JPH1069159A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH1069159A
JPH1069159A JP9091819A JP9181997A JPH1069159A JP H1069159 A JPH1069159 A JP H1069159A JP 9091819 A JP9091819 A JP 9091819A JP 9181997 A JP9181997 A JP 9181997A JP H1069159 A JPH1069159 A JP H1069159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
supply unit
supply
unit
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9091819A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Saito
健 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9091819A priority Critical patent/JPH1069159A/ja
Publication of JPH1069159A publication Critical patent/JPH1069159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メンテナンス作業や組立作業等の作業スペー
スを十分確保し、また画像形成装置の現像ユニット前方
からのみの操作が可能で、かつ各々の供給ユニットが操
作者と等距離にあり同一動作でトナーを補充でき、トナ
ー補充作業を容易化して、操作性の向上を図る画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 複数の現像ユニット26BK、Y、M、
Cに該現像ユニット外部の複数の供給ユニット61B
K、Y、M、Cからトナーを供給する画像形成装置にお
いて、前記複数の供給ユニットをそれぞれ画像形成装置
の現像ユニット前方に位置させ、供給ユニットを前方に
同じ距離移動して、現像ユニットから離脱させ、それぞ
れの供給ユニットからそれぞれの現像ユニットへのトナ
ーの供給経路切断可能としトナーを供給ユニットに補充
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置に関し、例えばフルカラー複写機等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置、特にフルカラー複
写機等においては、感光体の周辺にイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの各色に対応する複数の現像
ユニットを高密度に配置し、これらの現像ユニットを小
型化するため、現像ユニット外部のトナー供給装置から
現像ユニット内のトナー室に随時トナーを供給するよう
にしたものがある。
【0003】従来のこの種のトナー供給装置としては、
例えば特開昭63−178625号公報に記載されたも
のがある。この装置においては、各色トナーに対応する
複数の現像ユニットを装置内で中空支持軸に回動可能に
支持させ、各現像ユニットを一定位置で感光体に接近さ
せるようにしており、各色トナーはこの中空支持軸内に
複数の外部ホッパからそれぞれパイプにより導入され、
中空支持軸内に導入されたトナーは、各パイプを接続す
るよう中空支持軸に形成された穴を通して各現像ユニッ
トに供給されるようになっている。また、トナー収容ス
ペースの拡大化を図るため、複数の外部ホッパは特殊形
状に形成されて互いに組合わされ、各色のトナー補充口
が装置本体の奥行き方向に並ぶように直線的に配置され
ている。さらに、複数の外部ホッパは装置本体の側方上
部に配置され、全体として一体的にカバーに覆われてい
る。
【0004】また、特開昭61−166565号公報に
は、トナー供給部のホッパを回動可能にし、該ホッパへ
のトナー補充時にホッパを装置外方側に回動させて補充
口を外部に露出するようにしたものが記載されている。
この装置では、トナー補充時にホッパの補充口がほぼ水
平になるようにホッパ上部を傾斜する構成にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
トナー供給装置にあっては、複数のトナー補充口が装置
本体の側方で奥行き方向に並ぶよう複数の外部ホッパが
配置される構成であったため、ユーザが各色トナーを補
充する際に奥側の補充口に補給トナーカートリッジを装
着する作業が容易でなく、しかも、複数色のトナー補給
を同時に行おうとすると手前側のカートリッジが邪魔に
なって奥側の作業がし難いとともに、色違いのトナーカ
ートリッジを誤装着し易いという問題があった。これは
補充トナーの種類が多いフルカラー複写機等にあって
は、複写作業効率を著しく低下させる要因となるばかり
か、トナーの混入(混色)を招くおそれがあった。
【0006】また、各色の現像ユニットと外部ホッパが
中空支持軸に接続するパイプを介して互いに連結され、
しかも、全ての外部ホッパが一体としてカバーに覆われ
ていたため、例えば一つの供給ユニットのメンテナンス
をするのにトナー供給装置の全部の供給ユニットを装置
本体から取り出してパイプ連結部等を分解する必要があ
り、あるいは、複数のパイプをそれぞれ中空支持軸内に
接続しなければならず、メンテナンス作業および組立作
業がし難いという問題があった。
【0007】一方、後者のトナー供給装置にあっては、
トナー供給装置のホッパを装置外方側に回動させてトナ
ー補充するため、トナー補充時にホッパの補充口がほぼ
水平になるようにホッパ上部を傾斜させる必要があり、
これによってホッパのトナー収容量が減少してしまうば
かりか、この減少量を少なくするために補充時の補充口
位置を装置本体側に近接させなければならなかった。こ
のため、トナー補充時のトナー飛散等により、カラー画
像形成装置が汚れ易いという問題があった。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、画像形成
装置内部に供給ユニットへトナーを補充するためのスペ
ースを必要とせず、メンテナンス作業や組立作業等の作
業スペースを十分確保し、画像形成装置の小型化が図ら
れ、また画像形成装置の現像ユニット前方からのみの操
作が可能で、かつ各々の供給ユニットが操作者と等距離
にあり同一動作でトナーを補充し、トナー補充作業を容
易化して、操作性の向上を図る画像形成装置を提供する
ことを目的としており、請求項2記載の発明は、複数の
供給ユニットへのトナー補充作業を一度に行い、トナー
補充作業を大幅に容易化することを目的とし、請求項3
記載の発明は、個々の供給ユニットを独立にメンテナン
スし、そのメンテナンス作業の作業性を向上させること
を目的とし、請求項4記載の発明は、複数の供給ユニッ
トを自動的に離脱するよう移動させ、トナー補充作業等
をより容易にすることを目的とし、請求項5記載の発明
は、移動により供給ユニットに衝撃が加わることを防止
し、耐久性を向上させるとともに、画像形成装置の品位
を高めることを目的とし、請求項6記載の発明は、トナ
ーカートリッジを装着するだけで、可撓性シートにより
トナー補充の完了を容易に検知し、トナー補充作業の作
業性を大幅に向上させることを目的とし、請求項7記載
の発明は、トナーカートリッジの誤装着やトナーの混入
を確実に防止するとともに、トナーカートリッジの装着
作業だけでトナー補充口の開閉操作を行い、その作業を
容易にすることを目的とし、請求項8記載の発明は、ト
ナー補充状態のトナーカートリッジを誤って取り外した
りすることを防止し、誤操作によるトナーの混入やトナ
ーの飛散を未然に防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、複数の現像ユニットに該現像ユニ
ット外部の複数の供給ユニットからトナーを供給する画
像形成装置において、前記複数の供給ユニットをそれぞ
れ現像ユニット前方に位置させ、供給ユニットを前方に
同じ距離移動して、現像ユニットから離脱させ、それぞ
れの供給ユニットからそれぞれの現像ユニットへのトナ
ーの供給経路切断可能としトナーを供給ユニットに補充
することを特徴とするものであり、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の画像形成装置において、供給ユニッ
トが現像ユニットから離脱しているときには該供給ユニ
ットへのトナー補充を可能にし、該供給ユニットが該現
像ユニットと係合しているときには該供給ユニットへの
トナー補充を不可とすることを特徴とするものであり、
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、複数の供給ユニットを一体的に支持する支持部
材を備え、供給ユニットが現像ユニットから離脱してい
るときには、該支持部材からそれぞれ独立に供給ユニッ
トを着脱可能としたことを特徴とするものであり、請求
項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置におい
て、供給ユニットが現像ユニットから離脱する方向に付
勢されていることを特徴とするものであり、請求項5記
載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、供
給ユニットが現像ユニットから離脱するときの移動速度
変化を制御することを特徴とするものであり、請求項6
記載の発明は、複数の現像ユニットに該現像ユニット外
部の複数の供給ユニットからトナーを供給し、該供給ユ
ニットにトナーカートリッジを係合してトナーを補充す
る画像形成装置において、前記供給ユニットにトナーを
補充するよう形成された補充口に、該補充口を開閉可能
な可撓性シートを設け、トナーカートリッジが前記供給
ユニットの補充口から離脱しているとき、前記可撓性シ
ートは該補充口を閉口して閉塞状態に維持し、トナーカ
ートリッジが前記供給ユニットの補充口と係合している
ときには、トナーを内在する該トナーカートリッジの重
量により、前記可撓性シートが撓み該補充口を開口し、
前記トナーカートリッジが所定重量以下となると、前記
トナーカートリッジが上方に移動して前記可撓性シート
は前記供給ユニットの補充口を閉口することを特徴とす
るものであり、請求項7記載の発明は、請求項6記載の
画像形成装置において、前記供給ユニットに、少なくと
も2つの凸部又は凹部を有する係合部を設け、前記トナ
ーカートリッジに、前記供給ユニットの係合部の凸部又
は凹部と対応する凹部又は凸部を有し、前記供給ユニッ
トの係合部と係合または離脱する供給部を設け、前記ト
ナーカートリッジの供給部が前記供給ユニットの係合部
と係合したときに前記可撓性シートが撓み前記補充口を
開口することを特徴とするものであり、請求項8記載の
発明は、請求項7記載の画像形成装置において、前記ト
ナーカートリッジの供給部が前記供給ユニットの係合部
と係合したときに前記トナーカートリッジを回転するこ
とができ、前記トナーカートリッジを回転することによ
りトナー補充が開始されるとともに、前記供給ユニット
からの前記トナーカートリッジの離脱を不可とすること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。図1〜図16は本発明の一実施例を示す図で
ある。まず、構成について説明する。図1〜図3におい
て、1は画像形成装置としてのカラー複写機であり、カ
ラー複写機1は、大別すると、複写原稿から複写画像を
形成する複写機本体3と、複写機本体3に各色トナーを
供給するトナー供給装置6とを具備している。また、こ
のトナー供給装置6には後述する各色トナーカートリッ
ジ8Y、8M、8C、8BK(以下、トナーカートリッ
ジ8という)を用いてトナー補充するようになってい
る。
【0011】図3に示すように、複写機本体3は、画像
読み取りのためのスキャナ部11と、スキャナ部11よ
りデジタル信号として出力される画像信号を電気的に処
理する画像処理部12と、画像処理部12より各色の画
像記録情報に基づいて画像を記録紙上に形成するプリン
タ部13とから構成されている。スキャナ部11は原稿
載置台14に載置された原稿面を走査照明するランプ1
5を有し、ランプ15により照明された原稿からの反射
光は、ミラー16、17、18により反射されて結像レ
ンズ19に入射する。結像レンズ19は前記原稿反射光
をダイクロイックプリズム20に結像させ、ダイクロイ
ックプリズム20はこの入射光を例えば赤(R)、緑
(G)、青(B)の3種類の波長の光に分光して分光光
をCCD(電荷結合素子)21R、21G、21Bに入
射させる。これらCCD21R、21G、21Bは入射
光をデジタル信号に変換して出力し、この出力は画像処
理部12で必要な処理を施され、例えばイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック
(BK)の各色の画像形成用の情報に変換されてプリン
タ部13の書込ユニット22に送られる。書込ユニット
22は画像処理部12の出力信号に基づいて各色の画像
情報を含むレーザ光22Y、22M、22C、22BK
を記録ユニット23Y、23M、23C、23BKに出
射するものであり、記録ユニット23Y、23M、23
C、23BKは同一平面上に一定の間隔で配置されてい
る。各記録ユニットは電子写真方式の同一構成を有して
おり、例えば記録ユニット23Cは、感光体ドラム24
Cを帯電チャージャ25Cによって一様に帯電し、書込
ユニット22からのレーザ光22Cより画像情報に応じ
た変調光を照射して感光体ドラム24Cを露光し、感光
体ドラム24Cに形成されたシアン光像の潜像に対して
現像ユニット26Cにより現像を行って顕像を形成す
る。
【0012】また、プリンタ部13には給紙手段が設け
られており、この給紙手段は前記現像によるトナー像が
転写位置に到達するのにタイミングを合わせ、複数の給
紙コロ28のうち何れかにより給紙カセット29内の転
写紙Pを外部に送り出し、例えばレジストローラ30に
よって先端を揃え、タイミングを合わせて転写ベルト3
1に送り出す。そして、転写ベルト31により図中左方
向に搬送される転写紙Pは、顕像が形成された感光体ド
ラム24BK、24C、24M、24Y側へ搬送されて
転写チャージャ27BK、27C、27M、27Yによ
り顕像を転写され、定着ローラ32により転写像を定着
された後、排紙ローラ33によって排紙される。なお、
転写ベルト31はベルト駆動ローラ34と従動ローラ3
5によって所定張力を保つよう支持され、転写の際に転
写ベルト31上に付着したトナーはクリーニングユニッ
ト36によって除去されるようになっている。
【0013】図4に示すように、各現像ユニット26B
K、26C、26M、26Yのそれぞれ(以下、単に現
像ユニット26ともいう)は、第1スクリュウ41、第
2スクリュウ42、現像スリーブ43a、固定磁石群4
3b、補給ローラ44、スクリュウケース45、ブレー
ド46、トナータンク部47(トナー室)およびドクタ
ーブレード48を具備しており、トナータンク部47内
のトナー(図示していない)は自重により補給ローラ4
4上に付着し、補給ローラ44の回転によりブレード4
6と補給ローラ44の間を通過して帯電されながら現像
スリーブ43a側に送られ、現像スリーブ43aの回転
に伴いドクターブレード48で所定の層厚にされて感光
体ドラム24BK、24C、24M又は24Y(以下、
これを単に感光体ドラム24ともいう)に接近する。ま
た、現像ユニット26内のドクターブレード48の手前
にはトナーの溜まりが形成され、この溜まりの位置で第
1スクリュウ41が回転してトナーを混合攪拌すると同
時にその一端側に移動させ、第2スクリュウ42が回転
して前記一端側の切欠きからスクリュウケース45内に
入り込んだトナーを逆方向に移動させ、他端側から排出
させる。なお、第1スクリュウ41は、スパイラル部4
1a、攪拌部41bおよび軸部41cからなり、攪拌部
41bは回転時に前記トナー溜まりのトナーを上下に攪
拌する。また、各現像ユニット26には、トナータンク
部47内のトナーの残量を検知するトナー残量センサ5
2と、このトナー残量センサ52の検知情報に基づいて
トナー供給装置からトナータンク部47内に各色トナー
を搬入するための搬入通路部材53および搬入スクリュ
ウ54とが設けられている。
【0014】トナー供給装置6は、現像ユニット26の
外部でトナーを収容した複数の供給ユニット61BK、
61C、61M、61Yを有しており、これら複数の供
給ユニット61BK、61C、61M、61Yは、複写
機本体3の前部上方で左右(横)方向に延在する操作表
示パネル部4(操作部)の直下に、これと平行に配列さ
れ、移動フレーム62(支持部材)により複数が一体的
に支持されている。
【0015】図5〜図8に示すように、移動フレーム6
2は、複数の供給ユニット61をそれぞれ着脱可能に支
持し、左右一対のスライド機構63を介して複写機本体
3の本体フレーム3aに矢印F方向(前後方向)に移動
可能に支持されており、この移動フレーム62ごと複数
の供給ユニット61をスライド機構63から取り外すこ
とができるようになっている。また、スライド機構63
は、例えば図示しない複数のボールを介して平行に結合
する一対のレール部材65A、65Bからコンパクトに
構成されており、一対のレール部材65A、65Bのう
ち一方の可動レール部材65Aが移動フレーム62に連
結され、他方の固定レール部材65Bが本体フレーム3
aに連結されている。さらに、可動レール部材65Aに
は位置決めピン66および図示しない受け座部材が設け
られており、移動フレーム62ごと供給ユニット61を
装着する際には容易に位置決めできる。
【0016】また、複写機本体3の本体フレーム3aと
移動フレーム62の間には、各供給ユニット61を一定
の力で複数の現像ユニット26から所定距離だけ離隔す
る操作表示パネル部4より前方の離脱位置に付勢する手
段、例えば渦巻バネ71と、操作表示パネル部4の下方
で複数の現像ユニット26に係合する係合位置で移動フ
レーム62又は供給ユニット61を本体フレーム3aに
係止可能な手段、例えばいわゆるプッシュ・プッシュタ
イプのラッチ72と、スライド機構63に装着された回
転式のダンパ73と、ダンパ73に取り付けられたピニ
オン74と、このピニオン74と噛み合うよう固定レー
ル部材65B(本体ケース3a側の部材)に取り付けら
れたラック75とが設けられている。
【0017】渦巻バネ71は、ボビン76に内端を固定
されてそのバネ力により渦巻中心に縮小するように形成
され、その外端が複写機本体3の本体フレーム3aの前
面側に係止されており、ボビン76はスライド機構63
の可動側レール65Aとこれに固定されたブラケット6
7との両切欠き部68に着脱可能に保持されている。こ
の渦巻バネ71は、移動フレーム62が前記離脱位置か
ら係合位置に移動するとき伸張されて弾性エネルギーを
蓄積し、ラッチ72のアンロック時にはその蓄積エネル
ギーにより移動フレーム62を自動的に離脱位置(図2
の図示位置)に移動させることができる。
【0018】ラッチ72は、移動フレーム62から複写
機本体3の本体フレーム3aに突出したフック72a
と、フック72aに対向して本体フレーム3aに取り付
けられフック72aを係止可能な係止部材72bと、こ
の係止部材72bを収納したケース72c等を有し、1
度目のプッシュ(離脱位置から係合位置への移動操作)
でロックするとともに、2度目のプッシュ(係合位置で
の解除操作)でアンロックする公知のものである。
【0019】ダンパ73は、そのケース73a内に例え
ば高粘度のシリコンオイルを収納し、ダンパ73の軸7
3bに取り付けられた攪拌用羽73cが回転するときに
粘性抵抗を発揮する。そして、ダンパ73の軸73bに
取り付けられたピニオン74が固定レール部材65Bに
固設されたラック75と噛み合い、供給ユニット61お
よび移動フレーム62の後方への移動操作、あるいは渦
巻バネ71のバネ力によってこれらと可動レール部材6
5Aの速度が変化することが抑制される。なお、図中ラ
ック75は歯部を上向きにしているがスライド機構63
の固定レール部材63aの側縁部にラックを形成するこ
とができ、その場合ダンパ73およびピニオン74を水
平に設置してよりコンパクト化できる。これら移動フレ
ーム62、一対のスライド機構63、位置決めピン6
6、渦巻バネ71、ラッチ72、ダンパ73、ピニオン
74、ラック75およびボビン76は、複数の供給ユニ
ット61BK、61C、61M、61Yを、操作表示パ
ネル部4の下方で複数の現像ユニット26BK、26
C、26M、26Yに係合する係合位置(図1の位置)
と、複数の現像ユニット26BK、26C、26M、2
6Yから所定距離だけ離隔する前記操作表示パネル部4
より前方の離脱位置(図2の位置)との間で移動させる
移動手段77を構成している。
【0020】また、図9、図10に示すように、各供給
ユニット61BK、61C、61M、61Y(以下、単
に供給ユニット61ともいう)は、トナーホッパ81
と、トナーホッパの下部に設けられた送り出しパイプ8
2と、この送り出しパイプ82内に挿入され回転時に図
9の矢印方向にトナーを搬送する搬送スクリュウ83
と、送り出しパイプ82の外周に摺動自在に取り付けら
れた外筒84と、外筒84よりわずかに小径に形成され
て外筒84と衝合可能に搬送スクリュウ83の先端部に
装着されたパッキン部材85と、搬送スクリュウ83を
駆動する駆動手段86(詳細説明は省略するが図示しな
い駆動モータ、ウォームギヤ、ウォームホイールおよび
各種ギアならなる)と、外筒84をパッキン部材85に
付勢するスプリング87と、送り出しパイプ82の外周
に付着したトナーを払拭するワイパー部材88とを有し
ている。そして、供給ユニット61が前記移動手段によ
って移動され、この移動により現像ユニット26と供給
ユニット61が互いに接近するとき、外筒84が現像ユ
ニット26の搬入通路部材53の内突部53aに衝合し
てパッキン部材85と離間し、送り出しパイプ82と搬
入通路部材53が連通して供給ユニット61から現像ユ
ニット26へのトナー供給経路が接続される(図6参
照)。すなわち、供給ユニット61はそれぞれ現像ユニ
ット26と接近、離間して搬入通路部材53に係脱自在
に係合し、これにより各供給ユニット61から各現像ユ
ニット26へのトナー供給経路が接続および切断される
ようになっている。なお、図8において、62aは供給
ユニット61の下部の外筒84を複写機本体3側に挿通
する穴、62bは移動フレーム62に各供給ユニット6
1を固定するためのねじ孔である。
【0021】一方、各供給ユニット61の上部には、図
11〜図15に示すように、トナーホッパ81の上部開
口を閉止する閉止機構91が設けられている。この閉止
機構91は、トナー補充のための容器であるトナーカー
トリッジ8Y、8M、8C、8BK(以下、トナーカー
トリッジ8という)を装着するほぼ円形(又は方形でも
よい)のトナー補充口92を有する内蓋93(係合部)
と、この内蓋93にヒンジより連結され内蓋93上を覆
うことができる収容トナーと同色のカラー外蓋94と、
トナー補充口92を開閉可能な円形(又は複数の長方
形)の可撓性シート95とが設けられている。図11、
図12に示すように、可撓性シート95は、通常はその
内周に形成されたほぼ2等辺三角形の複数の可撓片部9
5aを互いに接触させて(あるいは、対向する一対の長
方形の可撓片部を接触させて)トナー補充口92を閉塞
状態に維持し、この状態でトナーを収容した所定重量以
上のトナーカートリッジ8がトナー補充口92に挿入さ
れ係合したときには、可撓性シート95はそのカートリ
ッジ重量により複数の可撓片部95aを下方に撓ませて
補充口92を開口するとともに、トナー補充により所定
重量以下まで軽くなったトナーカートリッジ8を上方に
押し上げてほぼ閉口する位置まで復帰することができ
る。
【0022】また、図13〜図15に示すように、複数
の供給ユニット61のそれぞれの補充口92の周辺部に
は、各供給ユニット61に固有な少なくとも2つの凸部
又は凹部として、突起98と切欠き溝97とが設けられ
ており、これらに対応する凹部又は凸部を有するトナー
カートリッジ8のみ前記可撓性シート95を撓ませてト
ナー補充口92を開口し得るようになっている。すなわ
ちトナー色が同一のトナーカートリッジ8のみトナー補
充口92を開口し得るようにして形状の類似したトナー
カートリッジ8を誤挿入することがないようにしてい
る。具体的には、それぞれの供給ユニット61BK、6
1Y、61M又は61Cには、それぞれが収容するトナ
ー(色)に固有な位置(図13(a)にC、Y、M、B
Kとして図示した各色固有の位置)に形成された突起9
8、切欠き溝97を有している。このトナーに固有な位
置とは、例えばトナー補充口92の中心点92Pを中心
として突起98と切欠き溝97の中心が挟む挟角θによ
って決定されるものであり、供給ユニット61Yの挟角
θYは135゜、供給ユニット61Cの挟角θCは180
゜、供給ユニット61Mの挟角θMは90゜、供給ユニ
ット61BKの挟角θBKは45゜とすることができる。
【0023】本実施例においては、切欠き溝97を複写
機1の前面側に位置させており、前記離脱位置で各供給
ユニット61にトナーを補充するようになっている。そ
して、トナー色に固有な前記突起98および切欠き溝9
7が各色トナーカートリッジ8の開閉蓋9Y、9M、9
C、9BK(以下、開閉蓋9ともいう)に形成された切
欠き9aおよび側突起9b(2つの凹部又は凸部)と回
転位置が符号したとき、この符号状態でトナーカートリ
ッジ8の開閉蓋9をトナー補充口92に挿入し、切欠き
溝97と側突起9b、突起98と切欠き9aをそれぞれ
係合させてカートリッジ8と開閉蓋9とを相対回転させ
ることができ、カートリッジ8を180゜回転させるこ
とによってトナーカートリッジ8のほぼ半円形の開閉口
8bと開閉蓋9の開口9cとが重合して開口し、トナー
カートリッジ8の内部に収容されたトナーが自重により
供給ユニット61に補充される。なお、突起98の高さ
はh1は開閉蓋9の側突起9bからフランジ部9fの下
面までの距離h2より大きくなっており、フランジ部9
fと突起98が干渉し、側突起9bがトナー補充口92
内に挿入されないことによって、色違いのトナーカート
リッジ8が誤挿入されてもその開閉口8bが開口できな
いようになっている。また、開閉蓋9にトナー色に固有
な特定の切欠き9aを選択的に形成できるようにして開
閉蓋9を共用化し、部品コストを低減させるため、開閉
蓋9を樹脂材料から成形する際に予め切欠き9aの形状
に対応する複数の溝部9dを設けておき、開閉蓋9の一
部をこの溝部9dから折曲除去して切欠き9aを簡単に
形成するようになっている。また、内蓋93に形成され
た切欠き溝97の溝幅W1は、開閉蓋9に形成された切
欠き9aの幅W2より狭くなっており、トナーカートリ
ッジ8は切欠き溝97基準で位置決めされる。
【0024】補充口部の他の態様としては、図16に示
すように、トナーカートリッジ8をトナー補充口92に
装着し開口方向に回転させたときに、開閉蓋9の側突起
9bが切欠き溝97から外れるように切欠き溝97の少
なくとも一方の側壁を短いものにすれば、開閉蓋9を突
起98に係合させて開閉口8bを開口し、トナー補充中
に誤って取り外されないようにできる。すなわち、突起
98および切欠き溝97がトナーカートリッジ8の開閉
蓋9に形成された切欠き9aおよび側突起9bと符号し
たとき、この符号状態でトナーカートリッジ8をトナー
補充口92に押し込んで回転させ、8bを開口させてト
ナー補充するとともに、このトナー補充状態のトナーカ
ートリッジ8を供給ユニット61と係脱不可能にして誤
った離脱を防止することができる。また、凸部と凹部の
組み合わせを3つ以上にすることができるのは勿論であ
る。
【0025】次に、作用を説明する。上述したように、
スキャナ部11よりデジタル信号として出力される画像
信号が画像処理部12によって電気的に処理され、画像
処理部12からの各色の画像記録情報に基づいてプリン
タ部13が転写紙P上に画像を形成する。この状態にお
いて、供給ユニット61から現像ユニット26へのトナ
ー供給経路は接続されており、一つの現像ユニット26
のトナー残量が不足すると、トナー残量センサ52の検
知情報に基づいて駆動手段86が駆動され、対応する供
給ユニット61から現像ユニット26のトナータンク部
47内にトナーが供給される。したがって、供給ユニッ
ト61のトナーホッパ81内に所定量のトナーが収容さ
れている間、現像ユニット26に適宜トナーが補給され
る。
【0026】一方、供給ユニット61内のトナーが不足
すると、トナーホッパ81の内部下方に設置されたトナ
ーセンサ(図示していない)によってこれが検知され、
操作表示パネル4にトナー補充が必要である旨の表示が
される。この場合、カラー複写機1のユーザは、本体フ
レーム60の前部に設けられた図示しないフロントパネ
ル又はドアを開放し、移動フレーム62又は供給ユニッ
ト61を軽く押してラッチ72のロックを解除し、移動
フレーム62の係止状態を解く。このとき、供給ユニッ
ト61の格納操作とともに引き延ばされていた渦巻バネ
71の蓄積エネルギーによって複数の供給ユニット61
BK、61C、61M、61Yが自動的に前方に押し出
され、ダンパ73の作用により安定した緩やかな速度で
手前側に移動して、離脱位置に到達する。また、このと
き、パッキン部材85と外筒84が衝合して供給ユニッ
ト61から現像ユニット26へのトナー供給経路が完全
に切断される。したがって、供給ユニット61やスライ
ド機構63等への衝撃を緩和するとともに、トアーの飛
散を確実に防止することができ、更に装置の品位を高め
て高級感を持たせることができる。
【0027】次いで、図2(b)に示すように、残量不
足の供給ユニット61に補充トナーカートリッジ9を装
着してトナーを補充する。このとき、供給ユニット61
がカラー複写機1の本体フレーム60から十分手前側に
離隔しているので、トナー補充作業の作業スペースが制
限されることはなく、各供給ユニット61上部の補充口
61aが左右方向に並んでいるので、複数の供給ユニッ
ト61に同時にトナー補充作業する場合でも作業し易
い。
【0028】トナー補充作業は、まず、離脱位置におい
て、閉止機構91のカラー外蓋94を上げて内蓋93の
トナー補充口92の上方を開放し、次いで、トナーカー
トリッジ8を補充口92に装着する。このとき、供給ユ
ニット61に対応する正しいトナーカートリッジ8が装
着されれば、内蓋93に形成された突起98および切欠
き溝97と、開閉蓋9に形成された切欠き9aおよび側
突起9bとの挟角θが一致するため、これらの凹凸形状
が所定回転位置で符号し、開閉蓋9が補充口92の可撓
性シート95を撓ませる深さまで挿入可能となる。そし
て、この所定量だけ挿入された開閉蓋9によって可撓性
シート95が撓められ、補充口92が開口する。次い
で、トナーカートリッジ8を所定方向に回転させると、
開閉蓋9は切欠き9aと側突起9bを内蓋93に係合し
ているので所定のがたの範囲でしか回転せず、トナーカ
ートリッジ本体8と開閉蓋9とが相対的に回転する。し
たがって、トナーカートリッジ8の開閉口8bが開き、
トナーが自重によってトナーホッパ81内に補充され
る。
【0029】一方、供給ユニット61に誤ったトナーカ
ートリッジ8又は別仕様のトナーカートリッジ等を装着
しようとした場合、内蓋93の切欠き溝97および突起
98と、トナーカートリッジの凹凸とが符号することは
なく、このトナーカートリッジによって補充口92を開
口させることができない。また、誤って色違いのトナー
カートリッジ8を装着する場合、このトナーカートリッ
ジ8の開閉口8bは開口できない。したがって、形状の
類似したトナーカートリッジを誤って装着しても、トナ
ーが混入したり飛散したりするようなことが防止され
る。
【0030】トナーがトナーホッパ81に補充され、ト
ナーカートリッジ8の重量が所定値まで減量すると、所
定量の撓み状態にある可撓性シート95の可撓片部95
aがほぼ空状態になったトナーカートリッジ8を一定高
さだけ押し上げるとともにトナー補充口92の開口面積
を減少させ、したがって、トナー補充がほぼ完了したこ
とが簡単に検知できる。このとき、開閉蓋9の切欠き9
aおよび側突起9bは内蓋93の突起98および切欠き
溝97に係合したままであり、この状態でトナーカート
リッジ8を上記と逆に回転させると、開閉口8bが閉口
する。次いで、トナーカートリッジ8を側突起9bから
離脱させる。このとき、トナーカートリッジ8の移動に
伴い、可撓性シート95が弾性復帰しながら補充口92
を閉口する。したがって、トナーカートリッジ8の着脱
だけでトナー補充口92を開閉でき、ユーザによるトナ
ー補充作業の作業効率が格段に向上するとともに、この
着脱時のトナー飛散を確実に防止することができる。
【0031】トナー補充が終了すると、カラー外蓋94
を倒してトナー補充口92の上方を覆った後、供給ユニ
ット61又は移動フレーム62を押して供給ユニット6
1および移動フレーム62を複写機本体3に接近する係
合位置に移動させ、ラッチ72によって本体フレーム3
aに係止させる。このとき、渦巻バネ71によって供給
ユニット61の係合位置への移動操作に適度な操作抵抗
(反力)を加えつつ前記開放時のエネルギーを蓄積し、
ダンパ73によりその速度変化を抑制しているので、操
作フィーリングを高めることができ、更に、供給ユニッ
ト61および現像ユニット26等に振動・衝撃が加わる
のを抑制して供給ユニット61内のトナーの凝固を防止
することができる。
【0032】次いで、本体フレーム60の前部に設けら
れた前記フロントパネル又はドアを閉塞して一連のトナ
ー補充作業を完了する。なお、何れかの供給ユニット6
1又は現像ユニット26等をメンテナンスしたり組み立
てたりする場合にも、上述のような供給ユニット61の
移動や着脱が適宜行われ、作業スペースが確保される。
【0033】このように、本実施例においては、供給ユ
ニット61を現像ユニット26に係脱自在に係合させ、
供給ユニット61から現像ユニット26へのトナー供給
経路を接続および切断可能にしている。したがって、前
記トナー供給経路を切断する際、供給ユニット61を現
像ユニット26から完全に切り離して一切の連結関係を
無くし、ユーザによるトナー補充作業や組立作業、メン
テナンス作業の作業スペースを十分に確保することがで
き、これらの作業を容易化することができる。
【0034】また、複数の供給ユニット61を操作表示
パネル部4の直下の係合位置で操作表示パネル部4と平
行に配列して移動フレーム62に一体的に支持し、ラッ
チ72により複写機本体3の本体フレーム3aに係脱自
在に係止するとともに、ラッチ72の係止を解除して操
作表示パネル部4より前方(手前側)の離脱位置まで移
動可能にし、更に、渦巻バネ71のバネ力により係合位
置から離脱位置まで移動させながらその移動速度の変化
をダンパ73によって抑制する。したがって、ラッチ7
2の係止を解除したとき、複数の供給ユニット61を自
動的にスムーズに離脱位置まで移動させることができ、
トナー補充作業等の作業性を格段に向上させることがで
きる。更に、供給ユニット61の格納時にも、渦巻バネ
71およびダンパ73によって適当な操作抵抗を加え、
供給ユニット61が衝撃を受けてトナー凝固するのを防
止することができ、カラー複写機の品位を高めることが
できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記複数
の供給ユニットをそれぞれ現像ユニット前方に位置さ
せ、供給ユニットを前方に同じ距離移動して、現像ユニ
ットから離脱させ、それぞれの供給ユニットからそれぞ
れの現像ユニットへのトナーの供給経路切断可能としト
ナーを供給ユニットに補充するので、画像形成装置内部
に供給ユニットへトナーを補充するためのスペースを必
要とせず、メンテナンス作業や組立作業等の作業スペー
スを十分確保することができ、画像形成装置の小型化が
図られる。また、画像形成装置の現像ユニット前方から
のみの操作が可能で、かつ各々の供給ユニットが操作者
と等距離にあり同一動作でトナーを補充することがで
き、トナー補充作業を容易化することができて、操作性
の向上を図ることができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、供給ユニッ
トが現像ユニットから離脱しているときには該供給ユニ
ットへのトナー補充を可能にし、該供給ユニットが該現
像ユニットと係合しているときには該供給ユニットへの
トナー補充を不可とするので、複数の供給ユニットへの
トナー補充作業を一度に行うことができ、トナー補充作
業を大幅に容易化することができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、複数の供給
ユニットを一体的に支持する支持部材を備え、供給ユニ
ットが現像ユニットから離脱しているときには、該支持
部材からそれぞれ独立に供給ユニットを着脱可能として
いるので、個々の供給ユニットを独立にメンテナンスす
ることができ、そのメンテナンス作業の作業性を向上さ
せることができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、供給ユニッ
トが現像ユニットから離脱する方向に付勢されているの
で、複数の供給ユニットを自動的に離脱するよう移動さ
せることができ、トナー補充作業等をより容易にするこ
とができる。請求項5記載の発明によれば、供給ユニッ
トが現像ユニットから離脱するときの移動速度変化を制
御するので、移動により供給ユニットに衝撃が加わるこ
とを防止することができ、耐久性を向上させるととも
に、画像形成装置の品位を高めることができる。請求項
6記載の発明によれば、前記供給ユニットにトナーを補
充するよう形成された補充口に、該補充口を開閉可能な
可撓性シートを設け、トナーカートリッジが前記供給ユ
ニットの補充口から離脱しているとき、前記可撓性シー
トは該補充口を閉口して閉塞状態に維持し、トナーカー
トリッジが前記供給ユニットの補充口と係合していると
きには、トナーを内在する該トナーカートリッジの重量
により、前記可撓性シートが撓み該補充口を開口し、前
記トナーカートリッジが所定重量以下となると、前記ト
ナーカートリッジが上方に移動して前記可撓性シートは
前記供給ユニットの補充口を閉口するので、トナーカー
トリッジを装着するだけで、可撓性シートによりトナー
補充の完了を容易に検知することができ、トナー補充作
業の作業性を大幅に向上させることができる。
【0039】請求項7記載の発明によれば、前記供給ユ
ニットに、少なくとも2つの凸部又は凹部を有する係合
部を設け、前記トナーカートリッジに、前記供給ユニッ
トの係合部の凸部又は凹部と対応する凹部又は凸部を有
し、前記供給ユニットの係合部と係合または離脱する供
給部を設け、前記トナーカートリッジの供給部が前記供
給ユニットの係合部と係合したときに前記可撓性シート
が撓み前記補充口を開口するので、トナーカートリッジ
の誤装着やトナーの混入を確実に防止するとともに、ト
ナーカートリッジの装着作業だけでトナー補充口の開閉
操作を行うことができ、その作業を容易にすることがで
きる。
【0040】請求項8記載の発明によれば、前記トナー
カートリッジの供給部が前記供給ユニットの係合部と係
合したときに前記トナーカートリッジを回転することが
でき、前記トナーカートリッジを回転することによりト
ナー補充が開始されるとともに、前記供給ユニットから
の前記トナーカートリッジの離脱を不可とするので、ト
ナー補充状態のトナーカートリッジを誤って取り外した
りすることを防止することができ、誤操作によるトナー
の混入やトナーの飛散を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示すカ
ラー複写機の概略構成図である。
【図2】そのトナー供給装置を引き出した状態を示す概
略構成図である。
【図3】その複写機本体の全体構成図である。
【図4】その画像形成装置の現像ユニットの断面図であ
る。
【図5】その移動手段の構成を示す要部側面図である。
【図6】その画像形成装置の渦巻バネ周辺の斜視図であ
る。
【図7】そのダンパ周辺の斜視図である。
【図8】その移動フレームへの供給ユニットの取付け状
態を示す斜視図である。
【図9】その現像ユニットと供給ユニットの離脱状態の
説明図である。
【図10】その供給ユニットの現像ユニットへの係合動
作の説明図である。
【図11】その可撓性シートを示す供給ユニットの概略
側面断面図である。
【図12】その可撓性シートの作用説明図である。
【図13】そのトナー補充口を有する内蓋を示す図であ
り、(a)はその平面図、(b)は(a)のB1−B1
面図である。
【図14】そのトナーカートリッジの開閉蓋を示す図で
あり、(a)はその下面図、(b)は(a)のB2−B2
断面図である。
【図15】そのトナー補充口へのトナーカートリッジの
取り付け状態を示す図であり、(a)はその正面断面
図、(b)は(a)のB3−B3断面図である。
【図16】トナー補充口周辺の凸部および凹部と、開閉
蓋の凹部および凸部との他の態様を示す図である。
【符号の説明】
3 複写機本体(画像形成装置) 3a 本体フレーム 4 操作表示パネル部(操作部) 6 トナー供給装置 8 トナーカートリッジ 9 開閉蓋(供給部) 9a 切欠き(凹部) 9b 側突起(凸部) 26BK、26C、26M、26Y 現像ユニット 61BK、61C、61M、61Y 供給ユニット 62 移動フレーム(支持部材) 63 スライド機構 71 渦巻バネ 72 ラッチ 73 ダンパ 74 ピニオン 75 ラック 77 移動手段 91 閉止機構 92 トナー補充口 93 内蓋(係合部) 95 可撓性シート 95a 可撓片部 97 切欠き溝(凹部) 98 突起(凸部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の現像ユニットに該現像ユニット外部
    の複数の供給ユニットからトナーを供給する画像形成装
    置において、 前記複数の供給ユニットをそれぞれ現像ユニット前方に
    位置させ、供給ユニットを前方に同じ距離移動して、現
    像ユニットから離脱させ、それぞれの供給ユニットから
    それぞれの現像ユニットへのトナーの供給経路切断可能
    としトナーを供給ユニットに補充することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 供給ユニットが現像ユニットから離脱しているときには
    該供給ユニットへのトナー補充を可能にし、該供給ユニ
    ットが該現像ユニットと係合しているときには該供給ユ
    ニットへのトナー補充を不可とすることを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、 複数の供給ユニットを一体的に支持する支持部材を備
    え、供給ユニットが現像ユニットから離脱しているとき
    には、該支持部材からそれぞれ独立に供給ユニットを着
    脱可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、 供給ユニットが現像ユニットから離脱する方向に付勢さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、 供給ユニットが現像ユニットから離脱するときの移動速
    度変化を制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】複数の現像ユニットに該現像ユニット外部
    の複数の供給ユニットからトナーを供給し、該供給ユニ
    ットにトナーカートリッジを係合してトナーを補充する
    画像形成装置において、 前記供給ユニットにトナーを補充するよう形成された補
    充口に、該補充口を開閉可能な可撓性シートを設け、ト
    ナーカートリッジが前記供給ユニットの補充口から離脱
    しているとき、前記可撓性シートは該補充口を閉口して
    閉塞状態に維持し、トナーカートリッジが前記供給ユニ
    ットの補充口と係合しているときには、トナーを内在す
    る該トナーカートリッジの重量により、前記可撓性シー
    トが撓み該補充口を開口し、前記トナーカートリッジが
    所定重量以下となると、前記トナーカートリッジが上方
    に移動して前記可撓性シートは前記供給ユニットの補充
    口を閉口することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置において、 前記供給ユニットに、少なくとも2つの凸部又は凹部を
    有する係合部を設け、前記トナーカートリッジに、前記
    供給ユニットの係合部の凸部又は凹部と対応する凹部又
    は凸部を有し、前記供給ユニットの係合部と係合または
    離脱する供給部を設け、前記トナーカートリッジの供給
    部が前記供給ユニットの係合部と係合したときに前記可
    撓性シートが撓み前記補充口を開口することを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、 前記トナーカートリッジの供給部が前記供給ユニットの
    係合部と係合したときに前記トナーカートリッジを回転
    することができ、前記トナーカートリッジを回転するこ
    とによりトナー補充が開始されるとともに、前記供給ユ
    ニットからの前記トナーカートリッジの離脱を不可とす
    ることを特徴とする画像形成装置。
JP9091819A 1997-04-10 1997-04-10 画像形成装置 Pending JPH1069159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9091819A JPH1069159A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9091819A JPH1069159A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1069159A true JPH1069159A (ja) 1998-03-10

Family

ID=14037247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9091819A Pending JPH1069159A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1069159A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030285A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2008026828A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2010533076A (ja) * 2007-06-29 2010-10-21 ムーア ウォリス ノース アメリカ、 インコーポレーテッド 印刷直後の印刷媒体を乾燥するシステム及び方法
US8139978B2 (en) 2006-07-25 2012-03-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
JP2013029756A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013140401A (ja) * 2013-04-16 2013-07-18 Kyocera Document Solutions Inc トナー補給容器及びそれを備えた画像形成装置
JP2016157139A (ja) * 2016-04-27 2016-09-01 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2017151390A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナーコンテナ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030285A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
US8989624B2 (en) 2006-07-25 2015-03-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
US8139978B2 (en) 2006-07-25 2012-03-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
US8326177B2 (en) 2006-07-25 2012-12-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
US8571441B2 (en) 2006-07-25 2013-10-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
US8805236B2 (en) 2006-07-25 2014-08-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
JP2008026828A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US9411269B2 (en) 2006-07-25 2016-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and developing agent cartridge
JP2010533076A (ja) * 2007-06-29 2010-10-21 ムーア ウォリス ノース アメリカ、 インコーポレーテッド 印刷直後の印刷媒体を乾燥するシステム及び方法
JP2013029756A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013140401A (ja) * 2013-04-16 2013-07-18 Kyocera Document Solutions Inc トナー補給容器及びそれを備えた画像形成装置
JP2017151390A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナーコンテナ
JP2016157139A (ja) * 2016-04-27 2016-09-01 シャープ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5150162A (en) Toner supply device for an image forming apparatus
US7657206B2 (en) Image forming apparatus and developing agent cartridge
US8918013B2 (en) Image forming apparatus
US7106995B2 (en) Developer cartridge container, developer cartridge, image forming unit, recycling method of developer cartridge container, and recycling method of developer cartridge
US10345734B2 (en) Image forming apparatus including process unit including developer carrying member, thickness regulating member and developer moving member
JPH1069159A (ja) 画像形成装置
JP2020003530A (ja) プロセスカートリッジおよびそれを備える画像形成装置
JP4521301B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4881674B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
CN113366391A (zh) 具有自动再填充结构的调色剂再填充盒
JP6569581B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
KR101034563B1 (ko) 현상제 반송 부재, 현상제 수용기, 화상 형성 장치 및현상제 반송 부재 조립 방법
US11366421B2 (en) Toner container configured to be attachable to and detachable from a toner supplying portion and a waste toner collecting portion in an image forming apparatus
JPS63301071A (ja) 現像装置
CN103576505A (zh) 显影剂储存容器及其制造方法
CN107272362B (zh) 调色剂容器及图像形成装置
CN115220320A (zh) 显影剂收容容器和图像形成装置
JPH10171229A (ja) 現像装置
JPH0915960A (ja) 電子写真装置のプロセスカートリッジ
JPH04142565A (ja) 画像形成装置の現像剤供給方法
JPH04367869A (ja) 画像形成装置
JPH063873A (ja) 画像記録装置
JPH02308190A (ja) カラー画像形成装置