JPH1094888A - レーザ加工機の加工条件自動化方法およびその装置 - Google Patents

レーザ加工機の加工条件自動化方法およびその装置

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JPH1094888A
JPH1094888A JP8253177A JP25317796A JPH1094888A JP H1094888 A JPH1094888 A JP H1094888A JP 8253177 A JP8253177 A JP 8253177A JP 25317796 A JP25317796 A JP 25317796A JP H1094888 A JPH1094888 A JP H1094888A
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佳尚 宮本
Takahisa Horisawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な平均出力を自動加工入力条件として直
接入力することにより、発振器の出力制御を平均出力優
先に行い、レーザ加工条件が分り易くなり、取扱いが容
易で、自動化され、汎用性が向上する。 【解決手段】 レーザの平均出力Ｓa を周波数Ｐとデュ
ティＱまたはピーク出力Ｓと共に加工条件としてレーザ
発振器５に入力してパワー出力を調整し、レーザの発振
器５に設けられた出力モニター９によりパワー出力をモ
ニターする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機にお
けるレーザの自動加工条件が理解し易く、汎用性を有す
るレーザ加工機の加工条件自動化方法および装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、レーザ加工機のレーザ出力の条件
入力方法として、速度、ピーク出力、周波数、デュティ
の４項目の入力で行なわれていた。また、各種板厚、材
質、加工速度毎にデータを作成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法では、レーザ加工に要求される平均出力が、 １) どの位出力されているか分らない。 ２) オペレータが要求している出力まで、速度、ピーク
出力、周波数、デュティの加工条件を調整しなければな
らない。 ３) 発振器の種類別にデータが必要である。 ４) 製品の内容によってはあらたなデータ作成が必要で
ある。 ５) 発振器の固体差および加工機の組合せにより、デー
タの修正が必要である。等の複雑な問題点があった。
【０００４】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、従来複雑であったレーザ加工条件が分り易くな
り、取扱いが容易で、自動化され、汎用性が向上するレ
ーザ加工機の加工条件自動化方法および装置を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、材料を入力し、レーザの加工速度により
前記材料の形状を判断し、ピーク出力と周波数およびデ
ュティを自動加工条件としてレーザ発振器に入力し、前
記レーザ発振器のパワー出力を調整するレーザ加工機に
おいて、前記レーザの平均出力を前記周波数とデュティ
またはピーク出力と共に自動加工条件として前記レーザ
発振器に入力して前記パワー出力を調整し、前記レーザ
発振器に設けられた出力モニターにより前記パワー出力
をモニターすることを特徴とするレーザ加工機の加工条
件自動化方法である。
【０００６】また、本発明の他の実施形態によれば、材
料を入力し、レーザの加工速度により前記材料の形状を
判断し、ピーク出力と周波数およびデュティを自動加工
条件としてレーザ発振器に入力し、前記レーザ発振器の
パワー出力を調整するレーザ加工機において、前記レー
ザの平均出力を前記周波数とデュティまたはピーク出力
と共に自動加工条件として前記レーザ発振器に入力して
前記パワー出力を調整する自動加工条件入力手段を備
え、前記レーザ発振器に設けられた出力モニターにより
前記パワー出力をモニターすることを特徴とするレーザ
加工機の加工条件自動化装置である。
【０００７】これにより、必要な平均出力を自動加工条
件として直接入力することによつて、発振器の出力制御
を平均出力優先に行い、レーザ加工条件が分り易くな
り、取扱いが容易で、自動化され、汎用性が向上する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施形態のブロック図、
図２は図１のフローチャートを示す。図１および図２に
おいて、レーザ加工機の加工条件自動化装置１は、材料
Ｗの材料情報である材質、板厚、形状等のデータを入力
し、加工速度データＦにより材料判断し、自動加工条件
入力手段、本実施例では自動加工条件入力部３がレーザ
の平均出力データＳa 、周波数データＰおよびピーク出
力データＳを自動加工入力条件として設けられている。
【００１０】平均出力データＳa によりレーザの実平均
出力（実出力）が演算され、かつピーク出力データＳお
よび周波数Ｐによりレーザの波形判断が行われる。この
実出力は、発振器５の電源７に入力され、出力モニター
９によりモニタリングされ出力し、材料加工を行う。こ
の際、出力モニター９で実出力が出ない場合には、ウォ
ーニング（警報器）１１によりオペレータにアラームを
発振し警報すると共に、出力モニター９は速度データＦ
にフィードバックされ、制御系の安定化を図るものとす
る。
【００１１】図３は図１の各入力データの入力手順を示
す入力手順図である。図において加工条件自動化装置１
の入力手順は、速度データＦを項、平均出力データＳ
a を項、ピーク出力データを項、周波数Ｐを項、
出力モニター９を項の順に入力するものとする。
【００１２】この際、Ａuto −１は速度データＦおよび
平均出力データＳa を手動で入力した後、それぞれの項
目、ピーク出力データＳ、周波数データＦおよび出力モ
ニター９を自動設定することが可能である。
【００１３】また、Ａuto −２は速度データＦを入力し
た後、それ以後の項目、平均出力データＳa 、ピーク出
力データＳ、周波数データＦおよび出力モニター９を自
動設定することが可能である。この際、レンズおよびア
シストガス等のパラメータ（図示省略）の自動化が必要
である。
【００１４】このように、従来技術において、ピーク出
力Ｓ、周波数Ｐ、デュティＱが加工条件として入力され
て、平均出力Ｓa が不明であったが、本発明では必要な
平均出力Ｓa が直接入力でき、発振器５の出力調整を平
均出力Ｓa 優先で行うもので、加工条件の理解が容易で
ある。従って、本発明によりレーザ加工機間の汎用性が
より拡大されるものである。
【００１５】図４は本発明の他の実施形態のブロック図
を示す。図において自動加工条件入力部１３には、レー
ザの平均出力データＳa 、周波数データＰおよびデュテ
ィＱが自動加工入力手段として設けられている。
【００１６】従って、本発明は図１と同様に、必要な平
均出力Ｓa が直接入力でき、発振器５の出力調整を平均
出力優先で行うものである。従って、本発明によりレー
ザ加工機間の汎用性が拡大される。
【００１７】図５は本発明のさらに他の実施形態のブロ
ック図を示す。図においてレーザ加工機の演算部１５
は、材料情報Ｗe として材料Ｗの材質、板厚、形状等の
データを入力し、自動加工入力条件として平均出力デー
タＳa および波形データＨである周波数データＰ、ピー
ク出力データＳまたはデュティデータＱを入力し、比較
回路１７において発振器５の出力モニター９の実出力が
発振されているかどうかフィードバックされて、発振さ
れているかいないか判断され、発振されていないときに
は、警報するように構成されている。
【００１８】なお、本発明は、上記実施例に限定するも
のではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他の
態様においても実施することが可能である。
【００１９】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように、本発
明のレーザ加工機の加工条件自動化方法およびその装置
は、レーザの平均出力を周波数とデュティまたはピーク
出力と共に加工条件としてレーザ発振器に入力してパワ
ー出力を調整し、レーザ発振器に設けられた出力モニタ
ーによりパワー出力をモニターすることによって、従来
技術の問題点が容易に解決され、必要な平均出力を自動
加工入力条件として直接入力することにより、発振器の
出力制御を平均出力優先に行い、レーザ加工条件が分り
易くなり、取扱いが容易で、自動化され、汎用性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態のブロック図である。
【図２】図１のフローチャートである。
【図３】図１の各入力データの入力手順を示す入力手順
図である。
【図４】本発明の他の実施形態のブロック図である。
【図５】本発明のさらに他の実施形態のブロック図であ
る。
【符号の説明】
１ 加工条件自動化装置 ３，１３ 自動加工入力部 ５ 発振器 ９ 出力モニタ １５ 演算部 １７ 比較回路 Ｆ 加工速度データ Ｓ ピーク出力データ Ｓa 平均速度データ Ｐ 周波数データ Ｑ デュティ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１０月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 材料を入力し、レーザの加工速度により
    前記材料の形状を判断し、ピーク出力と周波数およびデ
    ュティを自動加工条件としてレーザ発振器に入力し、前
    記レーザの発振器のパワー出力を調整するレーザ加工機
    において、前記レーザの平均出力を前記周波数とデュテ
    ィまたはピーク出力と共に自動加工条件として前記発振
    器に入力して前記パワー出力を調整し、前記レーザの発
    振器に設けられた出力モニターにより前記パワー出力を
    モニターすることを特徴とするレーザ加工機の加工条件
    自動化方法。
  2. 【請求項２】 材料を入力し、レーザの加工速度により
    前記材料の形状を判断し、ピーク出力と周波数およびデ
    ュティを自動加工条件としてレーザ発振器に入力し、前
    記レーザの発振器のパワー出力を調整するレーザ加工機
    において、前記レーザの平均出力を前記周波数とデュテ
    ィまたはピーク出力と共に自動加工条件として前記発振
    器に入力して前記パワー出力を調整する自動加工条件入
    力手段を備え、前記レーザ発振器に設けられた出力モニ
    ターにより前記パワー出力をモニタすることを特徴とす
    るレーザ加工機の加工条件自動化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000183432A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Amada Eng Center Co Ltd Ｙａｇレーザの加工条件の設定方法
JP2013239572A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Miyachi Technos Corp レーザ加工装置及びレーザ出力校正方法
CN108746999A (zh) * 2018-05-21 2018-11-06 广汽本田汽车有限公司 一种激光头聚焦透镜保护镜片表面洁净度的监测方法

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