JPH1077188A - マンコンベア移動手摺の異常検出装置 - Google Patents

マンコンベア移動手摺の異常検出装置

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JPH1077188A
JPH1077188A JP23306296A JP23306296A JPH1077188A JP H1077188 A JPH1077188 A JP H1077188A JP 23306296 A JP23306296 A JP 23306296A JP 23306296 A JP23306296 A JP 23306296A JP H1077188 A JPH1077188 A JP H1077188A
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handrail
roller
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moving handrail
conveyor
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JP23306296A
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Yoshitaka Hisada
義孝 久田
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動手摺の内面に水等が浸入した場合に、直
ちに異常要因を検出してマンコンベアを自動停止させ、
他の関係装置への悪影響を確実に防止したマンコンベア
移動手摺の異常検出装置を得る。 【解決手段】 マンコンベアの移動手摺の内面に圧接さ
れて移動手摺の移動にともなって回転するローラと、ロ
ーラの外周表面に絶縁帯を介してほぼ等間隔に配設され
た導体からなる第1の検出片5と、ローラの外周表面に
絶縁帯を介して第1の検出片と交互関係となるように配
設された導体からなる第2の検出片5aと、第1および
第2の検出片間の電気抵抗値Rxの変化に応答して電圧
信号E2を出力する異常検出手段11と、電圧信号に応
答してマンコンベアの運転を停止させる駆動手段13と
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータ等
のマンコンベアの移動手摺内に水等が浸入した場合にマ
ンコンベアを自動的に停止させるマンコンベア移動手摺
の異常検出装置に関し、特に水等の浸入を速やかに検出
して関連装置への悪影響を確実に防止したマンコンベア
移動手摺の異常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋内に設置されたマンコンベア
(たとえば、エスカレータ)においては、マンコンベア
移動手摺(以下、単に「移動手摺」ともいう)の内面に
清掃用の水等が浸入すると、移動手摺とその案内部との
間の摩擦抵抗が増大し、移動手摺の駆動力が低下して走
行機能が損なわれる。
【0003】また、移動手摺内に水等が浸入すると、関
連装置に悪影響を与えるうえ、摩擦抵抗の増大により移
動手摺駆動用ローラがスリップして摩耗すると走行停止
してしまう。したがって、移動手摺内への水等の侵入を
常に検出し、異常検出時には、自動的にマンコンベアを
停止させる必要がある。
【0004】図5は従来のマンコンベア移動手摺の異常
検出装置の要部を示す断面図であり、ここでは、エスカ
レータ移動手摺の移動速度に基づいて水侵入等の異常検
出を行う場合を示している。以下、マンコンベアが一般
的なエスカレータの場合を例にとって説明する。
【0005】図5において、1はエスカレータの移動手
摺、14は移動手摺1の内面1aに回転可能に圧接され
た内面ローラ、15は移動手摺1の外面1bに回転可能
に圧接された外面ローラである。
【0006】内面ローラ14および外面ローラ15は、
乗客からは見えないエスカレータ装置の下部に配設され
ており、移動手摺1を内面1aおよび外面1bから挟み
込むことにより互いに逆方向に回転する。
【0007】16は内面ローラ14の回転軸14aに取
り付けられた内面符号板、17は外面ローラ15の回転
軸15aに取り付けられた外面符号板、18は内面符号
板16の外周部に対向配置された内面速度センサ、19
は外面符号板17の外周部に対向配置された外面速度セ
ンサである。
【0008】フォトカプラ等からなる各速度センサ18
および19は、各符号板16および17の回転速度を検
出し、速度検出信号を各信号引出線18aおよび19a
を介してエスカレータ制御盤(図示せず)に出力する。
【0009】次に、図5に示した従来のエスカレータ
(マンコンベア)移動手摺の異常検出装置の動作につい
て説明する。まず、エスカレータが運転されると、移動
手摺1の移動速度に応じて内面ローラ14および外面ロ
ーラ15が回転し、各ローラ14および15と一体の各
符号板16および17が回転する。
【0010】これにより、各符号板16および17に対
向配置された各速度センサ18および19から、移動手
摺1の移動速度に応じた速度検出信号が生成される。速
度検出信号は、信号引出線18aおよび19aを介して
マイクロコンピュータからなるエスカレータ制御盤に入
力され、移動手摺1の移動速度の演算に用いられる。
【0011】一般に、移動手摺1内に水等が浸入する
と、移動手摺1と移動手摺1を案内するレール(図示せ
ず)との間の摩擦抵抗が通常状態よりも増加するので、
移動手摺1の移動速度は通常状態より低下する。
【0012】したがって、エスカレータ制御盤は、速度
検出信号から演算される移動手摺1の移動速度が一定速
度以下になると、移動手摺1内に水侵入等の異常が発生
したものと判断し、関連装置に悪影響を与えないように
エスカレータを自動的に停止させる。
【0013】しかしながら、水等が浸入した場合の移動
手摺1および案内レール間の摩擦抵抗は通常状態から緩
やかに増加し、移動手摺1の移動速度は緩やかに低下す
るので、異常検出してエスカレータを停止させるまでの
時間が結果的に長くなってしまい、関連装置に悪影響を
与えるおそれがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のマンコンベア移
動手摺の異常検出装置は以上のように、異常要因を直接
検出するのではなく、移動手摺1の移動速度の変化に基
づいて異常を検出しているので、異常検出してエスカレ
ータを停止させるまでに時間がかかり、関連装置への悪
影響を確実に防止することができないという問題点があ
った。
【0015】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、移動手摺の内面に浸入した水等
の異常要因を直接検出することにより、エスカレータを
速やかに停止させて関連装置への悪影響を確実に防止す
ることのできるマンコンベア移動手摺の異常検出装置を
得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るマンコンベア移動手摺の異常検出装置は、マンコンベ
アの移動手摺の内面に圧接されて移動手摺の移動にとも
なって回転するローラと、ローラの外周表面に絶縁帯を
介してほぼ等間隔に配設された導体からなる第1の検出
片と、ローラの外周表面に絶縁帯を介して第1の検出片
と交互関係となるように配設された導体からなる第2の
検出片と、第1および第2の検出片間の電気抵抗値の変
化に応答して電圧信号を出力する異常検出手段と、電圧
信号に応答してマンコンベアの運転を停止させる駆動手
段とを備えたものである。
【0017】また、この発明の請求項2に係るマンコン
ベア移動手摺の異常検出装置は、請求項1において、第
1および第2の検出片の各幅および隣接間隔は、ローラ
の半径に対して十分に小さく設定され、隣接する第1お
よび第2の検出片は、移動手摺の内面に常に同時に接触
するものである。
【0018】また、この発明の請求項3に係るマンコン
ベア移動手摺の異常検出装置は、請求項1において、異
常検出手段は、電気抵抗値の低下に応答して電圧信号を
出力する比較回路からなり、駆動手段は、電圧信号に応
答してマンコンベアを停止させる電磁継電器からなるも
のである。
【0019】また、この発明の請求項4に係るマンコン
ベア移動手摺の異常検出装置は、請求項3において、比
較回路は、第1の検出片に第1の電圧を印加し、第2の
検出片からの第2の電圧を検出するとともに、第1およ
び第2の電圧を比較して電気抵抗値の低下を検出するも
のである。
【0020】また、この発明の請求項5に係るマンコン
ベア移動手摺の異常検出装置は、請求項4において、ロ
ーラを左右の側面から軸支する第1および第2の取付腕
と、各取付腕に個別に支持された第1および第2の集電
極とを備え、第1の検出片の一端は、ローラの一方の側
面の中心に延長されて第1の集電極に摺動接触され、第
2の検出片の一端は、ローラの他の側面の中心に延長さ
れて第2の集電極に摺動接触され、第1の電圧は、第1
の集電極を介して第1の検出片に印加され、第2の電圧
は、第2の検出片から第2の集電極を介して検出される
ものである。
【0021】また、この発明の請求項6に係るマンコン
ベア移動手摺の異常検出装置は、請求項1において、移
動手摺の内面に所定抵抗値の部材を均一に付着させたも
のである。
【0022】また、この発明の請求項7に係るマンコン
ベア移動手摺の異常検出装置は、請求項6において、異
常検出手段は、電気抵抗値の増大に応答して電圧信号を
出力する比較回路からなり、駆動手段は、電圧信号に応
答してマンコンベアを停止させる電磁継電器からなるも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1および図2はこの発明の実施の形態
1の駆動部を右側および左側から見た状態をそれぞれ示
す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1の回路構成
(エスカレータ制御盤)を示すブロック図、図4はこの
発明の実施の形態1をエスカレータに取り付た状態を示
す側面図である。各図において、1および1aは前述と
同様のものであり、ここでは、前述と同様にエスカレー
タ移動手摺の場合を例にとって説明する。
【0024】2は移動手摺1の内面1aに圧接されたロ
ーラであり、移動手摺1の移動速度に応じて回転する。
3はローラ2の左側面を軸支するための取付腕、3aは
ローラ2の右側面を軸支するための取付腕であり、取付
腕3および3aの各一端において、ローラ2を回転可能
に支持固定している。また、右側面用の取付腕3aの他
端は、左側面用の取付腕3に固定されている。
【0025】4はローラ2の内部および外周面上に配設
された樹脂等からなる絶縁帯、5は絶縁帯4の外周面上
にほぼ等間隔に配設された左側用の検出片、5aは絶縁
帯4の外周面上に検出片5と交互となるように配設され
た右側用の検出片である。各検出片5および5aは、導
電部材からなり、絶縁帯4と同一円周面を形成するよう
に配列されている。
【0026】左側用の検出片5は、ローラ2の左側面の
回転中心に向かって延長され(図2参照)、右側用の検
出片5aは、ローラ2の右側面の回転中心に向かって延
長されている(図1参照)。また、各検出片5および5
aは、ローラ2の半径に対して各幅が小さく設定される
とともに、絶縁帯4を介して互いに微小寸法で隣接され
ており、ローラ2の全周にわたってほぼ等間隔(移動手
摺1の内面1aに検出片5および5aが同時に接触可能
な距離)で数箇所に配設されている。
【0027】6は左側用の検出片5の延長端に摺動接触
する左側用の集電極(図2参照)、6aは右側用の検出
片5aの延長端に摺動接触する右側用の集電極(図1参
照)、7は左側用の集電極6を取付腕3に支持固定する
取付台(図2参照)、7aは右側用の集電極6aを取付
腕3aに支持固定する取付台(図1参照)である。
【0028】8はエスカレータ制御盤22(図3参照)
から左側用の集電極6に対して電圧Eoを印加するため
の信号引出線(図2参照)、8aは右側用の集電極6a
の電圧E1をエスカレータ制御盤22に入力するための
信号引出線(図1参照)である。右側用の集電極6aの
電圧E1は、検出片5および5a間で接触する移動手摺
1の内面1aの抵抗値に応じて決定する。
【0029】図3のブロック図において、5、6、5
a、6aは前述と同様のものであり、10〜13はエス
カレータ制御盤22内に設けられた電気回路である。R
xは各検出片5および5a間に形成される等価抵抗器で
あり、移動手摺1の内面1aの接触抵抗値に相当する。
【0030】10は装置全体に対して給電を行う電源回
路、11は等価抵抗器Rxの抵抗値変化から異常を判定
する比較回路、12は比較回路11の出力信号E2(判
定結果)を増幅する増幅器、13は増幅器12を介した
出力信号E3に応答してエスカレータを停止させる電磁
継電器である。比較回路11、増幅器12および電磁継
電器13は、電源回路10からの給電により動作する。
【0031】比較回路11は、集電極6を介して左側用
の検出片5に印加した電圧Eoと、集電極6aを介して
右側用の検出片5aから得られる電圧E1とを比較し、
等価抵抗器Rxの抵抗値変化に基づいて移動手摺1の内
面1aの異常(水侵入等)を判定する。比較回路11の
判定結果は、異常発生を示す電圧信号E2として増幅器
12に送出され、増幅された出力信号E3となって電磁
継電器13に印加される。
【0032】図4の側面図において、1〜3は前述と同
様のものであり、20はエスカレータの下部に配設され
たトラス、21はトラス20内に形成された機械室であ
る。エスカレータ制御盤22は、機械室21の近傍に配
設されている。
【0033】次に、図1〜図4を参照しながら、この発
明の実施の形態1の動作について説明する。まず、エス
カレータが運転されると、移動手摺1の移動にともなっ
て内面1aに圧接されたローラ2が回転する。これによ
り、ローラ2の表面上で絶縁帯4を介して隣接された検
出片5および5aは、内面1aの抵抗値に相当する等価
抵抗器Rxを介して電気的に接続される。
【0034】このとき、移動手摺1は絶縁材から構成さ
れているので、水等の侵入がなければ、等価抵抗器Rx
の抵抗値は非常に大きく、検出片5および5a間は実質
的に開放された状態にある。
【0035】したがって、通常のエスカレータ運転中に
おいては、移動手摺1の内面1aの等価抵抗器RXが高
抵抗値であるため、たとえば、左側の検出片5に電圧E
oを印加しても右側の検出片5aの電圧E1がグランド
レベルとなり、比較回路11の出力電圧E2がLレベル
となるので、電磁接触器13が動作せず、エスカレータ
は運転を継続する。
【0036】しかし、移動手摺1の内面1aに水等が浸
入すると、検出片5および5a間の等価抵抗器Rxの抵
抗値が低くなるので、この抵抗値の低下は、検出片5お
よび5aの電圧EoおよびE1として直ちに検出され
る。たとえば、検出片5(陽極)側の電圧Eoは分圧さ
れて降下し、検出片5a(グランド)側の電圧E1が接
地インピーダンスに応じた高電圧となる。
【0037】このとき、各電圧EoおよびE1は、集電
極6および6aから信号引出線8および8aを介して外
部に導出され、エスカレータ制御盤22に設けられた比
較回路11に入力される。
【0038】したがって、比較回路11の出力電圧E2
はハイレベルとなり、増幅回路12で増幅された電圧E
3となって、電磁継電器13を動作させる。この結果、
エスカレータは、速やかに自動停止され、関連装置への
悪影響を確実に防止することができる。
【0039】このように、移動手摺1の内面1aに水等
が浸入した場合、前述の摩擦抵抗の増大により移動手摺
1の走行が停止するが、内面1aの等価抵抗器Rxの抵
抗値の低下から水等の浸入を直ちに検出し、エスカレー
タを自動的に停止させることができる。
【0040】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、移動手摺1の内面1aに対する水等の侵入を検出す
る場合について説明したが、他の異常を検出するように
してもよい。たとえば、移動手摺1の内面1aに所定抵
抗値の材料を均一に付着させ、比較回路11の動作レベ
ルを抵抗値の増大に応答するように設定しておけば、移
動手摺1の亀裂等を自動的に検出して直ちにマンコンベ
アを停止させることもできる。
【0041】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、各検出片5および5aの幅および隣接間隔を、ロー
ラ2の半径に対して十分小さく設定し、移動手摺1の内
面1aに対して常に同時に接触するように構成したが、
各検出片5および5aの幅を比較的大きく設定し、内面
1aに対して周期的に同時接触するように構成してもよ
い。この場合、電磁継電器13は、比較回路11からの
パルス的な電圧信号E2に応答して停止信号を出力する
ことになる。
【0042】実施の形態4.さらに、上記実施の形態1
では、マンコンベアがエスカレータの場合について説明
したが、他のマンコンベアたとえば動く歩道等にも適用
可能なことは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、マンコンベアの移動手摺の内面に圧接されて移動手
摺の移動にともなって回転するローラと、ローラの外周
表面に絶縁帯を介してほぼ等間隔に配設された導体から
なる第1の検出片と、ローラの外周表面に絶縁帯を介し
て第1の検出片と交互関係となるように配設された導体
からなる第2の検出片と、第1および第2の検出片間の
電気抵抗値の変化に応答して電圧信号を出力する異常検
出手段と、電圧信号に応答してマンコンベアの運転を停
止させる駆動手段とを設けたので、移動手摺の内面に水
等が浸入した場合に、直ちに異常要因を検出してマンコ
ンベアを自動停止させ、他の関係装置への悪影響を確実
に防止したマンコンベア移動手摺の異常検出装置が得ら
れる効果がある。
【0044】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、第1および第2の検出片の各幅および隣
接間隔をローラの半径に対して十分に小さく設定し、隣
接する第1および第2の検出片が移動手摺の内面に常に
同時に接触するようにしたので、移動手摺の内面に水等
が浸入した場合に、直ちに異常要因を検出してマンコン
ベアを自動停止させ、他の関係装置への悪影響を確実に
防止したマンコンベア移動手摺の異常検出装置が得られ
る効果がある。
【0045】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、異常検出手段は、電気抵抗値の低下に応
答して電圧信号を出力する比較回路からなり、駆動手段
は、電圧信号に応答してマンコンベアを停止させる電磁
継電器からなるので、移動手摺の内面に水等が浸入した
場合に、水等の侵入による電気抵抗値の低下を直ちに検
出してマンコンベアを自動停止させ、他の関係装置への
悪影響を確実に防止したマンコンベア移動手摺の異常検
出装置が得られる効果がある。
【0046】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、比較回路は、第1の検出片に第1の電圧
を印加し、第2の検出片からの第2の電圧を検出すると
ともに、第1および第2の電圧を比較して電気抵抗値の
低下を検出するようにしたので、移動手摺の内面に水等
が浸入した場合に、水等の侵入による電気抵抗値の低下
を直ちに検出してマンコンベアを自動停止させ、他の関
係装置への悪影響を確実に防止したマンコンベア移動手
摺の異常検出装置が得られる効果がある。
【0047】また、この発明の請求項5によれば、請求
項4において、ローラを左右の側面から軸支する第1お
よび第2の取付腕と、各取付腕に個別に支持された第1
および第2の集電極とを備え、第1の検出片の一端は、
ローラの一方の側面の中心に延長されて第1の集電極に
摺動接触され、第2の検出片の一端は、ローラの他の側
面の中心に延長されて第2の集電極に摺動接触され、第
1の電圧は、第1の集電極を介して第1の検出片に印加
され、第2の電圧は、第2の集電極を介して第2の検出
片に印加されるようにしたので、移動手摺の内面に水等
が浸入した場合に、水等の侵入による電気抵抗値の低下
を直ちに検出してマンコンベアを自動停止させ、他の関
係装置への悪影響を確実に防止したマンコンベア移動手
摺の異常検出装置が得られる効果がある。
【0048】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1において、移動手摺の内面に所定抵抗値の部材を均
一に付着させたので、移動手摺の内面の電気抵抗値の異
常を直ちに検出してマンコンベアを自動停止させ、他の
関係装置への悪影響を確実に防止したマンコンベア移動
手摺の異常検出装置が得られる効果がある。
【0049】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、異常検出手段は、電気抵抗値の増大に応
答して電圧信号を出力する比較回路からなり、駆動手段
は、電圧信号に応答してマンコンベアを停止させる電磁
継電器からなるので、移動手摺の内面に亀裂等が発生し
た場合に、移動手摺の内面の電気抵抗値の増大を直ちに
検出してマンコンベアを自動停止させ、他の関係装置へ
の悪影響を確実に防止したマンコンベア移動手摺の異常
検出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の要部を右側面から
見た状態を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の要部を左側面から
見た状態を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1をエスカレータに組
み込んだ状態を示す側面図である。
【図5】 従来のマンコンベア移動手摺の異常検出装置
の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 移動手摺、1a 移動手摺の内面、2 ローラ、
3、3a 取付腕、4絶縁帯、5、5a 検出片、6、
6a 集電極、11 比較回路、13 電磁継電器、R
X 等価抵抗器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンコンベアの移動手摺の内面に圧接さ
    れて前記移動手摺の移動にともなって回転するローラ
    と、 前記ローラの外周表面に絶縁帯を介してほぼ等間隔に配
    設された導体からなる第1の検出片と、 前記ローラの外周表面に前記絶縁帯を介して前記第1の
    検出片と交互関係となるように配設された導体からなる
    第2の検出片と、 前記第1および第2の検出片間の電気抵抗値の変化に応
    答して電圧信号を出力する異常検出手段と、 前記電圧信号に応答して前記マンコンベアの運転を停止
    させる駆動手段とを備えたマンコンベア移動手摺の異常
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の検出片の各幅およ
    び隣接間隔は、前記ローラの半径に対して十分に小さく
    設定され、 隣接する前記第1および第2の検出片は、前記移動手摺
    の内面に常に同時に接触することを特徴とする請求項1
    に記載のマンコンベア移動手摺の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段は、前記電気抵抗値の
    低下に応答して前記電圧信号を出力する比較回路からな
    り、 前記駆動手段は、前記電圧信号に応答して前記マンコン
    ベアを停止させる電磁継電器からなることを特徴とする
    請求項1に記載のマンコンベア移動手摺の異常検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記比較回路は、 前記第1の検出片に第1の電圧を印加し、 前記第2の検出片からの第2の電圧を検出するととも
    に、 前記第1および第2の電圧を比較して前記電気抵抗値の
    低下を検出することを特徴とする請求項3に記載のマン
    コンベア移動手摺の異常検出装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラを左右の側面から軸支する第
    1および第2の取付腕と、前記各取付腕に個別に支持さ
    れた第1および第2の集電極とを備え、 前記第1の検出片の一端は、前記ローラの一方の側面の
    中心に延長されて前記第1の集電極に摺動接触され、 前記第2の検出片の一端は、前記ローラの他の側面の中
    心に延長されて前記第2の集電極に摺動接触され、 前記第1の電圧は、前記第1の集電極を介して前記第1
    の検出片に印加され、 前記第2の電圧は、前記第2の検出片から前記第2の集
    電極を介して検出されることを特徴とする請求項4に記
    載のマンコンベア移動手摺の異常検出装置。
  6. 【請求項6】 前記移動手摺の内面に所定抵抗値の部材
    を均一に付着させたことを特徴とする請求項1に記載の
    マンコンベア移動手摺の異常検出装置。
  7. 【請求項7】 前記異常検出手段は、前記電気抵抗値の
    増大に応答して前記電圧信号を出力する比較回路からな
    り、 前記駆動手段は、前記電圧信号に応答して前記マンコン
    ベアを停止させる電磁継電器からなることを特徴とする
    請求項6に記載のマンコンベア移動手摺の異常検出装
    置。
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