JPH1079932A - 監視装置ならびに複数の画像のつなぎ合わせ方法および装置 - Google Patents

監視装置ならびに複数の画像のつなぎ合わせ方法および装置

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JPH1079932A
JPH1079932A JP23444296A JP23444296A JPH1079932A JP H1079932 A JPH1079932 A JP H1079932A JP 23444296 A JP23444296 A JP 23444296A JP 23444296 A JP23444296 A JP 23444296A JP H1079932 A JPH1079932 A JP H1079932A
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image
subject
imaging
identification marks
monitoring
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JP23444296A
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Inventor
Takeshi Sakamoto
毅 阪本
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の撮像装置から送られて来る画像をつな
ぎ合わせ効果的に表示させる。 【解決手段】 一方向に延びる被写体28を撮像装置2
2a〜22eで撮像する。これによって得られた各画像
は画像処理装置24へ送られ、合成される。合成された
画像は、制御装置25へ送られる。制御装置25では、
送られた合成画像を表示装置27に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、被写体を複数の撮
像装置を用いて撮像し、その画像を合成して、表示装置
にスクロール表示させる監視装置ならびに複数の画像の
つなぎ合わせ方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液化天然ガス(以後、「LN
G」と略称することがある)などを供給する管などが配
設されるトンネル(共同溝)内には、通常状態では、管
から漏れたLNGが引火することを防ぐため、窒素ガス
が封入されている。さらにトンネル内には、液漏れや人
の侵入を監視するために監視カメラが配設されている。
前記トンネルは地中に埋設されるけれども、監視カメラ
から得た画像は、たとえば地上の中央局に送られる。そ
の中央局に送られた画像を、監視員が目視することによ
ってトンネル内は監視される。
【0003】図7は、地中に埋設され、LNGの移送の
ための導管3が配設されたトンネル1の縦断面図であ
る。トンネル1内には、トンネル1の底面から立設され
た架台2に金属製の導管3が載置される。
【0004】またトンネル1の上面には複数の監視カメ
ラ4a〜4cおよび照明器5が導管3の軸線方向に沿っ
て配設される。たとえば監視カメラ4aによって撮像さ
れた画像は、図示しないケーブルによって地上の中央局
に送られる。これによって監視カメラ4aから中央局に
送られて来る画像は、CRTと呼ばれる表示装置に表示
され、監視員によって監視される。表示装置に表示され
る導管3や導管3の近傍に異常がなければ、監視員は切
換スイッチを操作することによって他の監視カメラ4b
または4cから送られて来る画像を表示させる。このよ
うに導管3やその近傍は、監視員が複数の監視カメラ4
a〜4cから送られて来る画像を切換えて目視するとい
う動作を繰返すことによって監視される。また監視カメ
ラ4a〜4cの代わりに、小型カメラが搭載された走行
ロボットを用いて、導管3を監視することもできる。搭
載された小型カメラからの画像は、小型カメラに接続さ
れたケーブルによって監視員が目視する表示装置へ送ら
れる。監視員は前記走行ロボットを遠隔操作して、導管
3に沿って走行させることによって、導管3およびその
近傍をトンネル1内に入ることなく監視することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように監視カ
メラを複数台設置してトンネルを監視する方法は、監視
員は、導管を連続監視するとき、他の監視カメラから送
られる画像を表示させるために、切換え操作を繰返し行
わなければならず手間がかかるという問題が生じる。ま
た図7に示すように、1つの監視カメラ4aから送られ
て来る画像と、監視カメラ4bから送られて来る画像と
が重なっていない場合、その死角となる導管3やその近
傍は監視することができない。また監視カメラ4aおよ
び監視カメラ4bの画像が重なっている場合は、同一被
写体が2つの画像として表示されるので、監視するとき
効率が悪いという問題が生じる。さらに、上記した走行
ロボットに小型カメラを搭載して導管を監視する方法
は、トンネルとロボットとの間に発生する摩擦によって
トンネル内の防爆性を低下させるおそれがあるので、ロ
ボットを高速に移動させることができない。また走行ロ
ボットの小型カメラにはケーブルが接続されており、走
行ロボットの行動範囲はそのケーブルの長さに制限され
る。すなわち、トンネル内でたとえばガス漏れ、火災、
液漏れ、人の侵入などの異常が発生した場合に、素早く
対応することができないので実用的ではない。
【0006】このような問題は導管に限らず、たとえば
駅のホームあるいはプラントなど一方向に延びる被写体
を連続して監視しなければならないときに生じる。
【0007】本発明の目的は、一方向に延びる被写体を
連続して監視することを好適に実施することができる監
視装置ならびに複数の画面のつなぎ合わせ方法および装
置である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方向に延び
る被写体の長手方向に沿って、撮像範囲が部分的に重な
るように配設される複数の撮像手段と、前記複数の撮像
手段による画像を、スクロール可能に、合成する画像処
理手段と、前記画像を表示する表示手段とを含むことを
特徴とする監視装置である。本発明に従えば、複数の撮
像手段は、一方向に延びる被写体の長手方向に沿って、
撮像範囲が重なるように配設されるので、前記撮像範囲
よりも大きい長手方向長さを有する被写体の撮像を好適
に実施することができる。撮像手段によって得られる画
像は、画像処理手段によって前記重なる撮像範囲の部分
が一致するように合成される。これによって複数の撮像
手段によって同一の被写体の一部分が複数の画像として
表示されるという問題を解決することができる。合成さ
れた画像は制御手段によって、スクロールされ、表示装
置によってスクロール表示される。表示手段に表示され
る前記一方向に延びる被写体の画像は、撮像手段があた
かも前記被写体の長手方向に沿って移動しているよう
に、連続して表示されるので、一方向に延びる被写体を
連続して監視することができる。
【0009】また本発明は、前記撮像範囲の重なる部分
となる被写体に、1または複数の識別マークが設けられ
ることを特徴とする。本発明に従えば、複数の撮像手段
によって重なって撮像される一部分の被写体に、1また
は複数の識別マークが、たとえば接着剤などの手段によ
って被写体に貼着されるので、画像処理手段は合成され
るべき画像の一部分を確実に識別し、画像を合成するこ
とができる。
【0010】また本発明は、前記撮像範囲に点在する複
数の照明手段と、監視時、各照明手段を点灯させる点灯
手段とを含むことを特徴とする。本発明に従えば、複数
の照明手段が撮像範囲に点在されるので、この照明手段
が点灯されることによって、夜間あるいは日光が届かな
い場所にある被写体を監視するために必要な光量を得る
ことができる。また照明手段は、監視時だけ点灯される
ので、電力を節約でき、かつ照明手段の耐用余命を向上
させることができる。
【0011】また本発明は、異常時のみ、各照明手段を
点灯させる点灯手段を含むことを特徴とする。本発明に
従えば、各照明手段は異常時のみ点灯されるので、監視
員は表示装置に表示される画像を目視して、各照明手段
が点灯されているか否かを確認することによって異常時
か否かを判別することができるので、監視が容易にな
る。
【0012】また本発明は、合成された画像をパターン
認識し、異常を検知する検知手段を含むことを特徴とす
る。本発明に従えば、監視装置は、合成された画像をパ
ターン認識し、異常を検知する。肉眼では認識すること
が困難な異常を検知することができる。
【0013】また本発明は、合成された画像を記憶する
記憶手段を含むことを特徴とする。本発明に従えば、監
視装置は合成された画像を記憶する記憶手段を備えるの
で、前記合成された画像を保存することができる。複数
の撮像手段にそれぞれ記憶する記憶手段を備える場合に
比べて、記憶させる量を少なくさせることができる。ま
た、たとえば記憶された画像を再生するとき、前記複数
の撮像手段より得た各画像を1つ1つ再生させるという
手間がなくなる。
【0014】また本発明は、撮像範囲が部分的に重なる
ように配設される複数の撮像手段と、被写体の周囲に設
けられる複数の識別マークと、複数の識別マークの組合
せを、各撮像範囲の両端部に設けて、識別マークを連結
する線を重なるように各画像を合成する画像処理手段と
を含むことを特徴とする複数の画像のつなぎ合わせ装置
である。本発明に従えば、複数の撮像手段によって得ら
れた画像は、画像処理手段へ送られる。前記画像には、
被写体の他に、被写体のまわりに設けられた識別マーク
も撮像されている。画像処理手段では、各撮像範囲の両
端部に設けられる、すなわち各画像の両端部に撮像され
た識別マークの組合わせを連結する同一の線を重なるよ
うに、各画像が合成される。これによって合成画像を簡
単に得ることができる。たとえば1つの撮像手段の撮像
範囲に収まらない大きさを有する被写体であっても、簡
単に前記被写体の全体が撮像された合成画像を得ること
ができる。
【0015】また本発明は、前記識別マークを連結する
線を、被写体の長手方向に垂直とすることを特徴とす
る。本発明に従えば、前記識別マークを連結する線を、
被写体の長手方向に垂直になるように識別マークが配置
されるので、乱雑に識別マークを配置させる場合と比べ
て識別マークの数を少なくすることができる。これによ
って画像処理手段において、その処理速度を向上させる
ことができる。
【0016】また本発明は、前記複数の撮像手段は、前
記長手方向に沿って、撮像範囲が重なるように配設され
ることを特徴とする。本発明に従えば、複数の撮像手段
は、被写体の長手方向に沿って配置されるので、乱雑に
撮像手段を配置させる場合と比べて、必要な撮像手段の
数を少なくすることができる。これによってコストを低
下させることができる。
【0017】また本発明は、複数の識別マークの組合せ
を、各撮像範囲の両端部に設けて、前記複数の識別マー
クを連結する線を重なるように、各画像を連ねることを
特徴とする複数の画像のつなぎ合わせ方法である。本発
明に従えば、各画像の両端部に撮像されている複数の識
別マークの組合わせを連結する同一の線を重なるように
合成するので、画像の一部分がダブったり、あるいは欠
けたりしていない完全な構成画像を簡単に得ることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態であ
る監視装置21の基本的な構成を説明するために示す系
統図である。監視装置21は、5つの撮像装置22a〜
22eと、画像処理装置24と、制御装置25と、記憶
装置26と、表示装置27とを含んで構成される。5つ
の撮像装置22a〜22eは、一方向に延びる、たとえ
ば横長の被写体28の長手方向に沿って配設される。撮
像装置22aと撮像装置22bとの間隔は、図1に示す
ように、各撮像装置22a,22bがそれぞれ被写体2
8を撮像する撮像範囲S1,S2の端部が重なるように
調整されている。他の隣合う撮像装置との間隔について
も同様に調整されている。また前記撮像範囲S1と、S
2とが重なる範囲である重複撮像範囲W1内の被写体2
8の表面には、識別マーク30が接着剤などの手段によ
って貼着される。
【0019】各撮像手段22a〜22eによって撮像さ
れた被写体28の画像信号は、ケーブル23を介して画
像処理装置24に送られる。画像処理装置24は、各撮
像手段22a〜22eから送られる画像信号を取込み、
識別マーク30の信号を基準に、後述する合成処理を行
い、合成画面信号に変換して制御装置25および記憶装
置26へ送る。制御装置25は、合成画面信号を表示装
置27にスクロール表示させるように変換する。これに
よって被写体28を撮像した各撮像装置22a〜22e
が出力した画像信号を合成し、被写体28の長手方向に
連結された合成画像をスクロールさせて表示させること
ができる。記憶装置26に蓄えられた信号は、制御装置
25を操作することによって再生して表示装置27に表
示させることができる。
【0020】図2、図3および図4は、本発明の実施の
形態である監視装置21の使用状態を説明するために、
撮像装置22a〜22eが配設されたトンネル32を簡
略化して示す図であり、図2は縦断面図、図3は水平断
面図、図4はトンネル32の軸直角断面図である。地中
に埋設されたトンネル32は、ヒューム管33と、架台
35と、導管36a,36bとを含んで構成され、コン
クリート製で円筒状に形成されるヒューム管33の内部
空間34の下面37(図2および図4の下方)から架台
35が立設され、架台35の上面に金属製で円筒状に形
成される導管36a,36bが載置される。またヒュー
ム管33の内部空間34の上面38には、5つの撮像装
置22a〜22eが導管36a,36bの長手方向に沿
って、等間隔に配設されるけれども、各撮像装置22a
〜22eのそれぞれ隣合う撮像装置との間隔の長さは、
撮像範囲の端部が隣合う撮像装置の撮像範囲の端部と重
なるように、設定される。
【0021】またヒューム管33の内部空間34の上面
の残余の部分には、ガスセンサ39および照明器40
が、導管36a,36bの長手方向に沿って等間隔に配
設される。ガスセンサ39は、内部空間34において、
ある物質の濃度(たとえばメタンガスの濃度)が予め定
められた規定値を越えたときに出力し、地上の中央局に
警報を発し、同時に監視装置21が作動していない場合
は自動的に監視装置21を作動させるために設けられ
る。照明器40は各撮像装置22a〜22eに連動し、
前記撮像装置22a〜22eのいずか1つあるいは複数
の導管36a,36bを撮像しているときにその撮像範
囲を照らし、撮像装置によって得られる画像の画質を向
上させることができる。撮像装置22aの撮像範囲と、
撮像装置22bの撮像範囲とが重なる、導管36a,3
6bの表面上には、それぞれ金属テープ43a,43b
が貼着される。この金属テープ43a,43bは、図4
に示すように、撮像装置22aとの距離L1,L2がL
1=L2となる位置に、かつ各撮像装置22a〜22e
を結ぶ線方向と金属テープ43a,43bを結ぶ線方向
が垂直になるように貼着される。各金属テープ43a,
43bの撮像装置22aに臨む表面上には、識別マーク
49aが黒色に塗装され、余白は導管36a,36bに
塗装された色と同じ色に塗装される。識別マーク50a
〜52aおよび50b〜52bが黒色に塗装され、余白
が導管36a,36bに塗装された色と同じ色に塗装さ
れた金属テープ44a〜46aおよび44b〜46b
も、金属テープ49a,49bと同様に導管36a,3
6bの長手方向に沿って等間隔に貼着される。
【0022】また本実施の形態において金属テープを用
いているけれども、導管36a,36bに直接、識別マ
ーク49a〜52aおよび49b〜52bを黒色の金属
塗料で描いてもよい。このような識別マークを設けるこ
とによって画像処理装置24に内蔵されるたとえばイメ
ージセンサによる合成されるべき端部の識別を容易にす
ることができる。各撮像装置22a〜22eによって撮
像された導管36a,36bおよびその近傍の画像は、
図示しないケーブルによって地上の中央局へ画像信号と
して送られる。
【0023】図5は、撮像装置22a〜22eから送ら
れる画像のつなぎ合わせ方法を説明するために示す模式
図である。複数の画像をつなぎ合わせる装置は、複数
(本実施の形態では5つ)の撮像装置22a〜22e
と、識別マーク49a〜52aおよび49b〜52b
と、画像処理装置24とから構成される。各撮像装置2
2a〜22eによって撮像された各画像47a〜47e
は、画像信号として画像処理装置24へ送られ、合成さ
れる。このとき画像処理装置24は、各画像47a〜4
7eにおいて撮像された各識別マーク49a〜52aお
よび49b〜52bをそれぞれ2つずつ識別し、各識別
マーク49a〜52aおよび49b〜52bがそれぞれ
1つに重なるように各画像47a〜47eを合成する。
【0024】たとえば画像47aおよび画像47bの縦
方向(図5の上下方向)上方にそれぞれ示される識別マ
ーク49aは、導管36aに貼着された金属テープ43
aが撮像されたものであり、画像47aおよび画像47
bの前記縦方向下方にそれぞれ示される識別マーク49
bは、導管36bに貼着された金属テープ43bが撮像
されたものである。画像47aと画像47bとを合成す
る場合、各画像47a,47bの横方向(図5の左右方
向)に示される2つの識別マーク49aが、また画像4
7a,47bの前記横方向に示される2つの識別マーク
49bが重なるように、画像47aと画像47bとを互
いに近接する方向にスライドさせる。画像47aおよび
画像47bの各識別マーク49aが重なり、かつ画像4
7aおよび画像47bの各識別マーク49bが重なった
とき、画像47aおよび画像47bは合成処理される。
他の隣合う2つの画像である、画像47bと画像47
c、画像47cと画像47d、画像47dと画像47e
についても同様に各識別マーク50a〜52aが重な
り、かつ識別マーク50b〜52bが重なったとき、合
成処理される。本実施の形態においては、識別マークを
一致させるように合成処理が行われたけれども、たとえ
ば画像47aに表示される識別マーク49aおよび49
bを連結する線と、画像47bに表示される識別マーク
49aおよび49bを連結する線とを一致させるように
画像47aと画像47bとを互いに近接する方向にスラ
イドさせる。上記した2本の線が重なったとき、画像4
7aおよび画像47bは合成処理させる。他の隣合う2
つの画像についても同様である。このように線と線とが
重なるように合成処理が行われてもよい。画像47a〜
47eは画像処理装置24によって合成された合成画像
54は、合成信号として制御装置25(図1参照)およ
び記憶装置26(図1参照)へ送られる。制御装置25
は、表示装置27が画像54を、横方向一端部55から
横方向他端部56へ向けて、あるいは横方向他端部56
から横方向一端部55へ向けてスクロール表示させるよ
うに、前記合成信号を制御する。記憶装置26は、送ら
れて来る前記合成信号を記憶装置26内に配設されるメ
モリに記憶させる。メモリに蓄えられた信号は、制御装
置25を操作することによって再生して表示装置に表示
される。
【0025】記憶装置26は、たとえばビデオテープレ
コーダでもよく、画像処理装置24から送られてくる画
像をビデオテープに記録させることもできる。常時、記
憶装置26を作動させておくことによって、被写体に何
らかの異常が発生した場合に、その状況を撮像し記録す
ることができる。この記録を解析することで、より安全
なシステムを構築することができる。
【0026】図6は、本発明の実施の形態によるトンネ
ル32を監視するための動作を説明するために示すフロ
ーチャートである。ステップa0から動作を開始し、ス
テップa1では監視装置21を動作させるか否かを判断
する。監視装置21が動作していないときは、ガスセン
サ39の出力だけが中央局に送られる。このガスセンサ
39によってトンネル32内のガス濃度が規定値を越え
た場合には、監視装置21は自動的に動作を開始する。
監視装置21が動作を開始すると、ステップa3で、内
部空間34の撮像装置22a〜22eの撮像範囲を照ら
す照明器40が点灯され、ステップa4で各撮像装置2
2a〜22eによって導管36a,36bが撮像され
る。この撮像された画像47a〜47eは、ステップa
5で画像処理装置24によって合成され、合成画像54
となる。合成画像54は、合成信号として制御装置25
および記憶装置26へ送られ、ステップa6において記
憶装置26内のメモリに格納され、ステップa7におい
て、制御装置25を介し表示装置27にスクロール表示
される。監視員は、ステップa8においてスクロール表
示を禁止させるか否かを判断する。スクロール表示を停
止させた場合、ステップa9において記憶装置26によ
って記憶された画像を見るか否かを判断し、記憶画像を
見る場合には、制御装置25へ入力される信号を記憶装
置26から送られる信号へと切換える。ステップa1
1、ステップa12では導管36a,36bの監視した
い個所を撮像している撮像装置を選び、ステップa13
において、表示される画像を拡大させるか否かを決断す
る。拡大させる場合は、表示装置27を操作して画像を
拡大させる。このとき、表示装置27によって表示され
る画像は、合成画像54ではなく、撮像装置から直接送
られてくる画像であってもよい。ステップa15では監
視員は表示された画像を目視することによって異常ない
かどうかを監視する。本実施形態では撮像装置を5つ用
いたけれども、もっと多く用いてもよい。たとえば撮像
装置22a〜22eは、図1に示す撮像範囲S1あるい
はS2が10mであるとして、導管36a,36bが長
手方向長さ1kmを有するとき、撮像装置を100個用
いることによって監視員は導管36a,36bが撮像さ
れた画像をスクロール表示させる表示装置27の表示画
面を目視するだけで、導管36a,36bの全長を監視
することができる。また、異常が発生した場合、直ちに
スクロール表示を停止させ、異常個所を撮像している撮
像装置から送られる画像を選ぶことによって、前記異常
状態を目視表示することができる。
【0027】また合成画像54を、サーモグラフィと呼
ばれる撮像された物体の温度分布を表示することができ
る装置で表示させることによって、被写体の温度変化を
監視することができる。
【0028】また合成画像54をパターン認識させ、異
常を検知させることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1つの撮
像手段の撮像範囲内に収まらない長手方向長さを有する
被写体を監視する際に、被写体を撮像した画像を合成
し、表示装置に被写体の長手方向に沿ってスクロール表
示させるので、たとえば、トンネル内やプラント、駅の
ホームおよび橋など一方向に延びる被写体を連続監視す
ることができる。
【0030】また本発明によれば、各画像が合成される
際に、合成されるべきポイントが確実に識別されるの
で、完全な合成画像を確実に得ることができる。識別マ
ークは、画像処理手段が認識できるものであればよいの
で、たとえば黒のペンキで被写体の表面を塗装するとい
う簡単な方法で実施することができる。
【0031】また本発明によれば、夜間や、日光の当た
らない場所にある被写体であっても好適に監視すること
ができる。また監視時のみ点灯されるので電力を節約で
き、また点灯装置の寿命を向上させることができる。
【0032】また本発明によれば、異常時のみ各照明手
段は点灯されるので照明手段が点灯されているか否かを
確認するだけて被写体に異常が発生しているかどうかを
確認することができる。
【0033】また本発明によれば、撮像装置によって得
られた画像はパターン認識され異常を検知されるので肉
眼でも見えにくい異常を簡単に検知することができる。
【0034】また本発明によれば、合成された画像を記
憶する手段を有するので、任意のときに各撮像された合
成画像を見ることができる。この記憶手段によって記憶
された画像を再生し後に検証することによってたとえば
異常が発生したときの様子を目視することができる。
【0035】また本発明によれば、簡単な構成で装置が
構成されるので、装置の価格を安価にすることができ
る。また1枚の撮像手段の撮像範囲内に収まらない大き
な被写体であっても、複数の撮像手段によって撮像し、
各画像を合成することによって簡単に被写体の全長が撮
像された合成画像を得ることができる。
【0036】また本発明によれば、必要な識別マークの
増加を抑えることができるので、監視装置を設置する際
の手間が減少し、かつ装置のコストを抑えることができ
る。
【0037】また本発明によれば、撮像手段によって撮
像された画像の合成を容易にし、かつ撮像手段の数の増
加を抑えることができるので、装置のコストを低下させ
ることができる。
【0038】また本発明によれば、各画像の両端部に撮
像されている複数の識別マークの組合わせを連結する同
一の線を重なるように合成するので、画像の一部分がダ
ブったり、あるいは欠けたりしていない完全な合成画像
を簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である監視装置21の基本
的な構成を示す系統図である。
【図2】本発明の実施の形態である監視装置21を使用
する状態を説明するために示すトンネル32の縦断面図
である。
【図3】図2に示すトンネル32の水平断面図である。
【図4】図2に示すトンネル32の軸直角断面図であ
る。
【図5】図2〜図4に示す撮像装置22a〜22eから
送られる画像をつなぎ合わせる方法を説明するために示
す系統図である。
【図6】図2〜図5に示す監視装置22をトンネル32
において使用する状態を説明するために示すフローチャ
ートである。
【図7】典型的な先行技術を示すトンネル1の縦断面図
である。
【符号の説明】
21 監視装置 22a〜22e 撮像装置 24 画像処理装置 25 制御装置 26 記憶装置 27 表示装置 28 被写体 30,49a〜52a,49b〜52b 識別マーク 32 トンネル 36a,36b 導管 47a〜47e 画像 54 合成画像 S1,S2 撮像範囲

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に延びる被写体の長手方向に沿っ
    て、撮像範囲が部分的に重なるように配設される複数の
    撮像手段と、 前記複数の撮像手段による画像を、スクロール可能に、
    合成する画像処理手段と、 前記画像を表示する表示手段とを含むことを特徴とする
    監視装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像範囲の重なる部分となる被写体
    に、1または複数の識別マークが設けられることを特徴
    とする請求項1記載の監視装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像範囲に点在する複数の照明手段
    と、 監視時、各照明手段を点灯させる点灯手段とを含むこと
    を特徴とする請求項1または2記載の監視装置。
  4. 【請求項4】 異常時のみ、各照明手段を点灯させる点
    灯手段を含むことを特徴とする請求項3記載の監視装
    置。
  5. 【請求項5】 合成された画像をパターン認識し、異常
    を検知する検知手段を含むことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の監視装置。
  6. 【請求項6】 合成された画像を記憶する記憶手段を含
    むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の監
    視装置。
  7. 【請求項7】 撮像範囲が部分的に重なるように配設さ
    れる複数の撮像手段と、 被写体の周囲に設けられる複数の識別マークと、 複数の識別マークの組合せを、各撮像範囲の両端部に設
    けて、識別マークを連結する線を重なるように各画像を
    合成する画像処理手段とを含むことを特徴とする複数の
    画像のつなぎ合わせ装置。
  8. 【請求項8】 前記識別マークを連結する線を、被写体
    の長手方向に垂直とすることを特徴とする請求項7記載
    の複数の画像のつなぎ合わせ装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の撮像手段は、前記長手方向に
    沿って、撮像範囲が重なるように配設されることを特徴
    とする請求項7または8記載の複数の画像のつなぎ合わ
    せ装置。
  10. 【請求項10】 複数の識別マークの組合せを、各撮像
    範囲の両端部に設けて、前記複数の識別マークを連結す
    る線を重なるように、各画像を連ねることを特徴とする
    複数の画像のつなぎ合わせ方法。
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