JPH1071773A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH1071773A
JPH1071773A JP8246843A JP24684396A JPH1071773A JP H1071773 A JPH1071773 A JP H1071773A JP 8246843 A JP8246843 A JP 8246843A JP 24684396 A JP24684396 A JP 24684396A JP H1071773 A JPH1071773 A JP H1071773A
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JP
Japan
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thermal transfer
heat
transfer sheet
parts
thermal
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Application number
JP8246843A
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English (en)
Inventor
Shigeki Nakajo
茂樹 中條
Nobuyuki Harada
信行 原田
Junichi Hiroi
順一 広井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドとの滑性や離型性等の加熱応
答性に優れ、サーマルヘッドによる加熱冷却後もヘッド
滓を生じたりせず、更に印画時に皺が発生せず、高品質
の画像を与える熱転写シートを提供する。 【解決手段】 基材フィルムの一方の面に熱転写色材層
を有し、他方の面に滑剤として片末端が水酸基、アミノ
基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれかよりなる
直鎖脂肪族炭化水素とイソシアネートとの反応生成物、
熱離型剤として高級脂肪酸金属塩及び燐酸エステル系界
面活性剤、バインダー樹脂とから構成される耐熱性滑性
層を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写シ−トに関
し、更に詳しくは特定の材料からなる優れた耐熱滑性層
を有し、サーマルヘッドとの滑性や離型性等の加熱応答
性に優れ、サーマルヘッドによる加熱冷却後もヘッド滓
を生じたりせず、更に印画時に皺が発生せず、高品質の
画像を与える熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写シートとしては、基材フィ
ルムとしてポリエステルフィルム等のプラスチックフィ
ルムを使用し、該基材フィルムの一方の面に昇華性染料
とバインダー樹脂からなる染料層を設けた昇華型熱転写
シートと、該染料層の代わりに着色剤を含む熱溶融性組
成物からなるインキ層を設けた熱溶融型の熱転写シート
が知られている。これらの熱転写シートはその背面から
サーマルヘッドによって画像状に加熱され、染料層の染
料又はインキ層を被転写材に転写させ画像を形成するも
のである。
【0003】更に従来の熱転写シートで基材フィルムと
してプラスチックフィルムの様に、サーマルヘッドから
熱で溶融する材料を用いる場合には、画像形成時にサー
マルヘッドの剥離及びスリップ性が損なわれたり、基材
フィルムが破れたりするなどの問題が発生した。このよ
うな問題を解決する為に、基材フィルムの色材層面と反
対の面に熱硬化性樹脂やシリコーン樹脂などの変性樹脂
単独、又は各種架橋剤を併用することにより耐熱滑性層
を形成する方法がとられてきた。しかしながら、プリン
ターの印画速度の高速化や画質の向上に伴い、耐熱滑性
層には更なる耐熱性と滑性が求められるようになり、さ
らに印画時と非印画時での滑り特性の差の減少が求めら
れている。その為、滑性や熱離型性を有する界面活性
剤、オイル、有機金属塩或るいはワックスなどの滑剤を
耐熱滑性層に添加含有させることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】上記熱転写シート
によりサーマルヘッドで画像形成を行うに際し、各印字
濃度に対応する印字エネルギーを該熱転写シートに付加
させた場合、全てのエネルギー範囲においてサーマルヘ
ッドとの安定した滑性および離型性が必要とされる。し
かしながら、添加される滑剤が液体の場合には、耐熱滑
性層を形成するバインダー樹脂との相溶性が劣っていた
り、滑剤が低粘性の液体である場合、製造工程や加工工
程中に該滑剤が基材フィルムの反対面や搬送ロール等に
移行し、最終製品時の熱転写シートの耐熱滑性層には十
分な滑剤量が確保出来ず、滑性の低下が生じたり、熱転
写シートを小巻状にした場合、耐熱滑性層と合い重なる
色材層の染料が耐熱滑性層に移行して耐熱滑性層が汚染
される等の問題があった。
【0005】又、画像形成時に、印画部と非印画部とが
同一ライン上に存在する場合、サーマルヘッドから耐熱
滑性層に付与される熱量が場所によって異なることによ
り、両者の間に滑り(摩擦係数)の差が発生し、熱転写
シートに印画皺が発生するという問題があった。従っ
て、本発明の目的は、サーマルヘッドとの滑性や離型性
等の加熱応答性に優れ、サーマルヘッドによる加熱冷却
後もヘッド滓を生じたりせず、更に印画時に皺が発生せ
ず、高品質の画像を与える熱転写シートを提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明の熱転写シートは、
基材フィルムの一方の面に熱転写色材層を有し、他方の
面に滑剤として片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシ
ル基、メルカプト基のいずれかよりなる直鎖脂肪族炭化
水素とイソシアネートとの反応生成物、熱離型剤として
高級脂肪酸金属塩及び燐酸エステル系界面活性剤、バイ
ンダー樹脂とから構成される耐熱性滑性層を有すること
を特徴とする。また、高級脂肪酸金属塩がLi塩、Mg
塩、Ca塩であることを特徴とする。また、滑剤と熱離
型剤の総量のうち、直鎖脂肪族炭化水素とイソシアネー
トモノマーとの反応生成物の割合が1〜50重量%、高
級脂肪酸金属塩の割合が19〜70重量%、燐酸エステ
ル系界面活性剤の割合が20〜80重量%を占めること
を特徴とする。さらに、熱転写色材層が熱昇華性染料層
または、熱溶融性インキ層であることを特徴とする。ま
た、耐熱性滑性層が有機または無機のフィラーを含有す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】熱転写シートの耐熱滑性層に、耐熱滑性層のバ
インダー樹脂と相溶性がよく、かつ移行性も低い滑剤と
して、片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メ
ルカプト基のいずれかよりなる直鎖脂肪族炭化水素とイ
ソシアネートとの反応生成物と、熱離型剤として高級脂
肪酸金属塩及び燐酸エステル系界面活性剤を組み合わせ
て使用することにより、サーマルヘッドとの滑性や離型
性での加熱応答性に優れ、過熱冷却後もヘッド滓を生じ
たりせず、さらに印画部と非印画部との付加される熱量
の差による滑り(摩擦係数)の差が発生し、熱転写シー
トに印画皺が発生することを防止し、高品質の画像を与
える熱転写シートを提供することができる。詳細には、
上記の直鎖脂肪族炭化水素とイソシアネートとの反応生
成物が、特に非加熱時において滑性や離型性に優れ、そ
れに対し高級脂肪酸金属塩が、特に加熱時において滑性
や離型性に優れた機能を発揮し、また、燐酸エステル系
界面活性剤が上記の反応生成物と高級脂肪酸金属塩の耐
熱滑性層への合計の添加量を減らして、サーマルヘッド
へそれらの物質が堆積し、ヘッド滓となったり、熱転写
シートを小巻状にした場合、耐熱滑性層と合い重なる熱
転写色材層の染料が耐熱滑性層に移行して耐熱滑性層が
汚染されやすいことを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施形態を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シートを構
成する基材フィルムとしては、従来公知のある程度の耐
熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良
く、例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μ
m程度の厚さのポリエリレンテレフタレートフィルム、
1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
トフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリ
フェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、
アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビ
ニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等
のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化
ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィル
ム、アイオノマーフィルム等の他に、コンデンサー紙、
パラフィン紙、等の紙類や不織布等又は紙や不織布と樹
脂との複合体であってもよい。
【0009】上記基材フィルムの一方の面に形成する耐
熱滑性層は、バインダー樹脂と、片末端が水酸基、アミ
ノ基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれかよりな
る直鎖脂肪族炭化水素とイソシアネートとの反応生成物
からなる滑剤、高級脂肪酸金属塩及び燐酸エステル系界
面活性剤の熱離型剤とから形成されることを特徴として
いる。耐熱滑性層を形成するバインダー樹脂は、特に限
定されず、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の単独又は混合
物でよく、これらの樹脂中に反応性基を有する場合に
は、耐熱性向上のために各種イソシアネート硬化剤や不
飽和結合を有するモノマー、オリゴマーとの反応生成物
でもよく、硬化方法は、加熱、電離放射線の照射等、硬
化手段は特に限定されない。又、バインダー樹脂をシリ
コーンや長鎖アルキルによって変性した各種変性樹脂も
使用可能である。
【0010】好ましいバインダー樹脂としては、例え
ば、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹
脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリレ
ート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルクロリ
ド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセト
アセタール樹脂等が挙げられ、これらの中で特に好まし
い樹脂は、ポリビニルアセトアセタール樹脂等のポリア
セタール樹脂である。変性樹脂としては、市販の各種変
性シリコーン樹脂や、アクリルポリオールやアセタール
樹脂など、水酸基を有する樹脂に1価の高級アルコール
をイソシアネート変性したものを反応させた樹脂等が挙
げられる。
【0011】本発明の好ましい実施形態では、耐熱滑性
層に耐熱性、塗膜性及び基材フィルムとの密着性を付与
させる目的で、イソシアネートを架橋剤として併用し
た。これらのイソシアネートとしては従来公知の塗料、
接着剤或るいはポリウレタンの合成に使用されているい
ずれのイソシアネートでもよい。これらのイソシアネー
ト化合物は、例えば、タケネート(武田薬品製)、バー
ノック(大日本インキ化学製)、コロネート(日本ポリ
ウレタン製)、デュラネート(旭化成工業製)、ディス
モジュール(バイエル製)などの商品名で入手して本発
明で使用することができる。
【0012】イソシアネートの添加量は、耐熱滑性層を
構成するバインダー樹脂100重量部に対し5〜280
重量部の範囲が適当である。NCO/OHの比では0.
6〜2.0程度の範囲が好ましい。イソシアネートの使
用量が少なすぎると架橋密度が低く耐熱性が不十分で、
一方多すぎると形成される塗膜の収縮が制御できない、
硬化時間が長くなる他、未反応のNCO基が耐熱滑性層
中に残存する場合、空気中の水分と反応したり、熱転写
色材層のバインダー樹脂や染料と反応するなどマイナス
に作用することがある。
【0013】又、上記イソシアネートの代わりに或るい
は併用して、耐熱滑性層に耐熱性、塗膜性及び基材フィ
ルムとの密着性を付与させる目的で、不飽和結合を有す
るモノマーやオリゴマーを併用することができる。不飽
和結合を有するモノマーやオリゴマーなどを架橋剤とし
て用いる場合には、その硬化方法は、電子線又はUV照
射硬化のどちらでも良いが、フィラー添加量が多い場合
には電子線照射による硬化が望ましい。不飽和結合を有
するモノマーやオリゴマーとしては、例えば、テトラエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート{(メタ)ア
クリレートとはアクリレートとメタクリレートの双方を
意味する。以下同じ}、ジビニルベンゼン、ジアリルフ
タレート等の2官能単量体、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アリレート等
の3官能モノマー、テトラメチロールメタンテトラ(メ
タ)アリレート、トリメトキシエトキシビニルシラン
等、及び5官能以上の単量体及びこれらの単量体からな
るオリゴマーやマクロマー等が挙げられる。
【0014】本発明で使用する熱離型剤は高級脂肪酸金
属塩及び燐酸エステル系界面活性剤である。上記高級脂
肪酸金属塩としては、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム、ラウリン
酸カルシウム、ラウリン酸マグネシウム、ラウリン酸リ
チウム等が挙げられる。さらに、上記燐酸エステル系界
面活性剤としては、長鎖アルキル燐酸エステル、例え
ば、炭素数が通常6〜20、好ましくは炭素数12〜1
8の飽和または不飽和高級アルコール、例えば、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ルなどのアルコール類の燐酸モノエステル塩または、ジ
エステル塩等が挙げられる。本発明で使用する滑剤はさ
らに各種1価の高級アルコール及び/又は高級アミンと
イソシアネートとの反応生成物である。又、上記高級ア
ミンとしては、長鎖脂肪族飽和第一アミンが好ましく使
用され、これらのアミンの具体例としては、例えば、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ラウリル、トリ
デシル、テトラデシル、ペンタデシル、セチル、ヘプタ
デシル、ステアリルアミン等の脂肪族飽和高級アミンが
挙げられる。
【0015】本発明において使用するイソシアネート化
合物とは、2個以上のイソシアネート基を有する化合物
のことであり、従来のポリウレタン系樹脂などに関する
技術において使用されているイソシアネート化合物はい
ずれも使用でき、例えば、TDI(トルエンジイソシア
ネート)、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネー
ト)、NDI(1,5−ナヘレンジイソシアネート)、
TODI(トリジンジイソシアネート)、HDI(ヘキ
サメチレンジイソシアネート)、IPDI(イシホロン
ジイソシアネート)、p−フェニレンジイソシアネー
ト、XDI(キシリレンジイソシアネート)、水添HD
I、水添MDI、LDI(リジンジイソシアネート)、
TMXDI(テトラメチルキシレンジイソシアネー
ト)、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,1
1−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジイソシ
アネート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,
3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロ
ヘプタントリイソシアネート、TMDI(トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネート)等を挙げることが出来
るが、他にもイソシアネート基を有するものであれば使
用可能であり、これらのものに限られるものではない。
これらのイソシアネートの中で本発明の目的に好ましい
のは、芳香族のイソシアネートである。
【0016】以上の1価の高級アルコール及び/又はア
ミンとイソシアネートとは、一般的なウレタンの合成方
法に準じて反応させられる。その際、必要に応じて有機
金属、アミン系等の触媒を用いてもよい。1価の高級ア
ルコール及び/又はアミンとイソシアネートとの反応は
NCO/OH(or NH2 )の比率が約0.8〜1.
4の比率で行うことが好ましい。反応生成物は、高級ア
ルコール及び/又はアミンとイソシアネートとの組み合
わせ及びその反応比率により、その性状及び物性が異な
るが、好ましくはラウリル、セチル、ステアリルアルコ
ール及び/又はアミン程度の炭素数を有する高級アルコ
ール及び/又はアミンとTDI、MDI、HDI等のイ
ソシアネートとの組み合わせが挙げられ、特に好ましく
はステアリルアルコール及び/又はアミンとTDIとか
ら得られるNCO/OH(orNH2 )=約1の反応生
成物が挙げられる。
【0017】以上のごとき反応生成物の1種又はそれ以
上を耐熱滑性層に添加することにより、耐熱滑性層に十
分な滑性及び離型性を付与することが出来る。滑剤およ
び熱離型剤の添加量は耐熱滑性層を形成する前記バイン
ダー樹脂100重量部あたり1〜150重量部であり、
好ましくは40〜120重量部である。このうち上記記
載の反応生成物は、バインダー樹脂100重量部あたり
0.01〜75重量部であり、好ましくは4〜60重量
部である。さらに高級脂肪酸金属塩は、バインダー樹脂
100重量部あたり0.19〜105重量部、好ましく
は7.6〜84重量部添加し、リン酸エステル系界面活
性剤は、バインダー樹脂100重量部あたり0.2〜1
20重量部、好ましくは8〜96重量部添加することに
より十分な滑性及び離型性を付与することが出来る。上
記熱離型剤の添加量が少ないと、サーマルヘッドに対す
る熱離型性が充分でなく、印字皺やヘッド滓、スティッ
キングの原因となり、一方、添加量が多すぎる場合に
は、サーマルヘッドでの加熱冷却後、添加された熱離型
剤がヘッド滓としてサーマルヘッドに堆積する場合があ
る。
【0018】本発明では、上記の直鎖脂肪族炭化水素と
イソシアネートとの反応生成物が、特に非加熱時におい
てサーマルヘッドとの滑性や離型性に優れ、それに対し
高級脂肪酸金属塩が、特に加熱時においてサーマルヘッ
ドとの滑性や離型性に優れた機能を発揮し、また、燐酸
エステル系界面活性剤が上記の反応生成物と高級脂肪酸
金属塩の耐熱滑性層への合計の添加量を減らして、サー
マルヘッドへのそれらの物質が堆積し、ヘッド滓となっ
たり、熱転写シートを小巻状にした場合、耐熱滑性層と
合い重なる色材層の染料が耐熱滑性層に移行して耐熱滑
性層が汚染されやすいことを防止することができる。更
に性能向上及び性能安定化の為に、他の滑剤を併用する
ことも可能であり、これらの併用する滑剤としては、ポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス等のワックス
類、高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、
アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界
面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性
剤、有機カルボン酸及びその誘導体、長鎖脂肪族化合物
等が挙げられる。これらの使用量は前記反応生成物10
0重量部あたり5〜100重量部であり、好ましくは5
〜50重量部である。
【0019】又、本発明では、熱転写シートの加工適性
や印画走行性安定化、サーマルヘッドのクリーニング性
付与の為に、無機又は有機のフィラーを用いることが望
ましい。フィラーを選択するに際しては、耐熱滑性層の
表面に凹凸形状を形成するのに充分な粒径と形状を有
し、且つサーマルヘッドの磨耗が少ないことが条件とさ
れる。用いるのに適当なフィラーとしては、例えば、タ
ルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、沈降
性硫酸バリウム、ハイドロタルサイトシリカ等の無機フ
ィラーと、アクリル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、シリ
コーンやテフロン等からなる有機フィラーが挙げられる
が、好ましくは、タルク、カオリン、クレー等のへきか
い性を有し、且つ硬度は比較的低いがサーマルヘッドの
クリーニング性を有するものが良い。具体的にはタルク
の場合、散弾式磨耗度で15〜200mgのものが好ま
しく、磨耗度が低いとヘッド滓を生じやすく、また高い
とサーマルヘッド保護層の磨耗が著しくなる。
【0020】次に、耐熱滑性層を形成する方法として
は、上記の材料を塗工適性に合う様に選択したアセト
ン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン等の溶剤
又は、水に溶解、或いは分散させて塗工液を作成し、こ
の塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤ
バー等の慣用の塗工手段で塗布、乾燥及び固化させて成
膜する方法が挙げられる。その塗工量、即ち耐熱滑性層
の厚さは固形分基準で3.0g/m2 以下がよく、好ま
しくは0.1〜1.0g/m2 の厚さで充分な性能を持
つ耐熱滑性層を形成することが出来る。尚、架橋剤とし
てイソシアネートを含む耐熱滑性層用塗工液を使用する
場合は、該塗工液を塗布し、乾燥後にも未反応のイソシ
アネート基がその層中に残存する場合が多いので、反応
を完結させる為に、加熱熟成処理を施するのが好まし
い。
【0021】上記基材フィルムの他の面に形成する熱転
写色材層としては、昇華型熱転写シートの場合には昇華
性の染料を含む層、すなわち熱昇華性の染料層を形成
し、一方、熱溶融型の熱転写シートの場合には顔料等で
着色した熱溶融性インキ層を形成する。以下昇華型熱転
写シートの場合を代表例として説明するが、本発明は昇
華型熱転写シートのみに限定されるものではない。昇華
型の熱転写色材層に用いられる染料としては、従来、公
知の熱転写用シートに使用されている染料はいずれも本
発明に使用可能であり特に限定されない。例えば、いく
つかの好ましい染料としては、赤色染料として、MS
RED G、Macro Red VioretR、C
eres Red 7B、Samaron Red H
BSL、Resolin Red F3BS等が挙げら
れ、又、黄色の染料としては、ホロンブリリアントイエ
ロー6GL、PTY−52、マクロレックスイエロー6
G等が挙げられ、又、青色染料としては、カヤセットブ
ルー714、ワクソリンブルーAP−FW、ホロンブリ
リアントブルー−S−R、MSブルー100等が挙げら
れる。
【0022】上記のごとき染料を担持する為のバインダ
ー樹脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシ
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセ
ルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセル
ロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセター
ル、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メ
タ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のア
クリル樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂等が挙げられるが、これらの中で
は、セルロース系、ビニル系、アクリル系、ウレタン系
及びポリエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等
の点から好ましい。
【0023】染料層は、前記の基材フィルムの一方の面
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤や無機の微粒子などを加えたもの
を、トルエン、エチルエチルケトン、エタノール、イソ
プロピルアルコール、シクロヘキサノン、DMF等の適
当な有機溶剤に溶解したり、或いは有機溶剤や水に分散
した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング
印刷法等の手段により塗布及び乾燥して形成することが
出来る。この様にして形成する染料層は0.2〜5.0
μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度の厚さであ
り、又、染料層中の昇華性染料は、染料層の重量の5〜
90重量%、好ましくは10〜70重量%の量で存在す
るのが好適である。形成する染料層は所望の画像がモノ
カラーである場合には、前記染料のうちから1色を選ん
で形成し、又、所望の画像がフルカラー画像である場合
には、例えば、適当なシアン、マゼンタ及びイエロー
(更に必要に応じてブラック)を選択して、イエロー、
マゼンタ及びシアン(更に必要に応じてブラック)の染
料層を形成する。
【0024】上記の如き熱転写シートを用いて、画像を
形成するために使用する、被転写材である受像シート
は、その記録面が前記の染料に対して染料受容性を有す
るものであればいかなるものでもよく、又、染料受容性
を有しない紙、金属、ガラス、合成樹脂などである場合
には、その少なくとも一方の表面に染料受容層を形成す
ればよい。又、熱溶融型の熱転写シートの場合には、被
転写材は特に限定されず、通常の紙やプラスチックフィ
ルムであってもよい。上記の熱転写シート及び上記の如
きシートを使用して熱転写を行う際に使用するプリンタ
ーとしては、公知の熱転写プリンターがそのまま使用可
能であり、特に限定されない。
【0025】
【実施例】次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とある
のは特に断りの無い限り重量基準である。 (参考例1)2,4TDI(ディスモジュールT10
0、日本ポリウレタン製)50部を酢酸エチルとトルエ
ンの等量混合溶剤150部に溶解させ、次いでラウリル
アルコール15.1部を酢酸エチルとトルエンの等量混
合溶剤45.3部に60℃にて加熱溶解させたものを徐
々に滴下し、80℃で5時間反応させ、固形分25%の
反応生成溶液を得た。 (参考例2)2,4TDI(ディスモジュールT10
0、日本ポリウレタン製)50部を酢酸エチルとトルエ
ンの等量混合溶剤150部に溶解させ、次いでラウリル
アミン15部をトルエン溶剤45.3部に80℃にて加
熱溶解させたものを徐々に滴下し、80℃で5時間反応
させ、固形分25%の反応生成溶液を得た。
【0026】(実施例1)基材フィルムとして6μm厚
のポリエステルフィルムに下記の耐熱滑性層用塗工液A
を乾燥時約1.0g/m2 になる様に塗布した後,更に
加熱熟成して硬化処理を行い耐熱滑性層を形成した。塗工液A組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例1の溶液 16.8部 ステアリン酸マグネシウム 4.2部 (日本油脂製、マグネシウムステアレート) 燐酸エステル系界面滑性剤 5.6部 (第一工業製薬製、プライサーフA208S) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30部 トルエン 30部
【0027】上記耐熱滑性層と反対側の基材フィルム面
に下記組成の染料層形成インキを乾燥厚みが1.0g/
2 になる様に、グラビアコーターにより塗布し、乾燥
温度100〜110℃、乾燥フード内の滞留時間30秒
の条件で乾燥して染料層を形成して本発明の熱転写シー
トを得た。 インキ組成 C.I.ソルベントブルー22 5.5部 ポリビニルアセトアセタール樹脂(積水化学製、KS−5) 3.0部 メチルエチルケトン 22.0部 トルエン 68.0部
【0028】(実施例2)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Bを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液B組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例1の溶液 5.6部 ステアリン酸マグネシウム 7.0部 (日本油脂製、マグネシウムステアレート) 燐酸エステル系界面滑性剤 5.6部 (プライサーフA208S、第一工業製薬製) 炭酸カルシウム(備北粉化製、ライトン22−S) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0029】(実施例3)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Cを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液C組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例1の溶液 5.6部 ステアリン酸マグネシウム 4.2部 (日本油脂製、マグネシウムステアレート) 燐酸エステル系界面滑性剤 8.4部 (プライサーフA208S、第一工業製薬製) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0030】(実施例4)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Dを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液D組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例2の溶液 5.6部 ステアリン酸マグネシウム 5.6部 (日本油脂製、マグネシウムステアレート) 燐酸エステル系界面滑性剤 7.0部 (プライサーフA208S、第一工業製薬製) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0031】(実施例5)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Eを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液E組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例2の溶液 5.6部 ステアリン酸カルシウム 5.6部 (日本油脂製、カルシウムステアレート) 燐酸エステル系界面滑性剤 7.0部 (プライサーフA208S、第一工業製薬製) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0032】(実施例6)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Fを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液F組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例2の溶液 5.6部 ステアリン酸リチウム(堺化学製、S−7000) 5.6部 燐酸エステル系界面滑性剤 7.0部 (プライサーフA208S、第一工業製薬製) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0033】(比較例1)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Hを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液H組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 参考例1の溶液 10.8部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0034】(比較例2)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液に代えて下記の塗工液Iを用いた以外は、実施例1と
同様にして本発明の熱転写シートを得た。塗工液I組成 ポリビニルアセトアセタ−ル樹脂(積水化学製、エスレックKS−5)16部 ポリイソシアネート 56.3部 (大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) ステアリン酸マグネシウム 11.1部 (日本油脂製、マグネシウムステアレート) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 3.2部 メチルエチルケトン 30.0部 トルエン 30.0部
【0035】(評価方法) 1.染料汚染性 小巻きされた製品形態にて、60℃雰囲気下で48時間
保存した後、耐熱滑性層へ移行している染料の度合で評
価した。 ○:染料の移行が殆ど無い。 △:染料の移行が幾分ある。 ×:著しく染料が移行している。 以上の結果を表1に示す。
【0036】2.上記の熱転写シートを従来より使用さ
れている受像シートと重ね、サーマルヘッドとプラテン
ロールとの間にはさみ、サーマルヘッドの上から200
0kgの荷重をかける。次に受容層シートを固定し、熱
転写シートをテンシロン(ORIENTEC製、VCT
−1000)で矢印方向に一定速度(500mm/mi
n)で引っ張り、印画時(サーマルヘッドで通電したと
き)の摩擦力F2(gf)と非印画時(サーマルヘッド
で通電しないとき)の摩擦力F1(gf)を測定した。 <通電時の印画条件> 電圧:13.5V パルス幅:22.5ms 記録周期:11.25ms/line 記録エネルギー:3.0J/cm2 非印画時と印画時の動摩擦係数μ1、μ2は、μ=F/
2000で求めることが出来る。
【0037】(評価結果)
【表1】
【0038】
【発明の効果】以上のごとき本発明によれば、基材フィ
ルムの一方の面に熱転写色材層を有し、他方の面に滑剤
として片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メ
ルカプト基のいずれかよりなる直鎖脂肪族炭化水素とイ
ソシアネートとの反応生成物、熱離型剤として高級脂肪
酸金属塩及び燐酸エステル系界面活性剤、バインダー樹
脂とから構成される耐熱性滑性層を有することにより、
サーマルヘッドとの滑性や離型性での加熱応答性に優
れ、過熱冷却後もヘッド滓を生じたりせず、さらに印画
部と非印画部との付加される熱量の差による滑り(摩擦
係数)の差が発生し、熱転写シートに印画皺が発生する
ことや、熱転写シートを小巻状にした場合、耐熱滑性層
と合い重なる色材層の染料が耐熱滑性層に移行して耐熱
滑性層が汚染されやすいことを防止し、高品質の画像を
与える熱転写シートが得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に熱転写色材層
    を有し、他方の面に滑剤として片末端が水酸基、アミノ
    基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれかよりなる
    直鎖脂肪族炭化水素とイソシアネートとの反応生成物、
    熱離型剤として高級脂肪酸金属塩及び燐酸エステル系界
    面活性剤、バインダー樹脂とから構成される耐熱性滑性
    層を有することを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 高級脂肪酸金属塩がLi塩、Mg塩、C
    a塩であることを特徴とする上記の請求項1に記載する
    熱転写シ−ト。
  3. 【請求項3】 滑剤と熱離型剤の総量のうち、直鎖脂肪
    族炭化水素とイソシアネートモノマーとの反応生成物の
    割合が1〜50重量%、高級脂肪酸金属塩の割合が19
    〜70重量%、燐酸エステル系界面活性剤の割合が20
    〜80重量%を占めることを特徴とする上記の請求項1
    に記載する熱転写シ−ト。
  4. 【請求項4】 熱転写色材層が熱昇華性染料層または、
    熱溶融性インキ層であることを特徴とする上記の請求項
    1に記載する熱転写シ−ト。
  5. 【請求項5】 耐熱性滑性層が有機または無機のフィラ
    ーを含有することを特徴とする上記の請求項1に記載す
    る熱転写シ−ト。
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