JPH11112482A - 多重方式および装置 - Google Patents

多重方式および装置

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JPH11112482A
JPH11112482A JP9266971A JP26697197A JPH11112482A JP H11112482 A JPH11112482 A JP H11112482A JP 9266971 A JP9266971 A JP 9266971A JP 26697197 A JP26697197 A JP 26697197A JP H11112482 A JPH11112482 A JP H11112482A
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JP9266971A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Yamazaki
彰一郎 山嵜
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Tatsunori Saitou
龍則 斉藤
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JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO
Toshiba Corp
Original Assignee
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体伝送のフェージング環境下など、劣悪
な伝送環境においても、情報の重要な基本成分の再生を
実現可能とする。 【解決手段】 マルチメディア情報の多重伝送におい
て、送信側で、情報の重要な基本成分のみを第2の多重
器32でヘッダを付加して多重し、その多重出力をデー
タ情報として、他の情報と共に第1の多重器31でヘッ
ダを付加して多重して、送信パケットを生成する。受信
側で、受信パケットを第1と第2の分離器33、34に
入力することにより、第1の多重器31で付加したヘッ
ダを第1の分離器33で検出できない場合でも、第2の
多重器32で付加したヘッダを第2の分離器34で検出
することにより、第2の多重器32の入力情報の再生を
可能とし、これによって移動体伝送のフェージング環境
下など、劣悪な伝送環境においても、情報の重要な基本
成分の再生を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
テレビジョン放送等のマルチメディア情報伝送における
信号多重伝送の送受信装置に用いられ、伝送品質を向上
するための多重方式及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、放送や通信におけるマルチメ
ディア情報の伝送にあっては、伝送効率を上げるため、
送信側では、図10(a)に示すように、オーディオ、
ビデオなどの情報を各々情報源符号化器11,12に入
力してその情報量を圧縮した後、多重器13でビット多
重して伝送する。これに対応して、受信側では、図10
(b)に示すように、分離器14により各情報を分離し
た後、各々情報源復号器15,16により情報を再生す
る。
【0003】上記のような情報伝送システムでは、図1
1に示すような多重方式が採用されている。この多重方
式は、送信側において、オーディオ、ビデオなどの情報
を、各々適当な長さのビットストリームから成るパケッ
トに分割し、それにヘッダと呼ばれる各種の制御情報を
付加した後、各パケットをひとつのストリームとして情
報フィールド(ペイロード)部分に時分割に多重して伝
送する。ヘッダには、パケットの先頭であることを示す
同期情報や、情報がどの種類(オーディオ、ビデオな
ど)の情報であるかを示す識別情報などが含まれてい
る。
【0004】この場合、受信側では、まずストリームか
らヘッダを検出して、そのヘッダ情報に基づいて各パケ
ットを分離し、情報を再生する。したがって、マルチメ
ディア情報の送受信では、受信側でいかにヘッダを検出
してヘッダの内容を正確に読み取るかが重要である。ヘ
ッダを検出できなかったり、内容を正確にとらえること
ができないと、次のヘッダを検出するまで情報を再生で
きなかったり、正しい情報を再生できないことがある。
【0005】従来のマルチメディア情報伝送における多
重方式として代表的なものがMPEG(Moving Picture
Experts Group)2の方式である。MPEG2に関して
は、“最新MPEG教科書” (藤原洋監修、アスキー
出版、1994年)に詳細に記されている。
【0006】このMPEG2は、衛星放送、ケーブルテ
レビジョンなどが現在実用化されている主な用途である
が、伝送路で付加した雑音などによるビット誤りは、受
信側における分離器の前段の誤り訂正復号器によってほ
ぼなくなっていると仮定されて設計されている。したが
って、ヘッダに誤りを訂正する機能はなく、分離器の入
力に誤りを含んでいると正しく分離できず、ビデオ、オ
ーディオなどを高い品質で再生することができなくな
る。
【0007】一方、近年、地上テレビジョン放送のディ
ジタル化が検討されており、伝送方式として直交周波数
分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)と呼ばれるマルチキャリア伝送方式が有
力となっている。このマルチキャリア伝送は、送信情報
を、多数のキャリア(搬送波)に対して、PSK(Phas
e Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Mod
ulation )などのディジタル変調を施して伝送する。
【0008】簡単な例として、図12に4キャリアによ
るマルチキャリア信号の生成を示す。この例では、4チ
ャンネルの送信情報ビットに対し、それぞれ変調器2
1、22、23、24によりディジタル変調を施した
後、f1、f2、f3、f4の周波数をもち、互いに直
交関係にある4個の正弦波キャリアと乗算器25、2
6、27、28で乗算して4個の変調キャリアを生成
し、それらを加算器29で加算して伝送する。
【0009】また、シングルキャリア伝送方式とマルチ
キャリア伝送方式における伝送信号の時間と周波数の関
係は、それぞれ図13(a)、(b)に示すようにな
る。前者は時分割であるのに対して後者は周波数分割と
なっており、その変調信号の1シンボルが占有するシン
ボル時間は前者の4倍となっている。
【0010】このように、マルチキャリア伝送方式で
は、キャリア数に比例して情報信号が長くなるように時
間軸上に拡散されるため、時間軸上で前後の情報信号が
混入してきても、1個のキャリアに対して変調を施した
シングルキャリア伝送方式と比較してその影響が小さ
い。したがって、送信局から受信器に直接に到来する電
波に加えて、山や建物に反射して遅延して到来するゴー
ストが存在する環境下において、ゴーストの影響を軽減
できる利点を有する。
【0011】マルチキャリア伝送方式は、離散フーリエ
変換(DFT:Discrete Fourier Transform)を基に実
現でき、それを含めたテレビジョン放送の技術に関して
は、“ディジタル放送技術”(松尾憲一著、東京電機大
学出版、1997年)に詳細に記されている。
【0012】尚、地上ティジタルテレビジョン放送にお
けるビデオの符号化、復号、および多重、分離にはMP
EG2の適用が有力視されている。
【0013】ところで、地上ディジタルテレビジョン放
送において、固定した受信器で受信する固定受信の場合
には、伝送路雑音の影響は、受信側の分離器の前段のO
FDMの復調部や誤り訂正部で除去し得る。一方、自動
車などにおける受信器で受信する移動体受信の場合に
は、雑音に加えてフェージングの影響もあり、受信側の
分離器の前段でこれらの影響を除去することは極めて難
しい。したがって、分離器の入力にビット誤りが混入
し、正常な分離や情報再生が困難になるという問題があ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、例
えば移動体通信などにおいて、オーディオ、データ、ビ
デオなどのマルチメディア情報を多重して送受信すると
き、伝送路雑音やフェージングなどのため伝送環境が劣
悪である。このため、従来の多重方式によるシステム構
成では、送信側で情報の多重の際に付加された各種の制
御信号が伝送路上で誤りを生じ、受信側で多重された情
報の分離ができないという問題が生じることになる。
【0015】そこで、本発明は、上記の問題を解決し、
移動体伝送のフェージング環境下など、劣悪な伝送環境
においても、情報の重要な基本成分の再生を実現可能と
する多重方式および装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る多重方式は、送信側で、1以上のチ
ャンネルから入力される信号ブロックを多重化し、その
多重化ブロックに当該ブロックの内容を識別するための
副制御信号ブロックを付加して生成される副多重信号ブ
ロックを1つの信号ブロックとして、他の1以上のチャ
ンネルから入力される信号ブロックと多重化して、その
多重化ブロックに当該ブロックの内容を識別するための
主制御信号ブロックを付加して主多重信号ブロックを生
成して伝送信号とし、受信側で、前記伝送信号から直接
前記副制御信号ブロックを再生し、当該副制御信号ブロ
ックに基づいて前記伝送信号中の副多重信号ブロックか
ら任意のチャンネルの信号ブロックを分離するようにし
たものである。
【0017】また、本発明に係る多重化伝送システム
は、送信側には、1以上のチャンネルから信号ブロック
を入力して多重化し、その多重化ブロックに当該ブロッ
クの内容を識別するための第1の制御信号ブロックを付
加して第1の多重信号ブロックとして出力する第1の多
重器と、この第1の多重器の1つのチャンネル入力とし
て、1以上のチャンネルから信号ブロックを入力して多
重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの内容を識
別するための第2の制御信号ブロックを付加して第2の
多重信号ブロックとして出力する第2の多重器とを備
え、受信側には、前記送信側から伝送される第1の多重
信号ブロックを入力し、当該多重信号ブロックに含まれ
る第2の制御信号ブロックを再生し、この第2の制御信
号ブロックに基づいて前記第2の多重器に入力される任
意のチャンネルの信号ブロックを分離する分離器を備え
る構成とする。
【0018】また、本発明に係る他の多重化伝送システ
ムは、送信側には、1以上のチャンネルから信号ブロッ
クを入力して多重化し、その多重化ブロックに当該ブロ
ックの内容を識別するための第1の制御信号ブロックを
付加して第1の多重信号ブロックとして出力する第1の
多重器と、この第1の多重器の1つのチャンネル入力と
して、1以上のチャンネルから信号ブロックを入力して
多重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの内容を
識別するための第2の制御信号ブロックを付加して第2
の多重信号ブロックとして出力する第2の多重器とを備
え、受信側には、前記送信側から伝送される第1の多重
信号ブロックを入力して、当該多重信号ブロックに含ま
れる第1の制御信号ブロックを再生し、この第1の制御
信号ブロックに基づいて前記第2の多重信号ブロックを
分離する第1の分離器と、この第1の分離器で分離され
る第2の多重信号ブロックと前記第1の分離器に入力さ
れる第1の多重信号ブロックのいずれか一方を選択的に
入力して、入力した多重信号に含まれる第2の制御信号
ブロックを再生し、この第2の制御信号ブロックに基づ
いて前記第2の多重器に入力される任意のチャンネルの
信号ブロックを分離する第2の分離器とを備える構成と
する。
【0019】また、本発明に係る送信装置は、1以上の
チャンネルから信号ブロックを入力して多重化し、その
多重化ブロックに当該ブロックの内容を識別するための
第1の制御信号ブロックを付加して第1の多重信号ブロ
ックとして出力する第1の多重器と、1以上のチャンネ
ルから信号ブロックを入力して多重化し、その多重化ブ
ロックに当該ブロックの内容を識別するための第2の制
御信号ブロックを付加して第2の多重信号ブロックとし
て前記第1の多重器に出力する第2の多重器とを具備し
た構成とし、受信側で、前記第1の多重信号ブロックか
ら当該多重信号ブロックに含まれる第2の制御信号ブロ
ックを再生し、この第2の制御信号ブロックに基づいて
前記第2の多重器に入力される任意のチャンネルの信号
ブロックを分離可能とする。
【0020】また、本発明に係る受信装置は、送信側
で、1以上のチャンネルから信号ブロックを入力して多
重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの内容を識
別するための第1の制御信号ブロックを付加して第1の
多重信号ブロックとして出力する第1の多重器の1つの
チャンネル入力として、1以上のチャンネルから信号ブ
ロックを入力して多重化し、その多重化ブロックに当該
ブロックの内容を識別するための第2の制御信号ブロッ
クを付加して第2の多重信号ブロックとして出力する第
2の多重器の出力が割り当てられているとき、前記送信
側から伝送される第1の多重信号ブロックを入力し、当
該多重信号ブロックに含まれる第2の制御信号ブロック
を再生し、この第2の制御信号ブロックに基づいて前記
第2の多重器に入力される任意のチャンネルの信号ブロ
ックを分離する分離器を備える構成とする。
【0021】また、本発明に係る他の受信装置は、送信
側で、1以上のチャンネルから信号ブロックを入力して
多重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの内容を
識別するための第1の制御信号ブロックを付加して第1
の多重信号ブロックとして出力する第1の多重器の1つ
のチャンネル入力として、1以上のチャンネルから信号
ブロックを入力して多重化し、その多重化ブロックに当
該ブロックの内容を識別するための第2の制御信号ブロ
ックを付加して第2の多重信号ブロックとして出力する
第2の多重器の出力が割り当てられているとき、前記送
信側から伝送される第1の多重信号ブロックを入力し、
当該多重信号ブロックに含まれる第1の制御信号ブロッ
クを再生し、この第1の制御信号ブロックに基づいて前
記第2の多重信号を分離する第1の分離器と、この第1
の分離器で分離される第2の多重信号ブロックと前記第
1の分離器に入力される第1の多重信号ブロックのいず
れか一方を選択的に入力し、入力した多重信号ブロック
に含まれる第2の制御信号ブロックを再生し、この第2
の制御信号ブロックに基づいて前記第2の多重器に入力
される任意のチャンネルの信号ブロックを分離する第2
の分離器とを備える構成とする。
【0022】上記多重化伝送システムにあっては、前記
送信側では、前記第1の多重信号ブロックを任意の数の
搬送波に割り当てて送信し、前記受信側では、受信した
搬送波から前記第1の多重信号ブロックを再生するよう
にしたことを特徴とする。
【0023】また、上記多重化伝送システムにあって
は、前記第1及び第2の多重器が、それぞれ1以上のチ
ャンネルのマルチメディア信号ブロックを入力して多重
する機能を有し、前記第2の多重器から出力される多重
化出力を1つのチャンネルのマルチメディア信号ブロッ
クとして前記第1の多重器に入力するようにしたことを
特徴とする。
【0024】また、上記多重化伝送システムにあって
は、前記第2の多重器が、前記第2の制御信号ブロック
に対して前記第1の多重器よりも伝送誤りに強い信号処
理を施す手段を備え、前記分離器または第2の分離器
が、前記第2の多重器で施された信号処理手段に基づい
て前記第2の制御信号ブロックを再生する手段を備える
ようにしたことを特徴とする。
【0025】また、上記多重化伝送システムにあって
は、前記第2の多重器が、前記第2の多重信号ブロック
の信号長を前記第1の多重器で生成される第1の多重信
号ブロックの信号長よりも短くするようにしたことを特
徴とする。
【0026】また、上記多重化伝送システムにあって
は、前記第1の多重器が、前記第2の多重器から出力さ
れる第2の多重信号ブロックを任意の個数分、多重化ブ
ロックに挿入し、そのブロックの残りの領域に前記第2
の制御信号ブロックとは相関の低い信号を挿入するよう
にしたことを特徴とする。
【0027】また、上記多重化伝送システムにあって
は、前記第1の多重器が、前記第2の多重器から出力さ
れる第2の多重信号ブロックを分割して、前記多重化ブ
ロックに跨って挿入するようにしたことを特徴とする。
【0028】また、上記多重化伝送システムにあって
は、前記第2の多重器に入力される信号ブロックには、
少なくとも情報再生に最低限必要な情報を含むにように
したことを特徴とする。
【0029】すなわち、本発明では、マルチメディア情
報等の信号ブロックの多重伝送において、送信側で、情
報再生に必要な情報成分のみを第2の多重器でヘッダ等
の第2の制御信号ブロックを付加して多重し、その多重
信号ブロックを他の信号ブロックと共に第1の多重器で
ヘッダを付加して多重して伝送信号を生成する。受信側
で、伝送信号を第1と第2の分離器に入力することによ
り、第1の多重器で付加した第1の制御信号ブロックを
第1の分離器で検出できない場合でも、第2の多重器で
付加した第2の制御信号ブロックを第2の分離器で検出
することにより、第2の多重器の入力情報の再生を可能
としている。また、受信側が第2の分離器のみを備える
だけで、必要最低限の受信が可能とする。
【0030】また、送信側で、第1の多重器で生成され
る第1の多重信号ブロックを任意の数の搬送波に割り当
てて、複数搬送波による伝送を実現し、受信側で各搬送
波を再生した後、第1の多重器出力を再生することによ
り、複数搬送波による情報の多重伝送を実現する。
【0031】本発明は、特にマルチメディア多重のため
の制御ビットの伝送において、精度の高い制御ビットを
再生することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図9を参照して本
発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1は本発明に係る
多重方式の第1の実施の形態を示すもので、(a)は送
信側、(b)は受信側の装置構成を示している。
【0034】図1(a)に示す送信側では、それぞれ情
報源符号化器(図示せず)により情報量が圧縮されたビ
デオ情報、オーディオ情報を第1の多重器31に入力
し、各情報のビットストリームを適当な長さで区切っ
て、一つの情報ストリームのパケットに多重する。尚、
多重する情報の種類は任意であり、例えば、オーディ
オ、ビデオ、データの3種類あってもよいし、オーディ
オとビデオの2種類だけ、あるいはビデオのみでもよ
い。
【0035】図1(b)に示す受信側では、受信したパ
ケットを第1の分離器33に入力して各情報ストリーム
を分離し、各々情報源復号器(図示せず)により情報を
再生する。このとき、受信側では、いくつものパケット
をビットストリームとして受信するため、どこがパケッ
トの先頭であるかを検出する必要がある。また、多重さ
れた各情報を分離して再生するためには、情報の種類や
情報の長さを検出する必要がある。
【0036】これを実現するため、送信側では、多重さ
れた情報ストリームの先頭に、先頭を示す同期用の制御
ビット、多重したオーディオ、ビデオ、データの情報の
種類や長さ(ビット数)を示す制御ビットなど各種の制
御ビットを付加する。これらの制御ビットをヘッダと呼
ぶ。受信側では、このヘッダを検出することにより、パ
ケットの先頭の位置を知ることや情報の分離と再生が可
能となる。
【0037】ヘッダの検出に失敗すると、次のヘッダの
検出まで、情報の再生ができない。したがって、パケッ
トの先頭だけでなく、途中などにもヘッダを挿入した
り、あるいは多重パケットの長さを短くしてその先頭に
ヘッダを付加する、などの方策をとると、ヘッダの挿入
頻度が高くなり、ヘッダの検出確率が高まり、伝送の信
頼性の向上が図られる。しかしながら、これは伝送効率
の低下をもたらす。そこで、この実施の形態における多
重方式では、信頼性の向上と伝送効率の維持を両立する
ため、第2の多重器32と第2の分離器34を導入す
る。
【0038】送信側では、上記同様、それぞれ情報源符
号化器(図示せず)により情報量が圧縮されたデータ、
ビデオ、オーディオの各情報を第2の多重器32に入力
し、一つの情報ストリームのパケットを生成する。但
し、第2の多重器32に入力される各情報は、情報源符
号化出力ビットの内の基本的な情報を含むビットとす
る。
【0039】基本的な情報ビットについて説明する。例
えば、ビデオの符号化では、ビデオが低い周波数成分を
多く含むことを利用して、離散コサイン変換(DCT:
Discrete Cosine Transform )処理を施した後、成分毎
に異なった量子化を施したり、また、前後のフレームの
相関が強いことを利用して、前後のフレームの差分のみ
を符号化したり、動いた部分を検出して、動きのパラメ
ータのみを伝送することが行われる。
【0040】ここで、基本的な情報ビットとは、符号化
出力の内の動き検出出力などの各種の制御情報や、DC
T出力の低い周波数成分などの、受信側でビデオを復号
するために最低限必要かつ重要な基本成分である。一
方、DCTの高い周波数成分は、必要不可欠ではない
が、ビデオの復号品質を向上させる成分である。当然、
基本的な情報成分のビット数は、基本的な情報成分のビ
ット数と品質を向上させる成分のビット数を合わせた全
体のビット数よりも少なくなる。
【0041】第2の多重器32では、多重して生成した
パケットに各種の制御ビットを含むヘッダを付加して送
出する。第2の多重器32の出力を第1の多重器31に
データ情報として入力して、他のオーディオ情報やビデ
オ情報と共に多重する。
【0042】この場合、第1の多重器31では、基本的
な情報成分のみを多重している。このため、多重して生
成したパケットの長さは、基本的な情報成分と品質を向
上させる情報成分を含めた全体情報に対して処理する第
1の多重器の生成するパケットの長さよりも短くなる。
したがって、第2の多重器32で生成された複数のパケ
ットが第1の多重器31で生成される1個のパケットに
収められるため、第1の多重器31で付加されるヘッダ
を1個検出する間に、第2の多重器32で付加されるヘ
ッダを複数個検出することになり、第2の多重器32の
ヘッダの検出確率は、第1の多重器31の場合よりも高
くなる。
【0043】受信側では、受信したパケットを第1の分
離器33に入力して、各情報ストリームを分離した後、
それぞれ情報源復号器(図示せず)により情報を再生す
る。このとき、第2の多重器32の出力は、第1の多重
器31にデータ情報として入力され多重されているの
で、受信側で第1の分離器33が正しくデータ情報を分
離すれば、その出力を第2の分離器34に入力すること
ができる。これにより、第2の多重器34の入力である
データ、ビデオ、オーディオの各情報が分離され、各々
情報源復号器(図示せず)により再生される。
【0044】一方、第1の分離器33の入力は、スイッ
チ35を介して、直接、第2の分離器34に入力できる
ようにしておく。これにより、第1の分離器33が、第
1の多重器31で付加したヘッダの検出に失敗し、正し
くデータ情報を分離できない場合でも、スイッチ35を
切り替えて直接第2の分離器34に入力させれば、第2
の分離器34が第2の多重器32で付加したヘッダを検
出するので、第2の多重器32の入力である各情報が分
離され、各々情報源復号器により再生されるようにな
る。
【0045】この場合、前述したように、第2の多重器
32で付加したヘッダの受信側における検出確率は、第
1の多重器31の場合よりも高いため、第2の多重器3
2の入力情報は高い品質で再生することができる。
【0046】以上の多重処理を図2を用いて説明する。
図2において、(a)は第2の多重器32の処理内容、
(b)は第1の多重器31の処理内容を示している。
【0047】まず、第2の多重器32では、オーディオ
のビットストリームを分割してパケットa1、a2、a
3、…を生成し、ビデオのビットストリームを分割して
パケットv1、v2、v3、…を生成する。そして、a
1、v1にヘッダh1を付加して多重パケットp1を生
成し、a2、v2にヘッダh2を付加して多重パケット
p2を生成する、という処理を繰り返す。
【0048】次に、第1の多重器31では、オーディオ
のビットストリームを分割してパケットA1、A2、A
3、…を生成し、ビデオのビットストリームを分割して
パケットV1、V2、V3、…を生成する。そして、p
1、p2、A1、V1にヘッダH1を付加して多重パケ
ットP1を生成し、p3、p4、A2、V2にヘッダH
2を付加して多重パケットP2を生成する、という処理
を繰り返す。本例では、第1の多重器31の1個のパケ
ット出力に多重されている第2の多重器32の出力パケ
ットの数は2であるが、この数は任意である。
【0049】この実施の形態では、マルチメディア情報
の多重伝送において、送信側で、情報の重要な基本成分
のみを第2の多重器32でヘッダを付加して多重し、そ
の多重出力をデータ情報として、他の情報と共に第1の
多重器31でヘッダを付加して多重することで送信パケ
ットを生成するようにしている。
【0050】これに対応して、受信側で、受信パケット
を第1と第2の分離器33、34に入力するようにして
いる。これにより、第1の多重器31で付加したヘッダ
を第1の分離器33で検出できない場合でも、第2の多
重器34で付加したヘッダを第2の分離器34で検出す
ることができ、第2の多重器32の入力情報の再生が可
能となる。よって、フェージング環境下の移動体伝送に
おいても、情報の重要な基本成分の再生を実現すること
ができる。
【0051】他の多重方式による処理について、図3を
用いて説明する。図3において、(a)は第2の多重器
32の処理内容、(b)は第1の多重器31の処理内容
を示している。
【0052】まず、第1の多重器31は、オーディオ、
ビデオの各情報を別々のパケットに分け、パケットの先
頭に情報の種類などを示す制御ビットを付加して、時分
割にパケットを伝送する。この場合、第2の多重器32
の出力をデータ情報として第1の多重器のデータパケッ
トに収めることになる。
【0053】第2の多重器では、図3(a)に示すよう
に、オーディオのビットストリームを分割してパケット
a1、a2、a3、…を生成し、ビデオのビットストリ
ームを分割してパケットv1、v2、v3、…を生成す
る。そして、a1、v1にヘッダh1を付加して多重パ
ケットp1を生成し,a2、v2にヘッダh2を付加し
て多重パケットp2を生成する、という処理を繰り返
す。
【0054】次に、第1の多重器では、図3(b)に示
すように、オーディオのビットストリームを分割してパ
ケットA1、A2、A3、…を生成し、ビデオのビット
ストリームを分割してパケットV1、V2、V3、…を
生成する。そして、p1、p2にヘッダH1を付加して
多重パケットP1を生成し、A1にヘッダH2を付加し
てオーディオの多重パケットP2を生成し、V1にヘッ
ダH3を付加してビデオの多重パケットP3を生成す
る、という処理を繰り返す。本例では、第1の多重器3
1の1個のパケット出力に多重されている第2の多重器
32の出力パケットの数は2であるが、この数は任意で
ある。
【0055】ところで、第1と第2の多重器31、32
の出力パケットの長さ(ビット数あるいはバイト数)
は、固定長でも可変長でも実現可能である。このことを
図4を用いて説明する。
【0056】まず、第2の多重器32の任意の数の出力
パケットを第1の多重器31の出力パケットの情報フィ
ールド(ペイロード)に収容する際、第2の多重器32
の出力パケットが第1の多重器31の出力パケットの情
報フィールドに余りなく収容されるとは限らない。
【0057】一例として、図4(a)に示すように、第
2の多重器32の出力パケットストリームp1,p2,
p3,…の長さを、b1,b2,b3,…バイトとし、
第1の多重器31の出力パケットストリームB1,B
2,B3,…の情報フィールドの長さをB1,B2,B
3,…バイトとする。
【0058】この例の場合、第2の多重器32の出力パ
ケットを第1の多重器31の出力パケットの情報フィー
ルドに収容する方法として、でb1+b2<B1、かつ
b1+b2+b3>B1であるとき、(a)p1,p2
はP1に収め、p3はP2に収める場合(図4
(a))、(b)p3を分割して、一部はP1に収め、
残りをP2に収める場合(図4(b))、の2通りがあ
る。
【0059】(a)の場合、第1の多重器31の情報フ
ィールドには、B1−(b1+b2)バイトの余りを生
じる。受信側で、第1の分離器33における第1の多重
器31で挿入されたヘッダの検出を行わずに、第2の分
離器34においてのみ第2の多重器32で挿入されたヘ
ッダの検出を行う場合、この余り部分に第2の多重器3
2の出力が挿入されていると誤った判断をする可能性が
ある。このとき、余りの部分に第2の多重器32で付加
されるヘッダの同期フラグとの相関の低いパターンを挿
入することにより、誤検出を抑制することができる。
【0060】(b)の場合、受信側で、第1の分離器3
3における第1の多重器31で挿入されたヘッダの検出
を行い、その同期タイミングと第1の多重器31の出力
の信号長を考慮すると、第2の分離器34において正確
なヘッダの検出と分離を行うことができる。
【0061】尚、パケット長は、固定長の方がヘッダが
周期的に出現するため検出が容易であり、信頼性も高く
なる。
【0062】ところで、多重器では、基本的に図5
(a)に示すように情報の先頭にヘッダを付加するが、
検出の信頼性を高めるため、図5(b)に示すように、
先頭のヘッダ1に加えて情報の最後にもヘッダ2を挿入
する手法もある。また、図5(c)に示すように、ヘッ
ダの誤り訂正符号化用にパリティを付加する手法もあ
る。そして、図5(d)に示すように、ヘッダの誤り訂
正符号化用にパリティ1を付加し、さらに情報のみ、あ
るいは情報とヘッダの誤り訂正用にパリティ2を付加す
る手法もある。
【0063】以下、図6乃至図8を参照して本実施の形
態における応用例を説明する。
【0064】図6((a)は送信側、(b)は受信側を
示し、図1(a)、(b)と同一部分には同一符号を付
して示す)に示す例では、オーディオやビデオの情報源
からの情報を情報源符号化器41で圧縮符号化した後、
その出力の内の基本成分のみを第2の多重器32に入力
し、基本成分と品質向上成分の両方と第2の多重器32
の出力とを第1の多重器31に入力するようにしてい
る。この場合は、第2の分離器34により基本成分のみ
を分離して、情報源復号器42で基本品質の情報の再生
がなされ、第1の分離器33により基本成分と品質向上
成分を分離して、情報源復号器43により両成分を合わ
せた全部の情報による高品質な再生がなされる。第1と
第2の多重器31、33に入力する情報は、別の情報源
符号化器からの情報でも、同一の情報源符号化器からの
情報でもよい。
【0065】図7((a)は送信側、(b)は受信側を
示し、図6(a)、(b)と同一部分には同一符号を付
して示す)に示す例では、オーディオやビデオの同一の
情報源からの情報を情報源符号化器41で圧縮符号化し
た後、その出力の内の基本成分のみを第2の多重器32
に入力し、この第2の多重器32の出力と情報源符号化
器41で得られる品質向上成分とを第1の多重器31に
入力するようにしている。この例の場合は、第2の分離
器34により基本成分のみを分離して、情報源復号器4
2で基本品質の情報の再生がなされ、第1の分離器33
により分離される品質向上成分と第2の分離器34で分
離される基本成分を加算器44で合成し、その合成出力
を情報源復号器43に入力することで、高品質の情報の
再生がなされる。
【0066】図8((a)は送信側、(b)は受信側を
示し、図6(a)、(b)と同一部分には同一符号を付
して示す)に示す例では、第3の多重器45と第3の分
離器46を加えて、3階層構成としている。すなわち、
送信側で、最重要な情報を第3の多重器45に入力し
て、第3の多重器45の生成するパケット出力を第2の
多重器32にデータとして入力し、受信側で、第2の分
離器34の出力データを、直接入力するためのスイッチ
47を介して第3の分離器46に入力して、最重要情報
を再生するようにしている。
【0067】この構成は、各多重器31、32、45が
生成するパケットの長さを、第1、第2、第3の順で短
くして、各多重器31、32、45が付加するヘッダの
挿入頻度を、第1、第2、第3の順で高くする、あるい
は、ヘッダに付加するパリティビットの数を第1、第
2、第3の順で多くするなどして、ヘッダの誤り耐力を
順に強くするなどの方策を施すと、各分離器33、3
4、46におけるヘッダの検出確率が第1、第2、第3
の順で高くなる。この階層構成によれば、信頼性が3階
層で徐々に高くなり、3階層の階層的な多重伝送が可能
となる。もちろん、より多階層の構成も実現し得る。
【0068】(第2の実施の形態)次に、本発明の多重
方式を、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal F
requency Division Multiplexing)と呼ばれるマルチキ
ャリア伝送に応用した第2の実施の形態について、図9
を参照して説明する。
【0069】図9(a)、(b)は、それぞれ第2の実
施の形態の送信側と受信側の構成を示している。この実
施の形態では、N個のキャリアによるマルチキャリア伝
送を実現している。
【0070】前述のように、OFDMは、情報を多数の
キャリア(搬送波)に対してPSKやQAMなどのディ
ジタル変調を施して伝送するマルチキャリア伝送方式で
ある。実際の地上ディジタル放送では、2000〜80
00個のマルチキャリアが検討されている。送信側の逆
離散フーリエ変換器(IDFT:Inverse Discrete Fou
rier Transform)と、受信側の離散フーリエ変換器(D
FT:Discrete Fourier Transform)が、マルチキャリ
ア伝送において重要な役割を果たしている。
【0071】まず、送信側において、周波数軸上のN点
の信号を考え、これをN点の逆離散フーリエ変換器(I
DFT:Inverse Discrete Fourier Transform)51と
並列直列変換器(P/S:Parallel Serial Converter
)52により時間軸上のN点の送信信号に変換する。
この送信信号は、ディジタル・アナログ変換器(D/
A:Digital Analog Converter)、周波数変換器、増幅
器、アンテナなどから成る送信器53を経て、伝送路に
送出される。
【0072】受信側では、伝送路からの信号がアンテ
ナ、増幅器、周波数変換器、アナログ・ディジタル変換
器(A/D:Analog Digital Converter)などから成る
受信器61を経て、時間軸上のN点の信号毎に、直列並
列変換器(S/P:Serial Parallel Converter )6
2、N点の離散フーリエ変換器(DFT:Discrete Fou
rier Transform)63を施し、周波数軸上のN点の信号
を再生する。
【0073】次に、送信側における、IDFT51の入
力信号を説明する。この例では、N個のキャリアの内、
M個を移動体の受信器向けに用い、N−M個を固定の受
信器向けに用いるものとする。オーディオ、ビデオ、文
字やコンピュータなどのデータの各情報は、各々、情報
源符号化器(図示せず)により圧縮された情報となって
いる。尚、情報は常にオーディオ、ビデオ、データの3
種類である必要はなく、オーディオとビデオの2種類だ
け、あるいは、ビデオのみでもよい。
【0074】固定用のキャリアに対するオーディオ、ビ
デオ、データなどの各情報は、第1の多重器54に入力
される。この第1の多重器54では、各情報を各々固定
長の長さに区切り、固定長のオーディオパケット、ビデ
オパケット、データパケットを生成した後、それぞれ識
別するためなどのヘッダを付加して時分割に多重し、パ
ケットストリームを生成する。このストリームを64Q
AM変調器55に入力してN−M個のキャリアに分散さ
せ、各々64QAMで変調を施す。
【0075】一方、移動体用のキャリアに対するオーデ
ィオ、ビデオ、データの各情報は、まず第2の多重器5
7に入力して、各々適当な長さに区切った後、各情報を
多重した固定長のパケットを生成し、各情報が挿入され
ている位置などを示すヘッダを付加してパケットストリ
ームを生成する。次に、このストリームをデータ情報と
して第1の多重器56に入力して、前述と同様に、ヘッ
ダの付加されたパケットストリームを生成する。このス
トリームを4PSK変調器58に入力してM個のキャリ
アに分散させ、各々4相PSKで変調を施す。
【0076】以上の処理により生成された移動体用のM
個の4相PSKによる変調信号と、固定用のN−M個の
64QAMによる変調信号がN点のIDFTの入力とな
っている。第1の多重器(54、56)は固定と移動体
用の両方に用いられているが、第2の多重器(57)は
移動体用のみに用いられている。
【0077】受信側では、N点のDFT出力の内、N−
M個の固定用の変調信号を64QAM復調器64に入力
して復調し、その出力のストリームを第1の分離器65
に入力してヘッダを検出し、ビデオ、オーディオ、デー
タの各々の情報を分離した後、情報源復号器(図示せ
ず)により情報を再生する。
【0078】また、M個の移動体用の変調信号を4相P
SK復調器66に入力して復調し、その出力のストリー
ムを第1の分離器67に入力して第2の多重器57で生
成された多重パケットを分離する。ここで、入力ストリ
ームからヘッダの情報が識別できる場合には、分離され
た多重パケットをスイッチ69を介して第2の分離器6
8に入力し、ヘッダの情報が識別できない場合にはスイ
ッチ69を切り替えて直接第2の分離器69に入力す
る。この第2の分離器69では、入力パケットのヘッダ
を検出し、ビデオ、オーディオ、データの各々の情報を
分離した後、情報源復号器(図示せず)により情報を再
生する。
【0079】以上の説明からわかるように、この実施の
形態においては、移動体用の情報に対して多重方式と変
調の両方で誤り対策が施されている。尚、第2の多重器
57の入力するオーディオやビデオの情報源符号化出力
自体に誤り訂正符号による誤り対策が施されていると、
いっそう誤りに強くなる。
【0080】ところで、送信側において、第1の多重器
54、56でパケットの先頭に付加されたヘッダは、受
信側でいくつものパケットをストリームとして受信した
ときのパケットの先頭位置、また、パケットが含む情報
の種類などを示すものである。同様に、第2の多重器5
7でパケットの先頭に付加されたヘッダは、パケットの
先頭位置、また、パケットが含む情報の種類や場所など
を示すものである。したがって、受信側でこれらのヘッ
ダを検出できないと、多重された情報を分離して再生す
ることはできない。
【0081】ビデオ情報やオーディオ情報は、情報源符
号化器により情報量が圧縮されている。この場合、圧縮
率を高めるほど伝送に要するビット数は減って伝送効率
が向上するが、再生品質は劣化する。また、特にビデオ
では、再生画面が小さい場合は画素数が減少するため、
伝送に要するビット数も減る。固定受信では、ビデオの
再生画面が大きく、かつ、高精細な再生ビデオを要求さ
れるため、6Mb/s程度以上のビデオの伝送ビット数
を要する。これに対し、移動体受信では、ビデオの再生
画面が小さく、かつ、高精細な再生ビデオは要求されな
いため、200kb/s程度以下の伝送ビット数で十分
とされる。
【0082】パケット伝送で、パケット長を長くしてヘ
ッダの挿入頻度を低くすると、伝送効率は上がるが、ヘ
ッダの検出確率が下がるため、伝送環境が劣悪であると
伝送の信頼性が落ちる。逆に、パケット長を短くしてヘ
ッダの挿入頻度を高くすると、伝送効率は下がるが、ヘ
ッダの検出確率が上がるため、伝送環境が劣悪であって
も伝送の信頼性が維持される。固定用のパケットは伝送
効率が重視されるため、パケット長は長く設定される。
一方、移動体用には、伝送効率よりも信頼性が重視され
るため、パケットは短く設定される。
【0083】そこで、この実施の形態では、移動体用で
は、第2の多重器57の出力のパケットを第1の多重器
56に入力しているが、移動体用の第2の多重器57の
出力パケットは短く設定される。このため、第1の多重
器56で生成されるパケットの中には、第2の多重器5
7で生成される複数のパケットが含まれる。したがっ
て、ヘッダも複数存在する。
【0084】受信側で第1の分離器67がヘッダの検出
に失敗すると、次のヘッダの検出まで情報の再生ができ
ない。この場合には、移動体用の受信パケットストリー
ムを第1と第2の分離器67、68に入力する。第1の
分離器67では第1の多重器56で挿入されたヘッダを
検出するが、これに失敗しても、第2の分離器68では
第2の多重器57で挿入されたヘッダを検出できる確率
が高い。この理由は、第2の多重器57で挿入されたヘ
ッダは、第1の多重器56で挿入されるヘッダよりも挿
入頻度が高いため、ヘッダの検出確率が高くなるためで
ある。これにより、伝送の信頼性の向上が図られる。
【0085】また、第2の多重器57のヘッダ付加にお
いて、例えば1個のパケットにヘッダを2個所設ける、
あるいは誤り訂正符号化を施すなどの伝送誤り対策が施
すとさらに信頼性を向上させることができる。
【0086】ところで、64QAMは振幅と位相の両方
に情報を有する多値変調であるのに対して、4相PSK
は位相のみに情報を有する変調であるため、両者を比較
すると、伝送効率に関しては64QAMが優れ、伝送路
雑音や付加雑音に対する耐力に関しては4相QAMが優
れている。このため、移動体受信では、伝送環境が劣悪
であるために4相PSKを用い、一方、固定受信では、
伝送環境が良好であるため伝送効率を重視して64QA
Mを用いている。
【0087】これからわかるように、移動体用の情報に
対しては、多重方式と変調の両方で誤り対策が施されて
いる。尚、第2の多重器57に入力されるオーディオや
ビデオの情報源符号化出力自体に誤り訂正符号により誤
り対策が施されていると、いっそう誤りに強くなる。
【0088】この実施の形態では、マルチメディア情報
のOFDMを用いた多重伝送において、送信側で、移動
体用のオーディオ、ビデオ、データなどの各情報を第2
の多重器57で多重してヘッダを付加してパケットを生
成し、そのパケットをデータ情報として、第1の多重器
56に入力してヘッダを付加して、パケットストリーム
を生成する。このストリームを4相PSKの変調を施し
た後、移動体用のキャリアに割り当てる。固定用のオー
ディオ、ビデオ、データなどの各情報を第1の多重器5
4でヘッダを付加してパケットを生成し、時分割に多重
したパケットストリームを生成する。このストリームを
64QAMの変調を施した後、固定用のキャリアに割り
当てる。これらのキャリアをまとめてマルチキャリア伝
送を実現する。
【0089】受信側で、固定用に関しては、キャリアを
再生して64QAMの復調を施した後、受信パケットス
トリームを第1の分離器65に入力し、第1の多重器5
4で付加したヘッダを検出して情報を分離し再生する。
移動体用に関しては、キャリアを再生して4相PSKの
復調を施した後、受信パケットストリームを第1の分離
器67に入力すると共に、スイッチ69を介して第2の
分離器68に入力する。
【0090】第1の多重器56で付加したヘッダを第1
の分離器67で検出できない場合でも、第2の多重器5
7で付加したヘッダを第2の分離器68で検出すること
により、第2の多重器57の入力情報の再生を可能とし
ている。これにより、フェージング環境下においても、
移動体用の情報の再生を実現することができる。
【0091】尚、上記の実施の形態では、送信側の第2
の多重器57で挿入したヘッダの同期フラグを受信側の
第2の分離器68で検出することにより、分離のタイミ
ングを得るものであるが、送信側の第1の多重器56で
挿入したヘッダの同期フラグを受信側の第1の分離器6
7で検出できる場合は、それにより得たタイミングも利
用することができ、より正確な同期確立がなされる。
【0092】また、第1、第2の実施の形態において、
受信側は第1の分離器がなくてもよい。すなわち、第2
の分離器だけでも、情報の重要な基本成分を再生するこ
とができるので、移動体搭載用あるいは携帯用としての
簡易受信器を実現することができる。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、例えばマ
ルチメディア情報の多重伝送において、送信側で、情報
の重要な基本成分のみを第2の多重器でヘッダを付加し
て多重し、その多重出力をデータ情報として、他の情報
と共に第1の多重器でヘッダを付加して多重して送信パ
ケットを生成する。そして、受信側で、受信パケットを
第1と第2の分離器に入力することにより、第1の多重
器で付加したヘッダを第1の分離器で検出できない場合
でも、第2の多重器で付加したヘッダを第2の分離器で
検出することにより、第2の多重器の入力情報の再生を
可能としている。これにより、移動体伝送のフェージン
グ環境下など、劣悪な伝送環境においても、情報の重要
な基本成分の再生を実現可能とする多重方式および装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重方式の第1の実施の形態のシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における多重処理の内容を説
明するためのタイミング図である。
【図3】第1の実施の形態における他の多重処理の内容
を説明するためのタイミング図である。
【図4】第1の実施の形態において、第1及び第2の多
重器の出力パケットの長さが可変長の場合の多重処理の
内容を説明するためのタイミング図である。
【図5】第1の実施の形態の多重器において、ヘッダ情
報を付加する手法を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態における応用例を示すブロッ
ク構成図である。
【図7】第1の実施の形態における他の応用例を示すブ
ロック構成図である。
【図8】第1の実施の形態における他の応用例を示すブ
ロック構成図である。
【図9】本発明に係る多重方式の第2の実施の形態とし
て、OFDMによるマルチキャリア伝送に応用した場合
のシステム構成を示すブロック図である。
【図10】放送や通信におけるマルチメディア情報伝送
に用いられる従来の多重方式のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図11】従来の多重方式における多重パケットの構造
を示す図である。
【図12】従来の多重方式の例とするマルチキャリア信
号生成回路の構成を示すブロック回路図である。
【図13】従来の多重方式によるシングルキャリア伝送
方式とマルチキャリア伝送方式の特徴を示す図である。
【符号の説明】
11…オーディオ用情報源符号化器 12…ビデオ用情報源符号化器 13…多重器 14…分離器 15…オーディオ用情報源復号器 16…ビデオ用情報源復号器 21〜24…変調器 25〜28…乗算器 29…加算器 31…第1の多重器 32…第2の多重器 33…第1の分離器 34…第2の分離器 35…スイッチ 41…情報源符号化器 42,43…情報源復号器 44…加算器 45…第3の多重器 46…第3の分離器 47…スイッチ 51…N点IDFT 52…P/S変換器 53…送信器 54…第1の多重器 55…64QAM変調器 56…第1の多重器 57…第2の多重器 58…4PSK変調器 61…受信器 62…S/P変換器 63…N点DFT 64…64QAM復調器 65…第1の分離器 66…4PSK復調器 67…第1の分離器 68…第2の分離器 69…スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宏和 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 斉藤 龍則 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側で、1以上のチャンネルから入力
    される信号ブロックを多重化し、その多重化ブロックに
    当該ブロックの内容を識別するための副制御信号ブロッ
    クを付加して生成される副多重信号ブロックを1つの信
    号ブロックとして、他の1以上のチャンネルから入力さ
    れる信号ブロックと多重化して、その多重化ブロックに
    当該ブロックの内容を識別するための主制御信号ブロッ
    クを付加して主多重信号ブロックを生成して伝送信号と
    し、 受信側で、前記伝送信号から直接前記副制御信号ブロッ
    クを再生し、当該副制御信号ブロックに基づいて前記伝
    送信号中の副多重信号ブロックから任意のチャンネルの
    信号ブロックを分離するようにしたことを特徴とする多
    重方式。
  2. 【請求項2】 送信側は、1以上のチャンネルから信号
    ブロックを入力して多重化し、その多重化ブロックに当
    該ブロックの内容を識別するための第1の制御信号ブロ
    ックを付加して第1の多重信号ブロックとして出力する
    第1の多重器と、この第1の多重器の1つのチャンネル
    入力として、1以上のチャンネルから信号ブロックを入
    力して多重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの
    内容を識別するための第2の制御信号ブロックを付加し
    て第2の多重信号ブロックとして出力する第2の多重器
    とを備え、 受信側は、前記送信側から伝送される第1の多重信号ブ
    ロックを入力し、当該多重信号ブロックに含まれる第2
    の制御信号ブロックを再生し、この第2の制御信号ブロ
    ックに基づいて前記第2の多重器に入力される任意のチ
    ャンネルの信号ブロックを分離する分離器を備えるよう
    にしたことを特徴とする多重化伝送システム。
  3. 【請求項3】 送信側は、1以上のチャンネルから信号
    ブロックを入力して多重化し、その多重化ブロックに当
    該ブロックの内容を識別するための第1の制御信号ブロ
    ックを付加して第1の多重信号ブロックとして出力する
    第1の多重器と、この第1の多重器の1つのチャンネル
    入力として、1以上のチャンネルから信号ブロックを入
    力して多重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの
    内容を識別するための第2の制御信号ブロックを付加し
    て第2の多重信号ブロックとして出力する第2の多重器
    とを備え、 受信側は、前記送信側から伝送される第1の多重信号ブ
    ロックを入力して、当該多重信号ブロックに含まれる第
    1の制御信号ブロックを再生し、この第1の制御信号ブ
    ロックに基づいて前記第2の多重信号ブロックを分離す
    る第1の分離器と、この第1の分離器で分離される第2
    の多重信号ブロックと前記第1の分離器に入力される第
    1の多重信号ブロックのいずれか一方を選択的に入力し
    て、入力した多重信号に含まれる第2の制御信号ブロッ
    クを再生し、この第2の制御信号ブロックに基づいて前
    記第2の多重器に入力される任意のチャンネルの信号ブ
    ロックを分離する第2の分離器とを備えるようにしたこ
    とを特徴とする多重化伝送システム。
  4. 【請求項4】 1以上のチャンネルから信号ブロックを
    入力して多重化し、その多重化ブロックに当該ブロック
    の内容を識別するための第1の制御信号ブロックを付加
    して第1の多重信号ブロックとして出力する第1の多重
    器と、1以上のチャンネルから信号ブロックを入力して
    多重化し、その多重化ブロックに当該ブロックの内容を
    識別するための第2の制御信号ブロックを付加して第2
    の多重信号ブロックとして前記第1の多重器に出力する
    第2の多重器とを具備し、 受信側で、前記第1の多重信号ブロックから当該多重信
    号ブロックに含まれる第2の制御信号ブロックを再生
    し、この第2の制御信号ブロックに基づいて前記第2の
    多重器に入力される任意のチャンネルの信号ブロックを
    分離可能とすることを特徴とする送信装置。
  5. 【請求項5】 送信側で、1以上のチャンネルから信号
    ブロックを入力して多重化し、その多重化ブロックに当
    該ブロックの内容を識別するための第1の制御信号ブロ
    ックを付加して第1の多重信号ブロックとして出力する
    第1の多重器の1つのチャンネル入力として、1以上の
    チャンネルから信号ブロックを入力して多重化し、その
    多重化ブロックに当該ブロックの内容を識別するための
    第2の制御信号ブロックを付加して第2の多重信号ブロ
    ックとして出力する第2の多重器の出力が割り当てられ
    ているとき、 前記送信側から伝送される第1の多重信号ブロックを入
    力し、当該多重信号ブロックに含まれる第2の制御信号
    ブロックを再生し、この第2の制御信号ブロックに基づ
    いて前記第2の多重器に入力される任意のチャンネルの
    信号ブロックを分離する分離器を備えることを特徴とす
    る受信装置。
  6. 【請求項6】 送信側で、1以上のチャンネルから信号
    ブロックを入力して多重化し、その多重化ブロックに当
    該ブロックの内容を識別するための第1の制御信号ブロ
    ックを付加して第1の多重信号ブロックとして出力する
    第1の多重器の1つのチャンネル入力として、1以上の
    チャンネルから信号ブロックを入力して多重化し、その
    多重化ブロックに当該ブロックの内容を識別するための
    第2の制御信号ブロックを付加して第2の多重信号ブロ
    ックとして出力する第2の多重器の出力が割り当てられ
    ているとき、 前記送信側から伝送される第1の多重信号ブロックを入
    力し、当該多重信号ブロックに含まれる第1の制御信号
    ブロックを再生し、この第1の制御信号ブロックに基づ
    いて前記第2の多重信号を分離する第1の分離器と、こ
    の第1の分離器で分離される第2の多重信号ブロックと
    前記第1の分離器に入力される第1の多重信号ブロック
    のいずれか一方を選択的に入力し、入力した多重信号ブ
    ロックに含まれる第2の制御信号ブロックを再生し、こ
    の第2の制御信号ブロックに基づいて前記第2の多重器
    に入力される任意のチャンネルの信号ブロックを分離す
    る第2の分離器とを備えることを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信側では、前記第1の多重信号ブ
    ロックを任意の数の搬送波に割り当てて送信し、前記受
    信側では、受信した搬送波から前記第1の多重信号ブロ
    ックを再生するようにしたことを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の多重化伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の多重器は、それぞれ
    1以上のチャンネルのマルチメディア信号ブロックを入
    力して多重する機能を有し、前記第2の多重器から出力
    される多重化出力を1つのチャンネルのマルチメディア
    信号ブロックとして前記第1の多重器に入力するように
    したことを特徴とする請求項2または3記載の多重化伝
    送システム。
  9. 【請求項9】 前記第2の多重器は、前記第2の制御信
    号ブロックに対して前記第1の多重器よりも伝送誤りに
    強い信号処理を施す手段を備え、前記請求項2記載の分
    離器または請求項3記載の第2の分離器は、前記第2の
    多重器で施された信号処理手段に基づいて前記第2の制
    御信号ブロックを再生する手段を備えるようにしたこと
    を特徴とする請求項2または3記載の多重化伝送システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記第2の多重器は、前記第2の多重
    信号ブロックの信号長を前記第1の多重器で生成される
    第1の多重信号ブロックの信号長よりも短くするように
    したことを特徴とする請求項3または4記載の多重化伝
    送システム。
  11. 【請求項11】 前記第1の多重器は、前記第2の多重
    器から出力される第2の多重信号ブロックを任意の個数
    分、多重化ブロックに挿入し、そのブロックの残りの領
    域に前記第2の制御信号ブロックとは相関の低い信号を
    挿入するようにしたことを特徴とする請求項2または3
    記載の多重化伝送システム。
  12. 【請求項12】 前記第1の多重器は、前記第2の多重
    器から出力される第2の多重信号ブロックを分割して、
    前記多重化ブロックに跨って挿入するようにしたことを
    特徴とする請求項2または3記載の多重化伝送システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記第2の多重器に入力される信号ブ
    ロックには、少なくとも情報再生に最低限必要な情報を
    含むにようにしたことを特徴とする請求項2または3記
    載の多重化伝送システム。
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