JPH1080159A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

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JPH1080159A
JPH1080159A JP8233767A JP23376796A JPH1080159A JP H1080159 A JPH1080159 A JP H1080159A JP 8233767 A JP8233767 A JP 8233767A JP 23376796 A JP23376796 A JP 23376796A JP H1080159 A JPH1080159 A JP H1080159A
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JP
Japan
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vibration
piezoelectric
torsional vibration
vibrator
piezoelectric body
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Application number
JP8233767A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Ashizawa
隆利 芦沢
Mitsuhiro Okazaki
光宏 岡崎
Isao Sugaya
功 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 先に提案した異形モード縮退型の振動アクチ
ュエータでは、捩じり振動用圧電体が捩じり振動の腹位
置にも跨がって配置されるため、この部分の捩じり振動
用圧電体に入力するエネルギーが無駄になり、駆動効率
が低下する。 【解決手段】 圧電体24a,24bを3群装着されて
相対運動方向への2次の捩じり振動と相対運動方向と直
交する方向への1次の縦振動とを発生することにより駆
動面Dに駆動力を発生する振動子21と、駆動面Dに加
圧接触して振動子21との間で相対運動を発生する移動
子22とを備える振動アクチュエータ20であって、駆
動面Dに交差する軸方向について、捩じり振動用圧電体
24aが2群装着されるとともに、縦振動用圧電体24
bが1群装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動アクチュエー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】進行波型振動アクチュエータは、例えば
「日経メカニカル,1983年2月28日号」等により
報告されている。この振動アクチュエータは、略述すれ
ば、2相の駆動信号を印加することにより弾性体からな
る固定子の駆動面に超音波の進行波を発生させる。そし
て、この駆動面に加圧接触される移動子が進行波波頭に
おける楕円運動により摩擦的に駆動される。
【0003】一方、図6は、縦−捩じり振動型の振動ア
クチュエータの構造例を示した斜視図である。従来、こ
の種の振動アクチュエータでは、固定子101は、2つ
の円柱型の振動子102,103の間に円環状の捩じり
振動用圧電体104が挟まれて配置されるとともに、振
動子103の上側に円環状の縦振動用圧電体105が配
置されることによって、構成される。捩じり振動用圧電
体104は円周方向に分極される。また、縦振動用圧電
体105は厚さ方向に分極される。さらに、移動子10
6は、縦振動用圧電体105の上端面側に配置される。
【0004】固定子101を構成する振動子102,1
03及び圧電体104,105は、いずれも固定軸10
7の外面に設けられたねじ部にネジ止めされることによ
り、固定される。また、移動子106は、中心部に装着
されたボールベアリング108を介して固定軸107に
回転自在に取り付けられる。固定軸107の先端には、
ばね109を介してナット110がネジ止めされる。ば
ね109のバネ力Fにより、移動子106を固定子10
1の端面に加圧接触させる。
【0005】捩じり振動用圧電体104と縦振動用圧電
体105とは、ともに、発振器111から発振される同
一周波数の駆動電圧を、移相器112により適宜位相制
御することにより、駆動される。
【0006】捩じり振動用圧電体104は、移動子10
6が固定軸107の周りに回転するための機械的変位を
与える。一方、縦振動用圧電体105は、固定子101
と移動子106との間に働く摩擦力を、圧電体104に
よる捩じり振動の周期に同期させて周期的に変動させる
ことにより、固定子101に発生した振動を移動子10
6の一方向への運動に変換するクラッチ的役割を果た
す。
【0007】図7は、図6に示す振動アクチュエータを
構成する固定子101を展開した状態で示す斜視図であ
る。捩じり振動用圧電体104は、前述したように、円
周方向に分極する必要がある。そこで、捩じり振動用圧
電体104は、圧電材料を、図7に示すように、6〜8
個程度の扇形の小片に一旦分割し、分割した各小片を円
周方向について分極した後に、再度環状に組み合わせる
ことにより、構成されていた。なお、図7における符号
104aは、捩じり振動用圧電体104へ駆動電圧を印
加するための電極である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の振動アクチュエータでは、捩じり振動用
圧電体104を環状に組み立てる際に、所望の寸法精度
を確保することが極めて難しかった。
【0009】一方、図6において、縦振動用圧電体10
5及び捩じり振動用圧電体104それぞれの断面積は、
固定子101の断面積と略等しいか、又は、固定子10
1の断面積よりも少し小さかった。また、固定軸107
を中心部に貫通させるために捩じり振動用圧電体10
4,縦振動用圧電体105の中央部に孔を開ける必要が
あった。そのために、捩じり振動用圧電体104,縦振
動用圧電体105の断面積はさらに小さくなり、振動ア
クチュエータの高トルク化及び高回転化を図ることがい
ずれも難しかった。
【0010】このような問題を解決するために、本出願
人は、既に、高トルク化及び高回転により駆動すること
が可能であって、しかも構造が単純であって製造も容易
な異形モード縮退型の振動アクチュエータを、例えば特
願平6−180279号や特願平6−275022号等
により提案した。
【0011】図8は、これらの提案にかかる振動アクチ
ュエータ1の構造例を示す縦断面図であり、図9は、図
8の振動アクチュエータ1の制御を示すブロック図であ
り、また、図10(a)は、図8に示す半円柱状の弾性
体2a,2bに挟まれた状態で保持される振動子2を底
面方向から見た図,図10(b)は、図8に示す振動子
2を側面方向から見た図である。さらに、図11は、振
動子2に発生する縦振動と捩じり振動とを組み合わせて
駆動面2cに楕円運動を生じさせる振動アクチュエータ
1の駆動原理を示す説明図である。
【0012】すなわち、図8及び図9において、縦−捩
じり振動型の振動アクチュエータ1の振動子2は、駆動
信号により励振され、電気エネルギーを機械的変位に変
換する電気機械変換素子である圧電体3,4と、これら
の圧電体3,4が接合されており、これらの圧電体3,
4の励振により1次の縦振動と1次の捩じり振動とが生
じることにより、端面である駆動面2cに駆動力が発生
する中空半円柱状の弾性体2a,2bとから構成され
る。
【0013】弾性体2a,2bは、厚肉の中空円筒を縦
に2つに分割した形状の弾性部材である。弾性体2a,
2bの分割面には、圧電体3,4が挟み込まれている。
圧電体3,4は2層ずつ合計4層からなる。4層のうち
の2層の圧電体3は、圧電定数d15を用いる捩じり振動
用圧電体であり、残り2層の圧電体4は、圧電定数d31
を用いる縦振動用圧電体である。
【0014】弾性体2a,2bには、高さ方向の略中心
に、圧電体3,4の積層方向と平行に貫通孔2d,2e
が形成される。この弾性体2a,2bは、その貫通孔2
d,2eを用いてボルト6a,6bで固定することによ
り、圧電体3,4を挟み込むとともに、軸方向の中心に
挿入された固定軸5にネジ止めされる。
【0015】相対運動部材である移動子7は、移動子母
材7−1と、移動子母材7−1の端面に貼付されて振動
子2の駆動面2cに接触する摺動材7−2とから構成さ
れる。移動子7は、その内周部に嵌合された位置決め部
材であるベアリング8を介して、固定軸5に対して回転
自在に位置決め・固定される。
【0016】また、移動子7は、加圧部材である皿バネ
9aにより振動子2側に向けて付勢されることにより、
駆動面2cに加圧接触される。固定軸5は、弾性体2
a,2bの軸方向に形成された中空部に貫通しており、
弾性体2a,2b等からなる振動子2を固定・保持する
とともに、移動子7を半径方向について位置決めする。
この固定軸5は、上端部にねじ部が形成されており、皿
バネ9aの加圧力を調整する加圧力調整部材であるナッ
ト9bがネジ止めされる。
【0017】捩じり振動用圧電体3,縦振動用圧電体4
には、図9に示すように、駆動信号を発振する発振部1
0と,出力された駆動信号を(1/4)λ位相差を有す
る信号に振り分ける移相部11と,捩じり振動用圧電体
3に入力する駆動信号を増幅するT増幅部13と,縦振
動用圧電体4に入力する駆動信号を増幅するL増幅部1
2等とから構成される。
【0018】また、制御回路16は、捩じり振動を検出
する検出部14と,この検出部14の検出量に応じて発
振部10から出力される周波数や電圧等を制御する制御
部15等から構成される。検出部14は、振動子2の側
面に貼付されて機械的変位を電気エネルギーに変換する
圧電体14aを備える。これにより、振動子2に捩じり
に伴って発生する変位量を検出することにより、振動子
2に発生した捩じり変位を間接的に検出する。
【0019】図10(a)及び図10(b)に示すよう
に、圧電体3,4は、2つの弾性体2a,2bに挟まれ
た2群からなる。圧電体3,4の各群は、それぞれ4層
からなる。4層の圧電体のうち、2層の圧電体は圧電定
数d15を用いる圧電体3から構成され、一方、残り2層
の圧電体は圧電定数d31を用いる圧電体4から構成され
る。
【0020】圧電体3は圧電定数d15を用いており、弾
性体2a,2bの長手方向に対して剪断変位を発生させ
る。圧電体3は、図10(a)において、円周方向に対
して剪断変形が手前方向と反対方向とに交互になるよう
に、弾性体2a,2bの二つの分割面に配置される。
【0021】圧電体3は、このように配置されることに
より、それぞれが剪断変形した時に、振動子2に捩じり
変位を発生し、振動子2の端面が捩じれる。一方、圧電
体4は圧電定数d31を用いており、弾性体2a,2bの
長手方向に対して伸縮変位を発生させる。4つの縦振動
用圧電体4は全てある電位が印加された場合、同じ方向
へ変位が発生するように配置される。
【0022】以上のように、圧電定数d15を用いる捩じ
り振動用圧電体3と、圧電定数d31を用いる縦振動用圧
電体4とを配置するとともに、捩じり振動用圧電体3に
正弦波電圧を印加することによって、それに応じて、振
動子2には捩じり運動が発生する。一方、縦振動用圧電
体4に正弦波電圧を印加することによって、それに応じ
て、振動子2には伸縮運動が発生する。
【0023】このような振動アクチュエータ1では、図
9において、発振部10及び移相部11を介して、T増
幅部13及びL増幅部12から捩じり振動用圧電体3,
縦振動用圧電体4に駆動信号が印加されると、捩じり振
動用圧電体3,縦振動用圧電体4はそれぞれ励振され、
振動子2には捩じり振動と縦振動とが発生する。
【0024】すなわち、図11に示すように、捩じり振
動Tの周期と縦振動(伸縮運動)Lの周期との位相差を
(1/4)λ(λ:波長)ずらして設定すると、振動子
2の駆動面2cの上の定点Aには楕円運動が発生する。
【0025】図11において、駆動信号の周波数をfと
し、このときの角周波数をω(=2πf)とすると、t
=(6/4)・(π/ω)の時点では、捩じり振動Tの
変位は左側に最大である。一方、縦振動Lの変位は零で
ある。この状態では、移動子は、加圧部材によって振動
子2の駆動面2cに加圧接触された状態である。
【0026】この状態から、t=(7/4)・(π/
ω)〜0〜(2/4)・(π/ω)までは、捩じり振動
Tは左側の最大から右側の最大まで変位する。一方、縦
振動Lは零から上側の最大に変位し再び零に戻る。した
がって、振動子2の駆動面2cは移動子の端面に接触し
て移動子を押しながら右方向に回転し、この回転によっ
て移動子は右方向に回転駆動される。
【0027】次に、t=(2/4)・(π/ω)〜(6
/4)・(π/ω)までは、捩じり振動Tは右側の最大
から左側の最大まで変位する。一方、縦振動Lは零から
下側の最大に変位し再び零に戻る。したがって、振動子
2の駆動面2cは、移動子から離れながら左方向に回転
するため、移動子は駆動されない。このときに、移動子
は、前述したように図11においては図示しない加圧部
材によって振動子2の駆動面2c側に向けて加圧される
が、固有振動数が異なるため、振動子2の縮みに追従す
ることができない。
【0028】このようにして生じる捩じり振動及び縦振
動それぞれの共振周波数を略一致させると、捩じり振動
と縦振動とが同時に発生し(このような状態を「縮退」
という。)振動子2の駆動面2cに捩じり振動と縦振動
との合成である楕円運動が発生して駆動力が発生し、移
動子が回転駆動される。
【0029】ところで、これらの異形モード縮退型の振
動アクチュエータでは、振動発生用圧電体3,4は、弾
性体2a,2bの分割面全体に接合されており、一群の
圧電体3が捩じり振動の腹を跨がって2つの節位置に配
置されていた。このような圧電体を用いて振動を発生さ
せるには、発生させる振動の節部に圧電体を配置する
と、最も効率的に振動を発生させることが可能となる。
一方、圧電体を発生させる振動の腹部に配置しても、余
り振動の発生には寄与せず、捩じり振動用圧電体3,縦
振動用圧電体4に入力するエネルギーが余計に必要とな
るだけであった。そのため、振動の腹部に入力するエネ
ルギーが余計に必要となってしまい、駆動効率が向上し
ないといった課題があった。
【0030】また、従来の異形モード縮退型の振動アク
チュエータでは、1群の圧電体の中に2つの捩じり振動
の節部が存在する。そのため、このように圧電体3に二
つの振動の節部が存在すると、弾性体は、ある周波電圧
を印加されることにより励振して弾性体に捩じり振動を
発生するため、1つの節部において圧電体が弾性体に励
起しょうとする振動と同じ方向への捩じり振動変位が発
生する。しかし、もう一方の節部ではこれとは反対方向
への捩じり振動変位が発生してしまう。したがって、1
群の圧電体により2つの異なった振動変位を発生させよ
うとする場合には、片方の節部では入力エネルギーを充
分に出力に変換することができず、振動振幅が大きくな
らないという課題があった。
【0031】本発明は、このような課題に鑑み、駆動力
の増加により駆動効率を向上させることが可能な振動ア
クチュエータを提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動
信号により励振される電気機械変換素子を複数装着さ
れ、第1方向への1次以上の次数の振動と第1方向とは
異なる第2方向への1次以上の次数の振動とを生じて、
端面に駆動力を発生する弾性体と,弾性体の端面に加圧
接触し、弾性体との間で相対運動を発生する相対運動部
材とを備える振動アクチュエータであって、端面に交差
する軸方向について、第1方向への振動を発生する電気
機械変換素子が振動の次数と同じ数装着されるととも
に、第2方向への振動を発生する電気機械変換素子が、
振動の次数と同じ数装着されることを特徴とする。
【0033】請求項2の発明は、請求項1に記載された
振動アクチュエータにおいて、第1方向への振動を発生
する電気機械変換素子が、軸方向についての中心が振動
の節位置に一致するように、装着されるとともに、第2
方向への振動を発生する電気機械変換素子が、軸方向に
ついての中心が振動の節位置に一致するように、装着さ
れることを特徴とする。
【0034】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載された振動アクチュエータにおいて、弾性体が柱
状であって、第1方向への振動が、弾性体の軸方向に関
する縦振動であるとともに、第2方向への振動が、弾性
体の軸に関する捩じり振動であることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明にかかる振動アクチュエ
ータの実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。なお、以降の各実施形態の説明は、振動アクチュ
エータとして、超音波の振動域を利用する超音波アクチ
ュエータを例にとって、行う。
【0036】図1は、第1実施形態の超音波アクチュエ
ータの構造を示す縦断面図である。本実施形態の超音波
アクチュエータ20は、振動発生部材である振動子21
と、振動子21の一方の端面である駆動面21aに加圧
接触して振動子21との間で相対運動を行う相対運動部
材である移動子22とを備える。
【0037】振動子21は、駆動信号により励振される
電気機械変換素子である圧電体23a,23bと、これ
らの圧電体23a,23bが接合されてそれらの励振に
より1次の縦振動と2次の捩じり振動とが発生すること
により、駆動面Dに駆動力が発生する弾性体24a,2
4bとから構成される。
【0038】弾性体24a,24bは、側面に環状かつ
溝状に形成された二つの小径部21a,21bと、小径
部21a,21bによって区切られることにより形成さ
れる三つの大径部21A,21B,21Cとを備える厚
肉の円筒体を縦に2つに分割することにより得られる弾
性部材である。
【0039】弾性体24a,24bの二つの分割面に
は、2層の圧電体23a,23bと電極25a,25b
が挟み込まれた状態で保持される。小径部21a,21
bは、弾性体24a,24bに発生する捩じり振動の二
つの節部それぞれに配置される。また、捩じり振動用圧
電体23aは、二つの捩じり振動の節部に配置されてお
り、縦振動用圧電体23bは、縦振動の節部に配置され
る。
【0040】弾性体24a,24bは、高さ方向の略中
心に、圧電体23a,23bの積層方向と平行に貫通孔
26a,26bが形成される。弾性体24a,24b
は、これらの貫通孔26a,26bにボルト27a,2
7bを挿入して、後述する固定軸28の略中央部に形成
された大径部28aにネジ止めすることにより、圧電体
23a,23bを挟み込みとともに、弾性体24a,2
4bの中心に形成された貫通孔を貫通する固定軸28に
固定・保持される。
【0041】移動子22は、移動子母材22aと、振動
子21の駆動面Dに加圧接触する摺動材22bとにより
構成される。移動子母材22aの反振動子側の端面中央
縁部には、位置決め部材であるベアリング29が嵌合さ
れる。ベアリング29は固定軸28に対して回転自在に
装着されており、これにより、移動子22は固定軸28
に対して回転自在に位置決めされる。
【0042】移動子母材22aの外周面には、出力取り
出し用の歯車22cが形成される。その出力は、図示し
ない被駆動体の歯車へ伝達される。また、移動子22
は、加圧部材である皿バネ30(スプリングバネや板バ
ネ等であってもよい。)により加圧力伝達部材31を介
して、振動子21の駆動面Dに加圧接触される。
【0043】固定軸28は、弾性体24a,24bの軸
方向に形成された中空部を貫通しており、振動子21を
固定・保持するとともに、移動子22を半径方向につい
て位置決めする。固定軸28は、先端にネジ部28bが
形成されており、皿バネ30の加圧力を調整する加圧力
調整部材であるナット32がネジ止めされる。
【0044】図2は、振動子21に装着される圧電体2
3a,23の配置を示す説明図であり、図2(a)は振
動子21の上面図,図2(b)は発生する縦振動及び捩
じり振動の一例を併せて示す振動子21の側面図であ
る。
【0045】弾性体24a,24bは、2つの小径部2
1a,21bと3つの大径部21A,21B及び21C
とを備える厚肉の円筒を縦に2つに分割した形状の弾性
部材である。弾性体24a,24bの分割面には、2層
の圧電体23a,23bと電極25a,25bとが挟み
込まれる。
【0046】小径部21a,21bは、捩じり振動の二
つの節部X,Zに配置される。捩じり振動用圧電体25
aはこれらの節部X,Zを含む位置に配置されており、
縦振動用圧電体25bは縦振動の節部Yを含む位置に配
置される。
【0047】捩じり振動用圧電体25aは、周波電圧が
印加されると印加電圧の方向に応じた剪断変形を発生
し、この剪断変形により振動子21には捩じり振動が発
生する。
【0048】図2(b)において、上部に位置する第1
捩じり振動用圧電体23a群は、図面上の手前側に位置
する2枚の捩じり振動用圧電体23aと、図面上の向こ
う側に位置する2枚の捩じり振動用圧電体23aとによ
り構成される。手前側に位置する捩じり振動用圧電体2
3aと向こう側に位置する捩じり振動用圧電体23bと
の剪断変形が、同じ方向の電圧が印加された場合に、そ
れぞれ反対方向に発生するように、捩じり振動用圧電体
23a群を配置すると、振動子21にはある方向への捩
じり変位が発生する。例えば、図2に示すように、手前
側2枚の捩じり振動用圧電体23a及び向こう側2枚の
捩じり振動用圧電体23aがそれぞれ剪断変形すると、
駆動面Dは図2に示すように捩じれる。また、反対方向
の電圧を印加すると、逆向きの剪断変形を発生するた
め、駆動面Dは図2とは反対方向に捩じれる。
【0049】図2(b)において、下部に位置する第2
捩じり振動用圧電体23a群は、図面上の手前側に位置
する2枚の捩じり振動用圧電体23aと向こう側に位置
する2枚の捩じり振動用圧電体23aとにより構成され
る。第2捩じり振動用圧電体23a群を、手前側に位置
する捩じり振動用圧電体23aと向こう側に位置する捩
じり振動用圧電体23bとの剪断変形が同じ方向の電圧
が印加した場合に、それぞれ反対方向になるように、配
置すると、振動子21にはある方向への捩じりが発生す
る。
【0050】手前側に位置する2枚の第1捩じり振動用
圧電体23a群と手前側に位置する2枚の第2捩じり振
動用圧電体23a群とは、同じ方向の電圧が印加された
場合に、異なった方向に剪断変形するように、配置す
る。さらに、向こう側に位置する2枚の第2捩じり振動
用圧電体23a群と向こう側に位置する2枚の第2捩じ
り振動用圧電体23a群とは、同じ方向の電圧が印加さ
れた場合に、異なった方向に剪断変形するように、配置
する。例えば、図2に示すように、手前側に位置する2
枚の第2捩じり振動用圧電体23a、及び向こう側に位
置する2枚の第2捩じり振動用圧電体23aが剪断変形
すると、駆動面Dと対向する位置にある反駆動面は図2
に示す方向とは同方向へ捩じれる。
【0051】このように、捩じり振動用圧電体23aを
配列することにより、第1捩じり振動用圧電体23a群
と第2捩じり振動用圧電体23a群とに同じ周波電圧を
印加すると、捩じり振動の駆動面の捩じり振動方向と反
駆動面の捩じり振動方向が同方向になり、2次の捩じり
振動が励起され易くなる。
【0052】また、縦振動用圧電体23bは、周波電圧
が印加されることにより伸縮変形し、この伸縮変形によ
り振動子21には縦振動が発生する。
【0053】縦振動用圧電体23b群は、図面上の手前
側に位置する2枚の縦振動用圧電体23bと向こう側に
位置する2枚の縦振動用圧電体23bとにより構成さ
れ、同じ方向の電圧が印加した場合に、それぞれ同方向
に縦変形するように、配置する。以上のように、縦振動
用圧電体23bを配列することにより、縦振動用圧電体
23b群に同じ周波電圧を印加すると、1次の縦振動が
励起され易くなる。
【0054】このように構成された本実施形態の超音波
アクチュエータ20に、2つの(1/4)λ位相差を有
する駆動信号をそれぞれ捩じり振動用圧電体23a及び
縦振動用圧電体23bに入力すると、捩じり振動及び縦
振動それぞれの振動の位相が90゜ずれて発生し、これ
らの振動を合成した楕円運動が振動子21の駆動面Dに
発生する。
【0055】図3は、このような振動子21に発生する
捩じり振動及び縦振動を組み合わせて振動子21の駆動
面Dに楕円運動を発生させることを経時的に示す説明図
である。なお、図3では、説明の便宜上、振動子21の
駆動面Dに加圧接触する移動子は、省略してある。
【0056】前述したように、捩じり振動の周期と縦振
動の周期との位相差を(1/4)λ(λ:波長)ずらし
て設定すると、振動子21の駆動面Dにおける定点に
は、捩じり振動と縦振動とが合成された楕円運動が発生
する。
【0057】移動子の角速度をωとすると、t=(6/
4)・(π/ω)の時点では、捩じり振動の変位は左側
に最大であり、縦振動の変位はゼロである。この状態で
は、移動子は、図示しない加圧部材によって振動子21
の駆動面Dに加圧接触する。
【0058】この状態から、t=(7/4)・(π/
ω)〜0〜(2/4)・(π/ω)までは、捩じり振動
は左側の最大から右側の最大まで変位し、縦振動はゼロ
から上側の最大に変位し、再びゼロに戻る。したがっ
て、振動子21の駆動面Dは移動子を押しながら右方向
に回転し、移動子は駆動される。
【0059】次に、t=(2/4)・(π/ω)〜(6
/4)・(π/ω)までは、捩じり振動は右側の最大か
ら左側の最大まで変位し、縦振動はゼロから下側の最大
に変位し再びゼロに戻る。したがって、振動子21の駆
動面Dは、移動子から離れながら左方向へ回転するた
め、移動子は駆動されない。このときに、移動子は、加
圧部材により加圧されているが、加圧部材の固有振動数
が超音波振動域より低いため、振動子21の縮みに追従
することができない。
【0060】本実施形態では、2次の捩じり振動に対し
て2群の捩じり振動用圧電体23aを配置するととも
に、1次の縦振動に対して1群の縦振動用圧電体23b
を配置することにより、捩じり振動の腹位置に振動用圧
電体が配置されることを防止する。
【0061】ここで、超音波アクチュエータ20に入力
される電流を、振動子の等価回路(「超音波モータ入
門」第81頁,総合電子出版社より引用)から求めてみ
ると、***振点付近を駆動点とした場合の入力電流は以
下のような近似式により示される。なお、ここでは、加
圧等による減衰は無視してある。 入力電流I=V・R・ω2 ・C2 ・・・・・・・
【0062】 C:振動子のコンデンサ成分(主に圧電体の静電容量) V:印加電圧 R:振動子の共振抵抗 ω:周波電圧の角速度
【0063】したがって、本実施形態の超音波アクチュ
エータ20によれば、振動の発生に余り寄与しない腹位
置に圧電体を配置しないことにより、圧電体の静電容量
が低減され、超音波アクチュエータ20に入力される電
流を低減することができる。
【0064】また、本実施形態では、2次の捩じり振動
に対して2群の捩じり振動用圧電体23aを配置すると
ともに、1次の縦振動に対して1群の縦振動用圧電体2
3bを配置するため、それぞれ、圧電体により励起しよ
うとする捩じり振動変位と実際に励起しようとした弾性
体24a,24bの捩じり振動変位とを略一致させるこ
とができる。したがって、それぞれ捩じり振動と縦振動
とが励起され易くなるため、振動子21に発生する振動
振幅を大きく確保することでき、超音波アクチュエータ
20の駆動力や駆動効率を向上させることができる。
【0065】また、本実施形態では、第1捩じり振動用
圧電体23a群では、中央部と捩じり振動の第1節部と
を一致させている。また、第2捩じり振動用圧電体23
b群は、中央部と捩じり振動の第2節部とを一致させて
いる。このように第1捩じり振動用圧電体23a群及び
第2捩じり振動用圧電体23b群を配置することによ
り、自然な捩じり振動が励起され易くなり、捩じり振動
振幅をさらに大きく確保することができる。
【0066】また、縦振動用圧電体23b群は、中央部
と縦振動の節部とを一致させている。このように縦振動
用圧電体23bを配置することにより、自然な捩じり振
動が励起され易くなり、縦振動振幅をさらに大きく確保
することができる。以上のように、振動用圧電体23b
群の中央部と振動の節部とを一致させることにより、縦
振動振幅及び捩じり振動振幅を大きく確保することがで
き、これにより超音波アクチュエータ20の駆動効率や
駆動力を向上させることができる。さらに、振動エネル
ギーの損失を防止することもできる。
【0067】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。なお、以降の実施形態の説明では、前
述した第1実施形態と相違する部分だけを説明し、共通
する部分については同一の図中符号を付すことにより、
重複する説明を省略する。
【0068】図4は、第2実施形態の超音波アクチュエ
ータ20−1の振動子21−1の構造を示す説明図であ
り、図2(a)は振動子21−1の上面図,図2(b)
は発生する縦振動及び捩じり振動を併せて示す振動子2
1−1の側面図である。
【0069】移動子22及び固定軸28は、第1実施形
態と全く同一の構成であるため、説明を省略する。振動
子21−1は、駆動信号により励振される電気機械変換
素子である圧電体23a,23bと、これらの圧電体2
3a,23bが接合されており、これらの圧電体23
a,23bの励振により1次の縦振動と2次の捩じり振
動とが発生することにより、振動子21−1の駆動面D
に駆動力を発生する弾性体24a,24bとから構成さ
れる。
【0070】弾性体24a,24bは、側面に環状かつ
溝状に形成された2つの小径部21a,21bと、小径
部21a,21bにより区切られることにより形成され
る3つの大径部21A,21B及び21Cとを有する厚
肉の円筒を縦に2つに分割した形状の弾性部材である。
【0071】弾性体24a,24bの分割面には、2層
の圧電体23a,23bと電極25a,25bとが挟み
込まれている。小径部21a,21bは、捩じり振動の
節部に配置される。
【0072】弾性体24a,24bに発生する縦振動及
び捩じり振動それぞれの腹位置近傍には、圧電体23
a,23b及び電極25a,25bと同じ幅の補強部材
40a,40b,40c及び40dが配置される。捩じ
り振動用圧電体23aは捩じり振動の節部に配置され、
縦振動用圧電体23bは縦振動の節部に配置される。
【0073】捩じり振動用圧電体23a群,縦振動用圧
電体23b群の配置や、周波電圧を印加したときに発生
する変形方向等は、第一実施形態と同一であるため、説
明を省略する。
【0074】本実施形態においても、2次の捩じり振動
に対して2群の捩じり振動用圧電体23aを配置すると
ともに、1次の縦振動に対して1群の縦振動用圧電体2
3bを配置することにより、捩じり振動の腹位置に振動
用圧電体を配置しないようにし、これにより、圧電体全
体の静電容量を低減することができる。
【0075】また、本実施形態においても、2次の捩じ
り振動に対して2群の捩じり振動用圧電体23aを配置
するとともに、1次の縦振動に対して1群の縦振動用圧
電体23bを配置することにより、それぞれ、捩じり振
動及び縦振動が励起され易くなるため、振動子21に発
生する振動振幅を大きく確保することができる。したが
って、超音波アクチュエータ20の駆動力や駆動効率を
向上させることができる。
【0076】また、本実施形態でも第1捩じり振動用圧
電体23a群に関して、中央部と捩じり振動の第1節部
とを一致させる。また、第2捩じり振動用圧電体23a
群に関して、中央部と捩じり振動の第2節部とを一致さ
せる。このように、第1捩じり振動用圧電体23a群及
び第2捩じり振動用圧電体23a群を配置することによ
り、振動子21−1には自然な捩じり振動が励起され易
くなり、捩じり振動振幅をさらに大きく確保することが
できる。
【0077】一方、縦振動用圧電体23b群に関して
も、中央部と縦振動の節部とを一致させる。このよう
に、縦振動用圧電体23b群を配置することにより、振
動子21−1に自然な捩じり振動が励起され易くなり、
縦振動振幅をさらに大きく確保することができる。以上
のように、振動用圧電体23a,23b群の中央部を、
振動子21−1に発生する各振動の節部に一致させるこ
とにより、縦振動振幅及び捩じり振動振幅を大きく確保
することができ、これにより、超音波アクチュエータ2
0−1の駆動効率や駆動力を向上させることができる。
【0078】(変形形態)以上詳細に説明した各実施形
態では、振動アクチュエータとして超音波の振動域を利
用する超音波アクチュエータを例にとったが、本発明に
かかる振動アクチュエータはこのような態様に限定され
るものではなく、他の振動域を利用する振動アクチュエ
ータについても等しく適用することができる。
【0079】また、各実施形態では、電気機械変換素子
として圧電体を用いたが、電気エネルギーを機械的変位
に変換することができるものであれば他のものでもよ
い。例えば、圧電体以外に電歪素子を例示することがで
きる。
【0080】また、各実施形態の説明では、中空円柱状
の弾性体を中心軸を含む縦面で2つに分割し、これらの
分割面に捩じり振動用圧電体及び縦振動用圧電体を挟ん
だ状態で保持する超音波アクチュエータを用いたが、本
発明にかかる振動アクチュエータはこのような態様に限
定されるものではない。駆動信号により励振される電気
機械変換素子を複数装着され、第1方向への1次以上の
次数の振動と第1方向とは異なる第2方向への1次以上
の次数の振動とを生じて、端面に駆動力を発生する弾性
体を用いた振動アクチュエータであれば、振動用圧電体
の配置の如何に関わらず、等しく適用される。
【0081】図5は、このような超音波アクチュエータ
50を、発生する縦振動及び捩じり振動の一例とととも
に示す説明図である。円筒状の第1捩じり振動用圧電体
51aと、第2捩じり振動用圧電体51bと、縦振動用
圧電体52と、4個の円筒状の弾性体53a,53b,
53c及び53dとにより構成される超音波アクチュエ
ータ50である。
【0082】この変形形態においても、捩じり振動の2
つの節部X,Zに捩じり振動用圧電体51a,51bを
配置し、1つの縦振動の節部Yに縦振動用圧電体52を
配置してある。これにより、前述した各実施形態と全く
同様の効果(駆動効率向上)を奏することが可能とな
る。
【0083】また、本発明にかかる振動アクチュエータ
は、このような態様に限定されるものではなく、m次
(m:自然数)の捩じり振動及びn次(n:自然数)の
縦振動を発生する振動子を用いた超音波アクチュエータ
であれば、縦振動用圧電体をn群各節部に配置するとと
もに、捩じり振動用圧電体をm群各節部に配置すること
により、各実施形態と全く同様の効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の超音波アクチュエータの構造を
示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態において、振動子に装着される圧
電体の配置を示す説明図であり、図2(a)は振動子の
上面図,図2(b)は発生する縦振動及び捩じり振動の
一例を併せて示す振動子の側面図である。
【図3】第1実施形態において、振動子に発生する捩じ
り振動及び縦振動を組み合わせて振動子の駆動面に楕円
運動を発生させることを経時的に示す説明図である。
【図4】第2実施形態において、振動子の構造を示す説
明図であり、図4(a)は振動子の上面図,図4(b)
は発生する縦振動及び捩じり振動を併せて示す振動子の
側面図である。
【図5】変形形態の超音波アクチュエータを、発生する
縦振動及び捩じり振動の一例ととともに示す説明図であ
る。
【図6】縦−捩じり振動型の振動アクチュエータの構造
例を示した斜視図である。
【図7】図6に示す振動アクチュエータを構成する固定
子を展開した状態で示す斜視図である。
【図8】異形モード縮退型の振動アクチュエータの構造
例を示す縦断面図である。
【図9】図8の振動アクチュエータの制御を示すブロッ
ク図である。
【図10】図10(a)は、図8に示す半円柱状の弾性
体に挟まれた状態で保持される振動子を底面方向から見
た図,図10(b)は、図8に示す振動子を側面方向か
ら見た図である。
【図11】振動子に発生する縦振動と捩じり振動とを組
み合わせて駆動面に楕円運動を生じさせる振動アクチュ
エータの駆動原理を示す説明図である。
【符号の説明】
20 超音波アクチュエータ 21 振動子 21a 駆動面 21a,21b 小径部 21A,21B,21C 大径部 22 移動子 22a 移動子母材 22b 摺動材 22c 歯車 23a 捩じり振動用圧電体 23b 縦振動用圧電体 24a,24b 弾性体 25a,25b 電極 26a,26b 貫通孔 27a,27b ボルト 28 固定軸 28a 大径部 28b ネジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号により励振される電気機械変換
    素子を複数装着され、第1方向への1次以上の次数の振
    動と前記第1方向とは異なる第2方向への1次以上の次
    数の振動とを生じて、端面に駆動力を発生する弾性体
    と,前記弾性体の前記端面に加圧接触し、前記弾性体と
    の間で相対運動を発生する相対運動部材とを備える振動
    アクチュエータであって、 前記端面に交差する軸方向について、前記第1方向への
    前記振動を発生する電気機械変換素子は前記振動の次数
    と同じ数装着されるとともに、前記第2方向への前記振
    動を発生する電気機械変換素子は、前記振動の次数と同
    じ数装着されることを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された振動アクチュエー
    タにおいて、 前記第1方向への前記振動を発生する前記電気機械変換
    素子は、前記軸方向についての中心が前記振動の節位置
    に一致するように、装着されるとともに、 前記第2方向への前記振動を発生する前記電気機械変換
    素子は、前記軸方向についての中心が前記振動の節位置
    に一致するように、装着されることを特徴とする振動ア
    クチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された振動
    アクチュエータにおいて、 前記弾性体は柱状であって、前記第1方向への前記振動
    は、前記弾性体の前記軸方向に関する縦振動であるとと
    もに、前記第2方向への前記振動は、前記弾性体の軸に
    関する捩じり振動であることを特徴とする振動アクチュ
    エータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104689A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 学校法人日本大学 超音波複合振動子

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JP2015104689A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 学校法人日本大学 超音波複合振動子

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