JPH09200674A - ビデオデータ記録装置とその方法、および、記録媒体 - Google Patents

ビデオデータ記録装置とその方法、および、記録媒体

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JPH09200674A
JPH09200674A JP8007826A JP782696A JPH09200674A JP H09200674 A JPH09200674 A JP H09200674A JP 8007826 A JP8007826 A JP 8007826A JP 782696 A JP782696 A JP 782696A JP H09200674 A JPH09200674 A JP H09200674A
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recording
recorded
tape
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JP8007826A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kimura
勝己 木村
Kenji Maekawa
健次 前川
Shigeru Kato
茂 加藤
Masataka Mukai
正孝 向
Masao Naito
正夫 内藤
Kiyoshi Inoue
清 井上
Takeo Nishijima
健夫 西嶋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ内蔵のビデオカセットテープにおいて、
そのメモリを効率よく使用してビデオデータを高速に検
索・編集できるようにデータを記録したい。 【解決手段】カメラ部10からのビデオデータは、圧縮
部30でDCT符号化され、可変長符号化部40、誤り
訂正符号付与部50を介して記録部60よりビデオカセ
ットテープ90のビデオテープ91に記録される。この
時インデックス画像生成部70は、各カットの最初の映
像データを縮小してフレームメモリ77に順次配置しイ
ンデックス画像を生成する。各カットの記録が終了した
ら、そのインデックス画像をビデオテープ91に記録
し、各カットのデータの先頭位置とその先頭位置からの
相対位置で示された終了位置およびそのインデックス画
像の位置がフラッシュメモリ92に記録される。次のカ
ットのビデオデータは、そのインデックス画像を更新し
て、前のカットのデータに続く位置から記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録したビデオデ
ータの確認や所望のビデオデータの検索を効率よく行え
るようなビデオデータ記録装置とその方法、および、そ
のようにビデオデータを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの撮像装置により撮影
され、ビデオテープなどの記録媒体に記録されたビデオ
データは、順次入力される比較的短いカット(連続して
撮影された映像、あるいは、そのビデオデータ)の連続
である場合が多い。そのため、後から内容の確認や編集
を行う場合などには、所望のカットを検索する作業が必
要となる。特に、テレビジョン放送局において取材業務
で使用する場合などにおいては、ビデオカムコーダなど
により撮影した多数のカットの中から必要なカットを高
速に選択して編集する必要がある。
【0003】そのような、ビデオデータの検索・編集を
高速に行うことのできる方法としては、本願出願人に係
わる特開平7−154731号公報および特開平7−1
54740号公報に開示されている方法がある。この方
法では、撮影した映像データおよび音声データを記録媒
体に記録する時に、それらのデータを圧縮したインデッ
クス情報を生成し、そのインデックス情報を別の記録媒
体、あるいは、同一の記録媒体の元のデータの記録領域
に連続した領域に記録しておくようにしている。そし
て、そのインデックス情報を参照して編集データを作成
することにより、元のデータに対する処理を省き、効率
よく作業が行えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ圧縮
技術やデータ記録技術の進展により、ビデオテープなど
の記録媒体にはより長時間のビデオデータが記録できる
ようになっている。たとえば、現在、順次規格が決定さ
れつつある1/4インチデジタルビデオカセットテープ
においては、標準カセットで4時間30分、小型カセッ
トでも1時間のビデオデータが記録できるようになって
いる。そして、記録時間の増大に伴って、当然1つの記
録媒体に記録できるカットの数も増加している。その結
果、たとえばインデックスピクチャを各カットに連続し
た記録領域に各々記録しておく前述したような検索・編
集方法においても、そのインデックスピクチャを再生す
るだけでも時間がかかり、所望のカットの検索が効率よ
く行えないという問題が生じており、より効率的に所望
のカットを検索したいという要望が生じている。
【0005】また、前述した1/4インチデジタルビデ
オカセットテープにおいては、ビデオテープを収容する
カセットにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を
組み込み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報を
そのメモリに記録できるようにしている。このような半
導体メモリを有効に使えば、前述したように全く別個の
記録媒体を用いずとも記録されているビデオデータの検
索が効率よく行えることが考えられるが、この半導体メ
モリによるデータの記録コストは高価であり実質的にそ
の記録容量に制限があるため、そのような半導体メモリ
を効率よく使用して記録ビデオデータの検索が行いたい
という要望がある。
【0006】したがって本発明の目的は、半導体メモリ
を内蔵したビデオデータ記録媒体に対して、その半導体
メモリを効率よく使用し、記録したビデオデータの検索
を容易に行えるようにビデオデータを記録するビデオデ
ータ記録装置を提供することにある。また本発明の他の
目的は、半導体メモリを内蔵したビデオデータ記録媒体
に対して、その半導体メモリを効率よく使用し、記録し
たビデオデータの検索を容易に行えるようにビデオデー
タを記録するビデオデータ記録方法を提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、半導体メモリを効率よく
使用し、記録したビデオデータの検索が容易に行えるよ
うにビデオデータが記録された半導体メモリを内蔵した
記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、各カットごとのインデックスピクチャはテープ記録
媒体上にまとめて記録し、各カットのビデオテープ上で
の記録領域と、そのインデックスピクチャの記録領域と
を示す情報をビデオテープを収容するカセットに内蔵さ
れた半導体メモリに記録するようにした。また、その際
に、相対時間によりその記録領域を示すようにして、半
導体メモリに記録するデータ量を削減するようにした。
【0008】したがって、本発明のビデオデータ記録装
置は、ビデオテープなどのテープ状記録媒体を収容する
カセットに半導体メモリが内蔵されているビデオカセッ
トテープにビデオデータを記録するビデオデータ記録装
置であって、入力ビデオデータ記録手段と、索引ビデオ
データ抽出手段と、検索用ビデオデータ生成手段と、検
索用ビデオデータ記録手段と、位置情報記録手段とを有
する。その入力ビデオデータ記録手段は、ビデオカメラ
などで撮影されて、中断されながら適宜入力される各々
が任意の長さのビデオデータ(以後、これをカット、あ
るいはカットのビデオデータと言う場合もある)をDC
T(離散コサイン変換)を用いた符号化方式により圧縮
符号化しビデオテープに順次記録する。
【0009】索引ビデオデータ抽出手段は、その各カッ
トを後から検索する際に内容が確認できるような索引ビ
デオデータを抽出する。この索引ビデオデータは、所定
の静止画像でも、動画像でもよく、また抽出する際の元
のビデオデータに対する空間的あるいは時間的な圧縮条
件も任意である。ただし、その索引ビデオデータの画面
面積は、後述する検索用ビデオデータの構成に合わせ
て、元のビデオデータより十分縮小された面積であるの
が好適である。索引ビデオデータ抽出の特定的な例とし
ては、ビデオデータ記録手段において符号化する際に行
ったDCTの8×8の各ブロックの直流成分により新た
なビデオデータを生成することにより、該映像データを
1/64に縮小した索引ビデオデータを抽出する方法が
あり好適である。
【0010】検索用ビデオデータ生成手段は、そのビデ
オテープにそれまでに記録されている各カットから抽出
された索引ビデオデータに基づいて、たとえばそれらの
複数のカットの内容が確認できるような、検索用ビデオ
データを生成する。この検索用ビデオデータは、たとえ
ば、1つの画面上に各カットから抽出した索引ビデオデ
ータが縮小されて配列されており、一覧してそれら記録
されている各カットの内容が確認できるようなビデオデ
ータである。もちろん、各縮小画面には、その各カット
が動画の状態で表示されるようにしてもよい。
【0011】検索用ビデオデータ記録手段は、その検索
用ビデオデータを圧縮符号化してビデオテープに記録す
る。この圧縮符号化の方式は入力ビデオデータ記録手段
におけるDCTなどの符号化方式と同じでよく、さらに
は、この検索用ビデオデータ記録手段と入力ビデオデー
タ記録手段は、ビデオデータを選択して順次ビデオテー
プに記録する同一のデータ記録手段で構成してよい。ま
た、この検索用ビデオデータは、ビデオテープの最後に
入力されたカットが記録されている領域に連続する領域
であって、次に入力されるカットが記録される領域に記
録しておけば、検索時などに高速に再生できて好適であ
る。
【0012】位置情報記録手段は、ビデオテープに記録
された各カットおよび検索用ビデオデータの記録位置を
示す情報をカセットに内蔵された半導体メモリに記録す
る。その際に、その位置情報のたとえばその記録領域の
終了位置などは、その記録領域の先頭位置からの相対位
置で示すことによって、少ない情報量で記録されること
が望ましい。もちろん、相対位置で示される位置情報は
その記録領域の終了位置に限られるものでなく任意の位
置がこれにより示されてよいし、また、絶対位置で示さ
れる基準の位置も、任意の位置情報をこれに用いてよ
い。そして特定的な位置情報記録方法としては、各カッ
トの記録先頭位置を、秒を単位としたビデオテープ上の
絶対時間で示し、その記録終了位置はその先頭位置から
の相対位置で示し、検索用ビデオデータの記録位置は、
フレームを単位としたビデオテープの絶対時間で示すよ
うな方法があり、実際に非常に有効な方法である。
【0013】また、本発明のビデオデータ記録方法は、
前述したようなビデオデータ記録装置に適用されてい
る、半導体メモリがカセットに内蔵されているビデオカ
セットテープにビデオデータを記録するビデオデータ記
録方法であって、順次入力される各カットのビデオデー
タを圧縮符号化する工程と、圧縮符号化された各カット
のデータをビデオテープに記録する工程と、各カットの
記録位置の情報を半導体メモリに記録する工程と、各カ
ットを識別するための映像データであって画面面積を所
定の比率で縮小した索引映像データを抽出する工程と、
ビデオテープに記録されている各カットより抽出された
索引ビデオデータが、1つの画面上に複数枚表示される
ような検索用ビデオデータを生成する工程と、検索用ビ
デオデータを圧縮符号化する工程と、圧縮符号化された
検索用ビデオデータをビデオテープに記録する工程と、
検索用ビデオデータが記録された記録領域の位置情報を
半導体メモリに記録する工程とを有する。
【0014】また、本発明の記録媒体は、複数のカット
のビデオデータが順次連続して記録され、その各カット
のデータが記録されている領域にさらに連続してその各
カットを検索するための検索用ビデオデータが記録さ
れ、カセット内に収容されているテープ状記録媒体と、
その各カットおよび検索用ビデオデータのテープ状記録
媒体における記録位置を示す情報が記録され、前記カセ
ットに内蔵されている半導体メモリとを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施の形態のカメラ一体型デジタルビデオテープレコーダ
(以後、デジタルカムコーダと言う)の構成を示すブロ
ック図である。デジタルカムコーダ1は、主な構成部と
してカメラ部10、圧縮部30、誤り訂正符号付与部5
0、記録部60、インデックス画像生成部70を有し、
撮影して得られたビデオデータを圧縮して、半導体メモ
リ内蔵のビデオカセットテープに記録するVTR装置で
ある。
【0016】本発明の記録媒体に係わり、そのビデオデ
ータを記録するビデオカセットテープの外観図を図2に
示す。まず、デジタルカムコーダ1にセットして用いら
れるこのビデオカセットテープ90について図1および
図2を参照して説明する。図2に示すように、ビデオカ
セットテープ90は内部に1/4インチのビデオテープ
91が収容されており、現行のテレビジョン信号であれ
ば最大で4時間30分の信号を記録可能である。このビ
デオカセットテープ90をデジタルカムコーダ1にセッ
トすると、カセットケース93の前面に設けられている
蓋95が開き、この部分よりビデオテープ91が引き出
されてデジタルカムコーダ1内の図示せぬ回転ヘッドに
巻き付けられ、信号の記録・再生が行われる。
【0017】また、ビデオカセットテープ90には、カ
セットケース93の内部にMIC(Memory In Chip)と言
われるフラッシュメモリ92が収容されている。そし
て、ビデオカセットテープ90の背面部の誤消去防止用
ツメ96の近傍に、4本の電極からなる端子94が設け
られており、この端子94を介してフラッシュメモリ9
2に対してデータの書き込み、および、読み出しが行わ
れる。この4本の端子は、具体的には、各々接地、電
源、クロック、データの端子である。このフラッシュメ
モリ92には、5バイトのデータパックを単位としてデ
ータの書き込みおよび読み出しが行われ、基本的なデー
タとして記録されるテープ厚、テープの種類、テープの
品種などのデータ以外は、任意のデータの記憶に用いる
ことができる。なお、本発明に係わるデータの形式およ
び書き込み/読み出し動作については後述する。
【0018】次に、デジタルカムコーダ1の構成につい
て図1を参照して説明する。カメラ部10は、CCD1
1、カメラ処理部12、および、それらを制御する制御
部13を有し、全体制御部81からの制御信号に基づい
て、CCD11により撮像した信号をテレビジョン信号
に変換してフィルタ部21に出力する。フィルタ部21
は、カメラ部10より入力されたビデオ信号を4:2:
2方式から4:1:1方式に変換するなどの処理を行う
フィルタ部であり、変換されたビデオ信号はブロック分
割部22に出力される。ブロック分割部22は、フィル
タ部21より入力されたビデオ信号、および、後述する
インデックス画像生成部70より入力されたインデック
ス画像の信号の各フレームを8×8のマクロブロックに
分割して圧縮部30に出力する。
【0019】圧縮部30は、DCT部31、動き検出部
32、並べ替え部33、量子化部34、および、符号量
推定部35を有し、ブロック分割部22より入力された
ビデオ信号をDCT符号化し、さらに量子化して可変長
符号化部40に出力する。圧縮部30においては、ブロ
ック分割部22より入力された8×8のマクロブロック
ごとのビデオ信号に対して、動き検出部32で動き検出
を行い、DCT部31でDCT変換を行い、並べ替え部
33でそのDC成分が所定の位置になるように得られた
要素を周波数順に並べ替える。そして、その結果に基づ
いて、符号量推定部35において符号量を推定し、その
推定値に基づいて量子化レベルを決定して量子化部34
において適応量子化を行う。
【0020】可変長符号化部40は、圧縮部30より入
力される圧縮されさらに量子化されたビデオ信号を可変
長符号化して生成した符号データを誤り訂正符号付与部
50に出力する。本実施の形態においては、可変長符号
化部40においては2次元ハフマン符号化を行う。
【0021】誤り訂正符号付与部50は、可変長符号化
部40より入力される符号データに対して、パリティを
付加して記録データを生成し、記録部60に出力する。
本実施の形態においては、誤り訂正符号付与部50は誤
り訂正ブロックを2次元構成にしたリード・ソロモン積
符号を用いる。具体的には、誤り訂正符号付与部50は
シャッフリング部51およびエラー訂正符号付与部52
とを有し、入力された符号データに対してまずエラー訂
正符号付与部52において外符号パリティを付加し、シ
ャッフリング部51でシャッフリングをした後同期信号
およびID符号を付加して、再びエラー訂正符号付与部
52においてさらに内符号パリティを付加する。
【0022】記録部60は、チャネルコーディング部6
1、記録アンプ62、および、記録ヘッド63を有し、
誤り訂正符号付与部50より入力された記録データを、
チャネルコーディング部61でビデオテープ91の磁気
記録特性に適合したデジタルビット系列に変換し、記録
アンプ62で増幅して記録ヘッド63に印加し、ビデオ
テープ91の所定の位置に記録する。
【0023】インデックス画像生成部70は、圧縮部3
0より入力されるビデオ信号に基づいて、各カットの内
容を検索するのに適した画像を抽出し、さらに、複数の
カットについて抽出されたその画像を用いてインデック
ス画像(インデックスピクチャという場合もある)を生
成し、各カットのビデオデータが記録された後にビデオ
テープ91に記録されるように、所定のタイミングで適
宜ブロック分割部22に出力する。インデックス画像生
成部70は、制御部71、サンプリング部72、タイミ
ングパルス生成部73、ROM74、SRAM75、S
RAMアドレスコントローラ76、フレームメモリ7
7、および、フレームメモリアドレスコントローラ78
を有する。
【0024】制御部71は、全体制御部81からの制御
信号に基づいてインデックス画像生成部70を構成する
各部を制御する。制御部71の具体的制御内容について
は、後述する各部の説明時に同時に説明する。サンプリ
ング部72は、タイミングパルス生成部73から入力さ
れるパルスに基づいて所定のタイミングで、圧縮部30
の並べ替え部33より並べ替えられたDCT結果の係数
を読み込み、そのDC成分を抽出してROM74に出力
する。タイミングパルス生成部73は、各カットの最初
の映像データよりインデックス画像に用いる画像を抽出
するように、サンプリング部72に対してパルスを生成
する。ROM74は、サンプリング部72から入力され
る9ビットのDC成分のデータを、8ビットに変換し、
SRAM75に出力する。
【0025】SRAM75は、SRAMアドレスコント
ローラ76によりそのアドレスが制御され、さらに制御
部71によりデータの書き込み/読み出しタイミングが
制御されており、ROM74から入力される各マクロブ
ロック当り1つのデータを順次記憶し、最終的に各カッ
トの最初の映像データに対応する画像を格納する。前述
したように、サンプリング部72においては、8×8の
マクロブロックごとに1つのDC成分をその画素値とし
て順次出力するので、SRAM75に最終的に格納され
る前記画像は、元の映像データを縦横各々個1/8に縮
小した画像となる。SRAMアドレスコントローラ76
は、制御部71からの制御信号に基づいて、ROM74
よりSRAM75に順次入力される画素データが、SR
AM75において1枚の画像を形成するようにSRAM
75に記憶されるように、SRAM75のアドレスを制
御する。
【0026】フレームメモリ77は、映像データのフレ
ームに対応してデータを記憶可能なメモリであり、本実
施の形態のフレームメモリ77は7フレーム分の映像デ
ータ記憶できる容量を有する。フレームメモリ77は、
フレームメモリアドレスコントローラ78よりそのアド
レスが制御され、制御部71から入力される制御信号に
基づいて、SRAM75内に順次形成される各カットご
との画像を順次記憶する。なお、SRAM75に記憶さ
れる画像は、元の映像データを縦横各々1/8、すなわ
ち、面積を1/64に縮小した画像なので、フレームメ
モリ77の1枚のフレームメモリに64個の画像を格納
することができる。
【0027】フレームメモリアドレスコントローラ78
は、制御部71からの制御信号に基づいて、SRAM7
5からフレームメモリ77に入力される画像データが前
述したような位置に適切に格納されるように、フレーム
メモリ77のアドレスを制御する。タイムコード生成部
82は、信号の記録位置などを示す指標となるタイムコ
ードを生成し、全体制御部81に出力する計時手段であ
る。なお、出力される時間は、絶対時刻か、ビデオカセ
ットテープ90の着脱や使用者のリセットボタンの押下
などによりリセットされる相対的な時間であり、その選
択は任意である。
【0028】テープ制御部83は、全体制御部81から
の制御信号に基づいて、入力されたビデオ信号あるい
は、インデックス画像生成部70で生成されたインデッ
クス画像の信号を、ビデオテープ91の任意の位置に記
録できるように、ビデオカセットテープ90のビデオテ
ープ91のテープ走行を精度よく制御する。操作/表示
部84は、使用者がデジタルカムコーダ1に対して、カ
メラの撮像条件の制御や、記録開始、記録終了、マーキ
ングなどの指示を入力したり、使用者に対して、デジタ
ルカムコーダ1の動作状態などを知らせたりするユーザ
インターフェイス部分である。
【0029】全体制御部81は、デジタルカムコーダ1
が所望の動作をするようにデジタルカムコーダ1を構成
する各部を制御する。たとえば、操作/表示部84を介
して使用者が入力したカメラコントロール、ビデオデー
タの記録開始/終了などの指示に基づいて、カメラ部1
0に対するカメラの制御、カメラ部10からのビデオ信
号の生成・出力、圧縮部30以下の信号処理系に対する
動作の制御、テープ制御部83に対するビデオテープの
駆動の制御、操作/表示部84に対する動作状況・処理
結果の表示などを行う。
【0030】また、全体制御部81は、特に本発明に係
わるデジタルカムコーダ1の動作として、通常のビデオ
データの撮影が行われてある時間のカットがビデオカセ
ットテープ90に記録された後に、インデックス画像生
成部70で生成されたそのカットに対するインデックス
画像をインデックス画像生成部70からブロック分割部
22に出力してそのインデックス画像をビデオカセット
テープ90に記録するように、デジタルカムコーダ1の
各部を制御する。そして、さらにその際に、それらのカ
ットおよびインデックス画像が記録されているビデオテ
ープ91上の位置を、ビデオカセットテープ90のフラ
ッシュメモリ92に記録する。
【0031】このビデオデータの記録位置を示すデータ
の、ビデオカセットテープ90のフラッシュメモリ92
へのデータの入出力は、前述したように5バイトごとの
データパックを単位として行われる。そのデータパック
について図3を参照して説明する。図3は、デジタルカ
ムコーダ1により、ビデオカセットテープ90のフラッ
シュメモリ92に記録される記録データの位置を示すデ
ータのデータパックの構成を示す図であり、(A)は、
カットのイン点およびアウト点の位置を示すデータパッ
クの構成を示す図、(B)はインデックス画像の位置を
示すデータパックの構成を示す図、(C)は撮影者の指
示によりマーキングされた画像の位置を示すデータパッ
クの構成を示す図である。
【0032】まず、各データパックとも第1バイトはヘ
ッダとなっており、これらの各データパックの種類を識
別するコードが記録さている。図3に示す各データパッ
クは、全てビデオテープ91に記録されたビデオデータ
の位置を示すデータのデータパックなので、このヘッダ
にはコードFDhが記録されている。次に、これらビデ
オデータの位置を示すデータパックにおいては、第2バ
イトのビット7(b2 )、ビット6(b1 )、および、
第3バイトのビット7(b0)の3ビットによりサブヘ
ッダが構成されている。このサブヘッダにより、各デー
タパックのデータ内容が識別され、それに応じてそのデ
ータフォーマットも判別できる。サブヘッダとデータ内
容の対応を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】以下、各データパックの構成について説明
する。なお、図3において、定義が示されていないビッ
トは、リザーブ領域である。図3(A)に示すピクチャ
クリップ1およびピクチャクリップ2は、ビデオテープ
91に記録された各カットのビデオデータの識別情報、
および、その記録位置の情報を記録するためのデータパ
ックである。
【0035】そのカットの識別情報は、ピクチャクリッ
プ1の第2バイット〜第4バイトに記録され、具体的に
は、使用者が操作/表示部84を介して入力する、その
シーンのシーン番号、テイク番号、および、そのカット
がOKかNGかを識別するデータなどが記録される。そ
のカットのビデオデータを記録したフラッシュメモリ9
2上の記録領域の先頭位置を示す情報は、ピクチャクリ
ップ2の第2バイト〜第4バイトに記録される。本実施
の形態においては、その記録位置はビデオテープ91上
での記録時間により示され、第2バイトに時間、第3バ
イトに分、第4バイトに秒が記録される。なお、このビ
デオデータの記録の開始は、使用者がデジタルカムコー
ダ1を操作して行う指示により決定されるものなので、
秒単位で管理できればよく、フレーム単位で管理しなく
とも十分である。
【0036】また、そのカットの記録領域の終了位置を
示す情報は、先頭位置からの相対値で示される。すなわ
ち、そのカットの記録領域の終了位置が、先頭位置から
何秒後、あるいは、何フレーム目の位置にあるかという
ことが、その終了位置の情報として記録される。この終
了位置を示す情報は、ピクチャクリップ1の第5バイト
およびピクチャクリップ2の第5バイトに記録される。
この終了位置は、秒を単位として決定しても、フレーム
を単位として決定してもよい。記録ビット幅が16ビッ
トなので、秒を単位とした相対値を用いた場合には18
時間、フレームを単位とした相対値を用いた場合には約
36分のカットに対して対処することができる。記録す
るビデオデータの種類や、編集時に必要な精度などに応
じて、任意の単位を基準としてこの終了位置を示すよう
にしてよい。
【0037】図3(B)に示すピクチャクリップアドレ
スは、ビデオテープ91に記録されたインデックスピク
チャの記録位置の情報を示すデータパックである。本実
施の形態においては、その記録位置は各インデックスピ
クチャのフレームごとに示される。すなわち、第2バイ
トに時間、第3バイトに分、第4バイトに秒、第5バイ
トにその秒内のフレーム番号が記録される。また、図4
(C)に示すデータパックは、使用者が操作/表示部8
4に設けられたキューボタンを押下してそのビデオデー
タにマーキングを行った時に、その位置を記録するため
に生成されるデータパックである。そして、その構成
は、ピクチャクリップアドレスと同様に、そのマーキン
グされたフレームを示す情報が記録される。すなわち、
第2バイトに時間、第3バイトに分、第4バイトに秒、
第5バイトにその秒内のフレーム番号が記録される。
【0038】ビデオテープ91に記録されたビデオデー
タの記録位置に関する情報としては、このようなデータ
パックが全体制御部81により生成されて、ビデオカセ
ットテープ90のフラッシュメモリ92に生成とともに
適宜記録される。
【0039】次に、デジタルカムコーダ1の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態においては、テレビジ
ョン放送局などにおける取材にこのデジタルカムコーダ
1を使用したような場合であって、たとえば数分程度の
カットを順次撮影してビデオカセットテープ90に記録
し、後でこの撮影したカットを編集して所望のビデオデ
ータを得るように、このデジタルカムコーダ1を使用し
た場合についてその動作を説明する。
【0040】まず、使用者はデジタルカムコーダ1によ
りとらえている映像および音声データを記録しようとし
た場合、デジタルカムコーダ1の操作/表示部84のた
とえばRECボタンを押下することによりその指示を行
う。操作/表示部84に入力されたその記録開始の指示
は全体制御部81に入力され、全体制御部81よりビデ
オデータの記録のための制御が各部に対して行われる。
カメラ部10においては、全体制御部81からの制御信
号に基づいて、CCD11で獲得した信号をビデオデー
タとして出力する。フィルタ部21で方式を調整した
後、ブロック分割部22で各フィールドごとのビデオデ
ータをマクロブロックに分割し、圧縮部30においてD
CT符号化をして圧縮する。圧縮されたビデオデータは
可変長符号化部40で符号化され、誤り訂正符号付与部
50で誤り訂正符号が付加され、記録部60で記録信号
に変換される。
【0041】そして、同時に、そのビデオデータを記録
すべきビデオテープ91の記録領域に記録ヘッド63か
ら信号が印加されるように、全体制御部81からの制御
信号に基づいてテープ制御部83がビデオカセットテー
プ90のビデオテープ91の位置が制御される。そし
て、この時の記録を開始したビデオテープ91上の位置
の情報は、全体制御部81からビデオカセットテープ9
0のフラッシュメモリ92に、図に示した所定のデータ
パックの形式で記録される。このようにして、撮影を開
始し順次入力されるビデオデータが、記録部60の記録
ヘッド63によりビデオテープ91の所定の記録領域に
順次記録され、その記録領域の先頭位置の情報がビデオ
カセットテープ90のフラッシュメモリ92に記録され
る。
【0042】また、この撮影が開始された時に、インデ
ックス画像生成部70においては、入力され始めたカッ
トの最初の映像データより、そのカットを識別するため
の縮小画像を抽出し、さらに他のカットの縮小画像と合
わせて1つのフレーム上に配置してインデックス画像を
生成する。図4に示すように、カメラ部10から入力さ
れるその最初のフィールドの映像データ101は、ブロ
ック分割部22において8×8画素ごとのマクロブロッ
ク102に分割され、このマクロブロック102ごとに
DCT部31においてDCT変換される。そして、その
DCTの結果は、並べ替え部33においてそのDC成分
が最初にくるようなデータ103に並び替えられる。こ
のDC成分を、インデックス画像生成部70のサンプリ
ング部72が抽出する。
【0043】サンプリング部72は、その最初の映像デ
ータ101の各マクロブロックからこのDC成分を抽出
し、ROM74を介してSRAM75に順次入力する。
その結果、SRAM75上において、図4に示すような
縮小画像104が形成される。入力され始めたビデオデ
ータの最初の画像データより、縮小画像104が抽出さ
れたら、この縮小画像をフレームメモリ77の所定の位
置に配置する。縮小画像104は、8×8のマクロブロ
ックを1画素に縮小した画像、すなわち、元のフレーム
を1/64に縮小した画像なので、このような縮小画像
64個を1つのフレームに配置することができる。たと
えば、図4に示すように、最初に記録したカットから得
られた縮小画像104は、たとえばフレームメモリ77
の左上の領域に配置される。
【0044】このカットの撮影中であって、たとえば突
発的なシーンや期待したシーンが発生して使用者がその
ビデオデータの記録位置を検索し易いようにしたいと考
えた時には、使用者はデジタルカムコーダ1の操作/表
示部84に設けられているキューボタンを押下する。こ
のキューボタン押下の信号が全体制御部81に入力され
たら、全体制御部81はタイムコード生成部82よりタ
イムコードを読み込み、図3(C)に示すようなデータ
パックを生成し、ビデオカセットテープ90のフラッシ
ュメモリ92に記録する。これにより、そのシーンの検
索が容易に行えるようになる。
【0045】そして、使用者がデジタルカムコーダ1の
操作/表示部84のたとえばRECボタンを再押下する
ことにより、そのカットの記録を終了しようとした場
合、その記録終了の指示は全体制御部81に入力され、
全体制御部81よりビデオデータの記録のための制御が
各部に対して行われる。その結果、カメラ部10からの
ビデオ信号の出力は終了され、そのカットの信号の記録
は終了され、そのカットの信号に続いて、インデックス
画像生成部70で生成されたインデックス画像がビデオ
テープ91に記録される。
【0046】具体的には、ビデオインデックス画像生成
部70のフレームメモリ77に記録されるインデックス
画像が、ブロック分割部22に入力され、圧縮部30に
おいて圧縮され、可変長符号化部40で可変長符号化さ
れ、誤り訂正符号付与部50でエラー訂正符号が付与さ
れて、記録部60を介してビデオテープ91に記録され
る。この時、このインデックス画像は、それまでのカッ
トの信号に連続したビデオテープ91の記録領域に記録
される。なお、このインデックス画像は、それまでビデ
オカセットテープ90に順次記録された各カットの縮小
画像が全て配列された画像である。
【0047】またこの時、入力されたカットのビデオ信
号の記録終了位置の情報と、そのインデックス画像の記
録位置が、全体制御部81からビデオカセットテープ9
0のフラッシュメモリ92に記録される。ビデオ信号の
記録を開始した時点で、図3(A)に示すようなそのカ
ットの記録位置を示すデータパックは既にフラッシュメ
モリ92に記録されている。したがって、カットの記録
終了時には、全体制御部81はフラッシュメモリ92よ
りその一旦記録したデータパックを読み出し、その2つ
のデータパックの各々第5バイトにそのカットのデータ
の終了位置を示すデータをセットし、再びフラッシュメ
モリ92に記録する。なお、この終了位置は、先に記録
した先頭位置からの相対位置で示される。また、全体制
御部81は、図3(B)に示すような、そのインデック
ス画像の記録位置を示すデータパックを生成して、フラ
ッシュメモリ92に記録する。
【0048】次に、使用者により再びビデオデータの記
録が指示されたら、全体制御部81は前述したのと同様
の動作を行って順次そのカットの信号をビデオテープ9
1に記録する。この時に、全体制御部81は、前のカッ
トのデータ記録領域に連続して新たなカットのデータを
記録するように、テープ制御部83に対してビデオテー
プ91の位置を制御する。すなわち、前のカットのデー
タの後に記録されているインデックス画像は更新して、
その上に新たなカットのデータを記録する。そのため具
体的には、テープ制御部83はビデオテープ91を僅か
に巻き戻すことになる。
【0049】このように断続的に入力される各カットの
ビデオ信号を順次記録する方法について、図5および図
6を参照して説明する。図5(A)〜(E)は、第1の
カットから第5のカットが順次ビデオテープ91に記録
されていく状態を示す図である。まず、第1のカットの
記録が終了した時点においては、ビデオテープ91上に
は、図5(A)に示すように、その第1のカットと、そ
の第1のカットから抽出した縮小画像のみが表示された
インデックス画像のデータが記録される。
【0050】次に入力された第2のカットは、図5
(B)に示すように、そのインデックス画像のデータの
上に重複して第1のカットと連続するように記録され、
その第2のカットの記録が終了したらその第2のカット
の記録領域に連続して、第1のカットと第2のカットか
ら抽出した縮小画像が表示されたインデックス画像が記
録される。以後図5(C)〜(E)に示すように、前の
カットの後に記録されているインデックス画像を更新し
ながら、各カットが連続するように、第3〜第5のカッ
トが順次記録される。
【0051】最後に、本実施の形態のデジタルカムコー
ダ1によりビデオデータが記録された結果の状態につい
て、図6を参照して説明する。図6に示すように6個の
カットA〜Fが入力された場合、これらのカットA〜F
は順次ビデオテープ91の連続領域に記録される。そし
て、各カットの最初の映像データa-1〜f-1を縮小して
同一フレーム上に配列されたインデックス画像が、その
カットA〜Fに続いて連続してビデオテープ91に記録
される。フラッシュメモリ(MIC)92には、各カッ
トA〜Fのマークイン点(MI)の位置および、マーク
アウト点(MO)の位置情報、および、インデックス画
像の記録位置(M)が順次記録される。
【0052】以上説明したように、本実施の形態のデジ
タルカムコーダ1においては、順次入力される各カット
の信号をビデオテープ91に記録する際に、各カットの
データの先頭位置および終了位置をビデオカセットテー
プ90のフラッシュメモリ92に記録している。さら
に、各カットの先頭の映像データを縮小してフレーム上
に複数枚順次配列したインデックス画像を生成し、この
インデックス画像をビデオテープ91上に同時に記録し
た上で、そのインデックス画像の記録位置もフラッシュ
メモリ92に記録している。したがって、このデジタル
カムコーダ1によりビデオ信号が記録されたビデオカセ
ットテープ90を用いて、ビデオデータの編集を行う場
合には、フラッシュメモリ92に記録されているインデ
ックス画像の位置情報に基づいて、そのインデックス画
像を高速に読み出し、各カットの内容を一覧表示させて
確認し、それにより選択した各カットを同じくフラッシ
ュメモリ92に記録されている各カットの位置情報に基
づいて高速に読み出すことができる。
【0053】またフラッシュメモリ92には、各カット
の先頭位置情報が秒を単位とした情報で記録され、終了
位置はその先頭位置からの相対情報により記録されてい
る。通常容易に考えられるように、先頭位置および終了
位置各々を、秒内のフレームを単位とした絶対位置情報
で記録すれば、そのカットの位置情報として3つあるい
は4つのデータパックが必要となる。それに比較すれ
ば、本実施の形態のデジタルカムコーダ1においては、
2つのデータパックで情報を記録しているので、記録す
るカット数が増加してもフラッシュメモリ92の容量を
少なく抑えることができる。
【0054】なお、本発明は、本実施の形態に限られる
ものではなく、種々の改変が可能である。たとえば、イ
ンデックス画像の構成などは、任意の方法でよい。イン
デックス画像を構成する縮小画像は、元の映像データを
縦横各々1/8、すなわち、面積を1/64に縮小した
画像なので、1枚のフレームに64個の画像を格納する
ことができる。しかし、後にこのフレームメモリに形成
されら画像を再びDCTすることを考慮すれば、あまり
細かい画像は画質が落ちる恐れがあるので、1枚のフレ
ームに収容する縮小画像の数を少なくした方が好まし
い。たとえば、1枚のフレームを1/64に区切った領
域の1つ置きに、その縮小画像を配置するようにしても
よい。そのようにしても、前述したインデックス画像生
成部70のフレームメモリ77は7フレーム分の容量を
有するので、全部で224(=32×7)個の画像を格
納できる。もちろん、そのフレームメモリ77の容量
も、デジタルカムコーダ1の使用方法などに応じて、適
宜変更してよい。
【0055】また、ビデオデータを記録する際の圧縮方
法も8×8DCTに限らず、任意の方法でよい。また、
インデックス画像生成部で行う縮小画像を抽出方法も任
意に変更してよい。逆DCTなどを行って圧縮された画
像を復元するようにしてもよいし、圧縮前の元の入力映
像データを間引いて縮小画像を生成するようにしてもよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビデオデ
ータ記録装置およびその方法によれば、半導体メモリを
内蔵したビデオカセットテープのようなビデオデータ記
録媒体に対して、その半導体メモリを効率よく使用し、
記録したビデオデータの検索を容易に行えるようにビデ
オデータを記録することができた。また本発明によれ
ば、半導体メモリを効率よく使用し、記録したビデオデ
ータの検索が容易に行えるようにビデオデータが記録さ
れた半導体メモリを内蔵したビデオカセットテープなど
の記録媒体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデジタルカムコーダの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の記録媒体に係わり、図1に示したデジ
タルカムコーダによりビデオデータが記録されるビデオ
カセットテープの外観図であり、(A)はビデオカセッ
トテープを裏面から見た図、(B)は背面図、(C)は
側面図である。
【図3】図1に示したデジタルカムコーダにより、ビデ
オカセットテープの半導体メモリに記録されるデータパ
ックの構成を示す図であり、(A)はカットのマークイ
ン点およびマークアウト点の位置を示すデータパックの
構成を示す図、(B)はインデックス画像の位置を示す
データパックの構成を示す図、(C)は撮影者の指示に
よりマークされた画像の位置を示すデータパックの構成
を示す図である。
【図4】図1に示したデジタルカムコーダのインデック
ス画像生成部におけるインデックス画像の生成方法を説
明する図である。
【図5】図1に示したデジタルカムコーダにより、順次
ビデオデータはビデオテープに記録される状態を示す図
であり、(A)〜(E)は各々第1のカットから第5の
カットが記録された後の状態を示す図である。
【図6】図1に示したデジタルカムコーダにより、ビデ
オテープにビデオデータが記録された結果の状態を説明
する図である。
【符号の説明】
1…デジタルカムコーダ 10…カメラ部 11…CCD 12…カメラ処理部 13…制御部 21…フィルタ部 22…ブロック分割
部 30…圧縮部 31…DCT部 32…動き検出部 33…並べ替え部 34…量子化部 35…符号量推定部 40…可変長符号化部 50…誤り訂正符号付与部 51…シャッフリング部 52…エラー訂正符号
付与部 60…記録部 61…チャネルコーディング部 62…記録アンプ 63…記録ヘッド 70…インデックス画像生成部 71…制御部 72…サンプリング部 73…タイミングパルス生成部 74…ROM 75…SRAM 76…アドレスコント
ローラ 77…フレームメモリ 78…アドレスコント
ローラ 81…全体制御部 82…タイムコード
生成部 83…テープ制御部 84…操作/表示部 90…ビデオカセットテープ 91…ビデオテープ 92…フラッシュメ
モリ 93…カセットケース 94…端子 95…蓋 96…誤消去防止用
ツメ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/00 C (72)発明者 向 正孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 内藤 正夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 井上 清 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 西嶋 健夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状記録媒体を収容するカセットに半
    導体メモリが内蔵されているビデオカセットテープにビ
    デオデータを記録するビデオデータ記録装置であって、 入力される各々任意の長さのビデオデータを圧縮符号化
    し前記テープ状記録媒体に順次記録する入力ビデオデー
    タ記録手段と、 前記入力される各ビデオデータごとに、当該ビデオデー
    タを識別するための索引ビデオデータを抽出する索引ビ
    デオデータ抽出手段と、 前記テープ状記録媒体に記録されている各ビデオデータ
    より各々抽出された前記索引ビデオデータに基づいて、
    当該テープ状記録媒体に記録されているビデオデータを
    検索するための検索用ビデオデータを生成する検索用ビ
    デオデータ生成手段と、 前記生成された検索用ビデオデータを前記テープ状記録
    媒体に記録する検索用ビデオデータ記録手段と、 前記テープ状記録媒体における前記各入力されたビデオ
    データおよび前記検索用ビデオデータの記録位置を示す
    情報を前記半導体メモリに記録する位置情報記録手段と
    を有するビデオデータ記録装置。
  2. 【請求項2】前記位置情報記録手段は、前記入力された
    ビデオデータおよび前記検索用ビデオデータの少なくと
    もいずれか一方の記録位置として、前記各入力されたビ
    デオデータが記録されている記録領域の先頭位置と、当
    該先頭位置からの相対位置で示されている終了位置を前
    記半導体メモリに記録する請求項1記載のビデオデータ
    記録装置。
  3. 【請求項3】前記位置情報記録手段は、前記各入力され
    たビデオデータの記録位置として、当該テープ状記録媒
    体における秒単位の絶対時間により示される当該記録領
    域の先頭位置と、当該先頭位置からの相対位置で示され
    ている終了位置を前記半導体メモリに記録し、前記検索
    用ビデオデータの記録位置として、当該テープ状記録媒
    体におけるフレーム周期単位の絶対時間により示される
    当該ビデオデータの位置を前記半導体メモリに記録する
    請求項2記載のビデオデータ記録装置。
  4. 【請求項4】前記索引ビデオデータ抽出手段は、前記入
    力された各ビデオデータより所定の映像データを選択
    し、該映像データの画面を所定の比率で縮小して、当該
    ビデオデータの索引ビデオデータとし、 前記検索用ビデオデータ生成手段は、1つの画面上に複
    数枚の前記索引ビデオデータが表示されるような前記検
    索用ビデオデータを生成する請求項1記載のビデオデー
    タ記録装置。
  5. 【請求項5】前記ビデオデータ記録手段は、入力される
    各々任意の長さのビデオデータに対して、8×8離散コ
    サイン変換(DCT)符号化を行って圧縮し、前記テー
    プ状記録媒体の連続領域に順次記録し、 前記索引ビデオデータ抽出手段は、前記入力された各ビ
    デオデータの先頭の映像データに対して前記ビデオデー
    タ記録手段において行われたDCTの8×8の各ブロッ
    クの直流成分により新たなビデオデータを生成すること
    により、該映像データを1/64に縮小した索引ビデオ
    データを抽出する請求項4記載のビデオデータ記録装
    置。
  6. 【請求項6】前記検索用ビデオデータ記録手段は、前記
    テープ状記録媒体の、最後に入力されたビデオデータが
    記録されている領域に連続する領域であって、次に入力
    されるビデオデータが記録される領域に前記検索用ビデ
    オデータを記録し、 前記ビデオデータ記録手段は、前記各入力されたビデオ
    データが前記テープ状記録媒体の連続領域に順次連続し
    て記録されるように、前記各入力されたビデオデータ
    を、直前に入力されたビデオデータに連続する領域であ
    って、前記検索用ビデオデータが記録されている領域
    に、当該検索用ビデオデータを更新して記録する請求項
    1記載のビデオデータ記録装置。
  7. 【請求項7】テープ状記録媒体を収容するカセットに半
    導体メモリが内蔵されているビデオカセットテープにビ
    デオデータを記録するビデオデータ記録方法であって、 入力される任意の長さのビデオデータを圧縮符号化し、 前記圧縮符号化されたビデオデータを前記テープ状記録
    媒体に記録し、 前記ビデオデータが記録された記録領域の位置情報を前
    記半導体メモリに記録し、 前記入力されたビデオデータより当該ビデオデータを識
    別するための映像データであって画面面積を所定の比率
    で縮小した索引映像データを抽出し、 前記テープ状記録媒体に記録されている各ビデオデータ
    より各々抽出された前記索引ビデオデータに基づいて、
    1つの画面上に前記索引映像データが複数枚表示される
    検索用ビデオデータを生成し、 前記検索用ビデオデータを圧縮符号化し、 前記圧縮符号化された検索用ビデオデータを前記テープ
    状記録媒体に記録し、 前記検索用ビデオデータが記録された記録領域の位置情
    報を前記半導体メモリに記録するビデオデータ記録方
    法。
  8. 【請求項8】前記半導体メモリに記録される、前記ビデ
    オデータが記録された記録領域の位置情報は、当該テー
    プ状記録媒体における秒単位の絶対時間により示される
    当該記録領域の先頭位置と、当該先頭位置からの相対位
    置で示されている当該記録領域の末端位置であり、 前記半導体メモリに記録される、前記検索用ビデオデー
    タが記録された記録領域の位置情報は、当該テープ状記
    録媒体におけるフレーム周期単位の絶対時間により示さ
    れる当該検索用ビデオデータの各フレームを示す位置情
    報である請求項7記載のビデオデータ記録方法。
  9. 【請求項9】各々任意の長さの原ビデオデータが順次連
    続して記録され、該原ビデオデータが記録されている領
    域にさらに連続して前記各原ビデオデータを検索するた
    めの検索用ビデオデータが記録され、カセット内に収容
    されているテープ状記録媒体と、 前記各原ビデオデータおよび検索用ビデオデータの、前
    記テープ状記録媒体における記録位置を示す情報が記録
    され、前記カセットに内蔵されている半導体メモリとを
    有する記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1191535A2 (en) * 2000-09-22 2002-03-27 Sony Corporation Data recording/reproduction apparatus with built-in camera and data recording/reproduction method
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