JPH107525A - ファンデーション - Google Patents

ファンデーション

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JPH107525A
JPH107525A JP18158196A JP18158196A JPH107525A JP H107525 A JPH107525 A JP H107525A JP 18158196 A JP18158196 A JP 18158196A JP 18158196 A JP18158196 A JP 18158196A JP H107525 A JPH107525 A JP H107525A
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JP
Japan
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foundation
weight
iron oxide
skin
treated
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JP18158196A
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English (en)
Inventor
Tomoko Ikeda
智子 池田
Yukio Murui
行男 無類井
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素肌感や透明感を失うことなく毛穴を隠し、
肌のくすみを防ぐことのできるファンデーションを提供
する。 【解決手段】 酸化チタン0〜5.0重量%、微粒子酸
化チタン0〜10.0重量%、顔料粉末0〜0.5重量
%、酸化チタン類および顔料以外の球状粉末7.0〜9
0.0重量%を含み、このファンデーションを腕部に
0.3g/25cm2塗布して測色した時の分光反射率
を(A)、ファンデーションを塗布しないで測色した時
の分光反射率を(B)とした時、波長400〜700m
mにおいて常に(A)−(B)>0であるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファンデーションに
関し、さらに詳しくは素肌感や透明感を失うことなく毛
穴を隠し、肌のくすみを防ぐことのできるファンデーシ
ョンに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
のファンデーションは肌の上に自分の肌色に近い色をの
せることによって、シミ、ソバカス、色ムラ、にきび跡
などを隠すという仕上げ方法が採用されていた。しか
し、このようなファンデーションはカバー力のみに頼っ
ており、頬の色も額の色もすべて同じ色でカバーされる
ことになり、本来の人間の肌にある頬の赤みや透きとお
ったような白い肌の特徴はすべて失われてしまう。この
ため最近はカバー力よりもむしろ素肌感や透明感を求め
る声が強く、自分の素肌を活かしながらアラだけは隠す
ことができる素肌感覚のファンデーションに対する要望
が強くなっている。
【0003】従って、本発明の目的は通常のファンデー
ションと同様に使用しても素肌感や透明感が失われず、
素肌を活かしたまま毛穴やくすみといった欠点のみが隠
されるファンデーションを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の性状を有する特
定の粉末構成とすることで、従来とは異なる素肌感覚の
ファンデーションが得られることを見い出した。
【0005】すなわち、本発明は酸化チタン0〜5.0
重量%、微粒子酸化チタン0〜10.0重量%、顔料粉
末0〜0.5重量%、酸化チタン類および顔料以外の球
状粉末7.0〜90.0重量%を含んでなるファンデー
ションであって、該ファンデーションを腕部に0.3g
/25cm2を塗布して測色した時の分光反射率を
(A)、ファンデーションを塗布しないで測色した時の
分光反射率を(B)とした時、波長400〜700mm
において常に(A)−(B)>0であることを特徴とす
るファンデーションである。
【0006】本発明にいう「ファンデーション」とは、
通常、化粧水や乳液のあと、もしくはさらに化粧下地を
つけたあとに、スポンジまたは指でつけるもので、肌の
シミ、ソバカス、色ムラ等を隠蔽し、さらに肌色を好み
の色調に均一に変える効果を目的として使用されるもの
を言う。
【0007】本発明に使用される酸化チタンとしては、
一般に化粧料に用いられるものでよく、剤型に応じて未
処理品あるいは疎水化処理品を使うことができる。酸化
チタンの配合量は、0〜5.0重量%、好ましくは、0
〜3.0重量%である。酸化チタンの配合量が5.0重
量%を超えると、素肌感や透明感が失われる。
【0008】本発明に使用される微粒子酸化チタンとし
ては、粒子形状が板状で、大きさが0.01〜0.10
μmで厚みが0.003〜0.03μmであるもの、粒
子形状が球状に近く、平均粒径が0.01〜0.10μ
mであるもの、粒子形状が紡錘状で、短径が0.005
〜0.02μm、長径が0.01〜0.10μmである
ものをいう。これらの微粒子酸化チタンは、剤型に応じ
て未処理品あるいは疎水化処理品を使うことができる。
微粒子酸化チタンの配合量は、0〜10.0重量%、好
ましくは、0〜8.0重量%である。酸化チタンの配合
量が10.0重量%を超えると、素肌感や透明感が失わ
れる。
【0009】本発明に使用される球状粉末としては、球
状シリカ、球状ナイロン粉末、球状ポリアクリル酸アル
キル、架橋ポリスチレン−スクワラン混合末、セルロー
ス粉末、無水ケイ酸末およびメチルシロキサン網状重合
体末が挙げられる。これらの球状粉末は、剤型に応じて
未処理品あるいは疎水化処理品を使うことができる。球
状粉末の配合量は、剤型によって異なり、例えば、水中
油型乳化ファンデーションでは7.0〜20.0重量
%、油性ファンデーション、油中水型乳化ファンデーシ
ョン、固型乳化ファンデーションでは7.0〜50.0
重量%、固型粉末ファンデーションでは7.0〜90.
0重量%である。酸化チタンの配合量が7.0重量%未
満であると、肌上の毛穴を隠し、きめを整える効果が不
十分となる。
【0010】本発明のファンデーションは、分光反射率
特性として、ファンデーションを腕部に0.3g/25
cm2を塗布して測色した時の分光反射率を(A)、フ
ァンデーションを塗布しないで測色した時の分光反射率
を(B)とした時、波長400〜700mmにおいて常
に(A)−(B)>0である点に特徴を有する。この特
性を有するファンデーションとすることにより、肌に塗
布した時に、透明感や素肌感を付与することができる。
【0011】また本発明では上記必須成分に加えて本発
明の効果を損わない範囲で通常化粧料、医薬部外品等に
用いられる成分を配合することができる。このような成
分としては、例えば水,油分,保湿剤,ワックス,界面
活性剤,粉末,分散剤,防腐剤,香料,薬剤,紫外線吸
収剤、増粘剤等が挙げられる。
【0012】油分としては、例えば、シリコーンワック
ス,デカメチルシクロペンタシロキサン,メチルポリシ
ロキサン,メチルフェニルポリシロキサン等のシリコー
ン油、セチルイソオクタノエート,グリセリルトリヘキ
サノエート,イソプロピルミリステート等のエステル
油、ワセリン,流動パラフィン,スクワラン等の炭化水
素油、ヒマシ油,オリーブ油,椿油,ホホバ油,ラノリ
ン等の天然動物植物油、高級アルコール,フルオロカー
ボン等が挙げられる。配合量としては、10.0〜6
0.0重量%が好ましい。本発明のファンデーション
は、油分を含むほうが毛穴隠し効果および透明感に優れ
たものが得られる。
【0013】保湿剤としては、例えば、グリセリン,
1,3−ブチレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,プロピレングリコール等の多価アルコール、ヒアル
ロン酸,コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子、乳酸ソ
ーダ,クエン酸ソーダ,グルタミン酸ソーダ,2−ピロ
リドンカルボン酸ソーダ,食塩,塩化マグネシウム等の
塩類等が挙げられる。配合量としては、1.0〜30.
0重量%が好ましい。
【0014】ワックスとしては、例えば、パラフィンワ
ックス,マイクロクリスタリンワックス,セレシン,ル
ナセラ,ポリエチレン等の石油系ワックス、カルナバロ
ウ,キャンデリラロウ等の天然ワックスが挙げられる。
【0015】粉末としては、無機粉末,有機粉末,金属
顔料等の任意の粉末を配合できる。さらに詳しくは、タ
ルク,マイカ,カオリン,炭酸カルシウム,亜鉛華,群
青,オキシ塩化ビスマス,水酸化クロム,雲母チタン,
酸化アルミニウム,コバルト,紺青,カーボンブラッ
ク,ケイ酸マグネシウム等である。また、シリコーン処
理,デキストリン脂肪酸処理等の疎水化処理された粉末
でもよい。
【0016】本発明のファンデーションは、水中油型乳
化タイプ,油中水型乳化タイプ,油性タイプ,水性タイ
プ,固型乳化タイプ,固型パウダータイプ,パウダータ
イプ等のいずれであってもよい。しかし、固型パウダー
タイプまたはパウダータイプでは本発明の効果がやや劣
る。
【0017】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をより詳細に説明
する。配合量は重量%である。
【0018】 実施例1 油性ファンデーション (1) 球状シリカ 20.0 重量% (2) 二酸化チタン 3.0 (3) カオリン 23.775 (4) 赤酸化鉄 0.02 (5) 黄酸化鉄 0.2 (6) 黒酸化鉄 0.005 (7) オクチルメトキシシンナメート 3.0 (8) メチルポリシロキサン 12.0 (9) 流動パラフィン 30.0 (10) ソルビタンセスキイソステアレート 2.0 (11) カルナバロウ 4.0 (12) マイルロクリスタリンワックス 2.0 (製法)(7)〜(10)を室温で混合し、(1)〜(6)を加えて
分散させる。これをTKミルにかけた後、(11),(12)を
加えて85℃で溶解、攪拌後、ファンデーション中皿に
流し込み、冷却して油性ファンデーションを得た。この
ファンデーションは肌への塗布色が透明で、毛穴隠し効
果に優れたものであった。
【0019】 比較例1 油性ファンデーション (1) セリサイト 20.0 重量% (2) 酸化チタン 8.0 (3) カオリン 15.7 (4) 赤酸化鉄 0.5 (5) 黄酸化鉄 2.5 (6) 黒酸化鉄 0.3 (7) オクチルメトキシシンナメート 3.0 (8) メチルポリシロキサン 12.0 (9) 流動パラフィン 30.0 (10) ソルビタンセスキイソステアレート 2.0 (11) カルナバロウ 4.0 (12) マイルロクリスタリンワックス 2.0 (製法)実施例1と同様の方法により製造したところ、
実施例1とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0020】 実施例2 油中水型乳化ファンデーション (1) 球状ナイロン粉末 15.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 2.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理セリサイト 5.0 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 10.775 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (7) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (8) メチルポリシロキサン 3.0 (9) デカメチルシクロペンタシロキサン 17.0 (10) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (11) メチルパラベン 0.2 (12) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (13) イオン交換水 39.8 (製法)(8)〜(10)を室温で混合し、油相とする。(11),
(12)を50℃で溶解させ、(13)を加え、水相部とする。
油相部に(1)〜(7)を分散させた後、水相を添加し、乳化
し、油中水型乳化ファンデーションを得た。このファン
デーションは肌への塗布色が透明で、かつ毛穴隠し効果
に優れたものであった。
【0021】 比較例2 油中水型乳化ファンデーション (1) 球状ナイロン粉末 5.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 10.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理セリサイト 11.7 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 3.0 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.5 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 2.5 (7) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.3 (8) メチルポリシロキサン 3.0 (9) デカメチルシクロペンタシロキサン 17.0 (10) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (11) メチルパラベン 0.2 (12) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (13) イオン交換水 39.8 (製法)実施例2と同様の方法により製造したところ、
実施例2とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0022】 実施例3 水中油型乳化ファンデーション (1) 無水ケイ酸末 17.0 重量% (2) 二酸化チタン 3.0 (3) 赤酸化鉄 0.02 (4) 黄酸化鉄 0.2 (5) 黒酸化鉄 0.005 (6) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.0 (7) ジメチルポリシロキサン 3.0 (8) ステアリン酸 1.0 (9) トリエタノールアミン 0.5 (10) パルミチン酸 1.0 (11) モノステアリン酸グリセリン 0.5 (12) オクチルメトキシシンナメート 6.0 (13) ベントナイト 1.0 (14) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (15) イオン交換水 50.0 (16) メチルパラベン 0.3 (17) 酸化防止剤 適量 (18) 香料 適量 (製法)(14)〜(15)を混合して水相部とし、(1)〜(5)を
分散させる。次に(8)〜(11)を添加し、攪拌する。(13)
を加えたのちに(6),(7),(12),(16)〜(18)を加え、乳化
し、水中油型ファンデーションを得た。このファンデー
ションは肌への塗布色が透明で、かつ毛穴隠し効果に優
れたものであった。
【0023】 比較例3 水中油型乳化ファンデーション (1) セリサイト 2.0 重量% (2) 微粒子酸化チタン 11.0 (3) 赤酸化鉄 0.5 (4) 黄酸化鉄 2.5 (5) 黒酸化鉄 0.3 (6) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.0 (7) ジメチルポリシロキサン 3.0 (8) ステアリン酸 1.0 (9) トリエタノールアミン 0.5 (10) パルミチン酸 1.0 (11) モノステアリン酸グリセリン 0.5 (12) オクチルメトキシシンナメート 12.0 (13) ベントナイト 1.0 (14) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (15) イオン交換水 48.0 (16) メチルパラベン 0.3 (17) 酸化防止剤 適量 (18) 香料 適量 (製法)実施例3と同様の方法により製造したところ、
実施例3とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0024】 実施例4 油中水型乳化ファンデーション(二層分散タイプ) (1) セルロース粉末 13.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 4.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 7.775 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (7) メチルポリシロキサン 15.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 14.9 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 0.5 (10) ソルビタンセスキイソステアレート 1.5 (11) メチルパラベン 0.1 (12) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (13) イオン交換水 38.0 (製法)(7)〜(10)を室温で混合し、油相とする。(11),
(12)を50℃で溶解させ、(13)を加え、水相部とする。
油相部に(1)〜(6)を分散させた後、水相を添加し、乳化
し、二層分散の油中水型乳化ファンデーションを得た。
このファンデーションは肌への塗布色が透明で、かつ毛
穴隠し効果に優れたものであった。
【0025】 比較例4 油中水型乳化ファンデーション(二層分散タイプ) (1) セルロース粉末 3.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 10.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 8.7 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.5 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 2.5 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.3 (7) メチルポリシロキサン 15.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 14.9 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 0.5 (10) ソルビタンセスキイソステアレート 1.5 (11) メチルパラベン 0.1 (12) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (13) イオン交換水 38.0 (製法)実施例4と同様の方法により製造したところ、
実施例4とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0026】 実施例5 固型粉末ファンデーション (1) 無水ケイ酸末 25.0 重量% (2) 二酸化チタン 5.0 (3) セリサイト 25.0 (4) タルク 25.0 (5) 赤酸化鉄 0.02 (6) 黄酸化鉄 0.2 (7) 黒酸化鉄 0.005 (8) ジメチルポリシロキサン(6cs) 3.0 (9) 流動パラフィン 6.0 (10) スクワラン 2.0 (11) ソルビタンセスキイソステアレート 1.0 (12) メチルパラベン 0.3 (13) 酸化防止剤 適量 (14) 香料 適量 (製法)(1)〜(7)をヘンシェルミキサーにて混合し、
(8)〜(14)を混合したものを添加してさらにヘンシェル
ミキサーにかけた後、成形し、固型粉末ファンデーショ
ンを得た。このファンデーションは肌への塗布色が透明
で、毛穴隠し効果もやや見られた。
【0027】 比較例5 固型粉末ファンデーション (1) 針状酸化チタン 15.0 重量% (2) セリサイト 30.0 (3) タルク 30.0 (4) 赤酸化鉄 1.0 (5) 黄酸化鉄 2.5 (6) 黒酸化鉄 0.2 (7) ジメチルポリシロキサン(6cs) 3.0 (8) 流動パラフィン 6.0 (9) スクワラン 2.0 (10) ソルビタンセスキイソステアレート 1.0 (11) メチルパラベン 0.3 (12) 酸化防止剤 適量 (13) 香料 適量 (製法)実施例5と同様の方法により製造したところ、
実施例5とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0028】 実施例6 油中水型固型乳化ファンデーション (1) 球状シリカ 12.0 重量% (2) シリコーン処理タルク 9.775 (3) シリコーン処理赤酸化鉄 0.02 (4) シリコーン処理黄酸化鉄 0.2 (5) シリコーン処理黒酸化鉄 0.005 (6) メチルポリシロキサン 18.0 (7) デカメチルシクロペンタシロキサン 12.2 (8) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 3.0 (9) パラフィンワックス 5.0 (10) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2 (11) 4−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 15.0 (12) パルミチン酸 0.4 (13) メチルパラベン 0.2 (14) 1,3−ブチレングリコール 4.0 (15) イオン交換水 20.0 (製法)(6)〜(11)を加熱溶解し、(1)〜(5)を分散させ
る。(12)を分散させた後、(13)〜(15)を溶解して水相と
したものを添加し、乳化させ、固型乳化ファンデーショ
ンを得た。このファンデーションは肌への塗布色が透明
で、かつ毛穴隠し効果に優れたものであった。
【0029】 比較例6 油中水型固型乳化ファンデーション (1) 超微粒子酸化チタン(球状) 17.0 重量% (2) シリコーン処理タルク 5.8 (3) シリコーン処理赤酸化鉄 1.0 (4) シリコーン処理黄酸化鉄 3.0 (5) シリコーン処理黒酸化鉄 0.2 (6) メチルポリシロキサン 18.0 (7) デカメチルシクロペンタシロキサン 12.2 (8) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 3.0 (9) パラフィンワックス 5.0 (10) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2 (11) 4−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 10.0 (12) パルミチン酸 0.4 (13) メチルパラベン 0.2 (14) 1,3−ブチレングリコール 4.0 (15) イオン交換水 20.0 (製法)実施例6と同様の方法により製造したところ、
実施例6とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0030】 実施例7 油中水型乳化ファンデーション (1) 球状シリカ 15.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 5.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (6) 微粒子酸化チタン(紡錘状) 5.0 (7) メチルポリシロキサン 20.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 2.5 (10) ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5 (11) ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5 (12) メチルパラベン 0.15 (13) イオン交換水 31.075 (14) エデト酸三ナトリウム 0.05 (15) ポリエチレングリコール 1.0 (16) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (製法)(7)〜(10)を混合し、油相とする。(11)を分散
させた後、(1)〜(6)を添加し、分散させる。(12),(16)
を50℃で溶解させ、(13),(14),(15)を加えて水相部と
する。油相部に水相部を添加し、乳化し、油中水型乳化
ファンデーションを得た。このファンデーションは肌へ
の塗布色が透明で、かつ毛穴隠し効果に優れたものであ
った。
【0031】 比較例7 油中水型乳化ファンデーション (1) 球状シリカ 5.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 10.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 10.0 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.5 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 2.5 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.3 (7) メチルポリシロキサン 20.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 2.5 (10) ジイソステアリン酸ポリシロキサン 0.5 (11) ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5 (12) メチルパラベン 0.15 (13) イオン交換水 28.0 (14) エデト酸三ナトリウム 0.05 (15) ポリエチレングリコール 1.0 (16) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (製法)実施例7と同様の方法により製造したところ、
実施例7とは異なり、カバー力があり、透明感はなくな
ってしまった。
【0032】実施例1〜7および比較例1〜7で得られ
たファンデーションを用いて、以下の評価方法および基
準で、分光反射率および毛穴隠し効果を評価した。その
結果を表1に示す。
【0033】素肌感、透明感については、腕部に5×5
(cm)の枠を作って、その中に試料0.3gを塗布
し、ミノルタ製CM1000RHを用いて塗布前後にお
ける波長400〜700nmの分光反射率を測定した。
ファンデーションを塗布した時の分光反射率を(A)、
ファンデーションを塗布しない時の分光反射率を(B)
とした時、波長400〜700nmにおいて常に(A)
−(B)>0の場合を○、そうでない場合を×と評価し
た。
【0034】また、毛穴隠し効果については次の視感評
価を行った。 毛穴がかくれる。 :○ 毛穴がややかくれる。:△ 毛穴がかくれない。 :×
【0035】
【表1】 ─────────────────────────────────── 実 施 例 比 較 例 ───────────────────────────── 1 2 3 4 5 6 7 1 2 3 4 5 6 7 ─────────────────────────────────── 分光反射率 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × × × 毛穴隠し効果 ○ ○ ○ ○ △ ○ ○ △ △ △ △ △ △ △ ───────────────────────────────────
【0036】図1に実施例6および比較例6のファンデ
ーションを塗布した時の分光反射率特性を、素肌の場合
と比較して示す。また図2に、実施例7のファンデーシ
ョンを塗布した時の分光反射率特性を示す。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファンデ
ーションは、肌に塗布した時に透明性が高く、肌のきめ
を整えてみせ、しかも毛穴隠し効果に優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例6および比較例6のファンデーションを
塗布した時の分光反射率特性を、素肌の場合と比較して
示す図である。
【図2】実施例7のファンデーションを塗布した時の分
光反射率特性を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン0〜5.0重量%、微粒子酸
    化チタン0〜10.0重量%、顔料粉末0〜0.5重量
    %、酸化チタン類および顔料以外の球状粉末7.0〜9
    0.0重量%を含んでなるファンデーションであって、
    該ファンデーションを腕部に0.3g/25cm2を塗
    布して測色した時の分光反射率を(A)、ファンデーシ
    ョンを塗布しないで測色した時の分光反射率を(B)と
    した時、波長400〜700mmにおいて常に(A)−
    (B)>0であることを特徴とするファンデーション。
  2. 【請求項2】 毛穴隠し用ファンデーションである請求
    項1記載のファンデーション。
  3. 【請求項3】 油分を含むものである請求項1記載のフ
    ァンデーション。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10158123A (ja) * 1996-11-26 1998-06-16 Kao Corp 化粧料
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JP2000327527A (ja) * 1999-03-18 2000-11-28 Shiseido Co Ltd 固型油中水型乳化化粧料
JP2008285429A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Shiseido Co Ltd 仕上げ用化粧料
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