JPH11111699A - ガスクリーニング装置およびガスクリーニング方法 - Google Patents

ガスクリーニング装置およびガスクリーニング方法

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JPH11111699A
JPH11111699A JP29155497A JP29155497A JPH11111699A JP H11111699 A JPH11111699 A JP H11111699A JP 29155497 A JP29155497 A JP 29155497A JP 29155497 A JP29155497 A JP 29155497A JP H11111699 A JPH11111699 A JP H11111699A
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JP
Japan
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gas
film
cleaning
plasma
processing chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29155497A
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English (en)
Inventor
Atsuhiko Suda
敦彦 須田
Shinichi Nomura
慎一 野村
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスクリーニング後の成膜速度の低下や膜厚分
布の劣化あるいはデバイス特性の劣化を防止して生産歩
留の向上を図ることができるガスクリーニング装置およ
び方法を提供する。 【解決手段】成膜用の原料ガスをガイドパイプ3から導
入し、高周波電力を印加してプラズマCVD法により基
板13上に成膜する。この成膜を所定回数繰り返して所
定枚数の基板13上に成膜を行う。その後、エッチング
ガスをガイドパイプ3から導入し、高周波電力を印加し
てプラズマを発生させ、ガスクリーニングを行う。その
後、アルゴンガスをガイドパイプ3から導入し、高周波
電力を印加してプラズマを発生させる。このようにして
次の成膜に備えて処理室1内の前処理を行う。以下上記
各工程を所定回数繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスクリーニング
装置およびガスクリーニング方法に関し、特に、プラズ
マによるガスクリーニングが行われる半導体製造装置お
よび液晶表示素子製造装置、ならびに半導体製造装置や
液晶表示素子製造装置におけるプラズマによるガスクリ
ーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程や液晶表示素子製造工程
の1つに、基板上に所定の成膜を行うプラズマCVD
(Chemical Vapor Depositio
n)成膜工程がある。これは気密な処理室に基板を装填
し、該処理室内に設けられた一対の電極間に反応ガスを
供給しながら高周波電力を印加してプラズマを発生さ
せ、気相のガス分子をプラズマにより分解して基板表面
に薄膜を形成するものである。ところが、このプラズマ
CVD成膜処理においては、基板上のみならず、電極や
処理室内壁にも成膜されるため、成膜工程の繰り返しに
伴い、電極や処理室内壁に付着・堆積した膜はやがて剥
離し、処理中の基板上に付着して基板を汚染してしま
う。この汚染は、膜機能を著しく低下させ、生産性の低
下を招くため、是非とも排除すべき事象である。そこで
従来は、処理室内の定期的な清掃により、この汚染を排
除していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、処理室の清掃
はたとえ処理室の構成部品の交換等により時間短縮でき
るにしても相当の時間を要し、かつ処理室の清掃には処
理室の温度降下や大気開放等の事前工程あるいは清掃後
の真空排気や温度上昇および安定化等の事後工程が付随
するので、装置の稼働率を低下させていた。
【0004】近年、成膜と同様にプラズマによる処理室
内のクリーニング技術が注目を集めている。これは、成
膜と同様に、NF3 やSF6 等のクリーニングガス(エ
ッチングガス)を処理室内に供給しながら、高周波電力
を印加してプラズマを発生させ、気相のクリーニング
(エッチング)ガス分子をプラズマにより分解して、電
極や処理室内壁に付着・堆積した膜を除去するものであ
る。この方法は、従来からの清掃作業に比較して、温度
降下や大気開放あるいは真空排気や温度上昇といった付
随工程を省略することができるため、稼働率向上に非常
に有効である。しかし、特にNF3 やSF6 等のクリー
ニングガスによりガスクリーニングを施した場合、処理
室内にフッ化物が生成され、これによりクリーニング後
の処理室における成膜速度の低下や膜厚分布の劣化ある
いはデバイス特性の劣化を招いていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑み考案されたものであり、クリーニングガス(エッチ
ングガス)に高周波電力を供給してプラズマを発生させ
てガスクリーニングを行なった後に、不活性ガスを導入
し、高周波電力を供給してプラズマを発生させることに
より、ガスクリーニングにより生成されたフッ化物を破
砕し、正規の電極表面の復生とF系分圧を低下させるこ
とにより、ガスクリーニング後の成膜速度の低下や膜厚
分布の劣化あるいはデバイス特性の劣化を防止して生産
歩留まりの向上を図るものである。
【0006】ここで、クリーニングガス(エッチングガ
ス)によるガスクリーニング後に導入する不活性ガスと
は、CVDにおいて成膜には関与しないガスをさす。特
にアルゴンガスが有効であり、必要に応じ窒素ガスを混
合してもよい。
【0007】従って、請求項1によれば、処理室内にエ
ッチングガスを導入し、高周波電力を供給してプラズマ
を発生させ、プラズマエッチングによりガスクリーニン
グを行い、その後、前記処理室内に不活性ガスを導入
し、高周波電力を供給してプラズマを発生させることを
特徴とするガスクリーニング装置が提供される。
【0008】また、請求項2によれば、前記不活性ガス
がアルゴンガスを含むことを特徴とする請求項1記載の
ガスクリーニング装置が提供される。
【0009】また、請求項3によれば、処理室内にエッ
チングガスを導入し、高周波電力を供給してプラズマを
発生させ、プラズマエッチングによりガスクリーニング
を行う工程と、その後、前記処理室内に不活性ガスを導
入し、高周波電源を供給してプラズマを発生させる工程
と、を備えることを特徴とするガスクリーニング方法が
提供される。
【0010】また、請求項4によれば、前記不活性ガス
がアルゴンガスを含むことを特徴とする請求項3記載の
ガスクリーニング方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて記す。
【0012】図1は本発明に関わるガスクリーニング装
置の一実施の形態であるプラズマCVD装置100の処
理室1の断面を示すものである。処理室1の上面に上電
極ホルダ2を設け、該上電極ホルダ2の中心に処理室1
の上面を貫通するガイドパイプ3を設ける。該ガイドパ
イプ3は上電極(カソード)5に接続されている。上電
極(カソード)5内部には間隙7が形成されており、こ
の間隙7とガイドパイプ3内部とは連通している。また
上電極(カソード)5下部には、所要数のガス供給口1
5を有するシャワープレート8が設置されている。ガイ
ドパイプ3および上電極(カソード)5と処理室1の上
面および上電極ホルダ2との間は絶縁材4で絶縁する。
シャワープレート8の下側には上下方向に分離可能に内
室10を設け、そのさらに下側には下電極(アノード)
11を設置する。内室10はシャワープレート8、下電
極(アノード)11および内室側壁9によって形成され
る。上電極(カソード)5内にはカソードヒータ6が設
けられ、下電極(アノード)11内にはアノードヒータ
12が設けられている。ガイドパイプ3は高周波電源2
0に接続され、下電極(アノード)11は接地されてい
る。
【0013】反応ガスやクリーニングガス(エッチング
ガス)は、ガイドパイプ3から導入され、間隙7を通
り、シャワープレート8で分散され、内室10内に導入
され、その後、排気管14を介して排気される。高周波
電源20により上電極(カソード)5と下電極(アノー
ド)11との間に高周波が印加され、内室10内にプラ
ズマが発生する。
【0014】成膜用の原料ガスをガイドパイプ3から導
入し、上電極(カソード)5と下電極(アノード)11
との間に高周波電力を印加してプラズマを発生させ、プ
ラズマCVD法により、基板13上に成膜する。この成
膜を所定回数繰り返して所定枚数の基板13上に成膜を
行う。
【0015】その後、クリーニングガス(エッチングガ
ス)を、ガイドパイプ3から導入し、上電極(カソー
ド)5と下電極(アノード)11との間に高周波電力を
印加してプラズマを発生させ、ガスクリーニングを行
う。
【0016】その後、アルゴンガス等の不活性ガスをガ
イドパイプ3から導入し、上電極(カソード)5と下電
極(アノード)11との間に高周波電力を印加してプラ
ズマを発生させる。このようにして次の成膜に備えて処
理室1内の前処理を行う。
【0017】<実施例1>図1に示したプラズマCVD
装置100を使用し、処理室1内にガラス基板13を装
填して、SiN膜20枚(積算膜厚:40000オング
ストローム)を連続に成膜した。次いで、処理室1内に
供給するガスをNF3 に変更し、RF電力を500Wと
して5分間ガスクリーニングを行った。その後、アルゴ
ンガスを300SCCM、圧力0.4Torr、RF電
力を500Wとして5分間処理室1内の成膜前処理を行
った。
【0018】これらの操作を1サイクルとして、これを
繰り返した場合の成膜における膜厚均一性及び成膜速度
の変化を調べた。
【0019】膜厚均一性は大日本スクリーン製造製光学
式膜厚計LambdaÅ(LVM8000−S)を用い
て基板端10mmを除く内側を均等25分割して測定し
た。なお、膜厚均一性の算出は(1)式に依った。
【0020】
【数1】 膜厚均一性={(最大膜厚−最小膜厚)/(最大膜厚+最小膜厚)}×100 …(1)
【0021】成膜速度は、成膜した膜をエッチング液に
より剥離し、膜厚段差を、テンコール社製形状測定器
(FP−2)で得られた膜厚を成膜時間で除して求め
た。
【0022】<比較例1>実施例1において、ガスクリ
ーニング後のアルゴンガスを利用した成膜前処理を省略
した以外は、実施例1と同様にして連続成膜及びガスク
リーニングを行った。
【0023】次に、本発明によるガスクリーニング後の
不活性ガスによるプラズマ処理が成膜に及ぼす効果の比
較を示す。図2は積算膜厚と成膜速度との関係を実施例
1と比較例1の両方について示したものであり、図3は
積算膜厚と膜厚均一性との関係を実施例1と比較例1の
両方について示したものである。これらより明らかなよ
うに、上記実施例1においては、ガスクリーニング後の
成膜速度の低下や膜厚分布の劣化を防止できている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、クリーニングガス(エ
ッチングガス)を用いてプラズマを発生させてガスクリ
ーニングを行い、そのガスクリーニング後に不活性ガス
を導入し高周波電力を供給してプラズマを発生させるこ
とにより、ガスクリーニング後の成膜速度の低下や膜厚
分布の劣化を防止して、生産歩留まりの向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスクリーニング装置の一実施の形態
であるプラズマCVD装置100の模式的断面図であ
る。
【図2】積算膜厚と成膜速度との関係を実施例1と比較
例1の両方について示した図である。
【図3】積算膜厚と膜厚均一性との関係を実施例1と比
較例1の両方について示した図である。
【符号の説明】
1…処理室 2…上電極ホルダ 3…ガイドパイプ 4…絶縁材 5…上電極(カソード) 6…カソードヒータ 7…間隙 8…シャワープレート 9…内室側壁 10…内室 11…下電極(アノード) 12…アノードヒータ 13…基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理室内にエッチングガスを導入し、高周
    波電力を供給してプラズマを発生させ、プラズマエッチ
    ングによりガスクリーニングを行い、その後、前記処理
    室内に不活性ガスを導入し、高周波電力を供給してプラ
    ズマを発生させることを特徴とするガスクリーニング装
    置。
  2. 【請求項2】前記不活性ガスがアルゴンガスを含むこと
    を特徴とする請求項1記載のガスクリーニング装置。
  3. 【請求項3】処理室内にエッチングガスを導入し、高周
    波電力を供給してプラズマを発生させ、プラズマエッチ
    ングによりガスクリーニングを行う工程と、 その後、前記処理室内に不活性ガスを導入し、高周波電
    力を供給してプラズマを発生させる工程と、 を備えることを特徴とするガスクリーニング方法。
  4. 【請求項4】前記不活性ガスがアルゴンガスを含むこと
    を特徴とする請求項3記載のガスクリーニング方法。
JP29155497A 1997-10-07 1997-10-07 ガスクリーニング装置およびガスクリーニング方法 Withdrawn JPH11111699A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346524B1 (ko) * 2000-10-14 2002-07-26 나기창 플라즈마를 이용한 반도체 웨이퍼 클리닝 장치
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Effective date: 20041207