JPH11111601A - 露光方法及び装置 - Google Patents

露光方法及び装置

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JPH11111601A
JPH11111601A JP9272566A JP27256697A JPH11111601A JP H11111601 A JPH11111601 A JP H11111601A JP 9272566 A JP9272566 A JP 9272566A JP 27256697 A JP27256697 A JP 27256697A JP H11111601 A JPH11111601 A JP H11111601A
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mask
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JP9272566A
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Inventor
Hidemi Kawai
秀実 川井
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのレイヤのパターンを多重露光で形成す
る場合に、レチクルの製造コストや管理コストを低減で
きると共に、スループットを向上できる露光方法を提供
する。 【解決手段】 1枚のレチクルのパターン領域に二重露
光する2つのパターンを並列に形成しておく。ウエハW
上の各列の部分ショット領域46A,46Bにそのレチ
クルの2つのパターン像を露光した後、ウエハWを1つ
の部分ショット領域の幅分だけずらして、次の部分ショ
ット領域46B,46Cにその2つのパターン像を露光
し、以下ウエハWを1つの部分ショット領域の幅分だけ
ずらして、2つのパターン像を露光する動作を繰り返
す。これによって、最初と最後の部分ショット領域を除
く部分ショット領域46B〜46Gにそれぞれ2つのパ
ターン像が二重露光される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのリソグラフィ工程でマスクパターンをウエハ等の基
板上に露光するための露光方法及び装置に関し、更に詳
しくは1つのマスクパターンを複数のパターンに分けて
多重露光する露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に使用され
る、マスクとしてのレチクルのパターンをレジストが塗
布されたウエハ(又はガラスプレート等)上に転写する
ための露光方法の一つに、二重露光方式と称する露光方
法がある。これは、ウエハ上の同一レイヤに例えば周期
的パターンと孤立パターンとが混じったパターンを露光
するような場合に、レチクルパターンを周期的パターン
に対応する第1のパターンと、孤立パターンに対応する
第2のパターンとに分けて、これら2つのパターンを順
次露光条件を最適化させて二重露光することにより、高
い結像性能を得るものである。
【0003】従来、このような二重露光方式で露光を行
う場合、その第1のパターンが1個、又は複数個形成さ
れた第1のレチクルを用いて1回目の露光を行い、次に
レチクルをその第2のパターンが1個、又は複数個形成
された第2のレチクルに交換して2回目の露光を行って
いた。図6は、二重露光方式でウエハ上の各ショット領
域に2つのチップパターンを形成する(即ち、2個取
り)場合に使用される従来のレチクルを示し、図6
(a)に示す第1のレチクルRA上の2つの部分パター
ン領域51A,51B内にそれぞれ同一の第1のパター
ンAが描画され、図6(b)に示す第2のレチクルRB
上の2つの部分パターン領域52A,52B内にそれぞ
れ同一の第2のパターンBが描画されている。このよう
に2個取りとしているのは、スループットを確保するこ
と、及び比較検査により検査コストや検査時間を節約す
るためである。
【0004】これらのレチクルを用いる露光工程では、
例えばウエハ上で3行×5列のショット領域に露光を行
うものとすると、先ず図7(a)に示すように、ウエハ
上の例えば第1列54A〜第5列54E内の3個のショ
ット領域53A〜53Cに、所定の順序で第1のレチク
ルRA内の2つのパターンAの像(この像もAで表す)
が、当該パターンAに最適化された露光条件で露光され
る。その後、そのレチクルRAが第2のレチクルRBに
交換され、図7(b)に示すように、ウエハ上の第1列
54A〜第5列54E内の3個のショット領域53A〜
53Cに、所定の順序でそれぞれ第2のレチクルRB内
の2つのパターンBの像(この像もBで表す)が、当該
パターンBに最適化された露光条件で重ねて露光され
る。その後、ウエハの現像等を行うことによって、パタ
ーンA及びBに対応する回路パターンが形成される。こ
の場合、パターンA及びBに対応する原版パターンが形
成された1枚のレチクルを用いて露光を行う方式と比べ
て、最終的に得られる回路パターンの線幅制御性等が全
体として向上している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の二重
露光方式では、1つの原版パターンのみを露光する方式
に比べて高い結像特性が得られる。しかしながら、従来
の二重露光方式では、露光工程の途中でレチクルを交換
する必要があるため、露光工程のスループット(単位時
間当たりのウエハ処理枚数)は1つの原版パターンのみ
を露光する場合に比べて大きく低下するという不都合が
あった。これに関して、図7より分かるように、従来の
二重露光方式では、各ショット領域に対してそれぞれ2
回の露光を行うことになるため、露光回数はショット領
域の個数の2倍になって、この露光回数の点でもスルー
プットが低下しているが、これは二重露光に伴う当然の
結果である。
【0006】また、従来の二重露光方式では、ウエハ上
の1つのレイヤへの露光に際して2枚のレチクルが必要
であるため、レチクルの製造コスト、及び管理費用が増
大するという不都合があった。更に、仮に2枚のレチク
ルを使用することなく効率的に二重露光を行うことがで
きる方法があったとしても、最終的に得られる結像特性
が劣化しては、二重露光を行う意味がなくなってしま
う。
【0007】本発明は斯かる点に鑑み、1つのレイヤの
パターンを多重露光で形成する場合に、従来のように複
数枚のレチクルのパターンを順次重ねて露光する方式に
比べて、レチクルの製造コストや管理コストを低減でき
ると共に、スループットを向上できる露光方法を提供す
ることを第1の目的とする。更に本発明は、1つのレイ
ヤのパターンを多重露光で形成する場合に、レチクルの
製造コストを低減できると共に、高い結像特性が得られ
る露光方法を提供することを第2の目的とする。
【0008】更に本発明は、そのような露光方法を使用
できる露光装置を提供することをも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の露光
方法は、露光対象の基板の同一レジスト(感光材料)上
の複数の被露光領域(46B〜46G)にそれぞれ異な
るN個(Nは2以上の整数)のマスクパターンの像を重
ねて露光する露光方法において、マスク(R)上で所定
方向に一列に配置されたN個のマスクパターン領域(4
5A,45B)を形成しておき、その基板上にそのマス
ク上のそれらN個のマスクパターンの像(A1,B1)
を露光する第1工程と、その基板とそのマスクとをマス
クパターン領域(45A,45B)のその所定方向の幅
に対応する幅だけその所定方向に相対移動して、その基
板上にそのマスク上のそれらN個のマスクパターンの像
(A2,B2)を部分的に重ね合わせて露光する第2工
程と、を有し、この第2工程を更に少なくとも(N−
2)回繰り返すものである。
【0010】斯かる本発明によれば、1枚のマスク上に
複数個のマスクパターンが形成されているため、マスク
が1枚で済み、マスクの製造コスト等が低減される。ま
た、例えば図4に示すように、幅Fの2個取りの3個の
ショット領域(47A〜47C)にそれぞれ二重露光を
行うものとすると、本発明の露光方法ではマスク像と基
板とをF/2ずつずらしながら7回露光を行う必要があ
るため、露光回数は従来の二重露光方式における6回よ
りも多くなる。しかしながら、実際の露光工程では数回
のショット露光時間に比べてマスクの交換時間の方がか
なり長いため、本発明によってスループットは従来の二
重露光方式に比べて向上する。
【0011】なお、二重露光する場合(N=2の場合)
には、その第1工程及び第2工程を1度実行すること
で、少なくとも1つの被露光領域で二重露光が行われ
る。また、本発明において、それらN個のマスクパター
ンの像をその基板上に露光する際に、そのマスクパター
ンを照明する照明光束に対して、そのマスクとその基板
とを同期走査させて露光し、そのマスク上でのそれらN
個のマスクパターン領域の配列方向とその同期走査の走
査方向とを平行に設置し、そのマスクパターン毎に露光
条件を変化させることが望ましい。
【0012】これは本発明をステップ・アンド・スキャ
ン方式のような走査露光方式で露光する場合に適用する
ことを意味する。上記のように複数個のマスクパターン
を重ねて露光する場合、各マスクパターン毎に照明条件
(通常照明、変形照明、小σ値の照明等)、フォーカス
位置、及び露光量等の露光条件を最適化することが望ま
しい。これに関して、一括露光方式であれば、1枚のマ
スク上の複数のマスクパターンを同時に露光する場合に
マスクパターン毎に照明条件等を変えるには、露光装置
の構成等を工夫する必要がある。ところが、走査露光方
式でマスクパターンの配列方向を走査方向に平行にすれ
ば、複数のマスクパターンを順番に露光する際に照明条
件等を連続的に切り換えることができるため、多重露光
による結像特性向上の効果が容易に得られる。
【0013】また、本発明による第2の露光方法は、ス
リット状の照明領域でマスク(R)のパターンを照明
し、そのマスクのパターンがその照明領域の走査方向に
複数配置され、そのマスクと基板(W)とを同期走査さ
せることによってそのマスクのパターンの像をその基板
の同一レジスト上に投影する露光方法であって、そのマ
スクのパターン毎に露光条件を変化させて露光するもの
である。
【0014】斯かる本発明によれば、1回の露光終了後
に1個のパターン分だけマスク(R)と基板(W)とを
走査方向にずらして部分的に重ね合わせた露光を行うこ
とによって、1枚のマスクを用いて多重露光を行うこと
ができる。更に、照明領域が別のパターンに移動する毎
に、露光条件を当該パターンに最適化された条件に切り
換えることによって、多重露光による高い結像特性が得
られる。
【0015】また、本発明による露光装置は、スリット
状の照明領域でマスク(R)のパターンを照明し、その
マスクのパターンがその照明領域の走査方向に複数配置
され、そのマスクと基板(W)とを同期走査させること
によってそのマスクのパターン像をその基板の同一レジ
スト上に投影する露光装置であって、そのマスクとその
基板とをその走査方向に同期走査して露光を行う際に、
そのスリット状の照明領域が次のパターン領域に移動す
るのに応じて露光条件を変化させる露光条件制御系(1
1,12,41,43)を設けたものである。斯かる露
光装置によれば、本発明の第1、又は第2の露光方法が
使用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図面を参照して説明する。本例は、ステップ・ア
ンド・スキャン方式の投影露光装置を用いて二重露光を
行う場合に本発明を適用したものである。図1は本例で
使用されるステップ・アンド・スキャン方式の投影露光
装置を示し、この図1において、KrF、又はArF等
のエキシマレーザ光源よりなる露光光源1から射出され
た紫外パルス光よりなる露光光ILは、光路折り曲げ用
のミラー4で反射された後、第1レンズ8A、光路折り
曲げ用のミラー9、及び第2レンズ8Bを介してフライ
アイレンズ10に入射する。第1レンズ8A、及び第2
レンズ8Bより構成されるビーム整形光学系によって、
露光光ILの断面形状がフライアイレンズ10の入射面
に合わせて整形される。なお、露光光源1としては水銀
ランプ等も使用できる。
【0017】フライアイレンズ10の射出面には、照明
系の開口絞り板11が回転自在に配置され、開口絞り板
11の回転軸の周りには、通常照明用の円形の開口絞り
13A、複数の偏心した小開口よりなる変形照明用の開
口絞り13B、輪帯照明用の輪帯状の開口絞り13C、
及び小さい円形の小さいコヒーレンスファクタ(σ値)
用の開口絞り13Dが配置されている。そして、装置全
体の動作を統轄制御するコンピュータよりなる主制御系
41が、駆動モータ12を介して開口絞り板11を回転
することによって、フライアイレンズ10の射出面に所
望の照明系開口絞りを配置できるように構成されてい
る。
【0018】フライアイレンズ10の射出面の開口絞り
を通過した露光光ILの一部は、ビームスプリッタ14
にて反射された後、集光レンズ15を介して光電検出器
よりなるインテグレータセンサ16に入射する。インテ
グレータセンサ16の検出信号は露光量制御系43に供
給され、露光量制御系43は、その検出信号より露光光
ILのウエハWの表面での照度(パルスエネルギー)、
及びウエハW上の各点での積算露光量を間接的にモニタ
する。そして、このようにモニタされる照度、又は積算
露光量が主制御系41に指示された値になるように、露
光量制御系43は露光光源1の出力、及び不図示の光量
減衰器での露光光ILの減衰率等を制御する。
【0019】一方、ビームスプリッタ14を透過した露
光光ILは、第1リレーレンズ17Aを経て順次固定視
野絞り(レチクルブラインド)18A、及び可動視野絞
り18Bを通過する。固定視野絞り18A、及び可動視
野絞り18Bは近接して、ほぼ転写対象のレチクルRの
パターン面との共役面に配置されている。固定視野絞り
18Aは、レチクルR上の矩形の照明領域の形状を規定
する視野絞りであり、可動視野絞り18Bは、走査露光
の開始時及び終了時に不要な部分への露光が行われない
ように照明領域を閉じるために使用される。
【0020】固定視野絞り18A、及び可動視野絞り1
8Bを通過した露光光ILは、第2リレーレンズ17
B、光路折り曲げ用のミラー19、及びコンデンサレン
ズ20を経て、レチクルRのパターン面(下面)に設け
られたパターン領域31内の矩形の照明領域21Rを照
明する。露光光ILのもとで、レチクルRの照明領域2
1R内のパターンは、投影光学系PLを介して所定の投
影倍率β(βは1/4,1/5等)でレジストが塗布さ
れたウエハW上の露光領域21Wに縮小投影される。投
影光学系PL内のレチクルRのパターン面に対する光学
的フーリエ変換面(瞳面)内には開口絞り35が配置さ
れており、開口絞り35によって開口数NAが設定され
る。以下、投影光学系PLの光軸AXに平行にZ軸を取
り、Z軸に垂直な平面内で走査露光時の走査方向に沿っ
てY軸を取り、走査方向に垂直な非走査方向に沿ってX
軸を取って説明する。
【0021】レチクルRはレチクルステージ22上に保
持され、レチクルステージ22はレチクルベース23上
にリニアモータによってY方向に連続移動できるように
載置されている。更に、レチクルステージ22には、レ
チクルRをX方向、Y方向、回転方向に微動する機構も
組み込まれている。一方、ウエハWはウエハホルダ24
上に吸着保持され、ウエハホルダ24はウエハWのフォ
ーカス位置(Z方向の位置)及び傾斜角を制御するZチ
ルトステージ25上に固定され、Zチルトステージ25
はXYステージ26上に固定され、XYステージ26は
例えば送りねじ方式又はリニアモータ方式等によって、
ベース27上でZチルトステージ25(ウエハW)をY
方向に連続移動すると共に、X方向及びY方向にステッ
ピング移動する。Zチルトステージ25、XYステージ
26、及びベース27よりウエハステージ28が構成さ
れている。レチクルステージ22(レチクルR)、及び
ウエハステージ28(ウエハW)の位置はそれぞれ不図
示のレーザ干渉計によって高精度に計測され、この計測
結果に基づいてステージ駆動系42によってレチクルス
テージ22及びウエハステージ28の動作が制御されて
いる。
【0022】ステージ駆動系42から主制御系41に対
してレチクルステージ22及びウエハステージ28の位
置情報が供給され、主制御系41からステージ駆動系4
2に対してアライメント情報、及び走査露光のタイミン
グ情報等が供給されている。また、ステージ駆動系42
からの各ステージの同期情報によって不図示の駆動系を
介して可動視野絞り18Bの開閉も行われる。
【0023】通常の走査露光時には、レチクルステージ
22を介してレチクルRを照明領域21Rに対して+Y
方向(又は−Y方向)に速度VRで移動するのと同期し
て、XYステージ27を介してウエハWを露光領域21
Wに対して−Y方向(又は+Y方向)に速度β・VR
(βはレチクルRからウエハWへの投影倍率)で移動す
ることによって、レチクルRのパターン領域31内のパ
ターン像がウエハW上の1つのショット領域SAに逐次
転写される。その後、XYステージ26をステッピング
させてウエハ上の次のショット領域を走査開始位置に移
動して、走査露光を行うという動作がステップ・アンド
・スキャン方式で繰り返されて、ウエハW上の各ショッ
ト領域への露光が行われる。この際に、インテグレータ
センサ16の検出信号に基づいて、露光量制御系43が
各ショット領域上の各点に対する露光量を所定の目標値
に制御する。
【0024】また、この露光が重ね合わせ露光である場
合には、予めレチクルRとウエハWとのアライメントを
行っておく必要がある。そこで、Zチルトステージ25
上のウエハホルダ24の近傍にガラス基板よりなる基準
マーク部材29が固定され、基準マーク部材29上にク
ロム膜等で例えば十字型の基準マーク30A,30Bが
形成され、投影光学系PLの側面にウエハW上の各ショ
ット領域に付設されたウエハマークの位置を検出するた
めの画像処理方式のアライメントセンサ36が設置され
ている。基準マーク部材29上には、アライメントセン
サ36用の基準マーク(不図示)も形成されている。ま
た、レチクルRのパターン領域31の両側に、基準マー
ク30A,30Bの位置関係をウエハからレチクルへの
投影倍率で変換した位置関係で、アライメントマーク3
2A,32Bが形成されており、アライメントマーク3
2A,32B上にミラー33A等を介して画像処理方式
のレチクルアライメント顕微鏡34A,34Bが設置さ
れている。
【0025】そして、レチクルRのアライメントを行う
際には、一例として、基準マーク30A,30Bの中心
を投影光学系PLの露光フィールドのほぼ中心に設定し
た状態で、基準マーク30A,30Bが底面側から露光
光ILと同じ波長域の照明光で照明される。基準マーク
30A,30Bの像はアライメントマーク32A,32
Bの近傍に形成され、レチクルアライメント顕微鏡34
A,34Bで基準マーク30A,30Bの像に対するア
ライメントマーク32A,32Bの位置ずれ量を検出
し、これらの位置ずれ量を補正するようにレチクルステ
ージ22を位置決めすることで、レチクルRのウエハス
テージ28に対する位置合わせが行われる。この際に、
アライメントセンサ36で対応する基準マークを観察す
ることで、アライメントセンサ36の検出中心からレチ
クルRのパターン像の中心までの間隔(ベースライン
量)が算出される。ウエハW上に重ね合わせ露光を行う
場合には、アライメントセンサ36の検出結果をそのベ
ースライン量で補正した位置に基づいてウエハステージ
28を駆動することで、ウエハW上の各ショット領域に
レチクルRのパターン像を高い重ね合わせ精度で走査露
光できる。
【0026】次に、本例の投影露光装置を用いてウエハ
W上の各ショット領域に所定の半導体デバイスのチップ
パターンを2個取りで、且つ二重露光する場合につき説
明する。本例のレチクルRのパターン領域31には、走
査方向に沿って二重露光用の2個のパターンが形成され
ている。図2は、本例で使用されるレチクルRのパター
ン配置を示す平面図であり、この図2において、レチク
ルRの矩形の枠状の遮光帯44に囲まれたパターン領域
が、Y方向に2つの同一の大きさの部分パターン領域4
5A,45Bに分割され、部分パターン領域45A及び
45B内にそれぞれパターンA及びBが描画されてい
る。パターンA及びBは、1つのレイヤに転写される回
路パターンから生成されたパターンであり、パターンA
及びBの像を重ねて露光することによってその回路パタ
ーンに対応する投影像が露光されるように構成されてい
る。一例として、パターンAは周期的パターン、パター
ンBは孤立パターンであり、パターンAとパターンBと
の最適な露光条件(照明系の開口絞り、ウエハのフォー
カス位置、及び露光量等)は互いに異なっている。
【0027】図4は、本例のウエハW上のショット配列
を示し、この図4において、X方向に所定ピッチで配列
された第1列48A〜第5列48Eの各列に、Y方向に
所定ピッチでショット領域47A〜47Cが配置され、
これらのショット領域は、隣接するショット領域との境
界部のストリートライン領域の中央までの領域を含め
て、Y方向(走査方向)の幅FでX方向の幅Eの矩形領
域である。
【0028】これらの3行×5列のショット領域47A
〜47CにそれぞれY方向に半導体デバイスの2個のチ
ップパターンが形成されるため、これらのショット領域
47A〜47Cを順次Y方向に2個の同じ大きさの部分
ショット領域46B,46C,…,46F,46Gに分
割する。更に、本例では、部分ショット領域46Bの+
Y方向の端部、及び部分ショット領域46Gの−Y方向
の端部にそれぞれ部分ショット領域46A及び46Hを
付加し、全体として8行×5列の部分ショット領域46
A〜46HをウエハW上に配列する。部分ショット領域
46A〜46HのY方向の幅はF/2である。但し、1
行目、及び8行目の部分ショット領域46A,46Hは
チップパターンが形成される領域ではないため、ウエハ
Wの有効露光領域の外部にはみ出してもよい。
【0029】次に、図4に示すショット配列でウエハW
上に図2のレチクルRの2つのパターンA,Bを二重露
光する場合の動作につき説明する。 [第1工程]先ず、図4の第1列48Aの2つの部分シ
ョット領域46A,46Bに、図1の投影露光装置を用
いて走査露光方式で図2のレチクルRのパターン像を露
光する。この場合、図3(a)に示すように、露光光I
Lによる照明領域21Rに対して例えば+Y方向にレチ
クルRが走査される。そこで、照明領域21Rに対して
レチクルRの第1の部分パターン領域45A(パターン
A)が走査されているときには、図1の主制御系41
は、予め駆動モータ12を介して開口絞り板11中でパ
ターンAに対応する開口絞りを選択してフライアイレン
ズ10の射出面に配置しておくと共に、露光量制御系4
3を介してパターンAに対応する露光量が得られるよう
にしておく。そして、照明領域21Rに対してレチクル
Rの第2の部分パターン領域45B(パターンB)の一
部が入ったときに主制御系41は、駆動モータ12を介
してパターンBに対応する開口絞りを選択してフライア
イレンズ10の射出面に配置すると共に、露光量制御系
43を介してパターンBに対応する露光量が得られるよ
うにする。
【0030】また、パターンAとパターンBとでウエハ
Wのベストフォーカス位置が異なるときには、照明領域
21RにパターンBの一部が入ったときに、ウエハステ
ージ28を介してウエハWのフォーカス位置を調整す
る。これによって、図2のレチクルRのパターンA及び
Bの像はそれぞれ最適化された露光条件で露光される。
なお、図1の投影光学系PLは実際には反転投影を行う
が、以下では説明の便宜上、走査方向に関して正立像が
投影されるものとする。この結果、図4に示すように、
部分ショット領域46A及び46Bにそれぞれレチクル
RのパターンA及びBの像A1及びB1が露光される。
【0031】また、ステップ・アンド・スキャン方式で
は、レチクルステージ22の無駄な動きを無くすために
は、1回の露光毎に走査方向を反転することが望ましい
と共に、ウエハステージ28のステッピング量は少ない
ことが望ましい。そこで、例えば図4の第1列48A〜
第5列48Eの部分ショット領域46A,46Bに対し
てレチクルR(対応してウエハWも)の走査方向を+Y
方向から−Y方向、又は−Y方向から+Y方向に反転し
ながら、順次レチクルRのパターンA及びBの像を露光
するようにしてもよい。このような露光シーケンスで
は、次の行での露光は第5列48Eから第1列48Aに
向けて移動しながら行われるが、説明の便宜上、次は再
び第1列48Aで露光を行うものとする。
【0032】[第2工程]次に、図4において、第1工
程の露光時に対してウエハWを+Y方向にF/2だけず
らした後、第1列48Aの部分ショット領域46B及び
46Cに、図1の投影露光装置を用いて走査露光方式で
図2のレチクルRのパターンA,Bの像A2及びB2を
それぞれ露光する。この場合も、パターンA及びBに関
してそれぞれ露光条件を最適化して露光を行う。この結
果、第1列48Aの2番目の部分ショット領域46Bに
は、パターンBの像B1とパターンAの像A2とが二重
露光されたことになる。この際に、上記のように走査方
向を反転しながら第5列48Eから第2列48Bまでの
部分ショット領域46B,46Cでも走査露光が行われ
ている場合には、各列の部分ショット領域46Bにパタ
ーンA,Bの像が二重露光されたことになる。
【0033】[第3工程]次に、図4において、それま
での露光時に対してウエハWを+Y方向にF/2だけず
らした後、第1列48Aの部分ショット領域46C及び
46Dに、走査露光方式でそれぞれ露光条件を最適化し
ながら、図2のレチクルRのパターンA,Bの像A3及
びB3を露光する。この結果、第1列48Aの3番目の
部分ショット領域46Cにも、パターンBの像B2とパ
ターンAの像A3とが二重露光されたことになる。そし
て、例えば第2列48B〜第5列48Eの部分ショット
領域46C,46Dにも順次走査方向を反転しながら、
パターンA,Bの像A3,B3が露光される。
【0034】本例では、各列に露光対象の2個取りのシ
ョット領域47A〜47Cが3個あるため、第1列48
Aでは更に部分ショット領域46D,46E〜部分ショ
ット領域46G,46Hに対してそれぞれ走査露光方式
でパターンA,Bの像A4,B4〜A7,B7が露光さ
れ、他の列48B〜48Eでも同様にパターンA,Bの
像A4,B4〜A7,B7が露光される。この結果、全
体として第1列48A〜第5列48Eの2番目の部分シ
ョット領域46B〜7番目の部分ショット領域46Gに
それぞれパターンA,Bの像A2,B1〜A7,B6が
二重露光される。本例では部分ショット領域46B〜4
6Gより3個のショット領域47A〜47Cが構成され
ているため、これら3個のショット領域47A〜47C
にそれぞれパターンA及びBの像が2個取りで二重露光
されたことになる。また、最初の部分ショット領域46
A、及び最後の部分ショット領域46Hは、それぞれ1
つのパターンA又はBの像のみが露光されるいわばダミ
ー露光領域となっている。
【0035】その後、ウエハWを現像することによっ
て、第1列48A〜第5列48Eのショット領域47A
〜47Cにそれぞれ2個取りのレジストパターンが形成
され、このレジストパターンをマスクとしてエッチング
等を行うことによって目標とする回路パターンが形成さ
れる。この際に、パターンA及びBの像はそれぞれ最適
化された露光条件で露光されているため、二重露光され
たパターンの像の結像特性(解像度等)は全面で極めて
良好であり、最終的に形成される回路パターンの線幅制
御性等も極めて良好である。
【0036】次に、本例の露光方式のスループットを通
常の露光方式、及び従来の二重露光方式と比較する。そ
のため、通常の露光で使用されているウエハに合わせ
て、図4における有効なショット領域47A〜47Cの
個数を6行(走査方向)×10行、即ち60個に拡大し
た場合につき、図1の投影露光装置を使用して各露光方
式で露光を行うときのスループットを計算してみると、
表1のようになる。
【0037】
【表1】
【0038】この表1において、通常露光とは、1個の
レチクルパターンを用いて各ショット領域に1回の露光
のみを行う方式であり、二重露光中の本方式とは本例の
露光方式であり、レチクル交換方式とは図6及び図7を
参照して説明した従来の二重露光方式である。また、表
1の左側の欄における、ステップ時間とは、次の露光対
象のショット領域(又は部分ショット領域)を走査開始
位置に移動するためのウエハステージ28のステッピン
グ時間であり、露光時間とは1回の走査露光時間であ
り、オーバヘッド時間とは、ウエハ交換等に要する時間
である。
【0039】また、本方式においては、図4より分かる
ように、各列48A〜48Eでの露光回数がショット領
域47A〜47Cの個数の2倍に対して1だけ多くなっ
ているため、有効なショット領域を6行×10列にした
ときの露光回数(1回目)は、130(=(2・6+
1)・10)回となっている。これに対して、従来のレ
チクル交換方式での露光回数は1回目及び2回目共に6
0回である。また、通常露光方式での露光回数は、ショ
ット領域数と同じ60回である。この結果、ウエハ1枚
当たりの処理時間(ウエハを投影露光装置にロードして
からアンロードするまでの時間)は、通常露光方式で6
1sec 、本方式で103sec 、レチクル交換方式で12
7sec となり、1時間当たりのウエハの処理枚数(スル
ープット)は、通常露光方式で59枚、本方式で35
枚、レチクル交換方式で28枚となり、本方式はレチク
ル交換方式よりも高いスループットが得られることが分
かる。表1より、本方式ではレチクル交換方式に比べて
露光回数は多くなっているが、1回の露光時間に比べる
とレチクル交換時間の方がかなり長いために、全体の処
理時間は本方式の方が短縮されている。
【0040】更に、レチクル交換方式では2枚のレチク
ルが必要であるのに対して、本方式では1枚のレチクル
で済むため、レチクルの製造コスト及び管理コストは大
幅に低減されている。なお、通常露光方式では当然なが
ら最も高いスループットが得られているが、各ショット
領域への投影像の結像特性に関しては、本方式やレチク
ル交換方式に比べて劣っている。そこで、高い結像特性
が要求される用途ではスループットが多少低下しても本
方式が有効である。
【0041】また、図4より分かるように、本例の露光
方法では、部分ショット領域46A,46Hのように無
駄な被露光領域が存在している。このような無駄な被露
光領域を無くすために、走査露光を行う場合に、レチク
ルRの途中から走査を行うようにしてもよい。即ち、例
えば図4の部分ショット領域46A,46Bに図2のレ
チクルRのパターンA,Bの像A1,B1を露光する工
程では、下側の部分ショット領域46Bのみにパターン
Bの像B1の露光を行うようにしてもよい。
【0042】図3(b)は、このようにパターンBの像
のみを露光する場合の走査露光開始時のレチクルRを示
し、この図3(b)において、走査露光開始直前に、ス
リット状の照明領域21Rの手前にレチクルRの部分パ
ターン領域45Bが位置している。そして、走査露光開
始後に照明領域21Rに対して部分パターン領域45B
を+Y方向に走査し、ウエハWの部分ショット領域46
Bを対応する方向に走査することによって、部分ショッ
ト領域46BのみにパターンBの像B1が露光される。
【0043】同様に、図4のウエハW上の最下段の部分
ショット領域46G,46HにレチクルRのパターン
A,Bの像A7,B7を露光する工程では、上側の部分
ショット領域46GのみにパターンAの像A7を露光す
るようにしてもよい。図5は、このようにウエハW上の
無駄な部分ショット領域への露光を省いた場合のショッ
ト配列を示し、この図5において、第1列48A〜第5
列48Eの3個のショット領域47A〜47Cのみにそ
れぞれパターンA及びBの像が、2個取りで二重露光さ
れている。これによって、実質的な露光回数は、更に従
来のレチクル交換方式に近付くため、更にスループット
が向上する。
【0044】なお、上記の実施の形態では、元の回路パ
ターンを2つのパターンA,Bに分けて二重露光を行う
ために、レチクルRのパターン領域は走査方向に2つの
部分パターン領域45A,45Bに分割されている。こ
の場合には、上記の第1工程、及び第2工程を実行する
のみで、図4に示す1つの部分ショット領域46Bにパ
ターンA及びBの像よりなる目標とする回路パターンの
像が露光される。
【0045】これに対して、元の回路パターンをN’個
(N’は3以上の整数)のパターンに分けて多重露光を
行うものとすると、図2のレチクルRのパターン領域は
走査方向にN’個の部分パターン領域に分割され、これ
らの部分パターン領域にそれぞれ多重露光用の個々のパ
ターンが描画される。そして、露光時には、上記の第1
工程に続いて、ウエハを1つの部分パターン領域に相当
する幅だけ走査方向にずらした状態でその第2工程を実
行した後、更にウエハを1つの部分パターン領域に相当
する幅だけ走査方向にずらしながらその第2工程を
(N’−2)回繰り返すことによって、ウエハ上の1つ
の部分ショット領域にそれらN’個のパターンの像が多
重露光される。即ち、元の回路パターンをN’個のパタ
ーンに分けて多重露光する場合には、その第2工程を合
計で(N’−1)回繰り返すことによって、1つの部分
ショット領域に目標とする回路パターンの完全な像が露
光されることになる。
【0046】なお、上記の実施の形態では、ステップ・
アンド・スキャン方式の投影露光装置が使用されている
ため、二重露光用の2つのパターンをそれぞれ最適化さ
れた露光条件で露光できる。しかしながら、露光装置と
してステッパーのような一括露光型の投影露光装置を使
用してもよい。一括露光型の投影露光装置を使用して、
例えば図4の第1列48Aの部分ショット領域46A〜
46Hに露光する場合には、順次Y方向にF/2だけウ
エハのステッピングを行いながら部分的に重ね合わせた
露光を繰り返していけばよい。また、一括露光型で2つ
のパターンについてそれぞれ露光条件を最適化する場
合、例えば露光量に関しては照明系中の視野絞りの位置
に2つのパターン領域と共役な領域の一方の領域を開閉
するためのシャッタを配置してもよい。
【0047】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明の第1の露光方法によれば、1枚
のマスク上に複数個のマスクパターンが形成されている
ため、1つのレイヤのパターンを多重露光で形成する場
合に、マスク(レチクル)の製造コストや管理コストを
低減できる。更に、そのマスクと基板とを次第に相対移
動しながら部分的に重ね合わせ露光するだけでよく、露
光途中でマスクを交換する必要がない。従って、従来の
ように複数枚のマスク(レチクル)を交換しながら露光
する方式に比べてスループットを向上できる利点があ
る。
【0049】この場合、N個のマスクパターンの像を基
板上に露光する際に、そのマスクパターンを照明する照
明光束に対して、そのマスクとその基板とを同期走査さ
せて露光し、そのマスク上でのN個のマスクパターン領
域の配列方向と同期走査の走査方向とを平行に設置し、
そのマスクパターン毎に露光条件を変化させる場合に
は、多重露光するマスクパターン毎に露光条件を最適化
できるため、多重露光後の投影像において高い結像特性
が得られる利点がある。
【0050】また、本発明の第2の露光方法によれば、
1枚のマスク上に複数個のマスクパターンが形成されて
いるため、マスクの製造コストや管理コストを低減でき
る。更に、マスクパターン毎に露光条件を最適化して多
重露光を行うことができるため、高い結像特性が得られ
る利点がある。更に、本発明の露光装置によれば、本発
明の露光方法が使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例で使用される投影露
光装置を示す斜視図である。
【図2】その実施の形態で使用されるレチクルのパター
ン配置を示す平面図である。
【図3】(a)は通常の走査露光時のレチクルの走査方
法を示す平面図、(b)はレチクル上の一方のパターン
のみを露光する場合のレチクルの走査方法を示す平面図
である。
【図4】その実施の形態のウエハ上のショット配列の一
例を示す平面図である。
【図5】その実施の形態でウエハ上の無駄な部分ショッ
ト領域への露光を省く場合のショット配列を示す平面図
である。
【図6】従来の二重露光方式で使用される2つのレチク
ルを示す平面図である。
【図7】従来の二重露光方式で露光する場合の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 露光光源 11 開口絞り板 18A 固定視野絞り R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ 21R 照明領域 21W 露光領域 22 レチクルステージ 28 ウエハステージ 41 主制御系 45A,45B 部分パターン領域 46A〜46H 部分ショット領域 47A〜47C ショット領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光対象の基板の同一レジスト上の複数
    の被露光領域にそれぞれ異なるN個(Nは2以上の整
    数)のマスクパターンの像を重ねて露光する露光方法に
    おいて、 マスク上で所定方向に一列に配置された前記N個のマス
    クパターン領域を形成しておき、 前記基板上に前記マスク上の前記N個のマスクパターン
    の像を露光する第1工程と、 前記基板と前記マスクとを前記マスクパターン領域の前
    記所定方向の幅に対応する幅だけ前記所定方向に相対移
    動して、前記基板上に前記マスク上の前記N個のマスク
    パターンの像を部分的に重ね合わせて露光する第2工程
    と、を有し、 前記第2工程を更に少なくとも(N−2)回繰り返すこ
    とを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 前記N個のマスクパターンの像を前記基
    板上に露光する際に、前記マスクパターンを照明する照
    明光束に対して、前記マスクと前記基板とを同期走査さ
    せて露光し、 前記マスク上での前記N個のマスクパターン領域の配列
    方向と前記同期走査の走査方向とを平行に設置し、 該マスクパターン毎に露光条件を変化させることを特徴
    とする請求項1記載の露光方法。
  3. 【請求項3】 スリット状の照明領域でマスクのパター
    ンを照明し、前記マスクのパターンが前記照明領域の走
    査方向に複数配置され、前記マスクと基板とを同期走査
    させることによって前記マスクのパターンの像を前記基
    板の同一レジスト上に投影する露光方法であって、 前記マスクのパターン毎に露光条件を変化させて露光す
    ることを特徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】 スリット状の照明領域でマスクのパター
    ンを照明し、前記マスクのパターンが前記照明領域の走
    査方向に複数配置され、前記マスクと基板とを同期走査
    させることによって前記マスクのパターン像を前記基板
    の同一レジスト上に投影する露光装置であって、 前記マスクと前記基板とを前記走査方向に同期走査して
    露光を行う際に、前記スリット状の照明領域が次のパタ
    ーン領域に移動するのに応じて露光条件を変化させる露
    光条件制御系を設けたことを特徴とする露光装置。
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