JPH1079333A - 位置合わせ方法 - Google Patents

位置合わせ方法

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JPH1079333A
JPH1079333A JP23298496A JP23298496A JPH1079333A JP H1079333 A JPH1079333 A JP H1079333A JP 23298496 A JP23298496 A JP 23298496A JP 23298496 A JP23298496 A JP 23298496A JP H1079333 A JPH1079333 A JP H1079333A
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axis direction
shot
rotation
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JP23298496A
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English (en)
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Yoshikatsu Tomimatsu
喜克 富松
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショットの回転誤差および倍率誤差を低減す
ることが可能な位置合わせ方法を提供する。 【解決手段】 第3の工程(D工程)の位置合わせを、
第1の工程(B工程)のXおよびY方向のデータを基準
にショット誤差を算出して補正するとともに第2の工程
(C工程)の位置合わせマークのXおよびY方向のデー
タの少なくとも一方を基準に配列誤差を算出して補正す
ることにより行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置合わせ方法
に関し、より特定的には、半導体装置の製造プロセスに
おける露光工程の位置合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造プロセスにおい
て、フォトマスクやレチクルの回路パターンを半導体ウ
ェハに形成された回路パターンの上に重ね合わせて転写
する露光装置が知られている。この露光装置は、通常ス
テッパと呼ばれる。ステッパは、ウェハを投影レンズ下
でステップ移動させながら、レチクル上に形成されてい
るパターン層を投影レンズで縮小して1枚のウェハ上の
各ショット領域に順次露光していくものである。図2
は、従来のエンハンスグローバルアライメント(EG
A)法の露光シーケンスを概略的に示すフロー図であ
る。このフロー図は、特開昭61−44429号公報に
開示されたものである。
【0003】図2を参照して、このアライメント方法で
は、まずウェハのオリエンテーションフラットを用いて
ウェハのプリアライメントを行なう(ステップD1
0)。その後、各ショット領域に形成されたウェハグロ
ーバルアライメント(WGA)マークを用いて、ウェハ
全体の回転補正を行なう(ステップT11)。このWG
Aマークは、ウェハ全体を位置合わせするためのアライ
メントマークである。
【0004】この後、ウェハステージをチップ配列の設
計値に基づいて移動させる。そして誤差検出用として設
定された複数のショット領域において、その領域に焼き
付けられたパターンのレーザステップアライメント(L
SA)マークの位置をLSA光学系により検出する。L
SAアライメントマークは、ウェハ内のショットの位置
合わせを行なうためのアライメントマークであり、上記
したWGAマークに比べてより微細な位置合わせを行な
うものである。
【0005】LSAアライメントマーク位置の検出と同
時に、レーザ干渉系によってウェハステージの位置を検
出する。そしてこれらの検出値に基づいて、ウェハ上の
焼き付けパターンとレチクルパターンとの重ね合わせ誤
差を検出する(ステップD12)。
【0006】この後、各ショット領域における重ね合わ
せ誤差と上記のウェハステージの位置座標(焼き付けパ
ターンの座標)とから偏差を求める。この偏差の平均値
を補正値(誤差パラメータ)として算出する(ステップ
D13)。
【0007】この誤差パラメータと設計値とから、誤差
が補正されたチップ配列マップを作成する(ステップD
14)。誤差パラメータとしては、Xオフセット,Yオ
フセット,Xスケーリング,Yスケーリング,Xローテ
ーション,およびYローテーションの6つを用いる。こ
こで、Xオフセットは直行XY軸におけるX軸方向への
ずれ量を意味し、YオフセットはY軸方向へのずれ量を
意味する。また、XスケーリングはX軸方向の伸縮によ
るずれ量、YスケーリングはY軸方向の伸縮によりずれ
量を意味する。さらに、XローテーションはX軸の回転
によるずれ量、YローテーションはY軸の回転によるず
れ量を意味する。このような誤差パラメータと設計値と
から作成したチップ配列マップに従って、ステップアン
ドリピート方式によりウェハステージの位置決めを行な
う(ステップD15)。その後各ショット領域を露光す
る(ステップD16)。
【0008】従来では、上記のように6つの誤差パラメ
ータを用いて位置合わせを行なっていた。そして、その
ような従来の方法をより精度よく行なうために、さらに
誤差パラメータを追加して補正する方法が提案されてい
る。
【0009】この提案された方法では、上記の6つの誤
差パラメータに加えて、さらにショット内の誤差パラメ
ータであるショット回転誤差およびショット倍率誤差を
用いる。図3は、その提案された方法による位置決め手
順(アライメントシーケンス)を示した概略図である。
図3を参照して、この方法では、A工程を基準としてB
工程の位置合わせを行なうとともに、B工程を基準とし
てC工程の位置合わせを行なう。さらに、B工程のX軸
方向のアライメントマークとC工程のY軸方向のアライ
メントマークとを基準としてD工程の位置合わせを行な
う。このB工程、C工程およびD工程の各々の位置合わ
せ時に、上記した6つの誤差パラメータ(配列誤差)
と、ショットの回転誤差および倍率誤差(ショット誤
差)とを用いて補正値を算出して位置合わせを行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したような位置合わせ方法では、ショット誤差の補正
を適切に行なうことが困難であるという問題点があっ
た。すなわち、配列誤差の補正はXおよびY軸方向にそ
れぞれ独立に実行することが可能であるが、ショット回
転誤差および倍率誤差の補正はXおよびY軸方向の誤差
が互いに関連するため独立に実行することはできない。
このため、図3に示すD工程のようにX軸方向とY軸方
向を別々の工程に重ね合わせる場合にはショット回転誤
差および倍率誤差を用いて補正を行なうとかえって位置
ずれが大きくなってしまうという問題点があった。この
点を図4〜図19を用いて詳細に説明する。
【0011】図4〜図19は回転誤差のみを示したもの
である。図4を参照して、基本的なショットの回転誤差
について説明する。ショット回転誤差は、装置の調整
上、一定誤差(b)とばらつき誤差(Δb)との和によ
り構成される。この場合、一定誤差(b)は固定値と考
えられるので、ショット回転誤差の範囲はb±Δbとな
る。
【0012】図5は図3に示したB、CおよびD工程に
おけるショット回転誤差の発生パターンを示した系統図
である。図5を参照して、まずB工程に対してC工程を
位置合わせする際の最大誤差はb+Δb(の場合)で
あり、最小誤差はb−Δb(の場合)である。この最
大誤差と最小誤差とのそれぞれの場合において、D
工程の位置合わせを行なうと、とのそれぞれの場合
においてさらに最大誤差(ー2、ー2)と最小誤差
(ー1、ー1)が発生する。図6は図5のの場
合、図7〜9は図5の−1の場合、図10〜12は図
5の−2の場合、図13は図5のの場合、図14〜
16は図5の−1の場合、図17〜19は図5の−
2の場合をそれぞれ示している。なお、D工程の位置合
わせを行なう際には通常B工程とC工程の中間にD工程
が来るように行なう。
【0013】図6を参照して、まず図5のの場合で
は、B工程に対するC工程の誤差はb−Δbである。そ
の場合においてD工程の位置合わせは理想的にはB工程
とC工程の中間に来るように行なう。その場合のC工程
に対するD工程の回転誤差をα、B工程に対するD工程
の回転誤差をβとすると、αおよびβは以下の式(1)
および(2)により表される。なお、b>0、b>Δ
b、Dから見て時計回りを正とする。
【0014】 α=(−1)(b−Δb)/2 ・・・(1) β=(b−Δb)/2 ・・・(2) 次に図7〜9を参照して図5の−1の場合における|
α|,|β|,|γ|,|ωc |,ωc ,|ωb |およ
びωb は、それぞれ以下の式(3)〜(9)により表さ
れる。
【0015】 |α|=(b−Δb)/2 ・・・(3) |β|=(b−Δb)/2 ・・・(4) |γ|=b−Δb ・・・(5) |ωc |=|γ|−|α| =b−Δb−(b−Δb)/2 =(b−Δb)/2 ・・・(6) 図7に示すように、Cに対するDは反時計方向であるの
で、 ωc =−(b−Δb)/2 ・・・(7) |ωb |=|γ|+|β| =b−Δb+(b−Δb)/2 =(b−Δb)3/2 ・・・(8) ωb =−(b−Δb)3/2 ・・・(9) 次に図10〜12を参照して図5の−2の場合におけ
る|α|,|β|,|γ|,|ωc |,ωc ,|ω
b |,ωb は、それぞれ以下の式(10)〜(16)に
より表される。
【0016】 |α|=(b−Δb)/2 ・・・(10) |β|=(b−Δb)/2 ・・・(11) |γ|=b+Δb ・・・(12) |ωc |=|γ|+|α| =b+Δb+(b−Δb)/2 =3b/2+1Δb/2 ・・・(13) 図11に示すように、Cに対するDは時計方向であるの
で、 ωc =|ωc | ・・・(14) |ωb |=|γ|−|β| =b+Δb−(b−Δb)/2 =1b/2+3Δb/2 ・・・(15) ωb =|ωb | ・・・(16) 図13を参照して、まず図5の(b+Δb)の場合で
は、B工程に対するC工程の誤差はb+Δbである。そ
の場合においてD工程の位置合わせは理想的にはB工程
とC工程の中間に来るように行なう。その場合のB工程
に対するD工程の回転誤差をα、C工程に対するD工程
の回転誤差をβとすると、αおよびβは以下の式(1
7)および(18)により表される。
【0017】 α=(−1)(b+Δb)/2 ・・・(17) β=(b+Δb)/2 ・・・(18) 次に図14〜16を参照して図5の−1の場合におけ
る|α|,|β|,|γ|,|ωc |,ωc ,|ωb
およびωb は、それぞれ以下の式(19)〜(25)に
より表される。
【0018】 |α|=(b+Δb)/2 ・・・(19) |β|=(b+Δb)/2 ・・・(20) |γ|=b−Δb ・・・(21) |ωc |=|γ|+|β| =b−Δb+(b+Δb)/2 =3b/2−1Δb/2 ・・・(22) 図15に示すように、Cに対するDは反時計方向である
ので、 ωc =−(3b/2−1Δb/2)・・・(23) |ωb |=|γ|−|α| =b−Δb−(b+Δb)/2 =1b/2−3Δb/2 ・・・(24) ωb =−(1b/2−3Δb/2)・・・(25) 次に図17〜19を参照して図5の−2の場合におけ
る|α|,|β|,|γ|,|ωc |,ωc ,|ωb
およびωb は、それぞれ以下の式(26)〜(32)に
より表される。
【0019】 |α|=(b+Δb)/2 ・・・(26) |β|=(b+Δb)/2 ・・・(27) |γ|=b+Δb ・・・(28) |ωc |=|γ|−|β| =b+Δb−(b+Δb)/2 =(b+Δb)/2 ・・・(29) 図18に示すように、Cに対するDは時計方向であるの
で、 ωc =|ωc | ・・・(30) |ωb |=|γ|+|α| =b+Δb+(b+Δb)/2 =(b+Δb)3/2 ・・・(31) ωb =|ωb | ・・・(32) 上記式(1)〜(32)を参照して、図5のー1,
ー2の場合のショット回転誤差(ωc ,ωb )は、式
(7)、(9)、(14)および(16)より、−(b
−Δb)/2、−(b−Δb)3/2、3b/2+1Δ
b/2、および、1b/2+3Δb/2の4つのパター
ンが考えられる。また、図5のー1、ー2の場合の
ショット回転誤差(ωc ,ωb )は、式(23)、(2
5)、(30)および(32)より、−(3b/2−1
Δb/2)、−(1b/2−3Δb/2)、(b+Δ
b)/2、および、(b+Δb)3/2の4つのパター
ンが考えられる。
【0020】上記の式8つの誤差量の絶対値の最大値
は、式(32)により導出された(b+Δb)3/2で
ある。
【0021】これに対して、ショットの回転補正を行な
わない場合における誤差としては、図5において一定誤
差bが0であると考えると、B工程に対するC工程の最
大の誤差はΔb、B工程に対するD工程の最大の誤差は
Δbとなり、その結果、B工程に対するD工程の最大の
誤差は 2・Δbとなる。通常ばらつき(Δb)と、誤
差の平均(b)とは同レベルであるので、(b+Δb)
3/2と2・Δbとを比較すると2・Δbの方が(b+
Δb)3/2よりも3/2b−1/2Δbだけ小さいこ
とがわかる。このことは、図19の式(32)の場合に
はショットの回転補正をしない場合に比べて誤差が3/
2b−1/2Δb分だけ増加することを意味する。
【0022】このように、従来では、図3に示したよう
にD工程の位置合わせを行なう場合にX軸方向とY軸方
向とで別々の工程のデータを用いて位置合わせをする場
合には、ショットの回転補正を行なうとショットの回転
補正を行なわない場合に比べてかえって誤差が増加して
しまうという問題点があった。
【0023】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
従来に比べて位置合わせ精度をより向上することが可能
な位置合わせ方法を提供することである。
【0024】この発明のもう1つの目的は、ショットの
回転誤差および倍率誤差を低減することが可能な位置合
わせ方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1における位置合
わせ方法は、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程
とを備えている。第1の工程では直行XY軸におけるX
軸方向およびY軸方向にそれぞれ配置された第1の位置
合わせマークを形成する。第2の工程では第1の工程の
後にXおよびY軸方向にそれぞれ配置された第2の位置
合わせマークを形成する。第3の工程は第2の工程の後
に行なう。第2の工程の位置合わせは、上記第1の工程
で形成されたXおよびYの両方向の第1の位置合わせマ
ークを基準に配列誤差とショット誤差とを算出して補正
することにより行なう。第3の工程の位置合わせは、上
記第1の工程で形成されたXおよびYの両方向の第1の
位置合わせマークを基準にショット誤差を算出して補正
するとともに第2の工程で形成されたXおよびY軸方向
の第2の位置合わせマークのうち少なくとも一方向の第
2の位置合わせマークを基準に配列誤差を算出して補正
することにより行なう。このように、請求項1に記載の
発明では、第3の工程の位置合わせを行なう際に、配列
誤差の補正は第2の工程のXおよびY軸方向の第2の位
置合わせマークのデータの少なくとも一方を基準に行な
い、その一方ショット誤差の補正は、第1の位置合わせ
マークのXおよびY軸方向のデータを基準に行なうこと
によって、ショット誤差の補正は同一工程のXおよびY
方向の位置合わせマークを基準に行なうことが可能とな
る。これにより、ショット誤差を補正する際にX方向と
Y方向とで異なる工程のデータを基準として補正を行な
っていた場合と異なりショット誤差をより有効に低減す
ることが可能となる。
【0026】請求項2における位置合わせ方法では、請
求項1の構成において、第3の工程の配列誤差の補正
を、第1の工程で形成されたXおよびY軸方向の第1の
位置合わせマークのうちのいずれか一方の方向の第1の
位置合わせマークと、第2の工程で形成されたXおよび
Y軸方向の第2の位置合わせマークのうちの第1の位置
合わせマークの上記一方の方向とは異なる方向の第2の
位置合わせマークとを基準に行なう。
【0027】請求項3における位置合わせ方法では、請
求項2の構成において、上記第1の工程に先立って行な
われ、X軸方向およびY軸方向の位置合わせマークを形
成する第4の工程をさらに含む。第1の工程では、第4
の工程で形成されるX軸方向およびY軸方向の位置合わ
せマークを基準に配列誤差およびショット誤差を補正す
ることにより位置合わせを行なう。
【0028】請求項4における位置合わせ方法では、請
求項1の構成において、第3の工程の配列誤差の補正
を、第2の工程で形成されるX軸方向およびY軸方向の
第2の位置合わせマークを基準に行なう。
【0029】請求項5における位置合わせマークでは、
請求項1の構成において、配列誤差が、Xオフセット誤
差とYオフセット誤差とX伸縮誤差とY伸縮誤差とX回
転誤差とY回転誤差とを含み、ショット誤差がショット
回転誤差と倍率誤差とを含むように構成する。Xオフセ
ット誤差は直交XY軸のうちのX軸方向へのずれであ
り、Yオフセット誤差はY軸方向へのずれである。ま
た、X伸縮誤差はX軸方向の伸縮によるずれであり、Y
伸縮誤差はY軸方向の伸縮によるずれである。X回転誤
差はX軸の回転によるずれであり、Y回転誤差はY軸の
回転によるずれである。ここで、X伸縮誤差とY伸縮誤
差は、実施の形態中のXスケーリングおよびYスケーリ
ングにそれぞれ相当する。また、X回転誤差およびY回
転誤差は実施の形態中のXローテーションおよびYロー
テーションにそれぞれ相当する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】図1に示すように、本実施の形態では、配
列誤差の補正を行なう際の基準となるデータとショット
誤差の補正を行なう際の基準となるデータとを異ならせ
ている。具体的には、A工程のX軸方向およびY軸方向
のアライメントマークのデータを基準として配列誤差を
算出して補正を行なうことによってB工程の位置合わせ
を行なう。そして、B工程のX軸方向およびY軸方向の
アライメントマークのデータを基準として配列誤差を算
出して補正することによってC工程の位置合わせを行な
う。また、B工程のX軸方向のアライメントマークのデ
ータとC工程のY軸方向のアライメントマークのデータ
とを基準に配列誤差を算出して補正することによってD
工程の位置合わせを行なう。その一方、ショット誤差の
補正は、B工程およびC工程については配列誤差と同様
の位置合わせ方法である。そして、D工程の位置合わせ
を行なう際のショット誤差の補正は、配列誤差の補正と
異なり、B工程のX軸方向およびY軸方向のアライメン
トマークのデータを基準としてショット誤差を算出して
補正することにより行なう。
【0032】このように、図1に示した実施の形態で
は、C工程の位置合わせの際のショット誤差の補正と、
D工程の位置合わせの際のショット誤差の補正とを、と
もにB工程のX軸方向およびY軸方向の位置合わせマー
クのデータを基準に行なう。これにより、ショット誤差
(ショット回転誤差および倍率誤差)の補正を同一の工
程のXおよびY軸方向のアライメントマークのデータを
用いて行なうことができ、その結果、X軸方向およびY
軸方向のデータが別々の工程のデータである場合と異な
りショット誤差の補正を適切に行なうことができる。そ
の結果、図3に示した従来のショット誤差の補正方法に
比べてショット誤差の補正精度が向上するので、図3の
場合に比べてアライメント精度を向上させることができ
る。
【0033】以下、具体的な補正方法について説明す
る。まず、配列誤差のパラメータとして、Xオフセッ
ト、Yオフセット、Xスケーリング、Yスケーリング、
XローテーションおよびYローテーションの6つを用い
る。これら6つの誤差パラメータを用いて以下の式(3
3)および(34)により補正値ΔXおよびΔYを算出
する。
【0034】 ΔX=Xオフセット+X座標・Xスケーリング+X座標・Xローテーション… (33) ΔY=Yオフセット+Y座標・Yスケーリング+Y座標・Yローテーション… (34) 上記式(33)および(34)によって配列誤差の補正
値(ΔXおよびΔY)を求めるとともに、X軸方向およ
びY軸方向のアライメントマークのデータの平均値を用
いることによってショット回転誤差およびショット倍率
誤差の補正値を求める。このような配列誤差の補正値お
よびショット誤差の補正値を、まずA工程について算出
した後、その補正値を用いてB工程のパターンをA工程
のパターンに重ね合わせる。
【0035】この後、上記A工程と同様、B工程で形成
されているアライメントマークを測定することによって
ずれ量を検出する。そのずれ量に基づいてB工程の配列
誤差の補正値(ΔX,ΔY)およびショット誤差の補正
値を算出する。そしてその補正値に基づいてB工程のパ
ターンに対してC工程のパターンを重ね合わせて露光を
行なう。
【0036】この後、D工程のX軸方向はB工程のX軸
方向のアライメントマークを基準として、D工程のY軸
方向はC工程のY軸方向のアライメントマークを基準と
して重ね合わせる。
【0037】D工程の位置合わせの際の配列誤差の補正
は、X軸方向はB工程のアライメントマークのデータに
基づく補正値を用い、Y軸方向はC工程のアライメント
マークのデータに基づく補正値を用いる。そして、D工
程の位置合わせを行なう際のショット誤差の補正値は、
XおよびY軸方向とも、B工程のアライメントマークの
データにより得られた補正値を用いる。これにより、配
列誤差の補正値およびショット誤差の補正値をより正確
に算出することができ、D工程における位置合わせ精度
を従来に比べて向上させることができる。本実施の形態
の位置合わせ方法によれば、ショットの回転誤差の範囲
をb±Δbとした場合、上記のような補正を行なうこと
によって一定誤差(b)は0になると考えられる。これ
により、B工程に対するC工程の最大ショット誤差とB
工程に対するD工程の最大ショット誤差はともにΔbに
なる。その結果、C工程に対するD工程の最大ショット
誤差は2Δbとなり、この2Δbが本実施形態の方法に
よる最大誤差になる。したがって、図5〜図19を用い
て説明した従来の誤差が最大の場合(Δb+b)3/2
に比べて、本実施形態では3b/2−1Δb/2分だけ
誤差が少ない。ここで、一定誤差(b)とばらつき誤差
(Δb)とは実際にはほぼ同一レベルであるので、b=
Δbと考えると、3b/2−1Δb/2=bとなる。し
たがって、本実施の形態では、図5〜図19で説明した
従来の位置合わせ方法に比べて、一定誤差(b)分だけ
位置合わせ精度が向上していることがわかる。bは一般
的にはb=0.01μm〜0.02μm程度である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜5による位置
合わせ方法によれば、第3の工程の位置合わせを行なう
際に、配列誤差は第2の工程のXおよびY軸方向の少な
くとも一方を基準に補正を行ない、ショット誤差は第1
の工程のXおよびY軸方向の両方向のアライメントマー
クを基準に補正を行なうことによって、適切に配列誤差
およびショット誤差の補正を行なうことができ、その結
果従来に比べてアライメント精度をより向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるアライメント方
法を説明するための概略図である。
【図2】 従来のアライメント方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】 従来の改良されたアライメント方法を説明す
るための概略図である。
【図4】 従来のアライメント方法における基本的回転
誤差を説明するための概念図である。
【図5】 図3に示した従来のアライメント方法で発生
する基本回転誤差を説明するための概略図である。
【図6】 図5に示したの場合の回転誤差を説明する
ための概略図である。
【図7】 図5に示したー1の場合の回転誤差を説明
するための概略図である。
【図8】 図5に示したー1の場合の回転誤差を説明
するための概略図である。
【図9】 図5に示したー1の場合の回転誤差を説明
するための概略図である。
【図10】 図5に示したー2の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図11】 図5に示したー2の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図12】 図5に示したー2の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図13】 図5に示したの場合の回転誤差を説明す
るための概略図である。
【図14】 図5に示したー1の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図15】 図5に示したー1の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図16】 図5に示したー1の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図17】 図5に示したー2の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図18】 図5に示したー2の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【図19】 図5に示したー2の場合の回転誤差を説
明するための概略図である。
【符号の説明】
A A工程、B B工程、C C工程、D D工程、b
一定誤差、Δb ばらつき誤差。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直行XY軸におけるX軸方向およびY軸
    方向にそれぞれ配置された第1の位置合わせマークを形
    成する第1の工程と、 前記第1の工程の後に前記XおよびY軸方向にそれぞれ
    配置された第2の位置合わせマークを形成する第2の工
    程と、 前記第2の工程の後に行なう第3の工程とを備え、 前記第2の工程の位置合わせは、前記第1の工程で形成
    された前記XおよびYの両方向の第1の位置合わせマー
    クを基準に配列誤差とショット誤差とを算出して補正す
    ることにより行ない、 前記第3の工程の位置合わせは、前記第1の工程で形成
    された前記XおよびYの両方向の第1の位置合わせマー
    クを基準にショット誤差を算出して補正するとともに前
    記第2の工程で形成された前記XおよびY軸方向の第2
    の位置合わせマークのうち少なくとも一方向の第2の位
    置合わせマークを基準に配列誤差を算出して補正するこ
    とにより行なう、位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の工程の配列誤差の補正は、前
    記第1の工程で形成されたXおよびY軸方向の第1の位
    置合わせマークのうちのいずれか一方の方向の前記第1
    の位置合わせマークと、前記第2の工程で形成されたX
    およびY軸方向の第2の位置合わせマークのうちの前記
    第1の位置合わせマークの一方の方向とは異なる方向の
    前記第2の位置合わせマークとを基準に行なう、請求項
    1に記載の位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の工程に先立って行なわれ、前
    記X軸方向およびY軸方向の位置合わせマークを形成す
    る第4の工程をさらに含み、 前記第1の工程は、前記第4の工程で形成されるX軸方
    向およびY軸方向の位置合わせマークを基準に配列誤差
    およびショット誤差を補正することにより位置合わせを
    行なう、請求項2に記載の位置合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の工程の配列誤差の補正は、前
    記第2の工程で形成されるX軸方向およびY軸方向の第
    2の位置合わせマークを基準に行なう、請求項1に記載
    の位置合わせ方法。
  5. 【請求項5】 前記配列誤差は、 前記X軸方向へのずれであるXオフセット誤差と、 前記Y軸方向へのずれであるYオフセット誤差と、 前記X軸方向の伸縮によるずれであるX伸縮誤差と、 前記Y軸方向の伸縮によるずれであるY伸縮誤差と、 前記X軸の回転によるずれであるX回転誤差と、 前記Y軸の回転によるずれであるY回転誤差とを含み、 前記ショット誤差は、ショット回転誤差と倍率誤差とを
    含む、請求項1に記載の位置合わせ方法。
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