JPH1071900A - 移動トイレ - Google Patents

移動トイレ

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Publication number
JPH1071900A
JPH1071900A JP34156196A JP34156196A JPH1071900A JP H1071900 A JPH1071900 A JP H1071900A JP 34156196 A JP34156196 A JP 34156196A JP 34156196 A JP34156196 A JP 34156196A JP H1071900 A JPH1071900 A JP H1071900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
floor
vehicle body
tank
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34156196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Takahashi
吉春 高橋
Takuya Matsunaga
拓哉 松永
Tsuguyuki Yoshida
次幸 吉田
Shin Narita
伸 成田
Susumu Kurabayashi
進 倉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAABEST KK
Toto Ltd
Press Kogyo Co Ltd
Original Assignee
HAABEST KK
Toto Ltd
Press Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1071900A publication Critical patent/JPH1071900A/ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 車両に牽引されて移動可能な移動トイレ
であって、車体の中央部を仕切壁で仕切り、この仕切壁
の両側に、複数の手洗器、小便器、腰掛便器を備えたト
イレブース等を設け、この腰掛便器は、仕切壁を挟んで
背中合せにならない向きに配設し、手洗器、小便器、腰
掛便器を備えたトイレブース等に面する車体の両側部に
夫々通路を設け、この通路の両端部に入口、又は出口を
設けた。 【効果】 奥行寸法が大きい大便器を、車体の中央部に
設けられた仕切壁を挟んで背中合せにならない向きに配
設したので、移動トイレの幅を、牽引する車両の幅を越
えない大きさに抑えることができ、一般道路を移動し易
い。又、車体の両側部に夫々通路を設け、この通路の両
端部に入口、又は出口を設けたので、入口と出口を別々
に設けることができ、利用者が通路でぶつかり合わない
から利用者の動きがスムーズになり、短時間により多く
の人が利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレが存在しな
いか、若しくは少ない場所で使用し、特に災害発生によ
る緊急時における被災地、音楽ライブなどの各種の屋外
イベント会場、行楽シーズンの観光地等で使用するのに
適した簡易な移動トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】被災地、屋外イベント会場、観光地等で
使用されるトイレとして、 運搬車で工事現場等に運んで使用する個別に独立した
ボックス型の簡易トイレや、 図27の従来の移動トイレの斜視図に示すように、運
搬車200の荷台201を改良して腰掛便器202…と
小型の手洗器203…を備えた複数のトイレーブース2
04…を並設した移動トイレ、 等が知られている。
【0003】は、据付け型のボックス内に便器と、こ
の便器の下方に設けられ便器で受けた***物を貯留する
貯留タンクを備えた構造であり、運搬車に据え付けられ
た状態で使用するか、若しくは運搬車から降ろして地上
に据え付けられた状態で使用する。は、荷台201の
後部に図示せぬ大型のトランク室を設け、このトランク
室に腰掛便器202…や手洗器203…への図示せぬ給
・排水設備と、屎尿の焼却炉、及び洗浄水の浄化装置等
を備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の簡易トイレ
は、構造が簡単であるが、水洗トイレではなく、貯留タ
ンクに屎尿を貯める汲み取り式であるので、繰返して使
用することにより貯留タンクに貯まった***物が悪臭を
発して利用者に不快感を与える。又、洗浄水で便器内を
洗い流さないので、不衛生であり、利用者に敬遠されが
ちである。更にの簡易トイレは据付け型であるため、
運搬車に据え付けて使用する場合、応急的に梯子等を用
意しなければならないから、使い難くて利用者が運搬車
に乗り降りするのに危険を伴う。また運搬車から降ろし
て地上に据え付けて使用する場合には、簡易トイレを運
搬車から降ろす作業にクレーン車等の別の作業車を必要
とし、その作業にも慎重さが要求され、取り扱いが不便
である。
【0005】前記は、運搬車200の荷台201を改
良して腰掛便器202…と小型の手洗器203…を備え
たトイレーブース204…や、給・排水設備等のトイレ
本来の設備の他に屎尿の焼却炉、及び洗浄水の浄化装置
等の付帯設備を設けているので、付帯設備の製造に伴っ
て移動トイレ1台当りの製造コストが高くなる。
【0006】そこで本発明の目的は、屋外に緊急にトイ
レを設置する必要が生じた際に簡単迅速に利用すること
ができ、且つ衛生的で使い勝手が良く、製造コストのか
からない移動トイレを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車両に牽引されて移動可能な移動トイレ
であって、車体の中央部を仕切壁で仕切り、この仕切壁
の両側に複数の手洗器と、小便器と、大便器を備えたト
イレブース等を設け、この大便器は、仕切壁を挟んで背
中合せにならない向きに配設し、手洗器と、小便器と、
大便器を備えたトイレブース等に面する車体の両側部に
夫々通路を設け、この通路の両端部に入口、又は出口を
設けた。
【0008】奥行寸法が大きい大便器を、車体の中央部
に設けられた仕切壁を挟んで背中合せにならない向きに
配設したので、移動トイレの幅を、牽引する車両の幅を
越えない大きさに抑えることができ、一般道路を移動し
易い。
【0009】又、車体の両側部に夫々通路を設け、この
通路の両端部に入口、又は出口を設けたので、入口と出
口を別々に設けることができ、利用者が通路でぶつかり
合わないから利用者の動きがスムーズになり、短時間に
より多くの人が利用することができる。
【0010】更に車体の中央部を仕切壁で仕切り、この
仕切壁の両側に複数の手洗器と、小便器と、大便器を備
えたトイレブース等を設けたので、陶器等で作られ重量
が嵩む手洗器、小便器、大便器等を全て車輪の内側に設
置することができ、移動時にバランスが良い。
【0011】請求項2は、手洗器、小便器、及び大便器
に水を供給する上水タンクと、手洗器からの排水、小便
器、及び大便器からの屎尿を収納する脱着自在の屎尿タ
ンクとを設けた。使用後小便器、及び大便器に水を流す
ことができるので、衛生的に使用することができる。
【0012】又、屎尿を屎尿タンクに収納するので、大
勢の人が使用しても悪臭を発することが無い。更に一杯
になった屎尿タンクを汚水処理場へ運搬して簡単に処理
することができる。
【0013】請求項3は、車体の上部を屋根で覆い、移
動時に車体の側部を開閉自在の側板で覆うようにした。
移動時に車体の側部を側板で覆うので、手洗器、小便
器、及び大便器等を風雨から保護することができ、また
見栄えも良い。
【0014】請求項4は、側板を、屋根に回転自在に支
持された上部側板と、車体に回転自在に支持された下部
側板とから構成し、この下部側板を使用時に水平に保持
して通路とし、上部側板をこの通路の上方に保持して通
路を覆う庇とする。使用時に下部側板を水平に保持して
通路とするので、車体の略幅一杯を手洗器、小便器、及
び大便器等の利用スペースとすることができ、車体上の
狭いスペースを有効に利用することができる。又、使用
時に上部側板を通路の上方に保持して通路の庇とするの
で、雨の時でも手洗器、小便器、及び大便器を利用する
ことができる。
【0015】請求項5は、車体と、この車体に設置され
る水洗便所及び手洗所と、水洗便所及び手洗所に給水す
る給水手段と、水洗便所及び手洗所からの排出物を排出
する排出手段と、車体に折り畳んで収納され使用時に車
体の外方に突出させて保持される通路手段と、この通路
手段の使用時に通路手段と地上との間に設けられる昇降
路とからなる様にした。
【0016】水洗便所なので余り臭わず、衛生的であ
り、利用者が不快感を感ずることなく利用することがで
きる。又、通路手段は車体に折り畳んで収納することが
できるので、移動時に嵩ばらずコンパクトになるから、
迅速に移動することができる。更に専用の昇降路を備え
ているので、昇降が楽であり、利用者が安心して利用す
ることができる。
【0017】請求項6は、水洗便所及び手洗所に照明器
具を設けた。照明器具を設けたので、夜間でも利用する
ことができ、利便性を向上させることができる。
【0018】請求項7は、水洗便所及び手洗所を背中合
せに2列に配設した。水洗便所及び手洗所の外側に夫々
通路手段を設けることができるので、利用者の流れが円
滑になるから、多数の人が水洗便所及び手洗所を効率良
く利用することができる。又、夫々の通路手段に面した
水洗便所及び手洗所を男子用、女子用に分けることがで
きるから、使い勝手が向上する。
【0019】請求項8は、水洗便所に、複数のドア付の
ブース内に夫々設置された腰掛便器を備える様にした。
多数の腰掛便器を設置することができるから、男女共通
で同時に多数の人が利用することができる。
【0020】請求項9は、水洗便所に、複数の小便器と
複数のドア付のブース内に夫々設置された腰掛便器とを
備える様にした。小便器と腰掛便器を別々に設けたの
で、男女別々に利用すことができ、使い勝手が良くな
る。
【0021】請求項10は、給水手段を、水を貯めてお
く給水タンクと、この給水タンク内の水を供給する給水
排出ポンプと、給水ポンプからの水を前記水洗便所及び
手洗所に給水する給水管とからなる様にした。給水ポン
プを備えた給水手段によって水洗便所及び手洗所に速や
かに水を流すことができるので、衛生的である。
【0022】請求項11は、排出手段を、水洗便所及び
手洗所に排水管を介して接続された汚水タンクと、この
汚水タンク内に設置され車外に設置された貯留タンクに
排出物を送る排出ポンプとからなる様にした。汚水タン
ク内に排出ポンプを設置したので、汚水タンク内の***
物を車外に設けた別体の貯留タンクに排出することがで
きるから、車体に大きな貯留タンクを設ける必要がな
く、保守管理がし易くなる。
【0023】請求項12は、貯留タンクを複数個設け、
各貯留タンクと排出ポンプとを分岐排出管で接続し、こ
の分岐排出管に設けた切換手段で貯留タンクを切換える
様にした。切換手段によって貯留タンクを切換えること
ができるので、1つの貯留タンクが満配になってもすぐ
別の貯留タンクを使用することができるから、常に使用
可能状態を維持することができ、使い勝手が良くなる。
【0024】請求項13は、通路手段を、使用時に水平
に倒して外方に突出させ収納時に垂直方向に起立させ得
る様に車体に連結された床と、使用時にこの床の上方で
この床を覆う様に外方に突出し収納時に床の上方で下垂
し得る様に車体に連結された庇と、互いに屈伸可能に連
結され床及び庇の使用時に床及び庇間で垂直方向に延出
して両者を外方に突出状態で支持し、床及び庇の収納時
に床及び庇の内側に折り畳まれて格納される様に床及び
庇間に連結された手摺及び支柱と、使用時に床、庇、手
摺及び支柱を展開させる油圧シリンダ装置とからなる様
にした。油圧シリンダ装置によって床、庇、手摺及び支
柱を人力で展開する必要がなくなるから、安全に簡単に
迅速に、且つ天候の制約を受けることなく水洗便所を設
営することができる。
【0025】請求項14は、昇降路を、取外し可能に設
けられた階段とし、床の収納時に床の外面に取外し可能
に取付ける様にした。移動トイレ専用の昇降路を、移動
時に収納した床の外面に取外し可能に取付ける様にした
ので、移動時に嵩ばらずコンパクトになるから、迅速に
移動することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明の移動トイレの斜視図であ
り、移動トイレ1は、地震等の緊急災害時や、ゴルフ等
の屋外イベント等に際し、レッカー車等の車両2で現場
に牽引して行き、臨時のトイレとして使用する移動可能
なトイレである。移動トイレ1は、車体3の下部に移動
用の2輪の車輪4を備え、車体3に後述の手洗器、小便
器、腰掛便器等を備え、車体3の上部、及び前後を屋根
5、及び壁6,6で覆い、移動時に車体3の側部を開閉
自在の側板7,7で覆うようにしたものである。
【0027】図2(a)〜(c)は移動トイレの後面図
であり、(a)に示すように側板7は、屋根5に回転自
在に支持された上部側板8と、車体3に回転自在に支持
された下部側板9とからなる。上部側板8は、上部が内
側に広角に屈曲した形状を備える。下部側板9は、車体
3に枢支され中間部が内側に直角に屈曲した側壁10
と、側壁10の上端に回転自在に支持された手摺壁11
とからなる。移動時に車体3の側部で、下部側板8の側
壁10の屈曲部10aに、上部側板8の下端部8aが当
接して閉じた状態となる。
【0028】(b)は側板7を開く様子を示し、移動ト
イレ1が現場に到着したら車体3に搭載した図示せぬバ
ッテリーによる油圧駆動で上部側板8を上方へ回動し、
下部側板9を下方に回動して側板7を開く。
【0029】(c)は側板7を開いて保持した状態を示
し、伸縮自在に構成した支柱12を油圧駆動で伸長させ
て、使用時に上部側板8、及び下部側板9を固定する。
支柱12は、側板7を閉じる時短縮して下部側板9の内
側に格納する。
【0030】図3は使用できる状態の移動トイレの斜視
図を示し、移動トイレ1は、図の左側が前記車両2で牽
引する時の前方を示す。移動トイレ1は、車体3の両側
部に下部側板9の側壁10下部を水平に保持して通路1
3…とし、上部側板8をこの通路13…の上方に保持し
て通路を覆う庇14…とする。上部側板8、及び下部側
板9は、余り長尺にならないように車体3の前後で、夫
々上部側板8aと,8b、及び下部側板9aと,9bの
2つに分割する。
【0031】側壁10上部と手摺壁11は垂直に保持
し、水平に保持した上部側板8a,8bの端部と、2本
の支柱12…で連結する。下部側板9の側壁10下部
は、通路13…となって利用者の荷重がかかるので、底
部を車体3、又は地面15に支持脚16…で支持する。
移動トイレ1は、車輪4が2輪のため前記車両2を離す
と傾いてしまうので、使用時に車体3の底部を4ヵ所ジ
ャッキ17…で支持して車体3を水平にし、且つ動かな
いように固定する。
【0032】左右の通路13…の両端に、入口18、又
は出口19を設ける。入口18と出口19は、左右の通
路13(a),13(b)で逆方向に設ける。入口18
及び出口19に、出入りし易いように手摺付の段梯子2
0を取付ける。段梯子20は、手摺21を着脱自在に設
け、移動時は手摺21を外して閉じた下部側板9の内側
に格納して固定する。
【0033】図4は移動トイレの平面図を示し、移動ト
イレ1は、図の左側が前記車両2で牽引する時の前方を
示す。移動トイレ1は、車体3の中央部を仕切壁22で
仕切る。図でこの仕切壁22の上側が男子用のトイレゾ
ーンAで、手洗器23…を2つ、配管ユニット24を介
して小便器25…を3つ、ドア26を備えた物入れ2
7、そして腰掛便器28…を備えるトイレブース29…
を2つ設ける。同様に図で仕切壁22の下側が女子用の
トイレゾーンBで、腰掛便器28…を備えるトイレブー
ス29…を4つ、手洗器23…を3つ設ける。
【0034】腰掛便器25…は、腰掛便器25…同士仕
切壁2を挟んで背中合せにならない位置に仕切壁22に
沿って横向きに配設する。そして腰掛便器28…を備え
るトイレブース29…はスペースをとるので、トイレブ
ース29…を設ける部分は、男子用のトイレゾーンA、
女子用のトイレゾーンB共、反対側のゾーンに張り出す
ように仕切壁22を屈曲させて設ける。又、各トイレゾ
ーンA,B、及びトイレブース29…内に図示せぬ照明
を設け、天候のすぐれない日や、夜間にも利用できるよ
うにする。
【0035】男子用のトイレゾーンA、女子用のトイレ
ゾーンB共、通路13(a)、(b)と、手洗器23
…、小便器25…、物入れ27、及び腰掛便器28…と
の間に、スペースC,またはDを設け、利用者で立て込
んでも夫々のトイレゾーンA、又はBを広く利用するこ
とができる。
【0036】物入れ27に、図示せぬポンプを備えた上
水タンク30を設ける。上水タンク30に給水管31を
繋ぎ、配管ユニット24に通して、小便器25…に洗浄
用の上水を供給する。給水管31は、更に手洗器23…
に伸ばして手洗い用の上水を供給する。そして給水管3
1は、トイレブース29…内に通して腰掛便器28…に
洗浄用の上水を供給する。
【0037】尚、上水タンク30は、移動トイレ1を設
置した場所の水道等の水源から給水して、空にならない
ようにする。また物入れ27には、前記ポンプや、側板
7を油圧で駆動させ、前記照明を灯すためのバッテリ
ー、及び上水タンク30の残量や、後述する屎尿タンク
の空き容量を表示するメータ、前記ポンプ等のコントロ
ールパネル等も収納する。
【0038】図5は移動トイレの車体の透視図を示し、
移動トイレ1は、図の左側が前記車両2で牽引する時の
前方を示す。移動トイレ1の車体3のシャーシ32の下
に、脱着自在の屎尿タンク33を設ける。この屎尿タン
ク33の口34に、手洗器23…、小便器25…、及び
腰掛便器28…に接続した排水管35,36,37,3
8を連結して、手洗器23…からの排水、小便器25
…、及び腰掛便器28…からの屎尿を収納する。
【0039】図6は移動トイレの車体の側面図であり、
屎尿タンク33は、車輪4よりも前方の車体3のシャー
シ32の下に、図示せぬバンドで着脱自在に取付ける。
屎尿タンク33は、例えば容量1.7t程度の大型のゴ
ム製の袋状に形成し、二重にして耐久性を与える。屎尿
タンク33は、屎尿処理場へ運搬し屎尿の入った内側の
袋を取出して処理する。
【0040】以上述べた構成の本発明の移動トイレによ
る作用について説明する。移動トイレは、図4に示すよ
うに、奥行寸法が大きい腰掛便器25…を、腰掛便器2
5…同士仕切壁2を挟んで背中合せにならない位置に横
向きに配設したので、移動トイレ1の幅を、牽引する車
両2の幅を越えない大きさに抑えることができ、一般道
路を移動し易い。
【0041】又、車体3の両側部に夫々通路13,13
を設け、この通路13,13の両端部に入口18、又は
出口19を設けたので、入口18と出口19を別々に設
けることができる。従って利用者は通路13の一端の入
口18から入って、腰掛便器28…、又は小便器25…
を利用し、最後に手洗器23…を利用して通路13の他
端の出口19に向かうので、利用者同士通路13,13
でぶつかり合うことがなくなって動きがスムーズにな
り、短時間により多くの人が利用することができる。
【0042】更に車体3の中央部を仕切壁22で仕切
り、この仕切壁22の両側に複数の手洗器23…と、小
便器25…と、腰掛便器28…を備えたトイレブース2
9…等を設けたので、陶器等で作られ重量が嵩む手洗器
23…、小便器25…、腰掛便器28…等を全て車輪4
の内側に設置することができ、移動時にバランスが良
い。
【0043】更に又、図3に示すように使用時に上部側
板8,8を通路13,13の上方に保持して通路13,
13の庇14,14とするので、雨の時でも手洗器23
…、小便器25…、及び腰掛便器28…を利用すること
ができる。
【0044】手洗器23…、小便器25…、及び腰掛便
器28…に水を供給する上水タンク30、及び手洗器2
3…からの排水、小便器25…、及び腰掛便器28…か
らの屎尿を収納する脱着自在の屎尿タンク33とを設け
たので、使用後小便器25…、及び腰掛便器28…に水
を流すことができるので、衛生的に使用することができ
る。
【0045】又、屎尿を屎尿タンク33に収納するの
で、大勢の人が使用しても悪臭を発することが無い。更
に一杯になった屎尿タンク33を汚水処理場へ運搬して
簡単に処理することができる。
【0046】車体3の上部を屋根5で覆い、移動時に車
体3の側部を開閉自在の上部側板8,8、及び下部側板
9,9で覆うようにしたので、手洗器23…、小便器2
5…、及び腰掛便器28…等を風雨から保護することが
でき、また見栄えも良い。また使用時に下部側板9,9
を水平に保持して通路13,13とするので、車体3の
略幅一杯を手洗器23…、小便器25…、及び腰掛便器
28…等の利用スペースとすることができ、車体3上の
狭いスペースを有効に利用することができる。
【0047】図7は本発明の別実施例の移動トイレの斜
視図であり、別実施例の移動トイレ40は、前記実施例
と同様に車体41の下部に移動用の2輪の車輪42,4
2(左側の車輪は不図示)を備え、車体41の上部、及
び前後を屋根43、及び壁44,45(前面壁44は不
図示)で覆ったものである。
【0048】車体41に、水洗便所46,47,48及
び手洗所49,51(図8参照)と、水洗便所46,4
7,48及び手洗所49,51に給水する後述の給水手
段と、水洗便所46,47,48及び手洗所49,51
からの排出物を排出する後述の排出手段と、車体41に
折り畳んで収納され使用時に車体41の外方に水平に突
出させて保持される通路手段52,53と、この通路手
段52,53と地上54との間に設けられる昇降路とし
ての階段55,55とを備える。
【0049】図8は別実施例の移動トイレの平面図であ
り、車体41の前後方向の中央部に仕切壁56を設け、
この仕切壁56を境に、車体右側(図の上側)に前記水
洗便所46及び手洗所49を設け、水洗便所46及び手
洗所49の外側に前記通路手段52を配設する。又、車
体左側(図の下側)に前記水洗便所47,48及び手洗
所51を背中合せに2列に配設し、水洗便所47,48
及び手洗所51の外側に前記通路手段53を配設する。
右側の通路手段52に面した水洗便所46及び手洗所4
9を女性用に設定し、左側の通路手段53に面した水洗
便所47,48及び手洗所51を男性用に設定する。男
性用の水洗便所47と48の間に機械室57を設置す
る。
【0050】2列に設けた水洗便所46,47,48及
び手洗所49,51に面して通路手段52,53を配設
したので、利用者の流れが円滑になり、多数の人が水洗
便所46,47,48及び手洗所49,51を効率良く
利用することができ、更に水洗便所及び手洗所を女性用
及び男性用、夫々別々に設けたので、使い勝手が良くな
る。
【0051】水洗便所46は、外壁58,59と中仕切
61…(…は複数個を示す。以下同様。)で4つの大便
所ブース62…を形成し、通路手段52側にドア63…
を設け、各大便所ブース62…に、腰掛便器64…及び
腰掛便器64…給水するためのロータンク65…を設置
してなる。手洗所49は、前記前面壁44と外壁59と
で区画し、通路手段52側を開放してある。手洗所49
は、手洗器66…を3台備え、各手洗器66に給水栓6
7を配置する。
【0052】水洗便所47は、前面壁44と外壁68と
中仕切69…とで2つの大便所ブース71…を形成し、
通路手段53側にドア72…を設け、各大便所ブース7
1…に、腰掛便器64…及び腰掛便器64…給水するた
めのロータンク65…を設置してなる。機械室57は、
前記中仕切69と外壁73とで形成し、通路手段53側
に開閉扉74,74を設ける。機械室57は、給水ポン
プ75、充電器76、燃料タンク77,78、エンジン
操作盤79等を備える(図9も参照)。
【0053】水洗便所48と手洗所51は、前記後面壁
45と外壁73と、これらの間に平行に設けられた仕切
壁81とで区画され、通路手段53側を開放してある。
水洗便所48は、3台の小便器82…を備える。手洗所
51は、手洗器66…を3台備え、各手洗器66に給水
栓67を配置する。又、手洗所49,51の仕切壁56
に鏡83…を取付け、水洗便所46,47,48、手洗
所49,51及び機械室57に、照明器具として蛍光灯
84…を取付ける(図7参照)。
【0054】水洗便所46,47,48は、複数の小便
器82…と複数のドア付のブース62…、71…内に夫
々設置された腰掛便器64…とを備える様にしたので、
男女別々に利用すことができ、使い勝手が良くなる。
【0055】図9は別実施例の移動トイレの使用状態の
側面図であり、通路手段52,53(通路手段53は不
図示)は、使用時に水平に倒して外方に突出させ収納時
に垂直方向に起立させ得る様に車体41に連結された床
85と、使用時にこの床85の上方でこの床85を覆う
様に外方に突出し収納時に床85の上方で下垂し得る様
に車体41に連結された庇86と、互いに屈伸可能に連
結され床85及び庇86の使用時に床85及び庇86間
で垂直方向に延出して両者を外方に突出状態で支持し、
床85及び庇86の収納時に床85及び庇86の内側に
折り畳まれて格納される様に床85及び庇86間に連結
された手摺87及び支柱88と、使用時に床85、庇8
6、手摺87及び支柱88を展開させる油圧シリンダ装
置89(図17も参照)等とからなる。通路手段52,
53を展開、格納の機構については後で詳しく説明す
る。
【0056】車体41の下部のシャーシ91に、車体4
1を地上54に対して水平に保持して固定するジャッキ
93…を前後左右の4ヵ所に取付ける。ジャッキ93…
は、伸縮可能な支持部材であり、手動操作により伸し、
図示せぬ水準器を使用して移動トイレ40を前後方向及
び左右方向において水平且つ安定に支持する。移動時に
は邪魔にならない様に縮める。
【0057】94はシャーシ91の側面の側面スカート
95に設けられたねじ穴付きプレートであり、使用時の
前記床85を側面スカート95に対して支持させるステ
ー96…の足部(図7参照)を、取外し可能に取付けて
固定する。ステー96の上端部の保持枠97は、同様に
床85の先端部(外端部)に取外し可能に取付けて固定
する。ステー96…によって多数の利用者が床85上を
通る際の荷重を支持し、床85の安全性を向上させるこ
とができる。取外したステー96…は、例えば後面スカ
ート98に設けられた開閉扉99(図7参照)を開け
て、前記シャーシー91に蝶ねじ等で取外し可能に取付
け、走行時の落下を防止する。
【0058】階段55は、左右一対の側げた101,1
01間に複数段の踏板102…を取付け、側げた10
1,101の上部間に連結板103を設け、側げた10
1,101に折り畳み可能に、若しくは起立された状態
で手摺104,104を設けてなる(図7も参照)。手
摺104,104が起立した状態で、その上端部を前面
壁44と前記手摺87、後面壁45と手摺87に図示せ
ぬ係合手段で取外し可能に係合させ、連結板103を前
記床85の端面に重ねて蝶ねじ105に取外し可能に連
結することにより、床85と地上54との間に階段5
5,55掛け渡す。
【0059】図10は通路手段を折り畳んで収納した状
態の側面図であり、床85を垂直方向に起立させて車体
41の側部に収納し、庇86を床85の上方で下垂させ
て車体41の側部に収納し、床85及び庇86の内側に
手摺87及び支柱88を折り畳んで格納する。106は
あおり止めであり、床85と庇86を互いに開放可能に
固定して、移動トイレ40がレッカー車等で牽引されて
路上を走行する際の安全性の向上を図っている。又、1
07は格納状態の床85の外面に取付けられたフックで
あり、このフック107に階段55の折り畳んだ手摺1
04を係合し、蝶ねじで取外し可能に取付ける。
【0060】図11は別実施例の移動トイレの後面図で
あり、床85、庇86、手摺87及び支柱88を折り畳
んで車体41の側部に格納した状態で、車体の外方に出
っ張らないから走行時に邪魔にならない。
【0061】図12は別実施例の移動トイレの給排水系
統の平面図であり、水洗便所46,47,48及び手洗
所49,51への給水手段111は、給水本管112
と、給水本管112から分岐した給水枝管113…と、
給水本管112に給水管114を介して給水する水を貯
めておく給水タンク115(図13も参照)と、この給
水タンク115内の水を給水本管112に供給する前記
給水ポンプ75とからなる。
【0062】給水枝管113…は、腰掛便器64…のロ
ータンク65…、手洗器66…の給水栓67…、小便器
82…の図示せぬ給水栓と、給水本管112とを接続す
る。給水タンク115は、前記シャーシー91下部に設
置されたゴム製のタンクであり、複数の給水口(本実施
例では3個)116…を備え、この給水口116…に図
示せぬゴムホース等を接続して水道等の給水源から水を
供給する。給水ポンプ75の駆動によって給水タンク1
15内の水を給水管114、給水本管112、給水枝管
113…を介して腰掛便器64…のロータンク65…、
手洗器66…の給水栓67…、小便器82…の図示せぬ
給水栓に給水する。
【0063】水洗便所46,47,48及び手洗所4
9,51からの排出物を排出する排出手段121は、排
水本管122と、排水本管122から分岐した排水枝管
123…と、排水本管122から排水する汚水を貯めて
おく汚水タンク124と、この汚水タンク124内に設
置された排出ポンプ125(図14参照)とからなる。
【0064】排水枝管123…は、腰掛便器64…の排
水口126…、手洗器66…の排水口127…、及び小
便器82…の排水口128…と、排水本管122とを接
続する。汚水タンク124は、前記シャーシー91前部
下部(図の左側)に設置されたタンクであり(図13も
参照)、前記排水本管122の途中に接続具129,1
29を介して接続する。
【0065】汚水タンク124に分岐排出管131を接
続し、分岐排出管131の途中にコック132,133
を設け、分岐排出管131の端部に排出口134,13
5を設ける。この排出口134,135に図示せぬゴム
ホース等を接続して、移動トイレ40の外部の地上に置
いた別体の貯留タンク147(図15参照)に接続す
る。
【0066】図13は給排水系統の側面図であり、水道
等の給水源から水を供給する前記給水タンク115の給
水口116…は、給水タンク115の上面に設けて、水
洗便所46の大便所ブース62の床及び水洗便所48の
床に開口させて、図示せぬ取外し自在のキャップで塞
ぎ、給水タンク115への給水をし易くしている(図1
2も参照)。
【0067】前記排出口134,135は、前面壁44
の下部に設けられた前面スカート137に面し、前面ス
カート137に設けられた図示せぬ開閉扉を開けて露出
させ、外部の地上に置いた図示せぬ別体の貯留タンクに
接続し易くしている。又、シャーシー91下部に発電機
138を設け、この発電機138によって前記給水ポン
プ75及び排出ポンプ125を駆動し、蛍光灯84…を
点灯する。
【0068】図14は汚水タンク周りの平面図であり、
蓋をした汚水タンク124の姿を示す。前記分岐排出管
131が、前記汚水タンク124内に設置された排出ポ
ンプ125に接続している。排出ポンプ125は、汚水
タンク125に所定量の***物及び洗浄水が貯まると自
動的に作動するポンプであり、分岐排出管131及びコ
ック132(又は133)を介して、***物及び洗浄水
を移動トイレ40と別体の貯留タンク147に流入させ
る。
【0069】図15は汚水タンクの一部破断側面図であ
り、前記汚水タンク124はアングル材143,143
で前記シャーシー91の前部に固定する。又、前記排出
ポンプ125は汚水タンク124の底に設けられた水中
ポンプであり、汚水タンク124内の上下方向の中間部
に設けられたフィルタ144で水洗便所46,47,4
8と手洗所49,51から排水本管122を通じて図の
矢印の様に流れてきた流出物が排出ポンプ125に流れ
込まない様にしている。
【0070】図16は排水系統の要部の一部破断正面図
であり、汚水タンク124の上部両側に窓145,14
5を設け、保守点検の際に中の様子を見られるようにし
ている。汚水タンク124内に排出ポンプ125を設置
したので、汚水タンク124内の***物及び洗浄水を車
外に設けた別体の貯留タンク147に排出することがで
きるから、車体に大きな貯留タンクを設ける必要がな
く、保守管理がし易くなる。
【0071】又、コック132,133によって貯留タ
ンク147を切換えることができるので、1つの貯留タ
ンクが満配になってもすぐ別の貯留タンクに交換して使
用することができるから、常に使用可能状態を維持する
ことができ、使い勝手が良くなる。満杯になった貯留タ
ンクは近くの屎尿処理場に運んで、***物及び洗浄水を
排出する。
【0072】図17は通路手段の折り畳み機構の詳細
図、図18は同要部の詳細図であり、前記通路手段52
(通路手段53の折り畳み機構も同様である)の床85
の内端部を、シャーシー91に固定された軸受151,
151(図面の奥の側の軸受151は不図示)に、軸1
49を介して大径の歯車152,152(図面の奥の側
の歯車152は不図示)と共に回転自在に取付ける。こ
の歯車152に、中径の歯車154が噛み合う。歯車1
54は、シャーシー91に固定された軸受153…(図
面の奥の側の軸受153…は不図示)に軸150aで取
付けられ、歯車154と同心に、軸150b,150c
で大径の歯車155と小径のスプロケット156を設け
る。
【0073】大径の歯車155は、シャーシー91の下
部に固定された油圧シリンダー装置89によって水平方
向に駆動されるラック158に噛み合っている。159
は、シャーシー91に固定されて、水平方向に駆動され
るラック158を支持する支持部材である。
【0074】小径のスプロケット156は、図示せぬ軸
受によりシャーシー91側に軸157で取付けられた大
径のスプロケット161に、チェーン162で連結す
る。大径のスプロケット161と共に軸157に小径の
スプロケット163を設ける。小径のスプロケット16
3の上方の屋根43の側部に、前記庇86の内端部(図
の左側)を図示せぬ軸受を介して小径の歯車164と共
に回転自在に取付ける。小径のスプロケット163と小
径の歯車164との間に、チェーン165を掛け渡す。
【0075】前記手摺87の下端部をピン167で床8
5の外端部(図の右側)に折曲り自在に連結し、手摺8
7の上端部と支柱88の下端部をピン168で折曲り自
在に連結し、支柱88の上端部を庇86の外端部(図の
右側)にピン169で折曲り自在に連結する。
【0076】図19は図17の19−19線断面図であ
り、前記軸受153…に軸150a,150b,150
cで前記歯車154、噛み合いクラッチ171、カム1
72、歯車155、噛み合いクラッチ173、及びスプ
ロケット156をこの配列で設ける。噛み合いクラッチ
171と173は、一方が噛み合っている時、他方が離
れているクラッチである。
【0077】噛み合いクラッチ171,173及びカム
172と対向して噛み合いクラッチ171,173及び
カム172の軸と平行にシフトフォーク174を設け
る。シフトフォーク174は、軸受175,175で図
示せぬシャーシー91に取付け、シフトフォーク174
に直角に固定されたピン176,177,178が、夫
々噛み合いクラッチ171、カム172、噛み合いクラ
ッチ173に噛み合っている。
【0078】以上の構成からなる別実施例の移動トイレ
の通路手段の折り畳み機構の作用を次に説明する。図2
0は通路手段の作用図であり、(a)において、手摺8
7及び支柱88を床85及び庇86の内側に折り畳んで
格納した状態を示す。
【0079】(b)において、油圧シリンダー装置89
を駆動して庇86が開き始め、庇86の動きに連動して
支柱88が伸び始めた状態を示す。床85、庇86、手
摺87及び支柱88は具体的には次の様に駆動される。
図17〜図19を参照。油圧シリンダー装置89のロッ
ド157が縮むと、ラック158が左方向に進んで歯車
155が時計周りに回転する。この時噛み合いクラッチ
171が噛み合っているので、歯車155と一緒に歯車
154が回転し、歯車152に伝動する。歯車152に
より歯車152と一体の床85が図の矢印の外側に開き
始める。床85の動きに連動して手摺87及び支柱88
が図の矢印の方向に動き始める。
【0080】(c)において、床85、庇86、手摺8
7及び支柱88が開いて使える様になった状態を示す。
噛み合いクラッチ171と一緒に回転するカム172に
よって、シフトフォーク174が図19の矢印bの方向
に移動してクラッチ173が噛み合い、クラッチ171
が解除される。クラッチ173が噛み合うことにより、
スプロケット156が回転し、スプロケット156から
チェーン162によってスプロケット161に伝動す
る。更にチェーン165によって庇86が開き、庇86
の開きに連動して支柱88が手摺87を伴って一緒に垂
直に延出し、床85、庇86、手摺87及び支柱88が
完全に開いて使用できる状態になる。
【0081】床85、庇86、手摺87及び支柱88を
格納する場合は、上記と逆の動作により駆動される。
【0082】油圧シリンダ装置89によって床85、庇
86、手摺87及び支柱88を人力で展開する必要がな
くなるから、安全に簡単に迅速に、且つ天候の制約を受
けることなく水洗便所を設営することができる。
【0083】図21は別実施例の通路手段の折り畳み機
構の断面図であり、上記実施例と共通の部分には同一の
符号を付して詳細な説明を省略する。この別実施例の通
路手段の折り畳み機構は、ピン167,168,169
で互いに結合され四節リンクをなす床85、手摺87、
支柱88、及び庇86を、床85に内蔵された油圧シリ
ンダー装置181で直接駆動するものである。
【0084】油圧シリンダー装置181は、移動トイレ
40のシャーシー91の側部に取付部材182を介して
回転自在に取付け、油圧シリンダー装置181のロッド
183の先端部を、ピン167よりも下方に延出された
手摺87の下端部87aに取付部材184を介して回転
自在に取付ける。尚、185は床85をシャーシー91
に回転自在に取付けるピン、186は庇86を屋根43
に回転自在に取付けるピンである。
【0085】以上の構成からなる別実施例の通路手段の
折り畳み機構の作用を次に説明する。図22〜図26は
通路手段の作用図であり、図22において、床85と庇
86が完全に開いて通路手段52が使用状態にある。
【0086】図23において、使用状態の通路手段52
は、油圧シリンダー装置181を作動させてロッド18
3を伸すと、手摺87及び支柱88が閉じ始める。
【0087】図24において、油圧シリンダー装置18
1を更に作動させてロッド183を伸すと、手摺87が
閉り床85上に折り畳まれる。
【0088】図25において、油圧シリンダー装置18
1を更に作動させてロッド183を伸すと、手摺87と
床85が一緒に上方に折り畳まれる。
【0089】図26において、手摺87及び支柱88が
床85及び庇86の内側に完全に折り畳まれて通路手段
52が格納され、移動トイレ40を移動できる状態にな
る。
【0090】床85、庇86、手摺87及び支柱88を
格納する場合は、上記と逆の動作により駆動される。油
圧シリンダ装置181によって、床85、庇86、手摺
87及び支柱88を人力で展開する必要がなくなるか
ら、安全に簡単に迅速に、且つ天候の制約を受けること
なく水洗便所を設営することができる。
【0091】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、車両に牽引されて移動可能な移動ト
イレであって、車体の中央部を仕切壁で仕切り、この仕
切壁の両側に複数の手洗器と、小便器と、大便器を備え
たトイレブース等を設け、この大便器は、仕切壁を挟ん
で背中合せにならない向きに配設し、手洗器と、小便器
と、大便器を備えたトイレブース等に面する車体の両側
部に夫々通路手段を設け、この通路の両端部に入口、又
は出口を設けた。
【0092】奥行寸法が大きい大便器を、車体の中央部
に設けられた仕切壁を挟んで背中合せにならない向きに
配設したので、移動トイレの幅を、牽引する車両の幅を
越えない大きさに抑えることができ、一般道路を移動し
易い。
【0093】又、車体の両側部に夫々通路を設け、この
通路の両端部に入口、又は出口を設けたので、入口と出
口を別々に設けることができ、利用者が通路でぶつかり
合わないから利用者の動きがスムーズになり、短時間に
より多くの人が利用することができる。
【0094】更に車体の中央部を仕切壁で仕切り、この
仕切壁の両側に複数の手洗器と、小便器と、大便器を備
えたトイレブース等を設けたので、陶器等で作られ重量
が嵩む手洗器、小便器、大便器等を全て車輪の内側に設
置することができ、移動時にバランスが良い。
【0095】請求項2は、手洗器、小便器、及び大便器
に水を供給する上水タンクと、手洗器からの排水、小便
器、及び大便器からの屎尿を収納する脱着自在の屎尿タ
ンクとを設けた。使用後小便器、及び大便器に水を流す
ことができるので、衛生的に使用することができる。
【0096】又、屎尿を屎尿タンクに収納するので、大
勢の人が使用しても悪臭を発することが無い。更に一杯
になった屎尿タンクを汚水処理場へ運搬して簡単に処理
することができる。
【0097】請求項3は、車体の上部を屋根で覆い、移
動時に車体の側部を開閉自在の側板で覆うようにした。
移動時に車体の側部を側板で覆うので、手洗器、小便
器、及び大便器等を風雨から保護することができ、また
見栄えも良い。
【0098】請求項4は、側板を、屋根に回転自在に支
持された上部側板と、車体に回転自在に支持された下部
側板とから構成し、この下部側板を使用時に水平に保持
して通路とし、上部側板をこの通路の上方に保持して通
路を覆う庇とする。
【0099】使用時に下部側板を水平に保持して通路と
するので、車体の略幅一杯を手洗器、小便器、及び大便
器等の利用スペースとすることができ、車体上の狭いス
ペースを有効に利用することができる。又、使用時に上
部側板を通路の上方に保持して通路の庇とするので、雨
の時でも手洗器、小便器、及び大便器を利用することが
できる。
【0100】請求項5は、車体と、この車体に設置され
る水洗便所及び手洗所と、水洗便所及び手洗所に給水す
る給水手段と、水洗便所及び手洗所からの排出物を排出
する排出手段と、車体に折り畳んで収納され使用時に車
体の外方に突出させて保持される通路手段と、この通路
手段の使用時に通路手段と地上との間に設けられる昇降
路とからなる様にした。
【0101】水洗便所なので余り臭わず、衛生的であ
り、利用者が不快感を感ずることなく利用することがで
きる。又、通路手段は車体に折り畳んで収納することが
できるので、移動時に嵩ばらずコンパクトになるから、
迅速に移動することができる。更に専用の昇降路を備え
ているので、昇降が楽であり、利用者が安心して利用す
ることができる。
【0102】請求項6は、水洗便所及び手洗所に照明器
具を設けた。照明器具を設けたので、夜間でも利用する
ことができ、利便性を向上させることができる。
【0103】請求項7は、水洗便所及び手洗所を背中合
せに2列に配設した。水洗便所及び手洗所の外側に夫々
通路手段を設けることができるので、利用者の流れが円
滑になるから、多数の人が水洗便所及び手洗所を効率良
く利用することができる。又、夫々の通路手段に面した
水洗便所及び手洗所を男子用、女子用に分けることがで
きるから、使い勝手が向上する。
【0104】請求項8は、水洗便所を、複数のドア付の
ブース内に夫々設置された腰掛便器を備える様にした。
多数の腰掛便器を設置することができるから、男女共通
で同時に多数の人が利用することができる。
【0105】請求項9は、水洗便所を、複数の小便器と
複数のドア付のブース内に夫々設置された腰掛便器とを
備える様にした。小便器と腰掛便器を別々に設けたの
で、男女別々に利用すことができ、使い勝手が良くな
る。
【0106】請求項10は、給水手段を、水を貯めてお
く給水タンクと、この給水タンク内の水を供給する給水
ポンプと、給水ポンプからの水を前記水洗便所及び手洗
所に給水する給水管とからなる様にした。給水ポンプを
備えた給水手段によって水洗便所及び手洗所に速やかに
水を流すことができるので、衛生的である。
【0107】請求項11は、排出手段を、水洗便所及び
手洗所に排水管を介して接続された汚水タンクと、この
汚水タンク内に設置され車外に設置された貯留タンクに
排出物を送る排出ポンプとからなる様にした。汚水タン
ク内に排出ポンプを設置したので、汚水タンク内の***
物を車外に設けた別体の貯留タンクに排出することがで
きるから、車体に大きな貯留タンクを設ける必要がな
く、保守管理がし易くなる。
【0108】請求項12は、貯留タンクを複数個設け、
各貯留タンクと排出ポンプとを分岐排出管で接続し、こ
の分岐排出管に設けた切換手段で貯留タンクを切換える
様にした。切換手段によって貯留タンクを切換えること
ができるので、1つの貯留タンクが満配になってもすぐ
別の貯留タンクを使用することができるから、常に使用
可能状態を維持することができ、使い勝手が良くなる。
【0109】請求項13は、通路手段を、使用時に水平
に倒して外方に突出させ収納時に垂直方向に起立させ得
る様に車体に連結された床と、使用時にこの床の上方で
この床を覆う様に外方に突出し収納時に床の上方で下垂
し得る様に車体に連結された庇と、互いに屈伸可能に連
結され床及び庇の使用時に床及び庇間で垂直方向に延出
して両者を外方に突出状態で支持し、床及び庇の収納時
に床及び庇の内側に折り畳まれて格納される様に床及び
庇間に連結された手摺及び支柱と、使用時に床、庇、手
摺及び支柱を展開させる油圧シリンダ装置とからなる様
にした。
【0110】油圧シリンダ装置によって床、庇、手摺及
び支柱を人力で展開する必要がなくなるから、安全に簡
単に迅速に、且つ天候の制約を受けることなく水洗便所
を設営することができる。
【0111】請求項14は、昇降路を、取外し可能に設
けられた階段とし、床の収納時に床の外面に取外し可能
に取付ける様にした。移動トイレ専用の昇降路を、移動
時に収納した床の外面に取外し可能に取付ける様にした
ので、移動時に嵩ばらずコンパクトになるから、迅速に
移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動トイレの斜視図
【図2】移動トイレの後面図
【図3】使用できる状態の移動トイレの斜視図
【図4】移動トイレの平面図
【図5】移動トイレの車体の透視図
【図6】移動トイレの車体の側面図
【図7】本発明の別実施例の移動トイレの斜視図
【図8】別実施例の移動トイレの平面図
【図9】別実施例の移動トイレの使用状態の側面図
【図10】通路手段を折り畳んで収納した状態の側面図
【図11】別実施例の移動トイレの後面図
【図12】別実施例の移動トイレの給排水系統の平面図
【図13】給排水系統の側面図
【図14】汚水タンク周りの平面図
【図15】汚水タンクの一部破断側面図
【図16】排水系統の要部の一部破断正面図
【図17】通路手段の折り畳み機構の詳細図
【図18】通路手段の折り畳み機構の要部拡大図
【図19】図17の19−19線断面図
【図20】通路手段の作用図
【図21】別実施例の通路手段の折り畳み機構の断面図
【図22】別実施例の通路手段の作用図
【図23】別実施例の通路手段の作用図
【図24】別実施例の通路手段の作用図
【図25】別実施例の通路手段の作用図
【図26】別実施例の通路手段の作用図
【図27】従来の移動トイレの斜視図
【符号の説明】
1…移動トイレ,3…車体,4…車輪,5…屋根,6…
壁,7…側板,8…上部側板,9…下部側板,10…側
壁,11…手摺壁,12…支柱,13…通路,14…
庇,18…入口,19…出口,20…段梯子,22…仕
切壁,23…手洗器,24…配管ユニット,25…小便
器,27…物入れ,28…腰掛便器,29…トイレブー
ス,30…上水タンク,31…給水管,32…シャー
シ,33…屎尿タンク,34…屎尿タンクの口,35,
36,37,38…排水管,40…移動トイレ,41…
車体,44,45…壁,46,47,48…水洗便所,
49,51…手洗所,52,53…通路手段,54…地
上,55…階段,57…機械室,62,71…大便所ブ
ース,64…腰掛便器,66…手洗器,75…給水ポン
プ,76…充電器,77,78…燃料タンク,79…エ
ンジン操作盤,82…小便器,84…蛍光灯,85…
床,86…庇,87…手摺,88,181…油圧シリン
ダ,91…シャーシ,93…ジャッキ,96…ステー,
107…フック,111…給水手段,112…給水本
管,113…給水枝管,114…給水管,115…給水
タンク,121…排水手段,122…排水本管,123
…排水枝管,124…汚水タンク,125…排出ポン
プ,126,127,128…排水口,131…分岐排
出管,134,135,136…排出口,138…発電
機,147…貯留タンク。
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 吉春 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松永 拓哉 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 吉田 次幸 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 成田 伸 神奈川県平塚市四之宮1500番地 プレス工 業株式会社内 (72)発明者 倉林 進 神奈川県横浜市緑区霧ヶ丘6−6−13 株 式会社ハーベスト内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に牽引されて移動可能な移動トイレ
    であって、 車体の中央部を仕切壁で仕切り、 この仕切壁の両側に、複数の手洗器、小便器、大便器を
    備えたトイレブース等を設け、 この大便器は、大便器同士前記仕切壁を挟んで背中合せ
    にならない向きに配設し、 前記車体の両側部に、前記手洗器、小便器、大便器を備
    えたトイレブース等に面する通路を夫々設け、 この通路の両端部に入口、又は出口を設けた、 ことを特徴とする移動トイレ。
  2. 【請求項2】 前記手洗器、小便器、及び大便器に水を
    供給する上水タンクと、前記手洗器からの排水、前記小
    便器、及び大便器からの屎尿を収納する脱着自在の屎尿
    タンクとを設けたことを特徴とする請求項1記載の移動
    トイレ。
  3. 【請求項3】 前記車体の上部を屋根で覆い、移動時に
    車体の側部を開閉自在の側板で覆うようにしたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の移動トイレ。
  4. 【請求項4】 前記側板は、前記屋根に回転自在に支持
    された上部側板と、前記車体に回転自在に支持された下
    部側板とからなり、この下部側板を使用時に水平に保持
    して前記通路とし、上部側板をこの通路の上方に保持し
    て前記通路を覆う庇とすることを特徴とする請求項3記
    載の移動トイレ。
  5. 【請求項5】 車体と、この車体に設置される水洗便所
    及び手洗所と、水洗便所及び手洗所に給水する給水手段
    と、水洗便所及び手洗所からの排出物を排出する排出手
    段と、前記車体に折り畳んで収納され使用時に車体の外
    方に突出させて保持される通路手段と、この通路手段の
    使用時に通路手段と地上との間に設けられる昇降路とか
    らなる移動トイレ。
  6. 【請求項6】 前記水洗便所及び手洗所に照明器具を設
    けたことを特徴とする請求項5記載の移動トイレ。
  7. 【請求項7】 前記水洗便所及び手洗所を背中合せに2
    列に配設したことを特徴とする請求項5又は請求項6記
    載の移動トイレ。
  8. 【請求項8】 前記水洗便所は、複数のドア付のブース
    内に夫々設置された腰掛便器を備える請求項5〜請求項
    7の何れか1項記載の移動トイレ。
  9. 【請求項9】 前記水洗便所は、複数の小便器と複数の
    ドア付のブース内に夫々設置された腰掛便器とを備える
    請求項5〜請求項8の何れか1項記載の移動トイレ。
  10. 【請求項10】 前記給水手段は、水を貯めておく給水
    タンクと、この給水タンク内の水を供給する給水ポンプ
    と、給水ポンプからの水を前記水洗便所及び手洗所に給
    水する給水管とからなる請求項5〜請求項9の何れか1
    項記載の移動トイレ。
  11. 【請求項11】 前記排出手段は、前記水洗便所及び手
    洗所に排水管を介して接続された汚水タンクと、この汚
    水タンク内に設置され車外に設置された貯留タンクに排
    出物を送る排出ポンプとからなる請求項5〜請求項10
    の何れか1項記載の移動トイレ。
  12. 【請求項12】 前記貯留タンクを複数個設け、各貯留
    タンクと前記排出ポンプとを分岐排出管で接続し、この
    分岐排出管に設けた切換手段で貯留タンクを切換える様
    にしたことを特徴とする請求項11記載の移動トイレ。
  13. 【請求項13】 前記通路手段は、使用時に水平に倒し
    て外方に突出させ収納時に垂直方向に起立させ得る様に
    車体に連結された床と、使用時にこの床の上方でこの床
    を覆う様に外方に突出し収納時に床の上方で下垂し得る
    様に前記車体に連結された庇と、互いに屈伸可能に連結
    され前記床及び庇の使用時に床及び庇間で垂直方向に延
    出して両者を外方に突出状態で支持し、床及び庇の収納
    時に床及び庇の内側に折り畳まれて格納される様に前記
    床及び庇間に連結された手摺及び支柱と、使用時に前記
    床、庇、手摺及び支柱を展開させる油圧シリンダ装置と
    からなる請求項5〜請求項12の何れか1項記載の移動
    トイレ。
  14. 【請求項14】 前記昇降路は、取外し可能に設けられ
    た階段とし、前記床の収納時に床の外面に取外し可能に
    取付ける様にしたことを特徴とする請求項5〜請求項1
    3の何れか1項記載の移動トイレ。
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