JPH1068393A - バキュームポンプ - Google Patents
バキュームポンプInfo
- Publication number
- JPH1068393A JPH1068393A JP8245645A JP24564596A JPH1068393A JP H1068393 A JPH1068393 A JP H1068393A JP 8245645 A JP8245645 A JP 8245645A JP 24564596 A JP24564596 A JP 24564596A JP H1068393 A JPH1068393 A JP H1068393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- casing
- vacuum pump
- outer periphery
- concave portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/344—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
- F04C18/3441—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surface substantially parallel to the axis of rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C25/00—Adaptations of pumps for special use of pumps for elastic fluids
- F04C25/02—Adaptations of pumps for special use of pumps for elastic fluids for producing high vacuum
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
- F04C27/006—Elements specially adapted for sealing of the lateral faces of intermeshing-engagement type pumps, e.g. gear pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2240/00—Components
- F04C2240/20—Rotors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2240/00—Components
- F04C2240/50—Bearings
- F04C2240/54—Hydrostatic or hydrodynamic bearing assemblies specially adapted for rotary positive displacement pumps or compressors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータのクリアランスを大きくしても十分な
油膜を形成し、ロータとケーシングとの潤滑性及びシー
ル性を向上させる。 【解決手段】 ジャーナル軸受５６、ボールベアリング
５８に支承されるギアシャフト５２、ケーシング１０内
に収納されるロータ３０、ベーン６０などを備えたバキ
ュームポンプにおいて、ロータ３０の側面３０ｂにオイ
ル溜めとなる凹部４２を設ける。ロータ側面３０ｂとケ
ーシング１０とのクリアランスは凹部４２に一時的に溜
められた潤滑油によって十分な油膜が形成される。油膜
によってロータ３０とケーシング１０が潤滑し、また流
体洩れが防止できる。
油膜を形成し、ロータとケーシングとの潤滑性及びシー
ル性を向上させる。 【解決手段】 ジャーナル軸受５６、ボールベアリング
５８に支承されるギアシャフト５２、ケーシング１０内
に収納されるロータ３０、ベーン６０などを備えたバキ
ュームポンプにおいて、ロータ３０の側面３０ｂにオイ
ル溜めとなる凹部４２を設ける。ロータ側面３０ｂとケ
ーシング１０とのクリアランスは凹部４２に一時的に溜
められた潤滑油によって十分な油膜が形成される。油膜
によってロータ３０とケーシング１０が潤滑し、また流
体洩れが防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディーゼル
車の負圧発生装置として用いられるバキュームポンプに
関する。
車の負圧発生装置として用いられるバキュームポンプに
関する。
【０００２】
【従来の技術】バキュームポンプは、例えばロータがケ
ーシング内で回転することにより吸入口側に負圧が発生
するように構成されている。このようなバキュームポン
プにおいて、従来、潤滑油が給油口から供給され、ロー
タ内側からロータ側面、ケーシング内部全体へと圧送さ
れ、吐出口から排出されるものが知られている。
ーシング内で回転することにより吸入口側に負圧が発生
するように構成されている。このようなバキュームポン
プにおいて、従来、潤滑油が給油口から供給され、ロー
タ内側からロータ側面、ケーシング内部全体へと圧送さ
れ、吐出口から排出されるものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ロータはケーシング内
で潤滑に摺動できるように、ある程度のクリアランスが
ケーシングとの間に設けられている。このクリアランス
が大きいと流体洩れを起こしポンプの性能が下がるた
め、クリアランスは極力小さく形成される。一方ケーシ
ング内には潤滑油が供給され、ロータに油膜が形成され
ることによりクリアランスからの流体洩れを防いでい
る。このクリアランスが大きいと、十分な油膜が形成さ
れず、このためポンプ内部から流体が洩れ、圧送の効率
が低下し、また摺動による摩耗劣化が発生する。
で潤滑に摺動できるように、ある程度のクリアランスが
ケーシングとの間に設けられている。このクリアランス
が大きいと流体洩れを起こしポンプの性能が下がるた
め、クリアランスは極力小さく形成される。一方ケーシ
ング内には潤滑油が供給され、ロータに油膜が形成され
ることによりクリアランスからの流体洩れを防いでい
る。このクリアランスが大きいと、十分な油膜が形成さ
れず、このためポンプ内部から流体が洩れ、圧送の効率
が低下し、また摺動による摩耗劣化が発生する。
【０００４】しかしクリアランスを小さくするにはロー
タの加工精度が要求され、複雑な工程を必要とする。
タの加工精度が要求され、複雑な工程を必要とする。
【０００５】本発明はこの様な問題を解決するものであ
り、ロータのクリアランスが大きくても十分な油膜が形
成できる、シール性の高いバキュームポンプを得ること
を目的としている。
り、ロータのクリアランスが大きくても十分な油膜が形
成できる、シール性の高いバキュームポンプを得ること
を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によるバキューム
ポンプは、ロータがケーシング内で回転することにより
吸入口側に負圧を発生させると共に、外部からケーシン
グに設けられた給油口を介してケーシング内に供給され
る潤滑油によってロータとケーシングとの摺動面を潤滑
させるバキュームポンプにおいて、ケーシングまたはロ
ータの少なくとも一方の摺動面に、潤滑油を保持可能な
凹部が設けられることを特徴とする。
ポンプは、ロータがケーシング内で回転することにより
吸入口側に負圧を発生させると共に、外部からケーシン
グに設けられた給油口を介してケーシング内に供給され
る潤滑油によってロータとケーシングとの摺動面を潤滑
させるバキュームポンプにおいて、ケーシングまたはロ
ータの少なくとも一方の摺動面に、潤滑油を保持可能な
凹部が設けられることを特徴とする。
【０００７】バキュームポンプにおいて、好ましくは、
ロータが円筒形であって、中央の円柱穴の周囲に複数の
扇形断面の穴と、隣り合う扇形穴の間に円柱穴から放射
状に延びた溝部とがロータの全幅にわたって設けられ、
ロータの２つの平行な側面に凹部が設けられる。
ロータが円筒形であって、中央の円柱穴の周囲に複数の
扇形断面の穴と、隣り合う扇形穴の間に円柱穴から放射
状に延びた溝部とがロータの全幅にわたって設けられ、
ロータの２つの平行な側面に凹部が設けられる。
【０００８】バキュームポンプにおいて、好ましくは、
凹部がロータ側面の外周と、扇形穴の外周と、隣り合う
２つの溝部の外周との間に設けられる。さらに好ましく
は、凹部が円弧状であり、この凹部の湾曲部がロータ側
面の外周に平行であり、湾曲部の両端部が溝部の近傍に
設けられロータ側面の中央に向かって突出している。
凹部がロータ側面の外周と、扇形穴の外周と、隣り合う
２つの溝部の外周との間に設けられる。さらに好ましく
は、凹部が円弧状であり、この凹部の湾曲部がロータ側
面の外周に平行であり、湾曲部の両端部が溝部の近傍に
設けられロータ側面の中央に向かって突出している。
【０００９】バキュームポンプにおいて、好ましくは、
凹部がケーシング摺動面に設けられる。
凹部がケーシング摺動面に設けられる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるバキュームポ
ンプの実施形態について添付図面を参照して説明する。
ンプの実施形態について添付図面を参照して説明する。
【００１１】図１及び図２を参照して本発明の実施形態
であるバキュームポンプの構成を説明する。バキューム
ポンプはケーシング１０を備えている。ケーシング１０
はカップ状のシリンダ１２とこのシリンダの開口部を閉
鎖する閉鎖部１４から構成される。シリンダの開口部に
はフランジ１６が設けられ、閉鎖部に設けられたフラン
ジ１８とビス２０によって固定される。
であるバキュームポンプの構成を説明する。バキューム
ポンプはケーシング１０を備えている。ケーシング１０
はカップ状のシリンダ１２とこのシリンダの開口部を閉
鎖する閉鎖部１４から構成される。シリンダの開口部に
はフランジ１６が設けられ、閉鎖部に設けられたフラン
ジ１８とビス２０によって固定される。
【００１２】ケーシング１０の内部は円柱穴２２を備
え、この円柱穴２２の軸に対して偏心した位置に、略円
筒形のロータ３０が回転自在に支持される。ロータ３０
の中心穴３２はギアシャフト５２がスプライン嵌合さ
れ、ギアシャフト５２により回転が与えられる。ギアシ
ャフト５２はギア５４と一体的に形成され、一方をシリ
ンダ１２の内部に形成されたジャーナル軸受５６に、他
方を閉鎖部１４に設けられたボールベアリング５８に回
転自在に支持される。
え、この円柱穴２２の軸に対して偏心した位置に、略円
筒形のロータ３０が回転自在に支持される。ロータ３０
の中心穴３２はギアシャフト５２がスプライン嵌合さ
れ、ギアシャフト５２により回転が与えられる。ギアシ
ャフト５２はギア５４と一体的に形成され、一方をシリ
ンダ１２の内部に形成されたジャーナル軸受５６に、他
方を閉鎖部１４に設けられたボールベアリング５８に回
転自在に支持される。
【００１３】ロータ３０の溝部３４、３６、３８にはそ
れぞれ板状のベーン６０が挿入され、ロータ３０の径方
向に対して摺動可能である。ロータ３０のロータ外周面
３０ａ、ベーン６０、シリンダ１２、閉鎖部１４により
ポンプ室６２が形成される。シリンダ１２には空気を吸
引するための吸入口６４と、潤滑油の給油口６６、及び
空気と潤滑油を吐出するための吐出口６８が設けられ、
それぞれポンプ室６２に通じている。給油口６６はジャ
ーナル軸受５６側に設けられた油穴７０と、ポンプ室６
２側に設けられた油穴７２とに通じている。
れぞれ板状のベーン６０が挿入され、ロータ３０の径方
向に対して摺動可能である。ロータ３０のロータ外周面
３０ａ、ベーン６０、シリンダ１２、閉鎖部１４により
ポンプ室６２が形成される。シリンダ１２には空気を吸
引するための吸入口６４と、潤滑油の給油口６６、及び
空気と潤滑油を吐出するための吐出口６８が設けられ、
それぞれポンプ室６２に通じている。給油口６６はジャ
ーナル軸受５６側に設けられた油穴７０と、ポンプ室６
２側に設けられた油穴７２とに通じている。
【００１４】図３にはロータ３０が示される。ロータ３
０は略円筒形を有している。ロータ３０の曲面部分を外
周面３０ａ、２つの平行な円形の平面をロータ側面３０
ｂとする。ロータ３０にはロータの軸方向、即ち長手方
向に中心穴３２が設けられ、この中心穴から放射状に延
びる溝３４、３６、３８が設けられている。即ち溝３
４、３６、３８は、ロータ３０の全長にわたって延び、
ロータ外周面３０ａにおいて開口している。ロータ側面
３０ｂは、中心穴３２と同心の円周上に位置する円弧状
壁面３０ｄによって、中央部側のロータ側面３０ｃと外
縁側のロータ側面３０ｅとに分割され、ロータ側面３０
ｃはロータ側面３０ｅよりも凹陥している。
０は略円筒形を有している。ロータ３０の曲面部分を外
周面３０ａ、２つの平行な円形の平面をロータ側面３０
ｂとする。ロータ３０にはロータの軸方向、即ち長手方
向に中心穴３２が設けられ、この中心穴から放射状に延
びる溝３４、３６、３８が設けられている。即ち溝３
４、３６、３８は、ロータ３０の全長にわたって延び、
ロータ外周面３０ａにおいて開口している。ロータ側面
３０ｂは、中心穴３２と同心の円周上に位置する円弧状
壁面３０ｄによって、中央部側のロータ側面３０ｃと外
縁側のロータ側面３０ｅとに分割され、ロータ側面３０
ｃはロータ側面３０ｅよりも凹陥している。
【００１５】ロータ外周面３０ａと中心穴３２と２つの
溝３４、３６に囲まれた部分には長手方向に延びる扇形
断面の穴４０が設けられる。溝３６、３８との間、溝３
４、３８との間にも同様の扇形断面の穴４０が設けられ
る。ロータ側面３０ｅには、扇形穴４０と外周面３０ａ
及び２つの溝３４、３６に囲まれた部分に円弧状の凹部
４２が設けられる。
溝３４、３６に囲まれた部分には長手方向に延びる扇形
断面の穴４０が設けられる。溝３６、３８との間、溝３
４、３８との間にも同様の扇形断面の穴４０が設けられ
る。ロータ側面３０ｅには、扇形穴４０と外周面３０ａ
及び２つの溝３４、３６に囲まれた部分に円弧状の凹部
４２が設けられる。
【００１６】凹部４２において、湾曲部４４はロータ外
周の円弧状縁部５０及び扇形穴の外周に平行である。凹
部４２の端部４６は溝３４、３６、３８に沿って中心穴
３２側に突出している。
周の円弧状縁部５０及び扇形穴の外周に平行である。凹
部４２の端部４６は溝３４、３６、３８に沿って中心穴
３２側に突出している。
【００１７】次にバキュームポンプの作用について説明
する。ギア５４が回転するとギアシャフト５２を介して
ロータ３０にＡ方向の回転が与えられる。ロータ３０の
回転による遠心力によってベーン６０が飛び出し、シリ
ンダ１２の内周面に常に摺接する。ポンプ室６２はロー
タ３０の回転により吸入口６４から空気を吸い込み、吐
出口５８に排出することにより吸入口６４側に負圧を発
生させる。
する。ギア５４が回転するとギアシャフト５２を介して
ロータ３０にＡ方向の回転が与えられる。ロータ３０の
回転による遠心力によってベーン６０が飛び出し、シリ
ンダ１２の内周面に常に摺接する。ポンプ室６２はロー
タ３０の回転により吸入口６４から空気を吸い込み、吐
出口５８に排出することにより吸入口６４側に負圧を発
生させる。
【００１８】潤滑油は外部から給油口６６に供給され
る。給油口６６から一方は油穴７０を介してジャーナル
軸受５６に、他方は油穴７２を介してロータ３０の溝部
３４、３６、３８に圧送される。ベーン６０がロータ３
０の回転に伴い円柱穴２２に摺接すると、潤滑油はベー
ン６０、ロータ３０などの周囲に拡散し油膜を形成す
る。ロータ側面３０ｂにおいて潤滑油は一時的に凹部４
２に溜められた後ロータ側面３０ｂのクリアランスに油
膜を形成する。この油膜により潤滑を行うとともにクリ
アランスをシールし、ロータ側面３０ｂからの空気洩れ
を防止している。その後空気とともに吐出口６８から排
出される。また潤滑油はロータ３０の内部からボールベ
アリング５８の隙間を通じてギア５４側へも排出され
る。
る。給油口６６から一方は油穴７０を介してジャーナル
軸受５６に、他方は油穴７２を介してロータ３０の溝部
３４、３６、３８に圧送される。ベーン６０がロータ３
０の回転に伴い円柱穴２２に摺接すると、潤滑油はベー
ン６０、ロータ３０などの周囲に拡散し油膜を形成す
る。ロータ側面３０ｂにおいて潤滑油は一時的に凹部４
２に溜められた後ロータ側面３０ｂのクリアランスに油
膜を形成する。この油膜により潤滑を行うとともにクリ
アランスをシールし、ロータ側面３０ｂからの空気洩れ
を防止している。その後空気とともに吐出口６８から排
出される。また潤滑油はロータ３０の内部からボールベ
アリング５８の隙間を通じてギア５４側へも排出され
る。
【００１９】以上のようにロータ側面にオイル溜りとな
る凹部が設けられるため、ロータ側面の油膜を十分に形
成させることができる。したがってロータ側面のシール
性及び耐久性が向上する。またロータ側面のクリアラン
スを大きくすることができるため、加工の簡素化ができ
る。
る凹部が設けられるため、ロータ側面の油膜を十分に形
成させることができる。したがってロータ側面のシール
性及び耐久性が向上する。またロータ側面のクリアラン
スを大きくすることができるため、加工の簡素化ができ
る。
【００２０】なお実施形態ではロータ側面に凹部を設け
たが、ケーシングのロータ側面との摺動面に設けてもよ
い。
たが、ケーシングのロータ側面との摺動面に設けてもよ
い。
【００２１】
【発明の効果】本発明によると、ロータのクリアランス
を大きくしても十分な油膜が形成できる、シール性の高
いバキュームポンプが得られる。
を大きくしても十分な油膜が形成できる、シール性の高
いバキュームポンプが得られる。
【図１】本発明による実施形態であるバキュームポンプ
の平面図であって、図２のＩＩ−ＩＩ線における図であ
る。
の平面図であって、図２のＩＩ−ＩＩ線における図であ
る。
【図２】図１に示すバキュームポンプのＩ−Ｉ線におけ
る断面図である。
る断面図である。
【図３】図１に示すバキュームポンプのロータを示す斜
視図である。
視図である。
１０ ケーシング １２ シリンダ ３０ ロータ ４２ 凹部 ５２ ギアシャフト ５６ ジャーナル軸受 ５８ ボールベアリング ６０ ベーン
Claims (5)
- 【請求項１】 ロータがケーシング内で回転することに
より吸入口側に負圧を発生させると共に、外部から前記
ケーシングに設けられた給油口を介して前記ケーシング
内に供給される潤滑油によって前記ロータと前記ケーシ
ングとの摺動面を潤滑させるバキュームポンプにおい
て、 前記ケーシングまたは前記ロータの少なくとも一方の摺
動面に、前記潤滑油を保持可能な凹部が設けられること
を特徴とするバキュームポンプ。 - 【請求項２】 前記ロータが円筒形であって、中央の円
柱穴の周囲に複数の扇形断面の穴と、隣り合う前記扇形
穴の間に前記円柱穴から放射状に延びた溝部とがロータ
の全幅にわたって設けられ、 前記ロータの２つの平行な側面に前記凹部が設けられる
ことを特徴とする請求項１に記載のバキュームポンプ。 - 【請求項３】 前記凹部が前記ロータ側面の外周と、扇
形穴の外周と、隣り合う２つの前記溝部の外周との間に
設けられることを特徴とする請求項２に記載のバキュー
ムポンプ。 - 【請求項４】 前記凹部が円弧状であり、この凹部の湾
曲部が前記ロータ側面の外周に平行であり、前記湾曲部
の両端部が前記溝部の近傍に設けられ前記ロータ側面の
中央に向かって突出していることを特徴とする請求項３
に記載のバキュームポンプ。 - 【請求項５】 前記凹部が前記ケーシング摺動面に設け
られることを特徴とする請求項１に記載のバキュームポ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8245645A JPH1068393A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | バキュームポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8245645A JPH1068393A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | バキュームポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1068393A true JPH1068393A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17136738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8245645A Pending JPH1068393A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | バキュームポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1068393A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2151542A2 (de) | 2008-08-04 | 2010-02-10 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH | Rotationskolbenpumpe mit Taschen für Schmiermittel |
| CN106762637A (zh) * | 2017-03-06 | 2017-05-31 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 压缩机及其主轴 |
| WO2018068806A1 (en) * | 2016-10-10 | 2018-04-19 | Wabco Europe Bvba | Rotary vacuum pump with a rotor end groove |
| CN109072915A (zh) * | 2016-03-24 | 2018-12-21 | 大丰工业株式会社 | 叶轮泵 |
| WO2022220773A1 (en) * | 2021-04-15 | 2022-10-20 | Alp Arge Otomoti̇v Tasarim Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ | A new brake vacuum pump with rotor blades |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8245645A patent/JPH1068393A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2151542A2 (de) | 2008-08-04 | 2010-02-10 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH | Rotationskolbenpumpe mit Taschen für Schmiermittel |
| DE102008036273A1 (de) | 2008-08-04 | 2010-02-11 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH & Co. KG | Rotationskolbenpumpe mit Taschen für Schmiermittel |
| EP2151542A3 (de) * | 2008-08-04 | 2011-12-14 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH | Rotationskolbenpumpe mit Taschen für Schmiermittel |
| DE102008036273B4 (de) * | 2008-08-04 | 2013-09-26 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH & Co. KG | Rotationskolbenpumpe mit Taschen für Schmiermittel |
| CN109072915A (zh) * | 2016-03-24 | 2018-12-21 | 大丰工业株式会社 | 叶轮泵 |
| CN109072915B (zh) * | 2016-03-24 | 2020-07-07 | 大丰工业株式会社 | 叶轮泵 |
| WO2018068806A1 (en) * | 2016-10-10 | 2018-04-19 | Wabco Europe Bvba | Rotary vacuum pump with a rotor end groove |
| CN109563740A (zh) * | 2016-10-10 | 2019-04-02 | 威伯科欧洲有限责任公司 | 具有转子端凹槽的旋转真空泵 |
| CN109563740B (zh) * | 2016-10-10 | 2021-07-27 | 威伯科欧洲有限责任公司 | 具有转子端凹槽的旋转真空泵 |
| US11168691B2 (en) | 2016-10-10 | 2021-11-09 | Zf Cv Systems Europe Bv | Rotary vacuum pump with a rotor end groove |
| CN106762637A (zh) * | 2017-03-06 | 2017-05-31 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 压缩机及其主轴 |
| WO2022220773A1 (en) * | 2021-04-15 | 2022-10-20 | Alp Arge Otomoti̇v Tasarim Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ | A new brake vacuum pump with rotor blades |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20070100795A (ko) | 베인 펌프 | |
| KR20070100794A (ko) | 베인 펌프 | |
| JPH031516B2 (ja) | ||
| JP2004263690A (ja) | ベーン式バキュームポンプ | |
| KR19990072320A (ko) | 베인-타입유체기계 | |
| JPS59108891A (ja) | 回転圧縮機 | |
| JPH1068393A (ja) | バキュームポンプ | |
| JPWO2004036046A1 (ja) | ベーン式真空ポンプ | |
| US6663367B2 (en) | Shaft seal structure of vacuum pumps | |
| JP2006022799A (ja) | 車両用真空ポンプのポンプローター | |
| CN111971461B (zh) | 旋转机械及涡轮增压器 | |
| WO1997037132A1 (fr) | Pompe rotative | |
| JP2007100667A (ja) | 真空ポンプ | |
| KR102063083B1 (ko) | 로터리 압축기 | |
| JPH10103268A (ja) | バキュームポンプ | |
| JP4142863B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
| JPS6347670Y2 (ja) | ||
| JPH021997B2 (ja) | ||
| US5417555A (en) | Rotary vane machine having end seal plates | |
| KR102355633B1 (ko) | 로터리 압축기 | |
| CN110836184B (zh) | 旋转式压缩机 | |
| KR0118462B1 (ko) | 로타리 압축기 | |
| JPH10246190A (ja) | ベーン式バキュームポンプ | |
| KR200360455Y1 (ko) | 진공펌프의하우징 | |
| JP2006200506A (ja) | ベーン式真空ポンプ |