JPH11114355A - 改良された吸収溶媒水溶液再生塔 - Google Patents
改良された吸収溶媒水溶液再生塔Info
- Publication number
- JPH11114355A JPH11114355A JP9318845A JP31884597A JPH11114355A JP H11114355 A JPH11114355 A JP H11114355A JP 9318845 A JP9318845 A JP 9318845A JP 31884597 A JP31884597 A JP 31884597A JP H11114355 A JPH11114355 A JP H11114355A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- absorbed
- absorbing
- liquid
- absorption
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02C—CAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
- Y02C20/00—Capture or disposal of greenhouse gases
- Y02C20/40—Capture or disposal of greenhouse gases of CO2
Landscapes
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】吸収液に含まれる吸収溶媒が再生塔の後のプロ
セスに排出されることを更に減少させるための手段の提
供にある。 【解決手段】特定のガス成分を吸収し吸収能力を劣化さ
せた吸収溶媒の水溶液を、加熱下あるいは減圧下におい
て前記ガス成分を放出させた後、気液分離部で吸収溶媒
を分離回収し、冷却部で気液分離部より飛沫同伴する吸
収溶媒および平衡分圧分の水を回収する再生塔におい
て、冷却部の上部に1ないし複数のトレイを設け、該ト
レイにメークアップ水を供給することによって、さらに
吸収溶媒の飛沫同伴による損失を防止した改良された吸
収溶媒水溶液再生塔。
セスに排出されることを更に減少させるための手段の提
供にある。 【解決手段】特定のガス成分を吸収し吸収能力を劣化さ
せた吸収溶媒の水溶液を、加熱下あるいは減圧下におい
て前記ガス成分を放出させた後、気液分離部で吸収溶媒
を分離回収し、冷却部で気液分離部より飛沫同伴する吸
収溶媒および平衡分圧分の水を回収する再生塔におい
て、冷却部の上部に1ないし複数のトレイを設け、該ト
レイにメークアップ水を供給することによって、さらに
吸収溶媒の飛沫同伴による損失を防止した改良された吸
収溶媒水溶液再生塔。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】ガス中に含まれる特定成分を
吸収する吸収溶媒を水溶液として用いて吸収除去する脱
硫あるいは脱炭酸分野における吸収溶媒水溶液の再生技
術に属する。
吸収する吸収溶媒を水溶液として用いて吸収除去する脱
硫あるいは脱炭酸分野における吸収溶媒水溶液の再生技
術に属する。
【0002】
【従来技術】石油精製や石油化学分野でテールガス中に
含まれる硫化水素や二酸化炭素等を除去したり、あるい
は天然ガス中に含まれる硫化水素や二酸化炭素等を除去
するため被精製ガスの種類、除去されるガスの種類に応
じて数多くの吸収溶媒水溶液を用いたガス精製プロセス
が実用化されている。
含まれる硫化水素や二酸化炭素等を除去したり、あるい
は天然ガス中に含まれる硫化水素や二酸化炭素等を除去
するため被精製ガスの種類、除去されるガスの種類に応
じて数多くの吸収溶媒水溶液を用いたガス精製プロセス
が実用化されている。
【0003】例えば、化学吸収によって除去するものと
してモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、メチル−ジエタノールアミン、ジグ
リコールアミン、ジイソプロパノールアミン等のアミン
類を吸収溶媒として使用するプロセス、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウムなどのアルカリ炭酸塩水溶液を使用する
プロセスあるいは物理吸収を主とするものとしてトリ−
n−ブチルフォスフェート、テトラハイドロチオフェン
ジオキシドとアルカノールアミン混合物、ポリエチレン
グリコールのジメチルエーテル、メタノール等を用いる
プロセス等が数多く提案されている。
してモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、メチル−ジエタノールアミン、ジグ
リコールアミン、ジイソプロパノールアミン等のアミン
類を吸収溶媒として使用するプロセス、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウムなどのアルカリ炭酸塩水溶液を使用する
プロセスあるいは物理吸収を主とするものとしてトリ−
n−ブチルフォスフェート、テトラハイドロチオフェン
ジオキシドとアルカノールアミン混合物、ポリエチレン
グリコールのジメチルエーテル、メタノール等を用いる
プロセス等が数多く提案されている。
【0004】その多くは棚段塔、充填塔、気泡塔、スプ
レー塔等の吸収塔でガス中の特定成分を吸収する吸収溶
媒の水溶液(以下吸収液という。)とガスを向流又は並
流で接触させる吸収工程で、吸収液にガス中に含まれる
硫化水素あるいは二酸化炭素を吸収させて除去してい
る。硫化水素あるいは二酸化炭素ガス(以下併せて被吸
収ガスという。)を吸収した吸収液を再生塔で加熱ある
いは減圧するなどして被吸収ガスを脱離させ吸収液を再
生し再び吸収工程へ循環している。再生塔の仕組みは図
6に示すように、その下部が加熱部となりスチーム等で
加熱し充填物を充填した気液分離部で吸収液と被吸収ガ
スとを分離し、上部の冷却部で飛沫同伴した、または一
部蒸気となった吸収液を回収し、再び吸収工程に戻し、
吸収液から脱離された被吸収ガスはさらにミスト分離装
置を経て後流のプロセスに送られる。また、再生塔の下
部を減圧にして吸収液をフラッシュして吸収液から被吸
収ガスを分離する方法もある。
レー塔等の吸収塔でガス中の特定成分を吸収する吸収溶
媒の水溶液(以下吸収液という。)とガスを向流又は並
流で接触させる吸収工程で、吸収液にガス中に含まれる
硫化水素あるいは二酸化炭素を吸収させて除去してい
る。硫化水素あるいは二酸化炭素ガス(以下併せて被吸
収ガスという。)を吸収した吸収液を再生塔で加熱ある
いは減圧するなどして被吸収ガスを脱離させ吸収液を再
生し再び吸収工程へ循環している。再生塔の仕組みは図
6に示すように、その下部が加熱部となりスチーム等で
加熱し充填物を充填した気液分離部で吸収液と被吸収ガ
スとを分離し、上部の冷却部で飛沫同伴した、または一
部蒸気となった吸収液を回収し、再び吸収工程に戻し、
吸収液から脱離された被吸収ガスはさらにミスト分離装
置を経て後流のプロセスに送られる。また、再生塔の下
部を減圧にして吸収液をフラッシュして吸収液から被吸
収ガスを分離する方法もある。
【0005】上記の単純な再生塔では液滴が気流に同伴
され後流のプロセスに送られるため、吸収液の損失とな
り、特に炭酸カリウムのように水溶液が高融点を持つ吸
収剤を含む場合、後の工程に詰まり等の支障をもたらす
ことが報告されている。また、吸収液としてアミン水溶
液を使用する場合は高価な吸収溶媒の損失となる。その
ため、図3、4、5に示すように冷却部に充填物を充填
し、あるいは1ないし複数段のトレイを設け、吸収液と
被吸収ガスとの分離を向上させると共に、再生塔出口に
沈降室、衝突板、サイクロン、リング充填層、ワイヤー
メッシュデミスター、電気集塵器などのミスト分離装置
を設けて液滴の除去を行っている。図5は、減圧下に吸
収水溶液をフラッシュし気液分離部で吸収液と被吸収ガ
スとを分離し、上部の冷却部で飛沫同伴した、または一
部蒸気となった吸収液を回収し、再び吸収工程に戻し、
吸収液から脱離された被吸収ガスはさらに後流のプロセ
スに送られる従来の技術の一例を示している。
され後流のプロセスに送られるため、吸収液の損失とな
り、特に炭酸カリウムのように水溶液が高融点を持つ吸
収剤を含む場合、後の工程に詰まり等の支障をもたらす
ことが報告されている。また、吸収液としてアミン水溶
液を使用する場合は高価な吸収溶媒の損失となる。その
ため、図3、4、5に示すように冷却部に充填物を充填
し、あるいは1ないし複数段のトレイを設け、吸収液と
被吸収ガスとの分離を向上させると共に、再生塔出口に
沈降室、衝突板、サイクロン、リング充填層、ワイヤー
メッシュデミスター、電気集塵器などのミスト分離装置
を設けて液滴の除去を行っている。図5は、減圧下に吸
収水溶液をフラッシュし気液分離部で吸収液と被吸収ガ
スとを分離し、上部の冷却部で飛沫同伴した、または一
部蒸気となった吸収液を回収し、再び吸収工程に戻し、
吸収液から脱離された被吸収ガスはさらに後流のプロセ
スに送られる従来の技術の一例を示している。
【0006】図3、4、5に示すようにメイクアップ水
は冷却部循環水と共に供給されるため、分離した被吸収
ガスおよび飛沫同伴による液滴は吸収溶媒を含む水で吸
収・洗浄されることとなるため、極微量ではあるが吸収
溶媒が再び飛沫同伴され、吸収溶媒が後流のプロセスに
送られることを防止することができない。
は冷却部循環水と共に供給されるため、分離した被吸収
ガスおよび飛沫同伴による液滴は吸収溶媒を含む水で吸
収・洗浄されることとなるため、極微量ではあるが吸収
溶媒が再び飛沫同伴され、吸収溶媒が後流のプロセスに
送られることを防止することができない。
【0007】このような理由から、分離効率の向上手段
とミスト分離装置を設け従来法法では、結局、吸収溶媒
を含む水溶液で冷却・洗浄することとなるためミスト同
伴に伴う吸収溶媒が後流のプロセスに漏洩する問題は完
全には解決されなかった。特に、炭酸塩水溶液を吸収液
として使用する場合、高温操作が必要なため上記問題が
起こりやすい。
とミスト分離装置を設け従来法法では、結局、吸収溶媒
を含む水溶液で冷却・洗浄することとなるためミスト同
伴に伴う吸収溶媒が後流のプロセスに漏洩する問題は完
全には解決されなかった。特に、炭酸塩水溶液を吸収液
として使用する場合、高温操作が必要なため上記問題が
起こりやすい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、吸収液中
の吸収溶媒が再生塔の後のプロセスに排出されることを
更に減少させるための手段の提供にある。
の吸収溶媒が再生塔の後のプロセスに排出されることを
更に減少させるための手段の提供にある。
【0009】
【発明を解決するための手段】本願発明は、(1)特定
のガス成分を吸収し吸収能力を劣化させた吸収液を、加
熱下あるいは減圧下において前記ガス成分を放出させた
後、気液分離部で吸収液を分離回収し、冷却部で気液分
離部より飛沫同伴する吸収溶媒および平衡分圧分の水を
回収する再生塔において、冷却部の上部に1ないし複数
のトレイを設け、該トレイにメークアップ水を供給する
ことによって、さらに吸収溶媒の飛沫同伴による損失を
防止した改良された吸収液再生塔であり、(2)上記再
生塔を用いる上記(1)記載の吸収液再生方法である。
のガス成分を吸収し吸収能力を劣化させた吸収液を、加
熱下あるいは減圧下において前記ガス成分を放出させた
後、気液分離部で吸収液を分離回収し、冷却部で気液分
離部より飛沫同伴する吸収溶媒および平衡分圧分の水を
回収する再生塔において、冷却部の上部に1ないし複数
のトレイを設け、該トレイにメークアップ水を供給する
ことによって、さらに吸収溶媒の飛沫同伴による損失を
防止した改良された吸収液再生塔であり、(2)上記再
生塔を用いる上記(1)記載の吸収液再生方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の再生塔の一例は、図1に
示すように下部が加熱部、上部が冷却部となり、冷却部
の上部に1ないし複数個のトレイ1が設けられ、該トレ
イにメイクアップ水11が供給されてた構成を有してい
る。
示すように下部が加熱部、上部が冷却部となり、冷却部
の上部に1ないし複数個のトレイ1が設けられ、該トレ
イにメイクアップ水11が供給されてた構成を有してい
る。
【0011】加熱部及び冷却部にはそれぞれラシッヒリ
ング、ポールリング等を充填した充填部21、22が設
けられ気液の接触を促進しているのは従来の再生塔と同
じである。充填部22の上部にはトレイ1が設けられ冷
却部からの被吸収ガスに飛沫同伴する吸収液を捕捉す
る。
ング、ポールリング等を充填した充填部21、22が設
けられ気液の接触を促進しているのは従来の再生塔と同
じである。充填部22の上部にはトレイ1が設けられ冷
却部からの被吸収ガスに飛沫同伴する吸収液を捕捉す
る。
【0012】冷却部充填部22の下部に受け棚31を設
け、充填部22と受け棚31間に水を循環させ冷却して
いる。加熱部から被吸収ガスと共に蒸気となって随伴さ
れてくる吸収溶媒および水を、冷却された水で吸収して
いる点も従来の技術と同様である。循環している水は凝
縮水と前記メイクアップ水が主体からなる。
け、充填部22と受け棚31間に水を循環させ冷却して
いる。加熱部から被吸収ガスと共に蒸気となって随伴さ
れてくる吸収溶媒および水を、冷却された水で吸収して
いる点も従来の技術と同様である。循環している水は凝
縮水と前記メイクアップ水が主体からなる。
【0013】被吸収ガスを吸収し再生する必要のあるフ
ィード富吸収液10は充填部21の上部に供給され再生
塔底部の加熱部にてスチーム15にて加熱され、被吸収
ガスを分離する。気化した吸収液および被吸収ガスは充
填部21、22で気液接触され充填部21で冷却されな
がら吸収液と被吸収ガスの分離が促進される。被吸収ガ
スを分離した吸収液は再生塔底部からライン13を経て
再び吸収工程(図示せず。)に戻される。
ィード富吸収液10は充填部21の上部に供給され再生
塔底部の加熱部にてスチーム15にて加熱され、被吸収
ガスを分離する。気化した吸収液および被吸収ガスは充
填部21、22で気液接触され充填部21で冷却されな
がら吸収液と被吸収ガスの分離が促進される。被吸収ガ
スを分離した吸収液は再生塔底部からライン13を経て
再び吸収工程(図示せず。)に戻される。
【0014】冷却部を通過した被吸収ガスはトレイ1を
通過する間に冷却部で吸収しきらなかった微少量の同伴
吸収溶媒を洗浄吸収され、デミスター32を経由してラ
イン12から後流のプロセスに送られる。トレイ1には
前述したようにメイクアップ水しか含んでいないため、
飛沫同伴によってトレイ1を通過した液滴中には実質上
吸収溶媒を含まない。
通過する間に冷却部で吸収しきらなかった微少量の同伴
吸収溶媒を洗浄吸収され、デミスター32を経由してラ
イン12から後流のプロセスに送られる。トレイ1には
前述したようにメイクアップ水しか含んでいないため、
飛沫同伴によってトレイ1を通過した液滴中には実質上
吸収溶媒を含まない。
【0015】トレイの数は、使用する吸収溶媒の物理的
性質、化学的性質と被吸収ガスの化合物の物理的、化学
的性質を考慮して吸収溶媒がトレイ1で洗浄吸収されな
ければならない量に応じて適宜決定することができる
が、1段では用いる吸収溶媒と被吸収ガスとの物性から
不十分な場合があり10段以上設けても効果は向上しな
いのでこの範囲で適宜定めればよい。
性質、化学的性質と被吸収ガスの化合物の物理的、化学
的性質を考慮して吸収溶媒がトレイ1で洗浄吸収されな
ければならない量に応じて適宜決定することができる
が、1段では用いる吸収溶媒と被吸収ガスとの物性から
不十分な場合があり10段以上設けても効果は向上しな
いのでこの範囲で適宜定めればよい。
【0016】一般に微量の水がデミスター32を通過し
て後流のプロセスに送られても問題になることはない。
て後流のプロセスに送られても問題になることはない。
【0017】図2は、再生塔下部を減圧(減圧装置は図
示せず。)にして吸収水溶液をフラッシュして吸収水溶
液と被吸収ガスを分離する例を示したものである。図1
と異なる点は、加熱部が減圧されていることのみで、あ
とは同じである。
示せず。)にして吸収水溶液をフラッシュして吸収水溶
液と被吸収ガスを分離する例を示したものである。図1
と異なる点は、加熱部が減圧されていることのみで、あ
とは同じである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、再生塔の冷却部の上部にトレ
イを設け、該トレイ上にメークアップ水を供給し、メー
クアップ水で飛沫同伴される吸収液を洗浄・吸収してい
るため、吸収溶媒を含む水で吸収洗浄する従来の方法に
比べてデミスターを超えて後流へ運ばれる吸収溶媒は極
めて減少する。また、通常、水が後流へ運ばれても装置
の詰まりなどの原因となることはない。従来の方法では
1年当たり吸収再生装置のインベントリー全体に対し5
〜30%の吸収溶媒損失が普通であるが、本発明の適用
により吸収溶媒損失を1%以下に抑えることができる。
イを設け、該トレイ上にメークアップ水を供給し、メー
クアップ水で飛沫同伴される吸収液を洗浄・吸収してい
るため、吸収溶媒を含む水で吸収洗浄する従来の方法に
比べてデミスターを超えて後流へ運ばれる吸収溶媒は極
めて減少する。また、通常、水が後流へ運ばれても装置
の詰まりなどの原因となることはない。従来の方法では
1年当たり吸収再生装置のインベントリー全体に対し5
〜30%の吸収溶媒損失が普通であるが、本発明の適用
により吸収溶媒損失を1%以下に抑えることができる。
【図1】本発明の再生塔の模式図である。
【図2】本発明の再生塔の模式図の他の一例である。
【図3】従来の再生塔の模式図の一例である。
【図4】従来の再生塔の模式図の他の一例である。
【図5】従来の再生塔の模式図の他の一例である。
【図6】再生塔の機能を示す模式図である
1 トレイ 10 フィード富吸収液 11 メイクアップ水 12 分離された被吸収ガス 13 再生吸収液 14 冷却水 15 スチーム 21、22 充填部 31 冷却循環水受け棚 32 デミスター
Claims (2)
- 【請求項1】特定のガス成分を吸収し吸収能力を劣化さ
せた吸収溶媒の水溶液を、加熱下あるいは減圧下におい
て前記ガス成分を放出させた後、気液分離部で吸収溶媒
を分離回収し、冷却部で気液分離部より飛沫同伴する吸
収溶媒および平衡分圧分の水を回収する再生塔におい
て、冷却部の上部に1ないし複数のトレイを設け、該ト
レイにメークアップ水を供給することによって、さらに
吸収溶媒の飛沫同伴による損失を防止したことを特徴と
する改良された吸収溶媒水溶液再生塔。 - 【請求項2】上記再生塔を用いることを特徴とする請求
項1記載の吸収溶媒水溶液再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9318845A JPH11114355A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 改良された吸収溶媒水溶液再生塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9318845A JPH11114355A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 改良された吸収溶媒水溶液再生塔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11114355A true JPH11114355A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=18103605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9318845A Pending JPH11114355A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 改良された吸収溶媒水溶液再生塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11114355A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167920A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 株式会社デンソー | 気体分離装置および該気体分離装置が備えられた電池システム |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP9318845A patent/JPH11114355A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167920A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 株式会社デンソー | 気体分離装置および該気体分離装置が備えられた電池システム |
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