JPH1094739A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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Publication number
JPH1094739A
JPH1094739A JP25050996A JP25050996A JPH1094739A JP H1094739 A JPH1094739 A JP H1094739A JP 25050996 A JP25050996 A JP 25050996A JP 25050996 A JP25050996 A JP 25050996A JP H1094739 A JPH1094739 A JP H1094739A
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JP
Japan
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discharge
case
dust collecting
front cover
dust
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Application number
JP25050996A
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English (en)
Inventor
Masaaki Hasegawa
正明 長谷川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1094739A publication Critical patent/JPH1094739A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C2201/00Details of magnetic or electrostatic separation
    • B03C2201/14Details of magnetic or electrostatic separation the gas being moved electro-kinetically

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  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本体ケース1を前後のケース2、3より構
成し、その前ケース2の前面を前カバー19で覆う。前カ
バー19には、放電線31を装着した樋状の取付ケース33を
着脱自在に装着する。前ケース2には、集塵紙74を添着
した方形状の対向電極32を設ける。放電線31に負の高電
圧を、対向電極32に正の高電圧を印加して放電を発生さ
せ、この放電により発生するイオン風により前カバ−に
設けた第1吸気孔20より外気を吸引し、集塵紙74で塵埃
を除去した後、第1排気孔72より室内へ浄化した空気を
排出する。 【効果】集塵紙74を交換する場合は、前カバ−19を前ケ
ース2より外して行うが、前カバ−と一緒に放電線31も
外れるので、前ケースに取付た集塵紙74の交換に放電線
31が邪魔になることはなく作業性がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭内等における空気
を清浄する空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来空気清浄機は、本体に内蔵したファ
ンを駆動することにより、本体に設けた吸気口より外気
を吸引し、内部に設けた集塵部に通して塵埃を除去した
後吐出口より室内へ排気する所謂ファン式の空気清浄機
の他に、ファンを使用せずに、放電極と対向電極間に高
電圧を印加してコロナ放電を発生させ、このコロナ放電
によって誘起されるイオン風を利用して、外気を本体内
へ吸い込んで空気中の塵埃を集塵部にて除去し、その後
室内へ排気する所謂イオン風式の空気清浄機が例えば実
公平2−43495号公報にて知られている。
【0003】このイオン風式空気清浄機は、放電極とな
る放電線と対向電極間に高電圧を加えて発生するイオン
風により、本体を覆うカバ−より外気を吸引して、対向
電極上に設置した集塵部となる集塵紙にて塵埃を吸着し
て除去するものであるが、放電極と対向電極のいずれも
が本体側に設けられており、集塵紙を交換する場合、本
体を覆うカバーを外しても放電線が邪魔になって交換し
ずらいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、イオン風式
の空気浄化手段を備えた空気清浄機において、イオン風
により吸引された外気に含まれる塵埃を吸着する集塵部
の清掃や交換等、集塵部のメンテナンスが容易にできる
空気清浄機を提供することを課題とする。
【0005】また集塵部のメンテナンスを安全に行える
空気清浄機を提供することを課題とする。
【0006】さらに放電極のメンテナンスも容易に行え
る空気清浄機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体ケースと
このケースに着脱自在に装着されるカバ−を備え、放電
極と対向電極との間に高電圧を印加して放電を発生さ
せ、この放電により誘起されるイオン風により外気を吸
引して集塵部にて塵埃を除去した後排気するイオン風式
空気浄化手段を備えたもので、前記対向電極と集塵部を
前記本体ケース側に設け、前記放電極を前記カバ−に装
着したものである。
【0008】かかる構成にすることにより、前記カバ−
を外せば放電極も一緒に外れるので、本体ケース側に設
けた集塵部のメンテナンスに際して、放電極が邪魔にな
ることはない。
【0009】また本発明は、前記カバ−を本体ケースに
装着することにより、本体ケース内に設けた高電圧発生
装置から高電圧が前記放電極に印加されるようにすると
共に、カバ−を本体ケースから外すことにより高電圧発
生装置の動作を停止する安全スイッチを設けたものであ
る。
【0010】かかる構成にすることにより、カバ−を外
せば、放電極に印加されていた高電圧が解除されるの
で、放電極には高電圧は印加されておらず、また高電圧
発生装置も動作を停止するので、対向電極にも高電圧は
加わらず、カバ−を外して集塵部をメンテナンスする際
に、安全に行うことができる。
【0011】さらに、本発明は、放電極を前記カバ−に
着脱自在に装着したものである。かかる構成により、塵
埃の付着しやすい放電極の清掃を、カバ−を本体ケース
から外し、さらにカバ−から放電極を外すことにより、
容易に行うことができる。この際、放電極として放電線
を用い、この放電線の両端を放電線取付ケースの両端に
着脱自在に装着し、この取付ケースを前記カバ−に着脱
自在に装着することにより、取付ケースをカバ−より容
易に外して、さらにこの取付ケースより放電線を容易に
外し清掃することができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
1は空気清浄機本体ケースで、前ケース2と後ケース3
で構成される。前ケース2の上部中央には、化粧ボード
4が装着されている。5は本体ケース1内を前後に仕切
るように装着された中枠で、この中枠5の中央部には電
動機6が装着されている。電動機6の周囲の中枠5には
通気孔7が設けられている。本体ケース内の中枠5より
後方空間には電動機6により回転されるファン8が設け
られている。
【0013】中枠5及び後ケース3には、ファン8の周
囲を囲む渦巻状のファンケース9の周壁10が形成されて
いる。ファンケース9の上部は開放されて吐出口となっ
ており、前記後ケース3に設けた格子状の第2排気孔11
に連通している。(第1排気孔は後述する) 本体ケース内の中枠5より前方空間には第2集塵部12が
収納されている(第1集塵部は後述する)。第2集塵部
12は蛇腹状のエレクトレット化された所謂エレクトレッ
トフィルター13と活生炭よりなる脱臭フィルター14とか
らなり、両フィルタ−13、14が枠体15で囲まれて一体化
されている。16は第2集塵部12が枠体15内から外れない
ように押さえる爪である。この第2集塵部12は前ケース
2の側面に形成した取出口17(図4参照)より取り出せ
るようになっている。18は枠体15に形成した取り出すた
めの把手である。
【0014】前記前ケース2の前面は、前カバ−19で覆
われている。前カバ−19には図3に示す如く多数の縦長
のスリット状第1吸気孔20が形成されている。前カバー
19の前ケース2への取付は、前カバー19の下端に突設し
た一対の突片21を、前ケース2の下端に形成した一対の
受部22に係合させ(図1参照)、片や前ケース2上部の
左右に形成した一対の係止孔23(図14参照)に、前カバ
−19の上部左右に取り付けた一対の爪24を係合させるこ
とにより行われる。
【0015】この様子を図22に基ずき説明する。前カバ
−19の裏側に透孔25を有するスライド板収納箱26がネジ
27により取り付けられ、この収納箱26内にスライド板28
が左右にスライド可能に装着され、このスライド板28に
は前記透孔25より突出した前記爪24が突設され、スライ
ド板28はスプリング30により常時外側へつまり爪24が係
止孔23と係合する方向に付勢されている。そしてスライ
ド板28の端に形成した押さえ部29をスプリング30に抗し
て内側へ押さえると、爪24と係止孔23との係合が外れ、
前カバ−19を前ケース2より外すことができ、押さえ部
29から手を離すとスプリング30の力により爪24と係止孔
23が係合する。このようにして前カバ−19を前ケース2
より容易に着脱することができる。
【0016】前カバ−19と前ケース2には、夫々放電極
となる放電線31と、対向電極32が設けられ、放電線31に
負の高電圧を加え、一方対向電極32に正の高電圧を加え
(接地してもよい)ることにより、放電線31と対向電極
32間に放電を発生させ、この放電によりイオン風を誘起
させるイオン風発生部が構成されている。
【0017】以下イオン風発生部について説明する。放
電線31は図6に示すような合成樹脂製の樋状をした放電
線取付ケ−ス33に取り付けられる。この取付ケ−ス33は
前カバー19の裏側中央部に後述するように、縦方向に着
脱自在に装着される。取付ケ−ス33の上端には、図7や
図9に示すような金属製端子板34が装着される。この端
子板34は、取付ケ−ス33に形成した穴35に図7や図9の
矢印方向より圧入することにより、その弾性により取付
ケ−ス33の上端に係着保持される。
【0018】一方取付ケ−ス33の下端には、図8や図10
に示すようなU字状の弾性片36が一体に形成され、この
弾性片36の内側に沿うようにU字状の金属製補強板37が
装着される。この補強板37はその一端38を取付ケ−ス33
の下端に設けた係止部39に係着して、この一端38を支点
として図8の矢印方向に回転させることにより、補強板
37に設けた穴40が弾性片36に設けた爪41に係着して、弾
性片36に沿って装着される。この装着状態において、弾
性片36は補強され且つ弾性片36のバネ性が堅くなるよう
に調整している。
【0019】前記端子板34と補強板37には夫々鍵状の爪
42、43が折曲形成され、この爪42、43に放電線31の両端
が、スプリング44を介して係着されている。放電線31は
スプリング44により適度なテンションが与えられてい
る。ここでスプリング44が合成樹脂製の取付ケ−ス33に
直接係着されていると、スプリング44の張力により係着
部が永年使用によって変形する恐れがあるが、金属製の
端子板34や補強板37に係着されているので、永年使用に
よる係着部の変形を防止できる。
【0020】次に放電線31を取り付けた取付ケ−ス33を
前カバー19に装着する方法を説明する。前カバ−19の裏
面中央部の上下部には、夫々内側に向けて突片45、46が
形成され、上側突片45には一つの係合穴47が、下側突片
46には二つの係合穴48が形成されている。取付ケ−ス33
の上端には一つの突部49が突設され、取付ケース下端の
弾性片36の下面には二つの爪50が形成されている。そし
て樋状の取付ケース33の樋の底に相当する面95を前カバ
−19と対面させるようにして、前記突部49を図11のよう
に前記係合穴47に下から入れ、一方前記弾性片36を図12
の矢印のように押し込むことにより、前記爪50が係合穴
48に弾性片36の弾力でもって係合して、取付ケ−ス33を
前カバ−19に装着することができる。51や52は夫々前記
突片45、46の両側より一体成形されたガイド片で、前記
突部49を係合穴47に入れる際及び前記弾性片36を押し込
む際のガイドとなる。
【0021】ここで弾性片36が補強板37で補強されてい
るので、取付ケ−ス33を前カバー19に何度着脱しても弾
性片36の弾性がへたるることなく、前記爪50を係合穴48
に常に確実に係合させ、取付ケ−ス33の前カバー19への
装着を確実にできる。
【0022】前記取付ケ−ス33の下端には、放電線31へ
高電圧を供給する後述する高電圧発生装置80を動作させ
る回路に介挿された第1安全スイッチ53を操作する操作
片54が一体に形成されている(図10、図13、図15参
照)。この操作片54でもって、取付ケ−ス33を前カバー
19へ装着した状態で前カバ−19を前ケース2に装着した
際、第1安全スイッチ53を閉成して高電圧発生装置80を
作動させ、 前カバ−19を前ケース2より外すことによ
って、第1安全スイッチ53を開成して高電圧発生装置80
の動作を停止するようにしている。
【0023】ところで、前カバー19の裏面には、スリッ
ト状第1吸気孔20より吸引される空気の埃をあらかじめ
除去するプレフィルタ55が取り付けられるが、このプレ
フィルタ55を取り付けないと前記取付ケース33が前カバ
ー19に装着できないようになっている。以下この点の構
造を説明する。
【0024】プレフィルタ55は図2や図13に示すように
左右二つに分割されており、前カバ−19と同様に多数の
縦長のスリット56を有する合成樹脂製の枠体57とこの枠
体57と一体成形される合成樹脂製のネット58(図17参
照)よりなる。この二つのプレフィルタ55で前カバ−19
の第1吸気孔20の全面を覆うようになる。前カバー19の
裏面にはその第1吸気孔20の外側を囲むように前ケース
2側へ向かう壁59が左右に一体に形成されており、この
壁59には、左右のプレフィルタ枠体57の夫々の外側に突
設した係合片60を入れる透孔61が形成されている。(図
2参照) 前カバー19の裏面中央部の上下2ケ所にはプレフィルタ
固定板62がネジ63にて固定されている。この固定板62に
は図2や図17に示すように一対の固定片64が突設され、
この固定片64には、左右のプレフィルタ枠体57の夫々の
内側に突設した爪65を入れる透孔66が形成されている。
この固定板62は合成樹脂製で、一対の固定片64は互いに
接近したり離れたりする方向に弾性を有している。
【0025】そこで、プレフィルタ枠体57の外側に設け
た係合片60を前記透孔61に挿入し、内側に突設した前記
爪65を固定片64の透孔65に挿入することにより、プレフ
ィルタ55が前カバ−19 に装着されるが、この時、図17
のように一対の固定片64の間隔が狭くなる。これは、図
19のように爪65の幅の広くなった根本部分67で固定片64
を互いの間隔が狭くなるよう押すことにより生ずる。こ
の状態で、取付ケース33を前カバ−19に上述したように
装着しようとして前カバ−19に近付けると、図17のよう
に固定片64が樋状取付ケース33の樋内に位置するので、
固定片64に邪魔されることなく近付けることができ、取
付ケース33を前カバ−19の所定の位置に装着することが
できる。
【0026】ところがプレフィルタ55を前カバ−19に装
着していない状態では、一対の固定片64は自らの弾性に
より図18のように間隔が広くなる。従ってこの状態で取
付ケース33を前カバ−19に装着しようとしても、図のよ
うに固定片64の先端に、樋状取付ケース33の樋を形作る
側壁68が当り、固定片64が邪魔になって取付ケース33を
前カバ−19の所定の位置に装着することができない。
【0027】このようにプレフィルタ55を取り付けない
と前記取付ケース33が前カバー19に装着できないように
なっているが、これは取付ケース33に装着した放電線31
と対向電極32間に高電圧を印加して放電させる際は、必
ずプレフィルタ55を装着して、前カバ−19の第1吸気孔
20から吸引される外気に含まれる綿埃や昆虫等をプレフ
ィルタ55で除去することによって、これらが放電線31や
対向電極32に付着して放電効率が低下したり、異常放電
を生じることのないようにするためである。
【0028】またプレフィルタ55を装着すると、図2か
ら明らかなように、前カバ−19の第1吸気孔20のスリッ
トと互い違いになるようにプレフィルタ55のスリット56
が位置する。これは、前カバ−19のスリット20から細い
金属棒が挿入して放電線31に容易に触れることのないよ
うにするためである。
【0029】ところで樋状取付ケース33の樋を形作る側
壁68は図6のように波状になっている。これは、放電線
31と対向電極32間の放電を一部に集中させるのではなく
均一化するためである。このことについては後ほど詳述
する。
【0030】以上がイオン風発生部の放電線側について
説明したが、これから対向電極側について説明する。前
ケース2には、前カバ−19のスリット20と対面するよう
に、方形状の金属製対向電極32が装着されている。この
対向電極32の上端には、図14のように前ケース2内へ挿
入して正の高電圧が印加される接片70が折曲形成されて
いる。対向電極32を囲むようリブ71が前ケース2より突
設され、このリブ71の外側に、図2のように前記前カバ
−19より突設した壁59が嵌合する。この壁59には、多数
の横長のスリット状第1排気孔72が形成されている(図
2、図4参照)。また前ケース2のリブ72の外側には、
多数の横長のスリット状第2吸気孔73が形成されてい
る。
【0031】対向電極32には、電気絶縁性を有する第1
集塵部となる集塵紙74が添着されている。この集塵紙74
はキッチンペーパーに類似したものである。集塵紙74は
対向電極32から外れないようにその上下において押さえ
板75、75で押さえられている。押さえ板75は、図23に示
すごとくその左右両端より突出した軸76を前記リブ71に
設けた軸受部77に軸支することにより回動自在になって
いる。また軸76に巻装したスプリング78によって、常時
集塵紙74を対向電極32に押さえ付ける方向に付勢してい
る。この押さえ板75を付勢力に抗して回動することによ
り、対向電極32より集塵紙74を外して取り替えることが
できる。
【0032】前ケース2の対向電極32の上方には、高電
圧発生装置80より負の高電圧が供給される高圧端子81が
設けられている(図14、図16参照)。取付ケース33を装
着した前カバ−19を前ケース2に装着すると、放電線31
の上端を連結した端子板34が図1や図16のごとく高圧端
子81に接触して放電線31に負の高電圧を印加するように
なっている。また高電圧発生装置80よりの正の高電圧は
対向電極32の前記接片70に供給される。
【0033】ところで、負の高圧端子81と正の高電圧が
供給される接片70とは、図16のように、前ケース2の裏
面に装着した保護カバ−84によって覆われ、且つこのカ
バー84に一体成形された隔壁85によって両者81、70は仕
切られている。これは、保護カバー84で覆われていない
と、高圧端子81と接片70に埃が付着したり両者間に埃が
侵入するが、これら付着したり侵入した埃等の影響で、
両者81、70間で放電を起こす恐れがあるが、カバー84で
覆うことにより埃が付着したり両者間に侵入することの
ないようにして、このような放電を防止しているのであ
る。仮に多少の埃が付着したり侵入し、前記隔壁85によ
り仕切ることによって、両者81、70間の沿面距離を長く
して、放電が起こりにくいようにしている。
【0034】このカバー84はこのように高圧端子81と接
片70間の放電を防止する以外に、その上部86が図1のよ
うに内方へ膨出して前記第2集塵部12の枠体15と当接す
ることにより、第2集塵部12を取出口17より出し入れす
る際のガイドとしての役目もする。
【0035】また前ケース2の下方には、前記第1安全
スイッチ53が設けられ、前述の如く取付ケース33の下端
より突設した前記操作片54により操作される。また前ケ
ース2の上部には、前カバー19の裏面上部に突設した操
作片82にて操作される第2安全スイッチ83が設けられて
いる(図16参照)。この安全スイッチ83は前カバ−19を
前ケース2より外した場合、全ての電源を切るためのも
のである。
【0036】図20は電気回路図を示し、電源プラグ87か
ら第2安全スイッチ83及びメインスイッチ88を介して前
記電動機6への通電回路89と、高電圧発生装置80への通
電回路90が並列接続され、電動機への通電回路89にファ
ン運転スイッチ91が、また高電圧発生装置への通電回路
90には、イオン運転スイッチ92と前記第1安全スイッチ
53が夫々介挿されている。メインスイッチ88、ファン運
転スイッチ91及びイオン運転スイッチ92は、前ケース2
上面に設けた操作パネル93に設けられている。
【0037】次に動作を説明する。メインスイッチ88を
入れ、イオン運転スイッチ92を入れると、高電圧発生装
置80が動作して、放電線31に負の高電圧例えば、−7K
Vの電圧を印加し、対向電極32には正の高電圧例えば+
7KVの電圧を印加する。一方電動機6は通電されず、
ファン8は回転しない。
【0038】この結果、放電線31と対向電極32間にコロ
ナ放電が生じ、イオン風を発生させる。このイオン風に
より前カバ−19の第1吸気孔20より外気が吸引され、吸
引された大気中に含まれる塵埃が放電によって生じたガ
スイオンや電子に接して負に帯電され、電位が高い対向
電極32に向かって移動し、対向電極32に取付られた集塵
紙74に帯電された塵埃が付着する。そして塵埃が除去さ
れた空気は、前記多数の横長のスリット状第1排気孔72
より放出される。図2で矢印Aはこの時の空気の流れを
示す。
【0039】ここで、放電線31、対向電極32、集塵紙7
4、前カバ−19等で、イオン風により外気を吸引して集
塵部にて塵埃を除去した後排気するイオン風式空気浄化
手段を構成する。そしてこの場合、通風量がイオン風の
みによって誘引されているので少なく、集塵能力は劣る
が、ファン8の回転による騒音や送風による寒さを感じ
ることがなく、室内空気を清浄に保つことができる。従
って空気の汚れが僅かな時や、気温の低い時等に適した
運転となる。
【0040】また、前カバ−19の第1吸気孔20より吸引
される空気に綿埃や小さな昆虫が含まれていると、これ
らが放電線31や対向電極32に付着して放電効率が低下し
たり、異常放電を生じる恐れがあるが、放電する際は前
述の如く必ずプレフィルタ55が装着されていて、ここで
綿埃や昆虫を除去するようにしているので、異常放電等
の恐れはない。また負の高圧端子81と正の接片70間の異
常放電も前述の如くカバー84によって防止される。
【0041】ところで、放電線31と対向電極32間に何も
存在しなければ、この両者間に生ずる放電は、放電線31
と対向電極32間の最短放電距離つまり放電線31の近くの
対向電極32の中央部分に集中し、この結果集塵紙74の中
央部に集中して塵埃が吸着され、対向電極32や集塵紙74
の中央部分が劣化しやすくなり、また集塵紙全体が有効
に活用されず集塵効率も悪いという問題がある。
【0042】そこでこの問題を解消するために、放電線
31を取付た樋状取付ケース33を、その樋の底に相当する
面95が放電線31と対向電極32との間の最短放電距離を遮
る位置にくるよう前カバ−19に装着している。つまりこ
の面95が放電線31と対向電極32との間を遮蔽するごとく
配置された遮蔽部となる。そしてこの遮蔽部95の両側つ
まり樋を形作る側面に相当する側壁68を図6のように波
状にしている。
【0043】このような構成により、放電の集中しやす
い放電距離の短い放電線31の真後が遮蔽部95で遮られて
いるので、放電の集中が回避され、また、波状の側壁68
により、側壁68も遮蔽部として作用し、この遮蔽部68
が、遮蔽を強くする部分(波の山の部分)と遮蔽を弱め
た部分(波の底の部分)とを交互に造ることになり、位
置によって放電線31と対向電極32との放電に強弱を作
り、結果として、対向電極32の全体に拡散して放電が起
こるようにして、放電をより均一化させている。図21は
この放電の様子を示すもので、分かり易くするために、
プレフィルタ55やプレフィルタ固定板62を除いている。
図で矢印Aは放電の様子を、矢印Bはイオン風により吸
引される外気の様子を示す。
【0044】この結果、集塵紙74全体に塵埃が吸着する
ようになって、集塵紙を有効に活用でき、集塵効率を向
上することができ、集塵紙74の交換回数を少なくでき
る。さらに、対向電極32や集塵紙74の中央部分の集中劣
化を軽減できる。以上がイオン運転の場合である。
【0045】次に操作パネル93のファン運転スイッチ91
を入れると、高電圧発生装置80は動作せず、放電線31や
対向電極32に高電圧が印加されるこはない。一方電動機
6は通電され、ファン8が回転する。この結果、イオン
風による空気の吸引はなくなり、代わりに図2の矢印B
のように、前カバ−19と前ケース2との間より前記多数
の横長スリット状の第2吸気孔73を通って外気が吸引さ
れ、第2集塵部12を通過してファンケ−シング9内を通
って前記第2排気孔11より室内へ排気される。この過程
において、吸引された空気に含まれた塵埃は第2集塵部
12で捕獲されて浄化される。
【0046】この場合、第2集塵部12やファン8や電動
機6等でファン式空気浄化手段が構成され、このファン
式空気浄化手段を動作させて、ファンにより室内の空気
を強制的に循環させ多量の循環風量を得るようにしてい
るので、塵埃を効率よく第2集塵部12で除去することが
できる。従って部屋の空気が汚れている場合や、広い部
屋の空気を浄化する場合などにこの運転は適している。
【0047】またこの場合、第2吸気孔73を通って多量
の空気が前ケース2の裏側に導かれ、そこにある負の高
圧端子81や正の接片70に埃が付着しようとするが、前述
の如くカバー84でこれらが覆われているので、埃の侵入
や付着を阻止している。
【0048】このようにイオン運転と、ファン運転とを
適宜選択することができ、部屋の汚れの程度や広さや温
度などに応じて好みの運転を行うことができる。またイ
オン運転スイッチ92とファン運転スイッチ91を同時に閉
成すれば、同時にイオン運転とファン運転とを行うこと
もできる。
【0049】また図20の回路図から分かるように、前カ
バ−19より取付ケース33を外した状態で前カバ−19を前
ケース2に装着すれば、第1安全スイッチ53は閉成する
ことができず、高電圧発生装置80は動作しないが、第2
安全スイッチ83は操作片82により閉成するので電動機6
によりファン8は回転させることができる。つまりイオ
ン風式空気浄化手段を動作させることはできないが、フ
ァン式空気浄化手段を動作させてファン運転を行うこと
ができる。従って、取付ケース33を装着し忘れたり、あ
るいは紛失したり、また放電線31が断線したりして取付
ケース33を装着できない場合にでも、最低限ファン式空
気浄化手段を動作させて空気を清浄化することができ
る。
【0050】ところで、イオン風式空気浄化手段による
運転により集塵紙74が汚れてくるので、集塵紙74は交換
しなければならない。集塵紙74の交換に際しては、前カ
バ−19を前ケース2から外して行うが、前カバ−19を外
せば一緒に放電線31もついてくるので、集塵紙74を交換
する際に、放電線31が邪魔になることはなく、作業がし
やすい。一方取り外した放電線31には、端子板34と高圧
端子81との接触が離れるので負の高電圧は供給されてお
らず、放電線に触れても安心であり、また、前カバ−19
を外すことにより、第2安全スイッチ83や第1安全スイ
ッチ53が開成して高電圧発生装置80の動作を停止するの
で、対向電極32にも正の高電圧は印加されず集塵紙74の
交換を安全に行うことができる。
【0051】また放電線31や取付ケ−ス33にも埃が付着
し清掃する必要性が生ずるが、取付ケース33はその弾性
片36を上へ持ち上げて爪50を係合穴48から外すことによ
り、簡単に外せ、また放電線31はスプリング44を前記端
子板34と補強板37の鍵状の爪42、43より外すことによ
り、取付ケース33から簡単に外せるので、放電線31や取
付ケ−ス33の清掃も容易に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明(請求項1の発明)によれば、イ
オン風式空気浄化手段を備えたもので、対向電極と集塵
部(集塵紙)を本体ケース側に設け、放電極(放電線)
をカバ−(前カバ−)に装着したもので、カバ−を外せ
ば放電極も一緒に外れるので、本体ケース側に設けた集
塵部のメンテナンスに際して、放電極が邪魔になること
はなく作業がしやすい。
【0053】また請求項2の発明によれば、カバ−を本
体ケースより外せば、放電極に印加されていた高電圧は
印加されなくなり、また安全スイッチにより高電圧発生
装置の動作が停止するので、放電極や対向電極のいずれ
にも高電圧は印加されず、集塵部のメンテナンスを安全
に行うことができる。
【0054】また請求項3のや請求項4の発明によれ
ば、塵埃の付着しやすい放電極の清掃を、カバ−を本体
ケースから外し、さらにこのカバ−から放電極を外すこ
とにより、容易に行うことができる。この際、放電極と
して放電線を用い、この放電線の両端を放電線取付ケー
スの両端に着脱自在に装着し、この取付ケースを前カバ
−に着脱自在に装着することにより、取付ケースを前カ
バ−より容易に外して、さらにこの取付ケースより放電
線を容易に外し清掃することができ、放電極のメンテナ
ンスにも好都合なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄機の全体を示す縦断面図であ
る。
【図2】同空気清浄機の全体を示す横断面図である。
【図3】同空気清浄機の全体を示す正面図である。
【図4】同空気清浄機全体の右側面図である。
【図5】同空気清浄機全体の平面図である。
【図6】同空気清浄機の放電線を装着した取付ケースを
示す縦断面図である。
【図7】同空気清浄機の取付ケース上部と端子板の分解
縦断面図である。
【図8】同空気清浄機の取付ケース下部と補強板の分解
縦断面図である。
【図9】同空気清浄機の取付ケース上部と端子板の分解
斜視図である。
【図10】同空気清浄機の取付ケース下部と補強板の分
解斜視図である。
【図11】同空気清浄機の取付ケース上部の装着時を示
す拡大縦断面図である。
【図12】同空気清浄機の取付ケース下部の装着時を示
す拡大縦断面図である。
【図13】同空気清浄機の前カバ−の裏側でプレフィル
タを破線で示す裏面図である。
【図14】同空気清浄機の前カバ−を外した状態の本体
ケースの正面図である。
【図15】前カバ−を装着した時の図14のA−A線に
基ずく断面図である。
【図16】前カバ−を装着した時の図14のB−B線に
基ずく断面図である。
【図17】前カバ−に装着するプレフィルタと取付ケー
スの関係を示す拡大断面図である。
【図18】同関係のプレフィルタを外した状態を示す拡
大断面図である。
【図19】図17のA−A線に基ずく断面図である。
【図20】本発明空気清浄機の電気回路図である。
【図21】同空気清浄機の放電線と対向電極の放電の様
子を示す断面図である。
【図22】図3のA−A線に基ずく前カバ−の前ケース
への装着部分を示す断面図である。
【図23】本発明空気清浄機の集塵紙の装着の様子を示
す図14の円C内拡大図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 19 前カバ−(カバ−) 31 放電線(放電極) 32 対向電極 20 第1吸気孔 74 集塵紙(集塵部) 72 第1排気孔 80 高電圧発生装置 34 端子板 53 第1安全スイッチ 83 第2安全スイッチ 33 放電線取付ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B03C 3/82 B03C 3/82

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと該ケースに着脱自在に装着
    されるカバ−を備え、放電極と対向電極との間に高電圧
    を印加して放電を発生させ、この放電により誘起される
    イオン風により外気を吸引して集塵部にて塵埃を除去し
    た後排気するイオン風式空気浄化手段を有するものにお
    いて、前記対向電極と前記集塵部を前記本体ケース側に
    設け、前記放電極を前記カバ−に装着してなる空気清浄
    機。
  2. 【請求項2】 前記カバ−を本体ケースに装着すること
    により、本体ケース内に設けた高電圧発生装置から高電
    圧が前記放電極に印加されるようにすると共に、前記カ
    バ−を本体ケースから外すことにより前記高電圧発生装
    置の動作を停止する安全スイッチを設けてなる請求項1
    記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 前記放電極を前記カバ−に着脱自在に装
    着してなる請求項1記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 前記放電極として放電線を用い、該放電
    線の両端を放電線取付ケースの両端に着脱自在に装着
    し、この取付ケースを前記カバ−に着脱自在に装着して
    なる請求項3記載の空気清浄機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003161482A (ja) * 2002-12-12 2003-06-06 Sharp Corp 空気清浄機
US7312973B2 (en) 2000-08-28 2007-12-25 Sharp Kabushiki Kaisha Air conditioning apparatus and ion generating device for use therein
JP2013006168A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Daikin Industries Ltd 空気調和機
GB2494297A (en) * 2011-08-31 2013-03-06 Oreck Holdings Llc Electrostatic precipitator with removable corona unit

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