JPH1085173A - 内視鏡用湾曲管のカンセツ部品およびカンセツ部品等 の管材の局所拡径方法 - Google Patents

内視鏡用湾曲管のカンセツ部品およびカンセツ部品等 の管材の局所拡径方法

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JPH1085173A
JPH1085173A JP8248419A JP24841996A JPH1085173A JP H1085173 A JPH1085173 A JP H1085173A JP 8248419 A JP8248419 A JP 8248419A JP 24841996 A JP24841996 A JP 24841996A JP H1085173 A JPH1085173 A JP H1085173A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カンセツ部材の周面に位置精度の良い複数個
の凹部を形成する。 【解決手段】 成形ダイ2中に、開閉自在で外側面に成
形凸形状部5をもった中型3を複数個設ける。成形ダイ
3の外周方向には中型外側面の成形凸形状部5に対応し
た成形凹形状部10を設けた外型9を配置する。成形ダ
イ2および外型9の上面には、成形するカンセツ部材を
位置決めする溝6、13を設ける。中型3と外型9の間
にカンセツ部材を挿入して位置決めし、中型3の中央部
にパンチ17を圧入して中型3を外周方向に押し広げ、
中型3の成形凸形状部5と外型9の成形凹形状部10に
よりカンセツ部品外周の複数箇所を目的の形状に凹部を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡用湾曲管の
カンセツ部品およびカンセツ部品等の管材の複数特定箇
所を拡径形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管材の外周面の一部を加工する技
術としては、実公平2−39617号公報に開示された
パイプのダボ成形装置が知られており、その要旨を図8
に基づいて説明する。
【0003】ダボ成形装置のダボ成形金型は、一対の中
型30と、両中型30間に介在させる芯金31と、パイ
プ32の外面を両側から押圧する一対のパンチ33によ
って構成されている。一対の中型30は、その後端部の
枢止部34を中心にして先端側が開閉自在となってお
り、先端側は後端部側に設けたバネ35により接近する
ように付勢されている。中型30の先端側には、テーパ
面36とパイプ内面の支持面37が設けられており、支
持面37にはパンチ33と嵌合する受け孔38が設けら
れている。芯金31は一対の中型30間に後端部側から
挿入自在となっており、その先端には中型30のテーパ
面36と当接可能なクサビ部39が設けられている。一
対のパンチ33は中型30に対して進退自在に設けら
れ、その先端には中型30の受け孔38に対向する位置
に凸部40が設けられている。
【0004】上記ダボ成形金型によりパイプの外周面を
加工する際には、まず、パイプ32を金型30に挿入
し、パイプ32の先端を当たり板41の面にて当接して
パイプ32の長手方向の位置決めする。次に、中型30
の後方から芯金31を中型30間に進入し、中型30の
テーパ面37に芯金31のクサビ部39を当接する。ク
サビ部39の当接により、中型30は先端が押し広げら
れて支持面37がパイプ32の周壁を押圧し、パンチ3
3をパイプ32の方向に移動してパンチ33の凸部40
と中型30の受け孔38にてダボ成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、周面方向に沿った3方向以上の成形は不
可能である。すなわち、図9に内視鏡用湾曲管のカンセ
ツ部品の概略を示すように、90度ずつ回転した位置の
4方向に凸成形をするためには、最初に対向する2箇所
の凸成形50をした後にカンセツ部品1を90度回転さ
せ、再びもう一対の成形51を行わなければならず、効
率が悪い上に成形工程途中でのカンセツ部品1の着脱に
より凸成形50と51の回転方向の位置精度が悪いとい
う不具合がある。
【0006】上記図9で示す概略のカンセツ部品1は、
管材を、例えば稜線に沿ってレーザ光線により切断加工
するとともに、管材の径方向に互いに90度ずらした位
置に一対の耳部52、52を形成し、この耳部52、5
2にそれぞれ孔54を形成している。
【0007】このような耳部52、52を有するカンセ
ツ部品1を図10に示すカンセツ部品1aと交互に組み
合わせて、図11に示すように、前記孔54に挿入した
リベット55を介して回動自在に連結して、湾曲管を構
成させる。そして、前記凸成形50、51によって得ら
れる凹部に短筒状のワイヤガイド56を固着し、ワイヤ
ガイド56内にそれぞれワイヤ57を挿通するととも
に、このワイヤ57の操作により湾曲管を所望の方向に
屈曲させる構成となっている。
【0008】そのため、凸形成50、51の回転方向に
おける位置精度が悪いと、ワイヤガイド56内にワイヤ
57を挿通するのが困難になるとともに、ワイヤ57に
よる湾曲管の湾曲動作に支障が生じる問題がある。
【0009】また、図9で示したカンセツ部品1と、図
10で示すカンセツ部品1aとを互いに連結する場合、
各カンセツ部品1、1aの耳部52、52を重ね合わせ
るために、例えば図10で示すように、カンセツ部品1
aの耳部52間の寸法h2 は、カンセツ部品1の耳部5
2間の寸法h1 よりも小さくする必要がある。このた
め、カンセツ部品1aの耳部52間の寸法を小さくする
ために、この耳部52をカンセツ部品1aの内側に向け
て絞り加工を行う必要があり、結果として、寸法がh3
となって内側に張り出してカンセツ部品1aの内部断面
積、すなわち湾曲管内に挿通される内蔵物収納用の断面
積が少なくなる傾向の不具合があった。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、管材に凸成形する際の回転方向の位置
精度のよい局所拡径方法を提供し、さらにこの方法の実
施により実質的に内部断面積が増加する内視鏡用湾曲管
のカンセツ部品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1の内視鏡用湾曲管のカンセツ
部品は、複数個を互いに連結して操作ワイヤにより回動
操作する内視鏡用湾曲管のカンセツ部品において、前記
連結する箇所の各耳部の間の管状内周壁に、カンセツ部
品の軸方向と平行な凹形状の溝(成形部)を設けるとと
もに、カンセツ部品の耳部形成位置の長手方向の外周面
の曲率を、カンセツ部品の前記溝部の両側の外周面の曲
率よりも小さくして構成した。
【0012】本発明に係る請求項2は、複数個を互いに
連結して操作ワイヤにより回動操作する内視鏡用湾曲管
のカンセツ部品等の管材の局所拡径方法において、成形
ダイ中に開閉自在で外側面に凸型の成形形状をもった中
型を複数個設け、成形ダイ外周には中型外側面の凸形状
に対応した凹型形状をもった外型を設け、中型の中央部
にパンチが圧入することによって中型が外周方向に押し
広げられ、中型と外型の間に挿入した前記管材外周の複
数箇所を目的の形状に部分拡径形成するように構成し
た。
【0013】本発明に係る請求項3は、請求項2の方法
にあって、複数個設けた中型の一部をパンチにより外周
方向に押し広げるように構成した。
【0014】つぎに、本発明の請求項1、2の作用を説
明する。成形ダイに設けられた複数個の中型はその外側
面に成形凸形状をもっており、成形ダイの外周に設けら
れた外型には中型外側面の成形凸形状に対応した成形凹
形状が設けられている。成形ダイと外型の間に管材とし
てカンセツ部品の管材を挿入し、複数の中型の中央部に
パンチを圧入することによって全ての中型が開き、前記
管材は中型の成形凸形状と外型の成形凹形状によって強
制的に目的の形状に拡径成形される。
【0015】この目的の凸形状に拡径成形される際、カ
ンセツ部品の管材の耳部の方向の外周面は、成形ダイと
外型の間に位置するとともに、凸形状成形時に成形ダイ
の両側の中型によって引っ張り力を受けることになる。
このため、耳部の方向における外周面は、成形ダイと外
型の隙間の分だけ、曲率が小さくなる(曲率半径が大き
くなる)ことになる。そして、凸形状を有した中型は、
凹形状の外型にカンセツ部品の管材を押しつけることに
より、凸形状の両側はカンセツ部品の管材の内径を広げ
ることになる。
【0016】前記曲率が小さくなる変形量は、例えば図
10のように耳部が絞り加工されることによって発生す
る耳部間距離h3 よりも小さいものであるから、カンセ
ツ部品の内部断面積には影響を与えないものであり、よ
って、凸形状の両側の拡がりにより実質的にカンセツ部
品の内部断面積を大きくしている。
【0017】請求項3の作用は、金型に配置した複数個
の中型のうち、任意の数の中型を用いてカンセツ部品に
任意の数の部分拡径成形を行える。
【0018】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]本発明の実施の形態1を図1〜
図4に基づいて説明する。図1〜図4は管材としてカン
セツ部材の局所を拡径する成形金型を示すもので、図1
は成形金型の構成を示す分解斜視図、図2は成形金型を
組み立てた状態を示す斜視図、図3はカンセツ部材を配
置した成形金型を示す上面図、図4は図3のA−A′線
断面図である。
【0019】まず、成形金型で局所拡径するカンセツ部
材1を図2に基づいて説明する。カンセツ部材1は円筒
状に形成され、その両端面に径方向に互いに180度ず
らした位置に一対の耳部52、52が形成されるととも
に、一端面の耳部52は他端面の耳部52に対して90
度ずらした位置に配置されている。各耳部52にはそれ
ぞれ孔54が形成され、カンセツ部材1に局所拡径加工
を施す際に、成形金型に係止するピン15を挿通可能に
するとともに、局所拡径加工されたカンセツ部品を連結
する際のリベットが挿通可能になっている。
【0020】成形ダイ2は、カンセツ部材1の内周面を
支持するもので、図1に示すように、カンセツ部材1の
内面と対応した曲面を外側面を有する三角形柱状に形成
されて4個設けられるとともに、その長さは成形するカ
ンセツ部材1の長さより長く形成されている。成形ダイ
2は、その外側面が同一円周上に位置するように、成形
ダイ本体2aの上端面上に等間隔を有して配置されてい
る。また、成形ダイ2は、その隣設した側面が平行とな
るように配置され、その側面で中型3の開閉する方向を
規制しつつ案内するようになっている。成形ダイ2の上
面には上記カンセツ部材1の耳部52に挿通したピン1
5と係合する位置決め溝6が、中型3に設けた成形凸形
状部5に対して所定角度、例えば45度ずらした位置に
設けられている。また、成形ダイ2の根元部外周にはO
リング収納溝8(図4参照)が設けられている。
【0021】中型3は成形ダイ2の間に組み込まれて4
個配置され、上記4個の成形ダイ2で囲まれる空間の中
心を中心にして90度ずつ回転した4ヵ所に中型3の内
側が対向するようにして配設されている。各中型3は、
対向する中型3同士が下端に向けて互いに接近するよう
なテーパ面4が上面内面に設けられており、各中型3に
は、テーパ面4と対応する外側面に成形凸形状部5が設
けられている。4個の中型3を成形ダイ2に組み込んだ
後、根元部外周を弾性を有するOリング7にて固定する
ようになっている。そして、Oリング7にて固定された
際、中型3の上面には上記テーパ面により四角錐形状の
凹部が形成される。
【0022】成形ダイ2の外周に配設する外型9は円筒
形状で、その内径は成形ダイ2の外側面との間にカンセ
ツ部材1の肉厚以上の間隔を有する大きさとなってい
る。外型9の内周面には、中型3の成形凸形状部5に対
応した成形凹形状部10が外型9の径方向に90度ずら
した位置で4個形成されている。外型9は、各成形凹形
状部10が中型3の成形凸形状部5とそれぞれ対向する
ように成形ダイ2の外周に配設され、その位置決めは成
形ダイ本体2aの上端面に設けた位置決めピン11と外
型9の下端面に設けた穴12の嵌合によってなされる。
また、外型9の上面には、カンセツ部材1の局所拡径す
る際にカンセツ部材1の位置決めをする位置決め溝13
が設けられており、上記位置決めピン11と穴12によ
り外型3を位置決めした際に中型3に形成した位置決め
溝6とは直線的に配置されるようになっている。
【0023】4個の中型3により形成される四角錐形状
の凹部の上方には、パンチ16が配設されている。パン
チ16は不図示のプレスシャフト先端に取り付けられて
上下方向に進退自在となっており、下降した際に中型3
の凹部の中央部に圧入可能となっている。パンチ16は
その先端に中型3の凹部を作るテーパ面4と当接するよ
うなテーパ面17が4面設けられ、截頭正四角錐形状を
有している。
【0024】次に、カンセツ部材1の局所を拡径する方
法を説明する。図2に示すように、カンセツ部材1の両
耳部52にピン15をそれぞれ通した状態で、カンセツ
部材1を金型の上方から成形ダイ2と外型9の間に挿入
し、図4に示すように、中型3と外型9の位置決め溝
6、13にピン15を嵌合させて位置決めセットする。
この時、ピン15は中型3中央の凹部に位置しないよう
にする。
【0025】カンセツ部材1のセット後、パンチ16を
下降し、中型3の中心に進入させる。そして、パンチ1
6の正四角錐形状先端の各テーパ面17が中型3のそれ
ぞれのテーパ面4と当接し、さらにパンチ16を下降す
ることによって、同時に4個の中型3を放射状に外周方
向へ押し広げる。中型3が押し広げられると、中型3の
成形凸形状部5がカンセツ部材1を押圧しつつ外型9の
成形凹形状部10内に進入し、カンセツ部材1の外側面
を成形凹形状部10に当て付け、カンセツ部材1の4ヵ
所に外周面側に突出する溝部(以下、溝部をカンセツ部
材1の内周面に形成した凹部という)を強制形成し、カ
ンセツ部材1の部分な拡径を行う。
【0026】上記拡径成形が終了した後、パンチ16を
上昇する。これに伴い、中型3は成形ダイ2の根元部外
周に設けたOリング7の収縮力によって閉じる方向に戻
る。そして、カンセツ部材1の耳部52に挿入されてい
るピン15を介して上方へ持ち上げ、金型内から局所拡
径したカンセツ部材1を取り出す。
【0027】本発明の実施の形態1の局所拡径方法によ
れば、成形凸形状部5を有する中型3を4個設けること
によって、1回の動作で4ヵ所の部分拡径成形を行うこ
とができる。また、成形ダイ2を、中型3が開閉する方
向を規制するガイド形状にすることによって、カンセツ
部材1の内径側の支持を行い、中型3の開閉方向が規制
されるため、回転方向に対する凹部の成形位置の精度が
高い湾曲管カンセツ部品を提供することができる。さら
に、中型3の成形凸形状部5は、カンセツ部材の内周面
に対して垂直に押圧するので、成形される凹部の形状に
バラツキを生じない。
【0028】上記局所拡径方法により、カンセツ部材1
の両端部に設けた耳部52とかさならない位置、例えば
耳部に対して45度ずらした位置に精度良くカンセツ部
材1の軸方向と平行な凹部が4ヵ所に形成された湾曲管
カンセツ部品が得られる。
【0029】よって、図11に示すように、湾曲管カン
セツ部品を耳部52の孔54においてリベット55より
複数の湾曲管カンセツ部品を連結して回動可能に湾曲管
を組み立てた後に、凹部に固着した短筒状のワイヤガイ
ドに操作ワイヤを容易に導通させることができ、湾曲管
の操作性をよくすることができる。
【0030】また、上記局所拡径の際、円筒状のカンセ
ツ部材は、各中型3、3の成形凸形状部5、5の間で引
張り力を受け、外径9との隙間の分で曲率が小さくなる
一方、成形凸形状部5付近では曲率が大きくなる。従っ
て、カンセツ部材の耳部を、他のカンセツ部品の耳部と
連結するために絞り加工した後に連結した場合には、前
記のとおり、カンセツ部品として有効な内部断面積を大
きくできる。
【0031】[発明の実施の形態2]本発明の実施の形
態2を図5〜図7に基づいて説明する。図5は中型を移
動させるパンチを示し、図5(a)は正面図、図5
(b)はパンチの先端側から見た側面図である。図6は
金型にパンチを挿入する状態を示した図3のA−A′断
面図、図7は局所拡径成形した湾曲管カンセツ部品を示
す端面図である。
【0032】本発明の実施の形態2は、実施の形態1と
同様に構成した金型を用いて、少ない凹部をカンセツ部
材1に形成し得るようにしたもので、本実施の形態では
2個の凹部を形成するように構成してある。本実施の形
態が実施の形態1と異なる点は、パンチの形状が異な
る。
【0033】本実施の形態で用いるパンチ20は、その
先端が実施の形態1で用いたパンチ16の先端に形成し
た截頭正四角錐形の対角線に沿ってパンチの軸線方向に
切断したような形状の截頭三角形状をなしている。すな
わち、パンチ20の先端には垂直面24および中型3の
テーパ面4と対応したテーパ面22、23が形成されて
いる。
【0034】次に、カンセツ部材の局所を拡径する方法
を図3および図6を用いて説明する。本実施の形態で
は、中型3a、3bによりカンセツ部材1の成形を行
い、中型3c、3dではカンセツ部材1の成形を行わな
い。実施の形態1と同様に金型にカンセツ部材1をセッ
トした後、中型3の凹部上方に配置されているパンチ2
0を下降する。この時、パンチ20は、その垂直面21
が中型3a、3bと中型3c、3dとの当接面に位置す
るように配置され、中型3c、3dがパンチ20により
移動されないようになっている。
【0035】パンチ20を下降すると、パンチ先端のテ
ーパ面22、23が中型3a、3bbのテーパ面4に当
接して中型3a、3bのみが外方向に移動し、中型3
a、3bに設けた成形凸形状部5がカンセツ部材1を押
圧して外型9の成形凹形状部10とにより、実施の形態
1と同様にしてカンセツ部材1に2個の凹部を形成す
る。
【0036】本発明の実施の形態2によれば、実施の形
態1の金型を用いてパンチの形状を変えることによっ
て、カンセツ部材に対して中型の個数以下の任意の複数
箇所成形が行え、金型の共通化を図ることができる。
【0037】なお、本明細書中には、以下の構成
(1)、(2)の発明が含まれている。 (1)複数個を互いに連結して操作ワイヤにより回動操
作する内視鏡用湾曲管のカンセツ部品等の管材の局所拡
径方法において、成形ダイ中に開閉自在で外側面に凸型
の成形形状および上面にテーパ面を有する中型を複数個
設けて中型の中央部に上記テーパ面で凹部を形成し、成
形ダイ外周には中型外側面の凸形状に対応した凹型形状
をもった外型を設け、中型中央部の凹部テーパ面に当接
可能なテーパ面を先端に設けたパンチを中型の中央部に
圧入し、中型のテーパ面とパンチのテーパ面により中型
を外周方向に押し広げ、中型と外型の間に挿入したカン
セツ部品外周の複数箇所を目的の形状に部分拡径形成す
ることを特徴とする内視鏡用湾曲管のカンセツ部品等の
管材の局所拡径方法。
【0038】(2)上記パンチの先端には垂直面と複数
個の中型の一部のテーパ面に当接可能なテーパ面を設
け、パンチ先端のテーパ面により中型の一部を外周方向
に押し広げることを特徴とする構成(1)の内視鏡用湾
曲管のカンセツ部品等の管材の局所拡径方法。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1の内視鏡用湾曲管のカンセツ部品によれば、操作ワ
イヤを導通するワイヤガイドを固定する凹部の位置精度
が良いので、複数のカンセツ部品を連結して内視鏡用湾
曲管を構成した際に容易に操作ワイヤをワイヤガイドに
挿通できるとともに、操作ワイヤによる操作をスムーズ
に行える内視鏡用湾曲管を得ることができる。
【0040】本発明に係る請求項2の内視鏡用湾曲管の
カンセツ部品等の管材の局所拡径方法によれば、中型を
複数個設けることによって短時間でカンセツ部品に中型
の数に応じた成形を行うことができ、また成形ダイで中
型の移動をガイドすることによって位置精度の高い成形
を行うことができ、内蔵するワイヤの導通性を良くして
信頼性の高い内視鏡用湾曲管カンセツ部品を提供するこ
とができる。
【0041】本発明に係る請求項3のカンセツ部品等の
管材の局所拡径方法によれば、成形金型に備えた中型の
個数以下でカンセツ部材に任意の数の成形を行うことが
でき、金型の共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の成形金型の構成を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の成形金型を組み立てた
状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2の成形金型にカンセツ部
材を配置した状態を示す上面図である。
【図4】図3のA−A′線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2のパンチを示し、図5
(a)は正面図、図5(b)はパンチを先端側から見た
側面図である。
【図6】本発明の実施の形態2の成形金型にパンチを挿
入する状態を示した図3のA−A′断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の局所拡径成形した湾曲
管カンセツ部品を示す端面図である。
【図8】従来のダボ成形金型を示す斜視図である。
【図9】湾曲管カンセツ部品を示し、図9(a)は正面
図、図9(b)は右側面図である。
【図10】湾曲管カンセツ部品を互いに連結する際に用
いるカンセツ部材を示し、図10(a)は中央半截正面
図、図10(b)は右側面図である。
【図11】湾曲管カンセツ部材を連結した状態を示し、
図11(a)は正面図、図11(b)は右側面図であ
る。
【符号の説明】
1 カンセツ部材 2 成形ダイ 3 中型 4 中型のテーパ面 5 成形凸形状部 6 位置決め溝 9 外型 10 成形凹形状部 13 位置決め溝 16 パンチ 20 パンチ 21 垂直面 22 テーパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個を互いに連結して操作ワイヤによ
    り回動操作する内視鏡用湾曲管のカンセツ部品におい
    て、前記連結する箇所の各耳部の間の管状内周壁に、カ
    ンセツ部品の軸方向と平行な凹形状の溝(成形部)を設
    けるとともに、カンセツ部品の耳部形成位置の長手方向
    の外周面の曲率を、カンセツ部品の前記溝部の両側の外
    周面の曲率よりも小さくしたことを特徴とする内視鏡用
    湾曲管のカンセツ部品。
  2. 【請求項2】 複数個を互いに連結して操作ワイヤによ
    り回動操作する内視鏡用湾曲管のカンセツ部品等の管材
    の局所拡径方法において、成形ダイ中に開閉自在で外側
    面に凸型の成形形状をもった中型を複数個設け、成形ダ
    イ外周には中型外側面の凸形状に対応した凹型形状をも
    った外型を設け、中型の中央部にパンチが圧入すること
    によって中型が外周方向に押し広げられ、中型と外型の
    間に挿入した前記管材外周の複数箇所を目的の形状に部
    分拡径形成することを特徴とする内視鏡用湾曲管のカン
    セツ部品等の管材の局所拡径方法。
  3. 【請求項3】 複数個設けた中型の一部をパンチにより
    外周方向に押し広げることを特徴とする請求項2記載の
    内視鏡用湾曲管のカンセツ部品等の管材の局所拡径方
    法。
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