JPH1070699A - ビデオデータ記録装置 - Google Patents

ビデオデータ記録装置

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JPH1070699A
JPH1070699A JP8226989A JP22698996A JPH1070699A JP H1070699 A JPH1070699 A JP H1070699A JP 8226989 A JP8226989 A JP 8226989A JP 22698996 A JP22698996 A JP 22698996A JP H1070699 A JPH1070699 A JP H1070699A
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recording
video
tape
recorded
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JP8226989A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kimura
勝己 木村
Shigeru Kato
茂 加藤
Masataka Mukai
正孝 向
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】順次入力されるカットを連続的に記録するビデ
オデータ記録装置においては、ビデオテープの記録開始
位置の頭出しに時間がかかり、緊急に撮影したい時に即
座に記録を開始することができず、撮影の機会を逃して
しまう。 【解決手段】操作/表示部84のRECボタンの押下に
より記録の開始が指示された場合、テープ制御部83に
よりビデオテープの頭だしを行った後に、入力ビデオデ
ータをビデオテープに記録する。操作/表示部84のR
ECボタンとNG/継続ブレイクボタンを同時に押下す
ることにより記録の開始が指示された場合、連続記録を
解除し、それまでのビデオテープの移動を中止し、即座
に入力ビデオデータをビデオテープに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されるビデオ
データを、通常は、既に記録されているビデオデータに
連続させて順次記録し、緊急を要する記録の場合には、
その連続性を解除して直ちに記録するようにしたビデオ
データ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの撮像装置により撮影
され、ビデオテープなどの記録媒体に記録されたビデオ
データは、順次入力される比較的短いカット(連続して
撮影された映像、あるいは、そのビデオデータ)の連続
である場合が多い。そのため、後から内容の確認や編集
を行う場合などには、所望のカットを検索する作業が必
要となる。特に、テレビジョン放送局において取材業務
で使用する場合などにおいては、ビデオカムコーダなど
により撮影した多数のカットの中から必要なカットを高
速に選択して編集する必要がある。
【0003】そのような、ビデオデータの検索・編集を
高速に行うことのできる方法としては、本願出願人に係
わる特開平7−154731号公報および特開平7−1
54740号公報に開示されている方法がある。この方
法では、撮影した映像データおよび音声データを記録媒
体に記録する際に、それらのデータを圧縮したインデッ
クス情報を生成し、そのインデックス情報を別の記録媒
体、あるいは、同一の記録媒体の元のデータの記録領域
に連続した領域に記録しておくようにしている。そし
て、そのインデックス情報を参照して編集データを作成
することにより、元のデータに対する処理を省き、効率
よく作業が行えるようにしている。
【0004】ところで、データ圧縮技術やデータ記録技
術の進展により、ビデオテープなどの記録媒体にはより
長時間のビデオデータが記録できるようになっている。
たとえば、1/4インチデジタルビデオカセットテープ
においては、標準カセットで4時間30分、小型カセッ
トでも1時間のビデオデータが記録できる。そして、そ
のような記録時間の増大に伴って、当然1つの記録媒体
に記録できるカットの数も増加している。その結果、た
とえばインデックスピクチャを各カットに連続した記録
領域に各々記録しておく前述したような検索・編集方法
においては、そのインデックスピクチャを再生するだけ
でも時間がかかり、所望のカットの検索が効率よく行え
ないという問題が生じている。
【0005】そこで、そのような問題を解決するため
に、本願出願人は特願平8−7827号および特願平8
−7828号に記載のビデオデータ記録装置を発明し
た。このビデオデータ記録装置においては、各カットに
対応して生成した複数のインデックスピクチャをまとめ
て、一覧可能な検索用ピクチャを作成し、その検索用ピ
クチャを、その記録媒体に記録されている全カットの一
番最後のカットの直後に記録しておく。そして、新たな
カットを記録する場合には、その検索用ピクチャを更新
して記録し、その記録されたカットの直後に、そのカッ
トのインデックスピクチャをも含む検索用ピクチャを再
び記録する。その結果、その全ビデオデータの最後に記
録されている検索用ピクチャをみれば、各カットの内容
を知ることができ、検索や編集が容易かつ高速に行え
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのようなビ
デオデータ記録装置においては、記録に先立って、巻き
戻しや早送りを行い、既に記録されているビデオデータ
の末尾の位置が記録開始位置となるようにしている。こ
れにより、撮影の途中でビデオテープを記録装置から取
り外し別の装置により内容をチェックした場合などにお
いても、新たに記録するビデオデータを、既に記録され
ているビデオデータの直後に適切に記録できるように
し、順次記録されるカットをビデオテープに連続的に記
録するためである。しかし、そのようなビデオデータ記
録装置においては、そのビデオテープの記録開始位置の
頭出しの処理に時間がかかり、不意に撮影したい、ある
いは、緊急に撮影したい時に、即座に記録を開始するこ
とができず、撮影の機会を逃してしまう場合があるとい
う問題がある。
【0007】したがって本発明の目的は、順次入力され
る各カットをビデオテープに連続的に記録することがで
き、さらに、突発的な事象を緊急に撮影することもでき
るビデオデータ記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、通常は、既にビデオテープに記録されているビデオ
データの末尾を検索して、そこから入力ビデオデータを
記録するようにし、緊急時には、そのビデオデータの末
尾の検索動作を解除できるようにし、直ちに入力ビデオ
データを記録するようにした。
【0009】したがって、本発明のビデオデータ記録装
置は、入力ビデオデータの記録の開始および終了を指示
する記録指示手段と、ビデオデータの記録開始位置が既
にビデオテープに記録されているビデオデータの末尾の
位置となるようにビデオテープを移動させるテープ位置
制御手段と、連続記録の解除を指示する連続記録解除指
示手段と、記録の開始が指示された場合にテープ位置制
御手段によりビデオテープを移動させた後に入力ビデオ
データをビデオテープに記録し、記録の開始が指示され
さらに連続記録の解除が指示された場合にはテープ位置
制御手段によるビデオテープの移動を中止し即座に入力
ビデオデータをビデオテープに記録する記録手段とを有
する。
【0010】好適には、本発明のビデオデータ記録装置
は、メモリ付きビデオカセットに対してビデオデータの
記録を行うビデオデータ記録装置であって、記録したビ
デオデータの記録位置を示す情報をビデオカセットのメ
モリに記録する位置情報記録手段と、装着されたビデオ
カセットのメモリより、記録されているビデオデータ各
々の記録位置情報を再生する位置情報再生手段とをさら
に有し、テープ位置制御手段は、位置情報再生手段によ
り装着されたビデオカセットのメモリより再生された記
録位置情報に基づいて、新たに記録するビデオデータの
記録開始位置が既にビデオテープに記録されているビデ
オデータの末尾の位置となるようにビデオテープを早送
りあるいは巻き戻しする
【0011】さらに好適には、入力され記録されるビデ
オデータより、ビデオデータを識別するための索引ビデ
オデータを抽出し記録する索引ビデオデータ抽出手段
と、ビデオテープに記録されている各ビデオデータより
抽出された索引ビデオデータに基づいて、ビデオデータ
を検索するための検索用ビデオデータを生成する検索用
ビデオデータ生成手段と、その検索用ビデオデータをビ
デオテープの所定の位置に記録する検索用ビデオデータ
記録手段とをさらに有する。
【0012】また好適には、連続記録解除指示手段によ
り連続記録の解除の指示があった場合、索引ビデオデー
タ抽出手段は、それまでに入力された各ビデオデータか
ら抽出され記録された各索引ビデオデータを実質的に消
去し、検索用ビデオデータ生成手段は、新たに入力され
るビデオデータより抽出サレタ索引ビデオデータのみに
基づいて、前記検索用ビデオデータを生成する。また好
適には、連続記録解除指示手段により連続記録の解除の
指示があった場合に、装着されているビデオカセットの
メモリに記録されているデータを消去するメモリ消去手
段と、連続記録解除指示手段により連続記録の解除の指
示があった場合に、新たにビデオカセットの識別データ
を生成する識別データ生成手段と、連続記録解除指示手
段により連続記録の解除の指示があった場合に、生成さ
れた識別データを当該ビデオカセットのメモリに記録す
る識別データ記録手段とをさらに有する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のビデオデータ記録装置の
一実施の形態について、図1〜図10を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態のカメラ一体型デジ
タルビデオテープレコーダ(以後、デジタルカムコーダ
と言う)の構成を示すブロック図である。デジタルカム
コーダ1は、主な構成部としてカメラ部10、圧縮部3
0、誤り訂正符号付与部50、記録部60、インデック
ス画像生成部70を有し、撮影して得られたビデオデー
タを圧縮して、半導体メモリ内蔵のビデオカセットテー
プに記録するVTR装置である。
【0014】まず、このデジタルカムコーダ1にセット
して用いられるビデオカセットテープについて図1およ
び図2を参照して説明する。図2は、そのビデオカセッ
トテープの外観図である。ビデオカセットテープ90
は、1/4インチのビデオテープ91が収容されてお
り、現行のテレビジョン信号であれば最大で4時間30
分の信号を記録することができる記録媒体である。この
ビデオカセットテープ90をデジタルカムコーダ1にセ
ットすると、カセットケース93の前面に設けられてい
る蓋95が開き、この部分よりビデオテープ91が引き
出されてデジタルカムコーダ1内の図示せぬ回転ヘッド
に巻き付けられ、信号の記録・再生が行われる。
【0015】また、ビデオカセットテープ90には、カ
セットケース93の内部にMIC(Memory In Chip)と言
われるフラッシュメモリ92が収容されている。そし
て、ビデオカセットテープ90の背面部の誤消去防止用
ツメ96の近傍に、4本の電極からなる端子94が設け
られており、この端子94を介してフラッシュメモリ9
2に対してデータの書き込み、および、読み出しが行わ
れる。この4本の端子は、具体的には、各々接地、電
源、クロック、データの端子である。このフラッシュメ
モリ92は、5バイトのデータパックを単位としてデー
タの書き込みおよび読み出しが行われ、テープ厚、テー
プの種類、テープの品種などの媒体情報のデータ、ビデ
オカセットテープを識別する識別データ、ビデオテープ
に記録されたビデオデータの記録位置を示すデータ、お
よび、ビデオテープに記録されたインデックス画像の記
録位置を示すデータなどが記憶される。これらのデータ
の形式および書き込み/読み出し動作については後述す
る。
【0016】次に、デジタルカムコーダ1の構成につい
て説明する。カメラ部10は、CCD11、カメラ処理
部12、および、それらを制御する制御部13を有し、
全体制御部81からの制御信号に基づいて、CCD11
により撮像した信号をテレビジョン信号に変換してフィ
ルタ部21に出力する。フィルタ部21は、カメラ部1
0より入力されたビデオ信号を4:2:2方式から4:
1:1方式に変換するなどの処理を行うフィルタ部であ
り、変換されたビデオ信号はブロック分割部22に出力
される。ブロック分割部22は、フィルタ部21より入
力されたビデオ信号、および、後述するインデックス画
像生成部70より入力されたインデックス画像の信号の
各フレームを8×8のマクロブロックに分割して圧縮部
30に出力する。
【0017】圧縮部30は、DCT部31、動き検出部
32、並べ替え部33、量子化部34、および、符号量
推定部35を有し、ブロック分割部22より入力された
ビデオ信号をDCT符号化し、さらに量子化して可変長
符号化部40に出力する。圧縮部30においては、ブロ
ック分割部22より入力された8×8のマクロブロック
ごとのビデオ信号に対して、動き検出部32で動き検出
を行い、DCT部31でDCT変換を行い、並べ替え部
33でそのDC成分が所定の位置になるように得られた
要素を周波数順に並べ替える。そして、その結果に基づ
いて、符号量推定部35において符号量を推定し、その
推定値に基づいて量子化レベルを決定して量子化部34
において適応量子化を行う。
【0018】可変長符号化部40は、圧縮部30より入
力される圧縮されさらに量子化されたビデオ信号を可変
長符号化して生成した符号データを誤り訂正符号付与部
50に出力する。本実施の形態においては、可変長符号
化部40においては2次元ハフマン符号化を行う。
【0019】誤り訂正符号付与部50は、可変長符号化
部40より入力される符号データに対して、パリティを
付加して記録データを生成し、記録部60に出力する。
本実施の形態においては、誤り訂正符号付与部50は誤
り訂正ブロックを2次元構成にしたリード・ソロモン積
符号を用いる。具体的には、誤り訂正符号付与部50は
シャッフリング部51およびエラーコード付与部52と
を有し、入力された符号データに対してまずエラーコー
ド付与部52において外符号パリティを付加し、シャッ
フリング部51でシャッフリングをした後同期信号およ
びID符号を付加して、再びエラーコード付与部52に
おいて内符号パリティを付加する。
【0020】記録部60は、チャネルコーディング部6
1、記録アンプ62、および、記録ヘッド63を有し、
誤り訂正符号付与部50より入力された記録データを、
チャネルコーディング部61でビデオテープ91の磁気
記録特性に適合したデジタルビット系列に変換し、記録
アンプ62で増幅して記録ヘッド63に印加し、ビデオ
テープ91の所定の位置に記録する。
【0021】インデックス画像生成部70は、圧縮部3
0より入力されるビデオ信号に基づいて、各カットの内
容を検索するのに適した画像を抽出し、さらに、複数の
カットについて抽出されたその画像を用いてインデック
ス画像(インデックスピクチャという場合もある)を生
成し、各カットのビデオデータが記録された後にビデオ
テープ91に記録されるように所定のタイミングで適宜
ブロック分割部22に出力する。インデックス画像生成
部70は、制御部71、サンプリング部72、タイミン
グパルス生成部73、ROM74、SRAM75、SR
AMアドレスコントローラ76、フレームメモリ77、
および、フレームメモリアドレスコントローラ78を有
する。
【0022】制御部71は、全体制御部81からの制御
信号に基づいてインデックス画像生成部70を構成する
各部を制御する。制御部71の具体的制御内容について
は、以下の各部の説明時に同時に説明する。サンプリン
グ部72は、タイミングパルス生成部73から入力され
るパルスに基づいて所定のタイミングで、圧縮部30の
並べ替え部33より並べ替えられたDCT結果の係数を
読み込み、そのDC成分を抽出してROM74に出力す
る。タイミングパルス生成部73は、各カットの最初の
映像データよりインデックス画像に用いる画像を抽出す
るように、サンプリング部72に対してパルスを生成す
る。ROM74は、サンプリング部72から入力される
9ビットのDC成分のデータを、8ビットに変換し、S
RAM75に出力する。
【0023】SRAM75は、SRAMアドレスコント
ローラ76によりそのアドレスが制御され、さらに制御
部71によりデータの書き込み/読み出しタイミングが
制御され、ROM74から入力される各マクロブロック
当り1つのデータを順次記憶し、最終的に各カットの最
初の映像データに対応する画像を格納する。前述したよ
うに、サンプリング部72においては、8×8のマクロ
ブロックごとに1つのDC成分をその画素値として順次
出力するので、SRAM75に最終的に格納される前記
画像は、元の映像データを縦横各々個1/8に縮小した
画像となる。SRAMアドレスコントローラ76は、制
御部71からの制御信号に基づいて、ROM74よりS
RAM75に順次入力される画素データが、SRAM7
5において1枚の画像を形成するようにSRAM75に
記憶されるように、SRAM75のアドレスを制御す
る。
【0024】フレームメモリ77は、映像データのフレ
ームに対応してデータを記憶可能なメモリであり、本実
施の形態のフレームメモリ77は7フレーム分の映像デ
ータ記憶できる容量を有する。フレームメモリ77は、
フレームメモリアドレスコントローラ78よりそのアド
レスが制御され、制御部71から入力される制御信号に
基づいて、SRAM75内に順次形成される各カットご
との画像を順次記憶する。なお、本実施の形態において
は、フレームメモリ77はフラッシュメモリにより構成
されており、デジタルカムコーダ1の電源を切っても記
録内容は保持される。また、記録内容の消去は、全体制
御部81からの指示に基づいて制御部71を介して入力
される制御信号に基づいて行われる。また、SRAM7
5に記憶される画像は、元の映像データを縦横各々1/
8、すなわち、面積を1/64に縮小した画像なので、
フレームメモリ77の1枚のフレームメモリに64個の
画像を格納することができる。
【0025】フレームメモリアドレスコントローラ78
は、制御部71からの制御信号に基づいて、SRAM7
5からフレームメモリ77に入力される画像データが前
述したような位置に適切に格納されるように、フレーム
メモリ77のアドレスを制御する。
【0026】タイムコード生成部82は、信号の記録位
置などを示す指標となるタイムコードを生成し、全体制
御部81に出力する計時手段である。なお、出力される
時間は、絶対時刻か、ビデオカセットテープ90の着脱
や使用者のリセットボタンの押下などによりリセットさ
れる相対的な時間であり、その選択は任意である。
【0027】テープ制御部83は、全体制御部81から
の制御信号に基づいて、デジタルカムコーダ1にセット
されたビデオカセットテープ90のテープ走行を行う。
通常のビデオデータ記録時には、テープ制御部83は、
入力されたビデオ信号、あるいは、インデックス画像生
成部70で生成されたインデックス画像の信号が適切に
記録されるように、ビデオテープ91を所定の速度で精
度よく走行させる。また、新たにビデオカセットテープ
90がセットされた場合であって、そのビデオカセット
テープ90が前回セットされていたビデオカセットテー
プと同一のカセットテープであった場合には、記録デー
タの継続性を保って次のビデオデータの記録が行えるよ
うに、すなわち、そのビデオテープ91の最終カットの
直後であってインデックスピクチャーの直前の位置から
次の記録ができるように、テープを早送り、あるいは、
巻き戻しを行う。
【0028】操作/表示部84は、撮影者がデジタルカ
ムコーダ1に対して、カメラの撮像条件の制御や、記録
開始、記録終了、マーキングなどの指示を入力したり、
撮影者に対して、デジタルカムコーダ1の動作状態など
を知らせたりするユーザインターフェイス部分である。
本発明に係わる操作としては、記録の開始、終了、カッ
トの指定の取消(NG)、および、継続記録の解除など
の操作が、この操作/表示部84に対して行われる。そ
して、操作/表示部84は、これらの操作が行われたこ
とを示す信号を全体制御部81に出力する。本発明に係
わるこれらの処理を行うための具体的な操作方法につい
て、デジタルカムコーダ1の動作と関連付けて説明す
る。
【0029】デジタルカムコーダ1の、操作/表示部8
4の実際の配置を、図3および図4を参照して説明す
る。図3は、デジタルカムコーダ1を前面から見た図、
図4は、デジタルカムコーダ1の先頭部を側面から見た
図である。なお、図3はデジタルカムコーダ1にレンズ
部分が装着されていない状態を示し、図4は、デジタル
カムコーダ1をショルダータイプとして使用する場合の
ズームレンズが装着されている状態を示す図である。図
3および図4に示されるように、デジタルカムコーダ1
にはその外面の各部に種々のボタン、ツマミなどの操作
具類が配置されており、それらにより操作/表示部84
が構成されている。
【0030】このようなデジタルカムコーダ1におい
て、本体2の前下面に設けられている操作パネル中に、
記録の開始/終了の指示を行うRECボタン4が設けら
れている。このRECボタン4を押下することにより、
入力されたビデオデータのビデオテープ91への記録が
開始される。このRECボタン4はトグルスイッチであ
り、押下された後は記録中であることが判るようになっ
ている。そして、RECボタン4を再押下することによ
り、記録が終了される。
【0031】また、そのRECボタン4の近傍の、本体
2の側面部に、カットの指定の取消、および継続記録の
解除を行うNG/継続ブレイクボタン5が設けられてい
る。カットの指定の取消とは、記録を開始したビデオデ
ータが所望のビデオデータではなかった、あるいは何ら
かの理由により有効なビデオデータでなかった場合に、
そのカットがNGであることを指定する操作であり、具
体的にはそのカットに対する識別情報にNGの信号をセ
ットする処理である。したがって、RECボタン4を押
下して撮影を開始した後に、このNG/継続ブレイクボ
タン5を押下することにより、そのカットがNGである
旨のフラグが、そのカットの識別情報にセットされる。
【0032】また、このNG/継続ブレイクボタン5を
用いて、継続ブレイクの操作も行われる。本実施の形態
のデジタルカムコーダ1においては、後述するように、
同一のビデオカセットテープ90に対しては、一時的に
デジタルカムコーダ1から取り出したり、早送りや巻き
戻しによりビデオテープ91を走行させても、最終カッ
トの直後に継続して次のカットを記録できるように、自
動的に頭だしをしてビデオデータの記録を開始する。し
かし、この機能のために、RECボタン4を押下しても
直ちに入力ビデオデータの記録が開始されない場合があ
る。そのような場合で、記録ビデオデータの継続性は途
切れるのを覚悟で直ちに入力ビデオデータを記録したい
場合に、この継続ブレイクの操作を行う。継続ブレイク
を行うためには、RECボタン4とNG/継続ブレイク
ボタン5を同時に押下する。これにより、記録データの
継続処理が解除され、その時から直ちにビデオデータの
記録が開始される。
【0033】図3および図4に示すように、操作/表示
部84の主たる操作ボタンは、撮影者の片方の手の指で
押下可能な範囲に近接して設けられているため、記録の
開始/終了、NGおよび継続ブレイクの指定が、撮影者
の判断に基づいて瞬時の内に、容易に行える。なお、図
示した各ボタン4,5は、デジタルカムコーダ1を三脚
などに設置して使用する場合に主に用いるボタンであ
り、たとえば、図4に示すようにショルダータイプとし
て用いる場合には、ズームレンズ3に別途設けられてい
る同様のボタンを通常は用いる。ズームレンズ3には、
図示せぬがそのための同様のボタンが、手動ズームレバ
ーの近傍に設けられている。なお、ここでは操作/表示
部84についてデジタルカムコーダ1の動作と関連付け
て説明したが、操作/表示部84の機能としては、前述
したように、このように定義付けられた各ボタンが押下
されたことを全体制御部81に出力することである。
【0034】識別データ記憶部85は、デジタルカムコ
ーダ1にセットされる各ビデオカセットテープごとに、
そのビデオカセットテープから読み出されるか、あるい
は後述する全体制御部81により決定される媒体識別デ
ータを記憶するメモリであり、本実施の形態においては
フラッシュメモリにより構成される。この識別データ
は、図5に示すような5バイトのデータであり、デジタ
ルカムコーダ1の機種および仕様を示す7ビットのデー
タと、デジタルカムコーダ1のシリアル番号を示す16
ビットのデータと、ビデオカセットテープの番号を示す
17ビットのデータより構成される。なお、機種および
仕様を示すデータはデジタルカムコーダ1の図示しない
ROMに登録されているものであり、装置のシリアル番
号およびビデオカセットテープの番号は、同じく図示せ
ぬフラッシュメモリなどに順次更新されながら記録され
ているデータを用いる。
【0035】全体制御部81は、デジタルカムコーダ1
が所望の動作をするようにデジタルカムコーダ1を構成
する各部を制御する。たとえば、操作/表示部84を介
して使用者が入力したカメラ調整、ビデオデータの記録
開始/終了などの指示に基づいて、カメラ部10に対す
るカメラの制御、カメラ部10からのビデオ信号の生成
・出力、圧縮部30以下の信号処理系に対する動作の制
御、テープ制御部83に対するビデオテープの駆動の制
御、操作/表示部84に対する動作状況・処理結果の表
示などを行う。
【0036】以下に、全体制御部81の具体的な機能に
ついて説明する。まず、全体制御部81は、ビデオカセ
ットテープを識別する識別データの生成、照合、およ
び、識別データ記憶部85への識別データの書き込み/
読み出しなどの動作を行う。全体制御部81は、新たな
ビデオカセットテープ90がデジタルカムコーダ1にセ
ットされた場合、まず第1にそのビデオカセットテープ
90のフラッシュメモリ92から識別データを読み出
し、識別データ記憶部85に記憶されている識別データ
と一致するか否か照合する。
【0037】それらの識別データが一致しなかった場
合、および、フラッシュメモリ92に識別データが記録
されていなかった場合には、直前にデジタルカムコーダ
1にセットされていたビデオカセットテープと今回セッ
トされたビデオカセットテープは異なるビデオカセット
テープと判定し、インデックス画像生成部70のフレー
ムメモリ77に蓄積しているインデックス画像のデータ
を消去する。そして、新たにセットされたビデオカセッ
トテープ90のフラッシュメモリ92から読み出した識
別データを、識別データ記憶部85に記憶する。また、
フラッシュメモリ92に識別データが記録されていなか
った場合には、新たな識別データを生成し、フラッシュ
メモリ92および識別データ記憶部85の両方に記録す
る。
【0038】また、前記照合の結果、それらの識別デー
タが一致した場合には、前回セットされていたビデオカ
セットテープと今回セットされたビデオカセットテープ
は同じビデオカセットテープと判定し、現在のフレーム
メモリ77に記憶されているインデックス画像は引き続
き残し、今後新たに入力されるビデオデータから抽出さ
れたインデックス画像を順次フレームメモリ77に追加
記録する。そして、ビデオカセットテープ90のフラッ
シュメモリ92に記録されている各ビデオデータの記録
位置の情報を読み出し、ビデオカセットテープ90に既
に記録されているビデオデータに引き続いて、新たなビ
デオデータを記録されるように、テープ制御部83を制
御して、既に記録されているカットの直後の位置からビ
デオデータが記録されるように、ビデオテープ91を走
行させ、その位置を制御する。
【0039】そして、全体制御部81は、RECボタン
4が押下された旨の信号が操作/表示部84から入力さ
れたら、入力されたビデオデータをビデオカセットテー
プ90のビデオテープ91に記録するように、カメラ部
10をはじめとするデジタルカムコーダ1の各部を制御
する。また、その時に、インデックス画像生成部70に
対しては、RECボタン4が押下された後入力された最
初のピクチャの縮小画像を抽出し、それまでに抽出され
た各カットの縮小画像とともに、インデックス画像を生
成するように制御する。
【0040】そして、再びRECボタン4が押下された
旨の信号が操作/表示部84から入力されたら、入力さ
れたビデオデータのビデオテープ91への記録を停止
し、そのカットの直後に、インデックス画像生成部70
で生成されたインデックス画像が記録されるように、各
部を制御する。具体的には、RECボタン4押下後所定
のタイミングで、インデックス画像生成部70で生成さ
れたインデックス画像をインデックス画像生成部70か
らブロック分割部22に出力し、そのカットの直後に連
続してそのインデックス画像がビデオカセットテープ9
0に記録されるようにする。さらにその際に、それらの
カットおよびインデックス画像が記録されているビデオ
テープ91上の位置を、ビデオカセットテープ90のフ
ラッシュメモリ92に記録する。
【0041】また、全体制御部81は、操作/表示部8
4において、RECボタン4とNG/継続ブレイクボタ
ン5が同時に押下され、継続ブレイクの操作が行われた
場合には、セットされているビデオカセットテープ90
に既にビデオデータが記録され、そのインデックス画像
の記録などが行われている場合であっても、そのような
ビデオデータの記録の継続性を解除して、全く別のビデ
オカセットテープが新たにセットされたのと同様の処理
を行う。具体的には、まず、テープ制御部83を制御し
て、ビデオテープ91が早送りや巻き戻しなどの状態で
あった場合には、直ちにこれを中止させる。そして、ビ
デオカセットテープ90のフラッシュメモリ92、およ
び、識別データ記憶部85に記憶されているデータを消
去する。また、インデックス画像生成部70内に蓄積さ
れているデータをクリアするようにインデックス画像生
成部70の制御部71に対して制御命令を出力する。
【0042】これにより、現在セットされているビデオ
カセットテープ90が全く新しいビデオカセットテープ
である場合と同じ状態となる。その上で、全体制御部8
1は、さらに次のような制御を行い、ビデオデータの記
録を行う。まず、図5に示したような、記録装置の機
種、仕様、シリアル番号、記録媒体のシリアル番号など
からなる識別データを生成し、識別データ記憶部85に
記憶する。また、この識別データを、ビデオカセットテ
ープ90のフラッシュメモリ92も出力し、記録する。
そして、テープ制御部83を制御して、ビデオテープ9
1を直ちに記録状態で走行させ、カメラ部10をはじめ
とするデジタルカムコーダ1の各部を制御して入力され
たビデオデータをビデオテープ91に記録する。
【0043】また、インデックス画像生成部70に対し
ては、記録を開始したビデオデータの最初のピクチャか
ら、縮小画像を抽出し、インデックス画像を生成し、入
力されるビデオデータの記録終了とともにそのビデオデ
ータの直後にこのインデックス画像が記録されるように
制御する。またこの時に、そのカットおよびインデック
ス画像が記録されているビデオテープ91上の位置を、
ビデオカセットテープ90のフラッシュメモリ92に記
録する。なお、継続ブレイク操作によりビデオデータの
記録を開始した場合であっても、ビデオデータの記録終
了の操作とそれによる処理、および、その後順次カット
を継続して記録していく際の操作および処理などは、前
述した通常の場合と同じとなる。以上が、デジタルカム
コーダ1の各部の構成・機能である。
【0044】次に、デジタルカムコーダ1からビデオカ
セットテープ90のフラッシュメモリ92に対して記録
される、ビデオテープ91上のビデオデータの位置の情
報のデータ形式について、図6を参照して説明する。こ
のビデオデータの記録位置を示すデータの、ビデオカセ
ットテープ90のフラッシュメモリ92への入出力も、
前述したように5バイトごとのデータパックを単位とし
て行われる。図6は、デジタルカムコーダ1により、ビ
デオカセットテープ90のフラッシュメモリ92に記録
される記録データの位置を示すデータのデータパックの
構成を示す図であり、(A)は、カットのイン点および
アウト点の位置を示すデータパックの構成を示す図、
(B)はインデックス画像の位置を示すデータパックの
構成を示す図、(C)は撮影者の指示によりマーキング
された画像の位置を示すデータパックの構成を示す図で
ある。
【0045】まず、各データパックとも第1バイトはヘ
ッダとなっており、これらの各データパックの種類を識
別するコードが記録さている。図6に示す各データパッ
クは、全てビデオテープ91に記録されたビデオデータ
の位置を示すデータのデータパックなので、このヘッダ
にはコードFDhが記録されている。次に、これらビデ
オデータの位置を示すデータパックにおいては、第2バ
イトのビット7(b2 )、ビット6(b1 )、および、
第3バイトのビット7(b0)の3ビットによりサブヘ
ッダが構成されている。このサブヘッダにより、各デー
タパックのデータ内容が識別され、それに応じてそのデ
ータフォーマットも判別できる。サブヘッダとデータ内
容の対応を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】以下、各データパックの構成について説明
する。なお、図6において、定義が示されていないビッ
トは、リザーブ領域である。図6(A)に示すピクチャ
クリップ1およびピクチャクリップ2は、ビデオテープ
91に記録された各カットのビデオデータの識別情報、
および、その記録位置の情報を記録するためのデータパ
ックである。
【0048】そのカットの識別情報は、ピクチャクリッ
プ1の第2バイット〜第4バイトに記録され、具体的に
は、使用者が操作/表示部84を介して入力する、その
シーンのシーン番号、テイク番号、および、そのカット
がOKかNGかを識別するデータなどが記録される。そ
のカットのビデオデータを記録したフラッシュメモリ9
2上の記録領域の先頭位置を示す情報は、ピクチャクリ
ップ2の第2バイト〜第4バイトに記録される。本実施
の形態においては、その記録位置はビデオテープ91上
での記録時間により示され、第2バイトに時間、第3バ
イトに分、第4バイトに秒が記録される。なお、このビ
デオデータの記録の開始は、使用者がデジタルカムコー
ダ1を操作して行う指示により決定されるものなので、
秒単位で管理できればよく、フレーム単位で管理しなく
とも十分である。
【0049】また、そのカットの記録領域の終了位置を
示す情報は、先頭位置からの相対値で示される。すなわ
ち、そのカットの記録領域の終了位置が、先頭位置から
何秒後、あるいは、何フレーム目の位置にあるかという
ことが、その終了位置の情報として記録される。この終
了位置を示す情報は、ピクチャクリップ1の第5バイト
およびピクチャクリップ2の第5バイトに記録される。
この終了位置は、秒を単位として決定しても、フレーム
を単位として決定してもよい。記録ビット幅が16ビッ
トなので、秒を単位とした相対値を用いた場合には18
時間、フレームを単位とした相対値を用いた場合には約
36分のカットに対して対処することができる。記録す
るビデオデータの種類や、編集時に必要な精度などに応
じて、任意の単位を基準としてこの終了位置を示すよう
にしてよい。
【0050】図6(B)に示すピクチャクリップアドレ
スは、ビデオテープ91に記録されたインデックスピク
チャの記録位置の情報を示すデータパックである。本実
施の形態においては、その記録位置は各インデックスピ
クチャのフレームごとに示される。すなわち、第2バイ
トに時間、第3バイトに分、第4バイトに秒、第5バイ
トにその秒内のフレーム番号が記録される。また、図6
(C)に示すデータパックは、使用者が操作/表示部8
4に設けられた図示せぬキューボタンを押下してそのビ
デオデータにマーキングを行った時に、その位置を記録
するために生成されるデータパックである。そして、そ
の構成は、ピクチャクリップアドレスと同様に、そのマ
ーキングされたフレームを示す情報が記録される。すな
わち、第2バイトに時間、第3バイトに分、第4バイト
に秒、第5バイトにその秒内のフレーム番号が記録され
る。
【0051】ビデオテープ91に記録されたビデオデー
タの記録位置に関する情報としては、このようなデータ
パックが全体制御部81により生成されて、ビデオカセ
ットテープ90のフラッシュメモリ92に生成とともに
適宜記録される。
【0052】次に、デジタルカムコーダ1の動作につい
て説明する。まず、デジタルカムコーダ1の基本的な動
作について説明する。ここでは、テレビジョン放送局な
どにおける取材にこのデジタルカムコーダ1を使用した
ような場合であって、後で撮影したカットを編集して所
望のビデオデータを得るように、たとえば数分程度のカ
ットを順次撮影する場合について説明する。
【0053】まず、新たに撮影を行おうとして、ビデオ
カセットテープ90をデジタルカムコーダ1にセットす
ると、全体制御部81はビデオカセットテープ90のフ
ラッシュメモリ92より識別データを読み出す。この
時、ビデオカセットテープ90が新しいビデオカセット
テープであり、識別データが記録されていない場合は、
全体制御部81は新たな識別コードを生成して、フラッ
シュメモリ92および識別データ記憶部85に記録す
る。また、この時、フレームメモリ77の内容がクリア
される。
【0054】次に、使用者はデジタルカムコーダ1によ
りとらえている映像および音声データを記録しようとし
た場合、デジタルカムコーダ1の操作/表示部84のR
ECボタン4を押下することによりその指示を行う。操
作/表示部84に入力されたその記録開始の指示は全体
制御部81に入力され、全体制御部81よりビデオデー
タの記録のための制御が各部に対して行われる。カメラ
部10においては、全体制御部81からの制御信号に基
づいて、CCD11で獲得した信号をビデオデータとし
て出力する。フィルタ部21で方式を調整した後、ブロ
ック分割部22で各フィールドごとのビデオデータをマ
クロブロックに分割し、圧縮部30においてDCT符号
化をして圧縮する。圧縮されたビデオデータは可変長符
号化部40で符号化され、誤り訂正符号付与部50で誤
り訂正符号が付加され、記録部60で記録信号に変換さ
れる。
【0055】そして、同時に、そのビデオデータを記録
すべきビデオテープ91の記録領域に記録ヘッド63か
ら信号が印加されるように、全体制御部81からの制御
信号に基づいてテープ制御部83がビデオカセットテー
プ90のビデオテープ91の位置が制御される。そし
て、この時の記録を開始したビデオテープ91上の位置
の情報は、全体制御部81からビデオカセットテープ9
0のフラッシュメモリ92に、図6に示したような所定
のデータパックの形式で記録される。このようにして、
撮影を開始し順次入力されるビデオデータが、記録部6
0の記録ヘッド63によりビデオテープ91の所定の記
録領域に順次記録され、その記録領域の先頭位置の情報
がビデオカセットテープ90のフラッシュメモリ92に
記録される。
【0056】また、この撮影が開始された時に、インデ
ックス画像生成部70においては、入力され始めたカッ
トの最初の映像データより、そのカットを識別するため
の縮小画像を抽出し、さらに他のカットの縮小画像と合
わせて1つのフレーム上に配置してインデックス画像を
生成する。この、インデックス画像生成の過程につい
て、図7を参照して説明する。図7に示すように、カメ
ラ部10から入力されるその最初のフィールドの映像デ
ータ101は、ブロック分割部22において8×8画素
ごとのマクロブロック102に分割され、このマクロブ
ロック102ごとにDCT部31においてDCT変換さ
れる。そして、そのDCTの結果は、並べ替え部33に
おいてそのDC成分が最初にくるようなデータ103に
並び替えられる。このDC成分を、インデックス画像生
成部70のサンプリング部72が抽出する。
【0057】サンプリング部72は、その最初の映像デ
ータ101の各マクロブロックからこのDC成分を抽出
し、ROM74を介してSRAM75に順次入力する。
その結果、SRAM75上において、図7に示すような
縮小画像104が形成される。入力され始めたビデオデ
ータの最初の画像データより、縮小画像104が抽出さ
れたら、この縮小画像をフレームメモリ77の所定の位
置に配置する。縮小画像104は、8×8のマクロブロ
ックを1画素に縮小した画像、すなわち、元のフレーム
を1/64に縮小した画像なので、このような縮小画像
64個を1つのフレームに配置することができる。たと
えば、図7に示すように、最初に記録したカットから得
られた縮小画像104は、たとえばフレームメモリ77
の左上の領域に配置される。このように、インデックス
画像は生成れる。
【0058】このカットの撮影中であって、たとえば突
発的なシーンや期待したシーンが発生して使用者がその
ビデオデータの記録位置を検索し易いようにしたいと考
えた時には、使用者はデジタルカムコーダ1の操作/表
示部84に設けられている図示せぬキューボタンを押下
する。このキューボタン押下の信号が全体制御部81に
入力されたら、全体制御部81はタイムコード生成部8
2よりタイムコードを読み込み、図6(C)に示すよう
なデータパックを生成し、ビデオカセットテープ90の
フラッシュメモリ92に記録する。これにより、そのシ
ーンの検索が容易に行えるようになる。
【0059】そして、このカットの記録を終了する場合
には、使用者はRECボタン4を再押下する。これによ
り、この記録終了の指示は全体制御部81に入力され、
全体制御部81よりビデオデータの記録のための制御が
各部に対して行われる。その結果、カメラ部10からの
ビデオ信号の出力は終了され、そのカットの記録は終了
される。
【0060】そして、そのカットの信号に続いて、イン
デックス画像生成部70で生成されたインデックス画像
がビデオテープ91に記録される。具体的には、ビデオ
インデックス画像生成部70のフレームメモリ77に記
録されるインデックス画像が、ブロック分割部22に入
力され、圧縮部30において圧縮され、可変長符号化部
40で可変長符号化され、誤り訂正符号付与部50でエ
ラー訂正符号が付与されて、記録部60を介してビデオ
テープ91に記録される。この時、このインデックス画
像は、それまでのカットの信号に連続したビデオテープ
91の記録領域に記録される。なお、このインデックス
画像は、それまでビデオカセットテープ90に順次記録
された各カットの縮小画像が全て配列された画像であ
る。
【0061】またこの時、入力されたカットのビデオ信
号の記録終了位置の情報と、そのインデックス画像の記
録位置が、全体制御部81からビデオカセットテープ9
0のフラッシュメモリ92に記録される。ビデオ信号の
記録を開始した時点で、図6(A)に示すようなそのカ
ットの記録位置を示すデータパックは既にフラッシュメ
モリ92に記録されている。したがって、カットの記録
終了時には、全体制御部81はフラッシュメモリ92よ
りその一旦記録したデータパックを読み出し、その2つ
のデータパックの各々第5バイトにそのカットのデータ
の終了位置を示すデータをセットし、再びフラッシュメ
モリ92に記録する。なお、この終了位置は、先に記録
した先頭位置からの相対位置で示される。また、全体制
御部81は、図6(B)に示すような、そのインデック
ス画像の記録位置を示すデータパックを生成して、フラ
ッシュメモリ92に記録する。
【0062】次に、使用者により再びビデオデータの記
録が指示されたら、全体制御部81は前述したのと同様
の動作を行って順次そのカットの信号をビデオテープ9
1に記録する。この時に、全体制御部81は、前のカッ
トのデータ記録領域に連続して新たなカットのデータを
記録するように、テープ制御部83に対してビデオテー
プ91の位置を制御する。すなわち、前のカットのデー
タの後に記録されているインデックス画像は更新して、
その上に新たなカットのデータを記録する。そのため具
体的には、テープ制御部83はビデオテープ91を前の
カットの直後の位置へ僅かに巻き戻す。
【0063】このように順次入力される各カットのビデ
オ信号は、図8(A),(B)、および図9(A),
(B)に示すように順次ビデオテープ91に記録され
る。第1のカットの記録が終了した時点においては、ビ
デオテープ91上には、図8(A)および図9(A)に
示すように、その第1のカットと、その第1のカットか
ら抽出した縮小画像のみが表示されたインデックス画像
のデータが記録される。次に入力された第2のカット
は、図8(B)および図9(B)に示すように、そのイ
ンデックス画像のデータの上に重複して第1のカットと
連続するように記録され、その第2のカットの記録が終
了したらその第2のカットの記録領域に連続して、第1
のカットと第2のカットから抽出した縮小画像が表示さ
れたインデックス画像が記録される。
【0064】次に、このように順次入力されるカットが
記録されているビデオカセットテープ90を、一旦デジ
タルカムコーダ1から取り出して外部で再生確認した
後、再びデジタルカムコーダ1にセットして撮影する場
合について、デジタルカムコーダ1の動作を説明する。
まず、ビデオカセットテープ90を再セットした後に、
再び撮影を行うまでに十分な時間がある場合などで、再
び通常モードで記録を行う場合について、図8を参照し
て説明する。なお、ビデオカセットテープ90は、デジ
タルカムコーダ1以外の装置により使用されたことによ
り、ビデオテープ91の位置が、図8(B)に示すよう
に、第2のカットの中程の位置aまで移動され、この状
態で再びデジタルカムコーダ1にセットされたものとす
る。
【0065】このような場合、ビデオカセットテープ9
0がセットされたら、全体制御部81は、まずビデオカ
セットテープ90のフラッシュメモリ92より識別デー
タを読み出し、その読み出した識別データと識別データ
記憶部85に記録されている識別データが一致するか否
か照合する。前述したように、同じビデオカセットテー
プ90を一時的に取り出して再びセットしたのであれ
ば、それらの識別データは一致する。その場合、全体制
御部81は、フラッシュメモリ92に記録されているビ
デオテープ91における記録位置の情報に基づいてビデ
オテープ91の頭だしを行う。すなわち、図8(C)に
示すように、ビデオテープ91は早送りされて、記録位
置が第2のカットの直後になるようにその位置が調整さ
れる。また、フレームメモリ77に記録されているイン
デックス画像の情報などはそのまま保持される。
【0066】そして、使用者がRECボタン4を押下す
ることにより、新たなビデオデータ(第3のカット)の
入力が開始されたら、前述の動作と同じように、インデ
ックス画像を抽出しながら、入力されるビデオデータを
順次ビデオテープ91に記録する。その結果、図8
(C)に示すように、図8(B)に示す第1および第2
のカットのインデックス画像を更新して、第2のカット
に連続するように、第3のカットが記録される。以後、
図8(D),(E)に示すように、第4から第5のカッ
トも、順次インデックス画像を更新しながら、各々連続
するようにビデオテープ91に記録される。
【0067】次に、ビデオカセットテープ90を一旦デ
ジタルカムコーダ1から取り出して再セットした場合で
あって、突発的な事象が生じるなどして、緊急に撮影を
行いたくなった場合など、ビデオカセットテープ90を
再セットした後、再び撮影を行うまでに十分な時間がな
い場合のデジタルカムコーダ1の動作について、図9を
参照して説明する。なお、この場合も、ビデオカセット
テープ90は、デジタルカムコーダ1以外の装置により
使用されたことにより、ビデオテープ91の位置が、図
9(B)に示すように、第2のカットの中程の位置aま
で移動され、この状態で再びデジタルカムコーダ1にセ
ットされたものとする。
【0068】このような場合においても、ビデオカセッ
トテープ90がセットされたら、全体制御部81は、前
述したのと同様に、ビデオカセットテープ90のフラッ
シュメモリ92より識別データを読み込むなどの処理を
開始する。そのような状態で、使用者がRECボタン4
とNG/継続ブレイクボタン5を同時に押下すると、前
述したような継続記録とは異なる継続ブレイク操作とな
る。すなわち、全体制御部81は既にビデオカセットテ
ープ90に記録されているビデオデータとの継続性を保
ための処理を中断し、その時点の状態から直ちにビデオ
データを記録する。
【0069】具体的には、まず、ビデオカセットテープ
90のフラッシュメモリ92および識別データ記憶部8
5に記憶されているデータや、インデックス画像生成部
70内に蓄積されているデータがクリアされる。次に、
新たな識別データが生成され、識別データ記憶部85お
よびフラッシュメモリ92に記憶される。そして、ビデ
オテープ91がセットされた時の位置から記録状態で走
行され、カメラ部10から入力されるビデオデータが記
録される。また、インデックス画像生成部70に対して
は、記録を開始したビデオデータの最初のピクチャか
ら、縮小画像を抽出し、第1のビデオデータの画像とし
て、フレームメモリ77に記憶され、新たにインデック
ス画像が生成される。
【0070】その結果、図9(C)に示すように、再セ
ットされた時のビデオテープ91の位置aより、入力さ
れる第3のカット(図8を参照して前述した継続性を保
って記録する場合と対応づけて説明するため、第3のカ
ットと言うことにするが、ビデオカセットテープ90に
記録されたビデオデータとしてはこれが第1のカットと
なる)を記録する。そして、第3のカットの記録終了時
には、その第3の縮小画像のみが表示されるインデック
ス画像が、その第3のカットのビデオデータに連続して
記録される。また、この第3のカット(デジタルカムコ
ーダ1およびビデオカセットテープ90上では第1のカ
ット)の位置情報が、フラッシュメモリ92に記録され
る。以後、第4および第5のカット(デジタルカムコー
ダ1およびビデオカセットテープ90上では第2および
第3のカット)が、前述したような継続性を保つ記録方
法により順次入力されると、図9(D),(E)に示す
ように、順次インデックス画像を更新しながら、再び継
続性を維持してビデオテープ91に記録される。
【0071】最後に、デジタルカムコーダ1で、ビデオ
カセットテープ90を一旦取り出した後に再セットして
ビデオデータを記録する場合において、継続ブレイク操
作により順次ビデオデータを記録した場合、および、継
続性を維持した通常の操作により順次ビデオデータを記
録した場合の記録データの違いについて、図10のフレ
ームメモリ77の内容示す図を参照して説明する。カッ
トAおよびB撮影した時点で、ビデオカセットテープ9
0を取り出すと、フレームメモリ77は、図10(A)
に示すように、カットA,Bのインデックス画像を記憶
した状態で保持される。
【0072】そして、緊急に撮影をする必要が生じるな
どして、このビデオカセットテープ90をセットして直
ちに、RECボタン4とNG/継続ブレイクボタン5を
同時に押下して、継続ブレイク操作によりビデオデータ
の記録を開始すると、継続ブレイク操作が行われた時点
で図10(B)に示すように、フレームメモリ77の内
容は消去される。そして、以後撮影されたカットC,D
は、図10(C)に示すように、1番目、2番目のカッ
トとして、そのインデックス画像がフレームメモリ77
に順次記憶される。一方、通常のREC操作によりビデ
オデータを記録した場合には、再セットしたビデオカセ
ットテープ90が元のビデオカセットテープと判定さ
れ、フレームメモリ77の内容や消去されず、以後撮影
されたカットC,Dは、カットA,Bに続いて順次記憶
される。しがたって、そのインデックス画像は、図10
(D)に示すように、カットA〜カットDまでのインデ
ックス画像が一貫して表示されるような画像となる。
【0073】以上説明したように、本実施の形態のデジ
タルカムコーダ1においては、順次入力される各カット
の信号をビデオテープ91に記録する際に、各カットの
データの先頭位置および終了位置をビデオカセットテー
プ90のフラッシュメモリ92に記録している。さら
に、各カットの先頭の映像データを縮小してフレーム上
に複数枚順次配列したインデックス画像を生成し、この
インデックス画像をビデオテープ91上に同時に記録し
た上で、そのインデックス画像の記録位置もフラッシュ
メモリ92に記録している。したがって、このデジタル
カムコーダ1によりビデオ信号が記録されたビデオカセ
ットテープ90を用いて、ビデオデータの編集を行う場
合には、フラッシュメモリ92に記録されているインデ
ックス画像の位置情報に基づいて、そのインデックス画
像を高速に読み出し、各カットの内容を一覧表示させて
確認し、それにより選択した各カットを同じくフラッシ
ュメモリ92に記録されている各カットの位置情報に基
づいて高速に読み出すことができる。
【0074】また、そのような通常の記録操作を行って
いる時に、突発的な事象が起きて、直ちにそれを撮影し
たい場合などにおいては、RECボタン4とNG/継続
ブレイクボタン5とを同時に押下することにより、ビデ
オカセットテープ90の状態がどうであるかに係わら
ず、直ちに入力ビデオデータの記録を開始できる。した
がって、その事象の撮影の機会を逃すことなく、所望の
ビデオデータを記録することができる。
【0075】なお、本発明ほ本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、識別
データの構成は任意の構成でよい。たとえば、最初に記
録したビデオデータのタイムコードを用いて識別データ
を生成し、これをビデオカセットテープ90のフラッシ
ュメモリ92および識別データ記憶部85に記憶するよ
うにしておけばよい。このようにしておけば、一時的に
ビデオカセットテープ90を取り出した際に、ビデオカ
セットテープ90の内容を変更してしまった場合には識
別データも変更してしまうことになり、デジタルカムコ
ーダ1内に保存しているビデオカセットテープ90の管
理データと、実際のビデオカセットテープ90の状態が
異なるという事態を防ぐことができ、好適である。
【0076】また、インデックス画像の構成などは、任
意の方法でよい。インデックス画像を構成する縮小画像
は、元の映像データを縦横各々1/8、すなわち、面積
を1/64に縮小した画像なので、1枚のフレームに6
4個の画像を格納することができる。しかし、後にこの
フレームメモリに形成されら画像を再びDCTすること
を考慮すれば、あまり細かい画像は画質が落ちる恐れが
あるので、1枚のフレームに収容する縮小画像の数を少
なくした方が好ましい。たとえば、1枚のフレームを1
/64に区切った領域の1つ置きに、その縮小画像を配
置するようにしてもよい。そのようにしても、前述した
インデックス画像生成部70のフレームメモリ77は7
フレーム分の容量を有するので、全部で224(=32
×7)個の画像を格納できる。もちろん、そのフレーム
メモリ77の容量も、デジタルカムコーダ1の使用方法
などに応じて、適宜変更してよい。
【0077】また、ビデオデータを記録する際の圧縮方
法も8×8DCTに限らず、任意の方法でよい。また、
インデックス画像生成部で行う縮小画像を抽出方法も任
意に変更してよい。逆DCTなどを行って圧縮された画
像を復元するようにしてもよいし、圧縮前の元の入力映
像データを間引いて縮小画像を生成するようにしてもよ
い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビデオデ
ータ記録装置によれば、順次入力される各カットをビデ
オテープに連続的に記録することができ、さらに、突発
的な事象を緊急に撮影することもでき、状況に応じた撮
影方法により、所望のビデオデータを適切に撮影するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオデータ記録装置の一実施の形態
のデジタルカムコーダの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したデジタルカムコーダによりビデオ
データが記録されるビデオカセットテープの外観図であ
り、(A)はビデオカセットテープを裏面から見た図、
(B)は背面図、(C)は側面図である。
【図3】図1に示したデジタルカムコーダの操作/表示
部を説明するための図であり、レンズ部の装着されてい
ないデジタルカムコーダを前面から見た図である。
【図4】図1に示したデジタルカムコーダの操作/表示
部を説明するための図であり、ズームレンズの装着され
ているデジタルカムコーダの先頭部を側面から見た図で
ある。
【図5】図1に示しデジタルカムコーダにより、ビデオ
カセットテープに対して付与される識別データの構成を
示す図である。
【図6】図1に示したデジタルカムコーダにより、ビデ
オカセットテープの半導体メモリに記録されるデータパ
ックの構成を示す図であり、(A)はカットの位置を示
すデータパックの構成を示す図、(B)はインデックス
画像の位置を示すデータパックの構成を示す図、(C)
は撮影者の指示によりマークされた画像の位置を示すデ
ータパックの構成を示す図である。
【図7】図1に示したデジタルカムコーダのインデック
ス画像生成部におけるインデックス画像の生成方法を説
明する図である。
【図8】図1に示したデジタルカムコーダにより、通常
の動作状態で順次ビデオデータが記録される状態を示す
図であり、(A)〜(E)は各々第1のカットから第5
のカットが記録された後の状態を示す図である。
【図9】図1に示したデジタルカムコーダにより、途中
継続ブレイク操作が行われてビデオデータが記録される
状態を示す図であり、(A)〜(E)は各々第1のカッ
トから第5のカットが記録された後の状態を示す図であ
る。
【図10】図1に示したデジタルカムコーダにおいて、
各操作状態ごとのフレームメモリの内容を示す図であ
り、(A)はカットA,Bが入力された時のフレームメ
モリの内容を示す図、(B)は継続ブレイク操作が行わ
れた後のフレームメモリの内容を示す図、(C)はその
後カットC,Dが入力された時のフレームメモリの内容
を示す図、(D)はビデオカセットテープが取り出され
た後再びセットされその後カットC,Dが入力された時
のフレームメモリの内容を示す図である。
【符号の説明】
1…デジタルカムコーダ、10…カメラ部、11…CC
D、12…カメラ処理部、13…制御部、21…フィル
タ部、22…ブロック分割部、30…圧縮部、31…D
CT部、32…動き検出部、33…並べ替え部、34…
量子化部、35…符号量推定部、40…可変長符号化
部、50…誤り訂正符号付与部、51…シャッフリング
部、52…エラー訂正符号付与部、60…記録部、61
…チャネルコーディング部、62…記録アンプ、63…
記録ヘッド、70…インデックス画像生成部、71…制
御部、72…サンプリング部、73…タイミングパルス
生成部、74…ROM、75…SRAM、76…アドレ
スコントローラ、77…フレームメモリ、78…アドレ
スコントローラ、81…全体制御部、82…タイムコー
ド生成部、83…テープ制御部、84…操作/表示部、
85…識別データ記憶部、90…ビデオカセットテー
プ、91…ビデオテープ、92…フラッシュメモリ、9
3…カセットケース、94…端子、95…蓋、96…誤
消去防止用ツメ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新たなビデオデータを既に記録されている
    ビデオデータに連続するように記録する連続記録によ
    り、入力ビデオデータを順次テープ状記録媒体に記録す
    るビデオデータ記録装置であって、 入力ビデオデータの記録の開始および終了を指示する記
    録指示手段と、 前記入力されるビデオデータの記録開始位置が既にテー
    プ状記録媒体に記録されているビデオデータの末尾の位
    置となるように前記テープ状記録媒体を移動させるテー
    プ位置制御手段と、 前記連続記録の解除を指示する連続記録解除指示手段
    と、 前記記録指示手段による前記入力ビデオデータの記録の
    開始の指示に基づいて、前記連続記録解除指示手段によ
    り連続記録の解除が指示されていない場合には前記テー
    プ位置制御手段によりテープ状記録媒体を移動させた後
    に前記入力ビデオデータを前記テープ状記録媒体に記録
    し、前記連続記録解除指示手段により連続記録の解除が
    指示された場合には、前記テープ位置制御手段によるテ
    ープ状記録媒体の移動を中止し即座に前記入力ビデオデ
    ータを前記テープ状記録媒体に記録する記録手段とを有
    するビデオデータ記録装置。
  2. 【請求項2】カセットに前記テープ状記録媒体が収容さ
    れ、該カセットに半導体メモリが設けられたビデオカセ
    ットに対してビデオデータの記録を行うビデオデータ記
    録装置であって、 前記テープ状記録媒体に記録したビデオデータの、当該
    テープ状記録媒体における記録位置を示す記録位置情報
    を前記ビデオカセットの前記半導体メモリに記録する位
    置情報記録手段と、 装着されたビデオカセットの前記半導体メモリより、当
    該ビデオカセットのテープ状記録媒体に記録されている
    ビデオデータ各々の記録位置情報を再生する位置情報再
    生手段とをさらに有し、 前記テープ位置制御手段は、前記位置情報再生手段によ
    り装着されたビデオカセットの前記半導体メモリより再
    生された前記記録位置情報に基づいて、新たに記録する
    ビデオデータの記録開始位置が既にテープ状記録媒体に
    記録されているビデオデータの末尾の位置となるように
    前記テープ状記録媒体を移動させる請求項1記載のビデ
    オデータ記録装置。
  3. 【請求項3】入力され記録されるビデオデータより、当
    該ビデオデータを識別するための索引ビデオデータを抽
    出し記録する索引ビデオデータ抽出手段と、 当該テープ状記録媒体に記録されている各ビデオデータ
    より抽出された前記索引ビデオデータに基づいて、当該
    テープ状記録媒体に記録されているビデオデータを検索
    するための検索用ビデオデータを生成する検索用ビデオ
    データ生成手段と、 前記生成された検索用ビデオデータを前記テープ状記録
    媒体の所定の位置に記録する検索用ビデオデータ記録手
    段とをさらに有する請求項2記載のビデオデータ記録装
    置。
  4. 【請求項4】前記位置情報記録手段は、さらに、前記記
    録した検索用ビデオデータの、当該テープ状記録媒体に
    おける記録位置を示す記録位置情報を前記ビデオカセッ
    トの前記半導体メモリに記録する請求項3記載のビデオ
    データ記録装置。
  5. 【請求項5】前記検索用ビデオデータ記録手段は、前記
    生成された検索用ビデオデータを、前記テープ状記録媒
    体の、各入力ビデオデータが連続的に記録されている領
    域の直後の位置に記録し、 前記テープ位置制御手段は、新たに記録するビデオデー
    タの記録開始位置が、既にテープ状記録媒体に記録され
    ているビデオデータの直後の位置であって前記検索用ビ
    デオデータの直前の位置に、前記テープ状記録媒体を移
    動させ、 前記記録手段は、前記移動された位置より、前記記録さ
    れている検索用ビデオデータを更新して、前記入力ビデ
    オデータを記録する請求項4記載のビデオデータ記録装
    置。
  6. 【請求項6】当該ビデオデータ記録装置に装着されたビ
    デオカセットを識別する識別データを、当該ビデオカセ
    ットの前記半導体メモリより読み出し記録する識別デー
    タ記録手段と、 新たに該ビデオデータ記録装置に装着されたビデオカセ
    ットの識別データと、前記識別データ記録手段に記録さ
    れている該ビデオカセットの前に装着されていたビデオ
    カセットの識別データが一致するか否かを照合する識別
    データ照合手段とをさらに有し、 前記検索用ビデオデータ生成手段は、前記照合により識
    別データが一致した場合には、前記索引ビデオデータ抽
    出手段に記録されているそれまでに入力され記録された
    各ビデオデータごとの索引ビデオデータと、新たに入力
    された各ビデオデータより抽出された索引ビデオデータ
    に基づいて、前記検索用ビデオデータを生成する請求項
    5記載のビデオデータ記録装置。
  7. 【請求項7】前記連続記録解除指示手段により連続記録
    の解除の指示があった場合、 前記索引ビデオデータ抽出手段は、それまでに入力され
    た各ビデオデータから抽出され記録された各索引ビデオ
    データを実質的に消去し、 前記検索用ビデオデータ生成手段は、新たに入力される
    ビデオデータより抽出サレタ索引ビデオデータのみに基
    づいて、前記検索用ビデオデータを生成する請求項6記
    載のビデオデータ記録装置。
  8. 【請求項8】前記連続記録解除指示手段により連続記録
    の解除の指示があった場合に、装着されているビデオカ
    セットの前記半導体メモリに記録されているデータを消
    去するメモリ消去手段と、 前記連続記録解除指示手段により連続記録の解除の指示
    があった場合に、新たにビデオカセットの識別データを
    生成する識別データ生成手段と、 前記連続記録解除指示手段により連続記録の解除の指示
    があった場合に、該生成された識別データを当該ビデオ
    カセットの前記半導体メモリに記録する識別データ記録
    手段とをさらに有する請求項7記載のビデオデータ記録
    装置。
  9. 【請求項9】前記連続記録解除指示手段は、ビデオデー
    タ記録装置に設けられた操作手段の2以上の所定の複合
    操作により、前記連続記録の解除を指示する請求項8記
    載のビデオデータ記録装置。
  10. 【請求項10】前記索引ビデオデータ抽出手段は、前記
    入力された各ビデオデータより所定の映像データを選択
    し、該映像データの画面を所定の比率で縮小して、当該
    ビデオデータの索引ビデオデータとして記憶し、 前記検索用ビデオデータ生成手段は、1つの画面上に複
    数枚の前記索引ビデオデータが表示されるような前記検
    索用ビデオデータを生成する請求項8記載のビデオデー
    タ記録装置。
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