JPH1086165A - プレスモールド用金型構造 - Google Patents

プレスモールド用金型構造

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Publication number
JPH1086165A
JPH1086165A JP26767996A JP26767996A JPH1086165A JP H1086165 A JPH1086165 A JP H1086165A JP 26767996 A JP26767996 A JP 26767996A JP 26767996 A JP26767996 A JP 26767996A JP H1086165 A JPH1086165 A JP H1086165A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
movable block
guide
outer peripheral
upper mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP26767996A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Harada
浩光 原田
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動ブロックの樹脂圧による傾きを防止し
て、製品のバリ発生を防止すると共に可動ブロックによ
る下金型の受傷を無くした。 【解決手段】 下金型22の外周部を近接上下摺動可能
に、上金型21に当接して上下金型21、22が形成す
るキャビティ25の外周部を閉塞する可動ブロック26
を設置し、可動ブロック26の上面に突出するガイドピ
ン30を設け、ガイドピン30が挿入するガイド孔31
を上金型21に形成して、可動ブロック26が上金型2
1によって押圧下降した際、ガイドピン30がガイド孔
31に侵入して可動ブロック26の下降動を案内するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内装材等を成
形するためのプレスモールド用金型構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種金型構造としては、図5に
示すようなものが使用されている。すなわち、この金型
構造は、一対の上下金型1、2から構成し、それぞれ凹
凸面からなる型面3,4が形成されて、この型面3、4
によってキャビティ5を形成している。
【0003】そして、下金型2の外周部には、上金型1
の外周部側に当接してキャビティ5の外周部を閉塞する
可動ブロック6が囲繞している。この可動ブロック6
は、支軸7によってボルスター8に、下金型2の周部を
近接上下摺動可能に、取り付けられていると共に、スプ
リング9によって常時は上金型1側に押圧されて、その
一部が下金型2の型面4より突出するようになってい
る。
【0004】上記のような金型構造によってプレスモー
ルド製品を製造する場合、まず、図5(1)に示す型開
き状態で、図示しない供給装置から下金型2上に溶融樹
脂10を供給する。
【0005】そして、この状態から型締め装置の昇降機
構(不図示)を作動させて、上金型1を下降させて、下
金型2との間にキャビティ5を形成して、溶融樹脂10
を徐々に押し潰していく。このとき、上金型1の型面3
の外周部が可動ブロック6に当接して、キャビティ5の
外周部を上金型1と共に閉塞して、溶融樹脂がキャビテ
ィ5外部に漏れ出して、プレスモールド製品のバリ等の
発生を防止している(図5(2)の状態)。
【0006】この状態より、更に上金型1を下降させ
て、型締めを進めていくと、可動ブロック6がスプリン
グ9に抗して下降し、下金型2の型面4(製品裏面一般
面)と同一水準の位置に押し込まれて、上下金型1、2
の型締めを完了し、キャビティー5内に所定形状を有す
るモールド成形品12が成形される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプレスモ
ールド用金型構造における可動ブロック6は、単に上金
型1の押圧によって、下降動するという構成を取ってい
る結果、可動ブロック6と下金型2の外周部との間に
は、通常0.1mmぐらいの隙間を摺動中として設けて
あるために、図6に示すように、ゲート11を中心とし
て、キャビティ5内を徐々に伝幡した溶融樹脂10の樹
脂圧が、より早くキャビティ5の外周部に到達した際
に、可動ブロック6を外周方向に押圧して、傾けてしま
う。この結果、可動ブロック6と上金型1との間に隙間
が形成されてしまい、樹脂侵入部10aが形成されてし
まい、製品のバリとなって残ってしまうことが考えられ
る。
【0008】更に、図7に示すように、可動ブロック6
の傾きによって、下金型2との間で衝接して、下金型2
が傷つけられたり、上金型1との間で線当りとなって、
シール機能が落ちることが考えられる。
【0009】そこで、この発明は、このような事情に鑑
み、可動ブロックの樹脂圧による傾きを防止して、製品
のバリ発生を防止すると共に可動ブロックによる下金型
の受傷を無くしたプレスモールド用金型構造を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の金型構造は、請求項1において、上・下金
型からなる金型のうち、下金型の周部を近接上下摺動可
能に、前記上金型に当接して前記上下金型が形成するキ
ャビティ外周部を閉塞する可動ブロックを設置し、該可
動ブロックの上面又は前記上金型のうち一方に、他方側
に突出するガイドピンを設けると共に、他方に該ガイド
ピンが挿入するガイド孔を前記上金型に形成して、前記
可動ブロックが前記上金型によって押圧下降した際前記
ガイドピンがガイド孔に侵入して前記可動ブロックの下
降動を案内するようにしたことを特徴としている。
【0011】また、請求項2において、上・下金型から
なる金型のうち、下金型の外周部を近接上下摺動可能
に、前記上金型に当接して前記上下金型が形成するキャ
ビティ外周部を閉塞する可動ブロックを設置し、該可動
ブロックの上面に突出するガイド部を形成し、該ガイド
部の内周部を前記上金型の外周部に摺接させて、可動ブ
ロックの内周面が下金型の外周部を摺接することと相俟
って、前記可動ブロックが前記上金型によって押圧下降
した際、前記可動ブロックの下降動を案内するようにし
たことを特徴としている。
【0012】従って、可動ブロックは、上金型によって
押圧下降した際、ガイドピンがガイド孔に侵入すること
により或いはガイド部の内周が上金型の外周を摺接する
と共に可動ブロックの内周が下金型の外周を摺接するこ
とにより、ガイドされ、溶融樹脂の樹脂圧がかかって
も、傾くことがなく、この結果、製品へのバリ発生を防
ぐことができると共に、下金型に衝接することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本発明の実施形態を示す断面図で
あり、21は上金型、22は下金型で、上金型21は、
不図示の可動ボルスターに上下動可能に支持されてお
り、下金型22は、固定ボルスター28に支持されてい
る。そして、上下金型21、22は、互いに型面23、
24が形成されて、キャビティ25を形成するようにな
っている。
【0015】下金型22の周部には、上金型21の型面
23の外周側に当接して、キャビティ25の外周部を閉
塞する可動ブロック26が設置されている。
【0016】可動ブロック26は、下金型22の周部を
近接上下摺動可能に、支軸27によって固定ボルスター
28に取り付けられていると共に、スプリング29によ
って常時は上金型21側に押圧されて、その一部が下金
型22の型面24より突出するようになっている。
【0017】また、可動ブロック26の上面には、鋼製
のガイドピン30が突出して埋め込まれており、ガイド
ピン30は、上金型21に形成されたガイド孔31に挿
入するようになっている。
【0018】そして、可動ブロック26は、図2に示す
ように、製品外周端末線32を重合するように、下金型
22の外周を囲繞しており、例えば6ケ所にガイドピン
30が設けられている。
【0019】更に、図3において、可動ブロック26の
幅Aは、100mm程度で、ガイドピン30の幅B及び
長さCは、それぞれ50〜80mm、ガイドピン30と
ガイド孔31との隙間は、0.01〜0.05mmであ
り、更に、ガイドピン30は、1〜3°の角度Dで、先
細り型テーパーに形成されている。
【0020】上記のように構成においてプレスモールド
製品を製造する場合、まず、図1(1)に示す型開き状
態で、図示しない供給装置から下金型22上に溶融樹脂
10を供給する。
【0021】そして、この状態から型締め装置の昇降機
構(不図示)を作動させて、上金型21を下降させて、
下金型22との間にキャビティ25を形成して、溶融樹
脂10を徐々に押し潰していく。このとき、上金型21
の型面23の周部が可動ブロック26に当接して、キャ
ビティ25の外周部を上金型21と共に閉塞して、溶融
樹脂がキャビティ25外部に漏れ出して、プレスモール
ド製品のバリ等の発生を防止している(図1(2)の状
態)。この過程において、可動ブロック26は、ガイド
ピン30がガイド孔31に挿入して、溶融樹脂10の樹
脂圧に負けずに、所定位置を保持されている。
【0022】更に、上金型21を下降させて、型締めを
進めていくと、可動ブロック26がガイドピン30をガ
イド孔31に挿入することによって、支軸27の軸線方
向に平行に案内され、スプリング29に抗して下降し、
下金型22の型面24(製品裏面一般面)と同一水準位
置まで押し込まれて、上下金型21、22の型締めを完
了し、キャビティー25内に所定形状を有するモールド
成形品33が成形される (図1(3))。
【0023】この過程において、可動ブロック26は、
ガイドピン30がガイド孔31に挿入して、溶融樹脂1
0の樹脂圧に負けずに、所定位置を保持されている。
【0024】この結果、可動ブロック26は、下金型2
2との間に隙間を形成せずに踏ん張り、製品にバリを発
生させず、しかも、下金型22に衝接すること無く、下
金型22を傷つけることがない。
【0025】なお、上記実施の形態では、ガイドピン3
0を可動ブロック26の上面に、又ガイド孔31を上金
型21側に設けたが、これに限定されることなく、ガイ
ドピン30を上金型21側に、ガイド孔31を可動ブロ
ック26側に設けるようにしてもよい。
【0026】図4は、本発明の第2の実施形態を示すも
ので、ガイドピンに代えて、ガイド部40とし、このガ
イド部40を可動ブロック36に一体形成したもので、
可動ブロック36の内周部36aが下金型25の外周部
25aに摺接し、ガイド部40の内周部40aが上金型
21の外周壁21aを摺接し案内部として摺動して、上
金型21と共にキャビティ25の周部を閉塞して構成し
ており、その他の構成は、先の実施の形態1と同様であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明において
は、下金型の周部を近接上下摺動可能に、前記上金型に
当接して前記上下金型が形成するキャビティ外周部を閉
塞する可動ブロックを設置した場合、該可動ブロック
は、上金型によって押圧下降した際、ガイドピンがガイ
ド孔に侵入することにより、或いはガイド部の内周が上
金型の外周を摺接すると共に可動ブロックの内周が下金
型の外周を摺接することにより、ガイドされ、溶融樹脂
の樹脂圧がかかっても、傾くことがなく、この結果、製
品へのバリ発生を防ぐことができると共に、下金型に衝
接することがないことから、下金型が可動ブロックによ
り傷つけられることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図で、(1)は
型開き工程、(2)は上金型を下降させて、型締め中間
位置に置ける一時停止工程、(3)は型締め完了工程を
示している。
【図2】図1における上金型の平面図である。
【図3】図1における可動ブロック付近を拡大して示す
断面図である。
【図4】他の実施の形態を示す図3と同様の断面図であ
る。
【図5】従来のモールド用金型を示す断面図で、(1)
は型開き工程、(2)は上金型を下降させて、型締め中
間位置における一時停止工程、(3)は型締め完了工程
を示している。
【図6】図5における下金型の平面図である。
【図7】図5における可動ブロック付近を拡大して示す
断面図である。
【符号の説明】
21 上金型 22 下金型 25 キャビティ 26、36 可動ブロック 27 支軸 29 スプリング 30、40 ガイドピン 31 ガイド孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上・下金型からなる金型のうち、下金型
    の外周部を近接上下摺動可能に、前記上金型に当接して
    前記上下金型が形成するキャビティ外周部を閉塞する可
    動ブロックを設置し、該可動ブロックの上面又は前記上
    金型のうち一方に、他方側に突出するガイドピンを設け
    ると共に、他方に前記ガイドピンが挿入するガイド孔を
    形成して、前記可動ブロックが前記上金型によって押圧
    下降した際前記ガイドピンがガイド孔に侵入して前記可
    動ブロックの下降動を案内するようにしたことを特徴と
    するプレスモールド用金型構造。
  2. 【請求項2】 上・下金型からなる金型のうち、下金型
    の外周部を近接上下摺動可能に、前記上金型に当接して
    前記上下金型が形成するキャビティ外周部を閉塞する可
    動ブロックを設置し、該可動ブロックの上面に突出する
    ガイド部を形成し、該ガイド部の内周部を前記上金型の
    外周部に摺接させて、可動ブロックの内周面が下金型の
    外周部を摺接することと相俟って、前記可動ブロックが
    前記上金型によって押圧下降した際、前記可動ブロック
    の下降動を案内するようにしたことを特徴とするプレス
    モールド用金型構造。
JP26767996A 1996-09-19 1996-09-19 プレスモールド用金型構造 Pending JPH1086165A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178236A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Works Ltd 微細形状物の成形方法及び成形機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02