JPH11113215A - 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 - Google Patents
動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置Info
- Publication number
- JPH11113215A JPH11113215A JP9287610A JP28761097A JPH11113215A JP H11113215 A JPH11113215 A JP H11113215A JP 9287610 A JP9287610 A JP 9287610A JP 28761097 A JP28761097 A JP 28761097A JP H11113215 A JPH11113215 A JP H11113215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dynamic pressure
- pressure bearing
- support
- fixed shaft
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/106—Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
- F16C33/107—Grooves for generating pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/10—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
- F16C17/102—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
- F16C17/107—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B26/00—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
- G02B26/10—Scanning systems
- G02B26/12—Scanning systems using multifaceted mirrors
- G02B26/121—Mechanical drive devices for polygonal mirrors
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/16—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
- H02K5/167—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
- H02K5/1677—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotor around a fixed spindle; radially supporting the rotor directly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2370/00—Apparatus relating to physics, e.g. instruments
- F16C2370/12—Hard disk drives or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動圧発生用溝の加工を容易にした構造の動圧
軸受を提供すること。 【解決手段】 動圧軸受を備えるモータ、又は該モータ
を駆動源とする回転体装置において、ラジアル動圧軸受
部の固定軸25の外周面に動圧発生用らせん溝Gを形成
され、ラジアル動圧軸受部のポリゴンミラー23の貫通
孔21の内周面は平滑面とする。更に、ポリゴンミラー
23の上面と下面、及び上スラスト押さえ部材28の下
面並びに下スラスト押さえ部材29の上面は、いずれも
平滑面とする。
軸受を提供すること。 【解決手段】 動圧軸受を備えるモータ、又は該モータ
を駆動源とする回転体装置において、ラジアル動圧軸受
部の固定軸25の外周面に動圧発生用らせん溝Gを形成
され、ラジアル動圧軸受部のポリゴンミラー23の貫通
孔21の内周面は平滑面とする。更に、ポリゴンミラー
23の上面と下面、及び上スラスト押さえ部材28の下
面並びに下スラスト押さえ部材29の上面は、いずれも
平滑面とする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、動圧軸受を備えた
モータ又は該モータで回転体が駆動される回転体装置に
関する。
モータ又は該モータで回転体が駆動される回転体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】動圧軸受を備えたモータ又は該モータを
駆動源とする回転体装置において、その動圧軸受はアル
ミ合金などの金属材料、セラミック材料、又は金属材料
とセラミック材料の2つの材料を用いたものがある。動
圧軸受にはラジアル動圧軸受とスラスト動圧軸受がある
が、通常はこれらは同時に採用されている。従来の動圧
軸受を備えたモータで回転体が駆動される回転体装置は
数々あるが、その一例を特開昭63−241516を参
照して説明する。ここに開示されている回転体装置は、
図2に示す如く、鏡面2のある回転体3を支持体4に備
えた固定軸5に回転自在に設けてポリゴンロータとし、
該回転体3に設けたマグネット7と、このマグネット7
に対向され前記回転体3を回転させるステータコイル6
とを備えたポリゴンミラー装置において、前記回転体3
と、支持体4及び支持体4に固着した固定軸5とをセラ
ミックス材から構成し、前記支持体4及び/又は固定軸
5とで対向して形成される摺動面のいずれかに動圧発生
用溝を形成したことを特徴とするポリゴンミラー装置で
ある。
駆動源とする回転体装置において、その動圧軸受はアル
ミ合金などの金属材料、セラミック材料、又は金属材料
とセラミック材料の2つの材料を用いたものがある。動
圧軸受にはラジアル動圧軸受とスラスト動圧軸受がある
が、通常はこれらは同時に採用されている。従来の動圧
軸受を備えたモータで回転体が駆動される回転体装置は
数々あるが、その一例を特開昭63−241516を参
照して説明する。ここに開示されている回転体装置は、
図2に示す如く、鏡面2のある回転体3を支持体4に備
えた固定軸5に回転自在に設けてポリゴンロータとし、
該回転体3に設けたマグネット7と、このマグネット7
に対向され前記回転体3を回転させるステータコイル6
とを備えたポリゴンミラー装置において、前記回転体3
と、支持体4及び支持体4に固着した固定軸5とをセラ
ミックス材から構成し、前記支持体4及び/又は固定軸
5とで対向して形成される摺動面のいずれかに動圧発生
用溝を形成したことを特徴とするポリゴンミラー装置で
ある。
【0003】前記動圧発生用溝はラジアル動圧発生用溝
とスラスト動圧発生用溝であり、前者は回転体3の固定
軸5が挿入される貫通孔の内周面と固定軸5の外周面の
いずれか一方に形成された図3に示す如きヘリングボー
ン溝G1、後者は回転体3の下面とこの下面と近接して
対向している支持体4の上面のいずれか一方に形成され
た図4に示す如きスパイラル溝G2である。そして、例
えば、ショットブラストによって、セラミック材料の動
圧軸受部材には動圧発生用溝を形成されるが、加工は決
して容易ではない。銅合金やアルミ合金などの軟質金属
の動圧軸受部材へのヘリングボーン溝やスパイラル溝の
形成は、通常はNC加工やボール転造による塑形加工に
より行われている。これらの加工も、結構手間と時間が
かかり、決して容易ではない。
とスラスト動圧発生用溝であり、前者は回転体3の固定
軸5が挿入される貫通孔の内周面と固定軸5の外周面の
いずれか一方に形成された図3に示す如きヘリングボー
ン溝G1、後者は回転体3の下面とこの下面と近接して
対向している支持体4の上面のいずれか一方に形成され
た図4に示す如きスパイラル溝G2である。そして、例
えば、ショットブラストによって、セラミック材料の動
圧軸受部材には動圧発生用溝を形成されるが、加工は決
して容易ではない。銅合金やアルミ合金などの軟質金属
の動圧軸受部材へのヘリングボーン溝やスパイラル溝の
形成は、通常はNC加工やボール転造による塑形加工に
より行われている。これらの加工も、結構手間と時間が
かかり、決して容易ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、動圧軸受を
備えたモータ又は該モータを駆動源とする回転体装置に
おいて、動圧発生用溝の加工を容易にした構造の動圧軸
受を提供することを目的とする。
備えたモータ又は該モータを駆動源とする回転体装置に
おいて、動圧発生用溝の加工を容易にした構造の動圧軸
受を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータコイ
ルが配置された支持体、該ステータコイルと協働して回
転力を発生させるロータマグネットが配置されたロータ
及び該ロータを前記支持体に回転自在に支持する動圧軸
受とからなるモータにおいて、前記動圧軸受を前記支持
体に立設された固定軸と、前記ロータが取り付けられる
筒状体であって前記固定軸が挿入される貫通孔を有する
厚みのある筒状体と、前記筒状体の下端面に近接して前
記支持体に取り付けられた下スラスト押さえ部材とで構
成し、前記筒状体の上端面と下端面並びに貫通孔の内周
面、及び前記下スラスト押さえ部材の上面を平滑面と
し、且つ前記固定軸の外周面にらせん溝を形成した。こ
のような構造の動圧軸受を備えることによって、上記課
題を解決するものである。
ルが配置された支持体、該ステータコイルと協働して回
転力を発生させるロータマグネットが配置されたロータ
及び該ロータを前記支持体に回転自在に支持する動圧軸
受とからなるモータにおいて、前記動圧軸受を前記支持
体に立設された固定軸と、前記ロータが取り付けられる
筒状体であって前記固定軸が挿入される貫通孔を有する
厚みのある筒状体と、前記筒状体の下端面に近接して前
記支持体に取り付けられた下スラスト押さえ部材とで構
成し、前記筒状体の上端面と下端面並びに貫通孔の内周
面、及び前記下スラスト押さえ部材の上面を平滑面と
し、且つ前記固定軸の外周面にらせん溝を形成した。こ
のような構造の動圧軸受を備えることによって、上記課
題を解決するものである。
【0006】
【発明の実施の態様】図1は本発明の一実施例のポリゴ
ンミラー装置の縦断面図で、ポリゴンロータは、筒状体
20とポリゴンミラー23とからなる。筒状体20は厚
みのある筒状体で、中心部に貫通孔21を有する。支持
体24に立設された固定軸25は、この貫通孔21の挿
入される。ポリゴンミラー23は、横断面が正多角形で
縦断面が矩形又は略矩形の回転体である。ポリゴンミラ
ー23は中心部に筒状体20に嵌め込まれる取り付け孔
を有し、一体構造のポリゴンロータとして機能するよう
になっている。ポリゴンミラー23の外周面に鏡面22
が研磨等によって形成されている。ロータマグネット2
7はポリゴンミラー23の外周面に近い下面に取り付け
られている。ロータマグネット27と協働して回転力を
発生させるステータコイル26は、ロータマグネット2
7に対向する位置に配置されて支持体24に取り付けら
れている。固定軸の上端には円盤状上スラスト押さえ部
材28が、且つその下端には円盤状下スラスト押さえ部
材29がそれぞれ取り付けられている。30は回転体装
置のカバー、31はレーザー光の入反射用の窓である。
筒状体20、ポリゴンミラー23、固定軸25、上スラ
スト押さえ部材28及び下スラスト押さえ部材29は銅
合金又はアルミ合金で作られている。
ンミラー装置の縦断面図で、ポリゴンロータは、筒状体
20とポリゴンミラー23とからなる。筒状体20は厚
みのある筒状体で、中心部に貫通孔21を有する。支持
体24に立設された固定軸25は、この貫通孔21の挿
入される。ポリゴンミラー23は、横断面が正多角形で
縦断面が矩形又は略矩形の回転体である。ポリゴンミラ
ー23は中心部に筒状体20に嵌め込まれる取り付け孔
を有し、一体構造のポリゴンロータとして機能するよう
になっている。ポリゴンミラー23の外周面に鏡面22
が研磨等によって形成されている。ロータマグネット2
7はポリゴンミラー23の外周面に近い下面に取り付け
られている。ロータマグネット27と協働して回転力を
発生させるステータコイル26は、ロータマグネット2
7に対向する位置に配置されて支持体24に取り付けら
れている。固定軸の上端には円盤状上スラスト押さえ部
材28が、且つその下端には円盤状下スラスト押さえ部
材29がそれぞれ取り付けられている。30は回転体装
置のカバー、31はレーザー光の入反射用の窓である。
筒状体20、ポリゴンミラー23、固定軸25、上スラ
スト押さえ部材28及び下スラスト押さえ部材29は銅
合金又はアルミ合金で作られている。
【0007】ラジアル動圧発生用溝はらせん溝Gであ
り、固定軸25の外周面に形成される。そして、ラジア
ル動圧軸受部を、固定軸25の外周面と共に構成する筒
状体20の貫通孔21の内周面は平坦面とされる。同時
に、スラスト動圧軸受部を構成する貫通孔21の上面と
円盤状上スラスト押さえ部材28の下面、並びに筒状体
20の下面と円盤状下スラスト押さえ部材29の上面も
全て平坦面とされる。要するに、ラジアル動圧軸受部に
は図3のヘリングボーン溝G1の如き複雑な動圧発生用
溝は形成されていないし、またスラスト動圧軸受部にも
図4のスパイラル溝G2の如き複雑な動圧発生用溝は形
成されていないのである。その代わりに本発明において
は、ラジアル動圧軸受部に、らせん溝Gのみが形成され
ているのである。
り、固定軸25の外周面に形成される。そして、ラジア
ル動圧軸受部を、固定軸25の外周面と共に構成する筒
状体20の貫通孔21の内周面は平坦面とされる。同時
に、スラスト動圧軸受部を構成する貫通孔21の上面と
円盤状上スラスト押さえ部材28の下面、並びに筒状体
20の下面と円盤状下スラスト押さえ部材29の上面も
全て平坦面とされる。要するに、ラジアル動圧軸受部に
は図3のヘリングボーン溝G1の如き複雑な動圧発生用
溝は形成されていないし、またスラスト動圧軸受部にも
図4のスパイラル溝G2の如き複雑な動圧発生用溝は形
成されていないのである。その代わりに本発明において
は、ラジアル動圧軸受部に、らせん溝Gのみが形成され
ているのである。
【0008】図1においてモータが起動して時計方向に
高速回転すると、固定軸25の外周面に形成されたらせ
ん溝Gによって発生させられた動圧空気は固定軸25の
外周面と筒状体20の貫通孔21の内周面との数ミクロ
ンの狭いすきまを、固定軸25の上端から下端に移動す
る。この動圧空気は固定軸25の下端部分では筒状体2
0の平滑な下端面と円盤状下スラスト押さえ部材29の
平滑な下面との間の数ミクロンの狭いすきまを移動し、
且つ固定軸25の上端部分では筒状体20の平滑な上端
面と円盤状上スラスト押さえ部材28の平滑な上面との
間の数ミクロンの狭いすきまを移動するから、この数ミ
クロンの狭いすきま間隔はモータの高速回転時はそのま
ま保持される。即ち、筒状体20の上面と円盤状上スラ
スト押さえ部材28の下面、並びに筒状体20の下面と
円盤状下スラスト押さえ部材29の上面は、上スラスト
動圧軸受と下スラスト動圧軸受としてそれぞれ機能する
のである。従って、停止時に円盤状下スラスト押さえ部
材29の上面、即ち摺動面に接触して静止していたポリ
ゴンロータ(筒状体20とポリゴンミラー23とからな
る部材)は数ミクロン程度僅かに上昇し、ポリゴンロー
タの自重と釣り合った位置を保持して円滑且つ安定な高
速回転をし続ける。
高速回転すると、固定軸25の外周面に形成されたらせ
ん溝Gによって発生させられた動圧空気は固定軸25の
外周面と筒状体20の貫通孔21の内周面との数ミクロ
ンの狭いすきまを、固定軸25の上端から下端に移動す
る。この動圧空気は固定軸25の下端部分では筒状体2
0の平滑な下端面と円盤状下スラスト押さえ部材29の
平滑な下面との間の数ミクロンの狭いすきまを移動し、
且つ固定軸25の上端部分では筒状体20の平滑な上端
面と円盤状上スラスト押さえ部材28の平滑な上面との
間の数ミクロンの狭いすきまを移動するから、この数ミ
クロンの狭いすきま間隔はモータの高速回転時はそのま
ま保持される。即ち、筒状体20の上面と円盤状上スラ
スト押さえ部材28の下面、並びに筒状体20の下面と
円盤状下スラスト押さえ部材29の上面は、上スラスト
動圧軸受と下スラスト動圧軸受としてそれぞれ機能する
のである。従って、停止時に円盤状下スラスト押さえ部
材29の上面、即ち摺動面に接触して静止していたポリ
ゴンロータ(筒状体20とポリゴンミラー23とからな
る部材)は数ミクロン程度僅かに上昇し、ポリゴンロー
タの自重と釣り合った位置を保持して円滑且つ安定な高
速回転をし続ける。
【0009】図1においてポリゴンミラー23は銅合金
又はアルミ合金の金属製であったが、セラミック製であ
ってもよい。また、上スラスト押さえ部材28と下スラ
スト押さえ部材29もセラミック製としてもよい。更
に、図1の構成においては、上スラスト押さえ部材28
はなくてもよい。
又はアルミ合金の金属製であったが、セラミック製であ
ってもよい。また、上スラスト押さえ部材28と下スラ
スト押さえ部材29もセラミック製としてもよい。更
に、図1の構成においては、上スラスト押さえ部材28
はなくてもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明は、ステータコイルが配置された
支持体、該ステータコイルと協働して回転力を発生する
ロータマグネットが配置されたロータ及び該ロータを前
記支持体に回転自在に支持する動圧軸受とからなるモー
タ又はこのモータを駆動源とする回転体装置において、
前記動圧軸受は前記支持体に立設された固定軸と、前記
ロータが固着された筒状体であって前記固定軸が挿入さ
れる貫通孔を有する厚みのある筒状体と、前記筒状体の
下端面に近接して前記支持体に取り付けられた下スラス
ト押さえ部材とから構成され、前記固定軸の外周面に動
圧発生用のらせん溝を形成し、動圧軸受の他の摺動面は
平滑面としたことを特徴とするものであるから、動圧軸
受の製造工程が大幅に短縮でき、従ってモータないし該
モータを駆動源とする回転体装置の製造コストの低減を
図ることができた。
支持体、該ステータコイルと協働して回転力を発生する
ロータマグネットが配置されたロータ及び該ロータを前
記支持体に回転自在に支持する動圧軸受とからなるモー
タ又はこのモータを駆動源とする回転体装置において、
前記動圧軸受は前記支持体に立設された固定軸と、前記
ロータが固着された筒状体であって前記固定軸が挿入さ
れる貫通孔を有する厚みのある筒状体と、前記筒状体の
下端面に近接して前記支持体に取り付けられた下スラス
ト押さえ部材とから構成され、前記固定軸の外周面に動
圧発生用のらせん溝を形成し、動圧軸受の他の摺動面は
平滑面としたことを特徴とするものであるから、動圧軸
受の製造工程が大幅に短縮でき、従ってモータないし該
モータを駆動源とする回転体装置の製造コストの低減を
図ることができた。
【図1】本発明の一実施例のポリゴンミラー装置の縦断
面図である。
面図である。
【図2】従来のポリゴンミラー装置の縦断面図である。
【図3】ラジアル動圧発生用溝の一例を示す図である。
【図4】スラスト動圧発生用溝の一例を示す図である。
1 貫通孔 2 鏡面 3 回転体 4 支持体 5 固定軸 6 ステータコイル 7 ロータマグネット 11 動圧発生用溝 20 筒状体 21 貫通孔 22 鏡面 23 ポリゴンミラー 24 支持体 25 固定軸 26 ステータコイル 27 ロータマグネット 28 上スラスト押さえ部材 29 下スラスト押さえ部材 30 カバー 31 レーザー光の入反射用窓 G1 ラジアル動圧発生用ヘリングボーン溝 G2 スパイラル動圧発生用スパイラル溝 G 動圧発生用らせん溝
Claims (2)
- 【請求項1】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置されたロータ及び該ロータを前記支持体
に回転自在に支持する動圧軸受とからなるモータにおい
て、前記動圧軸受を前記支持体に立設された固定軸と、
前記ロータが取り付けられる筒状体であって前記固定軸
が挿入される貫通孔を有する厚みのある筒状体と、前記
筒状体の下端面に近接して前記支持体に取り付けられた
円盤状の下スラスト押さえ部材とで構成し、前記筒状体
の上端面と下端面並びに貫通孔の内周面、及び前記下ス
ラスト押さえ部材の上面を平滑面とし、且つ前記固定軸
の外周面にらせん溝を形成したことを特徴とする動圧軸
受を備えたモータ。 - 【請求項2】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置されたロータ及び該ロータを前記支持体
に回転自在に支持する動圧軸受とからなるモータと、前
記ロータに固着されて該モータで駆動される回転体とか
ら構成された回転体装置において、前記動圧軸受を前記
支持体に立設された固定軸と、前記ロータが取り付けら
れる筒状体であって前記固定軸が挿入される貫通孔を有
する厚みのある筒状体と、前記筒状体の下端面に近接し
て前記支持体に取り付けられた円盤状の下スラスト押さ
え部材とで構成し、前記筒状体の上端面と下端面並びに
貫通孔の内周面、及び前記下スラスト押さえ部材の上面
を平滑面とし、且つ前記固定軸の外周面にらせん溝を形
成したことを特徴とする動圧軸受を備えたモータを駆動
源とする回転体装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28761097A JP3184789B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 |
US09/166,652 US6064130A (en) | 1997-10-06 | 1998-10-05 | Motor having dynamic pressure bearing, and rotator device having the motor as driving source |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28761097A JP3184789B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 |
US09/166,652 US6064130A (en) | 1997-10-06 | 1998-10-05 | Motor having dynamic pressure bearing, and rotator device having the motor as driving source |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113215A true JPH11113215A (ja) | 1999-04-23 |
JP3184789B2 JP3184789B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=26556796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28761097A Expired - Fee Related JP3184789B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6064130A (ja) |
JP (1) | JP3184789B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026135A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Suzuka Fuji Xerox Co Ltd | 動圧空気軸受、ブラシレスモータ、光偏向器および光走査装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3116932B2 (ja) * | 1998-12-18 | 2000-12-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 光偏向器及び光走査装置 |
JP3602732B2 (ja) * | 1999-01-06 | 2004-12-15 | 株式会社三協精機製作所 | モータ |
JP2001200838A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-07-27 | Seiko Instruments Inc | 流体動圧軸受、流体動圧軸受装置、流体動圧軸受の製造方法、及び軸受表面加工方法 |
JP7400887B1 (ja) | 2022-07-13 | 2023-12-19 | 富士電機株式会社 | 電動機の制御装置、制御方法、及びプログラム |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3303499A1 (de) * | 1982-02-05 | 1983-08-25 | Nippon Seiko K.K., Tokyo | Dynamische druckgaslagerung |
JP2516967B2 (ja) * | 1987-04-30 | 1996-07-24 | 松下電器産業株式会社 | 軸受装置 |
JPH02113113A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動圧型気体軸受装置 |
US5097164A (en) * | 1988-12-29 | 1992-03-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Hermetically sealed type dynamic pressure fluid bearing motor |
US4984881A (en) * | 1989-12-19 | 1991-01-15 | Ebara Corporation | Rotation supporting device of a polygon mirror |
JPH04307108A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-10-29 | Ebara Corp | 動圧軸受装置 |
JPH07294838A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Ebara Corp | ポリゴンミラー回転体及び該回転体を備えたポリゴンミラースキャナモータ |
US5658080A (en) * | 1994-12-16 | 1997-08-19 | Nidec Corporation | Motor with a hydro-dynamic bearing |
US5847479A (en) * | 1997-04-15 | 1998-12-08 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Self-pressure-balanced hydrodynamic bearing spindle motor |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP28761097A patent/JP3184789B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-10-05 US US09/166,652 patent/US6064130A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026135A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Suzuka Fuji Xerox Co Ltd | 動圧空気軸受、ブラシレスモータ、光偏向器および光走査装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6064130A (en) | 2000-05-16 |
JP3184789B2 (ja) | 2001-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6127756A (en) | Spindle motor having air dynamic pressure bearing and rotating device having the spindle motor as driving source | |
US4552417A (en) | Polygonal type optical deflector | |
JPH0833268A (ja) | アキシャルギャップ形モータ及びポリゴンミラー駆動用スキャナモータ | |
JP2004092910A (ja) | 流体軸受システム | |
JP3184789B2 (ja) | 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 | |
JPH10131957A (ja) | 円錐ベアリング装置 | |
JPH08196056A (ja) | 動圧軸受及びその製造方法 | |
JP3095139B2 (ja) | 流体ベアリング装置 | |
JP3184787B2 (ja) | 空気動圧軸受、スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とした回転体装置 | |
JPH0752419Y2 (ja) | 動圧軸受構造 | |
JPH03157513A (ja) | 軸受け構造 | |
KR100459876B1 (ko) | Hdd용스핀들시스템 | |
JPH0821444A (ja) | モータの軸受装置 | |
JPH02303350A (ja) | アウターロータモータ | |
JP2000092773A (ja) | ディスク駆動装置 | |
JPH06148552A (ja) | 動圧軸受モータ | |
JP2000050568A (ja) | ディスク駆動装置 | |
JPH06180432A (ja) | 回転多面鏡駆動装置 | |
JP3218795B2 (ja) | モータの軸受装置 | |
JPH0327747A (ja) | ポリゴンミラーの回転駆動装置 | |
JPH0757079B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP3745896B2 (ja) | 樹脂軸受を備えたブラシレスモータ | |
JP2006022831A (ja) | 流体動圧軸受装置の製造方法 | |
JPH08205459A (ja) | 動圧軸受形モータ及びポリゴンミラー駆動用スキャナモータ | |
JPH03265710A (ja) | 気体スラスト軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |