JPH1085482A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH1085482A
JPH1085482A JP8249908A JP24990896A JPH1085482A JP H1085482 A JPH1085482 A JP H1085482A JP 8249908 A JP8249908 A JP 8249908A JP 24990896 A JP24990896 A JP 24990896A JP H1085482 A JPH1085482 A JP H1085482A
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washing
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water supply
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Takeshi Nakamura
健 中村
Yoshiaki Sakida
義明 崎田
Hiroyuki Fujii
裕幸 藤井
Yuko Omura
優子 大村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類の洗濯をパルセーターの駆動により生じ
る循環水流で行う洗濯機において、ウールなどのはっ水
性の高い繊維の衣類であっても衣類内部まで洗濯水を安
定して浸透させ、循環する洗濯水によりきれいに洗える
ようにする。 【解決手段】 洗濯兼脱水槽3の底部にパルセーター2
を回転自在に配設し、パルセーター2の裏羽根8の外周
に形成したポンプ室9によって洗濯兼脱水槽3内の洗濯
水を散水口10を設けた送水路7を通して洗濯兼脱水槽
3の上部に送水し、パルセーター2の上方を覆うように
仕切り体12を配設する。給水弁制御手段26により、
設定水位までの給水途中に水位検知手段29が設定水位
より低い複数の所定水位を検知した段階で給水弁17を
一時停止させ、パルセーター制御手段25にて所定時間
パルセーター2を間欠駆動し、この給水開始時から設定
水位に給水完了するまでの期間、設定水位変更の入力を
禁止するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の所属する技術分野】本発明は、衣類の洗濯をパ
ルセーターの駆動によって生じる循環水流で行う洗濯機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機はパルセーター式が主流で
あり、洗濯兼脱水槽に衣類を投入した後、所定量の水と
洗剤を投入し、パルセーターを回転させて衣類と水を撹
拌し、洗剤を溶解しながら衣類の汚れに作用させるとと
もに、衣類相互間を摩擦させたり、または衣類と洗濯兼
脱水槽の内壁面およびパルセーター表面とを摩擦させて
汚れの除去を行っていた。
【0003】しかし、この方式では洗濯物が傷むという
問題や、水や洗剤を多量に使うなどの問題を有してい
た。発明者らは、これらの課題を解決するために、図5
に示すような洗濯機を提案している。以下、その構成に
ついて説明する。
【0004】図に示すように、水受け槽1は、底部にパ
ルセーター2を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽3を内
包し、吊り棒4により洗濯機外枠5に吊り下げている。
送水路カバー6は、洗濯兼脱水槽3の内面に複数個設け
てあり、洗濯兼脱水槽3との間で複数の送水路7を形成
している。パルセーター2の裏面には裏羽根8を一体に
形成し、裏羽根8の外周にはこれを覆うようにポンプ室
9が形成され、複数の送水路7に連通している。
【0005】複数の送水路7の上部には洗濯兼脱水槽3
の内部に向けて開口した散水口10を複数設け、パルセ
ーター2の上方部には多数の孔11を有する仕切り体1
2を着脱自在に設けている。モータ13は、Vベルト1
4および減速機構兼クラッチ15を介して、パルセータ
ー2または洗濯兼脱水槽3を駆動する。排水弁16は洗
濯兼脱水槽3内の洗濯水を排水し、給水弁17は洗濯兼
脱水槽3内に給水するものである。洗濯兼脱水槽3には
脱水時の振動を低減させるための流体バランサー18を
設け、洗濯兼脱水槽3の上部を蓋19で覆っている。
【0006】制御装置20は、モータ13、排水弁1
6、給水弁17などを制御して、洗濯、すすぎ、脱水の
各行程を逐次制御するものである。洗濯物21は、仕切
り体12の上に設置されており、パルセーター2と直接
接触することはない。
【0007】上記構成において、制御装置20によりモ
ータ13を駆動してパルセーター2を回転すると、仕切
り体12の略中央部に下方に向けての水流22が発生す
ると同時に、複数の散水口10から滝状に洗濯水23が
散水されて洗濯水の循環が行われる。この循環される洗
濯水は洗濯物21を通過するためこの循環の繰り返しに
よって洗濯物21の洗浄が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、洗濯水により衣類をまんべんなく濡らして衣類全
面を洗濯水が通過することが要求される。しかし、洗濯
する衣類がウールなどのはっ水性の高い繊維からなる場
合には、洗濯水が浸透しにくく、そのため、衣類をまん
べんなく濡らすことが困難で、循環される洗濯水が衣類
の汚れに作用しない場合があり、洗浄性能が悪くなると
いう問題を有していた。
【0009】また、洗濯する衣類がウールなどのはっ水
性の高い繊維からなる場合には、洗濯水が浸透しにくい
ため、仕切り体12の上方に浮き上がり、パルセーター
2の回転による水流によって仕切り体12の上方で回転
し、洗濯兼脱水槽3の内壁面、仕切り体12の上面など
に衝突することによる機械力を受け、フェルト化すると
いう問題を有していた。
【0010】また、粉末洗剤を使用したときは、粉末洗
剤の溶け残りが発生しやすいため、溶け残りを含有した
洗濯水を循環したとき、仕切り体12上の衣類の上面に
残留し、衣類の有効に働く洗剤の量が少なくなり、洗浄
性能が悪くなるという問題を有していた。
【0011】また、洗濯液を滝状に散水して洗浄するた
め泡立ちやすく、かつ脱水時には衣類にしわや型くずれ
が生じないように低速脱水を行うので、洗濯兼脱水槽の
壁面に付いた泡が脱水回転だけでは除去できないという
問題を有していた。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、ウー
ルなどのはっ水性の高い繊維からなる衣類であっても衣
類内部まで洗濯水を安定して浸透させ、循環する洗濯水
が衣類の汚れに作用してきれいに洗えるようにすること
を第1の目的としている。
【0013】また、洗濯液を滝状に散水して洗浄するこ
とにより発生し洗濯兼脱水槽の壁面に付着した泡をすす
ぎ行程時の撹拌水流で除去することを第2の目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機における
第1の手段は、洗濯兼脱水槽の底部にパルセーターを回
転自在に配設し、パルセーターの裏羽根の外周にポンプ
室を形成し、ポンプ室によって洗濯兼脱水槽内の洗濯水
を散水口を設けた送水路を通して洗濯兼脱水槽の上部に
送水し、パルセーターの上方を覆うように仕切り体を配
設するとともに、設定水位を入力する操作入力手段を備
え、給水弁制御手段により、設定水位までの給水途中に
水位検知手段が設定水位より低い複数の所定水位を検知
した段階で給水弁を一時停止させ、パルセーター制御手
段にて所定時間パルセーターを間欠駆動し、この給水開
始時から設定水位に給水完了するまでの期間、設定水位
変更の入力を禁止するよう構成したものである。
【0015】これにより、高濃度の洗濯水が衣類の下面
から徐々に浸透していくとともに、パルセーターの駆動
によって生じる水の振動によって衣類間の空気だまりが
排除されるため、ウールなどのはっ水性の高い繊維から
なる衣類であっても衣類内部まで洗濯水を浸透させるこ
とができ、循環する洗濯水が衣類の汚れに作用し、きれ
いに洗うことができ、また、使用者が途中で設定水位を
変更しようとしても、操作を受け付けて動作を変更する
ことがないため、安定して洗濯水を浸透させることがで
きる。
【0016】本発明の洗濯機における第2の手段は、洗
濯兼脱水槽の底部にパルセーターを回転自在に配設し、
パルセーターの裏羽根の外周にポンプ室を形成し、ポン
プ室によって洗濯兼脱水槽内の洗濯水を散水口を設けた
送水路を通して洗濯兼脱水槽上部に送水し、パルセータ
ー上方部を覆うように仕切り体を配設するとともに、水
位検知手段を備え、すすぎ行程で、洗い行程の設定水位
より高い所定水位まで給水し、すすぎ運転を行うよう構
成したものである。
【0017】これにより、洗い行程時に発生し洗濯兼脱
水槽の壁面に付着した洗濯液の泡をすすぎ行程時の撹拌
水流で除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設したパルセー
ターと、このパルセーターの裏羽根の外周に形成したポ
ンプ室と、このポンプ室によって洗濯兼脱水槽内の洗濯
水を洗濯兼脱水槽上部に送水する送水路と、この送水路
に設けた散水口と、前記パルセーターの上方部を覆うよ
うに配設した仕切り体と、前記パルセーターの駆動を制
御するパルセーター制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内に
給水する給水弁の開閉を制御する給水弁制御手段と、前
記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知手段と、操
作入力手段を備え、前記給水弁制御手段は、設定水位ま
での給水中において前記水位検知手段が設定水位より低
い複数の所定水位を検知した段階で給水弁を一時停止さ
せるとともに、前記パルセーター制御手段にて所定時間
パルセーターを間欠駆動し、前記操作入力手段は給水開
始時から設定水位に給水完了するまでの期間、設定水位
変更の入力を禁止するよう構成したものであり、洗濯水
は衣類の下部から浸透していくとともに、衣類の間に空
気だまりを巻き込むこともないため、ウールなどのはっ
水性の高い繊維からなる衣類であっても、衣類内部まで
洗濯水を浸透させることができ、循環する洗濯水が衣類
の汚れに作用し、きれいに洗うことができ、また、使用
者が途中で設定水位を変更しようとしても、操作を受け
付けて動作を変更することがないため、安定して洗濯水
を浸透させることができる。
【0019】請求項2に記載の発明は、洗濯兼脱水槽の
底部に回転自在に配設したパルセーターと、このパルセ
ーターの裏羽根の外周に形成したポンプ室と、このポン
プ室によって洗濯兼脱水槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽上
部に送水する送水路と、この送水路に設けた散水口と、
前記パルセーターの上方部を覆うように配設した仕切り
体と、前記パルセーターの駆動を制御するパルセーター
制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水弁の開
閉を制御する給水弁制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の
水位を検知する水位検知手段と、操作入力手段を備え、
給水弁制御手段は、すすぎ行程で、洗い行程の設定水位
より高い所定水位まで給水しすすぎ運転を行うよう構成
したものであり、すすぎ行程時の水位を上げることによ
り、洗い行程時に発生し、洗濯兼脱水槽の壁面に付着し
た洗濯液の泡をすすぎの撹拌水流で洗い流すことができ
る。
【0020】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、給水弁制御手段は、操作入力手段
で特殊操作を行ったときに、すすぎ行程で、洗い行程の
設定水位より高い所定水位まで給水しすすぎ運転を行う
よう構成したものであり、使用する洗剤の種類などによ
り、泡立ちが著しい場合など、必要な時のみ水位を上げ
るため、泡立ちが特に問題にならない場合に、無駄に水
を使用することがなくなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0022】(実施例1)図1に示すように、制御装置
24は、パルセーター2の駆動を制御するパルセーター
制御手段25、給水弁17の開閉を制御する給水弁制御
手段26、洗濯時間を制御する洗濯時間制御手段27、
脱水力を制御する脱水制御手段28を介してモータ1
3、排水弁16、給水弁17を制御し、洗濯、すすぎ、
脱水の各行程を逐次制御する。また、水位検知手段29
は洗濯兼脱水槽3内の水位を検知し、検知した情報を制
御装置24に入力している。操作入力手段30は洗濯の
各種設定等を入力するもので、図2に示すように、水位
設定スイッチ30a、スタートスイッチ30b、洗い時
間設定スイッチ30c、電源スイッチ30dなどを有
し、それぞれの情報を制御装置24に入力している。
【0023】水位設定スイッチ30aにより、設定され
る水位によって、(表1)および図3に示すように、1
つもしくは複数の所定水位が同時に設定されように構成
している。
【0024】
【表1】
【0025】給水弁制御手段26は、設定水位までの給
水途中において、水位検知手段29が所定水位を検知し
た段階で給水弁17を一時停止させるとともに、パルセ
ーター制御手段25にて所定時間パルセーターを間欠駆
動するよう構成している。
【0026】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明すると、まず、ステップ31で洗剤を洗濯兼脱水
槽3に投入し、ステップ32で仕切り体12を洗濯兼脱
水槽3内の所定の位置にセットした後、ステップ33で
衣類21を仕切り体12の上部にセットする。つぎに、
ステップ34で操作入力手段30に設けた水位設定スイ
ッチ30aにより洗濯水位を設定し、ステップ35でス
タートスイッチ30bを押し洗濯を開始する。なお、こ
こでは、設定水位が(表1)の「低」のように、2つの
所定水位を有する場合について述べる。
【0027】スタートスイッチ30bを押すことによ
り、ステップ36で制御装置24は給水弁制御手段26
に信号を送り、給水弁17をオンにして洗濯兼脱水槽3
内に給水する。ステップ37では水位検知手段29によ
り洗濯兼脱水槽3内の水位を検知し、水位設定で設定さ
れた第1の所定水位に達したかを判定する。第1の所定
水位に達していればステップ38で給水弁17をオフに
し、ステップ39で所定時間パルセーター2を間欠駆動
し、その後、ステップ40で給水弁17を再度オンにし
て給水を行う。
【0028】ステップ41では水位検知手段29により
第2の所定水位に達したかを判定する。第2の所定水位
に達していればステップ42で給水弁17をオフにし、
ステップ43で所定時間パルセーター2を間欠駆動し、
その後、ステップ44で給水弁17を再度オンにして給
水を行う。つぎに、ステップ45で水位検知手段29に
より設定水位に達したかを判定する。設定水位に達して
いればステップ46で給水弁17をオフにし、ステップ
47で洗濯を開始する。
【0029】以上のように、洗濯時の設定水位までに設
けた複数の所定水位でパルセーター2を間欠駆動するこ
とにより、投入した洗剤と水を撹拌して均一な洗濯水と
しながら衣類の下部より洗濯水を浸透させることがで
き、また、間欠駆動による水の動きで衣類間の空気を追
い出し、空気だまりが発生するのを防止することがで
き、循環する洗濯水を衣類にまんべんなく浸透させるこ
とができて衣類の汚れに作用し、きれいに洗うことがで
きる。
【0030】また、設定水位が「少量」や「極少」のよ
うに、所定水位が第1の所定水位だけであるときは、図
4のステップ39からステップ42までが省略される。
【0031】そして、ステップ36からステップ46ま
での期間に、使用者が設定水位を変更しようとした場
合、たとえば、ステップ34で設定水位を「少量」にし
て、ステップ35でスタートした後、ステップ39で設
定水位を「低」に切り替えた場合は、ステップ39のパ
ルセーター駆動を中断して給水すると、衣類の下部より
順に洗濯水を浸透させる効果が低減するし、水位を切り
替えてもステップ39のパルセーター駆動を継続する
と、使用者の操作に動作が対応しないため不信感を与え
る等の問題が発生するため、ステップ35でスタートし
た後、ステップ46まで、操作入力手段30は、水位設
定スイッチ30aの受付けを禁止している。
【0032】(実施例2)図1の構成において、給水弁
制御手段26は、すすぎ行程で洗い行程の設定水位より
高い所定水位まで給水し、すすぎ運転を行うよう構成し
ている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0033】上記構成において、たとえば、設定水位を
「低」に設定して洗濯する場合、図4に示すステップ4
5で水位検知手段29が洗濯行程の設定水位PS3を検
知し、ステップ46にて給水弁制御手段26により給水
を完了した後、ステップ47でパルセーター制御手段2
5によりパルセーター2を回転すると、仕切り体12の
略中央部に下方に向けての水流22が発生すると同時
に、複数の散水口10から滝状に洗濯水23が散水され
て洗濯水の循環が行われる。
【0034】この循環される洗濯水は洗濯物21を通過
するため、この循環の繰り返しによって洗濯物21の洗
浄が行われる。このとき、パルセーター2の回転による
撹拌水流だけで洗う従来の洗濯方法に比べ、洗濯液が水
面に散水されることにより、泡の発生は多くなる。
【0035】所定時間の洗いを終えた後、制御装置24
は排水弁16を駆動して水受け槽1内の洗濯液を排水
し、脱水制御手段28にて洗濯兼脱水槽3の回転を制御
し脱水する。洗い行程で発生し洗濯兼脱水槽3の壁面に
付着した泡は、このときの脱水回転で飛ばされ除去され
る。しかし、仕切り体12の上に載ったウールなどの衣
類21が脱水回転で偏ったり、傷んだりするのを防止す
るため、このときの脱水力は弱く設定しており、洗剤の
種類によっては、泡の発生量が多い、泡の粘度が高いな
どにより、泡が十分に除去できない場合がある。
【0036】つぎに、給水弁制御手段26により、洗い
行程時の設定水位PS3より、100mm程度高い所定
水位PS5まで給水し、パルセーター制御手段25によ
りパルセーター2を回転し、すすぎを行う。このとき、
前述の脱水行程で残った泡の内、洗濯兼脱水槽3の洗い
行程時の水位面より上面に付着した泡も、水没するた
め、このすすぎの水流により除去することができる。
【0037】(実施例3)実施例2と同じ構成におい
て、操作入力手段30で特殊操作を行ったときのみ、す
すぎ行程時の水位を上げるように構成している。すなわ
ち、操作入力手段30の水位設定スイッチ30aと洗い
時間設定スイッチ30cを同時に押した状態で、電源ス
イッチ30dを押して電源を入れることにより、特殊モ
ードに設定され、この状態で、さらに水位設定スイッチ
30aを複数回押すと、すすぎ時の水位を洗い時より上
昇させる設定を行うモードになるようにしている。他の
構成は上記実施例1と同じである。
【0038】上記構成において動作を説明すると、操作
入力手段30の水位設定スイッチ30aと洗い時間設定
スイッチ30cを同時に押した状態で、電源スイッチ3
0dを押して電源を入れることにより、サービスマンが
洗濯機の点検などをする特殊モードに設定される。この
状態で、さらに水位設定スイッチ30aを複数回押す
と、すすぎ時の水位を洗い時より上昇させる設定を行う
モードになり、ここで設定を行う。この設定により以後
は、すすぎ行程の水位を、洗い行程時の設定水位PS3
より、100mm程度高い所定水位PS5まで給水し、
パルセーター制御手段25によりパルセーター2を回転
し、すすぎを行う。
【0039】したがって、すすぎ行程時の給水におい
て、洗い行程後の脱水で泡が除去できる通常の場合は、
給水弁制御手段26により洗い行程時と同じ設定水位P
S3まで給水しすすぎを行い、洗い行程後の脱水で泡が
除去できない場合は、あらかじめ操作入力手段30で特
殊操作を行うことにより、すすぎ行程の水位を洗い行程
と変更することができ、洗濯兼脱水槽3の洗い行程時の
水位面より上面に付着した泡をすすぎの水流により除去
することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設し
たパルセーターと、このパルセーターの裏羽根の外周に
形成したポンプ室と、このポンプ室によって洗濯兼脱水
槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽上部に送水する送水路と、
この送水路に設けた散水口と、前記パルセーターの上方
部を覆うように配設した仕切り体と、前記パルセーター
の駆動を制御するパルセーター制御手段と、前記洗濯兼
脱水槽内に給水する給水弁の開閉を制御する給水弁制御
手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知
手段と、操作入力手段を備え、前記給水弁制御手段は、
設定水位までの給水中において前記水位検知手段が設定
水位より低い複数の所定水位を検知した段階で給水弁を
一時停止させるとともに、前記パルセーター制御手段に
て所定時間パルセーターを間欠駆動し、前記操作入力手
段は給水開始時から設定水位に給水完了するまでの期
間、設定水位変更の入力を禁止するよう構成したから、
洗濯水は衣類の下部から浸透していくとともに、衣類の
間に空気だまりを巻き込むこともないため、ウールなど
のはっ水性の高い繊維からなる衣類であっても、衣類内
部まで洗濯水を浸透させることができ、循環する洗濯水
が衣類の汚れに作用し、きれいに洗うことができ、ま
た、使用者が途中で設定水位を変更しようとしても、操
作を受け付けて動作を変更することがないため、安定し
て洗濯水を浸透させることができる。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設したパルセーター
と、このパルセーターの裏羽根の外周に形成したポンプ
室と、このポンプ室によって洗濯兼脱水槽内の洗濯水を
洗濯兼脱水槽上部に送水する送水路と、この送水路に設
けた散水口と、前記パルセーターの上方部を覆うように
配設した仕切り体と、前記パルセーターの駆動を制御す
るパルセーター制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水
する給水弁の開閉を制御する給水弁制御手段と、前記洗
濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知手段と、操作入
力手段を備え、給水弁制御手段は、すすぎ行程で、洗い
行程の設定水位より高い所定水位まで給水しすすぎ運転
を行うよう構成したから、すすぎ行程時の水位を上げる
ことにより、洗い行程時に発生し、洗濯兼脱水槽の壁面
に付着した洗濯液の泡をすすぎの撹拌水流で洗い流すこ
とができる。
【0042】また、請求項3に記載の発明によれば、給
水弁制御手段は、操作入力手段で特殊操作を行ったとき
に、すすぎ行程で、洗い行程の設定水位より高い所定水
位まで給水しすすぎ運転を行うよう構成したものであ
り、使用する洗剤の種類などにより、泡立ちが著しい場
合など、必要な時のみ水位を上げるため、泡立ちが特に
問題にならない場合に、無駄に水を使用することがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機のシステム構成
【図2】同洗濯機の操作入力手段の拡大正面図
【図3】同洗濯機の縦断面図
【図4】同洗濯機の給水行程の動作フローチャート
【図5】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
2 パルセーター 3 洗濯兼脱水槽 7 送水路 8 裏羽根 9 ポンプ室 10 散水口 12 仕切り体 17 給水弁 25 パルセーター制御手段 26 給水弁制御手段 29 水位検知手段 30 操作入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 優子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設し
    たパルセーターと、このパルセーターの裏羽根の外周に
    形成したポンプ室と、このポンプ室によって洗濯兼脱水
    槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽上部に送水する送水路と、
    この送水路に設けた散水口と、前記パルセーターの上方
    部を覆うように配設した仕切り体と、前記パルセーター
    の駆動を制御するパルセーター制御手段と、前記洗濯兼
    脱水槽内に給水する給水弁の開閉を制御する給水弁制御
    手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知
    手段と、操作入力手段を備え、前記給水弁制御手段は、
    設定水位までの給水中において前記水位検知手段が設定
    水位より低い複数の所定水位を検知した段階で給水弁を
    一時停止させるとともに、前記パルセーター制御手段に
    て所定時間パルセーターを間欠駆動し、前記操作入力手
    段は給水開始時から設定水位に給水完了するまでの期
    間、設定水位変更の入力を禁止するよう構成した洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設し
    たパルセーターと、このパルセーターの裏羽根の外周に
    形成したポンプ室と、このポンプ室によって洗濯兼脱水
    槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽上部に送水する送水路と、
    この送水路に設けた散水口と、前記パルセーターの上方
    部を覆うように配設した仕切り体と、前記パルセーター
    の駆動を制御するパルセーター制御手段と、前記洗濯兼
    脱水槽内に給水する給水弁の開閉を制御する給水弁制御
    手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知
    手段と、操作入力手段を備え、給水弁制御手段は、すす
    ぎ行程で、洗い行程の設定水位より高い所定水位まで給
    水しすすぎ運転を行うよう構成した洗濯機。
  3. 【請求項3】 給水弁制御手段は、操作入力手段で特殊
    操作を行ったときに、すすぎ行程で、洗い行程の設定水
    位より高い所定水位まで給水しすすぎ運転を行うよう構
    成した請求項2記載の洗濯機。
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