JPH11112569A - データ転送システム - Google Patents

データ転送システム

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JPH11112569A
JPH11112569A JP27414097A JP27414097A JPH11112569A JP H11112569 A JPH11112569 A JP H11112569A JP 27414097 A JP27414097 A JP 27414097A JP 27414097 A JP27414097 A JP 27414097A JP H11112569 A JPH11112569 A JP H11112569A
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JP
Japan
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data
unit
packet
identifier
reception
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Application number
JP27414097A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Tamura
光雄 田村
Tomomi Kaga
友美 加賀
Akino Inoue
あきの 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の端末へ、異なる解像度、フレームレートでテ゛ー
タを配信するシステムにおいて、多数のフレームレートでの映像通信
を可能にすることを目的とする。 【解決手段】 テ゛ータ送信手段において、フレームにより構成
される動画のあるメテ゛ィアに対して、マルチフレームレート分割手段
手段を用いて、ある周期Tに含まれるN個のフレームを、Nの
約数に相当するフレームレートで受信できるようにM種類に分
類してM個の部分テ゛ータを生成するマルチフレームレート分割を行
う。テ゛ータ受信装置では、受信するフレームに対応する識別子
を前記範囲−識別子対応手段から得て、概要する識別子
を有する部分テ゛ータのフレームを時系列に合成して前記取得対
象範囲のフレームレートの動画テ゛ータを生成する。これにより、
動画テ゛ータの伝送において、周期TのN個のフレームに、M個の
識別子を付与して伝送し、Nの約数に相当するM種類のフレ
ームレートで受信できるマルチメテ゛ィアテ゛ータ転送システムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチメディアデー
タストリームをネットワークを通して転送し、複数の端
末で各々が所望のフレームレートや解像度や重要度、あ
るいは画面領域でマルチメディアデータストリームを出
力するマルチメディアデータストリーム転送システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の端末に別々の解像度、重要度でデ
ータを配布する技術に関しては、従来の技術(1)とし
て特開平8−251178号公報の情報転送方法が知ら
れている。この方法では、送信側の装置は、送る情報
を、重要性の高い主要情報と主要情報から元の情報を復
元するための差分情報に分解し、それぞれを異なる識別
番号を付与して送信する。受信側の装置は、装置の処理
能力やネットワークの負荷に応じて、受信するパケット
の識別番号の種類を制限して受信するパケットの数を減
らすか、または送信側の装置に対して送信するパケット
の識別番号の種類を制限して送信するパケットの数を減
らすように指示する。この情報伝送方法が動作する構成
図を図14に示す。400は送信端末、500は受信端
末、600は送信端末と受信端末を接続するネットワー
ク、401は主要情報を転送する仮想チャネル、402
は差分情報を転送する仮想チャネル、501は受信した
情報のトラフィック量および受信端末の負荷状態を検出
するトラフィック測定部、502は差分情報の受信の停
止を指示する制御信号である。送信端末400は、送信
する情報を主要情報とその残りとの差分情報に分割し、
異なる識別番号を有するパケットに乗せて送信し、受信
端末500では、トラフィック測定部501の測定結果
によって現在の処理能力に応じて受信するパケットの識
別番号の種類を限定して情報量を抑制し、必要に応じて
差分情報は主要情報からの補完によって作成し、リアル
タイムな情報転送を可能としている。このように構成す
ることにより、ネットワークのトラフィックや、受信側
の端末の処理能力が変化した場合でも、リアルタイムに
情報転送を行うことができ受信端末で表示などの処理を
行える。
【0003】従来の技術(1)において、画像データを
低解像度と高解像度で送受信できるように、主要情報と
差分情報に分割する方法について図15を用いて説明す
る。図15の丸印は画素を示しており、4画素毎に1つ
の黒い丸印の画素151を主要情報、4画素毎に2つの
斜線の丸印の画素152、153を差分情報(高優
先)、4画素毎に1つの白い丸印の画素154を差分情
報(低優先)で送出する。受信端末では、主要情報のみ
を受信することにより低解像度の画像を受信することが
可能となり、主要情報と差分情報を受信することにより
高解像度の画像を受信することが可能となる。
【0004】さらに従来の技術(2)として、1991
年電子情報通信学会秋季大会B−330「B−ISDN
の総合情報サービスのための階層符号化」において、
「空間軸上の階層化」と「時間軸上の階層化」について
「上位層が下位層の増分情報のみを含む」方式があげら
れている。「空間軸上の階層化」は、従来の技術(1)
の画像データを低解像度と高解像度で送受信できるよう
に主要情報と差分情報に分割する方法が対応している。
「時間軸上の階層化」については、フレーム単位で主要
情報と差分情報に階層化する方法であるフレームレート
の階層化が対応している。各階層におけるフレームレー
トは、例えば2枚に1枚のフレームを受信したり、3枚
に1枚のフレームを受信するというように等間隔でフレ
ームを受信できるようにすることが、見やすい映像にな
り、また、受信処理の負荷が平均化できて望ましい。フ
レームレートの階層化について、図16を用いて説明す
る。図16は、(a)のように毎秒の30枚のフレーム
を、(b)のように1枚目のフレームを識別番号1で、
16枚目のフレームを識別番号2で、6,11,21,
26枚目のフレームを識別番号3で、残りのフレームを
識別番号4で転送する。これにより、以下のように受信
する識別番号の設定により4種種類のフレームレートで
の受信が可能となる。
【0005】 識別番号1を受信 : 毎秒1枚 (30毎毎に1枚) 識別番号1と2を受信 : 毎秒2枚 (15枚毎に1枚) 識別番号1、2、3を受信 : 毎秒6枚 (5枚毎に1枚) 識別番号1、2、3、4を受信: 毎秒30枚 毎秒30枚のフレームを階層化する場合には、他にも毎
秒1,2,10,30フレーム、あるいは毎秒1,5,
15,30フレームなど4種類のフレームレートを得ら
れるようにフレームと識別番号の対応を決めることがで
きる。
【0006】次に、送信と受信におけるデータ速度につ
いて説明する。データ速度とは、単位時間当たりのデー
タ量のことである。図17を用いて説明する。この例で
は、時刻t1からt5までの時間をT時間とし、周期T
毎に含まれる4つのフレームを、第1番目が基本データ
173、第3番目が第1差分データ174、第2番目と
第4番目が第2差分データ175として階層化分割し、
それぞれ別の識別子を用いて送出し、3段階のフレーム
レートで受信できるようにしている。データ送出速度
は、171のようにフレームデータV1、V2、V3、
・・・が、時刻t1、t2、t3・・・に入力される
と、172のように、それぞれ次のフレームが入力され
る前に、データ速度が一定値Rになるように伝送する。
この場合に、ネットワークへの送出データ速度は一定と
なり、また、データ受信装置が最高フレームレートのデ
ータを受信する場合には、パケットの受信タイミングは
172のようになり受信データ速度は一定値Rになる。
しかしながら、低フレームレートで受信する場合には、
データ受信速度は一定とならない。例えば、最低フレー
ムレートで受信する場合には、平均のデータ速度はR/
4となるが、周期Tの初めのT/4時間のデータ速度は
R、他の時間では0となる。このような場合、低フレー
ムレートで受信するデータ受信装置でも、データ受信能
力はRを必要とすることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の技
術(1)、(2)では、第1に、主要データと、差分デ
ータのパケット送出のタイミングについては記載されて
おらず、受信端末では、解像度の低い、あるいは重要度
の高いデータを受信する場合に、受信データ速度が一定
にならないという問題があった。例えば、フレームレー
トで階層化する場合には、最低フレームレートにおける
受信データ速度は、長時間の平均では、最高フレームレ
ートにおける受信データ速度より低いが、瞬間的には最
高フレームレートにおける受信データ速度に等しくなっ
てしまう。このようなデータ送出方法では、能力の低い
端末では最低フレームレートのデータでさえ受信するこ
とができないという問題がある。
【0008】第2に、従来の技術(2)で述べた「上位
層が下位層の増分情報のみを含む」ように階層化を行う
フレームレートの階層化の方法では、受信できるフレー
ムレートの種類は少ないという問題があった。たとえ
ば、毎秒30枚のフレームを階層化する場合には、4種
類のフレームレートに対応できるが、さらに様々なフレ
ームレートに対応したりすることはできない。
【0009】第3に、従来の技術(1)、(2)では、
画像データの画面の一部のみ表示したい場合には、画面
の全体を受信して切り出して表示するしかなく、多くの
データを受信しなければならないという問題があった。
【0010】これらの問題点を解決するために、本発明
は、第1に、重要度の高いあるいは解像度の低いデータ
を受信している端末でも、受信データ速度が一定となる
ようにマルチメディアデータを伝送することができるマ
ルチメディアデータ転送システムを提供することを目的
とする。
【0011】第2に、動画データの伝送において、周期
TのN個のフレームに、Nの約数の個数M個の識別子を
付与して伝送し、M種類のフレームレートで受信できる
マルチメディアデータ転送システムを提供することを目
的とする。
【0012】第3に、画面の一部を得たい場合には受信
するデータ量を少なくできるように画像データの伝送を
行うことができるマルチメディアデータ転送システムを
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は第1に、データ送信装置とデータ受信装置
をネットワークに接続したデータ転送システムであっ
て、前記データ送信装置は、データ入力手段と、部分−
識別子対応手段と、データ分割手段と、データ送信制御
手段と、パケット送受信手段とを具備し、前記データ入
力手段は、マルチメディアデータを入力し、前記データ
分割手段は、入力したデータを、データ分割基準に従っ
て、必要であれば変換を行い、重複した情報を含まない
ように分割して複数の部分データを生成し、前記部分―
識別子対応手段は、前記データ分割手段が生成した前記
部分データのそれぞれに対応する識別子を与え、前記デ
ータ送信制御手段は、各部分データ毎の送出データ速度
が一定になるようにパケット送受信手段にパケット送信
を指示する等速送出制御手段を備え、前記データ分割手
段が出力する前記部分データの各々を分割してパケット
を生成し、前記部分―識別子対応手段からそれぞれの前
記部分データに対応する識別子を得て、その識別子を用
いて前記パケット送受信手段にパケットの送信を指示す
るものであり、前記パケット送受信手段は、前記ネット
ワークとのパケットの送受信を行い、前記データ送信制
御手段が生成したパケットには指示された前記識別子を
付与して送信するものであり、前記データ受信装置は、
範囲−識別子対応手段と、パケット送受信手段と、取得
対象範囲指示手段と、データ受信制御手段と、データ合
成手段と、データ出力手段とを具備し、前記取得対象範
囲指示手段は、装置あるいは利用者である受信側利用先
から、所望の範囲である取得対象範囲を入力し、前記取
得対象範囲のデータを受信するための識別子を前記範囲
−識別子対応手段から得て前記パケット送受信手段に受
信するように指示し、前記範囲−識別子対応手段は、任
意の対象範囲に対応する識別子を与え、前記パケット送
受信手段は、前記ネットワークとのパケットの送受信を
行い、前記取得対象範囲指示手段により指示された識別
子のパケットを受信し、前記データ受信制御手段は、前
記パケット送受信手段が受信したパケットから、部分デ
ータを生成して出力し、前記データ合成手段は、前記デ
ータ受信制御手段が出力する前記部分データから、前記
取得対象範囲のデータを合成して出力し、前記データ出
力手段は、合成したマルチメディアデータを受信側利用
先へ出力するものである。
【0014】これにより、重要度の高いあるいは解像度
の低いデータを受信している端末でも、受信データ速度
が一定となるようにマルチメディアデータを伝送するこ
とができるマルチメディアデータ転送システムが得られ
る。
【0015】本発明は第2に、第1の発明において、等
速送出制御手段に替えて、又はそれに加えて、データ送
信装置では、データ分割手段が、さらにマルチフレーム
レート分割手段を有し、フレームにより構成される動画
のあるメディアに対しては、前記マルチフレームレート
分割手段手段を用いて、ある周期Tに含まれるN個のフ
レームを、Nの約数に相当するフレームレートで受信で
きるようにM種類に分類してM個の部分データを生成す
るマルチフレームレート分割を行い、データ受信装置で
は、取得対象範囲指示手段が、マルチフレームレート分
割を行うメディアに対しては、取得対象範囲としてフレ
ームレートを入力し、前記取得対象範囲のフレームレー
トを得るために必要なフレームに対応する識別子を前記
範囲−識別子対応手段から得てパケット送受信手段に与
え、範囲−識別子対応手段が、マルチフレームレート分
割を行うメディアに対しては、指定されたフレームレー
トに対応する識別子を与え、データ合成手段が、マルチ
フレームレート分割を行うメディアに対しては、部分デ
ータのフレームを時系列に合成して前記取得対象範囲の
フレームレートの動画データを生成するようにしたもの
である。
【0016】これにより、動画データの伝送において、
周期TのN個のフレームに、M個の識別子を付与して伝
送し、Nの約数に相当するM種類のフレームレートで受
信できるマルチメディアデータ転送システムが得られ
る。
【0017】本発明は第3に、第1の発明において、第
1の発明において、等速送出制御手段に替えて、又はそ
れに加えて、データ送信装置では、データ分割手段が、
さらに画面領域分割手段を有し、入力されたマルチメデ
ィアデータのうち動画や静止画など画面により構成され
るあるメディアに対して、前記画面領域分割手段を用い
て、画面を複数の領域に分割する画面領域分割を行い部
分データを生成し、データ受信装置では、取得対象範囲
指示手段が、前記画面領域分割を行うメディアに対して
は、取得対象範囲として画面領域を入力し、前記取得対
象範囲の画面領域を構成する部分データを受信するため
の識別子を範囲−識別子対応手段から得てパケット送受
信手段に受信するように指示し、前記範囲−識別子対応
手段が、前記画面領域分割を行うメディアに対しては、
任意の画面領域に対応する識別子を与え、データ合成手
段が、さらに画面領域合成手段を有し、前記画面領域分
割を行うメディアに対しては、前記画面領域合成手段を
用いて、部分データの分割された領域を合成して前記取
得対象範囲の画面領域のデータを生成するようにしたも
のである。
【0018】これにより、画面の一部を得たい場合には
受信するデータ量を少なくできるように画像データの伝
送を行うことができるマルチメディアデータ転送システ
ムが得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図13を用いて説明する。なお、本発明は
これら実施の形態に何等限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得
る。
【0020】(実施の形態1)第1の発明に対応する、
第1の実施の形態について、図1から図6を用いて説明
する。図1は、本実施の形態1の構成図である。
【0021】図1に示すように本システムは、データ送
信装置100と複数のデータ受信装置200がネットワ
ーク300を介して接続されている。データ送信装置1
00は、データ入力手段101と、階層化分割手段10
2を有するデータ分割手段103と、等速送出制御手段
104を有するデータ送信制御手段105と、パケット
送受信手段107と、部分−識別子対応手段106から
構成される。
【0022】データ受信装置200は、受信識別子制限
手段201を有するパケット送受信手段202と、デー
タ受信制御手段203と、階層化合成手段204を有す
るデータ合成手段205と、データ出力手段206と、
取得対象範囲指示手段208と、範囲―識別子対応手段
207から構成される。
【0023】データ送信装置100の動作を説明する。
データ入力手段101はデータストリームの入力を受け
付ける。次に、データ分割手段103は、データ分割基
準に従って、必要であれば変換を行い、重複した情報を
含まないように分割して複数の部分データに分割して出
力する。本実施の形態では、データ分割手段103は具
備する階層化分割手段102を用いて、最低解像度のデ
ータである基本データと、基本データと2番目の解像度
のデータとの差分である第1差分データと、2番目と3
番目の解像度のデータの差分である第2差分データと、
以下同様に、第N差分データまでを部分データとして生
成するという階層化分割を行う。
【0024】次に、階層化分割の例を図2にあげる。図
2は映像メディアデータストリーム20を階層化分割す
る例であり、映像基本データストリーム21と、映像第
1差分データストリーム22と、映像第2差分データス
トリーム23に分割する。ここでは時間軸上の階層化を
行い3段階にフレームレートを可変に受信できるように
分割している。データ送信制御手段105は、データ分
割手段103から受け取った部分データを複数のパケッ
トに分割し、それぞれのパケットには、部分データの種
別と、部分データ中の順番を示す情報を付加する。次
に、それぞれの部分データに対応する識別子を部分―識
別子対応手段106より取得し、パケット送信手段10
7にパケットを渡して対応する識別子を用いて送信する
ように指示する。
【0025】図3は、部分データと識別子の対応の例図
であり、部分−識別子対応手段106は図3のように3
つの部分データに対応する識別子を与える。パケット送
受信手段107は、データ送信制御手段105から渡さ
れたパケットを指定された識別子を用いてネットワーク
300に送信する。
【0026】さらに本発明の実施例では、等速送出制御
手段104を用いて、各部分データの送出速度を一定に
する。この動作について、図4を用いて説明する。この
図では、フレームレートにより階層化して分割するもの
であり、フレームデータV1、V2、V3、・・・が、
データ送信制御手段105に時刻t1、t2、t3・・
・に入力され、時刻t1からt5までの時間Tを周期と
して、周期T毎に含まれる4つのフレームにおける第1
番目を基本データ41、第3番目を第1差分データ4
2、第2番目と第4番目を第2差分データ43に階層化
分割を行い、それぞれ別の識別子を用いて送出し、3段
階のフレームレートで受信できるようにしている。全デ
ータを送出する場合の平均データ速度をRとすると、各
部分データにおけるデータ速度が一定になるように、基
本データ41と第1差分データ42はデータ速度R/
4、第2差分データ43はデータ速度R/2にする。こ
のように各部分データの送出データ速度を一定にするこ
とにより、以下のような値に受信データ速度を平均化す
ることができる。
【0027】 フレームレート1/T(基本データ) : R/4 フレームレート2/T(基本データ+第1差分): R/2 フレームレート4/T(全データを受信) : R このように等速送出制御手段104を用いて、各部分デ
ータの送出速度を一定にすることにより、受信性能がR
よりも小さいデータ受信装置で、フレームレート4/
T、フレームレート2/Tの映像データの受信が可能と
なる。
【0028】次に、データ受信装置200の動作につい
て説明する。取得対象範囲指示手段208は、受信側の
利用者や出力先の装置である受信側利用先から、受信し
たい範囲である取得対象範囲を受け付け、範囲―識別子
対応手段207から取得対象範囲に対応する識別子を得
て、パケット送受信手段202に取得対象範囲に対応す
る識別子のパケットを受信するように指示する。
【0029】範囲―識別子対応手段207は、図5のよ
うな取得対象範囲(ここでは解像度)と識別子の対応を
記憶している。パケット送受信手段202は、取得対象
範囲指示手段208から受信する識別子の指示を受け、
受信識別子制限手段201に渡す。受信識別子制限手段
201は、パケット送受信手段202を、自アドレス宛
てのパケット以外に、指示された識別子を持つパケット
を受信するように制御する。データ受信制御手段203
は、パケット送受信手段202からパケットを受け取
り、パケットの属性情報に含まれる部分データの種別
と、順番の情報に従って、部分データ毎に結合して元の
部分データを生成して出力する。データ合成手段205
は、データ受信制御手段203から部分データを受け取
り、階層化合成手段204を用いて結合する。階層化合
成手段204は、基本データおよび差分データから、所
定の段階のデータを合成する。
【0030】図6にマルチメディアデータストリーム生
成の例を示す。この例では受信解像度を映像第2解像度
としている。映像基本データストリーム61と映像第1
差分データストリーム62から映像第2解像度のデータ
ストリーム60を合成する。データ出力手段205は、
メディア合成手段205が生成したマルチメディアデー
タを受信側利用先に出力する。出力側利用先はデコーダ
や記憶装置などであり、デコーダとしては、ソフトウェ
アのみで実現されているもの、ハードウェアとドライバ
ソフトであったりする。
【0031】ネットワークとしては、LAN、ATM、
IEEE1394などを用いることができる。例えば、ネットワ
ークプロトコルとしてIPを用いた場合には、マルチキ
ャスト手段としてIPマルチキャストを用いることがで
き、識別子には、IPアドレスのクラスDを用いるマル
チキャストアドレスが対応し、ネットワークとパケット
送受信手段は、例えば以下のような機器、ソフトウェア
に対応する。
【0032】ネットワーク:Ethernet パケット送受信手段:Ethernet通信ボードとドライバー
ソフトおよびIPプロトコルスタック 指定された複数のIPマルチキャストアドレスを宛先に
持つパケットを受信するように制御する受信識別子制限
手段に対応する機能を持つ。また、ネットワークにAT
Mを用いた場合には、識別子にはVCIとVPIが対応
し、ネットワークにIEEE1394を用いた場合には識別子に
はチャンネル番号が対応する。
【0033】マルチメディアデータストリームは、複数
の映像、音声から構成されていてもよく、また音声、映
像の他に、テキスト、イメージ、各メディアの表示位置
や表示タイミングなどから構成されていてもよい。ま
た、階層化分割の例として、MPEG映像の場合には、
Iフレームのデータを基本データストリーム、Pフレー
ムのデータを第1差分データストリーム、Bフレームの
データを第2差分データストリームに分割したり、音声
の場合には、「11KHzのサンプリングレートの音
声」,「11KHzのサンプリングレートの音声から2
2KHzのサンプリングレートの音声への差分デー
タ」,「22KHzのサンプリングレートの音声から4
4KHzのサンプリングレートの音声への差分データ」
のように分割したり、また、「モノラル音声」,「モノ
ラル音声をステレオ音声にするための差分データ」のよ
うに分割したり、「8ビット音声」,「8ビット音声か
ら16ビット音声への差分データ」,「16ビット音声
から32ビット音声への差分データ」のように分割した
り、音程,音質のように分割したり、テキスト(文章)
データの場合には、見出し,本文,注釈のように分割す
ることができる。
【0034】なお、次のような階層化分割を組み合わせ
て行ってもよい。例えば、「22KHz・16ビッ
ト」,「22KHz・16ビットから22KHz・32
ビットへの差分」,「22KHz・16ビットから44
KHz・16ビットへの差分」,「{22KHz・16
ビットから22KHz・32ビットへの差分}から{4
4KHz・16ビットから44KHz・32ビットへの
差分}への差分」を生成することにより、「22KHz
・16ビット」,「44KHz・16ビット」,「22
KHz・32ビット」,「44KHz・32ビット」で
の受信が可能となる。
【0035】本システムでは、データ送信装置のマルチ
メディアデータの入力元は、ビデオカメラ、ビデオテー
ププレイヤーや、ハードディスクなどの記憶手段とデー
タ読み出し機構などマルチメディアデータを出力するも
のであればよい。また、データ受信装置のマルチメディ
アデータの出力先は、映像や音声をデコードする機構と
表示再生先であるディスプレイやスピーカから構成して
利用者に提供したり、ハードディスクなどの記憶手段に
記憶するものなどマルチメディアデータを受けるもので
あればよく、また、取得対象範囲手段への取得対象の指
定は、受信側の利用者によるキーボードからの指定や、
マルチメディアデータの出力先の装置からの指定などが
あり、あるいは指定されない場合にはなんらかの固定の
取得対象範囲で動作するとしてよい。データ送信装置と
マルチメディアデータ入力元(または、データ受信装置
とマルチメディアデータ出力先)は、ネットワークで接
続された異なる装置で実現してもよいし、パソコンなど
一つの装置として実現してもよい。
【0036】以上のように、本実施の形態では、データ
送信装置100が、データ送信制御手段105に等速送
出制御手段104を備え、部分データ毎のデータ送出を
一定速度にすることにより、重要なデータあるいは解像
度の低い基本的なデータを能力の低い端末でも受信でき
るようにマルチメディアデータを伝送することができ、
その実用的効果は大きい。
【0037】(実施の形態2)次に、第2の発明に対応
する第2の実施の形態について、図7から図9を用いて
説明する。図7は、本実施の形態2の構成図である。
【0038】図7に示すように本システムは、データ送
信装置100と複数のデータ受信装置200がネットワ
ーク300に接続されている。データ送信装置100
は、データ入力手段101と、マルチフレームレート分
割手段108を有するデータ分割手段103と、データ
送信制御手段105と、パケット送受信手段107と、
部分―識別子対応手段106から構成される。データ受
信装置200は、受信識別子制限手段201を有するパ
ケット送受信手段202と、データ受信制御手段203
と、データ合成手段205と、データ出力手段206
と、取得対象範囲指示手段208と、範囲―識別子対応
手段207から構成される。
【0039】本実施の形態では、映像データの伝送にお
いて、データ送信装置が、周期TのN個のフレームに、
Nの約数の個数に対応するM個の識別子を付与して伝送
することにより、データ受信装置が周期Tの間にM種類
のフレームレートで受信できるようにしている。
【0040】データ送信装置100の動作は、データ分
割手段103の動作以外は実施の形態1と同様である。
データ分割手段103は、フレームから構成される映像
メディアのデータに対して、マルチフレームレート分割
手段108を用いて、周期T毎のN個のフレームデータ
を、M種類に分けて、M個の部分データに分割するマル
チフレームレート分割を行う。
【0041】データ受信装置200の動作は、実施の形
態1の動作と同様である。ただし、取得対象範囲指示手
段208は、マルチフレームレート分割を行うメディア
に対しては、取得対象範囲としてフレームレートを入力
する。また、範囲−識別子対応手段207は、マルチフ
レームレート分割を行うメディアに対しては、フレーム
レートに対応する識別子を与える。N = 12のとき
の、範囲−識別子対応手段207は、図8のようなフレ
ームレートと識別子の対応を記憶している。
【0042】次に、マルチフレームレート分割につい
て、詳しく説明する.マルチフレームレート分割手段1
08では、周期TのN個のフレーム(順番にフレーム番
号1からNとする)に対し,Nの約数がR={r1
2、・・・、r M}のM個とすると、フレームをM種類
に分けて部分データを生成する。フレーム番号nのフレ
ームは、nの約数に含まれるRの要素のうち最大の要素
をrkとするとk番目の種類に分ける。本実施の形態で
は、部分−識別子対応手段106は上記のように求まる
フレーム番号に対応する識別子を記憶している。
【0043】N=12の場合を例に説明する。ここで、
k番目の種類の部分データは識別子kを用いて送信する
とする。N=12の約数Rは、 R={1、2、3、4、6、12} であるから、r1=1、r2=2、r3=3、r4=4、r
5=6、r6=12となる。たとえばフレーム番号10の
フレームはn=10の約数は{1、2、5、10}に含
まれるRは{r1=1、r2=2}であるから最大の要素
はr2=2であり、Rの2番目の要素であるから識別子
2を用いて伝送する。以下フレーム番号1から12まで
の識別子は以下のようになる。(フレーム番号n、nの
約数、含む最大のRの要素rk、識別子k) 1:{1} :r1=1 k=1 2:{1,2} :r2=2 k=2 3:{1,3} :r3=3 k=3 4:{1,2,4} :r4=4 k=4 5:{1,5} :r1=1 k=1 6:{1,2,3,6} :r5=6 k=5 7:{1,7} :r1=1 k=1 8:{1,2,4,8} :r4=4 k=4 9:{1,3,9} :r3=3 k=3 10:{1,2,5,10} :r2=2 k=2 11:{1,11} :r1=1 k=1 12:{1,2,3,4,6,12} :r6=12 k=6 上記のフレームと識別子の対応を図9(a)に示す。
【0044】このようにマルチフレームレート分割され
たデータは、複数の識別子を受信することにより周期T
にNの任意の約数S個数のフレームのフレームレートで
受信することが可能である。識別子は、Sの約数となる
すべてのrjに対するj番目の種類の識別子に対応させ
る。このようにして求められるフレームレートと識別子
の対応データ受信装置200の範囲−識別子対応手段2
07が記憶している。
【0045】N=12の場合を例に説明する。N=12
の約数は{1、2、3、4、6、12}の6個であるか
ら、6種類のフレームレートでの受信が可能となる。フ
レームレートが周期Tの間にS=6個のフレームである
場合には、Sの約数が{1、2、3、6}であるから、
対応するrjは{r1=1、r2=2、r3=3、r5
6}となるから、Rの1、2、3、5番目の要素と対応
するから、受信する識別子は、{1、2、3、5}とな
る。以下6種類のフレームレートに対応する識別子は以
下のようになる。(フレームレートS/T、Sの約数、
Rの要素rk、識別子k) 1/T:{1} :r1 :1 2/T:{1,2} :r1,r2 :1,2 3/T:{1,3} :r1,r3 :1,3 4/T:{1,2,4} :r1,r2,r4 :1,2,4 6/T:{1,2,3,6} :r1,r2,r3,r5 :1,2,3,5 12/T:{1,2,3,4,6,12} :r1,r2,r3,r4,r5,r6 :1,2,3,4,5,6 上記のフレームレートと識別子の対応を図9(b)に示
す。
【0046】以上のように、本実施の形態では、動画デ
ータの転送において、データ送信装置が、周期TのN個
のフレームに対してデータフレームを重複することなく
転送することによって、ネットワークの負荷を軽減し、
また、データ受信装置が、複数のデータを合成すること
により、転送レートの約数に相当する転送レート受信が
可能となり、その実用的効果は大きい。なお、本実施例
では、データ転送においてマルチチャネルに分割した
が、映像情報を蓄積したファイルからの出力の場合に、
前記分割方法によって、蓄積するフレームレートを規定
したファイルに分割することにより、同様の効果が得ら
れる。
【0047】(実施の形態3)最後に、第3の発明に対
応する、第3の実施の形態について、図10から図13
を用いて説明する。図10は、本システムの実施の形態
3の構成図である。
【0048】図10に示すように本システムは、データ
送信装置100と複数のデータ受信装置200がネット
ワーク300に接続されている。データ送信装置100
は、データ入力手段101と、画面領域分割手段109
を有するデータ分割手段103と、データ送信制御手段
105と、パケット送受信手段107と、部分―識別子
対応手段106から構成される。
【0049】データ受信装置200は、受信識別子制限
手段201を有するパケット送受信手段202と、デー
タ受信制御手段203と、画面領域合成手段209を有
するデータ合成手段205と、データ出力手段206
と、取得対象範囲指示手段208と、範囲―識別子対応
手段207から構成される。
【0050】本実施の形態では、映像データ、静止画デ
ータのの転送を行う場合に、データ送信装置100が、
画面を領域分割して別々の識別子を用いて送出すること
により、データ受信装置では所望の領域の映像データ、
静止画データを受信できるようにしている。
【0051】次に、本システムの動作について説明す
る.データ送信装置100の動作は、データ分割手段1
03以外は実施の形態1の動作と同様である。データ分
割手段103は、映像データや静止画データのメディア
に対しては、画面領域分割手段109を用いて画面を複
数の領域に分割して部分データを生成する。画面領域は
例えば、縦方向にN等分し、横方向にM等分し、N×M
個の領域に分割するなどとする。パケット送受信手段1
07は実施の形態1と同様に領域分割によって分割され
た部分データを別々の識別子で送出する。図11は、N
=6、M=6の場合の例であり、画面を36等分にし
て、A1からA36までの36個の識別子で送出するこ
とを示している。
【0052】データ受信装置200の動作は、データ合
成手段205以外の動作は実施の形態1と同様である。
ただし、取得対象範囲指示手段208は、取得対象範囲
として、画面の領域を入力し、指定された領域を受信す
るための識別子を範囲−識別子対応手段207から得
て、パケット送受信手段202に指示する。ここで、範
囲−識別子対応手段207は、画面のどの部分を受信す
るためにはどの識別子を受信すれば良いかという対応を
与える。例えば、図11において、取得対象範囲110
が入力された場合には、受信する識別子は、A1、A
2、A3、A4、A7、A8、A9、A10、A13、
A14、A15、A16、A19、A20、A21、A
22の16個となり、16個の部分データを受信する。
【0053】次に、データ合成手段205は、領域分割
されたメディアのデータを合成する場合に、画面領域合
成手段209を用いて画面の領域を行う。図12の例で
は、16個の部分データを画面合成して、取得対象範囲
120の映像データまたは静止画データを出力する。
【0054】なお、本実施の形態では、画面をN×Mの
長方形に等分割したが、異なる形でそれぞれ異なる面積
の複数の領域に分割しても構わないし、一つの部分デー
タが離れた2つ以上の領域から構成されていても構わな
い。例えば、図13の画面領域の分割の例2のように、
中心の領域1、領域1を囲む領域2、領域2を囲む領域
3のように分割してもよい。また、画面データの形式
は、ビットマップ形式や、MPEG、DVなど任意の形
式を用いることができる。
【0055】なお、本実施の形態では、画面領域合成手
段は、取得対象範囲として指定された領域の画面を合成
して出力するとしたが、受信した領域すべてを合成して
出力しても良い。
【0056】なお、本実施の形態を用いて、映像データ
を送出し、複数の端末から同時にパン・チルト・ズーム
の操作を行えるシステムを構築することができる。例え
ば、データ送信装置の入力元にビデオカメラを接続す
る。ビデオカメラには広角レンズを使用することが望ま
しい。データ送信装置では、例えば上記で説明したよう
にビデオカメラからの映像データをN×M個の領域に分
割して、それぞれ別の識別子を用いて送出する。データ
受信装置は、出力先は映像データをデコードしてディス
プレイに表示するようにする。また、利用者からのパン
・チルト・テレ・ワイドの操作を利用者から受け付け、
取得対象範囲入力手段に入力するユーザインタフェース
手段を設ける。始めは、画面の中央部分を取得対象範囲
として取得対象範囲手段に入力し、ユーザからのパン・
チルトの操作を受けると、取得対象範囲を上下、左右に
変更し、テレ・ワイドの操作を受けると取得対象範囲の
縮小、拡大を指示するようにする。このようにすること
により、実際にビデオカメラを動かすことなく、利用者
に対して、パン・チルト・テレ・ワイドの操作している
ように映像を提供できる。また、複数の端末の利用者が
同時に別々の操作を行うことも可能である。
【0057】以上のように、本実施の形態では、映像デ
ータ、静止画データのの転送を行う場合に、データ送信
装置が、画面を領域分割して別々の識別子を用いて送出
することにより、データ受信装置では所望の領域の映像
データ、静止画データを受信して出力することができ、
その実用的効果は大きい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、第1の発明により、重要
度の高いあるいは解像度の低いデータを受信している端
末でも、受信データ速度が一定となるようにマルチメデ
ィアデータを伝送することができるマルチメディアデー
タ転送システムを提供することができる。
【0059】第2の発明により、動画データの伝送にお
いて、周期TのN個のフレームに、M<NとなるM個の
識別子を付与して伝送し、M種類のフレームレートで受
信できるマルチメディアデータ転送システムを提供する
ことができる。
【0060】第3の発明により、画面の一部を得たい場
合には受信するデータ量を少なくできるように画像デー
タの伝送を行うことができるマルチメディアデータ転送
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデータ転送
システムの一例を示した構成図
【図2】実施の形態1におけるデータ階層化分割の一例
を示した図
【図3】部分データと識別子との対応の一例を示した図
【図4】各部分データの送出速度が一定になる仕組みの
一例を示した図
【図5】取得対象範囲と識別子との対応の一例を示した
【図6】マルチメディアデータストリーム生成の一例を
示した図
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるデータ転送
システムの一例を示した構成図
【図8】受信フレームレートと該当識別子との対応の一
例を示した図
【図9】フレームレート、送信識別子、及び該当フレー
ムの対応の一例を示した図
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるデータ転
送システムの一例を示した構成図
【図11】分割された画面領域である部分データとその
識別子との対応の一例を示した図
【図12】データ合成する際の画面領域の指定の一例を
示した図
【図13】図11で示した画面領域の分割例以外の一例
を示した図
【図14】従来の情報伝送の構成を示した図
【図15】従来の主要情報と差分情報との分割を示した
【図16】従来のフレームレートの階層化を示した図
【図17】従来のフレームデータとそのデータ速度とを
示した図
【符号の説明】
100 データ送信装置 101 データ入力手段 102 階層化分割手段 103 データ分割手段 104 等速送出制御手段 105 データ送信制御手段 106 部分−識別子対応手段 107 パケット送受信手段 108 マルチフレームレート分割手段 109 画像領域分割手段 200 データ受信装置 201 受信識別子制限手段 202 パケット送受信手段 203 データ受信制御手段 204 階層化合成手段 205 データ合成手段 206 データ出力手段 207 範囲−識別子対応手段 208 取得対象範囲指示手段 300 ネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置とデータ受信装置とから
    構成され、それらはネットワーク等を介して通信可能で
    あり、 前記データ送信装置は、データ入力手段と、部分−識別
    子対応手段と、データ分割手段と、等速送出制御手段を
    有するデータ送信制御手段と、パケット送受信手段とを
    具備し、前記データ入力手段は、データを入力し、前記
    データ分割手段は、入力データを、重複した情報を含ま
    ないように分割して複数の部分データを生成し、前記部
    分−識別子対応手段は、前記データ分割手段を生成した
    前記部分データのそれぞれに対応する識別子を与え、前
    記データ送信制御手段は、前記データ分割手段が出力す
    る前記部分データの各々を分割してパケットを生成し、
    前記部分−識別子対応手段からそれぞれの前記部分デー
    タに対応する識別子を得て、その識別子を用いて前記パ
    ケット送受信手段にパケットの送信を指示し、前記デー
    タ送信制御手段が有する前記等速送出制御手段が各部分
    データ毎の送出データ速度が一定になるように前記パケ
    ット送受信手段にパケット送信を指示し、前記パケット
    送受信手段は、前記ネットワークとのパケットの送受信
    を行い、前記データ送信制御手段が生成したパケットに
    は指示された前記識別子を付与して送信するものであ
    り、 前記データ受信装置は、範囲−識別子対応手段と、パケ
    ット送受信手段と、取得対象範囲指示手段と、データ受
    信制御手段と、データ合成手段と、データ出力手段とを
    具備し、前記取得対象範囲指示手段は、装置あるいは利
    用者である受信側利用先から、所望の範囲である取得対
    象範囲を入力し、前記取得対象範囲のデータを受信する
    ための識別子を前記範囲−識別子対応手段から得て前記
    パケット送受信手段に受信するように指示し、前記範囲
    −識別子対応手段は、任意の対象範囲に対応する識別子
    を与え、前記パケット送受信手段は、前記ネットワーク
    とのパケットの送受信を行い、前記取得対象範囲指示手
    段により指示された識別子のパケットを受信し、前記デ
    ータ受信制御手段は、前記パケット送受信手段が受信し
    たパケットから、部分データを生成して出力し、前記デ
    ータ合成手段は、前記データ受信制御手段が出力する前
    記部分データから、前記取得対象範囲のデータを合成し
    て出力し、前記データ出力手段は、合成したデータを受
    信側利用先へ出力するものであり、前記データ送信装置
    にデータを入力し、前記ネットワークを通して転送し、
    前記データ受信装置が一定速度で受信することを特徴と
    するデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 データ送信装置とデータ受信装置とから
    構成され、それらはネットワーク等を介して通信可能で
    あり、前記データ送信装置は、データ入力手段と、部分
    −識別子対応手段と、データ分割手段と、データ送信制
    御手段と、パケット送受信手段とを具備し、前記データ
    入力手段は、データを入力し、前記データ分割手段は、
    入力データがフレームにより構成されるメディアである
    場合、ある周期Tに含まれるN個のフレーム(順番にフ
    レーム番号1からNとする)を、Nの正の約数がR=
    {r1、r2、・・・、rM}のM個とするとM種類に分ける
    ものであり、各フレームをフレーム番号n(1≦n≦
    N)の約数に含まれるRのうち最大のものがrkのとき
    k番目の種類に分けることにより、複数の部分データを
    生成し、前記部分―識別子対応手段は、前記データ分割
    手段が生成した前記部分データのそれぞれに対応する識
    別子を与え、前記データ送信制御手段は、前記データ分
    割手段が出力する前記部分データの各々を分割してパケ
    ットを生成し、前記部分―識別子対応手段からそれぞれ
    の前記部分データに対応する識別子を得て、その識別子
    を用いて前記パケット送受信手段にパケットの送信を指
    示するものであり、前記パケット送受信手段は、前記ネ
    ットワークとのパケットの送受信を行い、前記データ送
    信制御手段が生成したパケットには指示された前記識別
    子を付与して送信するものであり、 前記データ受信装置は、範囲−識別子対応手段と、パケ
    ット送受信手段と、取得対象範囲指示手段と、データ受
    信制御手段と、データ合成手段と、データ出力手段とを
    具備し、前記取得対象範囲指示手段は、マルチフレーム
    レート分割を行うメディアに対して、取得対象範囲とし
    てフレームレートを入力し、前記取得対象範囲のフレー
    ムレートを得るために必要なフレームに対応する識別子
    を前記範囲−識別子対応手段から得てパケット送受信手
    段に送出し、前記範囲−識別子対応手段は、フレームレ
    ートに対する送信識別子の対応を保持し、前記パケット
    送受信手段は、前記ネットワークとのパケットの送受信
    を行い、前記取得対象範囲指示手段により指示された識
    別子のパケットを受信し、前記データ受信制御手段は、
    前記パケット送受信手段が受信したパケットから、部分
    データを生成して出力し、前記データ合成手段は、部分
    データのフレームを時系列に合成して前記取得対象範囲
    のフレームレートの動画データを生成し、前記データ出
    力手段は、合成したデータを受信側利用先へ出力する、
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 データ受信装置において、周期Tでフレ
    ームS個(SはNの約数)という受信フレームレートに
    対して、範囲−識別子対応手段が,Sの約数となるすべ
    てのrjに対するj番目の種類の識別子を対応させるこ
    とを特徴とする請求項2記載のデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 データ送信装置とデータ受信装置とから
    構成され、それらはネットワーク等を介して通信可能で
    あり、 前記データ送信装置は、データ入力手段と、部分−識別
    子対応手段と、データ分割手段と、データ送信制御手段
    と、パケット送受信手段とを具備し、前記データ入力手
    段は、データを入力し、前記データ分割手段は、入力デ
    ータを、重複した情報を含まないように分割して複数の
    部分データを生成し、入力されたマルチメディアデータ
    のうち動画や静止画など画面により構成されるあるメデ
    ィアに対して、画面を複数の領域に分割する画面領域分
    割を行い部分データを生成し、前記部分―識別子対応手
    段は、前記データ分割手段が生成した前記部分データの
    それぞれに対応する識別子を与え、前記データ送信制御
    手段は、前記データ分割手段が出力する前記部分データ
    の各々を分割してパケットを生成し、前記部分―識別子
    対応手段からそれぞれの前記部分データに対応する識別
    子を得て、その識別子を用いて前記パケット送受信手段
    にパケットの送信を指示するものであり、前記パケット
    送受信手段は、前記ネットワークとのパケットの送受信
    を行い、前記データ送信制御手段が生成したパケットに
    は指示された前記識別子を付与して送信するものであ
    り、 前記データ受信装置は、範囲−識別子対応手段と、パケ
    ット送受信手段と、取得対象範囲指示手段と、データ受
    信制御手段と、データ合成手段と、データ出力手段とを
    具備し、前記取得対象範囲指示手段は、前記画面領域分
    割を行うメディアに対しては、取得対象範囲として画面
    領域を入力し、前記取得対象範囲の画面領域を構成する
    部分データを受信するための識別子を範囲−識別子対応
    手段から得てパケット送受信手段に受信するように指示
    し、前記範囲−識別子対応手段は、前記画面領域分割を
    行うメディアに対しては、任意の画面領域に対応する識
    別子を与え、前記パケット送受信手段は、前記ネットワ
    ークとのパケットの送受信を行い、前記取得対象範囲指
    示手段により指示された識別子のパケットを受信するよ
    うに前記パケット送受信手段を制御し、前記データ受信
    制御手段は、前記パケット送受信手段が受信したパケッ
    トから、部分データを生成して出力し、前記データ合成
    手段は、前記画面領域分割を行うメディアに対しては、
    部分データの分割された領域を合成して前記取得対象範
    囲の画面領域のデータを生成し、前記データ出力手段
    は、合成したデータを受信側利用先へ出力するものであ
    ることを特徴とするデータ転送システム。
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