JPH11112752A - 通信端末装置及び記録媒体 - Google Patents

通信端末装置及び記録媒体

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JPH11112752A
JPH11112752A JP9268941A JP26894197A JPH11112752A JP H11112752 A JPH11112752 A JP H11112752A JP 9268941 A JP9268941 A JP 9268941A JP 26894197 A JP26894197 A JP 26894197A JP H11112752 A JPH11112752 A JP H11112752A
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JP
Japan
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communication
signal
free space
recording
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JP9268941A
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Inventor
Kenji Kawada
健二 河田
Minoru Kageyama
稔 影山
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回線による画データの受信途中に、画像
メモリの空き容量が不足して、画データが正常に受信で
きなくなるおそれが生じるのを抑制可能な通信端末装
置、及び、その動作の制御プログラムを記憶した記憶媒
体を提供する。 【解決手段】 2つの通信回線を収納するとともに、画
像メモリ、記録部、及び、誤り再送機能を有する制御手
段としてCPU、ROM、RAMを備える。2つの回線
にて受信した画データを画像メモリに格納(S6)した
後に、記録部により記録する。CPUは、画像メモリの
空き容量を判別し(S7〜S10)、その空き容量が1
回線のみ使用時には64kbyte、2回線使用時には
128kbyte以下になったとき、送信機に対して画
データの送信を待つようにRNR信号を送出する(S1
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ通
信等の通信機能を備えた通信端末装置、及び、コンピュ
ータにその通信端末装置の動作を実行させるためのプロ
グラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像メモリと記録部とを備えた
ファクシミリ装置においては、送信機側から送信される
画データを、画像メモリに格納した後に、記録部によっ
て記録紙上に記録するようになっている。この種のファ
クシミリ装置では、ITU−T(国際電気通信連合−電
気通信標準化部門:International TelecommunicationU
nion - Telecommunication Standardization Sector)
による、テレマティーク・サービスに関するTシリーズ
勧告において定められた伝送制御手順に従って、送信機
側からの画データの送信に先立って、トレーニングが実
施される。このトレーニングに伴って、送信機側から、
まず最高の通信速度で試験信号が送信され、受信機側で
の受信状況が確認される。ここで、受信機側において、
この試験信号が正常に受信されなかった場合には、順に
通信速度を低下させながら、トレーニングが繰り返され
て、最適な通信速度が設定されるようになっている。
【0003】ところが、この通信速度は高速化の傾向に
あり、通信速度が高くなるほど、単位時間内に伝送され
るデータ量も多くなる。このため、画像メモリに十分な
空き容量がない場合には、回線状態が良好であっても、
そのままの通信速度で画データを受信すると、記録部に
おける記録動作が追従できなくなる。このような状態で
は、受信画データが画像メモリからオーバーフローし
て、画データを正常に受信できなくなるという問題があ
った。
【0004】このような問題点に対処するために、例え
ば次のような構成のファクシミリ装置が従来から提案さ
れている。すなわち、着呼後または着信後の画データの
受信に先立って、画像メモリの空き容量を判別するよう
な構成である。そして、空き容量が所定値よりも大きい
場合には、通信速度を高速に設定して画データの受信を
開始し、受信画データを画像メモリに格納した後に、記
録部で記録するようになっている。これに対して、空き
容量が所定値よりも小さい場合には、通信速度を中低速
に設定して画データの受信を開始し、受信画データを画
像メモリに格納することなく、記録部で直接に記録する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ファクシミリ装置においては、1つの通信回線にて通信
を実行するようになっているので、画像メモリの空き容
量は、1回線にて伝送されるデータ量に相当するよう
に、小容量で確保すれば十分である。このため、着呼後
または着信後の画データの受信前に、画像メモリの空き
容量の判別に基づいて通信速度を設定しておいても、そ
の後の画データの受信途中で、画像メモリの空き容量が
大きく変動して不足してくるおそれは少ない。
【0006】しかしながら、昨今では複数の通信回線を
収納して、それらの通信回線を任意に使用して通信を行
うようにしたファクシミリ装置が登場してきている。こ
のようなファクシミリ装置では、複数回線を同時に使用
して複数の通信が行われることがある。このような場
合、前記従来構成では、通信速度の設定後における複数
回線での画データの受信に伴う画像メモリの空き容量の
変動に対応することができない。つまり、画像メモリの
空き容量が不足して、受信画データのオーバーフローに
より、画データが正常に受信できなくなるという問題が
あった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、複数回線による画データの受信途中で、
記憶手段の空き容量が不足して、画データが正常に受信
できなくなるおそれが生じるのを抑制可能な通信端末装
置及びその動作の制御プログラムを記憶した記録媒体を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数の通信回線を収
納するとともに、画データの記憶手段と記録手段と通信
制御手段とを備え、受信した画データを記憶手段に格納
した後に、記録手段により記録する通信端末装置におい
て、前記通信制御手段は、複数のブロックによりなる画
データの受信中に、記憶手段の空き容量が所定値以下と
なったとき、送信機に画データの送信を待つように指示
するものである。
【0009】請求項2に記載の発明では、複数の通信回
線を収納するとともに、画データの記憶手段と記録手段
と通信制御手段とを備え、受信した画データを記憶手段
に格納した後に、記録手段により記録する通信端末装置
において、前記通信制御手段は、複数のブロックにより
なる画データの受信中に、記憶手段の空き容量が所定値
以下となったとき、現在受信中のブロックの画データの
受信を終了した後、送信機に通信速度を低下させるため
の信号を返送するものである。
【0010】請求項3に記載の発明では、コンピュータ
に、請求項1または2に記載の通信端末装置の動作を実
行させるためのプログラムを記録した記録媒体を特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明の通信端末装置
を、ファクシミリ装置に具体化した第1の実施形態を、
図1及び図2に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように、中央処理装置(CP
U)11は、ファクシミリ装置の各部の動作を制御す
る。リードオンリメモリ(ROM)12は、ファクシミ
リ装置の動作に必要な各種の制御プログラムを記憶して
いる。ランダムアクセスメモリ(RAM)13は、後述
する記録媒体読取部15で読み取られた制御プログラ
ム、及び、それら制御プログラムの実行に伴って得られ
たデータ等を一時的に記憶する。そして、このCPU1
1、ROM12及びRAM13により、誤り再送機能
(ECM)を有する通信制御手段が構成されている。
【0013】原稿読取部14は、ファクシミリ通信の送
信時等において、原稿載置板等に載置された原稿上の画
像を読み取って、白黒2値のイメージデータをCPU1
1に出力する。記録媒体読取部15は、記録媒体16か
ら記録データを読取って、CPU11に出力する。この
記録媒体16の記録データとしては、ファクシミリ装置
の動作に必要な各種の制御プログラムや、図示しない記
録機器によって記録された原稿画データ等がある。
【0014】画像メモリ17は記憶手段を構成し、ファ
クシミリ通信により受信した受信画データ、原稿読取部
14あるいは記録媒体読取部15で読取られた読取画デ
ータ等を一時的に記憶する。記録部18は記録手段を構
成し、前記受信画データ、あるいは読取画データを、記
録紙上に記録する。
【0015】表示部19は、液晶表示パネル及び発光ダ
イオード等を備え、例えば「通信中」、「待機中」、
「機器異常」のように、装置の動作状態等に関する各種
情報を表示する。操作部20は、スタートキー、テンキ
ー等の各種操作キーを備え、これらの操作キーの操作に
より、装置の起動停止や所定モードの設定等を行うよう
になっている。
【0016】複数(この実施形態では2つ)の通信回線
としての電話回線L1,L2は、モデム21,22及び
ネットワークコントロールユニット(NCU)23,2
4を介してCPU11に接続されている。モデム21,
22は、送受信データの変調及び復調を行うものであ
る。NCU23,24は、各電話回線L1,L2の閉結
及び開放を制御するとともに、相手先のファックス番号
に対応したダイヤルパルスの送出及び着信を検出する機
能等を備えている。
【0017】そして、前記CPU11は、ECM手順に
よるファクシミリ通信の受信時には、画データを所定デ
ータ量(64kbyte)毎のブロックに分けるととも
に、各ブロック内を所定フレーム(256フレーム)に
分けた状態で、1ブロックずつ順に受信する。言い換え
ると、受信画データは、複数の64kbyte単位のブ
ロックによりなっており、そのブロック単位で受信が行
われる。CPU11は、この1ブロックの画データ中
に、回線ノイズ等によるエラーがある場合には、送信機
側へエラー箇所のフレーム番号を指定した部分ページ要
求(PPR)信号を返送して、そのエラー箇所の画デー
タの再送を要求する。
【0018】また、前記CPU11は、ファクシミリ通
信の受信時において、受信画データを画像メモリ17に
格納した後に、受信画データを記録部18にて記録紙上
に記録させつつ、画像メモリ17の空き容量を判別す
る。そして、画像メモリ17の空き容量が所定値以下で
ある場合には、送信機側に画データの送信を待つように
受信不可(RNR:Receive not Ready )信号を送出す
る。ここで、画像メモリ17の空き容量の所定値は、例
えば現在通信中の画データの1ブロック分が確保される
ように設定されている。すなわち、現在、電話回線L
1、L2の内、1回線のみが使用されている場合には、
前記所定値は64kbyteに設定される。また、2回
線とも使用されている場合には、前記所定値は128k
byteに設定される。
【0019】次に、この実施形態のファクシミリ装置に
おいて、ファクシミリ通信の受信を行う場合の処理につ
いて、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
なお、このフローチャートは、ROM12に記憶されて
いる制御プログラム、及び、記録媒体読取部15により
記録媒体16から読み込まれた制御プログラムに基づい
て、CPU11の制御のもとで進行する。
【0020】さて、送信機からの発呼により、交換機か
らの呼出ベル信号が着信されると(S1)、ECM手順
等を設定したデジタル識別(DIS:Degital Identifi
cation Signal )信号が送出される(S2)。ついで、
送信機からのデジタル命令(DCS:Degital Command
Signal)信号の検出が待たれる(S3)。そして、DC
S信号の検出とほぼ同期して、通信条件の微調整のため
のトレーニングが実施される(S4)。
【0021】このトレーニングに伴って、まず送信機側
から、DCS信号において最高速に指定された通信速
度、例えば14.4kbit/sでトレーニングチェッ
ク(TCF:Training Check)信号が送出される。受信
機側で、TCF信号が検出されると、そのTCF信号が
正常に受信されたか否かを判別する。ここで、TCF信
号が正常に受信された場合には、受信準備確認(CF
R:Confirmation to Receive )信号が送出され、以下
前記DCS信号で指定された通信速度に従って送信機か
らの画データの送信が行われる。
【0022】一方、TCF信号が正常に受信されなかっ
た場合には、トレーニング失敗(FTT:Failure to T
rain)信号が送出される。これに対して、送信機側で
は、一段階低い通信速度、例えば12kbit/sに指
定したDCS信号を再送するとともに、トレーニングが
再度実行される。そして、DCS信号にて通信速度を、
例えば9.6、7.2、4.8、2.4kbit/sの
ように段階的に低下させて、適正な通信速度に設定され
るまで、トレーニングが繰り返される。
【0023】そして、ECM手順で、1ブロック分の画
データが受信され(S5)、その受信画データが画像メ
モリ17に格納される(S6)。その後、他の電話回線
L1,L2が受信中であるか否かが判別される(S
7)。このS7の判別において、他回線が受信中である
場合には、RAM13に画像メモリ17の最低必要空き
容量として、2回線分の所定値、128kbyteがセ
ットされる(S8)。これに対して、他回線が受信中で
ない場合には、RAM13に画像メモリ17の最低必要
空き容量として、1回線分の所定値、64kbyteが
セットされる(S9)。
【0024】この状態で、画像メモリ17の空き容量
が、RAM13にセットされた最低必要空き容量よりも
大きいか否かが判別される(S10)。そして、このS
10の判別において、画像メモリ17の空き容量が最低
必要空き容量よりも大きい場合には、メッセージ確認
(MCF:Massage Confirmation Signal )信号が送出
される(S11)。
【0025】その後、送信機から手順終了(EOP:En
d of Procedure)信号が送信されたか否かが判別される
(S12)。このS12の判別において、EOP信号が
検出されない場合には、S5に戻って、次の1ブロック
分の画データが受信される。これに対して、EOP信号
が検出された場合には、MCF信号が送出された後(S
13)、回線が遮断されて(S14)、受信処理が終了
する。
【0026】一方、前記S10の判別において、画像メ
モリ17の空き容量が最低必要空き容量よりも小さい場
合、つまり画像メモリ17の空き容量が不足している場
合には、RNR信号が送出されて(S15)、送信機に
対して画データの送信を待つように指示される。その
後、送信機からの受信可(RR:Receive Ready )信号
が待たれる(S16)。そして、RR信号が検出される
と、前記S7に戻って、他の電話回線L1,L2が受信
中であるか否かが判別される。以下、EOP信号が検出
されて全ブロックの受信が終了するまで、S5〜S1
2、S15、S16の処理が繰り返される。
【0027】次に、第1の実施形態によって期待できる
効果について、以下に記載する。 ・ この第1の実施形態においては、2つの電話回線L
1,L2による画データの受信中に、画像メモリ17の
空き容量が、電話回線L1,L2の使用状況に応じて、
64または128kbyteを超えるか否かを判別する
ようになっている。そして、空き容量がその所定値以下
になったとき、送信機に対して画データの送信を待たせ
るべく、RNR信号を送出するようになっている。
【0028】ここで、送信機からの画データの送信が留
保されている間にも、記録部18による画像メモリ17
内の受信画データの記録は継続される。これにより、画
像メモリ17の空き容量が徐々に増大し、その空き容量
が前記所定値を超えるとMCF信号が送出されて、送信
機に対して画データの送信の再開が指示される。従っ
て、2つの回線による画データの受信途中で、画像メモ
リ17の空き容量が不足した場合でも、受信画データが
画像メモリ17からオーバーフローするおそれはなく、
画データを正常に受信することができる。
【0029】また、画像メモリ17の空き容量が所定値
を超えて回復すると、MCF信号の送出により速やかに
画データの送信が再開される。従って、画データが画像
メモリからオーバーフローするのを抑制しつつ、通信時
間の延長を最小限に抑制することができる。
【0030】・ また、この第1の実施形態において
は、ECM手順の設定下において、画像メモリ17の空
き容量が所定値以下となったとき、受信不能状態を知ら
せるRNR信号を送出して、送信機に画データの送信を
待つように指示している。また、画像メモリ17の空き
容量が所定値を超えて回復したとき、送信機からのRR
信号に対してMCF信号を返送して、送信機に画データ
の送信を再開するように指示している。
【0031】このように、ECM手順に固有の手順信
号、つまり受信機側からのRNR信号及び送信機側から
のRR信号を利用して、画データの送信を留保、再開を
図っている。従って、簡単な構成で、画データが画像メ
モリからオーバーフローするのを抑制することができ
る。
【0032】(第2の実施形態)次に、この発明の通信
端末装置を、記録媒体読取部を付設したコンピュータに
具体化した第2の実施形態について、図3及び図4に基
づいて説明する。
【0033】図3に示すように、コンピュータはCPU
11、ROM12、RAM13、記録媒体読取部15及
び画像メモリ17を備えている。また、CPU11に
は、原稿等の画データを読み取るイメージスキャナ2
7、受信画データ等を記録紙上に記録する記録手段とし
てのプリンタ28、メッセージや画データ等を表示する
表示部としてのディスプレイ29、及び各種データを入
力するための操作部をなすキーボード30が接続されて
いる。
【0034】さらに、前記CPU11には、ファックス
モデム31,32を介して2つの電話回線L1,L2が
接続されている。そして、このファックスモデム31,
32及び電話回線L1,L2を介して、送信側の通信端
末装置との間で、非ECM手順のファクシミリ通信の送
受信を行うようになっている。
【0035】また、前記CPU11は、ファクシミリ通
信の受信時において、受信画データを画像メモリ17に
格納した後に、受信画データをプリンタ28にて記録紙
上に記録させつつ、画像メモリ17の空き容量を判別す
る。画像メモリ17の空き容量が所定値以下である場合
には、現在受信中のブロックをなすページの画データの
受信を終了した後に、送信機側に通信速度を低下させる
ための信号としてのリトレーニング肯定(RTP:Retr
ain Positive)信号を返送するようになっている。そし
て、それに対応して、送信機から送出されたDCS信号
を監視するとともに、再度トレーニングを実施させ、通
信速度を低下させるようになっている。
【0036】ここで、画像メモリ17の空き容量の所定
値は、例えば現在通信中の各画データの1ページ分が確
保されるように設定されている。すなわち、通信中の画
データが、例えばA4サイズであるとすると、電話回線
L1、L2の内、1回線のみが使用されている場合に
は、前記所定値は128kbyteに設定される。ま
た、2回線とも使用されている場合には、前記所定値は
256kbyteに設定される。
【0037】次に、この実施形態のコンピュータにおい
て、ファクシミリ通信の受信を行う場合の処理につい
て、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。な
お、このフローチャートは、記録媒体読取部15により
記録媒体16からCPU11に読み込まれ、RAM13
に記憶された制御プログラムに基づいて、CPU11の
制御のもとで進行する。
【0038】さて、送信機からの発呼により、交換機か
らの呼出ベル信号が着信されると(S17)、ECM手
順の指定のないDIS信号が送信され(S18)、送信
機からのDCS信号の検出が待たれる(S19)。そし
て、DCS信号が検出されると、前記第1の実施形態と
同様に、トレーニングが実行されて(S20)、最適な
通信速度が設定される。
【0039】その後、1ページ分の画データが受信され
て(S21)、その受信画データが画像メモリ17に格
納される(S22)。この状態で、他の電話回線L1,
L2が受信中であるか否かが判別される(S23)。こ
のS23の判別において、他回線が受信中である場合に
は、RAM13に画像メモリ17の最低必要空き容量と
して、2回線分の所定値、256kbyteがセットさ
れる(S24)。これに対して、他回線が受信中でない
場合には、RAM13に画像メモリ17の最低必要空き
容量として、1回線分の所定値、128kbyteがセ
ットされる(S25)。
【0040】続いて、画像メモリ17の空き容量が、R
AM13にセットされた最低必要空き容量よりも大きい
か否かが判別される(S26)。そして、このS26の
判別において、画像メモリ17の空き容量が最低必要空
き容量よりも大きい場合には、MCF信号が送出される
(S27)。
【0041】その後、送信機からEOP信号が送信され
たか否かが判別される(S28)。このS28の判別に
おいて、EOP信号が検出されない場合には、S21に
戻って、次の1ページ分の画データが受信される。これ
に対して、EOP信号が検出された場合には、MCF信
号が送出された後(S29)、回線が遮断されて(S3
0)、受信処理が終了する。
【0042】一方、前記S26の判別において、画像メ
モリ17の空き容量が最低必要空き容量よりも小さい場
合、つまり画像メモリ17の空き容量が不足している場
合には、RTP信号が送出されて(S31)、DCS信
号による通信速度の再指定及び再トレーニングが要求さ
れる。そして、送信機からのDCS信号を検出すると
(S32)、再度トレーニングが実行される(S3
3)。
【0043】このトレーニングの後に、DCS信号にて
指定し直された通信速度が、直前のページの画データの
受信時の通信速度より低下されているか否かが判別され
る(S34)。そして、このS34の判別において、通
信速度が低下されている場合には、S21に戻って、次
の1ページ分の画データが受信される。これに対して、
通信速度が低下されていない場合には、FTT信号が送
出され(S35)、送信機に対してDCS信号による一
段階低下された通信速度への指定変更及び再トレーニン
グが要求される。そして、最適な通信速度に設定される
まで、S32〜S35の処理が繰り返される。
【0044】次に、第2の実施形態によって期待できる
効果について、以下に記載する。 ・ この第2の実施形態においては、2つの電話回線L
1,L2による画データの受信中に、画像メモリ17の
空き容量が、電話回線L1,L2の使用状況に応じて、
128または256kbyteを超えるか否かを判別す
るようになっている。そして、空き容量がその所定値以
下になったとき、送信機に対して、通信速度を低下させ
るべく、再トレーニングを要求するRTP信号を送出す
るようになっている。
【0045】このため、この再トレーニングに際して、
送信機からの画データの送信速度が低下されて、記録部
18による受信画データの記録速度を超えて、画データ
が送信されてくるのが抑制される。従って、2つの回線
による画データの受信途中で、画像メモリ17の空き容
量が不足した場合でも、受信画データが画像メモリ17
からオーバーフローするおそれはなく、画データを正常
に受信することができる。しかも、再トレーニングに先
だって、送信機から送出されるDCS信号を監視するこ
とより、通信速度の低下を容易かつ確実に監視すること
ができる。
【0046】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て構成することも可能であり、このように構成した場合
でも実施形態と同様の作用効果を得ることができる。 ・ 3回線以上の複数の通信回線を収納して、それらの
通信回線を任意に使用して、ファクシミリ通信を実行す
るように構成すること。
【0047】ところで、本明細書において、記録媒体1
6とは、読み出しが可能な半導体記憶装置、磁気記憶装
置の記録媒体、光磁気記憶装置の記録媒体など、コンピ
ュータのプログラムを記録できるものならどのようなも
のでもよい。具体的には、半導体ROM、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、相変化ディスク、磁気テープなどを含むものとす
る。
【0048】前記各実施形態からは、以下に記載の技術
的思想をも抽出することができる。 (1) 前記通信制御手段は、記憶手段の空き容量が所
定値を超えて回復したときに、送信機に画データの送信
を再開するように指示する請求項1に記載の通信制御手
段。
【0049】このように構成した場合、記憶手段の空き
容量が所定値を超えて回復すると速やかに画データの通
信が再開され、画データが記憶手段からオーバーフロー
するのを抑制しつつ、通信時間の延長を最小限に抑制す
ることができる。
【0050】(2) 前記通信制御手段は、受信した画
データ中にエラー部分を検出すると、そのエラー部分を
含むフレームの再送を要求する誤り再送機能を備えた請
求項1または前記(1)項に記載の通信端末装置。
【0051】(3) 前記通信制御手段は、記憶手段の
空き容量が所定値以下となったとき、画データの受信不
能状態を知らせる受信不可信号を送出して、送信機に画
データの送信を待つように指示する前記(2)項に記載
の通信端末装置。
【0052】(4) 前記通信制御手段は、記憶手段の
空き容量が所定値を超えて回復したとき、送信機からの
画データの受信要求信号に対して、その受信要求信号を
確認する確認信号を返送して、送信機に画データの送信
を再開するように指示する前記(2)項または(3)項
に記載の通信端末装置。
【0053】これらのように構成した場合、誤り再送機
能に固有の手順信号、例えば受信不可信号、受信可信号
を利用して、送信機側での画データの送信を待機させる
ことができる。従って、簡単な構成で、画データが記憶
手段からオーバーフローするのを抑制することができ
る。
【0054】(5) 前記通信速度を低下させる信号
が、再トレーニングを要求する信号によりなる請求項2
に記載の通信端末装置。 このように構成した場合、再トレーニングに先だって、
送信機から送出されるDCS信号を監視することより、
通信速度の低下を容易かつ確実に監視することができ
る。
【0055】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、複数回線による画データの受信途中で、記
憶手段の空き容量の判別に基づいて、画データの送信を
待たせることができる。従って、記憶手段の空き容量が
不足して、画データが正常に受信できなくなるおそれが
生じるのを抑制することができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、複数回線
による画データの受信途中で、記憶手段の空き容量の判
別に基づいて、通信速度を低下させることができる。従
って、記憶手段の空き容量が不足して、画データが正常
に受信できなくなるおそれが生じるのを抑制することが
できる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、複数回線
による画データの受信途中で、記憶手段の空き容量の不
足より、画データが正常に受信できなくなるおそれが生
じるのを抑制可能な通信端末装置の動作を、コンピュー
タにさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の通信端末装置の回路構成を
示すブロック図。
【図2】 図1の通信端末装置の受信処理を示すフロー
チャート。
【図3】 第2の実施形態の通信端末装置の回路構成を
示すブロック図。
【図4】 図3の通信端末装置の受信処理を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
11…通信制御手段を構成するCPU、12…通信制御
手段を構成するROM、13…通信制御手段を構成する
RAM、16…記録媒体、17…記憶手段としての画像
メモリ、18…記録手段としての記録部、28…記録手
段としてのプリンタ、L1,L2…通信回線としての電
話回線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信回線を収納するとともに、画
    データの記憶手段と記録手段と通信制御手段とを備え、
    受信した画データを記憶手段に格納した後に、記録手段
    により記録する通信端末装置において、前記通信制御手
    段は、複数のブロックによりなる画データの受信中に、
    記憶手段の空き容量が所定値以下となったとき、送信機
    に画データの送信を待つように指示する通信端末装置。
  2. 【請求項2】 複数の通信回線を収納するとともに、画
    データの記憶手段と記録手段と通信制御手段とを備え、
    受信した画データを記憶手段に格納した後に、記録手段
    により記録する通信端末装置において、前記通信制御手
    段は、複数のブロックによりなる画データの受信中に、
    記憶手段の空き容量が所定値以下となったとき、現在受
    信中のブロックの画データの受信を終了した後、送信機
    に通信速度を低下させるための信号を返送する通信端末
    装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータに、請求項1または2に記
    載の通信端末装置の動作を実行させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
JP9268941A 1997-10-01 1997-10-01 通信端末装置及び記録媒体 Pending JPH11112752A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281561A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 通信制御装置、通信制御方法、および通信制御プログラム

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