JPH10931A - ウェザーストリップ - Google Patents

ウェザーストリップ

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Publication number
JPH10931A
JPH10931A JP8154592A JP15459296A JPH10931A JP H10931 A JPH10931 A JP H10931A JP 8154592 A JP8154592 A JP 8154592A JP 15459296 A JP15459296 A JP 15459296A JP H10931 A JPH10931 A JP H10931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
weather strip
reinforcing beads
bending point
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP8154592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Morihara
康裕 森原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication of JPH10931A publication Critical patent/JPH10931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性の低下等を招くことなく、押出し成形
部と型成形部の接合部位付近におけるシール性を高める
ことができ、均一かつ良好なシール性を確保することが
できるウェザーストリップを提供する。 【解決手段】 本発明のウェザーストリップの型成形部
20のシール部21は、自動車のドアが閉じられた際、
ボディパネルに所要の面間距離を以て弾接されることに
より、屈曲点Bを中心として所要の形状に弾性変形し、
ボディパネルに密着してドアサッシまたはドアパネルと
ボディパネルとの間に所要のシール性を確保する。すな
わち、シール部21が屈曲点Bを中心として弾性変形す
る際、屈曲点Bを挟んで対をなす補強ビード26,26
同士が、所要の面間距離を以て弾接することでシール部
21の剛性の急激な変化を阻止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のド
ア開口部周辺に設けられ、中空のシール部を弾性変形さ
せることにより所要のシール性を確保するウェザースト
リップに関し、詳しくは押出し成形部と型成形部の接合
部位付近における良好なシール性を得ることができるウ
ェザーストリップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドア開口部周辺に用いら
れるウェザーストリップとしては、図7及び図8に示す
ように押出し成形により形成された押出し成形部(図示
しない)に、型成形により形成された型成形部40を接
合させたものがある。押出し成形部と型成形部40は、
それぞれ中空のシール部41を有する所要の形状に形成
されており、通常、型成形部40を成形する際に押出し
成形部へ加硫同時接合されるものである。
【0003】押出し成形部と型成形部40の接合部位近
傍におけるシール部41の内面42には、シール部41
の長手方向に沿って補強ビード43が、内面42の周方
向に沿って4本設けられている。補強ビード43は、押
出し成形部と型成形部40の接合部位近傍における剛性
の急激な変化を阻止することでシール部41のシール性
を高め、接合部位付近からの水漏れ等の防止を狙ったも
のである。ここで、ドア閉鎖時のボディパネル45に弾
接した状態を図9に示す。
【0004】また図10に示すように、各補強ビード5
0間に成形材51を流し込み、シール部52の肉厚を増
大させることにより、押出し成形部(図示しない)と型
成形部53の接合部位近傍におけるシール性をより高め
たウェザーストリップも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のウェザ
ーストリップの内、図7〜図9に示した前者のウェザー
ストリップでは、押出し成形部と型成形部40の接合部
位付近におけるシール性を高めることができるものの、
所要以上の高い圧力に対しては依然として充分なシール
性を確保することができないという問題があった。
【0006】また、図10に示した後者のウェザースト
リップでは、図7〜図9に示す前者のウェザーストリッ
プと比較して、押出し成形部と型成形部53の接合部位
付近におけるシール性をかなり高めることができるが、
押出し成形部のシール部52の固定が不十分なため、型
成形時に表面に成形材51が流れ出す等の不具合を生じ
る心配があり、成形性の低下を招くという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、成形性の低下等を招くこ
となく、特に押出し成形部と型成形部の接合部位付近に
おける均一かつ良好なシール性を確保することができる
ウェザーストリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1記
載のウェザーストリップであって、押出し成形により中
空のシール部を有する所要の形状に形成された押出し成
形部と、型成形により中空のシール部を有する所要の形
状に形成され、前記押出し成形部と接合された型成形部
とを備え、前記シール部を弾性変形させることにより所
要のシール性を確保するウェザーストリップにおいて、
前記押出し成形部と前記型成形部の接合部位近傍におけ
るシール部の内面の長手方向に沿って複数の補強ビード
が設けられており、少なくとも隣合う一部の補強ビード
同士の断面方向の間隔は、前記シール部が所要以下の面
間距離に弾性変形された際に、前記補強ビード同士が弾
接状態となるように設定されていることを特徴とするウ
ェザーストリップによって解決することができる。
【0009】本発明に係る上記構成のウェザーストリッ
プにおいては、押出し成形部と型成形部の接合部位近傍
におけるシール部の内面の長手方向に沿って複数の補強
ビードが設けられている。そして、この複数の補強ビー
ドの内、隣合う所定の補強ビード同士の断面方向の間隔
は、シール部が所要以下の面間距離に弾性変形された際
に、補強ビード同士が弾接して剛性を確保するように設
定されている。したがって、特に押出し成形部と型成形
部の接合部位付近におけるシール性が、所要以上の圧力
作用に対しても確実に確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウェザーストリッ
プの実施の形態例を図1乃至図6に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明のウェザーストリップの第1実施の
形態例を示す概略平面図、図2は図1のウェザーストリ
ップの型成形部を示す概略斜視図、図3は図2のA矢視
断面図、図4は図3の弾性変形状態を示す断面図であ
る。
【0011】図1に示すように本実施の形態例のウェザ
ーストリップ10は、図示されていない自動車のドアサ
ッシまたはドアパネルの内側の全周に渡って設けられて
おり、ドア開口部の図中右上隅部と左下隅部を除く周囲
に沿う押出し成形部12,12と、ドア開口部の図中右
上隅部に沿う型成形部20と左下隅部に沿う型成形部3
0とから構成されている。このウェザーストリップ10
は、自動車のドアが閉じられた際、ボディパネル11
(図4参照)に所要の面間距離を以て弾接され、ドアサ
ッシまたはドアパネルとボディパネル11との間に所要
のシール性が確保される。
【0012】押出し成形部12,12は、ドア開口部の
図中右上隅部と左下隅部を除く周囲に沿う所要の形状に
押出し成形により形成されており、中空のシール部を有
している。なお、本実施の形態例のウェザーストリップ
10については、型成形部20について説明をして、押
出し成形部12,12と型成形部30についての詳細な
説明は省略する。
【0013】図2に示すように型成形部20は、ドア開
口部の図中右上隅部に沿う所要の形状(本実施形態で
は、略直角に折曲された形状)に、型成形により形成さ
れており、中空のシール部21を有している。そして、
図1に示すように型成形部20の図中左端面22及び下
端面23はそれぞれ、押出し成形部12の図中右端面1
3及び上端面14と加硫同時接合されている。また、型
成形部20及び押出し成形部12には、それぞれドアサ
ッシに嵌合可能な嵌合部24が設けられており、ウェザ
ーストリップ10は、各嵌合部24がドアサッシ内側に
嵌合されることでドアの開口枠に取り付けられる。
【0014】また、図3及び図4に示すように、型成形
部20のシール部21には、ドアが閉じられた際、ボデ
ィパネル11に所要の面間距離を以て弾接されることに
より、図3中上下2箇所の仮想屈曲点B(以下、単に屈
曲点Bという。)を中心として図4に示すように弾性変
形し、ボディパネル11に密着してドアサッシとボディ
パネル11との間に所要のシール性が確保される。
【0015】押出し成形部12と型成形部20の接合部
位近傍におけるシール部21の内面25には、シール部
21の長手方向に沿って複数の補強ビード26が、シー
ル部21の断面方向に設けられている。すなわち、補強
ビード26は、押出し成形部12と型成形部20の接合
部位近傍におけるシール部21の内面25に屈曲点Bを
挟んで一対ずつ計4個設けられている。この対をなす補
強ビード26同士は、シール部21が屈曲点Bを中心と
して弾性変形する際、所要の面間距離を以て弾接するよ
うに所定間隔に設けられている。
【0016】上述した本実施の形態例のウェザーストリ
ップの作用を説明する。図4に示すように型成形部20
のシール部21は、自動車のドアが閉じられた際、ボデ
ィパネル11に所要の面間距離を以て弾接されることに
より、屈曲点Bを中心として弾性変形し、ボディパネル
11に密着してドアサッシとボディパネル11との間に
所要のシール性を確保する。
【0017】屈曲点Bを挟んで対をなす補強ビード26
同士は、シール部21が屈曲点Bを中心として弾性変形
する際、所要の面間距離を以て弾接する。これにより、
特に押出し成形部12と型成形部20の接合部位付近に
おいて、剛性の急激な変化がなくなり、シール部21と
ボディパネル11との密着度が高められ、ドア開口部全
周に渡って均一かつ良好なシール性が得られる。
【0018】次に、本発明の第2実施の形態例のウェザ
ーストリップを図5及び図6に基づいて詳細に説明す
る。図5は本発明の第2実施の形態例であるウェザース
トリップの型成形部を示す断面図、図6は図5の型成形
部のシール時の状態を示す断面図である。
【0019】図5及び図6に示すように型成形部20の
シール部31は、略台形状に形成されており、シール時
に屈曲点Bを中心として弾性変形する。その他の構成及
び作用は、第1実施の形態例と同様である。
【0020】以上のように上記各実施の形態例によれ
ば、シール部21,31が屈曲点Bを中心として弾性変
形する際、屈曲点Bを挟んで対をなす補強ビード26同
士が、所要の面間距離を以て弾接するので、特に押出し
成形部12と型成形部20の接合部位付近において、剛
性の急激な変化がなくなり、シール部21,31とボデ
ィパネル11との密着度を高めることができ、成形性の
低下等を招くこともない。これにより、自動車のドア開
口部全周に渡って均一かつ良好なシール性を確保するこ
とができる。
【0021】なお、上記各実施の形態例では、シール部
21,31の断面2箇所に屈曲点Bを設定し、補強ビー
ド26をシール部21,31の内面25における屈曲点
Bを挟んで一対ずつ計2対設けたが、このような構成に
限定されるものでないことは言うまでもない。すなわ
ち、補強ビードが屈曲点を挟んで少なくとも一対配置さ
れており、シール時、屈曲点を挟んで対をなす補強ビー
ド同士が所要の面間距離を以て弾接する構成であればよ
く、屈曲点の設定位置及び数、補強ビードの形状、数及
び長さ等については、実験等により適宜決定すればよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のウェザース
トリップによれば、押出し成形部と前記型成形部の接合
部位近傍におけるシール部の内面の長手方向に沿って複
数の補強ビードが設けられており、少なくとも隣合う一
部の補強ビード同士の断面方向の間隔は、前記シール部
が所要以下の面間距離によって弾性変形された際に、前
記補強ビード同士が弾接状態となるように設定されてい
る。したがって、シール部が弾性変形された際、シール
部の断面方向に隣合う補強ビード同士が、所要の面間距
離を以て弾接するので、特に押出し成形部と型成形部の
接合部位付近における剛性の急激な変化がなく、シール
性を高めることができる。よって、均一かつ良好なシー
ル性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例であるウェザースト
リップを示す概略平面図である。
【図2】図1のウェザーストリップの型成形部を示す概
略斜視図である。
【図3】図2のA矢視断面図である。
【図4】図3のシール時の状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施の形態例であるウェザースト
リップの型成形部を示す断面図である。
【図6】図5のシール時の状態を示す断面図である。
【図7】従来のウェザーストリップの型成形部を示す概
略斜視図である。
【図8】図7のC矢視断面図である。
【図9】図8のシール時の状態を示す断面図である。
【図10】従来のウェザーストリップの型成形部の他の
例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ウェザーストリップ 11,45 ボディパネル 12 押出し成形部 20,30 型成形部 21,31 シール部 24 嵌合部 25 シール部の内面 26 補強ビード B シール部の屈曲点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し成形により中空のシール部を有す
    る所要の形状に形成された押出し成形部(12)と、型成形
    により中空のシール部(21)を有する所要の形状に形成さ
    れ、前記押出し成形部(12)と接合された型成形部(20)と
    を備え、前記シール部(21)を弾性変形させることにより
    所要のシール性を確保するウェザーストリップ(10)にお
    いて、 前記押出し成形部(12)と前記型成形部(20)の接合部位近
    傍におけるシール部(21)の内面(25)の長手方向に沿って
    複数の補強ビード(26)が設けられており、少なくとも隣
    合う一部の補強ビード(26, 26)同士の断面方向の間隔
    は、前記シール部(21)が所要以下の面間距離に弾性変形
    された際に、前記補強ビード(26, 26)同士が弾接状態と
    なるように設定されていることを特徴とするウェザース
    トリップ。
JP8154592A 1996-06-14 1996-06-14 ウェザーストリップ Pending JPH10931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4816355A (en) * 1984-08-17 1989-03-28 Rayovac Corporation Seal for alkaline primary battery
CN103963616A (zh) * 2014-03-06 2014-08-06 浙江吉利控股集团有限公司 密封条

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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