JPH1084651A - 電動シリンダ - Google Patents
電動シリンダInfo
- Publication number
- JPH1084651A JPH1084651A JP25778596A JP25778596A JPH1084651A JP H1084651 A JPH1084651 A JP H1084651A JP 25778596 A JP25778596 A JP 25778596A JP 25778596 A JP25778596 A JP 25778596A JP H1084651 A JPH1084651 A JP H1084651A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball screw
- motor
- electromagnetic clutch
- output rod
- cylinder
- Prior art date
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- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力ロッドを通常のシリンダ作動に加えて外
力により容易に伸縮することが可能な電動シリンダを提
供することを目的とする。 【解決手段】 円筒状のシリンダケ−ス1と;該シリン
ダケ−ス1の先端開口を閉鎖する蓋2と;該シリンダケ
−ス1の基端側外方に配設されたモ−タ3と;該シリン
ダケ−ス1内に遊嵌挿入され該シリンダケ−ス1の前記
蓋2を貫通して摺動可能な円筒状の出力ロッド4と;中
央部に貫通孔を穿設すると共に該出力ロッド4の基端部
に固着されて前記シリンダケ−ス1内を摺動可能なピス
トン5と;該ピストン5にその貫通孔に同芯して固着さ
れたボ−ルナット6と;該ボ−ルナット6に螺合して前
記出力ロッド4内に遊嵌挿入されたボ−ルねじ8と;前
記モ−タ3に連結されると共に電磁クラッチ7を介して
前記ボ−ルねじ8の基端と連結された伝導部材10と;
から成る。
力により容易に伸縮することが可能な電動シリンダを提
供することを目的とする。 【解決手段】 円筒状のシリンダケ−ス1と;該シリン
ダケ−ス1の先端開口を閉鎖する蓋2と;該シリンダケ
−ス1の基端側外方に配設されたモ−タ3と;該シリン
ダケ−ス1内に遊嵌挿入され該シリンダケ−ス1の前記
蓋2を貫通して摺動可能な円筒状の出力ロッド4と;中
央部に貫通孔を穿設すると共に該出力ロッド4の基端部
に固着されて前記シリンダケ−ス1内を摺動可能なピス
トン5と;該ピストン5にその貫通孔に同芯して固着さ
れたボ−ルナット6と;該ボ−ルナット6に螺合して前
記出力ロッド4内に遊嵌挿入されたボ−ルねじ8と;前
記モ−タ3に連結されると共に電磁クラッチ7を介して
前記ボ−ルねじ8の基端と連結された伝導部材10と;
から成る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電動機の出力軸の
回転運動をいわゆるねじ機構により直線運動に変換する
ように構成したシリンダの改良に関する。
回転運動をいわゆるねじ機構により直線運動に変換する
ように構成したシリンダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の電動シリンダは,その内部に収
納されたボ−ルねじの基端に固着された連結軸によって
伝導部材と分離不能に直結されており,この伝導部材が
電動シリンダの外側に配設された駆動手段たるモ−タと
連結されて構成されていた。
納されたボ−ルねじの基端に固着された連結軸によって
伝導部材と分離不能に直結されており,この伝導部材が
電動シリンダの外側に配設された駆動手段たるモ−タと
連結されて構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,このような構
成だとボ−ルねじを回転させる時の慣性モ−メントが非
常に大きいので電動シリンダをワ−クに加わる外力に従
って高速作動させたり低速作動させることができないと
いう問題があった。本発明は,上記問題を解決するため
になされたもので,通常の電動シリンダ作動に加えてワ
−クに加わる外力にしたがって高速或は低速に作動させ
ることができる電動シリンダを提供することを目的とす
る。
成だとボ−ルねじを回転させる時の慣性モ−メントが非
常に大きいので電動シリンダをワ−クに加わる外力に従
って高速作動させたり低速作動させることができないと
いう問題があった。本発明は,上記問題を解決するため
になされたもので,通常の電動シリンダ作動に加えてワ
−クに加わる外力にしたがって高速或は低速に作動させ
ることができる電動シリンダを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明における電動シリンダは,ボ−ルねじとモ
−タに連結された伝導部材との間に電磁クラッチを挿入
し,通常の運転時には前記電磁クラッチに通電して前記
ボ−ルねじと前記伝導部材とを強固に連結する。前記モ
−タを停止した状態で電動シリンダを動かす際には,前
記電磁クラッチへの通電を止めて分離し,前記ボ−ルね
じと前記モ−タとの連結を絶ち該ボ−ルねじの慣性モ−
メントを小さくする。これによって,モ−タの停止時で
あっても比較的小さな外力で前記出力ロッドを伸縮させ
ることができる。
ために本発明における電動シリンダは,ボ−ルねじとモ
−タに連結された伝導部材との間に電磁クラッチを挿入
し,通常の運転時には前記電磁クラッチに通電して前記
ボ−ルねじと前記伝導部材とを強固に連結する。前記モ
−タを停止した状態で電動シリンダを動かす際には,前
記電磁クラッチへの通電を止めて分離し,前記ボ−ルね
じと前記モ−タとの連結を絶ち該ボ−ルねじの慣性モ−
メントを小さくする。これによって,モ−タの停止時で
あっても比較的小さな外力で前記出力ロッドを伸縮させ
ることができる。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。一部切欠き断面正面図である図1に示すように,円
筒状のシリンダケ−ス1の先端開口は蓋2によって閉鎖
されており,該シリンダケ−ス1の基端側外方にはモ−
タ3が配設されている。前記シリンダケ−ス1内には筒
状の出力ロッド4が前記蓋2を貫通して摺動可能に遊嵌
挿入されている。前記出力ロッド4の基端部には中央部
に貫通孔を穿設されたピストン5が前記シリンダ−ケ−
ス1内を摺動可能にして固着されている。
る。一部切欠き断面正面図である図1に示すように,円
筒状のシリンダケ−ス1の先端開口は蓋2によって閉鎖
されており,該シリンダケ−ス1の基端側外方にはモ−
タ3が配設されている。前記シリンダケ−ス1内には筒
状の出力ロッド4が前記蓋2を貫通して摺動可能に遊嵌
挿入されている。前記出力ロッド4の基端部には中央部
に貫通孔を穿設されたピストン5が前記シリンダ−ケ−
ス1内を摺動可能にして固着されている。
【0006】前記ピストン5の貫通孔に同芯してボ−ル
ナット6が固着されており,該ボ−ルナット6には前記
出力ロッド4内に遊嵌挿入されると共に基端に電磁クラ
ッチ7が固着されたボ−ルねじ8が螺合されている。
ナット6が固着されており,該ボ−ルナット6には前記
出力ロッド4内に遊嵌挿入されると共に基端に電磁クラ
ッチ7が固着されたボ−ルねじ8が螺合されている。
【0007】前記電磁クラッチ7の他端は連結軸9の先
端に接続されており,該連結軸9は伝導部材10に連結
されこの伝導部材10は前記モ−タ3とベルトを介して
連結されている。これによって前記モ−タ3が駆動する
とその回転が前記伝導部材10を介して前記ボ−ルねじ
8に伝達される。
端に接続されており,該連結軸9は伝導部材10に連結
されこの伝導部材10は前記モ−タ3とベルトを介して
連結されている。これによって前記モ−タ3が駆動する
とその回転が前記伝導部材10を介して前記ボ−ルねじ
8に伝達される。
【0008】このように構成された電動シリンダを実際
に作動させるには以下の手順で行う。電動シリンダを通
常の用途で使用するときには,前記電磁クラッチ7に通
電し前記連結軸9と前記ボ−ルねじ8とを強固に連結す
る。この状態で前記モ−タ3を駆動すると該モ−タ3の
回転が前記伝導部材10に伝わり,該伝導部材10に直
結された前記連結軸9が回転するので前記電磁クラッチ
7を介して前記連結軸9と連結された前記ボ−ルねじ8
も回転することとなる。前記ボ−ルねじ8が回転するこ
とによって該ボ−ルねじ8に螺合された前記ボ−ルナッ
ト6,前記ピストン5及び前記出力ロッド4が図の左右
方向のいずれかに摺動することとなる。
に作動させるには以下の手順で行う。電動シリンダを通
常の用途で使用するときには,前記電磁クラッチ7に通
電し前記連結軸9と前記ボ−ルねじ8とを強固に連結す
る。この状態で前記モ−タ3を駆動すると該モ−タ3の
回転が前記伝導部材10に伝わり,該伝導部材10に直
結された前記連結軸9が回転するので前記電磁クラッチ
7を介して前記連結軸9と連結された前記ボ−ルねじ8
も回転することとなる。前記ボ−ルねじ8が回転するこ
とによって該ボ−ルねじ8に螺合された前記ボ−ルナッ
ト6,前記ピストン5及び前記出力ロッド4が図の左右
方向のいずれかに摺動することとなる。
【0009】上記の場合と異なり,出力ロッド4先端に
取り付けられるワ−クに加えられる外力に従って作動さ
せたいときには,前記電磁クラッチ7への通電を停止し
前記ボ−ルねじ8と前記連結軸9とを分離する。この状
態では前記ボ−ルねじ8は前記モ−タ3との連結が解除
されているので該ボ−ルねじ8を回転させる際の慣性モ
−メントが小さくなっている。即ち,前記ボ−ルねじ8
は独立して回転することが可能となっているのでその慣
性モ−メントは小さく,比較的小さな外力で回すことが
できるようになっており前記出力ロッド4に連結される
ワ−クに加わる外力に従って高速又は低速で前記出力ロ
ッド4を左右方向に摺動させることができる。
取り付けられるワ−クに加えられる外力に従って作動さ
せたいときには,前記電磁クラッチ7への通電を停止し
前記ボ−ルねじ8と前記連結軸9とを分離する。この状
態では前記ボ−ルねじ8は前記モ−タ3との連結が解除
されているので該ボ−ルねじ8を回転させる際の慣性モ
−メントが小さくなっている。即ち,前記ボ−ルねじ8
は独立して回転することが可能となっているのでその慣
性モ−メントは小さく,比較的小さな外力で回すことが
できるようになっており前記出力ロッド4に連結される
ワ−クに加わる外力に従って高速又は低速で前記出力ロ
ッド4を左右方向に摺動させることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に,円筒状のシリンダケ−スと;該シリンダケ−スの先
端開口を閉鎖する蓋と;該シリンダケ−スの基端側外方
に配設されたモ−タと;該シリンダケ−ス内に遊嵌挿入
され該シリンダケ−スの前記蓋を貫通して摺動可能な円
筒状の出力ロッドと;中央部に貫通孔を穿設すると共に
該出力ロッドの基端部に固着されて前記シリンダケ−ス
内を摺動可能なピストンと;該ピストンにその貫通孔に
同芯して固着されたボ−ルナットと;該ボ−ルナットに
螺合して前記出力ロッド内に遊嵌挿入されたボ−ルねじ
と;前記モ−タに連結されると共に電磁クラッチを介し
て前記ボ−ルねじの基端と連結された伝導部材と;で構
成されているので,通常のシリンダ作動に加えて外力に
従って高速又は低速で作動させることも可能となる。
に,円筒状のシリンダケ−スと;該シリンダケ−スの先
端開口を閉鎖する蓋と;該シリンダケ−スの基端側外方
に配設されたモ−タと;該シリンダケ−ス内に遊嵌挿入
され該シリンダケ−スの前記蓋を貫通して摺動可能な円
筒状の出力ロッドと;中央部に貫通孔を穿設すると共に
該出力ロッドの基端部に固着されて前記シリンダケ−ス
内を摺動可能なピストンと;該ピストンにその貫通孔に
同芯して固着されたボ−ルナットと;該ボ−ルナットに
螺合して前記出力ロッド内に遊嵌挿入されたボ−ルねじ
と;前記モ−タに連結されると共に電磁クラッチを介し
て前記ボ−ルねじの基端と連結された伝導部材と;で構
成されているので,通常のシリンダ作動に加えて外力に
従って高速又は低速で作動させることも可能となる。
【図1】本発明における電動シリンダの要部縦断面図で
ある。
ある。
3 モ−タ 7 電磁クラッチ 8 ボ−ルねじ 9 連結軸 10 伝導部材
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状のシリンダケ−ス1と;該シリン
ダケ−ス1の先端開口を閉鎖する蓋2と;該シリンダケ
−ス1の基端側外方に配設されたモ−タ3と;該シリン
ダケ−ス1内に遊嵌挿入され該シリンダケ−ス1の前記
蓋2を貫通して摺動可能な円筒状の出力ロッド4と;中
央部に貫通孔を穿設すると共に該出力ロッド4の基端部
に固着されて前記シリンダケ−ス1内を摺動可能なピス
トン5と;該ピストン5にその貫通孔に同芯して固着さ
れたボ−ルナット6と;該ボ−ルナット6に螺合して前
記出力ロッド4内に遊嵌挿入されたボ−ルねじ8と;前
記モ−タ3に連結されると共に電磁クラッチ7を介して
前記ボ−ルねじ8の基端と連結された伝導部材10と;
から成る電動シリンダ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25778596A JPH1084651A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 電動シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25778596A JPH1084651A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 電動シリンダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1084651A true JPH1084651A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17311079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25778596A Pending JPH1084651A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 電動シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1084651A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007089275A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Smc Corp | 電動シリンダ |
KR100841761B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2008-06-27 | 주식회사 포스코 | 연속 이동코일 내경 측정장치 |
KR101382188B1 (ko) * | 2014-02-10 | 2014-04-08 | 주식회사 가우스 | 마이크로 전동실린더 |
JP2014072909A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Jfe Steel Corp | 電動シリンダ |
JP2014070698A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Iai Corp | アクチュエータ |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25778596A patent/JPH1084651A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100841761B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2008-06-27 | 주식회사 포스코 | 연속 이동코일 내경 측정장치 |
JP2007089275A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Smc Corp | 電動シリンダ |
JP2014072909A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Jfe Steel Corp | 電動シリンダ |
JP2014070698A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Iai Corp | アクチュエータ |
KR101382188B1 (ko) * | 2014-02-10 | 2014-04-08 | 주식회사 가우스 | 마이크로 전동실린더 |
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