JPH1076190A - 回転霧化頭型塗装機 - Google Patents

回転霧化頭型塗装機

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JPH1076190A
JPH1076190A JP8255539A JP25553996A JPH1076190A JP H1076190 A JPH1076190 A JP H1076190A JP 8255539 A JP8255539 A JP 8255539A JP 25553996 A JP25553996 A JP 25553996A JP H1076190 A JPH1076190 A JP H1076190A
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JP
Japan
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atomizing head
rotary atomizing
air
paint
shaping air
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JP8255539A
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Masatoshi Kon
将俊 近
Shogo Ikeda
正吾 池田
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ABB Industry KK
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ABB Industry KK
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Publication date
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    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料を確実に微粒化して、塗装面を良好に仕
上げる。 【解決手段】 各エア噴出孔26を、その噴出側開口2
6Aが回転霧化頭19の回転方向と逆方向となる矢示B
方向に向けて開口するように傾けると共に、その噴出側
開口26Aを回転霧化頭19の回転中心側に傾ける構成
としている。従って、各エア噴出孔26から噴出される
シェーピングエアは、噴出側開口26A側が回転霧化頭
19の回転中心側に傾いた分だけ回転霧化頭19から接
線方向に飛行してくる塗料の液糸に正面から対向して衝
突する。これにより、シェーピングエアのエネルギの多
くを塗料の液糸に作用させ、塗料を微粒化して塗装仕上
りを良好にすることができる。また、シェーピングエア
リング21を大径化することができ、回転霧化頭19を
回転軸に取付けた状態でシェーピングエアリング21を
着脱できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体等の被塗物を塗装するのに用いて好適な回転霧化頭型
塗装機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体等の被塗物を塗装
する塗装機としては、回転霧化頭型塗装機が広く用いら
れている。そして、この回転霧化頭型塗装機は、エアモ
ータを内蔵した塗装機カバーと、該塗装機カバーの先端
側で該エアモータによって回転せしめられることによ
り、塗料放出端縁から塗料を放出する回転霧化頭と、該
回転霧化頭の外周側に位置して前記塗装機カバーに設け
られたシェーピングエアリングと、該シェーピングエア
リングに形成され、前記回転霧化頭の塗料放出端縁近傍
に向けてシェーピングエアを噴出する複数のエア噴出孔
とから大略構成されている。
【0003】また、このように構成された回転霧化頭型
塗装機では、前記各エア噴出孔を前記回転霧化頭の回転
方向と同方向または逆方向に向くように傾けて配設した
ものがある。このうち噴出側開口が回転霧化頭の回転方
向と逆方向に向くように各エア噴出孔を傾けたものは、
例えば特開平3−101858号公報によって知られて
いる。
【0004】そこで、図7ないし図9に従来技術による
回転霧化頭として、噴出側開口が回転霧化頭の回転方向
と逆方向に向くように傾けられた各エア噴出孔を有する
回転霧化頭型塗装機を示す。
【0005】図中、1は段付の円筒状に形成された塗装
機カバーで、該塗装機カバー1にはエアモータ(図示せ
ず)が内蔵されている。また、塗装機カバー1の先端側
には後述の回転霧化頭2等が設けられ、基端側はレシプ
ロケータ、塗装用ロボット(いずれも図示せず)等に取
付けられている。
【0006】2は塗装機カバー1の先端側に位置してエ
アモータの回転軸(図示せず)に取付けられた回転霧化
頭で、該回転霧化頭2は前方に向けて拡開するベル形状
をなし、その外周縁は塗料を液糸として放出する塗料放
出端縁2Aとなっている。そして、回転霧化頭2は、図
8に示すように、前記エアモータによって矢示A方向に
高速回転されることにより、供給される塗料を遠心力に
よって塗料放出端縁2Aから液糸として放出するもので
ある。
【0007】3は回転霧化頭2の外周側後方に位置して
塗装機カバー1の先端側に設けられた円筒状のシェーピ
ングエアリングで、該シェーピングエアリング3には、
その内部に環状のチャンバ室(図示せず)が設けられ、
先端側には該チャンバ室に連通して複数のエア噴出孔
4,4,…が形成されている。そして、シェーピングエ
アリング3は、圧気源(図示せず)から供給されるエア
をシェーピングエアとして前記各エア噴出孔4から回転
霧化頭2の塗料放出端縁2A近傍に向けて噴出する。こ
れにより、シェーピングエアリング3は回転霧化頭2か
ら放出される塗料の液糸を剪断して微粒化すると共に、
この微粒化された塗料の噴霧パターンの整形を行なうも
のである。
【0008】ここで、前記各エア噴出孔4は、その噴出
側開口を回転霧化頭2の回転方向である矢示A方向と逆
方向の矢示B方向に傾けて形成している。これにより、
各エア噴出孔4は、図9に示す如く、シェーピングエア
を回転霧化頭2の塗料放出端縁2Aから液糸として放出
される塗料に対向するように衝突させている。
【0009】そして、このように構成された回転霧化頭
型塗装機は、エアモータによって回転霧化頭2を高速回
転させ、この状態で該回転霧化頭2に塗料を供給する。
これにより、回転霧化頭2に供給された塗料は、該回転
霧化頭2が回転するときの遠心力によって塗料放出端縁
2Aから液糸として放出される。このときには、塗料の
液糸は各エア噴出孔4から噴出するシェーピングエアで
剪断されて微粒化されつつ、所望の噴霧パターンにパタ
ーン整形された状態で被塗物に向け飛行し、該被塗物に
塗着される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による回転霧化頭型塗装機では、各エア噴出孔4
を、その噴出側開口が回転霧化頭2の回転方向(矢示A
方向)と逆方向の矢示B方向に向くように傾けている。
これにより、シェーピングエアを前方に向けて真直に噴
出した場合と比較し、回転霧化頭2から放出される塗料
の液糸にシェーピングエアを対向するように衝突させて
いる。
【0011】しかし、各エア噴出孔4を回転霧化頭2の
回転方向(矢示A方向)と逆方向に傾けただけでは、シ
ェーピングエアの噴出方向の設定範囲に限界があり、シ
ェーピングエアの噴出方向を回転霧化頭2から放出され
て飛行する塗料に効果的に対向させることができない。
このため、図9に示すように、シェーピングエアが有す
るエネルギEのうち、放出された塗料に作用するのはエ
ネルギE1 だけとなってしまう。この結果、回転霧化頭
2から放出された塗料をシェーピングエアで効果的に微
粒化することができず、塗装面の仕上り状態を向上する
ことができないという問題がある。このため、例えば、
メタリック塗料を塗装する場合においては、明暗度(I
ntensty Value:IV値)を向上すること
ができないという問題がある。
【0012】そこで、回転霧化頭2から放出される塗料
を効果的に微粒化するために、多量のシェーピングエア
を噴霧することが考えられる。しかし、この場合には、
各エア噴出孔4に多量のエアを供給するために大きなエ
アチャンバが必要となるから、この大きなエアチャンバ
を設けることにより塗装機が大型化するという問題が生
じる。
【0013】さらに、シェーピングエアを多量に使用す
ることにより、エアを供給するためのエアコンプレッサ
(図示せず)等が大型化し、エア供給に伴うランニング
コスト等が増大するという問題がある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、塗料を確実に微粒化して、塗装面を良好
に仕上げることができるようにした回転霧化頭型塗装機
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による回転霧化頭型塗装機は、
エアモータを内蔵した塗装機カバーと、該塗装機カバー
の先端側で該エアモータによって回転せしめられること
により、塗料放出端縁から塗料を放出する回転霧化頭
と、該回転霧化頭の外周側に位置して前記塗装機カバー
に設けられたシェーピングエアリングと、該シェーピン
グエアリングに形成され、前記回転霧化頭の塗料放出端
縁近傍に向けてシェーピングエアを噴出する複数のエア
噴出孔とからなる。
【0016】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記各エア噴出孔は、その噴出側開口を前記回
転霧化頭の回転方向と逆方向に傾け、かつ噴出側開口を
前記回転霧化頭の回転中心側に傾けたことにある。
【0017】このように構成したことにより、各エア噴
出孔の噴出側開口から噴出するシェーピングエアは、回
転霧化頭から放出される塗料に対向するように供給され
るから、シェーピングエアのエネルギの多くを液糸を剪
断して微粒化するのに用いることができ、塗料を確実に
微粒化することができる。また、シェーピングエアのエ
ネルギの多くを作用させることができるから、少量のシ
ェーピングエアによって塗料の微粒化、噴霧パターンの
整形を行なうことができる。
【0018】請求項2の発明は、前記シェーピングエア
リングは、その最小内径寸法を前記回転霧化頭の最大外
径寸法よりも大きく設定したことにある。
【0019】これにより、回転霧化頭をエアモータの回
転軸に取付けたままの状態で、シェーピングエアリング
を塗装機カバーに着脱することができ、シェーピングエ
アリングを取外した状態では、回転霧化頭をエアモータ
の回転軸から容易に取外すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭型塗装機を添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0021】図中、11は回転霧化頭型塗装機の外形を
なす有底円筒状の塗装機カバーを示し、該塗装機カバー
11の内周側はモータ収容部12となっている。また、
塗装機カバー11は、その基端側がレシプロケータ、塗
装用ロボット(いずれも図示せず)等に取付けられてい
る。さらに、塗装機カバー11の先端外周側には、後述
するシェーピングエアリング21の嵌合筒部21Aが嵌
合される環状のリング取付溝13を挟んで外筒14と内
筒15とが形成され、該外筒14、内筒15の内周側に
はねじ部14A,15Aが刻設されている。
【0022】16は塗装機カバー11のモータ収容部1
2内に収容されたエアモータ、17は該エアモータ16
に軸方向に挿通された中空の回転軸で、該回転軸17は
エア軸受(図示せず)を介して高速回転可能に支持され
ている。また、回転軸17の基端側はエアタービン(図
示せず)に固着され、先端側は該エアモータ16から突
出している。
【0023】18はモータ収容部12の開口側に設けら
れたモータ固定リングで、該モータ固定リング18の外
周面にはねじ部18Aが刻設されている。そして、モー
タ固定リング18は、ねじ部18Aを塗装機カバー11
の内筒15に刻設されたねじ部15Aに螺着させること
により、エアモータ16をモータ収容部12内に固定す
るものである。
【0024】19は回転軸17の先端側に取付けられた
ベル型の回転霧化頭で、該回転霧化頭19は先端側に向
けて拡開するように形成されている。また、回転霧化頭
19の基端側は回転軸17の先端に螺着される取付部1
9Aとなり、先端側となる前面側は塗料平滑化面19B
となっている。さらに、塗料平滑化面19Bの外周は平
滑化された塗料を液糸として放出する塗料放出端縁19
Cとなっている。
【0025】20は回転軸17内に挿通され、回転霧化
頭19に向けて塗料またはシンナを吐出するフィードチ
ューブで、該フィードチューブ20は、基端側が回転軸
17から突出してエアモータ16に固定されている。ま
た、フィードチューブ20の先端側は回転軸17から突
出し、回転霧化頭19内に延在している。
【0026】21は塗装機カバー11の先端側に着脱可
能に取付けられた円筒状のシェーピングエアリングを示
し、該シェーピングエアリング21の基端側には、塗装
機カバー11のリング取付溝13内に嵌合する薄肉な嵌
合筒部21Aが形成されている。また、シェーピングエ
アリング21には、嵌合筒部21Aの外周面に位置して
外筒14のねじ部14Aに螺着するねじ部21Bが刻設
されている。さらに、シェーピングエアリング21には
後述する各エア噴出孔26が先端面21Cに開口して設
けられている。
【0027】そして、前記嵌合筒部21Aはリング取付
溝13内に嵌合して環状通路22を画成するもので、該
環状通路22はエア供給通路23等を介してエアタンク
等の圧気源(図示せず)に接続されている。ここで、シ
ェーピングエアリング21は、後述する理由によってそ
の最小内径寸法dが回転霧化頭19の最大外径寸法Dよ
りも径方向寸法δだけ大きくなっており、これによって
回転霧化頭19が回転軸17に取付けられた状態でも、
塗装機カバー11に対して着脱可能な構成となってい
る。
【0028】24,24,…はシェーピングエアリング
21に形成された複数本のエア通路、25は該各エア通
路24に連通して形成された環状のエアチャンバで、該
エアチャンバ25は、エア供給通路23、環状通路2
2、各エア通路24を介して供給されるエアを一時的に
蓄えることにより、各エア噴出孔26に均等にエアを供
給するものである。
【0029】26,26,…はシェーピングエアリング
21の先端側に設けられた複数本のエア噴出孔で、該各
エア噴出孔26は、図2に示す如く、円環状のシェーピ
ングエアリング21と同心のピッチ円C上に等間隔で配
設されている。また、各エア噴出孔26は上流側がエア
チャンバ25に連通し、下流側がシェーピングエアリン
グ21の先端面21Cに開口して噴出側開口26Aとな
っている。
【0030】ここで、前記各エア噴出孔26は、図3に
示す如く、その噴出側開口26Aが回転霧化頭19の回
転方向(矢示A方向)と逆方向となる矢示B方向に向け
て開口している。即ち、回転軸17の軸線と平行に配設
された軸線O−Oに対して角度αをもって傾いている。
さらに、各エア噴出孔26は、図2に示す如く、その噴
出側開口26A側が回転霧化頭19の回転中心側(回転
軸17の軸中心側)に傾いている。即ち、各エア噴出孔
26は、該各エア噴出孔26が開口した部位でピッチ円
Cに接する接線F−Fに対し角度βをもって径方向外側
に傾いている。なお、各エア噴出孔26の傾き角度α
は、例えば10度〜70度の間、好ましくは45度に設
定されている。また、傾き角度βは、例えば1度〜45
度の間、好ましくは5度12分に設定されている。
【0031】そして、このような傾きをもった各エア噴
出孔26は、その噴出側開口26Aから噴出するシェー
ピングエアを、図4、図5に示すように螺旋状に形成す
る。また、このシェーピングエアは、各エア噴出孔26
が形成されたピッチ円Cから漸次縮径するように噴出す
る。これにより、このシェーピングエアは、回転霧化頭
19の塗料放出端縁19C近傍で最も縮径された後、漸
次拡径するように流れる。
【0032】従って、各エア噴出孔26から噴出したシ
ェーピングエアは、図6に示す如く、二点鎖線で示した
従来技術によるシェーピングエアの噴出方向よりも内側
に向けて噴出する。これにより、シェーピングエアは、
回転霧化頭19から放出される塗料に対向するように衝
突するから、シェーピングエアの有するエネルギEのう
ち、多くのエネルギE2 を放出された塗料の液糸を微粒
化するために作用させることができる。
【0033】しかも、シェーピングエアと放出された塗
料が衝突する位置を実施例と従来技術とで同一の円弧上
に設定した場合には、シェーピングエアが内向きに噴出
する分だけ実施例によるエア噴出孔26を径方向外側寄
りに配設することになる。このことから、シェーピング
エアリング21の大径化が可能となり、回転霧化頭19
の最大外径寸法Dよりもシェーピングエアリング21の
最小内径寸法dを径方向寸法δだけ大きくすることがで
きる。
【0034】本実施例による回転霧化頭型塗装機は上述
の如き構成を有するもので、次に、その作動について説
明する。
【0035】まず、例えば車体等の被塗物に塗装を行な
う場合には、エアモータ16によって回転軸17と共に
回転霧化頭19を高速回転し、この状態でフィードチュ
ーブ20から回転霧化頭19に向けて塗料を供給する。
これにより、回転霧化頭19に吐出された塗料は、遠心
力によって塗料平滑化面19Bに乗移り、塗料放出端縁
19Cから液糸として放出される。そして、回転霧化頭
19から放出された塗料は、エア供給通路23、環状通
路22、各エア通路24、エアチャンバ25を介して各
エア噴出孔26から噴出するシェーピングエアによって
剪断されて微粒化しつつ、所望の噴霧パターンに整形さ
れる。このときには、微粒化された塗料は、例えば外部
電極(図示せず)によって高電圧に帯電し、アース電位
にある被塗物に向けて形成された静電界に沿って飛行
し、該被塗物に塗着する。
【0036】また、この塗装時において、各エア噴出孔
26の噴出側開口26Aを回転霧化頭19の回転方向と
逆方向となる矢示B方向に向け傾けて開口させると共に
回転霧化頭19の回転中心側に傾くように開口させてい
る。このため、回転霧化頭19の塗料放出端縁19Cか
ら接線方向に飛行してくる塗料にシェーピングエアを対
向するように衝突させることができるから、シェーピン
グエアのエネルギEのうち多くのエネルギE2 を塗料に
作用させることができ、塗料の微粒化をより一層促進す
ることができる。
【0037】一方、各エア噴出孔26の噴出側開口26
Aを回転霧化頭19の回転中心側に向けて開口させるこ
とにより、該各エア噴出孔26を回転霧化頭19から径
方向外側に離間した位置に配設でき、シェーピングエア
リング21を大径化することができる。このため、シェ
ーピングエアリング21の最小内径寸法dを回転霧化頭
19の最大外径寸法Dよりも径方向寸法δだけ大きくす
ることができる。これにより、回転霧化頭19を回転軸
17に取付けたままの状態で、シェーピングエアリング
21を塗装機カバー11に容易に着脱できる。
【0038】また、回転霧化頭19を回転軸17に着脱
する場合には、シェーピングエアリング21を取外し、
回転軸17の回転をスパナ等の工具で規制した状態で、
回転霧化頭19を回転させることにより容易に着脱する
ことができる。
【0039】かくして、本実施例によれば、各エア噴出
孔26から噴出するシェーピングエアを回転霧化頭19
から放出される塗料に正面側から対向するように衝突さ
せることができる。これにより、シェーピングエアによ
る塗料の微粒化を促進することができ、例えば、メタリ
ック塗料を塗装する場合において明暗度(IV値)を向
上することができる。この結果、塗装面の仕上りを良好
にすることができ、当該回転霧化頭型塗装機の塗装性能
を向上することができる。
【0040】また、シェーピングエアによる塗料の微粒
化を促進できるから、少量のシェーピングエアで塗料の
微粒化やパターン整形を行なうことができる。従って、
エアチャンバ25を小型化することができ、当該回転霧
化頭型塗装機を小型化することができる。また、エアの
使用量が少なくなるから、エアコンプレッサ等を小型化
することができ、ランニングコストを低減することがで
きる。
【0041】さらに、各エア噴出孔26の噴出側開口2
6Aを回転霧化頭19の回転中心側に向けて開口させる
ことにより、シェーピングエアリング21の最小内径寸
法dを回転霧化頭19の最大外径寸法Dよりも径方向寸
法δだけ大きくすることができる。これにより、回転霧
化頭19を回転軸17に取付けたままの状態で、シェー
ピングエアリング21を塗装機カバー11に容易に着脱
することができ、シェーピングエアリング21の清掃作
業や交換作業時の作業性を向上することができる。
【0042】しかも、塗装機全体の清掃や修理等で回転
霧化頭19を着脱する場合には、シェーピングエアリン
グ21を取外した状態で、回転軸17の回転をスパナ等
の工具で規制することにより、回転霧化頭19を容易に
着脱することができる。これにより、例えばシェーピン
グエアリング21にスパナ等の工具を回転軸17に向け
て挿通させる開口部等を設ける必要がなく、該シェーピ
ングエアリング21の形状を簡略化することができる。
【0043】さらに、本実施例では、塗装機カバー11
に対して着脱可能なシェーピングエアリング21に各エ
ア噴出孔26を設けている。従って、例えばシェーピン
グエアリング21を複数種類用意し、該各シェーピング
エアリング21毎に孔径、個数、傾斜角度等が異なる各
エア噴出孔26を適宜形成する。これにより、塗装する
塗料が変更されて塗料の特性が変化した場合には、シェ
ーピングエアリング21を交換することで塗料に応じた
シェーピングエアを容易に選択することができ、設定変
更作業を容易に行なうことができる。
【0044】なお、前記実施例では、回転霧化頭19か
ら放出された塗料を外部電極によって高電圧に帯電させ
た場合を例示したが、これに替えて、例えば塗装機カバ
ー内に高電圧発生装置を内蔵し、回転軸、フィードチュ
ーブ等を介して直接的に塗料を高電圧に帯電させるよう
にしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、各エア噴出孔を、その噴出側開口が回転霧化頭の
回転方向と逆方向に傾き、かつ噴出側開口が回転霧化頭
の回転中心側に傾くように構成しているから、各エア噴
出孔の噴出側開口から噴出するシェーピングエアを、回
転霧化頭から放出される塗料に対向して供給することが
できる。従って、シェーピングエアのエネルギのうち多
くのエネルギを塗料の液糸を剪断して微粒化するのに用
いることができ、塗料を確実に微粒化することができ
る。これにより、シェーピングエアによる塗料の微粒化
を促進することができ、例えばメタリック塗料を塗装し
た場合には明暗度(IV値)を向上することができ、塗
装面の仕上りを良好にして、当該回転霧化頭型塗装機の
塗装性能を向上することができる。
【0046】また、シェーピングエアのエネルギを効率
よく作用させることができるから、少量のシェーピング
エアによって塗料の微粒化、噴霧パターンの整形を行な
うことができる。この結果、各エア噴出孔にエアを供給
するためのエアチャンバ等を小型化することができ、当
該回転霧化頭型塗装機を小型化することができる。ま
た、エアの使用量を少なくすることができるから、エア
コンプレッサ等を小型化することができ、エアを供給す
るためのランニングコストを低減することができる。
【0047】請求項2の発明によれば、シェーピングエ
アリングの最小内径寸法を回転霧化頭の最大外径寸法よ
りも大きくすることにより、回転霧化頭をエアモータの
回転軸に取付けたままの状態で、シェーピングエアリン
グを塗装機カバーに容易に着脱することができるから、
シェーピングエアリングの清掃作業や交換作業の作業性
を向上することができる。しかも、塗装機全体の清掃や
修理等で回転霧化頭を着脱する場合には、シェーピング
エアリングを取外した状態で、回転軸の回転をスパナ等
の工具で規制する。これにより、回転霧化頭を容易に着
脱することができるから、例えばシェーピングエアリン
グに工具を回転軸に向けて挿通させる開口部等を設ける
必要がなく、シェーピングエアリングの形状を簡略化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による回転霧化頭型塗装機の要
部を示す一部破断の側面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向から示す要部拡大の正
面図である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向から示す断面図で
ある。
【図4】各エア噴出孔から噴出されるシェーピングエア
の軌跡を示す側面図である。
【図5】各エア噴出孔から噴出されるシェーピングエア
の軌跡を回転霧化頭の前方から示す正面図である。
【図6】回転霧化頭から放出された塗料の液糸に対する
シェーピングエアの噴出方向を示す要部拡大の正面図で
ある。
【図7】従来技術による回転霧化頭型塗装機について、
各エア噴出孔から噴出されるシェーピングエアの軌跡を
示す側面図である。
【図8】各エア噴出孔から噴出されるシェーピングエア
の軌跡を回転霧化頭の前方から示す正面図である。
【図9】回転霧化頭から放出された塗料の液糸に対する
シェーピングエアの噴出方向を示す要部拡大の正面図で
ある。
【符号の説明】
11 塗装機カバー 16 エアモータ 17 回転軸 19 回転霧化頭 19C 塗料放出端縁 21 シェーピングエアリング 26 エア噴出孔 26A 噴出側開口 α,β 傾き角度 D 回転霧化頭の最大外径寸法 d シェーピングエアリングの最小内径寸法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアモータを内蔵した塗装機カバーと、
    該塗装機カバーの先端側で該エアモータによって回転せ
    しめられることにより、塗料放出端縁から塗料を放出す
    る回転霧化頭と、該回転霧化頭の外周側に位置して前記
    塗装機カバーに設けられたシェーピングエアリングと、
    該シェーピングエアリングに形成され、前記回転霧化頭
    の塗料放出端縁近傍に向けてシェーピングエアを噴出す
    る複数のエア噴出孔とからなる回転霧化頭型塗装機にお
    いて、前記各エア噴出孔は、その噴出側開口を前記回転
    霧化頭の回転方向と逆方向に傾け、かつ噴出側開口を前
    記回転霧化頭の回転中心側に傾ける構成としたことを特
    徴とする回転霧化頭型塗装機。
  2. 【請求項2】 前記シェーピングエアリングは、その最
    小内径寸法を前記回転霧化頭の最大外径寸法よりも大き
    く設定してなる請求項1に記載の回転霧化頭型塗装機。
JP8255539A 1996-09-05 1996-09-05 回転霧化頭型塗装機 Pending JPH1076190A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044527A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-17 Ransburg Industrial Finishing K.K. Appareil de revêtement rotatif électrostatique
US9314806B2 (en) 2007-06-13 2016-04-19 Sames Technologies Rotary sprayer for spraying a coating material, and an installation including such a sprayer

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WO2008044527A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-17 Ransburg Industrial Finishing K.K. Appareil de revêtement rotatif électrostatique
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