JPH1073249A - 自動消火装置 - Google Patents

自動消火装置

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JPH1073249A
JPH1073249A JP23229696A JP23229696A JPH1073249A JP H1073249 A JPH1073249 A JP H1073249A JP 23229696 A JP23229696 A JP 23229696A JP 23229696 A JP23229696 A JP 23229696A JP H1073249 A JPH1073249 A JP H1073249A
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JP
Japan
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coil
magnet
temperature
force
automatic fire
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JP23229696A
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English (en)
Inventor
Masaru Kodama
勝 児玉
Noritoshi Kimura
文紀 木村
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路抵抗の変動を抑えて器具性能に影響を与え
ず、且つ高い信頼性を確保する。 【解決手段】テーブルこんろのこんろ部に設けられた温
度センサ7には、感温フェライト12に吸着可能なフェ
ライト磁石15をヨーク16を介して連結した作動軸1
7が、上下にスライド可能に、且つ戻しバネ19によっ
て下方へ付勢されて設けられている。そして作動軸17
の下端には、極性を上下方向に配置したネオジウム磁石
21が一体に固着されている。一方ネオジウム磁石21
の下方には、筒体22が立設されると共に、その底部に
圧縮スプリング23が収納されている。又筒体22の外
面には、コイル24が巻回されており、このコイル24
を、熱電対8とマグネット電磁弁6内の励磁コイル6a
と夫々直列に接続して、熱電回路25を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルこんろ等
の燃焼器具に設けられ、例えば鍋底温度の過熱時や地震
時、タイマー作動時等の所望のタイミングでガスバーナ
を消火可能な自動消火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動消火装置の一例を図9に示
す。この自動消火装置40は、テーブルこんろの天ぷら
火災防止用として構成されており、鍋底温度を検知して
作動する。まずこんろ部の中央に突出するホルダー41
内で、鍋底に接触するキャップ42の裏面には、感温フ
ェライト43が設けられ、その感温フェライト43に
は、下方に作動軸44を連結した磁石45が吸着してい
る。又作動軸44は、戻しバネ48によって下方へ付勢
されると共に、その下端には、ガスバーナへのガス流路
を開弁するマグネット電磁弁50のコイルと、ガスバー
ナ近傍に配置される熱電対51とを直列接続してなる熱
電回路49を開閉するマイクロスイッチ46を連結して
おり、磁石45が感温フェライト43に吸着する上限位
置では、マイクロスイッチ46はスイッチ板47に当接
してON状態となる。よって鍋底温度上昇によるキュリ
ー点到達で感温フェライト43が強磁性から常磁性とな
ることで、戻しバネ48の付勢力によって磁石45が感
温フェライト43から離反し、下方へ落下すると、作動
軸44と共にマイクロスイッチ46も下方へ移動してO
FFし、熱電回路49の通電を停止してマグネット電磁
弁50を閉弁させ、ガスの供給を遮断して自動消火させ
る構成となっている。一方他には、前記作動軸の下端に
ガス流路を直接開閉する弁体を下方(閉弁方向)へ付勢
して設け、同様に感温フェライトの磁性変化によって吸
着していた磁石が離反すると、付勢によって弁体が閉弁
してガス流路を遮断する構成も採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記自動消火装置にお
いて、前者のものは、熱電回路49の回路抵抗が合わせ
て50mΩ程度とかなり小さく、マイクロスイッチ46
の接点抵抗の変化、即ち接触抵抗の増加により、点火不
良や火力の絞り性能の悪化といった燃焼器具自体の性能
に影響を及ぼす不具合が生じてしまう。又同様に後者の
ものも、ガス流路を直接開閉する構造のため、弁体に高
いシール荷重が必要となり、閉弁方向の付勢力を大きく
している。しかし逆にその付勢力に抗して感温フェライ
トに吸着できるように磁石の磁力を大きくする必要があ
るため、センサーの作動性能が悪くなる。
【0004】そこで請求項1,2に記載する本発明の目
的は、熱電回路の回路抵抗の変動を抑え、器具性能の劣
化を生じさせずに、好適な作動性能を維持できる自動消
火装置を簡単な構成で提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の第一発明は、ガス流路に配置した電磁弁
の励磁コイルを、ガスバーナの近傍に配置される熱電素
子と接続し、前記熱電素子の熱起電力により、強制的に
開弁させた前記電磁弁を吸着開弁保持させて、前記ガス
バーナへのガス供給を維持する熱電回路を備え、その熱
電回路にコイルを組み込むと共に、そのコイルに対して
相対的に接近又は離反可能な磁石を設けて、前記コイル
又は磁石に、所望のタイミングで前記相対的な接近又は
離反運動を反復して行わせることで、前記コイルに前記
熱電素子による熱起電力と逆方向の誘導起電力を複数回
連続して誘起させ、それらの逆電流により前記電磁弁へ
の順電流を減少させて電磁弁を閉弁可能としたことを特
徴とするものである。又上記目的を達成するために、請
求項2の第二発明は、ガス流路に配置した電磁弁の鉄心
に2つの励磁コイルを巻回して、一方の励磁コイルをガ
スバーナの近傍に配置される熱電素子と接続し、その熱
電素子の熱起電力により、強制的に開弁させた前記電磁
弁を吸着開弁保持させ、前記ガスバーナへのガス供給を
維持する熱電回路を構成する一方、他方の励磁コイル
を、別のコイルに接続すると共に、そのコイルに対して
相対的に接近又は離反可能な磁石を設けて、前記コイル
又は磁石に、所望のタイミングで前記相対的な接近又は
離反運動を反復して行わせることで、前記コイルに誘導
起電力を複数回連続して誘起させて前記他方の励磁コイ
ルに通電し、前記一方の励磁コイルによる励磁と逆方向
に励磁させて、その逆起磁力により前記電磁弁の吸着力
を減少させて電磁弁を閉弁可能としたことを特徴とする
ものである。
【0006】又請求項3の発明は、請求項1の目的に加
えて、電磁弁が閉弁する電流レベルを時間的に長く確保
するために、前記逆電流により電磁弁へ供給される電流
が、逆電流側での閉弁レベルを超えないように逆電流の
値を調整したものである。又請求項4の発明は、請求項
2の目的に加えて、電磁弁が閉弁する起磁力レベルを時
間的に長く確保するために、前記逆起磁力により電磁弁
に発生する合成起磁力が、逆起磁力側での閉弁レベルを
超えないように逆起磁力の値を調整したものである。又
請求項5の発明は、請求項1〜4の目的に加えて、特に
テーブルこんろの天ぷら火災防止用として好適に使用可
能とするために、前記磁石を、温度センサとして所定の
箇所に設けられた感温フェライトに吸着する第二の磁石
に連結部材を介して連結する一方、前記コイルを前記磁
石の下方に配置し、前記コイル又は磁石の相対的な接近
又は離反運動とそのタイミングを、前記感温フェライト
の温度上昇に伴う磁性の変化に応じて、前記第二の磁石
が前記感温フェライトから離脱する作動により得るもの
とし、更に前記コイル近傍には、前記第二の磁石の離脱
に伴って落下した前記磁石を受けて上下動させる弾性手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1はテーブルこんろに構成した自
動消火装置の説明図で、自動消火装置1は、点滅器本体
2に組み込まれ、点火ボタン3の矢印方向へのプッシュ
動作によって強制的に開弁してバーナ本体4へのガス流
路を開放するマグネット電磁弁6と、バーナヘッド5の
中央を貫通して上方に突出する温度センサ7と、バーナ
ヘッド5の近傍に配置され、炎を感知して熱起電力をマ
グネット電磁弁6へ供給する熱電対8とから構成され
る。まず温度センサ7の詳細を図2に示す。テーブルこ
んろ内部の固定板9に立設された筒状の支柱10には、
感熱キャップ11を上部に披着すると共に、その裏面に
感温フェライト12を収納した筒状のホルダー13が、
上下にスライド可能に外嵌されている。このホルダー1
3は、前記感温フェライト12と支柱10上部の拡開部
10aとの間に設けられた圧縮スプリング14によって
上方へ付勢され、ホルダー13の内面に突設したストッ
パ13aと前記拡開部10aとの係止により、その上限
位置を規制されるものである。又支柱10の内部には、
フェライト磁石15を上端に把持する筒状のヨーク16
が設けられ、そのヨーク16の下方には作動軸17が連
結されている。この作動軸17は、下方のフランジ18
と前記固定板9との間に設けられた戻しバネ19によっ
て下方へ付勢されており、感温フェライト12の温度が
キュリー点(例えば250℃)到達前の強磁性体の時
は、フェライト磁石15が吸着し、作動軸17は戻しバ
ネ19の付勢に抗してヨーク16と共に上限位置にあ
り、感温フェライト12の温度がキュリー点に到達して
常磁性体となった時は、戻しバネ19の付勢力が上回っ
てフェライト磁石15は感温フェライト12から離脱
し、ヨーク16と共に作動軸17は落下するものとな
る。尚この作動軸17とヨーク16との連結は、抜け止
め部17aを形成した作動軸17の上部をヨーク16内
に挿着してなされるが、ヨーク16上方の仕切板16a
と抜け止め部17aとの間に設けた補正バネ20によっ
て、軸方向で互いに離反する向きへ付勢される。そして
作動軸17の下端には、極性を上下に配置した棒状のネ
オジウム磁石21が一体に装着されており、更にその下
方には、作動軸17と同軸でネオジウム磁石21よりや
や大径の筒体22(非磁性体)が立設されると共に、そ
の底部に弾性手段としての圧縮スプリング23が収納さ
れている。一方筒体22の外面には、コイル24が巻回
されており、このコイル24を、図1下部に示す通り、
前記熱電対8とマグネット電磁弁6内の励磁コイル6a
と夫々直列に接続して、熱電回路25を構成している。
【0008】以上の如く構成された自動消火装置1にお
いては、こんろ部の五徳に鍋等をセットすると、ホルダ
ー13が圧縮スプリング14の付勢に抗して押し下げら
れ、感熱キャップ11が鍋底に密着して鍋底温度が感温
フェライト12へ伝わる。感温フェライト12の温度が
キュリー点に到達しない通常時は、前述のようにフェラ
イト磁石15が感温フェライト12に吸着して、作動軸
17を図2の位置に保持し、ネオジウム磁石21は筒体
22の入口付近に位置する。そして点火ボタン3のプッ
シュ操作によってマグネット電磁弁6が強制的に開弁さ
れ、ガスバーナが点火されると、炎を感知した熱電対8
の熱起電力により熱電回路25が通電し、マグネット電
磁弁6のコイル6aへ吸着電流が流れて、マグネット電
磁弁6は開弁保持される。ここで立ち消えが発生する
と、熱電対8の熱起電力低下により、熱電回路25の通
電が停止してマグネット電磁弁6は閉弁する。一方、鍋
底温度が上昇して温度センサ7における感温フェライト
12がキュリー点に達すると、その磁性が強磁性体から
常磁性体へ変化するため、戻しバネ19の付勢力によっ
てフェライト磁石15が感温フェライト12から離脱
し、作動軸17と共に下方へ落下する。すると作動軸1
7と一体のネオジウム磁石21も落下して筒体22内に
進入し、そのまま下方へ落下する(図3)が、このネオ
ジウム磁石21の移動に伴って変化する磁束がコイル2
4と交差し、コイル24の両端に起電力を誘起させるこ
とになる。この誘導起電力による電流は、熱電対8の熱
起電力によるマグネット電磁弁6への吸着電流とは逆方
向へ流れる設定(コイル24の巻き方向やネオジウム磁
石21の極性等によって設定される)となっており、こ
れによって熱電回路25における吸着電流が減少してマ
グネット電磁弁6は閉弁し、ガスの供給が停止して自動
消火するのである。更にここでは、ネオジウム磁石21
が筒体22の底部まで達すると、圧縮スプリング23に
当接してこれを圧縮するため、その弾性力で再び上昇し
て、再度戻しバネ19の付勢により落下する。この上下
作動は、圧縮スプリング23と戻しバネ19との付勢力
が釣り合ってネオジウム磁石21が停止するまで、徐々
に振幅を小さくしながら続く。よってこの上下作動にお
ける落下の度に逆電流が発生して、前記マグネット電磁
弁6の吸着電流の減少に働くこととなる。
【0009】この作動を図4のグラフで説明する。同図
はマグネット電磁弁6への吸着電流の時間による変化を
示す(吸着時の順電流を上側、逆電流を下側に示す)も
ので、点線はコイル24による誘導電流の変化を示す。
即ちネオジウム磁石21が最初の落下時(P点)から、
圧縮スプリング23の弾性によって先述のように上下作
動を繰り返すことで、P点から点線のように逆側と順側
へ互い違いに反転する誘導電流を発生させ、更に時間の
経過に連れて、この振幅を徐々に小さくして行き、ネオ
ジウム磁石21の停止によって0となる。この変化に合
わせて吸着電流も、定常レベルを境にして上下に振幅を
繰り返しながら徐々に変化を小さくし、誘導電流の0に
よって定常レベルへ戻ることになる。ここでは吸着電流
が逆電流側へ移行した際、順側での閉弁レベル(a点)
を過ぎ、反転して順電流側へ移行して再び閉弁レベル
(a´点)を超える変移を示しているが、この閉弁レベ
ル(a点)から閉弁レベル(a´点)まで移行する時間
1 の間で、マグネット電磁弁6は閉弁するのである。
そしてネオジウム磁石21の再度の落下に伴う振幅で、
同様に順側の閉弁レベル(b点)を過ぎ、反転して元の
閉弁レベル(b´点)を超える変移が再び現われ、ここ
で時間t2 が得られる。このように振幅によってt1
2 ,t3 ・・・tn の複数の閉弁可能時間が連続的に
得られることとなり、確実に消火させることができるの
である。尚ここでは吸着電流の逆側への最大値が、逆側
の閉弁レベルを超えないように誘導起電力の大きさを制
限している。これは、逆側でも閉弁レベルを超えるとマ
グネット電磁弁6は吸着し得るためで、この設定によ
り、上記時間t1 ,t2 ,t3 ・・をそのまま閉弁時間
として確保できることになる。
【0010】尚上記実施の形態では、弾性手段として圧
縮スプリングを採用したが、同様の作用が得られるもの
であれば、図5の如く弾性の高いゴム26やスポンジ等
を用いても良く、又図6のように、磁石27を、ネオジ
ウム磁石21の下側の極性と同じ極性を上側にして設け
て、磁石の反発によって上下作動する弾性を得ることも
できる。
【0011】そして上記実施の形態では、熱電回路に温
度センサのコイルを直列に接続したものであるが、本発
明は、コイルに対する磁石の磁束の変化によって誘導起
電力を得て電磁弁を閉弁させる趣旨であるため、その目
的が達成されるものであれば、図7,8に示すような構
成も可能である。即ち、第二発明として、図1で説明し
た自動消火装置1において、マグネット電磁弁6の鉄心
28に、励磁コイル6aと、その励磁コイル6aと逆巻
きの逆励磁コイル29とを夫々巻回し、図8の如く、励
磁コイル6aを熱電対8と直列接続して熱電回路25a
を構成する一方、逆励磁コイル29を温度センサ7のコ
イル24と直列に接続するのである。よってここでは、
作動軸17の落下によるコイル24の誘導起電力によ
り、マグネット電磁弁6に熱電回路25aの通電による
起磁力と逆方向の起磁力が生じ、弁体30を連結する吸
着片31への吸着力(合成起磁力)が減少し、弁体30
が閉弁することになる。この構成によれば、熱電回路2
5aにコイル24を組み込む必要がなくなり、回路抵抗
の変動を抑えて器具の性能への影響をより好適に防止で
きる。この場合も、合成起磁力は先述した図4と同様の
変移を示すものとなり、当然ここでも 合成起磁力が逆
起磁力側での閉弁レベルを超えないように逆起磁力の大
きさを制限すれば、各振幅毎の閉弁可能時間を長く確保
できる。又この構成は図5,6のようなゴム26やスポ
ンジ、磁石27を採用した変更例でも同様に適用可能で
あることは言うまでもない。
【0012】更にこれまでは、本発明をテーブルこんろ
において温度センサと関連させて、天ぷら火災防止に効
果的な自動消火装置を構成して説明したが、この他振動
センサやタイマー等と関連させることで、地震消火装置
やタイマー消火装置等、所望のタイミングで消火する自
動消火装置を任意に構成できる。
【0013】
【発明の効果】以上請求項1及び2の発明によれば、熱
電素子と電磁弁とで構成される熱電回路における回路抵
抗の変動を少なくして、点火不良、絞り特性の悪化とい
った器具性能への影響をなくし、所望のタイミングで確
実に消火する信頼性の高い自動消火装置を簡単に構成可
能となる。特に磁石又はコイルの反復運動で逆電流や逆
起磁力を複数回連続して発生させるようにしたことで、
確実な自動消火動作が期待できる。又請求項3及び4の
発明によれば、請求項1,2の効果に加えて、逆電流や
逆起磁力の調整により、電磁弁が閉弁する電流や起磁力
レベルを時間的に長く確保でき、自動消火の確実性をよ
り向上させることができる。更に請求項5の発明によれ
ば、請求項1〜4の効果に加えて、従来の温度センサと
組み合わせて、所望の温度で消火する自動消火装置が簡
単に構成でき、特にテーブルこんろの天ぷら火災防止用
として好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動消火装置の概略図である。
【図2】温度センサの説明図である。
【図3】温度センサの作動状態を示す説明図である。
【図4】自動消火作動時のマグネット電磁弁への電流の
変移を示すグラフである。
【図5】弾性手段の変更例を示す説明図である。
【図6】弾性手段の変更例を示す説明図である。
【図7】第二発明におけるマグネット電磁弁の説明図で
ある。
【図8】第二発明の自動消火装置の回路図である。
【図9】従来の自動消火装置の説明図である。
【符号の説明】
1・・自動消火装置、3・・点火ボタン、6・・マグネ
ット電磁弁、7・・温度センサ、8・・熱電対、12・
・感温フェライト、15・・フェライト磁石、17・・
作動軸、21・・ネオジウム磁石、22・・筒体、24
・・コイル、25・・熱電回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路に配置した電磁弁の励磁コイル
    を、ガスバーナの近傍に配置される熱電素子と接続し、
    前記熱電素子の熱起電力により、強制的に開弁させた前
    記電磁弁を吸着開弁保持させて、前記ガスバーナへのガ
    ス供給を維持する熱電回路を備え、その熱電回路にコイ
    ルを組み込むと共に、そのコイルに対して相対的に接近
    又は離反可能な磁石を設けて、前記コイル又は磁石に、
    所望のタイミングで前記相対的な接近又は離反運動を反
    復して行わせることで、前記コイルに前記熱電素子によ
    る熱起電力と逆方向の誘導起電力を複数回連続して誘起
    させ、それらの逆電流により前記電磁弁への順電流を減
    少させて電磁弁を閉弁可能としたことを特徴とする自動
    消火装置。
  2. 【請求項2】 ガス流路に配置した電磁弁の鉄心に2つ
    の励磁コイルを巻回して、一方の励磁コイルをガスバー
    ナの近傍に配置される熱電素子と接続し、その熱電素子
    の熱起電力により、強制的に開弁させた前記電磁弁を吸
    着開弁保持させ、前記ガスバーナへのガス供給を維持す
    る熱電回路を構成する一方、他方の励磁コイルを、別の
    コイルに接続すると共に、そのコイルに対して相対的に
    接近又は離反可能な磁石を設けて、前記コイル又は磁石
    に、所望のタイミングで前記相対的な接近又は離反運動
    を反復して行わせることで、前記コイルに誘導起電力を
    複数回連続して誘起させて前記他方の励磁コイルに通電
    し、前記一方の励磁コイルによる励磁と逆方向に励磁さ
    せて、その逆起磁力により前記電磁弁の吸着力を減少さ
    せて電磁弁を閉弁可能としたことを特徴とする自動消火
    装置。
  3. 【請求項3】 前記逆電流により前記電磁弁へ供給され
    る電流が、逆電流側での閉弁レベルを超えないように逆
    電流の値を調整した請求項1に記載の自動消火装置。
  4. 【請求項4】 前記逆起磁力により前記電磁弁に発生す
    る合成起磁力が、逆起磁力側での閉弁レベルを超えない
    ように逆起磁力の値を調整した請求項2に記載の自動消
    火装置。
  5. 【請求項5】 前記磁石を、温度センサとして所定の箇
    所に設けられた感温フェライトに吸着する第二の磁石に
    連結部材を介して連結する一方、前記コイルを前記磁石
    の下方に配置し、前記コイル又は磁石の相対的な接近又
    は離反運動とそのタイミングを、前記感温フェライトの
    温度上昇に伴う磁性の変化に応じて、前記第二の磁石が
    前記感温フェライトから離脱する作動により得るものと
    し、更に前記コイル近傍には、前記第二の磁石の離脱に
    伴って落下した前記磁石を受けて上下動させる弾性手段
    を設けた請求項1乃至4の何れかに記載の自動消火装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107648778A (zh) * 2017-09-27 2018-02-02 重庆润泰节能科技有限公司 一种自动灭火装置及汽车

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