JPH1094839A - 板材の打ち抜き方法およびその装置 - Google Patents

板材の打ち抜き方法およびその装置

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JPH1094839A
JPH1094839A JP25455796A JP25455796A JPH1094839A JP H1094839 A JPH1094839 A JP H1094839A JP 25455796 A JP25455796 A JP 25455796A JP 25455796 A JP25455796 A JP 25455796A JP H1094839 A JPH1094839 A JP H1094839A
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JP
Japan
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upper die
presser
cutting blade
punching
lower die
Prior art date
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Pending
Application number
JP25455796A
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English (en)
Inventor
Masaaki Miura
正昭 三浦
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種類の形状の板材の打ち抜きを、型具の
一部の変更でもって加工ができるようにする。 【構成】 打ち抜くべき板材の種類になるように、複数
の切刃ブロック4,5,6,7を選択して下型本体3に
取り付け、不要な切刃ブロックは取り外す。下型から取
り外された切刃ブロックに対応する上型のプレッサは、
スペーサ21にてその移動を阻止し、この移動が阻止さ
れたスペーサ21を上型における切刃として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種の形状の
板材を打ち抜くための板材の打ち抜き方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、大きな板材から必要とする形
状の板材を打ち抜くため、上型と下型よりなる打ち抜き
金型を用いて加工を行うことが知られている。(例え
ば、特開平7−32063号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の種類
の形状の板材を打ち抜く場合には、種類の数に対応する
多くの上型と下型のセットを要するため、金型の製作コ
ストが高く、形状の種類を変えるごとに上型と下型の全
体を交換する必要があり、また金型の置き場に多大なス
ペースを必要とする不都合がある。
【0004】この発明は、上記のような事情においてな
されたものであり、その目的とするところは、複数種類
の板材の打ち抜きを、型具の一部の変更でもって加工が
できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、複数種の形状の板材を打ち抜く
板材の打ち抜き方法であって、上部の角部に切刃を有す
る複数の切刃ブロックを下型本体に着脱可能に設けた下
型と、上記下型の各切刃ブロックに対応する形状でかつ
下部の角部に切刃を有するプレッサを上型本体に上下方
向に弾性支持した上型とを準備し、打ち抜くべき板材の
形状の種類になるように切刃ブロックを選択して下型本
体に取り付けるとともに、下型から取り外された切刃ブ
ロックに対応するプレッサの上型本体に対する相対移動
を阻止して打ち抜き形状の設定を行い、このように打ち
抜き形状の設定を行った上型と下型を用いて板材を打ち
抜く構成とするものである。
【0006】上記の構成の場合、打ち抜くべき板材の種
類になるように切刃ブロックを選択して下型本体に取り
付けて下型の打ち抜き形状の設定を行い、一方、下型か
ら取り外された切刃ブロックに対応するプレッサの上型
本体に対する相対移動を阻止することによって、上型の
打ち抜き形状の設定を行うことによつて型具の設定が完
了する。これによって打ち抜くべき板材の形状に合致し
た打ち抜き型となる。また他の形状の板材の打ち抜きを
行う場合には、一部の切刃ブロックの取り付けないし取
り外しの変更を行うことと、上型本体に対する移動を阻
止するプレッサの位置を変えることによって達成するこ
とができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明におけるプレッサの上型本体に対する相対移動を阻止
する方法として上型本体とプレッサとの間にスペーサを
配置する構成としたものである。
【0008】上記の構成の場合、請求項1の発明におけ
る上型側の打ち抜き形状の設定が具体的に特定される。
すなわち、打ち抜くべき板材の形状の種類になるように
切刃ブロックを選定して取り付けた下型に対応する上型
を設定するため、スペーサを上型本体とプレッサとの間
に配置することによって、プレッサの上型本体に対する
相対移動が阻止され、プレッサ下部の切刃を上型切刃と
して使用可能にするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おける上型にプレッサ外周を囲む切刃を備えた構成とし
たものである。上記の構成の場合、請求項1記載の発明
における上型の構成が具体的に特定される。すなわち切
刃ブロックの最外周の切刃を上型に固定的に設けること
によって、板材の形状の種類の変更時、上型切刃の変更
を上型本体に対する相対移動を阻止するプレッサの変更
のみで対応可能とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、複数種の形状の板
材を打ち抜く板材の打ち抜き装置であって、上部の角部
に切刃を有する複数の切刃ブロックを下型本体に着脱可
能に設けた下型と、上記下型の各切刃ブロックに対応す
る形状でかつ下部の角部に切刃を有するプレッサを上型
本体に上下方向に弾性支持した上型と、打ち抜く形状に
応じて取り外される切刃ブロックに対応するプレッサの
上型本体に対する相対移動を阻止する手段を設けた構成
とするものである。上記の構成の場合、請求項1記載の
発明に対応する板材の打ち抜き装置の具体的構成が特定
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基いて説明する。図1は、この発明の実施形態に係
る板材の打ち抜き方法を実施する打ち抜き装置を示し、
上型1と下型2とにより構成する。下型1は、下型本体
3とこの下型本体3に着脱可能に設けた複数の切刃ブロ
ック4,5,6,7とにより構成される。複数の切刃ブ
ロック4,5,6,7は、互いに隣接して設けられ、そ
の組み合わせによって複数の形状の板材を切断するよう
に構成している。各切刃ブロック4,5,6,7の上部
角部にはそれぞれ切刃8が設けられ、またこの切刃ブロ
ック4,5,6,7は図示しない固定手段によって下型
本体3に着脱可能となっている。
【0012】上型1は、上型本体9とプレッサ10,1
1,12,13と上型本体9に固定されたプレッサの外
周を囲む上型切刃14とにより構成される。プレッサ1
0,11,12,13は、それぞれ下型の切刃ブロック
4,5,6,7に対応する形状にされかつ下部角部に切
刃15を有している。プレッサ10は、ガイドポスト1
6,17,18により上型本体9に対して上下に相対移
動可能に支持している。図6に示すように、ガイドポス
ト17にはプレッサ10の下降限を規制するカラー19
を設けている。プレッサ10と上型本体9の間には、ス
プリング20が縮装され、この構成によって、プレッサ
10を上型本体9に対して弾性支持している。プレッサ
11,12,13についてもプレッサ10と同じ構成に
て上型本体9に支持している。
【0013】上型本体9のプレッサ10,11,12,
13の側部には、図5に示すスペーサ21の挿入孔22
を設ける。スペーサ21は、その先端部にスプリング2
0の外周に位置するための凹所23と上型本体9に対す
る取り付けフランジ24を有する。このスペーサ21
は、各プレッサ10,11,12,13と上型本体9の
間に配置することによってスプリング20の圧縮を防止
してプレッサ10,11,12,13の上型本体9に対
する相対移動を阻止する。なお、図2,図3において2
5,26は、下型2および上型1のガイド部である。
【0014】以下に、上記のように構成した複数形状の
板材の打ち抜き方法について説明する。まず、図1にお
いて、切刃ブロック4,5,6,7外周に対応する形状
の板材を打ち抜く場合には、全ての切刃ブロック4,
5,6,7を下型本体3に取り付け、スペーサ21を全
く使用しない。この状態で切刃ブロック4,5,6,7
の上に大きな板材をセットして上型1を下降すると、板
材はプレッサ10,11,12,13で保持され、その
後の上型1の下降で切刃ブロック4,5,6,7の外周
の切刃8と上型切刃14とにより板材27に打ち抜くこ
とができる。
【0015】つぎに切刃ブロック5と切刃ブロック6と
の合さった形状に板材を打ち抜く場合には、切刃ブロッ
ク5と切刃ブロック6とを下型本体3に固定し、切刃ブ
ロック4と切刃ブロック7を下型本体3から取り外す。
一方スペーサ21をプレッサ10と上型本体9の間およ
びプレッサ13と上型本体9の間に配置し、プレッサ1
0とプレッサ13の上型本体9に対する相対移動を阻止
する。
【0016】この状態で切刃ブロック5,6上に板材を
セットし、上型1を下降すると、切刃ブロック5,6の
外周の切刃8とプレッサ10とプレッサ13の切刃15
と上型切刃14によって切刃ブロック5,6の形状に対
応する形状の板材28を打ち抜くことができる。
【0017】同様にして、切刃ブロック4,5,6の合
さった形状の板材を打ち抜く場合には、切刃ブロック7
のみを下型本体3から取り外し、プレッサ13と上型本
体9の間にスペーサ21を配置して行うことができる。
他の形状についても、同様にして、切刃ブロックの組み
合わせとスペーサ21の配置するプレッサとの組み合わ
せによって行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における板材の打ち抜き方法によれば、打ち抜くべき
板材の形状の種類になるように切刃ブロックを下型本体
に取り付け、また下型から取り外された切刃ブロックに
対応するプレッサを上型本体に対する相対移動を阻止し
て、打ち抜き形状の設定を行うようにしたので、打ち抜
くべき板材の形状の種類の変更に対して、切刃ブロック
の選択と、移動を阻止するプレッサの変更のみで達成す
ることができる。このため打ち抜くべき板材の変更に対
して、上型および下型のセット数を増加することなく対
応でき、製作コストを低減できる。また変更は型具全体
を交換するものでないため、その変更が容易にできる。
さらに取り外した切刃ブロックを型外に保管すればよい
ので、複数の上型と下型のセットを有する場合に比して
保管スペースを著しく少なくすることができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明におけるプレッサの上型本体に対する相対移動
の阻止を上型本体とプレッサとの間に配置されるスペー
サによって容易に達成することができる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、上型にフレ
ッサの外周を囲む切刃を備えるため、上型切刃の変更を
上型本体に対する相対移動を阻止するプレッサの変更の
みで対応することができる。請求項4記載の発明によれ
ば、請求項1記載の板材の打ち抜き方法と同等の効果を
有する具体的板材の打ち抜き装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る板材の打ち抜き装置
をしめす正面図である。
【図2】図1における下型の平面図である。
【図3】図1における上型の下面図である。
【図4】図1と異なる形状の板材を打ち抜く場合の作動
を示す正面図である。
【図5】上型本体とプレッサとの間に配置可能とされる
スペーサの平面図である。
【図6】プレッサの構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 下型本体 4,5,6,7 切刃ブロック 8 切刃 9 上型本体 10,11,12,13 プレッサ 14 上型切刃 15 切刃 20 スプリング 21 スペーサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の形状の板材を打ち抜く板材の打ち
    抜き方法であって、上部の角部に切刃を有する複数の切
    刃ブロックを下型本体に着脱可能に設けた下型と、 上記下型の各切刃ブロックに対応する形状でかつ下部の
    角部に切刃を有するプレッサを上型本体に上下方向に弾
    性支持した上型とを準備し、 打ち抜くべき板材の形状の種類になるように切刃ブロッ
    クを選択して下型本体に取り付けるとともに、下型から
    取り外された切刃ブロックに対応するプレッサの上型本
    体に対する相対移動を阻止して打ち抜き形状の設定を行
    い、 このように打ち抜き形状の設定を行った上型と下型を用
    いて板材を打ち抜くことを特徴とする板材の打ち抜き方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上型本体とプレッサとの間にスペーサを配置してプレッ
    サの上型本体に対する相対移動を阻止することを特徴と
    する板材の打ち抜き方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 プレッサの外周を囲む切刃を備えた上型を用いることを
    特徴とする板材の打ち抜き方法。
  4. 【請求項4】複数種の形状の板材を打ち抜く板材の打ち
    抜き装置であって、上部の角部に切刃を有する複数の切
    刃ブロックを下型本体に着脱可能に設けた下型と、 上記下型の各切刃ブロックに対応する形状でかつ下部の
    角部に切刃を有するプレッサを上型本体に上下方向に弾
    性支持した上型と、 打ち抜く形状に応じて取り外される切刃ブロックに対応
    するプレッサの上型本体に対する相対移動を阻止する手
    段とを設けたことを特徴とする板材の打ち抜き装置。
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