JPH1074053A - 携帯端末器及びヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

携帯端末器及びヘッドマウントディスプレイ

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JPH1074053A
JPH1074053A JP24875696A JP24875696A JPH1074053A JP H1074053 A JPH1074053 A JP H1074053A JP 24875696 A JP24875696 A JP 24875696A JP 24875696 A JP24875696 A JP 24875696A JP H1074053 A JPH1074053 A JP H1074053A
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JP
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JP24875696A
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Inventor
Yasushi Sato
康史 佐藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力が小さく、使い勝手に優れた携帯端末
器を提供すること。 【解決手段】表示装置2を、本体1とは別体に構成す
る。表示装置2は、片目用のヘッドマウントディスプレ
イとする。透過型の液晶パネルを採用して、バックライ
トを不要とする。また、野外での使用時における安全性
を考慮し、片目用とする。本体1の筺体表面には、太陽
電池111を設け、該太陽電池111によって発電した
電力を電源電力とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が持ち運ん
で使用可能な携帯端末器及びヘッドマウントディスプレ
イに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、個人の能力を大幅に拡張するため
のビジネスツールとして携帯端末器が注目されている。
この携帯端末器は、数年前のパーソナルコンピュータに
匹敵しうるほどの処理能力を備えつつ、実用的に持ち運
びできるまでに小型化されている。このような携帯型端
末器は、携帯性をフルに生かすために通常、内蔵バッテ
リを電源としている。また、その表示は、一般に、その
筺体表面に設けた液晶表示パネルによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記携帯端末器は、近
年開発が進んだものであり、まだ多くの点で改良の余地
があった。例えば、内蔵バッテリを電源としている関係
上、従来の携帯端末器では十分な稼働時間が得られてい
るとは言い難かった。近年、大容量のバッテリ(例え
ば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)が開発さ
れてはいるものの、これらを用いても十分ではない。
【0004】稼働時間を長くする試みは、低消費電力化
という観点からも行われている。液晶表示パネルの視認
性を高めるために使用されているバックライトは、消費
電力が大きい部品の一つである。従って、液晶表示装
置、特に、バックライトの低消費電力化が強く求められ
ていた。しかし、その一方で、携帯端末器の実用性を高
めるためには、一時に大量のデータを表示することので
きる大型パネルの採用が強く求められている。大型の液
晶表示パネルには当然、大光量のバックライトが必要で
ある。つまり、携帯端末器の表示装置には、大型化と、
低消費電力化という相反する要求に応えることが強く求
められていた。また、小型化が求められる携帯端末の筺
体表面に設置していたのでは、表示パネルの大型化自体
にも限界があった。
【0005】また、別の問題点として、従来の携帯端末
器はデータ通信の際に別途無線電話機を接続しなければ
ならず、使い勝手が悪かった。
【0006】本発明は、上述した諸問題を解消するため
になされたもので、稼働時間の長い、携帯端末器を提供
することを目的とする。また、本発明は、消費電力の小
さい、携帯端末器を提供することを目的とする。また、
本発明は、携帯端末器等と組み合わせての使用に適した
ヘッドマウントディスプレイを提供することを目的とす
る。更に、本発明は、使い勝手が良く電話機としても使
用可能な携帯端末器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る携帯端末器は、上記目的を達成するために、デジタル
信号を処理するデジタル信号処理回路と、A/D変換機
能とD/A変換機能との少なくとも一方を備えたアナロ
グ信号処理回路と、デジタル信号を入力され、該入力さ
れたデジタル信号を無線によって外部の装置に送信する
一方で、外部の装置から無線によって送られてきたデジ
タル信号を受信し、該受信したデジタル信号を出力する
無線通信回路と、上記デジタル信号処理回路と上記アナ
ログ信号処理回路とのうちのいずれかを適宜選択し、該
選択した方の出力するデジタル信号を上記無線通信回路
に入力させると共に、上記無線通信回路の受信したデジ
タル信号を該選択した方に出力させる選択回路とを備
え、上記デジタル信号処理回路、アナログ信号処理回
路、無線通信回路及び選択回路を駆動するための電力を
供給する電源回路と、を有することを特徴とする。
【0008】上記電源回路は、電磁波を電気に変換する
ことで発電を行う光−電気変換器と、上記光−電気変換
器によって発電された電力を蓄える蓄電器と、を含んで
構成されることが好ましい。
【0009】上記アナログ信号回路はA/D変換機能及
びD/A変換機能を備えたものであり、上記アナログ信
号回路によってデジタル信号から変換されたアナログ信
号を音声として出力するスピーカと、音声をアナログ信
号に変換し、上記アナログ信号回路に入力するマイク
と、を更に有することが好ましい。
【0010】本発明の第2の態様に係る携帯端末器は、
データを処理するデータ処理部と、少なくとも上記デー
タ処理部を収容した筺体と、上記筺体とは別体に構成さ
れた、上記データ処理部の出力する画像データの画像を
表示するための表示器と、上記データ処理部及び上記表
示器を作動させるに必要な電力を供給する電源部とを備
え、上記電源部は、上記筺体表面に設置された太陽電池
を含んで構成されることを特徴とする。
【0011】上記表示器は、画像を表示する表示パネル
と、該表示器を使用者の頭部に装着するための装着手段
と、該表示器が上記装着手段によって使用者の頭部に装
着された状態において、上記表示パネルに表示された画
像を使用者の眼に投影するための光学系と、を有するこ
とが好ましい。
【0012】上記光学系は、該表示器が上記装着手段に
よって使用者の頭部に装着された状態において、当該使
用者の片側の眼にのみ上記表示パネルの画像を投影する
ものであることが好ましい。
【0013】上記表示パネルは、透過型の液晶パネルで
あることが好ましい。
【0014】本発明の第3の態様に係るヘッドマウント
ディスプレイは、使用者の頭部に装着して使用されるヘ
ッドマウントディスプレイであって、画像を表示する表
示パネルと、上記表示パネルに表示された画像を使用者
の眼に投影するための光学系と、該ヘッドマウントディ
スプレイを上記頭部に装着するための装着手段と、を備
え、上記光学系は、該ヘッドマウントディスプレイが上
記装着手段によって使用者の頭部に装着された状態にお
いて、当該使用者の片側の眼にのみ上記表示パネルの画
像を投影するものであること、を特徴とする。
【0015】上記表示パネルは、透過型の液晶パネルで
あることが好ましい。
【0016】本発明の第1の態様に係る携帯端末器にお
いて、選択回路は、デジタル信号処理回路とアナログ信
号処理回路とのうちのいずれかを適宜選択する。そし
て、選択した方の出力するデジタル信号を無線通信回路
に入力させる。無線通信回路は、この入力されたデジタ
ル信号を無線によって外部の装置に送信する。逆に、無
線通信回路の受信したデジタル信号を、選択した方に出
力させる。該デジタル信号を入力された処理回路(デジ
タル信号処理回路あるいはアナログ信号処理回路)は、
これを処理する。この場合、マイク、スピーカを備えこ
れをアナログ信号処理回路に接続することで、該携帯端
末器をそのまま電話としても使用できる。
【0017】これらの各部を駆動する電力は、電源回路
が供給する。この電源回路は、例えば、光−電気変換器
によって発電し、該発電した電力を蓄電器に蓄えるよう
にすれば、内蔵バッテリの容量に起因した該携帯端末器
の稼働時間の制限を小さくできる。
【0018】本発明の第2の態様、第3の態様において
は、表示器を筺体とは別体に構成しているため、筺体表
面に大面積の太陽電池を設置できる。従って、電源部に
よる発電量を大きくできる。
【0019】表示器は、装着手段によって使用者の頭部
に装着して使用されるヘッドマウントディスプレイとす
れば、操作性を損なうこともない。この場合、片目用の
ヘッドマウントディスプレイとすれば(即ち、光学系が
画像を使用者の片方の眼にのみ投影するようにすれ
ば)、画像を見ながら他の作業を行うことができる。ま
た、野外での使用時における安全性を損なうこともな
い。また、透過型の液晶パネルを採用することで、外部
光をバックライトとして利用できる。これにより該表示
器の電力消費を抑えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。まず、本発明の実施の形態である携
帯端末器の概要を説明する。該携帯端末器は、図1に示
すように、外見上、本体1と、表示装置2と、マイクロ
ホン3と、ヘッドホン4とから構成されている。
【0021】本体1は、携帯端末器としての各種データ
処理機能を実現するための中央処理装置などを備えた部
分である。該本体1は、無線電話機能を備えている。従
って、別途、無線電話機を接続することなく、外部の装
置との間でデータを無線電話により授受できる。また、
本体1は太陽電池を備えており、作動に必要な電力をあ
る程度(使用状況によっては、すべて)自給できるよう
になっている。
【0022】表示装置2は、本体1から入力される映像
信号に基づく画像を表示するものである。本実施の形態
では表示装置2として、本体1とは別体に構成したヘッ
ドマウントディスプレイを採用している。該ヘッドマウ
ントディスプレイは、本体1に設けられた外部接続端子
に必要に応じて接続して使用される。使用しないときに
は、本体1から取り外すことができる。
【0023】マイクロホン3及びヘッドホン4は、該携
帯端末器を電話として使用する場合に使用されるもので
ある。これらも表示装置2と同様に、本体1とは別体に
構成されている。本実施の形態では、上述したヘッドマ
ウントディスプレイと一体化することで、操作性の向上
を図っている。ヘッドマウントディスプレイを頭部に装
着するだけで、これらは自然に口、耳付近に位置するよ
うになっており、使用時に手で持たなくても会話ができ
る。
【0024】次に、上述した各部について更に詳細に説
明する。まず、本体1について図1及び図2を参照しな
がら説明する。本体1は、図2に示すように、内部にデ
ータ処理系(中央演算装置100、内部回路インタフェ
ース101、外部回路インタフェース102、内部バス
103、外部バス104、ROM105、RAM10
6)と、音声処理系(アナログ−デジタル変換器10
7、デジタル−アナログ変換器108)とを備えてい
る。そして、データ処理系と音声処理系とのいずれか一
方を、適宜、切換回路110によって選択し、デジタル
無線電話回路109を通じて出力するようになってい
る。また、逆に、デジタル無線電話回路109を通じて
入力されたデジタル信号を、データ処理系と音声処理系
とのいずれかに適宜出力するようになっている。また、
これら各部が作動するために必要な電力は、電源部(太
陽電池111、充電池112、電圧安定化回路113)
から供給されるようになっている。
【0025】データ処理系は、上述したように、中央演
算装置100、内部回路インタフェース101、外部回
路インタフェース102、内部バス103、外部バス1
04、ROM105及びRAM106からなる。
【0026】ROM105及びRAM106は、該携帯
端末器を動作させる上で必要となる各種プログラム、デ
ータがあらかじめ格納されている。また、RAM106
には、必要に応じてユーザがデータを格納できるように
なっている。
【0027】中央演算装置100は、 該携帯端末器全
体を制御するものである。該中央演算装置100は、
ROM105及びRAM106に格納されているプログ
ラムを実行することで、様々な機能を実現している。ま
た、後述する外部回路インタフェース102、外部バス
104、切換回路110、デジタル無線電話回路109
を介して、外部の装置との間でデータを授受する機能を
備えている。
【0028】内部回路インタフェース101は、中央演
算装置100によるROM105、RAM106へのア
クセスを司るものである。該アクセスは、内部バス10
3を介して行われる。なお、本体1は、使用者によって
操作される入力手段として、トラックボール120及び
クリックスイッチ121を備えている(図1参照)。こ
れらの操作信号も、該内部バス103、内部回路インタ
フェース101を通じて、中央演算装置100へ入力さ
れるようになっている。また、表示装置2もこれらを介
して中央演算装置100と接続されている。
【0029】外部回路インタフェース102は、データ
処理系からのデータの出力、及び、データ処理系へのデ
ータの入力を制御するものである。該データの入出力
は、外部バス104を通じて行われる。
【0030】上述した音声処理系は、アナログ−デジタ
ル変換器107と、デジタル−アナログ変換器108と
から成る。アナログ−デジタル変換器107は、上述し
たマイクロホン3と接続され、該マイクロホン3から入
力されるアナログの音声信号をデジタル信号に変換する
ものである。該アナログ−デジタル変換器107は変換
後のデジタル信号を、切換回路110へ出力する構成と
なっている。
【0031】デジタル−アナログ変換器108は、切換
回路110から入力されるデジタル信号を、アナログ信
号に変換し上述したヘッドホン4に出力するものであ
る。
【0032】デジタル無線電話回路109は、デジタル
方式の無線電話機能を備えた回路部である。本実施の形
態では該無線電話の方式としてPHS方式を採用してい
る。該デジタル無線電話回路109を備えたことで、該
携帯端末器はそれのみで外部との無線によるデータ通信
が可能になっている。
【0033】切換回路110は、 デジタル無線電話回
路109との間でデータの入出力を行う相手を、上述し
たデータ処理系と音声処理系とから選択するものであ
る。該選択は、中央処理装置100からの指示に従って
なされる。音声による通話の際には、切換回路110
は、音声処理系とデジタル無線電話回路109とを繋
ぐ。一方、データ通信の際には、切換回路110は、デ
ータ処理系とデジタル無線電話回路109とを繋ぐ構成
となっている。
【0034】電源部は、上述した各部が作動するために
必要な電力を供給するためのものである。該電源部は、
図2に示すように、太陽電池111、充電池112及び
電圧安定化回路113からなる。
【0035】太陽電池111は、光を受けて電気を発生
するものである。該太陽電池111は、図1に示すよう
に、本体1の筺体130の表面に設置されている。上述
したように本実施の形態では表示装置2を本体1とは別
体に構成しているため、筺体130の表面の大部分を、
該太陽電池111の設置に利用することができる。即
ち、表示装置を筺体表面に設けた携帯端末(従来)に太
陽電池を採用した場合よりも、大きな発電量を期待でき
る。
【0036】充電池112は、太陽電池111によって
発電した電力を蓄えておくものである。本実施の形態に
おいては、該充電池112としてニッケルカドミウム電
池を採用している。しかし、具体的な電池はこれに限定
されるものではなく、ニッケル水素電池、リチウムイオ
ン電池などを採用しても構わない。
【0037】電圧安定化回路113は、充電池の出力電
圧を、上述した各部を作動させるに適した所定の電圧に
保つものである。
【0038】次に、表示装置2について図3を参照しな
がら説明する。表示装置2は、図3に示すように、頭部
hに装着して使用される、片目用のヘッドマウントディ
スプレイである。該表示装置2は、透過型の液晶パネル
200と、光学系201と、遮光カバー202と、装着
部203と、液晶パネル200の駆動回路(図示せず)
とから構成されている。
【0039】液晶パネル200は、本体1から入力され
る映像信号に従って、画像を表示させるものである。な
お、このような液晶パネル自体については既に周知の技
術であるため詳細な説明は省略する。 本実施の形態で
は該液晶パネル200として、特に、透過型の液晶パネ
ルを採用している。これにより液晶パネル200の裏面
側から入射する外部光rをそのままバックライトとして
利用する構成となっている。冷極管等の電力で駆動され
るバックライトは不要であり、表示装置2の消費電力は
小さい。該液晶パネル200に表示される画面の一例を
図4に示した。該図4の例では、ヒューマンインタフェ
ースとして、GUIを採用している。
【0040】一般に、ヘッドマウントディスプレイにお
いては、画像を表示させる表示デバイス(本実施の形態
では、液晶パネル200)が使用者の眼に非常に近接し
た位置にあるため、そのままでは実用にならない。表示
デバイスに表示された画像が、あたかもある程度離れた
位置にあるかのように視認されるようにしなければなら
ない。
【0041】光学系201は、画像がこのようにある程
度離れた位置にあるかのように視認されるように、液晶
パネル200上の画像を眼に投影するためのものであ
る。このような光学系201については既に周知の技術
であるため、その詳細についてはここでは説明しない。
【0042】本実施の形態の光学系201は、画像が、
眼から20〜60cmの範囲内の位置にあるかのように
視認されるように設定されている。携帯端末器の使用者
は、表示装置2の表示内容を見ながら、様々な作業(例
えば、メモをとる)を行うことが多いと思われる。この
場合、手の長さ等との関係上、作業対象物(例えば、メ
モ用紙)は、使用者の眼から20cm〜60cmの範囲
内にあることが多いと思われる。従って、この範囲内に
像が存在するかのように光学系201を設計すること
で、メモ用紙等の作業対象物と、画像と、の両者に同時
にピントが合うようになる。つまり、両方の内容を同時
に認識できる。従って、表示装置とメモ用紙とを交互に
見ながら作業を行う場合でも、焦点調節を頻繁に行う必
要がなく目の負担を小さくできる。また、作業効率も高
い。使用者が近視の場合には、焦点調節が単に合わない
だけではなく焦点が合うまでの時間も長くなっているの
が一般的である。従って、このような効果は近視の使用
者にとって特に大きい。なお、従来のヘッドマウントデ
ィスプレイは、像が数m先の位置にあるかのように視認
されるように設定されているのが一般的である。
【0043】ヘッドマウントディスプレイにおいては、
液晶パネル200の画像を光学系201によって拡大し
た上で、使用者に視認させることができる。従って、液
晶パネル200自体を小型のもの、即ち、消費電力の小
さいものを採用可能である。しかも、液晶パネル200
自体が小型であっても、拡大して視認させることで、大
量の情報を一度に表示することができる。このような特
徴は、図4のように、ヒューマンインタフェースとして
GUIを採用している場合には、特に有用である。
【0044】携帯端末器は屋外などで使用されることが
多いため、両目をヘッドマウントディスプレイで覆って
しまうことには危険が多い。また、両目を覆ってしまう
とメモを取るなどの作業も行うことができない。そのた
め、本実施の形態では、上述した液晶パネル200及び
光学系201を片目分だけを備えた構成となっている。
つまり、液晶パネル200及び光学系201は、該ヘッ
ドマウントディスプレイを頭部hに装着した状態におい
て、その像を使用者の片方の眼eにのみ投影するように
なっている。このような構成は、一方の眼で画像を見な
がら、他方の携帯端末器1のトラックボール120等を
操作するのにも適している。
【0045】遮光カバー202は、表示装置2の横位置
から外部光が使用者の眼に入射するのを防ぐためのもの
である。該遮光カバー202を採用したことで、画像を
より鮮明に認識可能になる。
【0046】装着部203は、該ヘッドマウントディス
プレイを頭部hに装着するためのものである。本実施の
形態では該装着部203としてベルトを採用している。
これ以外にも眼鏡のフレームのような構成を採用しても
構わない。
【0047】以上述べた実施の形態の携帯端末器は、太
陽電池を備えたことで、電池を適宜充電しつつ稼働する
ことができる。従って、稼働時間を長くすることができ
る。また、途中で、電池の電圧が低下し稼働できなくな
ったとしても、太陽電池に光を当てることで再び、電圧
が回復する。従って、貴重なデータを誤って失ってしま
うおそれも少ない。
【0048】表示装置2を本体1とは別体に構成したこ
とで、本体1の筺体表面に、大面積の太陽電池を配置す
ることができる。その結果、太陽電池による発電量を大
きくでき、上述した効果は更に高まる。一方、表示装置
2はヘッドマウントディスプレイとしているため、本体
1と別体になっていても携帯端末器の操作性が低下する
こともない。
【0049】デジタル無線電話回路109を内蔵してい
るため、別途携帯電話を用意しなくても、それのみでデ
ータ通信が可能である。また、電話としても使用可能で
ある。マイクロホン、ヘッドホンをヘッドマウントディ
スプレイと一体化しているため、その操作性も高い。
【0050】夜間での使用を考慮して、表示装置2には
バックライトを備えても良い。しかし、この場合であっ
ても、液晶パネル200が小さいためバックライトの光
量は少なくても良い。即ち、バックライトを備える場合
でも、その消費電力を極力小さくできる。
【0051】音声処理系を音声以外のアナログ信号の処
理に利用することも当然可能である。これは、マイクロ
ホン3、ヘッドホン4に代えて、他のアナログ信号を処
理する回路を音声処理系に繋ぐだけで容易に可能であ
る。このような用途においては、必ずしも、アナログ−
デジタル変換器107とデジタル−アナログ変換器10
8との両方を備えている必要はない。目的に応じていず
れか一方を備えるだけでも良い。
【0052】上記実施の形態では、もっぱら低消費電力
という観点から表示装置2に液晶パネルを採用してい
た。しかし、上記実施の形態では大型の太陽電池を採用
したことで電力にはある程度の余裕があるため、表示の
鮮明さを重視して発光ダイオード等を用いても構わな
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の携帯端末器
は、太陽電池を備えたことでバッテリの容量に起因した
使用上の制限が大幅に緩和される。また、それ自体が無
線電話機能を備えているため、別途、無線電話を接続し
なくても電話としても使用可能である。
【0054】更に、本発明のヘッドマウントディスプレ
イ型の表示装置は、消費電力が少ないため、携帯端末器
と組み合わせて使用した場合でも携帯端末器を長時間使
用可能である。また、携帯端末を使用した実際の作業時
の眼の疲れが少ない。更に、メモを取るような作業も効
率良くできる。
【0055】本発明の携帯端末器では、使用者に大量の
情報を一時に(一画面に)提供可能であるため、使用者
の作業効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である携帯端末器の概要を
示す図である。
【図2】本体1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】表示装置2を示す図である。
【図4】液晶パネル200における表示の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 本体 2 表示装置 3 マイクロホン 4 ヘッドホン 100 中央演算装置 101 内部回路インタフェース 102 外部回路インタフェース 103 内部バス 104 外部バス 105 ROM 106 RAM 107 アナログ−デジタル変換器 108 デジタル−アナログ変換器 109 デジタル無線電話回路 110 切換回路 111 太陽電池 112 充電池 113 電圧安定化回路 120 トラックボール 121 クリックスイッチ 130 筺体 200 液晶パネル 201 光学系 202 遮光カバー 203 装着部 e 眼 h 頭部 r 外部光

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル信号を処理するデジタル信号処理
    回路と、 A/D変換機能とD/A変換機能との少なくとも一方を
    備えたアナログ信号処理回路と、 デジタル信号を入力され、該入力されたデジタル信号を
    無線によって外部の装置に送信する一方で、外部の装置
    から無線によって送られてきたデジタル信号を受信し、
    該受信したデジタル信号を出力する無線通信回路と、 前記デジタル信号処理回路と前記アナログ信号処理回路
    とのうちのいずれかを適宜選択し、該選択した方の出力
    するデジタル信号を前記無線通信回路に入力させると共
    に、前記無線通信回路の受信したデジタル信号を該選択
    した方に出力させる選択回路とを備え、 前記デジタル信号処理回路、アナログ信号処理回路、無
    線通信回路及び選択回路を駆動するための電力を供給す
    る電源回路と、を有することを特徴とする携帯端末器。
  2. 【請求項2】前記電源回路は、 電磁波を電気に変換することで発電を行う光−電気変換
    器と、 前記光−電気変換器によって発電された電力を蓄える蓄
    電器と、を含んで構成されることを特徴とする請求項1
    に記載の携帯端末器。
  3. 【請求項3】前記アナログ信号回路はA/D変換機能及
    びD/A変換機能を備えたものであり、 前記アナログ信号回路によってデジタル信号から変換さ
    れたアナログ信号を音声として出力するスピーカと、 音声をアナログ信号に変換し、前記アナログ信号回路に
    入力するマイクと、を更に有することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の携帯端末器。
  4. 【請求項4】データを処理するデータ処理部と、 少なくとも前記データ処理部を収容した筺体と、 前記筺体とは別体に構成された、前記データ処理部の出
    力する画像データの画像を表示するための表示器と、 前記データ処理部及び前記表示器を作動させるに必要な
    電力を供給する電源部とを備え、 前記電源部は、前記筺体表面に設置された太陽電池を含
    んで構成されること、を特徴とする携帯端末器。
  5. 【請求項5】前記表示器は、 画像を表示する表示パネルと、 該表示器を使用者の頭部に装着するための装着手段と、 該表示器が前記装着手段によって使用者の頭部に装着さ
    れた状態において、前記表示パネルに表示された画像を
    使用者の眼に投影するための光学系と、を有することを
    特徴とする請求項4に記載の携帯端末器。
  6. 【請求項6】前記光学系は、該表示器が前記装着手段に
    よって使用者の頭部に装着された状態において、当該使
    用者の片側の眼にのみ前記表示パネルの画像を投影する
    ものであること、を特徴とする請求項5に記載の携帯端
    末器。
  7. 【請求項7】前記表示パネルは、透過型の液晶パネルで
    あること、を特徴とする請求項4、請求項5又は請求項
    6の何れか1項に記載の携帯端末器。
  8. 【請求項8】使用者の頭部に装着して使用されるヘッド
    マウントディスプレイであって、 画像を表示する表示パネルと、 前記表示パネルに表示された画像を使用者の眼に投影す
    るための光学系と、 該ヘッドマウントディスプレイを前記頭部に装着するた
    めの装着手段と、を備え、 前記光学系は、該ヘッドマウントディスプレイが前記装
    着手段によって使用者の頭部に装着された状態におい
    て、当該使用者の片側の眼にのみ前記表示パネルの画像
    を投影するものであること、を特徴とするヘッドマウン
    トディスプレイ。
  9. 【請求項9】前記表示パネルは、透過型の液晶パネルで
    あること、を特徴とする請求項8に記載のヘッドマウン
    トディスプレイ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186856A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Nec Corp ヘッドマウントディスプレイを外部表示装置として使用する携帯端末

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