JPH1089467A - ローダの変速装置及び変速方法 - Google Patents

ローダの変速装置及び変速方法

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JPH1089467A
JPH1089467A JP26242396A JP26242396A JPH1089467A JP H1089467 A JPH1089467 A JP H1089467A JP 26242396 A JP26242396 A JP 26242396A JP 26242396 A JP26242396 A JP 26242396A JP H1089467 A JPH1089467 A JP H1089467A
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clutch
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Nobuo Shono
信夫 正野
Masami Higaki
正美 桧垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトダウンによるローダの操作性を向上さ
せるとともに、ローダの機械的保護を可能にするローダ
の変速装置及び変速方法を提供する。 【解決手段】 ローダの制御装置に、前進又は後進時に
低速段へと強制的又は自動的にシフトダウンさせると
き、車両速度がトランスミッション13の第1機械的許
容速度を下回る場合に切り換え可能とする第1制限手
段、又は、前後進切換時に低速段へとシフトダウンさせ
るとき、前記車両速度がトランスミッション13の第2
機械的許容速度を下回る場合に切り換え可能とする第2
制限手段を設け、速度段の切り換えに際して、クラッチ
15の吸収エネルギ率がクラッチの材質と形状で決まる
許容値からきまる許容車両速度と比較し、この許容車両
速度を下回る場合に切換可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショベル等の作業
機を車体前部に有し、四輪駆動されるホイールローダ等
のローダの変速装置及び変速方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にホイールローダはショベルで地山
を掘削し、それをダンプトラックに積み込むために使用
される。図12は、ホイールローダの掘削からダンプト
ラックへの積み込みの一連の運転パターンを示すもの
で、これはVシェープ運転と呼ばれる比較的頻度の多い
運転パターンである。
【0003】このVシェープ運転(矢印で示す運転(1)
〜(5) )で最も作業時間を短くするためには、次のよう
に運転することが求められる。すなわち、ホイールロー
ダ101を前進2速(F2)で地山102に向かって高
速で前進し(運転(1) )、地山102に近づくと(0.
5m〜1.0m)、掘削作業を行う場合の牽引力を大き
くするために前進1速(F1)で地山102に突っ込む
(運転(2) )、掘削が終了すると、ホイールローダ10
1を掘削作業位置から後進2速(R2)で高速で後退さ
せ(運転(3) )、続いてホイールローダ101の走行方
向を切り換えてダンプトラック103にF2で高速接近
させる(運転(4) )。ダンプトラック103への積み込
み作業が完了すると、ダンプトラック103からR2で
高速で離れる(運転(5) )。
【0004】ところで、前述した運転(1) のF2から運
転(2) のF1への切換は、左手でステアリングハンドル
を持ち、右手に操作機レバーを持った状態で行うため、
操作機レバーの先端にシフトダウンスイッチを設け、こ
のダウンシフトスイッチを押すことで、F2からF1へ
強制的に切り換わるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このダウンシフトスイ
ッチは、Vシェープ運転に対応するため、F2からF1
へ強制的のシフトだけになっているため、種々の作業状
況に対応する必要があるホイールローダにとって限定し
すぎた操作条件になっている。そこで、例えばF4から
の一気のシフトダウンを可能とするように、ダウンシフ
トスイッチの適用範囲を広げると、車体に過大な振動や
エンジンブレーキが生じる。
【0006】そのため、特開平6−11021号公報に
は、エンジン回転数の関数としてシフトダウン可能値を
設け、シフトダウン可能値以下の場合にシフトダウンを
実施する変速装置及び変速方法が提案されている。シフ
トダウン可能値はエンジン回転数が低いほど低くなり、
シフトダウンできる領域が狭くなる。その結果、ダウン
シフトスイッチによる操作性を制限するという問題点が
ある。またエンジン回転数が高いほど、シフトダウンで
きる領域が広くなるが、機械的に無理なシフトダウンに
なるという問題点があった。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、シフトダウンによ
るローダの操作性を向上させるとともに、ローダの機械
的保護を可能にするローダの変速装置及び変速方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、前進又は後進、及び複数の速度段と
に切換可能なクラッチを有するトランスミッションと、
車両速度を検出する車速センサと、この車速センサから
の入力に基づき前記トランスミッションの切換を制御す
る制御装置とを備え、前記制御装置に、(1) 前進又は後
進時に低速段へと強制的又は自動的にシフトダウンさせ
るとき、前記車両速度が前記トランスミッションの第1
機械的許容速度を下回る場合に切り換え可能とする第1
制限手段、又は、(2) 前後進切換時に自動的に低速段へ
とシフトダウンさせるとき、前記車両速度が前記トラン
スミッションの第2機械的許容速度を下回る場合に切り
換え可能とする第2制限手段の少なくとも一つを設けた
ローダの変速装置である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記第1、第2機械的許容速度は、前記クラッチの吸収エ
ネルギ率がクラッチの材質と形状で決まる許容値以下と
なるように定められている変速装置である。
【0010】請求項3の発明は、請求項1において、前
記シフトダウンが順次行われる場合に、つぎのシフトダ
ウンまでに間隔を置くための第1タイマ手段を前記制御
装置に設けた変速装置である。
【0011】請求項4の発明は、請求項1において、前
記車速センサからの出力異常を検知する検知手段と、こ
の検知手段からの出力に基づきシフトダウンを間隔を置
いて行うための第2タイマ手段とを前記制御装置に設け
た変速装置である。
【0012】請求項5の発明は、クラッチを有するトラ
ンスミッションにより、前進又は後進、及び複数の速度
段とに切換可能なローダの変速方法であって、速度段の
切り換えに際して、前記クラッチの吸収エネルギ率がク
ラッチの材質と形状で決まる許容値からきまる許容車両
速度と比較し、この許容車両速度を下回る場合に切換可
能とするローダの変速方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は本発明のローダの変速装置
の機器ブロック図である。
【0014】図1において、変速装置1は、エンジン1
1とトルコン12とトランスミッション13とタイヤ1
4に至る駆動系統2と、制御装置21とコントロールス
イッチ22とセレクトスイッチ23とダウンシフトスイ
ッチ24とキックダウンスイッチ25と速度センサ(車
速センサ)26と回転センサ(エンジンスピードセン
サ)27とを有する制御系統3とからなっている。
【0015】タイヤ14を回転駆動するトランスミッシ
ョン(伝導装置)13は、トルコン(トルクコンバー
タ)12を介してエンジン11に接続され駆動される。
トランスミッション13は、例えば1段(1st)から
4段(4th)までの変速段と前進(F)又は後進
(R)とに切換可能とするクラッチを電磁バルブで切り
換える構造になっており、前後進のそれぞれに対して所
定の速度段に切り換えるための1st電磁バルブ13
a,2nd電磁バルブ13b,3rd電磁バルブ13
c,4th電磁バルブ13cが備えられている。
【0016】またトランスミッション13は各速度段に
切り換えるために油圧で作動するクラッチ15を有して
おり、クラッチ15はその材質と形状による吸収エネル
ギ率の許容値を持っている。
【0017】制御装置21は公知のマイコン装置であっ
て、CPU、ROM、RAM、入力装置、表示装置のI
/O等で構成される。特に、制御に必要な条件を記憶す
るメモリが符号28で表示される。このメモリ28を含
む制御装置21が、第1制限手段及び第2制限手段を構
成している。制御装置21に対して運転者が必要な切換
条件を入力するのがコントロールスイッチ22である。
このコントロールスイッチ22は、前進・中立・後進を
選択操作する前後進スイッチと、1速(1st)〜4速
(4th)までを選択操作する速度段スイッチとを一体
にしたものであるが、前後進スイッチと速度段スイッチ
を別々に設ける場合もある。図示例では、ステアリング
ホイール31の基部にコントロールレバー31aがホイ
ール面と平行方向及びホイール軸平行方向に揺動自在に
突設されている。コントロールレバー31aをホイール
面と平行方向に揺動させると、図示のように前進(F)
又は中立(N)又は後進(R)に切り換えるための出力
が生成される。コントロールレバー31aをレバーの軸
方向に回転させると、図示のように1st又は2nd又
は3rd又は4thのいずれかの速度段に切り換えるた
めの出力が生成される。
【0018】セレクトスイッチ23は、自動モード(オ
ートモード)と手動モード(マニュアルモード)を切り
換えるためのものである。ダウンシフトスイッチ24
は、前進又は後退時に強制的に下の速度段にシフトダウ
ンさせるためのものであり、通常はバケット等の作業機
の操作レバー32の先端に押し込み可能に突設されてい
る。キックダウンスイッチ25はアクセル33に設けら
れ、アクセル33の踏み込みを検知するものである。速
度センサ26はトランスミッション13の出力以降に設
けられて車両速度に相当する出力を生成するものであ
る。回転センサ27はエンジン11の回転数に相当する
出力を生成するものである。
【0019】制御装置21には、コントロールスイッチ
22、セレクトスイッチ23、ダウンシフトスイッチ2
4やキックダウンスイッチ25によって運転者の操作に
関する意思が入力され、更に速度センサ26と回転セン
サ27とから駆動系の状況に関するデータが入力され
る。制御装置21にはこれらの入力情報が入力され、制
御装置21はこれら入力情報に必要な演算処理を施し、
メモリ28に予め入力された変速マップと対比して、ト
ランスミッション13の必要なバルブ13a,13b,
13c,13dを切り換える必要な信号を出力する。こ
のように制御装置21が、前進又は後進時に低速段へと
強制的又は自動的にシフトダウンさせるとき、車両速度
がトランスミッション15の第1機械的許容速度を下回
る場合に切り換え可能とする第1制限手段や、前後進切
換時に自動的に低速段へとシフトダウンさせるとき、車
両速度がトランスミッション15の第2機械的許容速度
を下回る場合に切り換え可能とする第2制限手段を構成
している。
【0020】図2、図3には、制御装置21のメモリ2
8に記憶された変速条件のうちのシフトダウンに関する
ものが示されている。図2は前後進を切換と共に速度段
をシフトダウンする場合の制限(第2制限手段)が例示
されている。図示例のFR4/3は前後切換と共に4速
から3速に切り換える場合を示しており、車両速度がa
以上であればシフトダウン不可であり、車両速度がa未
満であればシフトダウン可能である。図3は特に前進又
は後進時に単に速度段をシフトダウンする場合の制限
(第1制限手段)が例示されている。図示例のSD4/
3は単に4速から3速に切り換える場合を示しており、
車両速度がb以上であればシフトダウン不可であり、車
両速度がb未満であればシフトダウン可能である。同じ
ような4速から3速への切換であっても、前後進切換を
伴う場合の制限速度のほうが高くなっている。またこれ
らシフトダウンの制限値はエンジン回転数に無関係な一
定の数値になっている。
【0021】このようなシフトダウン時の制限速度の算
出根拠を以下に説明する。前後進しながらのシフトダウ
ンと通常のシフトダウン時にホイールローダに機械的負
荷が一番かかるのはトランスミッション13であり、特
にそのクラッチ15に過大な負荷がかかる恐れがある。
クラッチ15は吸収エネルギ率で定義される許容値を有
しており、ホイールローダの通常の使用条件範囲内にお
いて、トランスミッション13の各構成部品の強度が許
容する速度よりクラッチ15が許容する速度の方が低い
ことをコンピュータシミュレーションで確認した。
【0022】クラッチ15の吸収エネルギ率EAは数1
で算出される。
【0023】
【数1】
【0024】またクラッチ15の平均吸収エネルギ率E
Bは数2で算出される。
【0025】
【数2】
【0026】この平均吸収エネルギ率EBが、クラッチ
15の材質と形状による許容値以下なる許容速度を求
め、この許容速度をエンジン回転数と無関係な固定の数
値で定めた。このような、許容速度は、前進又は後進時
に低速段へと強制的又は自動的にシフトダウンさせると
きの第1機械的許容速度と、前後進切換時に自動的に低
速段へとシフトダウンさせるときの第2機械的許容速度
とがある。
【0027】つぎに、制御装置21による変速制御例を
図4乃至図11のフロー図により具体的に説明する。図
4は基本フローを示し、図5乃至図11はサブルーチン
のフローを示す。
【0028】図4において、CPU、メモリ28、I/
Oを初期設定してフローがスタートする(S1)。最初
の判断事項はセレクトスイッチ23の状態である(S
2)。セレクトスイッチ23は手動になっていると(S
2の横向き)、手動モード(マニュアルモード)のサブ
ルーチンに入り(S3)、再びステップS2に戻る。つ
ぎの判断事項は車速センサ26の異常チェックである
(S4)。車速センサ26に断線等の異常があると(S
4の横向き)、センサーモードのサブルーチンに入り
(S5)、再びステップS2に戻る。
【0029】つぎの判断事項はコントロールスイッチ2
2によるFR操作(前後進切換操作)の有無のチェック
である(S6)。操作が有ると(S6の横向き)、FR
モード(前後進モード)サブルーチンに入り(S7)、
再びステップS2に戻る。つぎの判断事項はダウンシフ
トスイッチ24によるDSS操作(ダイレクトシフトス
イッチ操作)の有無のチェックである(S8)。操作が
有ると(S8の横向き)と、ダウンシフトスイッチモー
ド(強制的シフトダウンモード)に入り(S9)、再び
ステップS2に戻る。つぎの判断事項はDSS操作から
の経過時間のチェックである(S10)。設定値未満で
あると(S10の横向き)、再びステップS2に戻り、
設定値以上であると(S10の下向き)、AUTOモー
ドのサブルーチンに入り(S11)、その後ステップS
2に戻る。すなわち、ダイレクトシフトスイッチ24が
押し続けられると、設定値未満になり(S10の横向
き)、DSSモードのサブルーチンに入り(S9)が繰
り返され、許容速度以内であれば引き続いてのであれば
シフトダウンが行われる。
【0030】図5はマニュアルモードのフロー図であ
る。キックダウンモードの内外かのチェックでフローが
スタートする(S21)。キックダウン内であると(S
21の横向き)、キックダウンクリアチェックが行われ
(S22,S23)、キックダウン外であると(S21
の下向き)、キックダウンチェックが行われる(S2
4,S25,S26)。キックダウンクリアチェックに
おけるステップS22は、コントロールレバー31の操
作の有無チェックであり、コントロールレバー31が変
わると(S22の横向き)、ステップ27に進み、コン
トロールレバー31が同じであると(S22の下向
き)、ステップ23に進む。同じくキックダウンクリア
チェックにおけるステップ23は、パーキングオンオフ
のチェックであり、パーキングオンであると(S23,
ON)、ステップ27に進み、パーキングオフであると
(S23,OFF)、ステップS21に戻るリターン
(RET)に進む。
【0031】キックダウンチェックにおけるステップS
24は、コントロールレバー31の速度段確認チェック
であり、コントロールレバー31が2ndでないと(S
24の横向き)、ステップ27に進み、コントロールレ
バー31が2ndであると(S24の下向き)、ステッ
プ25に進む。同じくキックダウンチェックにおけるス
テップS25はコントロールレバー31の前後進確認チ
ェックであり、ニュートラルであると(S25の横向
き)、ステップ27に進み、前後進のいずれかであると
(S25の下向き)、ステップ26に進む。同じくキッ
クダウンチェックにおけるステップS26はダウンシフ
トスイッチ24の操作有無の確認チェックであり、押さ
れると(S26の横向き)、2ndから1stにシフト
ダウンし(S28)、押されないと(S26の下向
き)、2ndを維持して(S29)、それぞれリターン
に向かう。
【0032】キックダウンチェック及びキックダウンク
リアチェック後のステップS27において、速度段が1
stであるかどうかチェックし、1stであれば1st
に切り換わってリターンに向かい(S30)、1stで
なければステップS31に向かう。ステップS31にお
いて、速度段が2ndであるかどうかチェックし、2n
dであれば2ndに切り換わってリターンに向かい(S
32)、2ndでなければステップS33に向かう。ス
テップS33において、速度段が3rdであるかどうか
チェックし、2rdであれば3rdに切り換わってリタ
ーンに向かい(S34)、3rdでなければ4thに切
り換わってリターンに向かう(S34)。以上説明した
ように、セレクトスイッチ23で手動を選択すると、コ
ントロールスイッチ22で選択した速度段(1速〜4
速)になる。そして、前後進とも2速で、ダウンシフト
スイッチ24を押すと、1速になり、コントロールスイ
ッチ22を操作すると2速に復帰する構成になってい
る。
【0033】図6はセンサモードのフロー図である。速
度段のレンジの確認でフローがスタートする(S4
1)。速度段が1st又は2ndであると(S41の横
向き)、リターンに戻り、速度段が3rd又は4thで
あると(S41の下向き)、ステップ42に向かう。ス
テップ42は以前のシフトダウンからの経過時間と設定
値との対比確認であり、設定値未満であると(S42の
横向き)、リターンに戻り、設定値以上であると(S4
2の下向き)、ステップ43に向かう。ステップ43は
速度段の確認であり、速度段が3rdであれば(S43
の横向き)、2ndに切り換わってリターンに向かい
(S44)、速度段が4thであれば(S43の下向
き)、3rdに切り換わってリターンに向かう(S4
5)。すなわち、速度段が3rd以上の高速走行中に速
度センサ26の断線等の異常が発生すると、ステップ4
2の設定時間TIME2を経過させながら、順次2nd
までシフトダウンさせるものである。したがって、速度
センサ26の異常による急激なシフトダウンによる運転
者に危険な状態が回避される。
【0034】図7はFRモードのフロー図である。現速
度段の確認でフローがスタートする(S51)。現速度
段が1stであると(S51の横向き)、2ndに切り
換わってリターンに向かい(S52)、現速度段が1s
t以外であると(S51の下向き)、2st以上の速度
段の確認が行われる(S53)。現速度段が2ndであ
ると(S53の横向き)、2ndを保ってリターンに向
かい(S52)、3rd以上の速度段の確認が行われる
(S54)。現速度段が3rdであると(S54の横向
き)、シフトダウン可能かどうかのチェックが行われる
(S55)。図2に示されるように車速がFR3/2未
満のシフトダウン可能領域にある場合(S55の横向
き)、2ndにシフトダウンしてリターンに向かう(S
56)。図2に示されるように車速がFR3/2以上の
シフトダウン不可能領域にある場合(S55の下向
き)、3ndを保持したままリターンに向かう(S5
7)。
【0035】現速度段が4thであると(S54)、シ
フトダウン可能かどうかのチェックが行われる(S5
8)。図2に示されるように車速がFR4/3未満のシ
フトダウン可能領域にある場合(S58の横向き)、更
なるシフトダウン可能かどうかのチェックが行われる
(S59)。図2に示されるように車速がFR3/2未
満のシフトダウン可能領域にある場合(S59の横向
き)、2ndにシフトダウンしてリターンに向かう(S
60)。ステップS59において、図2に示されるよう
に車速がFR3/2以上のシフトダウン不可能領域にあ
る場合、3rdを保持したままリターンに向かう(S6
1)。ステップS58において、図2に示されるように
車速がFR4/3以上のシフトダウン不可能領域にある
場合、4thを保持したままリターンに向かう(S6
2)。
【0036】以上のフローによって、前後進を切り換え
た場合、つぎのように変速しながら走行方向を転換す
る。 (1) 1速時又は2速時に後進(又は前進)に操作した場
合、1速又は2速のままで方向転換する。 (2) 3速時に後進(又は前進)に操作した場合、2速ク
ラックが許容する車両速度以下で2速にシフトダウン
し、2速で方向転換する。 (3) 3速時に後進(又は前進)に操作した場合、2速ク
ラックが許容する車両速度を越えるとき、3速を保持す
る。 (4) 4速時に後進(又は前進)に操作した場合、3速ク
ラックが許容する車両速度以下で3速にシフトダウンす
る。以後(2) (3) と同じ変速になる。 (5) 4速時に後進(又は前進)に操作した場合、3速ク
ラックが許容する車両速度を越えるとき、4速を保持す
る。 以上のように方向転換しながらのシフトダウン時には許
容できる車両速度(第2機械的許容速度)がある。この
許容速度は、方向転換しながらのシフトダウンの状況を
コンピュータシミュレーションし、エネルギバランス評
価・伝達動力評価・強度評価により決定した。この許容
速度は、主としてトランスミッション13のクラッチ1
5の許容速度になるため、図2や図7の如きシフトダウ
ンの制限を行い、機械的損傷を回避しながら、迅速な方
向転換を可能にした。
【0037】図8,9はDSSモードのフロー図であ
る。ダウンシフトスイッチ24の操作の状態確認でフロ
ーがスタートする(S71)。ダウンシフトスイッチ2
4が一回だけ押されると(S71,PUSH)、ダウン
シフト一回押しモードに入り、ダウンシフトスイッチ2
4が押し続けられる(S71,HOLD)、ダウンシフ
トホールドモードに入る。ダウンシフト一回押しモード
では、現速度段の確認が行われ、1stであると(S7
2の横向き)、1stを保持したままリターンに戻る
(S73)。2nd以上であるとシフトダウン可能かど
うかのチェックが行われる(S74)。図3に示される
ように車速がSD2/1未満のシフトダウン可能領域に
ある場合(S74の横向き)、1stにシフトダウンし
てリターンに向かう(S75)。図3に示されるように
車速がSD2/1以上であるもののSD3/2未満のシ
フトダウン可能領域にある場合(S76の横向き)、2
ndにシフトダウンしてリターンに向かう(S77)。
図3に示されるように車速がSD3/2以上であるもの
のSD4/3未満のシフトダウン可能領域にある場合
(S78の横向き)、3rdにシフトダウンしてリター
ンに向かう(S79)。図3に示されるように車速がS
D4/3以上のシフトダウン不可能領域にある場合(S
78の下向き)、4thを保持したままリターンに向か
う(S80)。
【0038】ダウンシフト一回押しモードでは、前回の
シフトダウンから所定時間TIME3以上経過したかど
うかの確認が行われる(S81)。TIME3未満であ
るとリターンに向かい(S81の横向き)、TIME3
以上経過すると(S81の下向き)、現速度段の確認が
行われる(S82)。現速度段が1stであると(S8
2の横向き)、1stを保持したままリターンに戻る
(S83)。現速度段が2ndであると(S84の横向
き)、2ndを保持したままリターンに戻る(S8
5)。現速度段が3rd以上であるとシフトダウン可能
かどうかのチェックが行われる(S73)。図3に示さ
れるように車速がSD3/2未満のシフトダウン可能領
域にある場合(S86の横向き)、2ndにシフトダウ
ンしてリターンに向かう(S87)。図3に示されるよ
うに車速がSD3/2以上であるもののSD4/3未満
のシフトダウン可能領域にある場合(S88の横向
き)、3rdにシフトダウンしてリターンに向かう(S
89)。図3に示されるように車速がSD4/3以上の
シフトダウン不可能領域にある場合(S88の下向
き)、4thを保持したままリターンに向かう(S9
0)。
【0039】以上のフローによって、ダウンシフトスイ
ッチ24を操作した場合、つぎのように変速しながら走
行方向を転換する。 (1) 1速時、ダウンシフトスイッチ24を操作しても何
も変化しない。 (2) 2速時、1速のクラッチが許容する車両速度以下の
場合は、1速にシフトダウンする。 1速にシフトダウンした状態で、設定した時間経過後に
加速した場合はシフトアップする(フローに図示しな
い)。1速にシフトダウンした状態で、前後進・速度段
スイッチ22を操作すると、2速になる(フローに図示
しない)。 (3) 2速時、1速のクラッチが許容する車両速度を越え
る場合は、2速を保持する。 (4) 3速時、1速のクラッチが許容する車両速度以下の
場合は、1速にシフトダウンする。1速にシフトダウン
した状態で、設定した時間経過後に加速した場合はシフ
トアップする(フローに図示しない)。1速にシフトダ
ウンした状態で、前後進・速度段スイッチ22を操作す
ると、2速になる(フローに図示しない)。 (5) 3速時、2速のクラッチが許容する車両速度以下の
場合は、2速にシフトダウンする。 (6) 3速時、2速のクラッチが許容する車両速度を越え
る場合は、3速を保持する。 (7) 4速時、1速のクラッチが許容する車両速度以下の
場合は、1速にシフトダウンする。1速にシフトダウン
した状態で、設定した時間経過後に加速した場合はシフ
トアップする(フローに図示しない)。1速にシフトダ
ウンした状態で、前後進・速度段スイッチ22を操作す
ると、2速になる(フローに図示しない)。 (8) 4速時、2速のクラッチが許容する車両速度以下の
場合は、2速にシフトダウンする。2速にシフトダウン
した状態で、設定した時間経過後に加速した場合はシフ
トアップする(フローに図示しない)。2速にシフトダ
ウンした状態で、ダウンシフトスイッチ24を押しつづ
けると、2速を保持する。 (9) 4速時、3速のクラッチが許容する車両速度以下の
場合は、3速にシフトダウンする。3速にシフトダウン
した状態で、設定した時間経過後に加速した場合はシフ
トアップする(フローに図示しない)。3速にシフトダ
ウンした状態で、ダウンシフトスイッチ24を押しつづ
けると、設定した時間経過後に、前記(5) と同一の変速
になる。 (10)4速時、3速クラッチが許容する車両速度を越える
場合は、4速を保持する。
【0040】以上のように単なるシフトダウン時にも許
容できる車両速度(第1機械的許容速度)がある。この
許容速度は、単なるシフトダウンの状況をコンピュータ
シミュレーションし、エネルギバランス評価・伝達動力
評価・強度評価により決定した。この許容速度は、主と
してトランスミッション13のクラッチ15の許容速度
になるため、図3や図8・図9の如きシフトダウンの制
限を行い、機械的損傷を回避しながら、迅速な方向転換
を可能にした。
【0041】図10,11はオートモードのフロー図で
ある。回転センサ27によるエンジン回転数の確認から
フローがスタートする(S101)。エンジン回転数が
ローであると(S101の左向き)、現速度段の確認が
行われる(S102)。現速度段が1stであると(S
102の右向き)、1stを保持してリターンに戻る
(S103)。現速度段が2ndであると(S104の
右向き)、2ndを保持してリターンに戻る(S10
3)。現速度段が3rdであると(S106の右向
き)、速度チェンジの要否が確認される(S107)。
スレッシュホールド値TH3/2以上であると、3rd
を保持したままリターンに戻るが(S108)、図3と
同様の考え方で決まるスレッシュホールド値TH3/2
未満であると、2ndにシフトダウンしてリターンに戻
る(S109)。現速度段が4thであると(S106
の下向き)、速度チェンジの要否が確認される(S11
0)。スレッシュホールド値TH4/3以上であると、
4thを保持したままリターンに戻るが(S111)、
スレッシュホールド値TH4/3未満であると、3rd
にシフトダウンしてリターンに戻る(S112)。
【0042】エンジン回転数がミドルであると(S10
1の下向き)、現速度段の確認が行われる(S12
1)。現速度段が1stであると(S121の右向
き)、速度チェンジの要否が確認される(S122)。
スレッシュホールド値TH1/2以上であると、2nd
にシフトアップしてリターンに戻るが(S123)、ス
レッシュホールド値TH2/1未満であると、1stを
保持したままリターンに戻る(S124)。現速度段が
2stであると(S125の右向き)、速度チェンジの
要否が確認される(S126)。スレッシュホールド値
TH2/3以上であると、3rdにシフトアップしてリ
ターンに戻るが(S127)、スレッシュホールド値T
H2/3未満であると、2ndを保持したままリターン
に戻る(S128)。現速度段が3rdであると(S1
29の右向き)、コントロールレバー31の操作位置が
確認される(S130)。コントロールレバー31が4
thにあると(S130の下向き)、速度チェンジの要
否が確認される(S131)。スレッシュホールド値T
H3/4以上であると、4thにシフトアップしてリタ
ーンに戻るが(S132)、スレッシュホールド値TH
3/4未満であると、更に速度チェンジの要否が確認さ
れる(S133)。またステップ130でコントロール
レバー31の操作位置が3rdであると、同様に速度チ
ェンジの要否が確認される(S133)。スレッシュホ
ールド値TH3/2以上であると、3rdを保持したま
まリターンに戻るが(S134)、スレッシュホールド
値TH3/2未満であると、2ndにシフトダウンして
リターンに戻る(S135)。現速度段が4thである
と(S129の下向き)、速度チェンジの要否が確認さ
れる(S136)。スレッシュホールド値TH4/3以
上であると、4thを保持したままリターンに戻るが
(S137)、スレッシュホールド値TH4/3未満で
あると、3rdにシフトダウンしてリターンに戻る(S
138)。
【0043】エンジン回転数がハイであると(S101
の右向き)、現速度段の確認が行われる(S141)。
現速度段が1stであると(S141の右向き)、速度
チェンジの要否が確認される(S142)。スレッシュ
ホールド値TH1/2以上であると、2ndにシフトア
ップしてリターンに戻るが(S143)、スレッシュホ
ールド値TH2/1未満であると、1stを保持したま
まリターンに戻る(S144)。現速度段が2stであ
ると(S145の右向き)、速度チェンジの要否が確認
される(S146)。スレッシュホールド値TH2/3
以上であると、3rdにシフトアップしてリターンに戻
るが(S147)、スレッシュホールド値TH2/3未
満であると、2ndを保持したままリターンに戻る(S
148)。現速度段が3rdであると(S149の右向
き)、コントロールレバー31の操作位置が確認される
(S150)。コントロールレバー31が4thにある
と(S150の下向き)、速度チェンジの要否が確認さ
れる(S151)。スレッシュホールド値TH3/4以
上であると、4thにシフトアップしてリターンに戻る
が(S152)、スレッシュホールド値TH3/4未満
であると、更に速度チェンジの要否が確認される(S1
53)。またステップ150でコントロールレバー31
の操作位置が3rdであると、同様に速度チェンジの要
否が確認される(S153)。スレッシュホールド値T
H3/2以上であると、3rdを保持したままリターン
に戻るが(S154)、スレッシュホールド値TH3/
2未満であると、2ndにシフトダウンしてリターンに
戻る(S155)。現速度段が4thであると(S14
9の下向き)、速度チェンジの要否が確認される(S1
56)。スレッシュホールド値TH4/3以上である
と、4thを保持したままリターンに戻るが(S15
7)、スレッシュホールド値TH4/3未満であると、
3rdにシフトダウンしてリターンに戻る(S15
8)。
【0044】以上説明したように、セレクトスイッチ2
3で自動を選択すると、コントロールスイッチ22の操
作位置により、次のように自動変速する。 (1) 1速が選択されていると、常に1速を保持する。 (2) 2速が選択されていると、2速になる。 (3) 3速が選択されていると、2〜3速間で自動変速す
る。 (4) 4速が選択されていると、2〜4速間で自動変速す
る。 このように、自動変速では、連続した駆動力が得られる
車両速度によって、変速するロジックを採用することが
好ましい。
【0045】また走行中にコントロールスイッチ22で
速度段を操作すると、次のように変速する。 (1) シフトアップ操作時は、連続した駆動力が得られる
車両速度によって変速する。 (2) シフトダウン操作時は、各速度段が許容できるシフ
トダウン時の車両速度以下でシフトダウンする。この許
容できる車両速度は、ダウンシフトスイッチ24を操作
した場合の車両速度と同様の考え方で求めたものであ
る。また走行中にコントロールスイッチ22で速度段を
操作しない場合、連続したシフトダウンはせずに、シフ
トダウン後、設定した時間経過以降に次段のシフトダウ
ンを実施するようにしている。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
ると、トランスミッションの機械的許容速度を基準にし
てシフトダウン可能領域を定めるため、操作領域が広が
り、種々の状況に対応した自動的又は強制的なシフトダ
ウンを可能にするという効果を奏する。また、無理なシ
フトダウンによるトランスミッションの機械的保護が確
実にできるという効果を奏する。
【0047】請求項2の発明は、シストダウンによる機
械的な無理が生じる部分がトランスミッションにおける
クラッチであることをコンピュータシミュレーションで
確認したことに基づくものであり、ホイールローダの操
作性の範囲を最大限に広げると同時に、機械的保護も確
実であるという効果を奏する。
【0048】請求項3の発明によると、順次のシフトダ
ウンにより、シフトダウンに伴う車体の過大な振動とか
急激なエンジンブレーキを防止するという効果を奏す
る。
【0049】請求項4の発明によると、車速センサの配
線の断線などで、自動変速により急激にシフトダウンす
ることが防止されるという効果を奏する。
【0050】請求項5の発明によると、請求項1と同様
に、ランスミッションの機械的許容速度を基準にしてシ
フトダウン可能領域を定めるため、操作領域が広がり、
種々の状況に対応した自動的又は強制的なシフトダウン
を可能にするという効果を奏する。また、無理なシフト
ダウンによるトランスミッションの機械的保護が確実に
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローダの変速装置の機器ブロック図で
ある。
【図2】前後進切換時のシフトダウン限界を示すグラフ
図である。
【図3】前進又は後進時のシフトダウン限界を示すグラ
フ図である。
【図4】制御装置の全体制御を示すフローチャート図で
ある。
【図5】マニュアルモード時の切換を示すフローチャー
ト図である。
【図6】センサモード時の切換を示すフローチャート図
である。
【図7】前後進切換モード時の切換を示すフローチャー
ト図である。
【図8】強制シフトダウンモード時の切換を示す第1フ
ローチャート図である。
【図9】強制シフトダウンモード時の切換を示す第2フ
ローチャート図である。
【図10】自動変速モード時の切換を示す第1フローチ
ャート図である。
【図11】自動変速モード時の切換を示す第2フローチ
ャート図である。
【図12】ホイールローダのVシェープ動作を示す上面
図である。
【符号の説明】
13 トランスミッション 15 クラッチ 21 制御装置 22 コントロールスイッチ 23 セレクトスイッチ 24 ダウンシフトスイッチ 26 速度センサ(車速センサ) 28 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進又は後進、及び複数の速度段とに切
    換可能なクラッチを有するトランスミッションと、車両
    速度を検出する車速センサと、この車速センサからの入
    力に基づき前記トランスミッションの切換を制御する制
    御装置とを備え、前記制御装置に下記(1) (2) の少なく
    とも一つの制限手段を設けたローダ変速装置。 (1) 前進又は後進時に低速段へと強制的又は自動的にシ
    フトダウンさせるとき、前記車両速度が前記トランスミ
    ッションの第1機械的許容速度を下回る場合に切り換え
    可能とする第1制限手段。 (2) 前後進切換時に自動的に低速段へとシフトダウンさ
    せるとき、前記車両速度が前記トランスミッションの第
    2機械的許容速度を下回る場合に切り換え可能とする第
    2制限手段。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1、第2機械
    的許容速度は、前記クラッチの吸収エネルギ率がクラッ
    チの材質と形状で決まる許容値以下となるように定めら
    れているローダの変速装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記シフトダウンが
    順次行われる場合に、つぎのシフトダウンまでに間隔を
    置くための第1タイマ手段を前記制御装置に設けたロー
    ダの変速装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記車速センサから
    の出力異常を検知する検知手段と、この検知手段からの
    出力に基づきシフトダウンを間隔を置いて行うための第
    2タイマ手段とを前記制御装置に設けたローダの変速制
    御装置。
  5. 【請求項5】 クラッチを有するトランスミッションに
    より、前進又は後進、及び複数の速度段とに切換可能な
    ローダの変速方法であって、 速度段の切り換えに際して、前記クラッチの吸収エネル
    ギ率がクラッチの材質と形状で決まる許容値からきまる
    許容車両速度と比較し、この許容車両速度を下回る場合
    に切換可能とするローダの変速方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2006342881A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Tcm Corp 産業用車両

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WO2006129748A1 (ja) * 2005-06-03 2006-12-07 Tcm Corporation ホイールローダの自動変速装置およびホイールローダ
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