JPH1110929A - インクリボン、プリンタ装置及びプリント方法 - Google Patents

インクリボン、プリンタ装置及びプリント方法

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JPH1110929A
JPH1110929A JP9169102A JP16910297A JPH1110929A JP H1110929 A JPH1110929 A JP H1110929A JP 9169102 A JP9169102 A JP 9169102A JP 16910297 A JP16910297 A JP 16910297A JP H1110929 A JPH1110929 A JP H1110929A
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ink ribbon
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JP9169102A
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Yasushi Hiruumi
靖志 蛭海
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Sony Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J17/00Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
    • B41J17/36Alarms, indicators, or feed-disabling devices responsible to material breakage or exhaustion

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの使い勝手を格段的に向上させ得るイン
クリボン、プリンタ装置及びプリント方法を実現し難か
つた。 【解決手段】インクリボンにインクの製造ばらつきを補
正するための補正データを保持するデータ保持手段をリ
ボンと一体に設ける一方、プリンタ装置側においてデー
タ保持手段から補正データを読み出し、当該読み出した
補正データに基づいて印画情報を補正し、補正された印
画情報に基づいて印画を行うにした。またインクリボン
に所定データを記憶保持する記憶手段をリボンと一体に
設ける一方、プリンタ装置側において記憶手段から所定
データを読み出し、当該読み出した所定データに基づい
て所定処理を実行するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図18及び図19) 発明が解決しようとする課題(図19) 課題を解決するための手段(図1〜図17) 発明の実施の形態 (1)γ補正処理及びばらつき補正処理(図1〜図5) (2)本実施の形態によるプリントシステムの構成(図
1〜図16) (3)信号処理部の構成(図17) (4)本実施の形態の動作及び効果(図1〜図17) (5)他の実施の形態(図1〜図17) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はインクリボン、プリ
ンタ装置及びプリント方法に関し、例えば熱転写型プリ
ンタ装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、熱転写型のプリンタ装置において
は、インクリボンのリボンの一面(以下、これをリボン
のインク面と呼ぶ)に塗布された染料等のインクを印画
紙に熱転写することにより、供給される画像データに基
づく文字や図形及び画像等を可視表示(印画)し得るよ
うになされており、サーマルヘツドを用いてリボンに転
写熱を直接与えるようになされたものや、リボンにレー
ザ光を照射し、当該リボンにおいて光熱変換により転写
熱を発生させるようになされたものなどがある。
【0005】この場合このような熱転写型のプリンタ装
置に用いられるインクリボンとしては、図18に示すよ
うに熱昇華型及び熱溶融型のものがあり、またこれら熱
昇華型及び熱溶融型のなかにもそれぞれインク色として
黄色(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の3色タ
イプのものと、これら3色に黒色(Bk)を加えた4色
タイプのものとなどがある。
【0006】このようにインクリボンとしては多くの種
類があり、しかも各種類ごとに印画条件が異なる(例え
ば熱昇華型のインクリボンのときと、熱溶融型のインク
リボンのときとではサーマルヘツドに与える駆動電圧が
異なる)ため、1台のプリンタ装置で複数種類のインク
リボンを使い分ける場合には、その都度プリンタ装置の
動作モードを使用するインクリボンの種類に対応したモ
ードに切り換える必要がある。
【0007】このため従来では、図19に示すように、
インクリボン1のサプライスプール2の一端部に回動自
在にリング3を設けると共に、当該リング3の外周面に
そのインクリボン1の種別コードをホツトスタンプによ
つてバーコード状に記録する一方、この種別コードをプ
リンタ装置側において安価な反射型センサによつて読み
取り、当該読み取り結果に基づいて動作モードを対応す
るモードに自動的に切り換えるようにプリンタ装置を構
築する方法が提案されている。
【0008】この方法によれば、使用するインクリボン
に応じてプリンタ装置の動作モードが自動的に対応する
モードに切り換わるため、プリンタ装置の動作モードと
インクリボンのミスマツチによるトラブルを未然に防止
し得る利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的にイ
ンクリボンは同じ種類のものであつても製造ロツト毎に
各インク色が微妙に変化し易く、同じ種類のインクリボ
ンを用いた場合においても印画された画像の色のバラン
スや濃度が微妙に異なることがある。
【0010】このため従来からこのような印画画像の色
のバランスや濃度等の変化を防止する方法として、使用
するインクリボンの各インク色の製造ばらつきのデータ
(以下、これを製造ばらつきデータと呼ぶ)を予めプリ
ンタ装置又はプリンタ装置に接続された文字や図面及び
ホストコンピユータに与えておき、当該製造ばらつきデ
ータに基づいて供給される画像データを補正(以下、こ
れをばらつき補正と呼ぶ)させて印画を行わせる方法が
考えられている。
【0011】この場合プリンタ装置等にインクリボンの
各インク色の製造ばらつきデータを与える方法として
は、各インク色の製造ばらつきをそれぞれ数値化してこ
れをそのインクリボンの梱包箱の表面に表記しておき、
そのインクリボンを使用する際にユーザにその数値をプ
リンタ装置等に入力させるようにする方法がある。
【0012】しかしながらこの方法によると、インクリ
ボンを交換するごとにユーザがインクリボンの各インク
色の製造ばらつきデータをプリンタ装置等に入力する必
要があり、使い勝手が悪い問題があつた。
【0013】またこの方法では、製造ばらつきデータの
入力を忘れると、先行して入力された製造ばらつきデー
タに基づいてばらつき補正処理が行われるために各イン
ク色の実際の製造ばらつきとプリンタ装置等によるばら
つき補正処理とがミスマツチし、当該ミスマツチしたば
らつき補正処理によつて印画画像の色のバランスや濃度
等がより悪くなる問題があり、さらにインクリボンの梱
包箱を紛失した場合にも同様の問題が発生する問題があ
つた。
【0014】またプリンタ装置にインクリボンの各イン
ク色の製造ばらつきデータを与えるもう1つの方法とし
て、例えば上述のサプライスプール2(図19)に取り
付けられたリング3の外周面に種別コードと一緒に各イ
ンク色の製造ばらつきデータをホツトスタンプにより記
録する方法が考えられる。
【0015】しかしながら実際上ホツトスタンプによる
データ記録方法では、各インク色の製造ばらつきデータ
を記録できるほどの記録容量を確保することが難しく、
また無理に各インク色の製造ばらつきデータをホツトス
タンプで記録するようにした場合においてもインクリボ
ンの生産毎にホツトスタンプの版を作成し、かつこの版
を製造ロツトごとに変更しなければならないなど、コス
ト的に高価なものとなる問題があつた。
【0016】一方、従来のプリンタ装置では、インクリ
ボンを巻取りながら当該インクリボン上に一定間隔で印
刷されているコードをセンサで読み取り、1つのコード
から次のコードまでに要した巻取り時間に基づいてイン
クリボンのおおよその残量を推測している。
【0017】しかしながらこの方法によると、正確さに
欠け、また残量を検出する際に必ずインクリボンの巻取
り動作を必要とするため、即座に残量を検出し得ないな
どプリンタ装置の使い勝手が悪い問題があつた。
【0018】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、使い勝手を格段的に向上させ得るインクリボン、プ
リンタ装置及びプリント方法を提案しようとするもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、インクリボンにおいて、インクの
製造ばらつきを補正するための補正データを保持するデ
ータ保持手段をリボンと一体に設けるようにした。
【0020】この結果プリンタ装置側において、データ
保持手段に保持された補正データを読み出し、これに基
づいて印画データを補正するようにすることによつて、
ユーザが補正データを入力する手間を省くことができ
る。
【0021】さらに本発明においては、プリンタ装置に
おいて、インクと一体に設けられた、インクの製造ばら
つきを補正するための補正データを保持するデータ保持
手段から当該補正データを読み出す読出し手段と、当該
補正データに基づいて印画情報を補正する補正手段とを
設けるようにした。
【0022】この結果、ユーザが補正データをプリンタ
装置に入力する手間を省くことができる。
【0023】さらに本発明においては、プリント方法に
おいて、インクの製造ばらつきを補正するための補正デ
ータを、インクと一体に設けられたデータ保持手段に保
持させる第1のステツプと、当該補正データをデータ保
持手段から読み出し、当該読み出した補正データに基づ
いて、印画情報を補正する第2のステツプとを設けるよ
うにした。
【0024】この結果、ユーザが補正データを入力する
手間を省くことができる。
【0025】また本発明においては、インクリボンにお
いて、所定データを記憶保持する記憶手段をリボンと一
体に設けるようにした。
【0026】この結果例えば記憶手段に必要なデータを
格納しておくことによつて、ユーザがそのデータを入力
する手間を省いて、そのデータに基づいてプリンタ装置
に対応する処理を実行させることができる。
【0027】さらに本発明においては、プリンタ装置に
おいて、インクと一体に設けられた、所定データを記憶
保持する記憶手段から当該所定データを読み出す読出し
手段と、当該所定データに基づいて所定の処理を実行す
る処理手段とを設けるようにした。
【0028】この結果例えば記憶手段に必要なデータを
格納しておくことによつて、ユーザがそのデータを入力
する手間を省いて、そのデータに基づいてプリンタ装置
に対応する処理を実行させることができる。
【0029】さらに本発明においては、プリント方法に
おいて、所定データを、インクと一体に設けられた記憶
手段に記憶保持させる第1のステツプと、記憶手段から
所定データを読み出し、当該読み出した所定データに基
づいて所定の処理を実行する第2のステツプとを設ける
ようにした。
【0030】この結果例えば記憶手段に必要なデータを
格納しておくことによつて、ユーザがそのデータを入力
する手間を省いて、そのデータに基づいてプリンタ装置
に対応する処理を実行させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0032】(1)γ補正処理及びばらつき補正処理 熱転写型のプリンタ装置においては、サーマルヘツドの
ヒータに与える印加エネルギを制御し、印画紙に熱転写
するインクの量を画像の濃淡に応じて変化させるように
して各画素毎の中間調を表現している。
【0033】この場合サーマルヘツドのヒータに与える
印加エネルギを制御する方法としては、ヒータへの通電
時間を一定にして与える電圧値を変化させる第1の方法
と、ヒータに与える電圧値を一定にして通電時間を変化
させる第2の方法とがある。
【0034】そして第2の方法を用いたプリンタ装置で
は、各画素毎の階調が所定ビツト(例えば256 階調の場
合には8ビツト)で表された各色毎の画像データをPW
M(Pulse Width Modulation)変調回路においてパルス
幅変調し、得られた印画データに基づいてサーマルヘツ
ドを駆動する方式が広く用いられている。
【0035】この場合ある温度においてある色のインク
を転写するときのPWM変調回路に与える画像データの
値と、印画された画像の濃度の特性(動発色特性)との
関係は図1のような曲線(以下、これを動発色特性曲線
と呼ぶ)K1により表すことができる。この動発色特性
曲線K1は、インクリボンと印画紙によつて決まり、他
の色のインクではまた異なるカーブを描く。なおこの図
1においては、画像の濃淡が256 階調で表現されるもの
とし、縦軸に印画画像の濃度、横軸にPWM変調回路に
供給される画像データの値(「00」〜「FF」)をと
つている。
【0036】ここで例えばパーソナルコンピユータ等の
外部機器からプリンタ装置に与えられる画像データを無
補正のままPWM変調回路においてパルス幅変調し、得
られたデータに基づいて印画を行うと、プリント結果は
モニタ上で見る画像とコントラストや中間調の表現が大
きく異なる。これは、インクリボンの各インクの動発色
特性がモニタのγ特性と異なるためである。
【0037】この場合プリンタ装置に供給される画像デ
ータが図2のような理想的な動発色特性曲線K2に従つ
て表現された場合にモニタ上の画像と違和感なく見るこ
とができるものとすると(実際上、プリンタ装置にはこ
の動発色特性曲線K2に従つて印画されることを前提と
して画像データが与えられる)、プリンタ装置に供給さ
れる画像データをサーマルヘツドに与える前にこの図2
のような動発色特性曲線K2に従つて表現できるように
補正する必要がある。
【0038】そしてこのような補正は、プリンタ装置に
供給される画像データがXX2 (図2)のときに、同じ
濃度DX が得られるようにサーマルヘツドにそのインク
の動発色特性に応じたデータ値XX1 (図1)を与える
ことにより行うことができる。
【0039】そこで例えば図1及び図2から、画像デー
タの各データ値(図2における横軸)について同じ濃度
値が得られるそのインクの動発色特性に応じたデータ値
(図1における横軸)をそれぞれ予め検出して図3のよ
うな補正データ(以下、これをγ補正データと呼ぶ)を
作成しておき、当該γ補正データに基づいて、供給され
る画像データのデータ値をそのインクの動発色特性に応
じたデータ値に変換するような補正回路(以下、これを
γ補正回路と呼ぶ)をサーマルヘツドの前段に配置する
ようにすれば、上述のようなインクリボンの各インクの
動発色特性とモニタのγ特性との違いに起因するプリン
ト結果の違和感を回避することができる。なお図2の動
発色特性曲線K2は温度によつて変化するため、使用す
るγ補正データをサーマルヘツドの温度によつて代える
必要がある。
【0040】しかしながらこのようなγ補正処理を行つ
たとしても、インクリボンの各インクの動発色特性が製
造ロツト毎にばらつくことがあると、インクリボンを交
換するたびに色のバランスが崩れたり、濃度が変化した
りするため、これに対する補正が必要となる。
【0041】そこでインクリボンの各色のインクの製造
ばらつきを補正するための補正データ(以下、これをば
らつき補正データと呼ぶ)を予め生成し、当該ばらつき
補正データに基づいて製造ばらつきをキヤンセルするよ
うに補正してやれば、製造ばらつきに起因する色のバラ
ンスの崩壊や濃度の変化を回避することができる。
【0042】この場合このようなばらつき補正データ
は、以下の方法により作成することができる。
【0043】すなわちまずリフアレンスとなるロツト
(以下、これを基準ロツトと呼ぶ)のインクリボンを用
いて印画したときに目標とする濃度カーブ(すなわち図
2の動発色特性曲線K2)が得られるようなγ補正デー
タを作成し、これをγ補正回路に格納しておく。このと
きγ補正回路に16進数で「00」、「11」、「2
2」、「33」、「44」、「55」、「66」、「7
7」、「88」、「99」、「AA」、「BB」、「C
C」、「DD」、「EE」、「FF」のデータを入力し
たときに印画される各濃度値を補間したものが図4にお
いて「●」で表されるカーブK3を描いていたものとす
る。
【0044】次にこのγ補正回路に同様にして「00」
〜「FF」までの16ポイント分のデータ値を入力し、そ
の出力に基づいてばらつき補正データの生成対象となる
ロツト(以下、これを被ばらつき補正データ生成ロツト
と呼ぶ)のインクリボンを用いて印画した場合における
印画される各濃度値をそれぞれ検出する。このときこれ
ら各濃度値を補間したものが図4において「×」で表さ
れるカーブK4を描いたものとする。
【0045】この2つのカーブK3、K4の違いは、イ
ンクの動発色特性の違いによつて生じたものである。
【0046】そしてこの2つのカーブK3、K4から、
基準ロツトのインクリボンを用いたときのデータ値Nに
対応する濃度DH は、被ばらつき補正データ生成ロツト
のインクリボンを用いたときにはデータ値Mで得られる
ことが分かる。
【0047】従つてこれと同様にして、γ補正回路に
「00」から「FF」までのデータ値を入力した場合に
基準ロツトのインクリボンを用いたときと同じ濃度値を
得るための被ばらつき補正データ作成ロツトのインクリ
ボンを用いたときのデータ値を順次検出することによつ
て、図5に示すようなこの被ばらつき補正データ生成ロ
ツトのインクリボンに対するその色のばらつき補正デー
タを作成することができる。なお基準ロツトのインクリ
ボンのインクと被ばらつき補正データ生成ロツトのイン
クリボンのインクとが同じ動発色特性を有している場合
には、画像データのデータ値「00」〜「FF」に対応
するばらつき補正データは図5のように一直線上にの
る。
【0048】従つてプリンタ装置に供給される画像デー
タに対して、上述のようなγ補正処理と、このようなば
らつき補正処理とを施すことによつて、インクリボンの
製造ばらつきに起因して発生するモニタに表示された画
像と、プリントされた画像との間における色のバランス
や濃度の違いの発生を防止でき、ユーザが所望する画像
をプリントし得るプリンタ装置を構築することができ
る。
【0049】(2)本実施の形態によるプリントシステ
ムの構成 ここで図6は、本発明を適用したインクリボン10及び
プリンタ装置30からなるプリントシステム9を示すも
のである。
【0050】この場合インクリボン10においては、図
7(A)及び(B)に示すように、サプライスプール1
1に帯状のリボン12が巻き付けられると共に、当該リ
ボン12の長手方向の一端部がテイクアツプスプール1
3に固定されている。またサプライスプール11の長手
方向の一端部には、回動自在にロツト補正リング14が
取り付けられている。
【0051】ロツト補正リング14においては、図8
(A)〜(C)に示すように、環状の歯車部20の一面
側に当該歯車部20よりも僅かに外径が小さくかつ内径
が等しい円筒部21が同軸に設けられることにより構成
されている。
【0052】この場合円筒部21の外周面には、当該円
筒部21の径方向と垂直に平坦部21Aが設けられてお
り、この平坦部21Aの内側に図9(A)及び(B)に
示すような不揮発性メモリ22が搭載されたメモリ基板
23が配設されている。
【0053】また平坦部21Aには、図8(A)〜
(C)において明らかなように、メモリ基板23の一面
側に形成された複数の各電極23A〜23Dにそれぞれ
対応させて、これら対応する電極23A〜23Dが外部
に露出するように複数の開口部21AX1 〜21AX4
が設けられている。
【0054】さらに不揮発性メモリ22には、図10に
示すように、そのインクリボンの種別コードを表す種別
コードデータD1 と、上述のようにして作成された各色
のインクのばらつき補正データD2 〜D5 と、そのリボ
ン12の残量を表す残量データD6 等とが書き込まれて
おり、これら各種データD1 〜D6 の読み出しや残量デ
ータD6 等の書き換えをメモリ基板23の各電極23A
〜23Dを介して行うことができるようになされてい
る。
【0055】なおこの実施形態の場合、不揮発性メモリ
22には、インクリボン10の各インク色のばらつき補
正データD2 〜D5 として、画像データの「00」から
「FF」までの16ポイントについての変換値(図5にお
ける各「●」の横軸における値)が格納されている。
【0056】一方プリンタ装置30においては、図6か
らも明らかなように、筐体31の前面にパワースイツチ
32及び給紙トレイ挿入口33が設けられており、給紙
トレイ34に印画紙を収納し、これを給紙トレイ挿入口
33を介して筐体31内部に装填することにより印画紙
を所定状態にセツトすることができるようになされてい
る。
【0057】また筐体31の上面前端部には、筐体31
内部に配設された図示しない操作パネルを覆うように開
閉自在にスライド扉35が配設されると共に、筐体31
内部に配設された図示しない液晶パネルの表示面を外部
に露出させるように表示窓36が設けられている。これ
によりこのプリンタ装置30においては、スライド扉3
5を開くことによつて操作パネルに設けられた各種操作
スイツチを操作でき、表示窓36を介して液晶パネルに
表示される各種メツセージを目視することができるよう
になされている。
【0058】これに対して筐体31の後部には、インク
リボン装填部37が設けられると共に、これを覆うよう
に開閉自在にトツプカバー38が設けられており、イン
クリボン装填部37内にインクリボン10を所定状態に
置いた後、トツプカバー38を閉じることによつてイン
クリボン10を筐体31内部に装填することができるよ
うになされている。
【0059】またトツプカバー38の内側にはライン型
のサーマルヘツド39が取り付けられており、インクリ
ボン装填部37内にインクリボン10を装填した後トツ
プカバー38を閉じることによつて、当該サーマルヘツ
ド39をインクリボン10のリボン12に押し当てるこ
とができるようになされている。
【0060】かかる構成に加えこのプリンタ装置30の
場合、図11に示すように、筐体31内部には装填され
たインクリボン10のロツト補正リング14に対応させ
て回転駆動部41が設けられると共に、トツプカバー3
8の内側には当該ロツト補正リング14に対応させてセ
ンサ部42が設けられている。
【0061】この場合回転駆動部41は、可動板50に
軸51を中心として回動自在に取り付けられた歯車52
を有し、当該歯車52がインクリボン装填部37内に装
填されたインクリボン10のロツト補正リング14の歯
車部20と歯合するように配設位置が選定されている。
【0062】また可動板50は、筐体31内部に固定配
置された軸53に、回動自在にかつ図示しないストツパ
により図11で示す位置から僅かな角度だけ矢印a方向
に回転し得るように回動範囲が規制された状態で取り付
けられると共に、図示しないばね等の付勢手段により矢
印a方向に付勢されている。
【0063】これにより回転駆動部41においては、イ
ンクリボン装填部37内にインクリボン10が装填され
たときに、付勢手段の付勢力によつて歯車52をロツト
補正リング14の歯車部20に押しつけることにより当
該歯車51を確実にインクリボン10のロツト補正リン
グ14の歯車部20と歯合させ得るようになされてい
る。
【0064】また回転駆動部41においては、図示しな
いモータから図示しない回転力伝達系を介して歯車52
に矢印b方向の回転力を与え得るようになされ、かくし
てこの回転力に基づいて筐体31内に装填されたインク
リボン10のロツト補正リング14を矢印c方向に回転
駆動させ得るようになされている。
【0065】一方センサ部42においては、図11及び
図12に示すように、トツプカバー38の内側面にねじ
止め固定された固定部60を有し、当該固定部60に軸
受け61を介して軸体62がZ方向にスライド自在に取
り付けられている。
【0066】また軸体62の下端には、コイルばね63
により下方向に付勢され、かつストツパ64A、64B
により下方向の移動範囲を制限された状態でセンサ保持
部65が取り付けられている。
【0067】さらにセンサ保持部65の下端にはセンサ
66が取り付けられており、かくしてインクリボン装填
部37内にインクリボン10が装填された後トツプカバ
ー38が閉じられたときに、コイルばね63の弾性力に
よつてセンサ66を当該インクリボン10のロツト補正
リング14の円筒部21の外周面に押しつけることがで
きるようになされている。
【0068】このセンサ66の下面側には、図13に示
すように、ロツト補正リング14の円筒部21の平坦部
21Aに穿設された各開口部21AX1 〜21AX
4 (図8)にそれぞれ対応させて、下方向に突出するば
ね材からなる複数の接点67A〜67Dが設けられい
る。
【0069】またセンサ66の下面側には、図13にお
いて矢印dで示す外側部(ロツト補正リング14の円筒
部21の外周面の外側部分と対向する部分)に各接点6
7A〜67Dよりも僅かに下方向に突出するように突起
部66Aが設けられている。
【0070】さらにインクリボン10のロツト補正リン
グ14には、センサ66の突起部66Aに対応させて図
8(A)〜(C)に示すように平坦部21Aの外側に凹
部21Bが設けられている。
【0071】これによりこのプリンタ装置30において
は、インクリボン装填部37内にインクリボン10が装
填された後トツプカバー38が閉じられた状態におい
て、例えば図14(A)のようにインクリボン10のロ
ツト補正リング14の円筒部21の平坦部21Aがセン
サ66の直下に位置していないときには、当該センサ6
6の突起部66Aの先端面がロツト補正リング14の円
筒部21の外周面と当接することにより、センサ66の
各接点67A〜67Dがロツト補正リング14の円筒部
21の外周面と接触するのを防止し得るようになされて
いる。
【0072】またこの状態からプリンタ装置30の回転
駆動部41(図11)によつてインクリボン10のロツ
ト補正リング14が図14(B)〜図16(A)のよう
に回転駆動され、やがて図16(B)のようにロツト補
正リング14の円筒部21の平坦部21Aがプリンタ装
置30のセンサ66の直下にきたときに、当該センサ6
6の突起部66Aがロツト補正リング14の円筒部21
の凹部21Bに嵌まり込むことにより、当該センサ66
の各接点67A〜67Dを当該ロツト補正リング14の
円筒部21の平坦部21Aの各開口部21AX1 〜21
AX4 をそれぞれ介してインクリボン10のメモリ基板
23の対応する電極23A〜23Dと接触させることが
できるようになされている。
【0073】この実施形態の場合、インクリボン10の
ロツト補正リング14の歯車部20には、特に図8
(A)及び図12からも明らかなように、センサ66の
突起部66Aが当該ロツト補正リング14の円筒部21
の凹部21Bに嵌まり込んだ状態(図16(B))にお
いて、プリンタ装置30の回転駆動部41の歯車52
(図11)が嵌まり込むように切欠き20Aが設けられ
ている。
【0074】これによりこのプリントシステム9では、
図14(A)の状態から図16(B)の状態に到達した
後、ロツト補正リング14がプリンタ装置30の回転駆
動部41から回転力を受けて回転することがなく、かく
して図16(B)の状態からロツト補正リング14がさ
らに回転することに起因するセンサ66の各接点67A
〜67Dの変形や破壊等を未然に回避し得るようになさ
れている。
【0075】またこの実施の形態の場合、特に図8
(A)〜(C)からも明らかなように、インクリボン1
0のロツト補正リング14の円筒部21には、平坦部2
1Aの後側の外周部に、円筒部21の他の外周面の曲率
と同じ曲率の外周面を有する突起部21Cが設けられて
いる。
【0076】これによりこのプリントシステム9では、
インクリボン10のロツト補正リング14が図16
(B)に示す状態から矢印cで示す回転方向に僅かに回
転した状態でプリンタ装置30のインクリボン装填部3
7内に装填された後トツプカバー38が閉じられたとき
に、プリンタ装置30のセンサ66の突起部66Aがイ
ンクリボン10のロツト補正リング14の円筒部21の
突起部21Cに当接して、センサ66の各接点67A〜
67Dがインクリボン10のロツト補正リング14の円
筒部21に穿設された各開口部21AX1 〜21AX4
を介してメモリ基板23の対応しない電極23A〜23
Dと接触するのを未然に防止し得るようになされてい
る。
【0077】(3)信号処理部の構成 ここでプリンタ装置30には、図17に示すようなCP
U(Central Processing Unit )71を含んでなるマイ
クロコンピユータ構成の信号処理部70が筐体31内部
に配設されている。
【0078】この場合CPU71は、筐体31内部にイ
ンクリボン10が装填された後トツプカバー38が閉じ
られると、まずメカ制御部72を介して上述の回転駆動
部41(図11)を駆動させることによりインクリボン
10のロツト補正リング14を回転させ、かくして図1
6(B)のようにセンサ66の各接点67A〜67Dを
ロツト補正リング14内のメモリ基板23の対応する電
極23A〜23Dとそれぞれ接触させる。
【0079】次いでCPU71は、このメモリ基板23
(図9)の不揮発性メモリ22から格納されている種別
コードデータD1 、各色のインクのばらつき補正データ
2〜D5 及び残量データD6 等の各種データを読み出
し、読み出した種別コードデータD1 に基づいて、サー
マルヘツド39に駆動電圧を印加する駆動電圧印加部
(図示せず)の動作モードを対応するモードに切り換え
させると共に、読み出したばらつき補正データD2 〜D
5 をばらつき補正回路73内の図示しないSRAM(St
atic Random Access Memory )に書き込む。
【0080】またCPU71は、このとき不揮発性メモ
リ22から読み出したインクリボン10の残量データD
6 に基づいて、例えば残量が5以下であつた場合にはこ
れを知らせる警告信号を当該プリンタ装置30と接続さ
れたパーソナルコンピユータ等の外部機器に送出するこ
とにより、警告をモニタ表示させる。
【0081】一方CPU71は、印画モード時、メカ制
御部72を介して図示しない印画紙搬送機構部を駆動さ
せることにより、筐体31内部に装填された給紙トレー
34(図6)内から1枚の印画紙を取り出させ搬送さ
せ、これをインクリボン10のリボン12を介してサー
マルヘツド39に押しつけた所定状態に保持させる。
【0082】次いでCPU71は、外部機器から各色ご
との画像データD10〜D13が供給されると、これらをそ
れぞれ対応するインターフエース回路74A〜74Dを
介してメモリコントローラ75に取り込ませ、これらを
それぞれ対応するバツフアメモリ76A〜76Dに格納
させる。
【0083】さらにCPU71は、外部機器から各色ご
との画像データD10〜D13が全て対応するバツフアメモ
リ76A〜76Dに格納されると、サーマルヘツド39
に設けられたサーミスタから供給される温度情報D14
基づいて、ROM(Read Only Memory)77に予め格納
された各温度ごとの各インク色に対するγ補正データの
中から対応する温度のγ補正データD15を各インク色分
読み出し、これをγ補正回路78内のSRAM(図示せ
ず)に書き込む。
【0084】次いでCPU71は、メモリコントローラ
75にカラーセレクト信号S1を送出することにより、
所定の1色分の画像データD10〜D13を1ライン分ずつ
対応するバツフアメモリ76A〜76Dから読み出さ
せ、これをばらつき補正回路73に送出させる。
【0085】ばらつき補正回路73においては、このと
きCPU71から与えられるカラーセレクト信号S1に
基づいて、SRAMに書き込まれた各色のインクのばら
つき補正データD2 〜D5 のなかから指定された色のば
らつき補正データD2 〜D5を選択し、このばらつき補
正データD2 〜D5 を補間して例えば図5のような変換
曲線のデータを生成すると共に、当該データに基づいて
メモリコントローラ75から順次与えられる画像データ
10〜D13をばらつき補正した後、得られたばらつき補
正画像データD16をγ補正回路78に送出する。
【0086】γ補正回路78は、このときCPU71か
ら与えられるカラーセレクト信号S1に基づいて、SR
AMに格納された各インク色のγ補正データD15のなか
から対応するインク色のγ補正データD15を選択し、こ
のγ補正データD15を補間して図3のような変換曲線の
データを生成すると共に、このデータに基づいてばらつ
き補正画像データD16をγ補正した後、かくして得られ
た補正画像データD17をメモリコントローラ79に送出
する。
【0087】そしてメモリコントローラ79は、CPU
71の制御のもとに、供給される補正画像データD17
ラインバツフア80に格納する一方、これを所定のタイ
ミングで読み出してPWM回路81に送出する。
【0088】PWM回路81は、順次供給される1ライ
ン分の補正画像データD17を順次パルス幅変調し、得ら
れた印画データD18をサーマルヘツド39に送出するこ
とにより当該印画データD18に基づく1ライン分の印画
を実行させる。
【0089】またCPU71は、この後メカ制御部72
を介してメカ機構部を駆動させることによりインクリボ
ン10のリボン12及び印画紙を一体に1ライン分送ら
せると共に、この後メモリコントローラ75、ばらつき
補正回路73、γ補正回路78、メモリコントローラ7
9及びPWM回路81を制御して上述と同様にして所定
ライン分の印画を行わせることにより1色分の印画を実
行する。
【0090】さらにCPU71は、この後メカ制御部7
2を介してメカ機構部を駆動させることにより印画紙を
インクリボン10のリボン12に塗布された次の色のイ
ンク層と当接させ、サーマルヘツド39をインクリボン
10のリボン12を介して印画紙に押しつけさせた後、
上述と同様にしてその色の画像データD10〜D13に基づ
いて印画を実行させる一方、この後さらに同様の動作を
順次繰り返すことにより残りの画像データD10〜D13
基づく画像を対応する色で印画させる。
【0091】このようにしてこのプリンタ装置30にお
いては、供給される各色の画像データD10〜D13に基づ
く画像を順次印画紙に対応する色で印画させるようにな
され、かくしてこれら各色の重ね合わせによつて、供給
される各色の画像データD10〜D13に基づくフルカラー
の画像を印画し得るようになされている。
【0092】なおこの実施の形態の場合、プリンタ装置
30のCPU71は、1枚分の印画処理を終了すると、
センサ66を介してインクリボン10内の不揮発性メモ
リ22にアクセスし、当該不揮発性メモリ22内に格納
された残量データD6 の値を1だけ減算した値に書き換
えるようになされている。
【0093】これによりこのプリントシステム9におい
ては、インクリボン10の不揮発性メモリ22内に格納
された残量データD6 を常に正しい値に更新でき、かく
して当該不揮発性メモリ22内に格納された残量データ
6 に基づいてプリンタ装置30がインクリボン10の
残量を常に正確かつ直ぐに認識し得るようになされてい
る。
【0094】(4)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、このプリントシステム9では、プ
リンタ装置30のインクリボン装填部37(図6)内に
インクリボン10が装填された後トツプカバー38(図
6)が閉じられると、まず回転駆動部41(図11)が
駆動して当該インクリボン10のロツト補正リング14
に回転力を与える。
【0095】この結果この回転力に基づいてインクリボ
ン10のロツト補正リング14が回転し、やがてプリン
タ装置30のセンサ66の各接点67A〜67D(図1
3)がそれぞれロツト補正リング14の円筒部21の各
開口部21AX1 〜21AX4 (図8)を介してメモリ
基板23(図9)の対応する電極23A〜23D(図
9)と接触する。
【0096】次いで信号処理部70(図17)のCPU
71がセンサ66を介してインクリボン10の不揮発性
メモリ22からそのインクリボン10の種別コードデー
タD1 、各色のインクのばらつき補正データD2 〜D5
及び残量データD6 (図10)等を読み出し、各インク
のばらつき補正データD2 〜D5 をばらつき補正回路7
3(図17)のSRAMに格納する。またこのときCP
U71がサーマルヘツド39のサーミスタから供給され
る温度情報D14(図17)に基づいて、そのときのサー
マルヘツド39の温度に最適なγ補正データD15を各色
についてそれぞれROM77から読み出し、これをγ補
正回路78のSRAMに格納する。
【0097】そして信号処理部70では、この後外部機
器から供給される各色毎の画像データD10〜D13を、こ
れらばらつき補正データD2 〜D5 及びγ補正データD
15に基づいてばらつき補正及びγ補正した後、得られた
補正画像データD17を1ライン分ずつパルス幅変調して
サーマルヘツド39に与えることにより1色分の印画を
実行する。またこの後同様にして画像の各色成分を順次
印画することによりフルカラーで印画する。
【0098】従つてこのプリントシステム9では、プリ
ンタ装置30が装填されたインクリボン10の各インク
のばらつき補正データD2 〜D5 を自動的に得ることが
できるため、ユーザがプリンタ装置30や当該プリンタ
装置30に接続された外部機器にばらつき補正データD
2 〜D5 を入力するなどの手間をかけることなく、各イ
ンク色の製造ばらつきが補正された印画画像を得ること
ができる。
【0099】またこのプリントシステム9では、インク
リボン10の不揮発性メモリ22内にそのインクリボン
10の残量データD6 も格納されているため、プリンタ
装置30が装填されたインクリボン10の残量を直ちに
かつ正確に把握し得るようにすることができる。
【0100】以上の構成によれば、インクリボン10の
内部に各インク色のばらつき補正データD2 〜D5 等が
格納された不揮発性メモリ22を配設すると共に、プリ
ンタ装置30側において、装填されたインクリボン10
の不揮発性メモリ22から格納されている各インクのば
らつき補正データD2 〜D5 を読み出し、当該読み出し
たばらつき補正データD2 〜D5 に基づいてばらつき補
正処理を行うようにしたことにより、ユーザの手を煩わ
せることなく当該ユーザの所望する色のバランス及び濃
度の印画画像を得ることができ、かくしてユーザの使い
勝手を格段的に向上させ得るインクリボン及びプリンタ
装置を実現できる。
【0101】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、インクリボン10の
各色のインクの製造ばらつきを補正するためのばらつき
補正データD2 〜D5 を保持するデータ保持手段として
不揮発性メモリ22を適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、この他不揮発性メモ
リ22以外のメモリ、磁気デイスク又は光デイスク等の
記憶手段や、バーコードラベル等を適用でき、要は、ば
らつき補正データD2 〜D5 を保持することができるの
であれば、この他種々のデータ保持手段を適用すること
ができる。
【0102】この場合例えばデータ保持手段として磁気
デイスク又は光デイスクを適用する場合には、これをイ
ンクリボン10のロツト補正リング14の円筒部21の
外側面に取り付ける一方、プリンタ装置30側にこの磁
気デイスク又は光デイスクから記録情報を読み出す読出
し手段として磁気ヘツド又は光ピツクアツプを設けるよ
うにすれば良い。
【0103】またデータ保持手段としてバーコードラベ
ルを適用する場合には、各色のインクのばらつき補正デ
ータD2 〜D5 が記録されたバーコードラベルを例えば
ロツト補正リング14の円筒部21の外周面に貼り付け
る一方、プリンタ装置30側にこのバーコードラベルか
ら記録情報を読み出す読出し手段として光学センサを設
けるようにすれば良い。
【0104】さらにインクリボン10のロツト補正リン
グ14やインクリボン10の他の部分自体をデータ保持
手段として、当該ロツト補正リング14の円筒部21の
外側面やインクリボン10の他の部分に直接数字や記号
等を表記する一方、プリンタ装置30側にこの表記され
た数字や記号等を読み出す読出し手段として光学センサ
を設けるようにすれば良い。
【0105】なお上述のようにデータ保持手段として磁
気デイスク等を適用する場合には、当該データ保持手段
に保持されたインクの残量を書換える書換え手段とし
て、そのデータ保持手段に応じた書換え手段を適用すれ
ば良い。
【0106】さらに上述の実施の形態においては、イン
クリボン10の各色のインクの製造ばらつきを補正する
ためのばらつき補正データD2 〜D5 として、図5につ
いて上述したような入力に対する出力の変換データを適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えば図4の「×」で示された特性曲線K4
のデータをそのままばらつき補正データとしてインクリ
ボン10の不揮発性メモリ22に格納し、プリンタ装置
30側においてこのばらつき補正データに基づいて図5
のような変換データを生成してばらつき補正処理を行う
ようにしても良く、要は、インクリボン10の各インク
色の製造ばらつきを補正できるような補正データである
のならば、補正データとしてはこの他種々の補正データ
を適用できる。
【0107】さらに上述の実施の形態においてはインク
リボン10の各インク色の製造ばらつきを補正するため
のばらつき補正データD2 〜D5 として、図5について
上述したような入力に対する出力の変換データのうち、
「00」から「FF」までの16ポイント分のデータのみ
をインクリボン10の不揮発性メモリ22に格納するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、16ポイントよりも多い又は少ないポイント分のデー
タをインクリボン10の不揮発性メモリ22に格納する
ようにしても良い。
【0108】さらに上述の実施の形態においては、ばら
つき補正処理された画像データD10〜D13に基づいて印
画を行う印画手段を、PWM回路81及びサーマルヘツ
ド39を用いるようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、この他種々の構成を適用できる。
【0109】さらに上述の実施の形態においては、CP
U71が1枚分の印画処理を終了する毎にインクリボン
10の不揮発性メモリ22にアクセスして当該不揮発性
メモリ22に格納されたインクリボン10のリボン12
の残量を1つ少ない値に書き換えるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、複数枚分の印画
を連続して行う場合には、当該印画処理終了後に、リボ
ン12(インク)の使用量に応じてインクリボン10の
不揮発性メモリ22に格納された残量データD6 を書き
換えるようにしても良い。
【0110】さらに上述の実施の形態においては、イン
クリボン10の不揮発性メモリ22から読み出したリボ
ン12(インク)の残量に基づいて、必要に応じて警告
処理を実行する警告手段を、リボンの残量が5枚分以下
のときに外部機器に警告信号を送出するCPU71によ
り構成するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、警告手段を例えばCPUとブザー又はL
CD(Liquid CrystalDisplay)等により構成し、イン
クの残量に応じて音や光による警告を発するようにして
も良い。
【0111】さらに上述の実施の形態においては、イン
クリボン10の不揮発性メモリ22に種別コードデータ
1 や、各インク色のばらつき補正データD2 〜D5
びリボン12の残量を書き込むようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、当該インクリボン1
0の製造年月日やロツトナンバや、トラブルが発生した
場合のトラブルの内容等のデータを書き込むようにして
も良く、このようにすることによつて、インクリボン1
0の不揮発性メモリ22に書き込まれたデータに基づい
て当該インクリボン10がいつ製造されたものかやトラ
ブル原因などを直ちに判別することができる。従つてイ
ンクリボン10に単にデータの読み書き自在の不揮発性
メモリ22等の記憶手段を設けるだけで、当該記憶手段
に記憶保持させるデータの内容によつて、プリンタ装置
の使い勝手を格段的に向上させることができる。
【0112】そしてこの場合には、プリンタ装置に、こ
の記憶手段に記憶保持されたデータを読み出す読出し手
段(本実施の形態においてはCPU71及びセンサ6
6)と、当該読み出したデータに基づいて所定の処理
(本実施の形態においてはばらつき補正処理や、リボン
12の残量の書き換え及び警告等)を実行する処理手段
(本実施の形態においてはばらつき補正回路73やCP
U71等)を設けるようにすれば良い。
【0113】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をサーマルヘツド39を用いた熱転写型のプリンタ装
置30に適用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、要は、供給される画像データや文
字データ又は図形データ等の印画情報に基づいてインク
を印画紙やこの他の印画対象に付着させるようにして印
画を行うプリンタ装置であるのならば、サーマルヘツド
39を用いない熱転写型のプリンタ装置や、インクジエ
ツト方式で印画を行うインクジエツトプリンタ装置や、
版を用いて印画を行うプリンタ装置(印画装置)などこ
の他種々のプリンタ装置に適用できる。
【0114】この場合例えば本発明をインクジエツトプ
リンタ装置に適用する場合には、インクを収容するカー
トリツジケースに不揮発性メモリ等のデータ保持手段を
一体に取り付けるようにすれば良い。
【0115】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、インクリ
ボンにインクの製造ばらつきを補正するための補正デー
タを保持するデータ保持手段をリボンと一体に設ける一
方、プリンタ装置側においてデータ保持手段から補正デ
ータを読み出し、当該読み出した補正データに基づいて
印画情報を補正し、補正された印画情報に基づいて印画
を行うにしたことにより、ユーザの手を煩わせることな
くプリンタ装置に補正データを与えることができ、かく
してユーザの使い勝手を格段的に向上させ得るインクリ
ボン、プリンタ装置及びプリント方法を実現できる。
【0116】また本発明によれば、インクリボンに所定
データを記憶保持する記憶手段をリボンと一体に設ける
一方、プリンタ装置側において記憶手段から所定データ
を読み出し、当該読み出した所定データに基づいて所定
処理を実行するようにしたことにより、必要なデータを
記憶手段に格納しておくことによつて、ユーザがそのデ
ータを入力する手間を省いて、そのデータに基づいてプ
リンタ装置に対応する処理を自動的に実行させ得るよう
にすることができ、かくしてユーザの使い勝手を格段的
に向上させ得るインクリボン、プリンタ装置及びプリン
ト方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像データの値と印画された画像の濃度との関
係の説明に供する特性曲線図である。
【図2】モニタからみた理想的な濃度カーブを示す特性
曲線図である。
【図3】γ補正データの説明に供する特性曲線図であ
る。
【図4】基準ロツト及び被ばらつき補正データ生成ロツ
トにおける各濃度カーブを示す特性曲線図である。
【図5】ばらつき補正データの説明に供する特性曲線図
である。
【図6】本実施の形態によるプリントシステムの構成を
示す斜視図である。
【図7】本発明を適用したインクリボンの構成を示す上
面図及び側面図である。
【図8】ロツト補正リングの構成を示す上面図、正面図
及び側面図である。
【図9】メモリ基板の構成を示す上面図及び側面図であ
る。
【図10】不揮発性メモリにおける各種データの記録フ
オーマツトを示す概念図である。
【図11】プリンタ装置の回転駆動部及びセンサ部の構
成を示す正面図である。
【図12】センサ部の構成を示す側面図である。
【図13】センサの構成を示す側面図及び下面図であ
る。
【図14】ロツト補正リングの回転動作の説明に供する
正面図である。
【図15】ロツト補正リングの回転動作の説明に供する
正面図である。
【図16】ロツト補正リングの回転動作の説明に供する
正面図である。
【図17】信号処理部の構成を示すブロツク図である。
【図18】インクリボンの種類の説明に供する図表であ
る。
【図19】従来のインクリボンの説明に供する上面図及
び側面図である。
【符号の説明】
9……プリントシステム、10……インクリボン、12
……リボン、14……ロツト補正リング、20……歯車
部、20A……切欠き、21……円筒部、21A……平
坦部、21AX1 〜21AX4 ……開口部、21B……
凹部、21C……突起部、22……不揮発性メモリ、2
3……メモリ基板、23A〜23D……電極、30……
プリンタ装置、37……インクリボン装填部、38……
トツプカバー、39……サーマルヘツド、41……回転
駆動部、42……センサ部、52……歯車、66……セ
ンサ、66A……突起部、67A〜67D……接点、7
0……信号処理部、71……CPU、73……ばらつき
補正回路、78……γ補正回路、D1 ……種別コードデ
ータ、D2 〜D5 ……ばらつき補正データ、D6 ……残
量データ、D10〜D13……画像データ、D15……γ補正
データ、D18……印画データ。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク面にインクが塗布されたリボンと、 上記リボンと一体に設けられ、上記インクの製造ばらつ
    きを補正するための補正データを保持するデータ保持手
    段とを具えることを特徴とするインクリボン。
  2. 【請求項2】上記データ保持手段は、不揮発性メモリで
    なることを特徴とする請求項1に記載のインクリボン。
  3. 【請求項3】上記データ保持手段は、上記補正データに
    加えて上記リボンの残量のデータを保持することを特徴
    とする請求項1に記載のインクリボン。
  4. 【請求項4】供給される印画情報に基づいてインクを印
    画対象に付着させるようにして印画を行うプリンタ装置
    において、 上記インクと一体に設けられた、上記インクの製造ばら
    つきを補正するための補正データを保持するデータ保持
    手段から当該補正データを読み出す読出し手段と、 上記データ保持手段から読み出した上記補正データに基
    づいて、上記印画情報を補正する補正手段と、 上記補正された印画情報に基づいて印画を行う印画手段
    とを具えることを特徴とするプリンタ装置。
  5. 【請求項5】上記データ保持手段は、上記補正データに
    加えて上記インクの残量のデータを保持する不揮発性メ
    モリでなり、 上記印画手段による印画処理終了後、上記インクの使用
    量に応じて上記データ保持手段に保持された上記インク
    の残量を書き換える書換え手段を具えることを特徴とす
    る請求項4に記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】上記読出し手段により上記データ保持手段
    から読み出された上記インクの残量に基づいて、必要に
    応じて所定の警告処理を実行する警告手段を具えること
    を特徴とする請求項5に記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】供給される印画情報に基づいてインクを印
    画対象に付着させるようにして印画するプリント方法に
    おいて、 上記インクの製造ばらつきを補正するための補正データ
    を、上記インクと一体に設けられたデータ保持手段に保
    持させる第1のステツプと、 上記データ保持手段に保持された上記補正データを読み
    出し、当該読み出した補正データに基づいて、上記印画
    情報を補正する第2のステツプと、 上記補正された印画情報に基づいて印画を行う第3のス
    テツプとを具えることを特徴とするプリント方法。
  8. 【請求項8】上記データ保持手段は、不揮発性メモリで
    なり、 上記第1のステツプでは、上記補正データと共に上記イ
    ンクの残量のデータを上記データ保持手段に保持させ、 上記第3のステツプでは、上記インクの使用量に応じ
    て、上記データ保持手段に保持された上記インクの残量
    のデータを書き換えることを特徴とする請求項7に記載
    のプリント方法。
  9. 【請求項9】インク面にインクが塗布されたリボンと、 上記リボンと一体に設けられ、所定データを記憶保持す
    る記憶手段とを具えることを特徴とするインクリボン。
  10. 【請求項10】上記所定データは、上記インクの製造ば
    らつきを補正するための補正データでなることを特徴と
    する請求項9に記載のインクリボン。
  11. 【請求項11】上記記憶手段は、不揮発性メモリでなる
    ことを特徴とする請求項9に記載のインクリボン。
  12. 【請求項12】上記所定データは、上記リボンの残量で
    なることを特徴とする請求項11に記載のインクリボ
    ン。
  13. 【請求項13】供給される印画情報に基づいてインクを
    印画対象に付着させるようにして印画を行うプリンタ装
    置において、 上記インクと一体に設けられた、所定データを記憶保持
    する記憶手段から当該所定データを読み出す読出し手段
    と、 上記記憶手段から読み出した上記所定データに基づいて
    所定の処理を実行する処理手段とを具えることを特徴と
    するプリンタ装置。
  14. 【請求項14】上記所定データは、上記インクの製造ば
    らつきを補正するための補正データでなり、 上記処理手段は、上記記憶手段から読み出した上記補正
    データに基づいて、上記印画情報を補正し、当該補正さ
    れた印画情報に基づいて印画を行うことを特徴とする請
    求項13に記載のプリンタ装置。
  15. 【請求項15】上記記憶手段は、上記インクの残量が記
    録された不揮発性メモリでなり、 上記処理手段は、上記印画情報に基づく印画処理終了
    後、上記インクの使用量に応じて上記記憶手段に記録さ
    れた上記インクの残量を書き換えることを特徴とする請
    求項13に記載のプリンタ装置。
  16. 【請求項16】上記処理手段は、上記記憶手段から読み
    出した上記インクの残量に基づいて、必要に応じて所定
    の警告処理を実行することを特徴とする請求項15に記
    載のプリンタ装置。
  17. 【請求項17】供給される印画情報に基づいてインクを
    印画対象に付着させるようにして印画を行うプリント方
    法において、 所定データを、上記インクと一体に設けられた記憶手段
    に記憶保持させる第1のステツプと、 上記記憶手段から上記所定データを読み出し、当該読み
    出した上記所定データに基づいて所定の処理を実行する
    第2のステツプとを具えることを特徴とするプリント方
    法。
  18. 【請求項18】上記所定データは、上記インクの製造ば
    らつきを補正するための補正データでなり、 上記第2のステツプでは、上記記憶手段から読み出した
    上記補正データに基づいて、上記印画情報を補正し、当
    該補正された印画情報に基づいて印画を行うことを特徴
    とする請求項17に記載のプリント方法。
  19. 【請求項19】上記記憶手段は、不揮発性メモリでな
    り、 上記第1のステツプでは、上記所定データとして上記イ
    ンクの残量を上記記憶手段に記憶保持させ、 上記第2のステツプでは、上記印画情報に基づく印画処
    理終了後、上記インクの使用量に応じて、上記記憶手段
    に記憶された上記インクの残量を書き換えることを特徴
    とする請求項17に記載のプリント方法。
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