JPH1087156A - シート分配収納装置 - Google Patents

シート分配収納装置

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JPH1087156A
JPH1087156A JP8247677A JP24767796A JPH1087156A JP H1087156 A JPH1087156 A JP H1087156A JP 8247677 A JP8247677 A JP 8247677A JP 24767796 A JP24767796 A JP 24767796A JP H1087156 A JPH1087156 A JP H1087156A
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JP
Japan
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sheet
bin
paper
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distributing
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Withdrawn
Application number
JP8247677A
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English (en)
Inventor
Koji Maruyama
浩司 丸山
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷した用紙の仕分けを容易に行うことの出来
るシート分配収納装置を提供する。 【解決手段】カラープリンタ40は用紙カセット41か
ら給紙コロ55で用紙を一枚毎取り出し、各4個の感光
体ドラム47と転写器49で構成される画像形成部で所
定の識別マーク(制御情報)を付加してカラー印刷を行
い、印刷済み用紙をシート分配収納装置60の用紙口6
3へ送出する。シート分配収納装置60は立設部62内
の用紙口63の近傍に配設される識別マークセンサで識
別マークを読み取って、読み取った識別マークからその
用紙を収容すべきビン番号を認識し、この認識に基づい
て当該ビン67(67−1、67−2、・・・等)に対
応する用紙取り込みガイド(ガイドレバー)を駆動し
て、用紙を所定のビン67に収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け取った複数の
シートを複数のビンに分配収納するシート分配収納装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図14の模式的側断面図に示
すようなプリンタと一対一に組み合った分配収納装置が
ある。同図に示すプリンタ1は、底部に着脱自在に装着
された用紙カセット2から用紙Pを給紙ローラ3によっ
て一枚毎取り出し、その用紙Pを給送ローラ4により給
送路5に沿って画像形成部6へ給送する。画像形成部6
は不図示のホスト機器から送信される画像情報に応じた
トナー画像を用紙Pの紙面に転写する。トナー画像を転
写された用紙Pは、搬送路7に沿って進行し、定着部8
でトナー画像を紙面に熱定着されて排紙口9から機外に
搬出される。
【0003】搬出口9には、分配収納装置10の受け入
れ口11が連結している。分配収納装置10は、ソータ
又はコレータとも呼称され、シート帳合い、仕分け、グ
ルーピングなどと呼ばれるシートの分配作業を行う機能
を有している。同図に示す分配収納装置10は、一般の
収納作業である単一収納モードのときはプリンタ1から
受け取った用紙Pを切り換えレバー12によって機外後
方(図の左方)に案内してトレー13上に積載する。一
方、分配収納モードのときはプリンタ1から受け取った
用紙Pを切り換えレバー12によって下方に案内し、所
定のビン(bin:貯蔵箱)14−1、14−2・・・
14−6に収容する。
【0004】同図では用紙Pが用紙P1、P2及びP3
としてビン14−1、14−2及び14−3に分配され
ている。通常このような分配の方法には2通りあり、紙
面が同じものを同一のビンに収容する方法(セパレー
ト)と、組み合せが同じものを同一のビンに収容する方
法(ソート)とがある。いずれの場合も、プリンタ1か
らの指令に基づいて所定の分配が行われるように分配収
納装置10の各部が制御される。
【0005】図15は、上述の印刷と分配の作業を行う
プリンタ1と分配収納装置10からなるシステム構成の
ブロック図である。同図に示すホスト機器(例えばパソ
コン)15は、記憶媒体16から読み出したアプリケー
ションソフトによって作成した印字データをプリンタ1
に出力する。また、これに先立って、ホスト機器15に
は、オペレータによって、手作業又は所定のソフトウエ
アを用いて分配収納装置10への制御データが入力され
ている。ホスト機器15は、その制御データを上記印字
データと共にプリンタ1に出力する。
【0006】プリンタ1は、コントローラ1−1と、エ
ンジンコントローラ1−2で構成されている。コントロ
ーラ1−1は、ホスト機器15から出力される印刷デー
タを解析し、画像形成部の印字ヘッドを駆動するドット
パターンデータ(ビデオデータ)を作成する。エンジン
コントローラ1−2は、上記のドットパターンデータを
印字するために給紙部、画像形成部、定着部、排紙切替
部等の各部を駆動制御し且つコントローラ1−1から入
力された制御指定のデータを分配収納装置10に転送す
る。
【0007】分配収納装置10は、内部のソータコント
ローラ10−1によって制御されており、ソータコント
ローラ10−1は、プリンタ1から印字(印刷)済みの
用紙を受け取ると、プリンタ1のエンジンコントローラ
1−2から入力された制御データに基づいて用紙を所定
の方法で所定のビンに収納する。
【0008】尚、上記システムでは、分配収納装置10
の制御、例えばソートか又はセパレートの分配モードの
指定、ビン指定等をコントローラ1−1が行うようにし
ているが、この場合その指定信号を上述したようにエン
ジンコントローラ1−2を介して分配収納装置10へ出
力する方法(図のD1)と、コントローラ1−1が直接
分配収納装置10に出力する方法(図のD2)がある。
【0009】図16は、プリンタ1とソータコントロー
ラ10−1の間で交信される主な信号と、ソータコント
ローラ10−1の具体的な構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、ソータコントローラ10−1
は、CPU21を備え、このCPU21には、ホスト機
器1と接続する外部I/O(インタフェース)22、内
部諸装置に制御信号を送出する内部I/O23、その制
御プログラムや予め設定されている制御用データを格納
しているROM24、及びCPU21が演算を行う際の
中間データ等を一時的に記憶するRAM25が接続して
いる。
【0010】ソータコントローラ10−1は、外部I/
O22を介してプリンタ1から分配モードを指定する信
号やビンを指定する信号など各種の信号を受け取り、こ
れらの信号に基づき、ROM24から読み出したプログ
ラムに従って、内部I/O23を介して各部を制御す
る。
【0011】内部I/O23には、モータ26、用紙受
け口センサ27、用紙有無センサ28、及び10個の1
番ビンスイッチ30〜10番ビンスイッチ39が接続さ
れている。CPU21は、稼動開始前に用紙有無センサ
28によって内部に無用の用紙が滞留していないことを
確認してこの確認信号と開始可能信号をプリンタ1に出
力する。そして、用紙受け口センサ27によってプリン
タ1から用紙Pが送り込まれたことを認識すると、指定
されているソータモードとビン指定とに基づいて1番ビ
ンスイッチ30〜10番ビンスイッチ39をオン/オフ
切り換え制御して所定の案内レバーを動作させ用紙Pを
所定の番号のビンに収納する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタ1
のプリント開始点から分配収納装置の用紙受け口までの
用紙搬送路は比較的長いため、その間に複数枚の用紙が
存在する。また、ホスト機器から印刷データが出力され
てからプリンタ1で印刷されるまでには用紙一枚毎に時
間的な間隔が発生している。このため、それぞれの用紙
を正しく所定のビンに収納するには、分配収納装置に対
して極めて複雑な制御を行わなければならない。
【0013】そして、このような制御を行うための専用
のソフトウェアをホスト機器側に備えていなければなら
ない。従ってホスト機器は分配収納装置に制約される条
件が多くなり、このため任意のホスト機器で分配収納装
置を自在に用いるということが出来ない。また、用紙の
搬送途中でジャム等の障害が発生した場合には、その修
復後の用紙分配の制御を正しく設定することは極めて複
雑で厄介である。
【0014】これらのことからプリンタにおいては、分
配収納装置を組み付けた構成のものがあっても、ビンの
数がごく僅かであるとか、障害が発生すると中断した部
分の組み合せとなっている印刷済み用紙は全て廃棄し
て、分配の制御を初めからやり直すなど機能的に不完全
であり、本格的な実用化の域には達していない。したが
って分配する必要のある印刷を行うときは、多くの場
合、印刷後に人手で分配しており、特に印刷が多量であ
る場合は大きな手数が掛かって面倒であるという不満が
あった。
【0015】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
プリンタで印刷した用紙の分配を容易に行うことの出来
るシート分配収納装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のシート
分配収納装置の構成を述べる。本発明は画像が形成され
たシートを受け取って該シートを複数のビンに分配収納
するシート分配収納装置に適用される。
【0017】本発明のシート分配収納装置は、シートに
対して該シート上に形成された画像から、そのシートが
分配収納されるべきビン情報を読み取る読み取り手段
と、この読み取り手段により読み取られたビン情報に基
づいて上記シートを所定のビンに収納すべく分配収納機
構を作動制御する制御手段とを備えて構成される。
【0018】上記ビン情報は、例えば請求項2記載のよ
うに、画像形成装置によりシートの所定の部分に形成さ
れた識別マークであり、読み取り手段は、上記識別マー
クを検出するマーク検出センサで構成される。そして、
上記識別マークは、例えば請求項3記載のように、分配
収納されるべきビンに対応して、異なる形状、異なる色
又は異なる位置で上記シート上に形成される。また、上
記マーク検出センサは、例えば請求項4記載のように、
上記画像形成装置からシートを受け取った直後位置に配
設されるように構成される。
【0019】また、このシート分配収納装置は、例えば
請求項5記載のように、上記複数のビンに対応して複数
のシート通過検知手段を更に備えて構成し、上記制御手
段は、上記マーク検出センサにより読み取られたビン情
報と上記シート通過検知手段による検知情報に基づいて
上記分配収納機構を作動制御するように構成される。ま
た、例えば請求項6記載のように、上記画像形成装置か
ら受け取られたシートが上記複数のビンまで搬送される
夫々異なる時間条件を記憶する記憶手段と、上記シート
を受け取り後所定のタイミングで作動しシートの分配収
納を計時する計時手段とを更に備えるように構成し、上
記制御手段は、上記マーク検出センサによる読み取り情
報と上記記憶手段による時間条件および上記計時手段に
よる計時情報に基づいて上記分配収納機構を作動制御す
るように構成される。
【0020】そして、上記マーク検出センサは、例えば
請求項7記載のように、上記複数のビンに対応して複数
配設される。また、このシート分配収納装置は、例えば
請求項8記載のように、上記画像が形成されたシートを
複数枚載置して上記マーク検出センサ位置へ順次給紙す
る給紙部を備えて構成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おけるカラープリンタとシート分配収納装置とを組み付
けた構成の模式的側断面図である。同図に示すカラープ
リンタ40(画像形成装置、本体装置)は、底部に用紙
カセット41を着脱自在に備え、その用紙カセット41
に多枚数の用紙を収容している。また、装置上面には上
蓋42を備え、その上蓋42の前部側方(図の右方)に
は図では見えないが電源スイッチ、液晶表示装置、複数
の入力キー等を備えている。上蓋42は、その後部が本
体装置の後部上面とともに排紙トレー43を形成してい
る。
【0022】本体装置内部には、略中央に、ループ状の
搬送ベルト44が前後方向に偏平に配置される。そのル
ープの水平方向の両端部を駆動ローラ45と従動ローラ
46が保持している。搬送ベルト44は、駆動ローラ4
5により駆動され、図の反時計回り方向に循環移動す
る。
【0023】この搬送ベルト44の上循環部に4個の感
光体ドラム47が用紙搬送方向(図の右から左方向)に
多段式に並設されている。各感光体ドラム47には、そ
の周面を取り囲むようにして、クリーナ、初期化帯電
器、書込ヘッド及び現像器48が配置され、下部には搬
送ベルト44を挟んで転写器49が配設されている。
【0024】初期化帯電器は不図示の電源に接続され、
感光体ドラム47の周面に一様な電荷を与える。書込ヘ
ッドは上蓋42の裏面に支持腕を介して配設され、上蓋
42の閉成に伴って降下し、初期化帯電器と現像器48
の間に位置決めされ、ホスト機器から送信される印刷情
報に応じた潜像を感光体ドラム47上に記録する。
【0025】4個の現像器48は、マゼンタ、シアン、
イエロー及びブラックのトナーを夫々収容している。各
現像器48は、下部開口部に回転可能に支持する現像ロ
ーラを感光体ドラム47周面に当接させてトナーを感光
体ドラム47に転移させ、感光体ドラム47上の潜像を
顕像化(現像)する。
【0026】転写器49は、搬送ベルト44を介して感
光体ドラム47に圧接し、不図示の電源から供給される
転写電流を、搬送ベルト44により搬送されてくる用紙
に搬送ベルト44を介して印加し、これによって、感光
体ドラム47上のトナー像を用紙に転写する。
【0027】搬送ベルト44の下循環部の裏面にはテン
ションローラ51が押接して配置され、不図示の付勢部
材により下方に付勢され、これにより、搬送ベルト44
の撓みを吸収し、搬送ベルト44全体を所定の張力で駆
動ローラ45と従動ローラ46間に張設している。
【0028】搬送ベルト44の上流(図の右方)には、
下から左上に湾曲して形成された給紙路52が配設され
ている。この給紙路52の上端には待機ロール対53が
配置され、給紙路52の下端には案内ロール対54が配
置される。この案内ロール対54の下方に、前述した用
紙カセット41の給紙端が位置している。用紙カセット
41の給紙端上方に給紙コロ55が配設されている。
【0029】また、搬送ベルト44の用紙搬送方向下流
(図の左方)には、定着器56、排紙コロ57、切り換
えレバー58が設けられる。定着器56は、断熱性の匡
体内に圧接ローラ、発熱ローラの他、特には図示してい
ないが、ローラ清掃器、オイル塗布部材、サーミスタ等
が組み付けられている。定着器56は用紙上に転写され
たトナー像を紙面に熱定着させる。排紙コロ57は熱定
着後の用紙を後方へ排出する。
【0030】切り換えレバー58は、上下に回動するよ
うに構成され、下の位置にあるときは排出される用紙を
排紙トレー43へ送出すべく上方の排出路59へ案内す
る。一方、上の位置にあるときは、本体装置の後部壁面
に開口する後面排紙口50へ案内する。
【0031】これら各部の動作は、上記搬送ベルト44
と用紙カセット41の間に配設された電装部40−1の
基板に搭載されている制御回路(I/Fコントローラ及
びエンジンコントローラ)によって制御されている。
【0032】一方、シート分配収納装置60は、本体部
61が上記のカラープリンタ40の下部に密着して組み
付けられ、後部が上に延在して立設部62を形成してい
る。立設部62の上端は開口して用紙受け取り口63を
形成し、カラープリンタ40の後面排紙口50に連結す
る。
【0033】シート分配収納装置60の上記の用紙受け
取り口63には、特には図示しないが、切り換えレバー
が配置されている。これによって、単一収納モードのと
きは用紙受け取り口63から送入されてくる用紙を機外
後方(図の左方)に張り出す排紙トレー64に案内し、
分配収納モードのときは、それらの用紙を立設部62の
下方に案内する。
【0034】立設部62には、縦方向に適宜の間隔で複
数の搬送ロール対65が配置され、これら搬送ロール対
65の間には用紙案内路66が形成されている。シート
分配収納装置60の本体部61内には、上述した下方の
複数の搬送ロール対65に対応して複数のビン67(6
7−1、67−2、67−3、・・・)が配設されてい
る。
【0035】図2は、上記の構成におけるホスト機器7
0、カラープリンタ40、及びシート分配収納装置60
間の制御信号及びデータの流れを示している。同図には
カラープリンタ40の電装部40−1におけるI/Fコ
ントローラ40−2とエンジンコントーラ40−3のみ
を図示している。これらの構成は通常のカラープリンタ
の制御部の構成と同様である。
【0036】図3には、上記の構成における処理の流れ
を模式的に示している。図2及び図3に示すように、ホ
スト機器70、カラープリンタ40、及びシート分配収
納装置60間のインタフェースは極めて簡単であり、特
にシート分配収納装置60とカラープリンタ40間の制
御信号は、図2に示すように、シート分配収納装置60
から出力される用紙受け入れ可否を通知するレディー信
号RDのみである。この信号の「否」レベルは分配収納
処理の開始前にシート分配収納装置60内のいずれかの
ビンに用紙が残留しているとき又は分配収納処理中にシ
ート分配収納装置60内で用紙ジャムが発生したときな
どに出力される。カラープリンタ40は、上記レディー
信号RDの「可」レベルを認識してホスト機器70に印
刷データの送信開始を要求する。
【0037】ホスト機器70は、フロッピーディスク等
の記録媒体71又は72から、カラープリンタ40の各
種条件を設定するプリンタドライバソフトを読み出す。
このプリンタドライバソフトには、印刷データに後述す
るソータ制御用情報(識別マーク)を付加する機能が付
与されている。ホスト機器70は、記録媒体72又は7
1から、印刷データを読みだして、この読み出した印刷
データに上記ソータ制御用情報を付加して、これをソー
タ制御機能付き印刷データとしてカラープリンタ40に
送信する。
【0038】カラープリンタ40は、そのソータ制御機
能付き印刷データを受け取って、ソータ制御用情報を付
加した印刷を開始し、図3に示すように印刷済み用紙を
シート分配収納装置に送出する。この印刷出力された用
紙には所定位置にソータ制御情報が印刷されている。カ
ラープリンタ40は、このように印刷済み用紙を送出す
るだけでよく、シート分配収納装置60へ指示信号を出
力する等の制御は一切行わなくてよい。
【0039】尚、上記レディー信号RDの「可」レベル
を間欠的に出力し、「否」レベルのときカラープリンタ
から排出された用紙をシート分配収納装置60の排紙ト
レー64に排出するようにしてもよい。また、上記のソ
ータ制御情報を印刷に付加する方法は、上記の方法に限
らず、プリンタドライバソフトとは別に、専用のアプリ
ケーションソフトを使用するようにしてもよい。また、
カラープリンタ40のI/Fコントローラ40−1が、
印刷処理の際にソータ制御情報を生成し、これを印刷に
付加するようにしてもよい。
【0040】ここで、上記印刷データにソータ制御情報
を重ねて生成されたソータ制御機能付き印刷データに基
づいて印刷出力されるソータ制御情報について説明す
る。図4(a),(b),(c),(d) は、上記印刷出力されるソー
タ制御情報の印刷例を示している。同図(a) は、その印
字位置の例を示しており、例えば図の矢印Aで示す方向
(図では上方向になる)に進行する用紙Pの上端部右の
位置75、側端部右上の位置76、又は下端部右の位置
77というように、用紙Pの端部余白にソータ制御情報
を印刷する。
【0041】同図(b) は、そのソータ制御情報(以下、
識別マークという)の印刷例である。同図(b) に示すよ
うに、上記の位置75、76又は77の位置に、一種の
バーコード78が印刷される。このバーコード78は、
この用紙Pを組み合せ別にソートするか又は同一紙面別
にセパレートするかの分配モードの指定、その際の分配
順位つまりビン番号の指定、装備しているビン数を確認
するためのシート分配収納装置の種別指定、或はメイル
ボックス等で使用されるユーザマーク等を表している。
【0042】尚、このような識別マークは、同図(c) に
示すように、用紙Pの先端から距離Lの所に距離マーク
79を付加するようにして、この距離マーク79(識別
マーク)までの距離Lを判別して(例えば用紙の先端を
検知してから距離マーク79を検知するまでの時間で距
離Lを判別する)、この距離Lにより上記の仕分けモー
ド、ビン番号、シート分配収納装置の種別等を認識する
ようにしてもよい。また、同図(d) に示すように、用紙
Pの先端の横方向に並ぶ複数の横並びマーク80によっ
て1個の識別マークを構成するようにしてもよい。
【0043】図5は、そのような識別マークに基づい
て、カラープリンタ40から送出されてくる印刷済み用
紙を複数のビンに分配収納するシート分配収納装置60
の具体的な構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うにシート分配収納装置60は、各部を駆動制御するソ
ータコントローラ60−1と、これに駆動制御されるモ
ータ81、識別マークセンサ82、用紙有無センサ8
3、及び図1に示した複数のビン67に対応して設けら
れた複数の切り換えスイッチ、すなわち10個のビンス
イッチ88(1番ビンスイッチ88−1、2番ビンスイ
ッチ88−2、・・・、10番ビンスイッチ88−1
0)等から構成される。尚、これらのスイッチ88によ
って不図示の複数の電磁石が電源の通電/遮断を制御さ
れ、これによって後述するガイドレバーが駆動される。
【0044】ソータコントローラ60−1は、CPU8
4と、このCPU84に接続しているROM85、RA
M86、及び内部I/O87からなる。前述したよう
に、シート分配収納装置60がカラープリンタ40と接
続するインタフェースは極めて簡単な構成であり、図5
に示すように、ソータコントローラ60−1のCPU8
4から、ただ1つの信号(レディー信号RD)を送信す
るためのインタフェースを備えているだけである。
【0045】内部I/O87には、上述したモータ8
1、識別マークセンサ82、用紙有無センサ83、及び
10個のビンスイッチ88が接続されている。CPU8
7は、稼動開始前に用紙有無センサ83によって内部に
無用の用紙が滞留していないことを確認し、この確認信
号を開始可能信号としてカラープリンタ40に出力し、
モータ81を駆動する。そして、用紙受け取り口63
(図1参照)に印刷済みの用紙がカラープリンタ40か
ら送り込まれてくると、識別マークセンサ82によって
用紙に印刷されている識別マーク78、79又は80等
を読み取り、その読み取った識別マークに基づいて、内
部I/O87を介して複数のビンスイッチ88(88−
1〜88−10)を制御する。すなわち、識別マークに
よって指示された分配モードに従って用紙を所定のビン
に収容する。
【0046】図6(a),(b) は、シート分配収納装置60
に配設される識別マークセンサ82の構成を2例示して
いる。同図(a) に示す識別マークセンサ82aは、ラン
プ91aを備え、このランプ91aの前方にフィルタ9
2を備えている。フィルタ92は例えば青色のフィルタ
であり、ランプ91aの照射光はフィルタ92を透過し
て青色の光となって、用紙案内路66を図の矢印Bで示
すように下方に進行中の用紙Pを照射する。用紙Pに
は、あまり人目に目立たないように例えば黄色の識別マ
ークが印刷されている。黄色の補色である青色の光の照
射を受けて黄色の識別マークは黒色となって反射する。
この反射光93を受光センサ94で読み取るように構成
される。この識別マークセンサ82は、黒色で印刷され
た識別マークも勿論読み取ることができる。つまり同図
(a) の構成は、通常よく目立つ色として用いられる黒色
か、或は逆に殆ど目立たない色として用いられる黄色の
色で識別マークを印刷した用紙を分配収納する場合に適
している。
【0047】そして、同図(b) は、通常のカラー印刷に
よる識別マークを読み取る識別マークセンサ82bを示
している。同図(b) に示す識別マークセンサ82bは、
ランプ91bと、反射光集光レンズ96と、CCDセン
サ97とで構成される。CCDセンサ97は、用紙案内
路66を通過中の用紙Pをランプ91bで照射し、識別
マークからの反射光を反射光集光レンズ96でCCDセ
ンサ97に集光させる。その光像からCCDセンサ97
は識別マークを認識する。この場合は識別マークの形状
だけでなく色によっても分配に係る情報を得ることがで
きるから、用途が広くなるといえる。また、このような
色マークはメイルボックス用のユーザマークなどにも兼
用できて便利である。
【0048】続いて、図7に、上述したシート分配収納
装置60の主要部の構成を示す。同図は、立設部62に
おける識別マークセンサ82(82a又は82b)の配
置、用紙案内路66におけるビンスイッチの配置、及び
ビンの先頭近傍の状態を示している。
【0049】また、図8に、その処理動作のフローチャ
ートを示す。尚、この処理は、図2及び図5に示したソ
ートコントローラ60−1のCPU84により各部が制
御されることにより実行される。
【0050】本実施の形態において、図7に示すよう
に、識別マークセンサ82は、用紙受け取り口63から
最初のビン67−1までの間の用紙案内路66に沿って
設けられる。各ビン67(67−1、67−2、・・
・)には、その先端に収容ロール対98(98−1、9
8−2、・・・)が設けられ、その収容ロール対98と
用紙案内路66の間にガイドレバー99(99−1、9
9−2、・・・)が設けられ、そして、その用紙案内路
66上流側近傍に搬送ロール対65(65−1、65−
2、・・・)が設けられる。これら、搬送ロール対65
の用紙案内路66上流側近傍には、図5に示したスイッ
チ88(88−1、88−2、・・・)が設けられる。
【0051】この構成において、用紙が用紙受け取り口
63から用紙案内路66に送入されて来ると、図8に示
すように、先ず、識別マークセンサ82が用紙の所定位
置から識別マークを読み取り(ステップS1)、この読
み取った識別マークから収納先のビン番号を認識して、
そのビン番号をRAM86の所定領域に格納する(ステ
ップS2)。
【0052】この後、用紙が搬送ロール対65により順
次搬送される。このとき、スイッチ88(88−1、8
8−2、・・・)が順次用紙の通行を検出する。そし
て、先ず、先頭のスイッチ88−1が用紙を検出したと
き、そのスイッチ88−1に対応するビン67−1の番
号と上記RAM86に記憶されたビン番号とが参照され
る(ステップS3)。
【0053】そして、両番号が一致していれば(S3が
Y)、そのビン番号のビン67−1に対応する電磁石を
オンにする(ステップS4)。これにより、ビン67−
1に対応するガイドレバー99−1が駆動されて回動
し、用紙がビン67−1に案内される。
【0054】続いて、上記ビンスイッチ88−1がオフ
になったか否か、すなわち用紙がスイッチ88−1を通
過したか否か判別し(ステップS5)、まだオンであれ
ば(S5がN)、その判別を繰り返す。これにより、用
紙は搬送ロール対65−1により搬送されながらビン6
7−1に収容される。
【0055】そして、用紙の後端がビンスイッチ88−
1を通過して、ビンスイッチ88−1がオフとなったこ
とが確認されると(S5がY)、上記ビン67−1に対
応する電磁石をオフにする(ステップS6)。これによ
り、後続の用紙のために用紙案内路66が開放される。
【0056】次に、後続の用紙が送入されて来ると、再
びステップS1で識別マークセンサ82が用紙の所定位
置から識別マークを読み取り、ステップS2でその識別
マークからビン番号(例えばビン67−2のビン番号)
をRAM86に記憶し、ステップS3でビンスイッチ8
8−1に対応するビン67−1と上記RAM86に記憶
したビン番号と対比したとき両番号が異なることを判別
して(S3がN)、直ちにステップS7に移行する。
【0057】そして、このステップS7以下において、
図示を省略しているが、上述したステップS3〜ステッ
プS6と同様の処理が繰り返される。そして、この場合
は例えば上述の用紙から読み取られた識別マークのビン
番号がビン67−2のビン番号であるので、ビン67−
2に対応するガイドレバー99−2が駆動されて回動
し、用紙がビン67−2に案内される。図7は、このと
きの状態を示しており、ガイドレバー99−2の先端が
用紙案内路66内に進入して、搬送されてくる用紙の先
端を捕捉し、その用紙を図の二点鎖線矢印Cで示すよう
にビン67−2に案内している。
【0058】以下、用紙が送入される毎に、ステップS
3〜S6と同様の処理が全部でビンの数だけ繰り返され
る。これにより、印刷されて順次送入されてくる複数の
用紙が識別マークで指示されるビンに順次収容される。
【0059】このように、カラープリンタによって印刷
出力に付加されたシート分配収納装置制御情報(識別マ
ーク)を、シート分配収納装置側に設けられた読み取り
センサ(識別マークセンサ)で読み取り、各ビン毎にそ
れぞれのビンの手前に設けれらたビンスイッチで用紙を
検出するようにし、識別マークから読み取られたビン番
号に対応するビンスイッチが用紙を検出したとき、当該
ビンの用紙取り込みガイド(ガイドレバー)を駆動し
て、当該ビン内に用紙を収納する。
【0060】次に、図9は、第2の実施の形態における
シート分配収納装置60の主要部の構成を示す図であ
る。同図に示すように、識別マークセンサ82、各ビン
67(67−1、67−2、・・・)、その先端の収容
ロール対98(98−1、98−2、・・・)、その収
容ロール対98と用紙案内路66の間のガイドレバー9
9(99−1、99−2、・・・)、その用紙案内路6
6上流側近傍の搬送ロール対65(65−1、65−
2、・・・)、及び図には示していないが上記の各ガイ
ドレバー99を夫々回動駆動する電磁石等の配置構成
は、上述した第1の実施の形態の場合と同様である。
【0061】この第2の実施の形態においては、第1の
実施の形態において配設されていたビンスイッチ88を
全て取り除いた点、及び以下に述べる処理の動作が異な
る点を除いて、全体としての構成は第1の実施の形態の
場合と同様である。
【0062】尚、この第2の実施の形態において、RA
M86には、特には図示しないが、各ビンに対応するタ
イマ領域が設定され、夫々のタイマ領域には識別マーク
センサ82から各ビンまでの用紙案内路66内の搬送時
間が記憶されている。また、CPU84は、内蔵の2つ
のタイマTb及びTpを用いる。また、識別マークに
は、ビン番号データだけでなく、用紙サイズデータ及び
用紙の搬送方向データ(縦または横の印刷方向データ)
が符号化されている。そして、識別マークは用紙の先端
(図4(b) のバーコード78又は同図(d) の横並びマー
ク80を参照)に印刷されている。
【0063】以下、図10に示すフローチャートを参照
しながら、上記の構成における処理の動作を説明する。
先ず、用紙が用紙受け取り口63から用紙案内路66に
送入されて来ると、識別マークセンサ82が用紙の先端
から識別マークを読み取り(ステップS11)、この読
み取った識別マークから収容先のビン番号、用紙サイズ
及びその搬送方向を認識する(ステップS12)。
【0064】次に、上記番号を認識した収容先のビン6
7に対応するタイマ領域から時間データを読み出して、
この時間データをタイマTbに設定し、該タイマTbを
起動する(ステップS13)。続いて、その設定した時
間が経過したか否かを判別して(ステップS14)、経
過していなければ(S14がN)、経過するまで待機す
る。
【0065】そして、上記設定した時間の経過を確認す
ると(S14がY)、上記認識されている番号のビン6
7に対応する電磁石をオンにする(ステップS15)。
これにより、認識されている番号のビン67に対応する
ガイドレバー99が駆動されて回動し、用紙が上記のビ
ン67に案内される。前述の図9は、上記認識マークか
ら認識されたビン番号が第2番目のビン67−2のビン
番号であった場合の状態を示している。この場合も、ガ
イドレバー99−2が回動してその先端が用紙案内路6
6内に進入し、搬送されてくる用紙の先端を捕捉し、そ
の用紙を図の二点鎖線矢印Dで示すようにビン67−2
に案内している。
【0066】続いて、上記認識された用紙のサイズ及び
その搬送方向により、上記の用紙収容開始から終了まで
の時間を算出し(又は不図示のテーブルから読み出
し)、その時間TpをタイマTpに設定し、該タイマT
pを起動する(ステップS16)。次に、その設定した
時間Tpが経過したか否かを判別して(ステップS1
7)、時間Tpが経過していなければ(S17がN)、
経過するまで待機する。
【0067】そして、上記設定した時間Tpの経過を確
認したときは(S17がY)、用紙がその後端まで当該
ビン67に収容されたと判断して、上記駆動中の電磁石
をオフにする(ステップS18)。これにより、用紙の
当該ビン67への収容が完了し、用紙案内路66が後続
の用紙の進入に備えて開放される。
【0068】この後、上記ステップS11〜S18が繰
り返されて、シート分配収納装置60に送入されてくる
用紙が、識別マークの指示に従って逐次所定のビン67
に収容される。
【0069】このように、カラープリンタによって印刷
出力に付加されたシート分配収納装置制御情報(識別マ
ーク)を、シート分配収納装置側に設けられた読み取り
センサ(識別マークセンサ)で読み取り、その識別マー
クから得られたビン番号のビンに用紙が到達するまでの
搬送時間を計時して、この計時時間に基づいて当該ビン
番号のビンに対応する用紙取り込みガイド(ガイドレバ
ー)を動作させて当該ビン内に用紙を収納する。
【0070】更に、図11は、第3の実施の形態におけ
るシート分配収納装置60の主要部の構成を示す図であ
る。この図11に示す構成では、図9に示す構成のよう
に識別マークセンサ82が用紙受け取り口63から最初
のビン67−1までの間の1個のみでなく、用紙案内路
66に沿って各ビン67(67−1、67−2、・・
・)に対応する搬送ロール対65(65−1、65−
2、・・・)の上流に、識別マークセンサ82−1、8
2−2、・・・として夫々配設される。
【0071】この実施の形態において、各ビン67(6
7−1、67−2、・・・)、その先端の収容ロール対
98(98−1、98−2、・・・)、その収容ロール
対98と用紙案内路66の間のガイドレバー99(99
−1、99−2、・・・)、その用紙案内路66上流側
近傍の搬送ロール対65(65−1、65−2、・・
・)、及び図には示していないが上記の各ガイドレバー
99を夫々回動駆動する電磁石等の配置構成は、上述し
た第1又は第2の実施の形態の場合と同様である。ま
た、この場合も、第2の実施の形態の場合と同様に第1
の実施の形態において配設されていたビンスイッチ88
が全て取り除かれている。
【0072】尚、この実施の形態においては、各ビン毎
に識別マークセンサが配設されているため、コントロー
ラはシート分配収納装置全体を制御する必要はなく、識
別マークを解析するための簡単な情報判断回路(図示せ
ず)を有するだけでよい。そして、この情報判断回路に
はタイマTPEが内蔵される。また、識別マークは、例え
ば用紙の先端(図4(b) のバーコード78又は同図(d)
の横並びマーク80を参照)に印刷するようにする。
【0073】以下、図12に示すフローチャートを参照
しながら、上記の構成における処理の動作を説明する。
尚、この処理では、説明の便宜上、識別マークセンサ8
2−1、82−2、・・・、82−nを夫々SW1、SW
2、・・・、SWnとして説明する。また、ビン67−
1、67−2、・・・、67−nに対応するガイドレバ
ー99−1、99−2、・・・、99−nを回動駆動す
る電磁石を夫々1ビンSOL、2ビンSOL、・・・、
nビンSOLとして記述する。
【0074】先ず、用紙が用紙受け取り口63から用紙
案内路66に送入されて来ると、SW1、SW2、・・・、
SWnの検知情報を順次走査して、SW1についてはビン6
7−1のビン番号を示す識別マーク(1ビンマーク)を
検出したか否かを判別し、SW2についてはビン67−2
のビン番号を示す識別マーク(2ビンマーク)を検出し
たか否かを判別し、これを順次行って、SWnについては
ビン67−nのビン番号を示す識別マーク(nビンマー
ク)を検出したか否かを判別するということを繰り返す
(ステップS20−1〜S20−n)。
【0075】そして、その走査の途中において、判別が
否(N)であれば直ちに次のSWI(I=1、2、・・
・、n)以下を走査し、一方、可(Y)であれば、以下
に説明する処理を行った後、直ちにステップS20−1
に戻って上述のSW1、SW2、・・・、SWnの検知情報を
順次走査する処理を繰り返す。
【0076】上記判別が可(Y)であった場合の処理
を、SW2において2ビンマークが検知された場合を例に
とって説明する。図12は、各SW1、SW2、・・・、S
Wnを代表してSW2の可(Y)の場合における処理のみを
示しており、他のSW1、SW3、・・・、SWnの可(Y)
の場合における処理については、SW2の場合と同一であ
るので図示を省略している。
【0077】図12に示すように、SW2において2ビン
マークが検知されて判別が可(Y)となると、2ビンS
OLをオンにする(ステップS20−2−1)。これに
より、ガイドレバー99−2に案内されて用紙がビン6
7−2に搬入される。
【0078】続いて、SW2がオフとなるまで待機し(ス
テップS20−2−2で判別がN)、SW2がオフとなる
と、すなわち用紙の後端がSW2を通過すると(S20−
2−2がY)、タイマTPEをスタートさせる(ステップ
S20−2−3)。このタイマTPEによって計測される
時間は、用紙の後端がSW2を通過してからガイドレバー
99−2上に乗るまでの時間であり、この時間は各SW
1、SW2、・・・、SWnにおいて共通である。
【0079】上記に続いてタイマTPEのタイムアップを
待機し(ステップS20−2−4で判別がN)、やがて
タイマTPEがタイムアップする(S20−2−4が
Y)。つまり、SW2を通過した用紙の後端がガイドレバ
ー99−2上に乗る。このタイマTPEのタイムアップを
確認したことによって、2ビンSOLをオフにする(ス
テップS20−2−5)。これにより、用紙1枚の分配
処理が終了する。この後、再びステップS20−1に戻
って上述した走査の処理を繰り返す。これにより、後続
の用紙の分配処理が順次行われる。
【0080】このように、カラープリンタによって印刷
出力に付加されたシート分配収納装置制御情報(識別マ
ーク)を、各ビン毎にそれぞれのビンの手前に設けれら
た識別マークセンサで読み取るようにし、その読み取っ
た識別マークにより指定されるビン番号に対応する識別
マークセンサがその識別マークを読み取ったとき、当該
ビン番号に対応する用紙取り込みガイド(ガイドレバ
ー)を駆動して、当該ビン内に用紙を収納する。
【0081】尚、識別マークセンサ、情報判断回路、電
磁石を1組みとして、これを各ビン毎に設けるように
し、各ガイドレバーに対応する電磁石を夫々の識別マー
クセンサに直接連動させて駆動するようにしてもよい。
そうすればソータコントローラ60−1は不要である。
但しこの場合は、プリンタの排紙口からシート分配収納
装置の用紙受け入れ口の間に用紙検知スイッチを設け
て、この用紙検知スイッチのオンによってシート分配収
納装置全体を駆動するモータがオンするように構成す
る。
【0082】次に、図13は、第4の実施の形態におけ
るシート分配収納装置の構成を示す図である。同図に示
すように、シート分配収納装置100は、図1に示した
カラープリンタとシート分配収納装置とを組み付けた構
成からカラープリンタを除外して、シート分配収納装置
100のみが単独で構成されている。
【0083】このシート分配収納装置100の本体部6
1及びその内部に配設される複数のビン67−1、67
−2、67−3、・・・並びに立設部62及びその内部
に配設される用紙案内路66、搬送ロール対65−1、
65−2、65−3、・・・、図13には図示を省略し
た識別マークセンサ、ビンスイッチ、収容ロール対、ガ
イドレバー、電磁石等の構成は、上述した第1、第2又
は第3の実施の形態におけるシート分配収納装置の場合
と同一の構成である。そして、本実施の形態において
は、シート分配収納装置100の上部に給紙部101を
備えた点が上述の第1、第2又は第3の実施の形態にお
けるシート分配収納装置と異なる。
【0084】上記の給紙部101には、用紙カセット1
02が着脱自在に装着される。用紙カセット102に
は、適宜のプリンタで印刷された識別マーク付きの複数
枚の用紙が載置される。給紙部101の用紙カセット1
02の挿入方向先端部には給紙コロ103が配設されて
いる。給紙コロ103は、その他の各部と同様に不図示
の駆動系に係合して駆動され、上記複数枚の印刷済み用
紙を用紙カセット102から一枚毎に取り出して用紙受
け取り口63へ給送する。これら給送された用紙の各ビ
ン67への分配の動作は、第1、第2又は第3の実施の
形態におけるシート分配収納装置の分配の動作と同様で
ある。
【0085】このシート分配収納装置100は、給紙カ
セットに載置された印刷済み用紙をその識別マークの指
定に従って分配するのみであって、プリンタに直接連結
するものではないから、プリンタによって特定される紙
質などの条件に制約を受けない利点がある。例えば、コ
ピー機で複写されたもの、ガリ版で印刷されたもの等で
もよく、要は識別マークが付加されてさえいればよい。
【0086】また、識別マークのない通常の単葉の印刷
物、例えば新聞店で新聞に添付する折り込み広告のよう
に、多数の単葉紙を仕分ける場合にも適用できる。この
場合は、識別マークセンサに代えてOCR(Optical-Ch
aracter-Reader)を配設し、用紙の一定部分を走査し
て、その部分的な映像が同一が異なるか、更には前回ま
での各映像と異なるか等を判別し、この判別に基づいて
予め設定されている分配方法に基づいて分配を行うよう
にする。勿論、折り込み広告に限らず、文書を印刷した
バラバラの頁を分配して製本する場合にも適用してよ
い。
【0087】尚、第1〜第4の実施の形態において、用
紙への印刷をカラープリンタで行っているが、プリンタ
はカラープリンタに限ることなく、モノクロのプリンタ
であっても同様に構成することができる。
【0088】また、識別マークが目障りであるという場
合に、黄色を用いるようにしているが、退色性の早いイ
ンク、例えば紫外線で退色するインク等を用いてもよ
く、このようにすれば、ビンに分配後、識別マークを短
時間で自然消滅させることができる。
【0089】また、識別マークは、バー状のマークに限
ることなく、文字であってもよく、この場合も、識別マ
ークセンサに代えてOCRを配設するようにすればよ
い。また、ビンへの分配方法では、紙面が同じものを同
一のビンに収容する方法と、組み合せが同じものを同一
のビンに収容する方法の2通りとしているが、例えば営
業所別あるいは個人別に仕分けして、それらに各ビンを
メイルボックスとして割り当てることも考えられる。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、シート分配収納装置を制御する識別マークを付加
した印刷出力を識別してシート分配収納装置が独立に用
紙分配作業を行うので、シート分配収納装置の制御を印
刷ソフトによる印刷出力だけで行うことができ、したが
って、通常のプリンタにシート分配収納装置を組み付け
ることができて便利である。また、シート分配収納装置
への制御情報が印刷ソフトによる印刷出力であるので、
その制御情報をホスト機器によって印刷データに簡単に
付加することができ、これにより、制御のためのホスト
機器、プリンタ、及びシート分配収納装置間における複
雑な通信が不要となり、したがって、シート分配収納装
置の制御が全体として簡単になる。また、制御情報を印
刷出力に付加することによりシート分配収納装置の制御
を行うので、印刷データに制御情報を付加した信号を送
出するだけでシート分配収納装置を制御することができ
るようになり、したがって、共通のプリンタを使用する
LAN等のシステムにおいてもシート分配収納装置を各
自自在に制御しながら使用できて便利である。また、制
御情報は分配するビンに1対1に対応していさえすれば
よく形態に制約はないので、インデックスを兼用させる
こともでき、したがって、分配完了後のシート用紙の取
り扱いの用途が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるカラープリンタとシ
ート分配収納装置とを組み付けた構成の模式的側断面図
である。
【図2】第1の実施の形態におけるシート分配収納装
置、カラープリンタ、及びホスト機器間の制御信号及び
データの流れを示す図である。
【図3】第1の実施の形態におけるシート分配収納装
置、カラープリンタ、及びホスト機器間の処理の流れを
模式的に示す図である。
【図4】(a),(b),(c),(d) は印刷出力されるソータ制御
信号の例を示す図である。
【図5】カラープリンタから送出されてくる印刷済み用
紙を識別マークに基づいて複数のビンに分配収納するシ
ート分配収納装置の具体的な構成を示すブロック図であ
る。
【図6】(a),(b) はシート分配収納装置に配設される識
別マークセンサの構成を2例示す図である。
【図7】シート分配収納装置の主要部の構成を示す図で
ある。
【図8】シート分配収納装置の処理動作のフローチャー
トである。
【図9】第2の実施の形態におけるシート分配収納装置
の主要部の構成を示す図である。
【図10】第2の実施の形態におけるシート分配収納装
置の処理動作のフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態におけるシート分配収納装
置の主要部の構成を示す図である。
【図12】第3の実施の形態におけるシート分配収納装
置の処理動作のフローチャートである。
【図13】第4の実施の形態におけるシート分配収納装
置の構成を示す図である。
【図14】従来の一対一にプリンタと組み合った分配収
納装置を示す模式的側断面図である。
【図15】従来のプリンタと分配収納装置からなるシス
テム構成のブロック図をホスト機器と共に示す図であ
る。
【図16】従来のプリンタとソータコントローラの間で
交信される主な信号とソータコントローラの具体的な構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 1−1 コントローラ 1−2 エンジンコントローラ 2 用紙カセット 3 給紙ローラ 4 給送ローラ 5 給送路 6 画像形成部 7 搬送路 8 定着部 9 排紙口 10 分配収納装置 10−1 ソータコントローラ 11 受け入れ口 12 切り換えレバー 13 トレー 14−1、14−2・・・14−6 ビン(bin:貯
蔵箱) P(P1、P2、P3) 用紙 15 ホスト機器(パソコン) 16 記憶媒体(フロッピーディスク) 40 カラープリンタ(画像形成装置、本体装置) 40−1 電装部 40−2 I/Fコントローラ 40−3 エンジンコントローラ 41 用紙カセット 42 上蓋 43 排紙トレー 44 搬送ベルト 45 駆動ローラ 46 従動ローラ 47 感光体ドラム 48 現像器 49 転写器 50 後面排紙口 51 テンションローラ 52 給紙路 53 待機ロール対 54 案内ロール対 55 給紙コロ 56 定着器 57 排紙コロ 58 切り換えレバー 59 排紙路 60 シート分配収納装置 60−1 ソータコントローラ 61 本体部 62 立設部 63 用紙受け取り口 64 排紙トレー 65(65−1、65−2、・・・) 搬送ロール対 66 用紙案内路 67(67−1、67−2、67−3、・・・) ビン 70 ホスト機器 RD レディー信号 71、72 記録媒体 75、76、77 識別マーク印字位置 78 バーコード(識別マーク) 79 距離マーク(識別マーク) 80 横並びマーク(識別マーク) 81 モータ 82(82−1、82−2、・・・)、82a、82b
識別マークセンサ 83 用紙有無センサ 84 CPU 85 ROM 86 RAM 87 内部I/O 88(88−1〜88−10) ビンスイッチ 91a、91b ランプ 92 フィルタ 93 反射光 94 受光センサ 96 反射光集光レンズ 97 CCDセンサ 98(98−1、98−2、・・・) 収容ロール対 99(99−1、99−2、・・・) ガイドレバー 100 シート分配収納装置 101 給紙部 102 用紙カセット 103 給紙コロ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成されたシートを受け取って該
    シートを複数のビンに分配収納するシート分配収納装置
    において、 前記シートに対して該シート上に形成された画像から、
    そのシートが分配収納されるべきビン情報を読み取る読
    み取り手段と、 該読み取り手段により読み取られた前記ビン情報に基づ
    いて前記シートを所定のビンに収納すべく分配収納機構
    を作動制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするシート分配収納装置。
  2. 【請求項2】 前記ビン情報は、画像形成装置により前
    記シートの所定の部分に形成された識別マークであり、
    前記読み取り手段は、前記識別マークを検出するマーク
    検出センサであることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト分配収納装置。
  3. 【請求項3】 前記識別マークは、分配収納されるべき
    ビンに対応して、異なる形状、異なる色又は異なる位置
    で前記シート上に形成されていることを特徴とする請求
    項2記載のシート分配収納装置。
  4. 【請求項4】 前記マーク検出センサは、前記画像形成
    装置から前記シートを受け取った直後位置に配設されて
    いることを特徴とする請求項2又は3記載のシート分配
    収納装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のビンに対応して複数のシート
    通過検知手段を更に備え、前記制御手段は、前記マーク
    検出センサにより読み取られた前記ビン情報と前記シー
    ト通過検知手段による検知情報に基づいて前記分配収納
    機構を作動制御することを特徴とする請求項2、3又は
    4記載のシート分配収納装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置から受け取られた前記
    シートが前記複数のビンまで搬送される夫々異なる時間
    条件を記憶する記憶手段と、前記シートを受け取り後所
    定のタイミングで作動しシートの分配収納を計時する計
    時手段とを更に備え、前記制御手段は、前記マーク検出
    センサによる読み取り情報と前記記憶手段による時間条
    件および前記計時手段による計時情報に基づいて前記分
    配収納機構を作動制御することを特徴とする請求項2、
    3又は4記載のシート分配収納装置。
  7. 【請求項7】 前記マーク検出センサは、前記複数のビ
    ンに対応して複数配設されていることを特徴とする請求
    項2又は3記載のシート分配収納装置。
  8. 【請求項8】 前記画像が形成されたシートを複数枚載
    置して前記マーク検出センサ位置へ順次給紙する給紙部
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート分配収
    納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234666A (ja) * 2001-02-06 2002-08-23 Dainippon Printing Co Ltd 自動選択丁合装置
JP2016216250A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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