装置であって、 所定の時間間隔で所定の定期処理を起動させる処理手段
    と、前記複数の処理の状態に応じて前記定期処理の間隔
    を変化させる間隔制御手段とを備えることを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 上位装置からデータを受信する受信手段
    を更に備え、前記受信手段による印刷データの受信が終
    了した場合に、前記処理の間隔を変化させることを特徴
    とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 上位装置から転送されてくる印刷データ
    が一定時間転送されてこなかった場合に、前記処理の間
    隔を変化させることを特徴とする請求項1に記載の印刷
    装置。
  4. 【請求項4】 上位装置から転送されてくる印刷データ
    受信開始から、一定時間経過した場合に、前記処理の間
    隔を変化させることを特徴とする請求項1に記載の印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 上位装置から転送され受信した印刷デー
    タの量が一定量を越えた場合に、前記処理の間隔を変化
    させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 上位装置から転送されてくる印刷データ
    を、印刷処理できるデータ単位まで変換したことを条件
    に、前記処理の間隔を変化させることを特徴とする請求
    項1に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 あらかじめ決められた条件や時間になる
    と処理の間隔を変化させ始めることを特徴とする請求項
    1に記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 操作部を更に備え、前記定期処理は、前
    記受信手段により受信されたデータ量を監視する処理
    と、前記印刷部の状態を監視する処理と、前記操作部か
    ら入力を監視する処理の少なくともいずれかを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 電源の投入/遮断の指示を行う電源スイ
    ッチと、電源遮断の指示があってから電源が完全に遮断
    される迄に一定時間を要する印刷手段とを持つ印刷装置
    であって、 電源の遮断が指示されてから、電源が完全に遮断される
    迄の間に、再度電源の投入の指示を監視する監視手段
    と、 電源投入の指示が検出された場合は、前記印刷手段の電
    源遮断の為の処理や時間が終了する前であっても、電源
    投入処理を実行する手段とを備えることを特徴とする印
    刷装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、何らかの障害が発生
    した場合に再度電源投入の指示を監視することを特徴と
    する請求項9に記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 上位装置からデータを受信する受信手
    段を更に備え、電源の遮断が指示されてから上位装置か
    ら転送されてくるデータを前記一定時間の間処理するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 前記上位装置へ情報を送信する送信手
    段を更に備え、電源が完全に速断される迄の間に処理さ
    れたデータを、前記上位装置へ転送することを特徴とす
    る請求項9に記載の印刷装置。
  13. 【請求項13】 他の印刷装置と接続する接続手段を更
    に備え、電源が完全に速断される迄の間に処理されたデ
    ータを、前記他の印刷装置へ転送することを特徴とする
    請求項9に記載の印刷装置。
  14. 【請求項14】 電源遮断の指示から完全な遮断までの
    時間経過情報を前記上位装置へ送信する送信手段を更に
    備えることを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  15. 【請求項15】 前記送信手段により時間経過情報を上
    位装置に転送するか選択する選択手段を更に備えること
    を特徴とする請求項14に記載の印刷装置。
  16. 【請求項16】 複数の処理を動作させて印刷部により
    印刷を実行する印刷装置の制御方法であって、 所定の時間間隔で起動される所定の定期処理を起動させ
    る工程と、 、前記複数の処理の状態に応じて前記定期処理の間隔を
    変化させる間隔制御工程とを備えることを特徴とする印
    刷装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 上位装置からデータを受信する受信工
    程を更に備え、前記受信工程による印刷データの受信が
    終了した場合に、前記処理の間隔を変化させることを特
    徴とする請求項16に記載の印刷装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 上位装置から転送されてくる印刷デー
    タが一定時間転送されてこなかった場合に、前記処理の
    間隔を変化させることを特徴とする請求項16に記載の
    印刷装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 上位装置から転送されてくる印刷デー
    タ受信開始から、一定時間経過した場合に、前記処理の
    間隔を変化させることを特徴とする請求項16に記載の
    印刷装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 上位装置から転送され受信した印刷デ
    ータの量が一定量を越えた場合に、前記処理の間隔を変
    化させることを特徴とする請求項16に記載の印刷装置
    の制御方法。
  21. 【請求項21】 上位装置から転送されてくる印刷デー
    タを、印刷処理できるデータ単位まで変換したことを条
    件に、前記処理の間隔を変化させることを特徴とする請
    求項16に記載の印刷装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 あらかじめ決められた条件や時間にな
    ると処理の間隔を変化させ始めることを特徴とする請求
    項16に記載の印刷装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 前記定期処理は、前記受信工程により
    受信されたデータ量を監視する処理と、前記印刷部の状
    態を監視する処理と、前記操作部から入力を監視する処
    理の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項
    16に記載の印刷装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 電源の投入/遮断の指示を行う電源ス
    イッチと、電源遮断の指示があってから電源が完全に遮
    断される迄に一定時間を要する印刷工程とを持つ印刷装
    置の制御方法であって、 電源の遮断が指示されてから、電源が完全に遮断される
    迄の間に、再度電源の投入の指示を監視する監視工程
    と、 電源投入の指示が検出された場合は、前記印刷工程の電
    源遮断の為の処理や時間が終了する前であっても、電源
    投入処理を実行する工程とを備えることを特徴とする印
    刷装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記検出工程は、何らかの障害が発生
    した場合に再度電源投入の指示を監視することを特徴と
    する請求項24に記載の印刷装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 上位装置からデータを受信する受信工
    程を更に備え、電源の遮断が指示されてから上位装置か
    ら転送されてくるデータを前記一定時間の間処理するこ
    とを特徴とする請求項24に記載の印刷装置の制御方
    法。
  27. 【請求項27】 前記上位装置へ情報を送信する送信工
    程を更に備え、電源が完全に速断される迄の間に処理さ
    れたデータを、前記上位装置へ転送することを特徴とす
    る請求項24に記載の印刷装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 電源が完全に速断される迄の間に処理
    されたデータを、前記他の印刷装置へ転送することを特
    徴とする請求項9に記載の印刷装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 電源遮断の指示から完全な遮断までの
    時間経過情報を前記上位装置へ送信する送信工程を更に
    備えることを特徴とする請求項24に記載の印刷装置の
    制御方法。
  30. 【請求項30】 前記送信工程により時間経過情報を上
    位装置に転送するか選択する選択工程を更に備えること
    を特徴とする請求項29に記載の印刷装置の制御方法。
JP9288768A 1997-10-21 1997-10-21 印刷装置及びその制御方法 Withdrawn JPH11115284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9288768A JPH11115284A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 印刷装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9288768A JPH11115284A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 印刷装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11115284A true JPH11115284A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17734470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9288768A Withdrawn JPH11115284A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 印刷装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11115284A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254621A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Seiko Epson Corp 電源制御装置及び電源制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254621A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Seiko Epson Corp 電源制御装置及び電源制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3495893B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP3344268B2 (ja) 印刷制御装置
JPH0784736A (ja) 画像出力装置
JPH11115284A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2000062292A (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法、およびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JPH08142458A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP3134539B2 (ja) プリンタ制御装置
JP2001306281A (ja) 印刷装置及びその制御情報更新方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2000357147A (ja) 情報処理システム、印刷システム及び情報処理装置とそれらの制御方法
JPH07219727A (ja) 印刷装置及びそのシステム、及びその制御方法
JP3209911B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法
JP3559620B2 (ja) プリンタシステム
JPH08328786A (ja) 出力方法及びその装置と該装置を用いた出力システム
JP3715796B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2000079742A (ja) 印刷装置、印刷方法、印刷システムおよび記憶媒体
JP4323617B2 (ja) 印刷制御装置および情報処理装置および印刷制御方法および情報処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH09254485A (ja) 画像形成装置
JP3056948B2 (ja) 印刷装置及びその制御装置、及び印刷装置の制御方法
JPH1199730A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JPH10187397A (ja) 印刷装置及びその印刷方法
JPH09179700A (ja) 印刷装置、印刷方法、印刷システムおよび情報処理装置
JPH08282064A (ja) 記録装置及び記録制御方法
JPH07129338A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP2000168205A (ja) プリンタの印刷制御方法
JPH09251359A (ja) 情報出力方法、情報出力プリンタ及びプリンタ制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104